JPH06273125A - 光学要素の動的歪の測定装置 - Google Patents
光学要素の動的歪の測定装置Info
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- JPH06273125A JPH06273125A JP5059999A JP5999993A JPH06273125A JP H06273125 A JPH06273125 A JP H06273125A JP 5059999 A JP5059999 A JP 5059999A JP 5999993 A JP5999993 A JP 5999993A JP H06273125 A JPH06273125 A JP H06273125A
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- optical element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は光学要素の動的歪の測定装置に関し、
その提供を目的とする。 【構成】光源1と、光源1からの光を2以上に分けその
一方を被測定光学要素2で反射させて他方と干渉させる
干渉手段3と、被測定光学要素2を往復回動させる動的
歪印加手段4と、被測定光学要素2の基準位置を検知す
る位置検出手段5と、被測定光学要素2が基準位置にあ
るときに光源1が回動周期よりも十分に短いパルス幅の
光パルスを出力するように同期させる同期手段6と、干
渉手段3での干渉像を撮像する撮像手段7とから構成す
る。
その提供を目的とする。 【構成】光源1と、光源1からの光を2以上に分けその
一方を被測定光学要素2で反射させて他方と干渉させる
干渉手段3と、被測定光学要素2を往復回動させる動的
歪印加手段4と、被測定光学要素2の基準位置を検知す
る位置検出手段5と、被測定光学要素2が基準位置にあ
るときに光源1が回動周期よりも十分に短いパルス幅の
光パルスを出力するように同期させる同期手段6と、干
渉手段3での干渉像を撮像する撮像手段7とから構成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平面鏡等の光学要素の動
的歪の測定装置に関する。平面鏡や凹面鏡或いは凸面鏡
等の光学要素の静的歪の測定装置として、光干渉計を用
いたものが知られている。この測定装置では、光源から
の光を2以上に分け、その一方を被測定光学要素で反射
させて他方と干渉させ、その干渉像を観察することで、
被測定光学要素の静的歪が測定される。
的歪の測定装置に関する。平面鏡や凹面鏡或いは凸面鏡
等の光学要素の静的歪の測定装置として、光干渉計を用
いたものが知られている。この測定装置では、光源から
の光を2以上に分け、その一方を被測定光学要素で反射
させて他方と干渉させ、その干渉像を観察することで、
被測定光学要素の静的歪が測定される。
【0002】ところで、近年、衛星を用いたリモートセ
ンシングの分野における赤外線撮像装置等のように、光
学要素の動的歪を把握しておくべきものがある。例えば
上述の赤外線撮像装置では、実用的な一次元赤外線検知
素子アレイを用いて赤外線二次元画像を得るために、平
面鏡を機械的に往復走査しており、このような撮像装置
を製造し或いは試験するために、光学要素の動的歪の測
定装置が要望されている。
ンシングの分野における赤外線撮像装置等のように、光
学要素の動的歪を把握しておくべきものがある。例えば
上述の赤外線撮像装置では、実用的な一次元赤外線検知
素子アレイを用いて赤外線二次元画像を得るために、平
面鏡を機械的に往復走査しており、このような撮像装置
を製造し或いは試験するために、光学要素の動的歪の測
定装置が要望されている。
【0003】
【従来の技術】図5は光学要素の静的歪の一般的な測定
装置の構成図である。図において、101は光源、10
2は光源101からの光を平行光線とするためのレン
ズ、103は半透明鏡、104は反射鏡、105は被測
定平面鏡、106は望遠鏡である。反射鏡104及び被
測定平面鏡105はそれぞれ半透明鏡103の反射光路
及び透過光路に対して直角に配置されている。
装置の構成図である。図において、101は光源、10
2は光源101からの光を平行光線とするためのレン
ズ、103は半透明鏡、104は反射鏡、105は被測
定平面鏡、106は望遠鏡である。反射鏡104及び被
測定平面鏡105はそれぞれ半透明鏡103の反射光路
及び透過光路に対して直角に配置されている。
【0004】レンズ102を通った平行光の一部は、半
透明鏡103で反射し、反射鏡104で反射し、同じ経
路を逆に通って半透明鏡103を介して望遠鏡106に
入る。一方、半透明鏡103を透過した平行光の一部
は、被測定平面鏡105で反射し、同じ経路を逆に通っ
て、半透明鏡103で反射し望遠鏡106に入る。
透明鏡103で反射し、反射鏡104で反射し、同じ経
路を逆に通って半透明鏡103を介して望遠鏡106に
