JPH0627379B2 - 線材の撚合装置および撚合方法 - Google Patents

線材の撚合装置および撚合方法

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JPH0627379B2
JPH0627379B2 JP61182870A JP18287086A JPH0627379B2 JP H0627379 B2 JPH0627379 B2 JP H0627379B2 JP 61182870 A JP61182870 A JP 61182870A JP 18287086 A JP18287086 A JP 18287086A JP H0627379 B2 JPH0627379 B2 JP H0627379B2
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twisting
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フェルナン、シャトー
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MISHURAN E CO JENERAARU DE ZETABURISUMAN MISHURAN
Original Assignee
MISHURAN E CO JENERAARU DE ZETABURISUMAN MISHURAN
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    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H1/00Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
    • D01H1/10Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously for imparting multiple twist, e.g. two-for-one twisting
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/22Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
    • D02G3/26Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre with characteristics dependent on the amount or direction of twist
    • D02G3/28Doubled, plied, or cabled threads
    • D02G3/285Doubled, plied, or cabled threads one yarn running over the feeding spool of another yarn
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2207/00Rope or cable making machines
    • D07B2207/40Machine components
    • D07B2207/4004Unwinding devices
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、線材、特にテキスタイル線材を撚り合わせる
方法および装置に関するものである。
用語“線材”は非常に広い意味に取る事ができる。線材
は、例えば単数または複数のフィラメントによって構成
された“素線”とする事ができる。素線が1本にフィラ
メントのみから成る時、これを“モノフィラメント”と
呼び、素線が複数のフィラメントから成る時、これを
“マルチフィラメント”と呼ぶ。
また線材そのものが素線の組立体である場合がある。こ
のような組立体が1回の撚り操作によって結合された複
数の素線によって構成されている時、この組立体を“二
番撚り”と呼ぶ。また前記の組立体が少なくとも1本の
二番撚りを含む複数の線材を単数または複数の撚り操作
によって結合したものである時、これを“コード”と呼
ぶ。
本発明は特に、少なくとも2本の線材のそれぞれにまず
