JPH06272852A - 蓄熱体およびその取付構造 - Google Patents

蓄熱体およびその取付構造

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JPH06272852A
JPH06272852A JP5081196A JP8119693A JPH06272852A JP H06272852 A JPH06272852 A JP H06272852A JP 5081196 A JP5081196 A JP 5081196A JP 8119693 A JP8119693 A JP 8119693A JP H06272852 A JPH06272852 A JP H06272852A
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storage body
heat
insulating material
honeycomb
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JP5081196A
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Ryoichi Tanaka
良一 田中
Mamoru Matsuo
護 松尾
Masao Kawamoto
雅男 川本
Seigo Genban
誠吾 玄蕃
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Nippon Furnace Co Ltd
Original Assignee
Nippon Furnace Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓄熱性能を高め、取付姿勢の制約をなくする。 【構成】ハニカム状に形成された蓄熱材10と、蓄熱材
10の外部のハニカムの開口面10bを除く部分を包む
断熱材20と、断熱材20の外部を包むケーシング30
とからなり、これ等の蓄熱材10、断熱材20、ケーシ
ング30を一体的に組付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄熱体およびその取付
構造に関する。さらに詳述すると、本発明は蓄熱式ラジ
アントチューブバーナ、蓄熱式オープンフレームバーナ
等の蓄熱式の燃焼装置において排熱回収に使用される蓄
熱体及びその蓄熱体の燃焼装置への取付構造の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の蓄熱体としては、例えば、図1
8,図19に示すものが知られている。
【0003】図18に示した従来の蓄熱体は、排ガス
G、燃焼用空気Aを交互に流通させるための流出入口
5,6が設けられた閉塞チャンバ形の蓄熱材収容容器1
内に各種の成型煉瓦からなる蓄熱材2を格子状に積上げ
たものである。蓄熱材2は蓄熱材収容器1の内部空間を
満たすように収容されている。なお、蓄熱材収容容器1
は、ケーシング3の内側を断熱材4で内張りすることに
よって形成されている。
【0004】また、図19に示した蓄熱体は、金網等の
蓄熱材支持部材8が底面に張設された蓄熱材収容容器1
と、この蓄熱材収容器1に燃焼用空気Aあるいは排ガス
Gなどを導入するためのウィンドボックス7と、蓄熱材
収容容器1の内部の蓄熱材支持部13の上に積層堆積さ
れたセラミックボール(直径10〜20mm程度のアルミ
ナ質の球形の塊)またはナジェット(10〜30mm程度
のアルミナ質の不定形の塊)などの塊状蓄熱材2とで構
成されている。蓄熱材収容容器1の上方には蓄熱2aの
存在しない空間SUが設けられ、排ガスG、燃焼用空気
Aの円滑な流通が確保されるようになっている。また、
ウィンドボックス7にも蓄熱材2の存在しない空間SL
が設けられている。これら空間SU,SLは蓄熱体内での
ガスの流れが偏らないようにするためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図18
の蓄熱体(チェッカーブリック)の場合には、成型煉瓦
を用いるためあまり小型のものには適さず、蓄熱式燃焼
装置に組み込むには無理がある。しかも、この蓄熱体の
場合、蓄熱材2の一部(上部、下部の隅部)に排ガス
G、燃焼用空気Aとの未接触部分が形成されるため蓄熱
性能が低くなってしまう問題がある。
【0006】また、図19の塊状蓄熱体の場合には、伝
熱面積を大きくするために蓄熱材2の個々の塊を小さく
したり蓄熱材2の積層を密にしたりすると、通気圧力損
失が大きくなってしまって結果的に蓄熱性能が低くな
る。しかも、この蓄熱体の場合、縦方向以外の姿勢にす