入る。一方、半透明鏡103を透過した平行光の一部
は、被測定平面鏡105で反射し、同じ経路を逆に通っ
て、半透明鏡103で反射し望遠鏡106に入る。
【0005】被測定平面鏡105の角度が調節されて半
透明鏡103の透過光路に対して垂直になったとき、望
遠鏡106に入る両者の光は方向が一致し、干渉を起こ
す。反射鏡104又は被測定平面鏡105を光路に対し
て前後に移動させると干渉縞が変化するが、被測定平面
鏡105の平面度が悪くても同様に干渉縞が乱れるの
で、この現象を利用して、被測定平面鏡105の平面度
を測定することができる。
透明鏡103の透過光路に対して垂直になったとき、望
遠鏡106に入る両者の光は方向が一致し、干渉を起こ
す。反射鏡104又は被測定平面鏡105を光路に対し
て前後に移動させると干渉縞が変化するが、被測定平面
鏡105の平面度が悪くても同様に干渉縞が乱れるの
で、この現象を利用して、被測定平面鏡105の平面度
を測定することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5の装置を用いた測
定は、被測定平面鏡105を静止した状態で行われ、そ
の結果として、静止状態での平面度が測定される。例え
ば動作中の振動鏡において、振動に伴って変位しつつあ
る平面度の瞬間的な様子を観測又は測定する装置は実現
されていない。
定は、被測定平面鏡105を静止した状態で行われ、そ
の結果として、静止状態での平面度が測定される。例え
ば動作中の振動鏡において、振動に伴って変位しつつあ
る平面度の瞬間的な様子を観測又は測定する装置は実現
されていない。
【0007】よって、本発明の目的は、光学要素の動的
歪の測定装置を提供することにある。
歪の測定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の光学要素
の動的歪の測定装置の基本構成を示す図である。この装
置は、光源1と、光源1からの光を2以上に分け、その
一方を被測定光学要素2で反射させて他方と干渉させる
干渉手段3と、被測定光学要素2を回転軸の回りに往復
回動させて被測定光学要素2に動的歪を与える動的歪印
加手段4と、干渉手段3で可干渉となる被測定光学要素
2の基準位置を検知する位置検出手段5と、被測定光学
要素2が基準位置にあるときに光源1が被測定光学要素
2の回動周期よりも十分に短いパルス幅を有する光パル
スを出力するように光源1を同期させる同期手段6と、
干渉手段3での干渉像を撮像する撮像手段7とを備えて
いる。
の動的歪の測定装置の基本構成を示す図である。この装
置は、光源1と、光源1からの光を2以上に分け、その
一方を被測定光学要素2で反射させて他方と干渉させる
干渉手段3と、被測定光学要素2を回転軸の回りに往復
回動させて被測定光学要素2に動的歪を与える動的歪印
加手段4と、干渉手段3で可干渉となる被測定光学要素
2の基準位置を検知する位置検出手段5と、被測定光学
要素2が基準位置にあるときに光源1が被測定光学要素
2の回動周期よりも十分に短いパルス幅を有する光パル
スを出力するように光源1を同期させる同期手段6と、
干渉手段3での干渉像を撮像する撮像手段7とを備えて
いる。
【0009】
【作用】本発明装置においては、被測定光学要素2を回
転軸の回りに往復回動させることで被測定光学要素2に
動的歪を与え、被測定光学要素2が可干渉となる基準位
置で光源1が所定パルス幅の光パルスを出力するように
しているので、被測定光学要素2の動的歪が反映される
干渉像を撮像手段7により撮像することができる。この
ように、本発明装置によると、光学要素の動的歪の観察
又は測定が可能になる。
転軸の回りに往復回動させることで被測定光学要素2に
動的歪を与え、被測定光学要素2が可干渉となる基準位
置で光源1が所定パルス幅の光パルスを出力するように
しているので、被測定光学要素2の動的歪が反映される
干渉像を撮像手段7により撮像することができる。この
ように、本発明装置によると、光学要素の動的歪の観察
又は測定が可能になる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。図2は本発
明の実施例を示す平面鏡の動的歪の測定装置のブロック
図である。図1の光源1に対応して、外部信号に同期し
て瞬間的に大光量の光パルスを発生し得るQスイッチレ
ーザ11が用いられている。Qスイッチレーザ11から
の光はレンズ12によりコリメートされて平行光ビーム
にされる。
明の実施例を示す平面鏡の動的歪の測定装置のブロック
図である。図1の光源1に対応して、外部信号に同期し
て瞬間的に大光量の光パルスを発生し得るQスイッチレ
ーザ11が用いられている。Qスイッチレーザ11から
の光はレンズ12によりコリメートされて平行光ビーム
にされる。
【0011】図1の干渉手段3に対応して、Qスイッチ
レーザ11からの光を2つの光路(反射光路及び透過光
路)に分ける半透明鏡13と、これら2つの光路のうち