別個に同一方向の撚りを与え、つぎにこれらの線材を逆
方向に撚り合わせて撚り合わせ体を得る装置に関するも
のである。
〔従来技術と問題点〕 この型の公知の装置は一般に回転型ディスクを使用し、
下記のような欠点を有する。
−線材の撚り数が多い事、 −装置の慣性が大である事。
このような欠点は、所望の程度より低い機械特性の撚り
合わせ体を生じる。
〔発明の目的および効果〕
本発明の目的はこのような欠点を修正するにある。
〔発明の概要〕
従って本発明は、少なくとも2本の線材を撚り合わせる
装置において、 a)“第1グループ”および“第2グループ”と呼ばれ
る2種のボビングループを含み、第1グループは“第1
ボビン”と呼ばれる単数または複数のボビンから成り、
各ボビン上に“第1線材”と呼ばれる単数または複数の
線材が巻き取られ、また第2グループは“第2ボビン”
と呼ばれる単数または複数のボビンから成り、各ボビン
上に“第2線材”と呼ばれる単数または複数の線材が巻
き取られ、 b)隔壁と、この隔壁を軸線回りに回転駆動する手段を
含み、 c)前記隔壁の回転中に単数または複数のボビンを固定
するための、または隔壁の回転とは独立に前記単数また
は複数のボビンを回転させるための手段を含み、 d)第1線材または第1線材組立体を隔壁の回転方向に
撚る手段を含み、これらの手段の少なくとも一部は、 −“上流案内部材”と呼ばれる案内部材と、 −“下流案内部材”と呼ばれる案内部材と、 −隔壁とによって構成され、 これらの手段は、単数または複数の第1線材を前記の案
内部材の間において隔壁の内側面と接触させ、単数また
は複数の第2ボビンと接触する事なくこれを包囲しなが
ら、軸線回りに隔壁と共に一体的に回転させるように構
成され、 e)第2線材または第2線材組立体を隔壁の回転方向に
撚る手段を含み、これらの手段の少なくとも一部は、
“上流案内部材”と呼ばれる案内部材と“下流案内部
材”と呼ばれる案内部材とによって構成され、 f)回転軸線に沿って上流案内部材から下流案内部材に
進む移動方向は、単数または複数の第1線材の案内部材
と単数または複数の第2線材の案内部材について同一で
あり、 g)下流案内部材を隔壁の回転軸線回りに、隔壁と同一
方向および同一速度で回転駆動する手段を含み、 h)単数または複数の第1線材と第2線材が下流案内部
材を通過したのちに、これらの線材を隔壁の回転と逆方
向に撚る事により撚り合わせる手段を含む少なくとも2
本の線材を撚り合わせる装置に関するものである。
また本発明は、少なくとも2本の線材を撚り合わせる方
法において、 a)“第1グループ”および“第2グループ”と呼ばれ
る2種のボビングループを使用し、第1グループは“第
1ボビン”と呼ばれる単数または複数のボビンから成
り、各ボビン上に“第1線材”と呼ばれる単数または複
数の線材が巻き取られ、また第2グループは“第2ボビ
ン”と呼ばれる単数または複数のボビンから成り、各ボ
ビン上に“第2線材”と呼ばれる単数または複数の線材
が巻き取られる段階と、 b)軸線回りに回転駆動させる事のできる隔壁を使用す
る段階と、 c)隔壁の回転中に単数または複数の第2ボビンを固定
し、またはこの第2ボビンに隔壁とは独立の回転運動を
与える段階と、 d)単数または複数の第1線材またはその組立体が隔壁
の内側面と接触して、単数または複数の第2ボビンと接
触する事なくこれを包囲しながら、軸線回りに隔壁と共
に回転する事により、これらの線材を隔壁の回転方向に
撚る段階と、 e)単数または複数の第2線材またはその組立体を隔壁
の回転方向に撚る段階と、 f)これらの撚りに際しての回転軸線に沿った移動方向
は、単数または複数の第1線材と第2線材について同様
とする段階と、 g)単数または複数の第1線材と単数または複数の第2
線材とを隔壁の回転と逆方向に撚り合わせる段階とを含
む方法に関するものである。
また本発明は前記の装置および方法によって得られた線
材撚り合わせ体に関するものである。
下記の実施例は本発明を説明するためのものであって、
本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面につき説明する。
第1図には、本発明による装置100を示す。この装置
100は2個のボビン1,2を含む。ボビン1上には、
線材10が巻きとられ、ボビン2上には、線材20が巻
きとられている。これらの線材10,20は例えば撚ら