ると蓄熱材2の積層堆積が崩れてしまうし、ウィンドボ
ックス7側を低温流体導入側とせざるを得ないため取付
姿勢に制約があるという問題点を有している。
【0007】そこで、本発明は、蓄熱性能が高く取付姿
勢に制約のない蓄熱体を提供することを第1の目的とす
る。また、本発明はこの蓄熱体の蓄熱式の燃焼装置に対
する着脱操作が簡単な蓄熱材の取付構造を提供すること
を第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の蓄熱体は、ハニカム状に形成された蓄熱材
と、この蓄熱材の外部をハニカム状の開口面を除いて包
む断熱材と、断熱材の外部を包むケーシングとから少な
くとも成り、これらの蓄熱材、断熱材及びケーシングを
一体的に組付けるようにしている。
【0009】また、本発明の蓄熱体の取付構造は、蓄熱
式の燃焼装置のバーナノズルとウインドボックスとの間
に蓄熱体装着部を設け、前述の本発明の蓄熱体をバーナ
ノズル、ウインドボックスと衝突しない方向からまたは
ウインドボックスの内部を通過させて蓄熱体装着部に着
脱可能にしてなる。
【0010】
【作用】したがって、ハニカム状の蓄熱材の開口面を除
く部分を断熱材及びケーシングで包囲し一体的に組付け
られていることから、蓄熱体の燃焼装置への取付などに
よって蓄熱材の位置関係や崩れなどが起こらない。ま
た、両端にハニカム状の開口端が露出しているため高温
ガスの導入方向・導入部に制約を受けない。このため、
蓄熱体の取付姿勢に全く制約がなくなる。また、蓄熱材
がハニカム状で排ガス、燃焼用空気の流通通路(セル)
が固定的かつ均等に区画形成されていることから、排ガ
ス、燃焼用空気の流通が阻害されたり不均等になるよう
なことがなくなるため、蓄熱体の蓄熱性能が高くなる。
【0011】さらに、一体化された蓄熱体は蓄熱式の燃
焼装置のバーナボディとウインドボックスとの間に装着
可能であり、蓄熱体の着脱に際してバーナノズル、ウイ
ンドボックスに構造的な変更を要求しないため、蓄熱体
の蓄熱式の燃焼装置に対する着脱操作が簡単になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の蓄熱体の構成を図面に示す実
施例に基いて詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の蓄熱体の一実施例を示す。
この蓄熱体は、基本的に蓄熱材10と断熱材20とケー
シング30及び接続用のダクト40で構成されている。
【0014】蓄熱材10は、多数のセル孔を有するハニ
カム形状のセラミックスからなる。この実施例の場合、
蓄熱材10は通気方向に2個以上を直列に配置されて使
用されるように構成されている。断熱材20は、蓄熱材
10の開口端面10bを除く部分を包むような筒形に形
成されている。この蓄熱材20の一端面には、内方へ突
出するフランジ20bが形成され、内方に収納された蓄
熱材10の開口端面10bに当接して蓄熱材10が振動
や自重により通気方向に移動するのを防いでいる。ま
た、断熱材20のフランジ20bが設けられていない側
の端面にも断熱材20の内径よりも僅かに小径のダクト
40が取付けボルト50で固定され、断熱材20に収納
された蓄熱材10の開口端面10bに当接してその動き
を止めるように設けられている。ケーシング30は、断
熱材20の外部を包むような筒形に形成され、筒形の両
端部が夫々L字形に折曲げられて断熱材20の端面に夫
々当接されている。このケーシング30の折曲げられた
箇所には、断熱材20側から取付けボルト50が突出す
るように埋設されている。
【0015】以上のように構成された本発明の蓄熱体
は、断熱材20のフランジ20bとダクト40とによっ
て、2個の蓄熱材10,10、断熱材20及びケーシン
グ30が一体的に組付けられる。したがって、蓄熱体が
球形、不定形等の小塊の集合物や積層物ではなくハニカ
ム状という一定の大きさの単一塊であることと相俟っ
て、従来例のように蓄熱材10が崩れるようなことはな
くなるため、蓄熱体の取付姿勢に全く制約がなくなり縦
方向、横方向、斜め方向でも蓄熱式の燃焼装置に装着す
ることができる。また、蓄熱材10が断熱材20、ケー
シング30に一体化されていることにより、蓄熱体に耐
振動性が具備される。
【0016】さらに、以上のように構成された本発明の
蓄熱体は、蓄熱材10が多数のセル孔から成るハニカム
状であるため、排ガス、燃焼用空気の流通通路が固定的
かつ均等に区画形成されることになる。この結果、従来
例のように蓄熱材10で排ガス、燃焼用空気の流通が阻
害されたり不均等になるようなことがなくなり、蓄熱体
の蓄熱性能が高くなる。
【0017】図2に他の実施例を示す。この実施例の蓄