の一方の光路(この実施例では反射光路)上に配置され
た反射鏡14とが用いられている。
レーザ11からの光を2つの光路(反射光路及び透過光
路)に分ける半透明鏡13と、これら2つの光路のうち
の一方の光路(この実施例では反射光路)上に配置され
た反射鏡14とが用いられている。
【0012】半透明鏡13の透過光路上に配置された被
測定光学要素は、この実施例では平面鏡15である。平
面鏡15は旋回架台16に搭載され、回転軸17の回り
に往復回動される。平面鏡15は例えば直径数十センチ
の円盤状のものであり、この場合、その回動周期は例え
ば数秒に設定される。
測定光学要素は、この実施例では平面鏡15である。平
面鏡15は旋回架台16に搭載され、回転軸17の回り
に往復回動される。平面鏡15は例えば直径数十センチ
の円盤状のものであり、この場合、その回動周期は例え
ば数秒に設定される。
【0013】図1の位置検出手段5に対応して光学的な
位置センサ18が設けられている。位置センサ18は平
面鏡15が可干渉となる基準位置を検知する。平面鏡1
5が可干渉になるのは、半透明鏡13の透過光路に対し
て平面鏡15が垂直になるときである。
位置センサ18が設けられている。位置センサ18は平
面鏡15が可干渉となる基準位置を検知する。平面鏡1
5が可干渉になるのは、半透明鏡13の透過光路に対し
て平面鏡15が垂直になるときである。
【0014】図1の同期手段6に対応する同期信号発生
器19は、位置センサ18の出力信号を受けて、平面鏡
15が基準位置にあるときにQスイッチレーザ11が光
パルスを出力するようにQスイッチレーザ11を制御す
る。
器19は、位置センサ18の出力信号を受けて、平面鏡
15が基準位置にあるときにQスイッチレーザ11が光
パルスを出力するようにQスイッチレーザ11を制御す
る。
【0015】図1の撮像手段7に対応してTVカメラ2
0及びそのモニタ21が設けられている。TVカメラ2
0は、半透明鏡13からの干渉像を所定のタイミングで
撮像する。そのためにTVカメラ20は図示しない光シ
ャッターを備えており、この光シャッターは例えば同期
信号発生器19からの同期信号によりQスイッチレーザ
11と同時に駆動される。TVカメラ20に光シャッタ
ーを設けずに、半透明鏡13からの干渉像の撮像を定常
的に行うようにしてもよい。
0及びそのモニタ21が設けられている。TVカメラ2
0は、半透明鏡13からの干渉像を所定のタイミングで
撮像する。そのためにTVカメラ20は図示しない光シ
ャッターを備えており、この光シャッターは例えば同期
信号発生器19からの同期信号によりQスイッチレーザ
11と同時に駆動される。TVカメラ20に光シャッタ
ーを設けずに、半透明鏡13からの干渉像の撮像を定常
的に行うようにしてもよい。
【0016】図2の装置を用いた測定手順を説明する。
まず、平面鏡15の基準位置を設定する。基準位置の設
定に際しては、Qスイッチレーザ11を連続発振モード
とし、Qスイッチレーザ11から一定強度の光が出力さ
れるようにしておく。そして、TVカメラ20による撮
像像をモニタ21により観察しながら、その撮像像に干
渉縞が明瞭に表れるように平面鏡15の位置及び角度の
調整を行う。
まず、平面鏡15の基準位置を設定する。基準位置の設
定に際しては、Qスイッチレーザ11を連続発振モード
とし、Qスイッチレーザ11から一定強度の光が出力さ
れるようにしておく。そして、TVカメラ20による撮
像像をモニタ21により観察しながら、その撮像像に干
渉縞が明瞭に表れるように平面鏡15の位置及び角度の
調整を行う。
【0017】次いで、Qスイッチレーザ11をQスイッ
チ発振モードにし、Qスイッチレーザ11が同期信号発
生器19からの同期信号に基づいて光パルスを出力する
ようにする。このとき、TVカメラ20の光シャッター
が開く時間は例えば1/60秒に設定される。こうする
と、平面鏡15が基準位置に位置する度にTVカメラ2
0により干渉像を撮像することができるので、平面鏡1
5の動的歪を測定することができる。
チ発振モードにし、Qスイッチレーザ11が同期信号発
生器19からの同期信号に基づいて光パルスを出力する
ようにする。このとき、TVカメラ20の光シャッター
が開く時間は例えば1/60秒に設定される。こうする
と、平面鏡15が基準位置に位置する度にTVカメラ2
0により干渉像を撮像することができるので、平面鏡1
5の動的歪を測定することができる。
【0018】この実施例では、位置センサ18が平面鏡
15の基準位置を検知した瞬間にQスイッチレーザ11
及び光シャッターを動作させるようにしているが、位置
センサ18の動的特性による遅延時間が無視し得ない場
合には、位置センサ18が平面鏡15の基準位置を検知
してからタイミングを遅らせてQスイッチレーザ11及
びTVカメラ20の光シャッターを動作させるようにし
てもよい。
15の基準位置を検知した瞬間にQスイッチレーザ11
及び光シャッターを動作させるようにしているが、位置