れていないマルチフィラメントによって構成される。装
置100は、ドラム3と、このドラムを例えば垂直軸線
XX′回りに回転駆動するモータ4とを含み、第1図は
この軸線に沿ってとられた断面図である。ドラム3は両
端、すなわち上端5と下端6を有する。
この装置100において、本発明の装置および方法に関
する前記の定義と対応関係は下記のとうりである。“第
1ボビン”:ボビン1、“第1線材”:線材10、“第
2ボビン”:ボビン2、“第2線材”:線材20、“隔
壁”:ドラム3。
ボビン1はドラム3の外部に配置され、ボビン2はドラ
ム3の内部に配置されている。
ボビン2は、フタ8を備えたケーシング7の中に配置さ
れ、このケーシング7そのものはドラム3の内側面9と
接触する事なくドラム内部に配置されている。すなわち
ボビン2はこの内側面9と接触しない。ボビン2はケー
シンク7の底部11上に配置される。このボビン2はマ
ンドレル12を含み、このマンドレルの周囲に線材20
が巻きとられ、またこのマンドレル12の内部には中空
円筒体13が存在し、この中空円筒体は線材20の制御
系14の一部を成している。この制御系についてはさら
に詳細に後述する。
ドラム3はその下端6においてプレート15に連結さ
れ、ドラム3とプレート15の組立体はプレート15を
底部とする鐘状のハウジング16を成し、ケーシング7
とボビン2および制御系14がこの鐘状ハウジング16
の内部に配置されている。このハウジング16は軸線X
X′回りに回転する。装置100は、ドラム3の回転中
にボビン2を固定するための手段、またはドラム3の回
転と独立にボビン2を回転させる手段を含む。これらの
手段は下記のものである。ケーシング7の底部11が軸
線XX′の円筒形軸受17に連結し、この軸受は玉軸受
型のものである。この軸受17は、プレート15に連結
した円筒形部材18廻りに回転する事ができる。この部
材18は中空軸19に連結し、この中空軸19そのもの
はモータ4の駆動用円筒体21に連結している。ケーシ
ング7上に磁石22が固着されている。この磁石22に
対向して他の磁石23が配置され、ドラム3はこれら2
個の磁石22,23と接触する事なくこれらの間に配置
されている。ハウジング16、部材18、中空軸19お
よび円筒体21を含む組立体24が軸線XX′回りにモ
ータ4によって一体として駆動され、従って回転組立体
を成す。ケーシング7とそのフタ8と、軸受17と、ボ
ビン2と、マンドレル12と制御系14と磁石22とを
含む組立体25は前記の回転組立体24の回転中、外部
磁石23が固定していれば軸線XX′に関して固定して
おり、またもし外部磁石23を軸線XX′回りに回転さ
せるならば組立体25は組立体24の回転とは独立に軸
線XX′回りに回転する。これは軸受17の存在によ
る。ドラム3とケーシング7は、磁石22,23の間の
引力を生じるように、磁界を透過する物質で作られ、こ
の物質は例えばプラスチック材とする。
装置100の動作は次の通りである。
ボビン1から出る線材10は、その張力を制御するため
の制御系26によって制御され、この制御系は例えば2
個のころ27,28によって構成される。次に線材10
は、ドラム3の上方に配置された“上流案内部材”と呼
ばれる固定案内部材29の中に入る。この案内部材は軸
線XX′の円形アイレットである。この案内部材29は
線材10をドラム3の上端5からドラム3の中に入らせ
る。線材10はケーシング7の外部においてドラム3を
横断し、次にハウジング16に連結した案内部材30を
通る。この案内部材30は例えばプレート15に配置さ
れたアイレットとする。このアイレット30はドラム3
の下端6の近傍に配置されている。
このようにして、線材10はドラム3の上端5から下端
6に向かって矢印F10の方向に横断する。次に線材1
0は、ハウジング16の外部下方に、軸線XX′に近く
配置された“下流案内部材”と呼ばれる可動案内部材3
1に掛け回される。この下流案内部材31はドラム3と
同一方向に同一角速度で回転する。この下流案内部材3
1はころ32によって構成され、このころ32の軸線3
3は、プレート15を支持する中空軸19に連結してい
る。
軸線XX′回りの矢印Rで示すように回転組立体24、
従ってドラム3が回転する際に、線材10は遠心力の作
用でドラム3の内側面9に張り付き、ケーシング7およ
びボビン2廻りにドラム3と共に回転し、線材10とケ