熱体は、図1の実施例の蓄熱体とほぼ同じ構成である
が、両蓄熱材10,10の間にスペーサ60を介在させ
て両蓄熱材10,10の間に空間部Sが設けられている
点が異なる。この構成によると、一方の蓄熱材10を抜
けた排ガス、燃焼用空気が一旦空間部Sに入ってから他
方の蓄熱材10に流入することになり、両蓄熱材10の
セル孔の位置合わせを精密にしなくとも、排ガス、燃焼
用空気の流通が阻害されることがなくなるため、蓄熱体
の組付け工作が容易となる。
【0018】図3に更に他の実施例を示す。この実施例
は、上述の図2の実施例の構成において、少なくとも一
方の蓄熱材10の内側の開口端面10bに凹部10cを
設けて空間部Sを形成するようにしたものである。この
場合、スペーサ60がなくとも蓄熱材10,10を突き
合わせることによってそれらの間に空間Sが形成され
る。この構成によると、蓄熱体の部材点数からスペーサ
60を削減して製造手間を容易に製造コストを低減する
ことができる。尚、凹部10cは対向する蓄熱材10,
10の少なくとも一方の開口端面10bに形成すれば足
りるが、双方の端面に設けても良い。
【0019】図4に示す実施例は、断熱材20で内張り
されたケーシング30内に2個の蓄熱材10,10をセ
ル孔の通気方向と直交する方向へ並列に配置して組み付
けたものである。この構成によると、蓄熱体10の厚さ
を通気方向に増さずに蓄熱容積を増加することができる
ので、通気圧力損失を増加することがない。しかも、蓄
熱材10,10は断熱材20のフランジ20bとダクト
40とによって保持されるため一体性が損なわれること
がない。尚、この支持構造の場合、最大4個の蓄熱体1
0,10,10,10を収容できる。
【0020】図5に示す実施例は、蓄熱材10を3個並
列に配置する場合である。この実施例では、ダクト40
に代えて耐熱性の金属板(例えば厚さ2〜5mm、高さ3
0〜50mm程度)によって構成される格子形の金属枠7
0を採用し、3個の蓄熱材10,10,10を受け支え
るようにしたものである。この構成によると、中央の蓄
熱材10の抜け落ちを防止することができる。なお、こ
の構成は、図示していない燃焼装置に対し縦方向に装備
する場合を想定したものであるため、金属枠70の上に
蓄熱材10を載置するようにしているが、反対側にも金
属枠70を設けることによって取り付け方向に制約を受
けないようにすることも可能である。また、この構成で
は、図5の(B)に示すように、金属枠70の交点を各
蓄熱材10の開口端面10bの中心に設定すると、排ガ
ス、燃焼用空気に対する抵抗が均一で最も低くなる。
尚、この実施例の場合、9個の蓄熱材10,…,10が
収容されている。
【0021】図6に示す実施例は、3個以上の蓄熱材1
0,…,10を収容する場合において、蓄熱体の取り付
け方向などに制約を受けないようにしたものである。即
ち、断熱材20の一端にフランジ20bを設けると共に
他端側に金属枠70を取り付け、かつ並列に配置される
蓄熱材10の当接面に互いに嵌合する段部10d,10
dを設けて蓄熱材10同士を抜け方向に係合させ組付け
たものである。この構成によると、蓄熱材10を3個以
上並列した場合でも、取付姿勢に全く制約はなくなる。
【0022】図7に示す実施例は、前述の図6の実施例
の構成において、断熱材20のフランジ20bに代えて
セラミックス材からなるセラミックスプレート80を設
けて蓄熱材10,10,10が抜け出ない構成としたも
のである。この構成によると、金属枠70が設けられて
いる側を低温側にし、セラミックスプレート80が設け
られている側を高温側にして蓄熱式の燃焼装置に装備す
ることで、金属枠70を安価で入手しやすい耐熱性の金
属板(例えば、ステンレス鋼板)で形成することができ
る。
【0023】以上、図示した本発明の蓄熱体の実施例の
外に、本発明の要旨を変更しない範囲で構成の一部の組
合わせを変更した実施例とすることも可能である。
【0024】次に、本発明の蓄熱体の取付構造の例を図
8〜図17に示しこれを説明する。
【0025】図8に示す実施例は、燃料ノズル(バーナ
ガンともいう)をバナスロートを構成する耐火断熱材中
に埋設したアウタバーナガン型の蓄熱式燃焼装置に対し
て、本発明の蓄熱体を取り付ける場合ものである。蓄熱
体100は、排ガス及び燃焼用空気が導入・排出される
ウィンドボックス101とバーナボディ102との間に
装着されている。バーナボディ102は、ケーシング1
02aと断熱材102bで構成され、バーナスロート1
03の途中の断熱材102b中に燃焼用空気が流れる方
向と直交するようにバーナノズル104が埋設されてい
る。
【0026】この蓄熱式の燃焼装置のバーナボディ10