センサ18の動的特性による遅延時間が無視し得ない場
合には、位置センサ18が平面鏡15の基準位置を検知
してからタイミングを遅らせてQスイッチレーザ11及
びTVカメラ20の光シャッターを動作させるようにし
てもよい。
【0019】図示された例では、平面鏡15の往復回動
運動の中央位置が基準位置になるようにしているが、平
面鏡15の回動方向が変化する近傍の位置を基準位置に
してもよい。この場合、平面鏡15の回動方向の変化に
より、平面鏡15には大きな慣性力が作用するので、動
的歪の測定には最適である。
運動の中央位置が基準位置になるようにしているが、平
面鏡15の回動方向が変化する近傍の位置を基準位置に
してもよい。この場合、平面鏡15の回動方向の変化に
より、平面鏡15には大きな慣性力が作用するので、動
的歪の測定には最適である。
【0020】この実施例によると、電子シャッター付の
TVカメラのフレームタイムが平面鏡の回動周期(振動
周波数)と同じであり、この周期が長い場合モニタ21
の画面がちらついて見にくくなるので、モニタ21に画
像記憶回路等を設けてちらつき防止を行ってもよい。
TVカメラのフレームタイムが平面鏡の回動周期(振動
周波数)と同じであり、この周期が長い場合モニタ21
の画面がちらついて見にくくなるので、モニタ21に画
像記憶回路等を設けてちらつき防止を行ってもよい。
【0021】図3は本発明の他の実施例を示す平面鏡の
動的歪の測定装置のブロック図である。この実施例が図
2の実施例と異なる点は、図2の同期信号発生器19に
代えて2つの同期信号発生器19A及び19Bを用いて
いる点にある。同期信号発生器19Aの出力はQスイッ
チレーザ11のみに与えられ、それを遅延させた同期信
号発生器19Bの出力をTVカメラ20の電子シャッタ
ーに与えている。
動的歪の測定装置のブロック図である。この実施例が図
2の実施例と異なる点は、図2の同期信号発生器19に
代えて2つの同期信号発生器19A及び19Bを用いて
いる点にある。同期信号発生器19Aの出力はQスイッ
チレーザ11のみに与えられ、それを遅延させた同期信
号発生器19Bの出力をTVカメラ20の電子シャッタ
ーに与えている。
【0022】その結果、Qスイッチレーザ11が発光す
る時間とTVカメラ20が露出を与えられる時間の間に
差ができ、実効的なTVカメラ20の露出時間が短縮さ
れ、Qスイッチレーザ11から出力される光パルスのパ
ルス幅が十分に小さくない場合にあっても干渉縞が明瞭
に現れ、測定精度が向上するものである。具体的には次
の通りである。
る時間とTVカメラ20が露出を与えられる時間の間に
差ができ、実効的なTVカメラ20の露出時間が短縮さ
れ、Qスイッチレーザ11から出力される光パルスのパ
ルス幅が十分に小さくない場合にあっても干渉縞が明瞭
に現れ、測定精度が向上するものである。具体的には次
の通りである。
【0023】図4は図3の装置におけるタイミングチャ
ートである。符号22は同期信号発生器19AからQス
イッチレーザ11に与えられる同期信号パルスの波形、
符号23は同期信号発生器19BからTVカメラ20の
電子シャッターに与えられる同期信号パルスの波形、符
号24は平面鏡15の往復回動運動における走査角の波
形をそれぞれ表している。
ートである。符号22は同期信号発生器19AからQス
イッチレーザ11に与えられる同期信号パルスの波形、
符号23は同期信号発生器19BからTVカメラ20の
電子シャッターに与えられる同期信号パルスの波形、符
号24は平面鏡15の往復回動運動における走査角の波
形をそれぞれ表している。
【0024】同期信号パルス22及び23のパルス幅は
共にT1 であり、これらのパルスの一部が時間T2 (T
2 ≪T1 )だけ重なり合っている。このようなタイミン
グでQスイッチレーザ11及びTVカメラ20を動作さ
せると、TVカメラ20の実効的な露出時間はT2 とな
り、これに対応する平面鏡15の走査角θ2 は同期信号
パルスのパルス幅T1 に対応する走査角θ1 に対して十
分小さくなるので、例えば電子シャッターの動作特性が
良好でない場合にも、十分な測定精度を得ることができ
るものである。
共にT1 であり、これらのパルスの一部が時間T2 (T
2 ≪T1 )だけ重なり合っている。このようなタイミン
グでQスイッチレーザ11及びTVカメラ20を動作さ
せると、TVカメラ20の実効的な露出時間はT2 とな
り、これに対応する平面鏡15の走査角θ2 は同期信号
パルスのパルス幅T1 に対応する走査角θ1 に対して十
分小さくなるので、例えば電子シャッターの動作特性が
良好でない場合にも、十分な測定精度を得ることができ
るものである。
【0025】以上説明した実施例では、被測定光学要素
が平面鏡であるとしたが、凹面鏡或いは凸面鏡さらには
レンズに対しても本発明装置を使用可能である。
が平面鏡であるとしたが、凹面鏡或いは凸面鏡さらには