ーシング7およびボビン2との接触は存在しない。この
ようにして線材10は上流案内部材29と下流案内部材
31との間においてドラム3の回転と同一方向に捩じら
れ、線材10は撚られたマルチフィラメント10Tとな
る。
ボビン2から送り出された線材20は制御系14の中を
通る。この制御系は中空円筒体13を含み、この中空円
筒体の中に複数のカップ34が配置されている。線材2
0は中空円筒体13の上端からその中に入り、次に逐次
カップ34の中に入る。これらのカップの軸線は中空円
筒体13に連結し、それぞれ公知のように2枚のディス
クから成り、またこれらのディスクをその間に配置され
た線材の上に押し当て線材20に対して可調整制動力を
加えて線材20の張力を制御するためのバネを備える。
簡略化のため、カップ34の各要素は図示されていな
い。つぎに線材20はケーシンク7の底部11の中に配
置されたアイレットから成る“上流案内部材”と呼ばれ
る案内部材36の中を通り、このアイレットの軸線はX
X′である。つぎに線材20はドラム3から出て、ハウ
ジング16の外部下方に軸線XX′に近く配置された
“下流案内部材”と呼ばれる可動案内部材37に掛け回
される。線材20の進行方向は矢印F20で図示されて
いる。この下流案内部材37はドラム3と同一方向に同
一角速度で回転する。上流案内部材36と下流案内部材
37との間において、線材20はドラム3の回転方向に
捩じられ、撚られたマルチフィラメント20Tを生じ
る。線材10の下流案内部材と同様に、線材20の下流
案内部材37はころ38から成り、ころ38の軸39は
中空軸19に連結している。ころ32,38の軸33,
39は相互に平行であって、軸線XX′の両側に、この
軸線から等距離に、同一水平面Pの中に配置されてい
る。これらのころ32,38は、中空軸19の内部に配
置されている。組立体25が固定しているとき、すなわ
ち外部磁石23が固定しているとき、上流案内部材36
が固定しており、装置100の中において線材10と2
0に与えられる撚りピッチは等しい。
外部磁石23が軸線XX′回りに回転する事により組立
体25が組立体24とは独立に軸線XX′回りに回転す
るとき上流案内部材36が軸線XX′回りに回転し、装
置100の中において線材10と20の中に与えられる
撚りピッチが相違する。組立体25が回転組立体24と
逆方向に回転する場合には、上流案内部材36と下流案
内部材37との間における線材20に与えられる撚りが
増大し、組立体25が回転組立体24よりも低い角速度
で同一方向に回転する場合には、前記の撚りが減少す
る。
各線材10,20がそれぞれの上流案内部材29,36
から下流案内部材31,37まで軸線XX′に沿って移
動する方向は定義上、それぞれ軸線XX′に対して直角
に上流案内部材29,36を通る面から、下流案内部材
31,37を通る面まで、軸線XX′に沿って移動しな
ければならない方向である。面P29は線材10が上流
案内部材29を通る面であり、面P36は線材20が上
流案内部材36を通る面であり、面Pは下流案内部材3
1,37を通る面であって、これらの面P29,P3
6,Pをそれぞれ第1図において線分で示す。面P2
9,P36は面Pの上方にあり、従って上流案内部材2
9,36から下流案内部材31,37まで軸線XX′に
沿って移動する方向は、矢印Fに示すように上から下に
向けられているので、線材10と20の移動方向と同一
である。
下流案内部材31,37は線材10,20によって相互
に連結され、これらの案内部材31,37の組立体が制
御系40を成し、これを第2図において更に詳細に図示
する。この第2図において、線材10,20の進行方向
は第1図と同様に矢印F10,F20で示されている。
線材10は下流案内部材31のころ32の上を通り、次
に下流案内部材37のころ38の上を通って、このころ
38から制御系40を出る。同様に、線材20は下流案
内部材37のころ38の上を通って、制御系40から出
る。これらのころ32,38は、各ころの上を同一方向
に通る線材10,20によってそれぞれの軸33,39
廻りに回転駆動され、またこれらのころ32,38の組
立体は先に述べたように回転組立体24と同一の角速度
で軸線XX′回りに回転する。それぞれの軸33,39
が中空軸19に連結し、この中空軸によって軸線XX′
回りに回転駆動されるからである。矢印F32によって