2はストレートな円筒形からなり、このバーナボディ1
02とウィンドボックス101の端部には蓄熱体100
が装着される取付用フランジ部105,106が設けら
れている。この取付用フランジ部105,106に対し
て蓄熱体100のケーシング30を接続し、取付けボル
ト50を利用して固定できる。
【0027】以上のように構成された本発明の蓄熱体の
取付構造は、蓄熱体100をバーナノズル104と平行
な方向(図面の上下方向)へ着脱可能とすることによ
り、バーナボディ102やウィンドボックス101など
を炉体や付属機器などから取外すことなく、その着脱や
交換を可能とするばかりか、着脱の際にバーナボディ1
02やウィンドボックス101などを衝突損傷すること
がなく、その操作も簡単である。
【0028】図9に示す実施例は、L形のバーナボディ
102を採用したアウターバーナガン型の蓄熱型燃焼バ
ーナに採用する例である。この構成によると、蓄熱体1
00をバーナノズル104と直交する方向(図面の左右
方向)へ着脱することになる。
【0029】図10に示す実施例は、前述の図8の実施
例の変形例である。この実施例では、ウィンドボックス
101のケーシングの一部を開閉可能な蓋部106と
し、蓋部106を取り外して蓄熱体100をバーナノズ
ル104と直交する方向(図面の左右方向)へ抜き取り
得るように設けられている。この場合、ウィンドボック
ス101のケーシングに案内されて蓄熱体100の装入
あるいは取り出しを図ることができるため、交換操作が
容易である。
【0030】図11に示す実施例は、ウィンドボックス
101とバーナボディ102との間に、バーナスロート
103と直交する方向に蓄熱体100を移動可能に設け
たものである。この場合、ウィンドボックス101のケ
ーシングの一部をバーナスロート103と直交する方向
に延長し、その端部に開閉可能な蓋部106を設けた構
成としてある。この構成によると、蓋部106を開放し
て蓄熱体をバーナノズル104と平行方向(図面の上下
方向)へ着脱することになる。
【0031】図12に示す実施例は、前述の図10の実
施例の構成において、バーナボディ102側と蓄熱体1
00の装着部との間に開閉可能なシャッタ107を設け
て1つの火炉に装備されている複数組のバーナの一部を
停止させて蓄熱体100を交換する場合に燃焼ガスが流
入しないようにしたものである。シャッタ107は、バ
ーナボディ102と蓄熱体100を固定する装着部との
間のスリットに差し込むことによって蓄熱体100側を
閉鎖することで蓄熱式の燃焼装置の稼働を停止すること
なく蓄熱体を着脱することができる。
【0032】図13に示す実施例は、前述の図11の実
施例の構成において、前述の図12の実施例と同様のシ
ャッタ107を設けたものである。
【0033】図14に示す実施例は、前述の図9の実施
例の構成において、前述の図11の実施例の構成と同様
に、ウィンドボックス101のバーナボディ102寄り
のケーシング部位をさらにバーナボディ102と直交す
る方向に延長して蓄熱体装着部を形成し、開閉可能な蓋
部106を設けて蓄熱体100を出し入れ可能な構造と
したものである。この構成によると、蓋部106を開放
して蓄熱体100をバーナノズル104と直交する方向
(図面の左右方向)へ着脱することになる。
【0034】図15に示す実施例は、前述の図14の実
施例の構成において、蓋部106をバーナボディ102
から離れた位置に設け、ウィンドボックス101内で蓄
熱体100を移動させるエレベータ等の移動手段108
を設けたものである。この構成によると、蓄熱体100
をバーナに対し縦方向へ装備する場合、蓄熱体100の
移動に便利であり、手作業の場合の予想される蓄熱体1
00の不測の落下等も防止される。
【0035】図16に示す実施例は、前述の図14の実
施例の構成において、前記シャッタ107を設けた構成
としてある。
【0036】図17に示す実施例は、前述の図15,図
16に示した実施例の構成を組合わせたもので、シャッ
タ107とエレベータ108とを有する。
【0037】なお、以上の各実施例は好適な実施例の1
つではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の蓄熱体は、ハニカム状という一定の大きさの単一塊で
ある蓄熱材と断熱材、ケーシングとが一体的に組付けら
れていることから、蓄熱材の積層堆積の崩れが起こり得
ないため、蓄熱体の取付姿勢に全く制約がない。しか
も、蓄熱体の両端には蓄熱材そのものが露出するため、
いずれの端部を高温側としても支承がない。即ち、温度
的配慮の点においても取り付けに制約を受けない。
【0039】また、本発明の蓄熱体は、蓄熱材がハニカ