レンズに対しても本発明装置を使用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
光学要素の動的歪の測定装置の提供が可能になるという
効果が生じる。
光学要素の動的歪の測定装置の提供が可能になるという
効果が生じる。
【図1】本発明の光学要素の動的歪の測定装置の基本構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示す平面鏡の動的歪の測定装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す平面鏡の動的歪の測
定装置のブロック図である。
定装置のブロック図である。
【図4】図3の装置におけるタイミングチャートであ
る。
る。
【図5】従来技術の説明図である。
1 光源 2 被測定光学要素 3 干渉手段 4 動的歪印加手段 5 位置検出手段 6 同期手段 7 撮像手段
Claims (3)
- 【請求項1】 光源(1) と、 該光源(1) からの光を2以上に分け、その一方を被測定
光学要素(2) で反射させて他方と干渉させる干渉手段
(3) と、 上記被測定光学要素(2) を回転軸の回りに往復回動させ
て上記被測定光学要素(2) に動的歪を与える動的歪印加
手段(4) と、 上記干渉手段(3) で可干渉となる上記被測定光学要素
(2) の基準位置を検知する位置検出手段(5) と、 上記被測定光学要素(2) が基準位置にあるときに上記光
源(1) が上記被測定光学要素(2) の回動周期よりも十分
に短いパルス幅を有する光パルスを出力するように上記
光源(1) を同期させる同期手段(6) と、 上記干渉手段(3) での干渉像を撮像する撮像手段(7) と
を備えたことを特徴とする光学要素の動的歪の測定装
置。 - 【請求項2】 上記光源(1) はQスイッチレーザ(11)で
あり、 上記干渉手段(3) は上記Qスイッチレーザ(11)からの光
を2つの光路に分ける半透明鏡(13)と該2つの光路のう
ちの一方の光路上に配置された反射鏡(14)とを含み、 上記被測定光学要素(2) は平面鏡(15)であることを特徴
とする請求項1に記載の光学要素の動的歪の測定装置。 - 【請求項3】 上記撮像手段(7) は上記干渉像の撮像を
所定のタイミングで行うための光シャッターを含み、 上記Qスイッチレーザ(11)の発光開始のタイミングに対
して上記光シャッターの開くタイミングを遅延させる手
段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の光
学要素の動的歪の測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5059999A JPH06273125A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 光学要素の動的歪の測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5059999A JPH06273125A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 光学要素の動的歪の測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06273125A true JPH06273125A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13129380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5059999A Withdrawn JPH06273125A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 光学要素の動的歪の測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06273125A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006349534A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Fujinon Corp | 動体測定用干渉計装置および動体測定用光干渉計測方法 |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP5059999A patent/JPH06273125A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006349534A (ja) * | 2005-06-16 | 2006-12-28 | Fujinon Corp | 動体測定用干渉計装置および動体測定用光干渉計測方法 |
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