示されたころ32の回転方向は矢印F38で示されたこ
ろ38の回転方向と逆であり、従って線材10,20の
進行方向F10,F20はころ32,38の中間におい
て交差し、しかもこれらの線材がころの中間において相
互に接触しない。これは、例えば線材10,20をそれ
ぞれころ32,38においてそれぞれの2本の同一直径
のグループの中に通す事によって達成される。これらの
グループは図面の簡略化のため図示されていない。この
ようにして、制御系26,14によって線材10,20
に与えられる張力が等しくまたは僅かに相違していると
き、制御家40から出る撚られたマルチフィラメント1
0T,20Tの線速が等しくなる。各線材に与えられる
張力は、その線材がころ32,38に接着するに必要な
最小限度より大である。
このましくはころ32,38は同一の形状と寸法を有
し、d/r比は好ましくは1,2および4の範囲に含ま
れ、“d”は各軸33,39と軸線XX′との距離であ
り、“r”はころ32,38の外側半径である(第2
図)。
案内部材36,37の間の線材20の進行は中空軸19
の内部で実施され、また案内部材30から出る線材10
は中空軸19の開口41を通ってその内部に入り、下流
案内部材31(第2図)に達するが、線材10,20が
中空軸19の内部で相互に接触する事はない。
ころ38,32から出る撚られたマルチフィラメント1
0T,20Tは軸線XX′上の点Aにおいて結合され、
これを更にころ42の上に通す。このころ42の軸線4
3は固定している(第1図)。従ってこれらのマルチフ
ィラメント10T,20Tは、軸線XX′回りにころ3
2,38が連結回転するが故に、点Aところ42との間
において撚り合わされる。この撚りは“二番撚り”と呼
ばれ、ドラム3の回転方向と逆方向を有する。組立体2
5が固定しているとき、装置100の内部において線材
10,20に対して上流案内部材29,36と下流案内
部材31,37との間で予め与えられた撚りが、点Aと
ころ42との間で消滅される。
撚られたマルチフィラメント10T、20Tが点Aとこ
ろ42との間を撚り合わされながら通過する段階は、軸
線XX′に沿って、中空の駆動円筒体21の内部で実施
される。
このようにして得られた組立体44は二番撚りであっ
て、これがキャプスタン45の上を通り、ボビン46上
に巻き取られる。キャプスタン45は二番撚り44の線
速を制御する事ができ、従って撚り合わせ前の線材1
0,20の線速を制御する事ができる。
本発明は公知の回転ディスク型装置と比較して次のよう
な利点を与える。
−線材10,20が撚り合わせ前に装置100の中を通
過する際のそれらの撚りが低下する。これは特に、線材
10がボビン2の周囲において空気中で自由に回転する
代わりにドラム3の内側面9に付着されているからであ
る。
−撚られたマルチフィラメント10T,20Tの流量を
制御する事のできる制御系40が中空軸19に連結し、
従って装置100の回転組立体24に連結し、モータ4
によって回転駆動される。従って装置100の始動時ま
たは停止時にこの制御系の慣性が撚られたマルチフィラ
メント10T,20Tによって引受けられない。故に、
始動時および停止時におけるこれらの線材10T,20
Tの張力が減少し、装置100は急速な加速および減速
が可能である。
さらに、撚られたマルチフィラメント10T,20Tの
撚り合わせ点Aが軸線XX′上に自由であることは、案
内部材、例えばアイレットの使用を避ける事ができる。
これは、この点での摩耗の危険性を除く。
また他方において点Aが軸線XX′上に自由である事
は、線材10T,20Tの軸線と軸線XX′との成す角
度αを二番撚り44の中の自然螺旋角に等しくしてこれ
らの線材を撚り合わせ体44の中に入らせる事ができ
る。第2図は、撚られたマルチフィラメント10T,2
0Tに対応する角度αを示す。
最後に、線材10,20が点Aにおける組み立て前に常
に分離している事は、これらの線材の接触による摩耗と
からみあいの危険を除く。
これらの利点から、公知のディスク型装置によって得ら
れたものより優れた機械的特性を有する二番撚り44が
得られる。
1例として、装置100を使用して、2種の二番撚り4
4を製造した。その一方は芳香族ポリアミドの二番撚り
であり、他方はレーヨンの二番撚りであって、それぞれ
2本のマルチフィラメント線材10,20をもって得ら