ム状で排ガス、燃焼用空気の流通通路が固定的かつ均等
に区画形成されていることから、排ガス、燃焼用空気の
流通が阻害されたり不均等になるようなことがなくなる
ため、蓄熱性能が高くなる。
【0040】さらに、本発明の蓄熱体の取付構造は、一
体化された蓄熱体が蓄熱式の燃焼装置のバーナノズルと
ウインドボックスとの間に設けられた蓄熱体装着部に着
脱可能であり、蓄熱体の着脱に際してバーナノズル、ウ
インドボックスに構造的な変更を要求しないため、蓄熱
体の蓄熱式の燃焼装置に対する着脱操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓄熱体の一実施例を示す図面で、
(A)は縦断面図、(B)はB部拡大図、(C)はC部
拡大図である。
【図2】本発明の蓄熱体の他の実施例を示す縦断面図で
ある。
【図3】本発明の蓄熱体の更に他の実施例を示す要部の
断面図である。
【図4】本発明の蓄熱体の更に他の実施例を示す断面図
である。
【図5】本発明の蓄熱体の他の実施例を示す図で、
(A)は縦断面図、(B)は(A)の底面図である。
【図6】本発明の蓄熱体の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の蓄熱体の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の蓄熱体の取付構造の実施例を示す断面
図である。
【図9】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示す
断面図である。
【図10】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示
す断面図である。
【図11】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示
す断面図である。
【図12】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示
す断面図である。
【図13】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示
す断面図である。
【図14】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示
す断面図である。
【図15】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示
す断面図である。
【図16】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示
す断面図である。
【図17】本発明の蓄熱体の取付構造の他の実施例を示
す断面図である。
【図18】蓄熱体の従来例を示す断面図である。
【図19】蓄熱体の他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 蓄熱材 20 断熱材 30 ケーシング 100 蓄熱体 101 ウィンドボックス 104 バーナノズル 102 バーナボディ 103 バーナスロート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玄蕃 誠吾 神奈川県横浜市鶴見区尻手2丁目1番53号 日本ファーネス工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハニカム状に形成された蓄熱材と、この
    蓄熱材の外部をハニカム状の開口面を除いて包む断熱材
    と、該断熱材の外部を包むケーシングとから少なくとも
    成り、これらの蓄熱材、断熱材及びケーシングを一体的
    に組付けてなる蓄熱体。
  2. 【請求項2】 蓄熱式の燃焼装置のバーナボディとウイ
    ンドボックスとの間に蓄熱体装着部を設け、請求項1の
    蓄熱体をバーナノズル、ウインドボックスと衝突しない
    方向からまたはウインドボックスの内部を通過させて蓄
    熱体装着部に着脱可能にしてなる蓄熱体の取付構造。
JP5081196A 1993-03-17 1993-03-17 蓄熱体およびその取付構造 Pending JPH06272852A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007261908A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Plantec Inc 熱改質装置
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