れた。これらのマルチフィラメント10,20と得られ
た二番撚り44の特性を下表に示す。
従って、本発明による装置100は破断応力を増大さ
せ、伸びを減少させる事ができ、これは著しく弾性係数
の増大を生じる。
前述の装置100のもう一つの利点は線材20の制御系
14がドラム3の内部に配置された円筒体13の形を成
し、従って装置100の運転中に取り替えのためにボビ
ン2を取り外す事が極めて容易であり、しかも制御系1
4を取り外す必要はなく、線材20を備えたままであ
る。
前記の装置100は2本マルチフィラメントから二番撚
りを製造する事ができると説明したが、この装置100
はマルチフィラメント以外の線材を用いて、例えばコー
ドをうるために二番撚りから成る少なくとも1本の線材
を用いて撚り合わせ体を製造する場合に使用する事がで
きよう。
また装置100において、ドラム3の外部に複数のボビ
ン1を使用し、また/あるいはドラム3の内部に複数の
ボビン2を配置し、これらの各ボビンが例えば1本のモ
ノフィラメントを含み、これらの線材10,20に対応
する上流案内部材29,36と下流案内部材31,37
の間の撚りによって同一グループの線材を撚り合わせて
マルチフィラメントを製造する事ができる。
もちろん本発明は前記の実施例に限定されるものではな
い。例えば、制御系40はモータ4以外の手段によって
軸線XX′回りに駆動する事ができる。しかし回転組立
体24と制御系40を同時に回転させるためにモータ4
を使用する事は簡単さの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置の断面図、第2図は第1図に
示す装置の下流案内部材の詳細断面図である。 1,2……ボビン、10,20……線材、3……回転ド
ラム、7……ケーシング、14,26……張力制御系、
29,36……上流案内部材、31,37……下流案内
部材、32,38……ころ、40……制御系、44……
二番撚り、42……固定ころ、45……キャプスタン。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)第1グループおよび第2グループと呼
    ばれる2種のボビングループを含み、第1グループは第
    1ボビンと呼ばれる単数または複数のボビンから成り、
    各ボビン上に第1線材と呼ばれる単数または複数の線材
    が巻き取られ、また第2グループは第2ボビンと呼ばれ
    る単数または複数のボビンから成り、各ボビン上に第2
    線材と呼ばれる単数または複数の線材が巻き取られ、 b)隔壁と、この隔壁を軸線回りに回転駆動する手段を
    含み、 c)前記隔壁の回転中に単数または複数のボビンを固定
    するための、または隔壁の回転とは独立に前記単数また
    は複数のボビンを回転させるための手段を含み、 d)第1線材または第1線材組立体を隔壁の回転方向に
    撚る手段を含み、これらの手段の少なくとも一部は、 −“上流案内部材”と呼ばれる案内部材と、 −“下流案内部材”と呼ばれる案内部材と、 −隔壁とによって構成され、 これらの手段は、単数または複数の第1線材を前記の案
    内部材の間において隔壁の内側面と接触させ、単数また
    は複数の第2ボビンと接触する事なくこれを包囲しなが
    ら、軸線回りに隔壁と共に一体的に回転させるように構
    成され、 e)第2線材または第2線材組立体を隔壁の回転方向に
    撚る手段を含み、これらの手段の少なくとも一部は、上
    流案内部材と呼ばれる案内部材と下流案内部材と呼ばれ
    る案内部材とによって構成され、 f)回転軸線に沿って上流案内部材から下流案内部材に
    進む移動方向は、単数または複数の第1線材の案内部材
    と単数または複数の第2線材の案内部材について同一で
    あり、 g)下流案内部材を隔壁の回転軸線回りに、隔壁と同一
    方向および同一速度で回転駆動する手段を含み、 h)単数または複数の第1線材と第2線材が下流案内部
    材を通過したのちに、これらの線材を隔壁の回転と逆方
    向に撚る事により撚り合わせる手段を含むことを特徴と
    する少なくとも2本の線材を撚り合わせる装置。
  2. 【請求項2】隔壁がドラムから成り、単数または複数の
    第1ボビンがドラムの外部に配置され、単数または複数
    の第2ボビンがドラムの内部に配置されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項による装置。
  3. 【請求項3】下流案内部材の少なくとも1つがころから
    成り、このころは、その案内する単数または複数の線材
    によってその軸線回りに回転駆動されまた隔壁の回転軸
    線回りに回転する事を特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項による装置。
  4. 【請求項4】2つの下流案内部材は、それらの案内する
    線材によって回転駆動されるころであり、これらのころ
    は、隔壁の回転軸線回りに回転する制御系を成す事を特
    徴とする特許請求の範囲第3項による装置。
  5. 【請求項5】前記2つのころは中空軸の内部に配置さ
    れ、これらのころの軸は中空軸に連結し、この中空軸は
    回転軸線回りに隔壁と同一方向に同一角速度で回転駆動
    される事を特徴とする特許請求の範囲第4項による装
    置。
  6. 【請求項6】下流案内部材は単数または複数の第1線材
    および第2線材によって相互に連結され、単数または複
    数の第1線材はその下流案内部材から単数または複数の
    第2線材の下流案内部材に掛け回され、また単数または
    複数の第2線材はその下流案内部材から単数または複数
    の第1線材の下流案内部材に掛け回される事を特徴とす
    る特許請求の範囲第5項による装置。
  7. 【請求項7】単数または複数の第1線材と第2線材を撚
    り合わせる手段は、これらの線材を回転軸線上の自由点
    において結合させるようにした事を特徴とする特許請求
    の範囲第1項乃至第6項のいずれか1項による装置。
  8. 【請求項8】撚り合わされた線材が内部を通過する中空
    駆動円筒体を含む事を特徴とする特許請求の範囲第7項
    による装置。
  9. 【請求項9】少なくとも1本の線材の張力を制御するた
    めの制御手段を含む事を特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第8項のいずれか1項による装置。
  10. 【請求項10】隔壁はドラムから成り、また第2線材用
    の張力制御手段を含み、この手段はドラムの内部に配置
    されている事を特徴とする特許請求の範囲第9項による
    装置。
  11. 【請求項11】下流案内部材を回転駆動する手段は隔壁
    を回転駆動する手段と同一である事を特徴とする特許請
    求の範囲第1項乃至第10項のいずれか1項による装
    置。
  12. 【請求項12】少なくとも2本の線材を撚り合わせる方
    法において、 a)“第1グループ”および“第2グループ”と呼ばれ
    る2種のボビングループを使用し、第1グループは“第
    1ボビン”と呼ばれる単数または複数のボビンから成
    り、各ボビン上に“第1線材”と呼ばれる単数または複
    数の線材が巻き取られ、また第2グループは“第2ボビ
    ン”と呼ばれる単数または複数のボビンから成り、各ボ
    ビン上に“第2線材”と呼ばれる単数または複数の線材
    が巻き取られる段階と、 b)軸線回りに回転駆動させる事のできる隔壁を使用す
    る段階と、 c)隔壁の回転中に単数または複数の第2ボビンを固定
    し、またはこの第2ボビンに隔壁とは独立の回転運動を
    与える段階と、 d)単数または複数の第1線材またはその組立体が隔壁
    の内側面と接触して、単数または複数の第2ボビンと接
    触する事なくこれを包囲しながら、軸線回りに隔壁と共
    に回転する事により、これらの線材を隔壁の回転方向に
    撚る段階と、 e)単数または複数の第2線材またはその組立体を隔壁
    の回転方向に撚る段階と、 f)これらの撚りに際しての回転軸線に沿った移動方向
    は、単数または複数の第1線材と第2線材について同様
    とする段階と、 g)単数または複数の第1線材と単数または複数の第2
    線材とを隔壁の回転と逆方向に撚り合わせる段階とを特
    徴とする少なくとも2本の線材を撚り合わせる方法。
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