JPH0627274Y2 - 溶接ガンアーム - Google Patents
溶接ガンアームInfo
- Publication number
- JPH0627274Y2 JPH0627274Y2 JP11590789U JP11590789U JPH0627274Y2 JP H0627274 Y2 JPH0627274 Y2 JP H0627274Y2 JP 11590789 U JP11590789 U JP 11590789U JP 11590789 U JP11590789 U JP 11590789U JP H0627274 Y2 JPH0627274 Y2 JP H0627274Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- light metal
- steel plate
- plate
- bending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、C型或はX型等の溶接ガンのアームに関す
るものである。
るものである。
[従来の技術] 従来,この種の溶接ガンのアームは黄銅を材料とし鋳造
によって製作していた。
によって製作していた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、このような黄銅を材料としたものは重量の割
りには剛性に欠け、該アームが撓んだり横に曲がる虞れ
があり、また鋳造によることからその製作が面倒であ
る。そこで、該アームをアルミニユウム等の軽金属を用
い押出成形或は板体の曲折により製作することが考えら
れる。これによると、前記従来のアームに比してその重
量の割りには剛性を増大することができるが、アーム全
体が大型化されて溶接機として使用しにくい、という問
題がある。
りには剛性に欠け、該アームが撓んだり横に曲がる虞れ
があり、また鋳造によることからその製作が面倒であ
る。そこで、該アームをアルミニユウム等の軽金属を用
い押出成形或は板体の曲折により製作することが考えら
れる。これによると、前記従来のアームに比してその重
量の割りには剛性を増大することができるが、アーム全
体が大型化されて溶接機として使用しにくい、という問
題がある。
この考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、ア
ームを軽金属板と鋼板で製作すると共にその剛性を鋼板
によって補償することによりアーム全体を小型化すると
共に全体の重量を軽量化した溶接ガンアームを提供しよ
うとするものである。
みてなされたものであり、その目的とするところは、ア
ームを軽金属板と鋼板で製作すると共にその剛性を鋼板
によって補償することによりアーム全体を小型化すると
共に全体の重量を軽量化した溶接ガンアームを提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案における溶接ガン
アームは、 軽金属板と鋼板を接着した二重構造の板体を前記鋼板を
外側にして断面U字状に曲折した、 又は、軽金属板と鋼板を接着した二重構造の板体を前記
鋼板を外側にして断面U字状に曲折し、該U字状の両端
部に軽金属板を更に溶着した、 ものである。
アームは、 軽金属板と鋼板を接着した二重構造の板体を前記鋼板を
外側にして断面U字状に曲折した、 又は、軽金属板と鋼板を接着した二重構造の板体を前記
鋼板を外側にして断面U字状に曲折し、該U字状の両端
部に軽金属板を更に溶着した、 ものである。
[作用] アームを、軽金属板と鋼板を接着した二重構造の板体を
前記鋼板を外側にして断面U字状に曲折して形成するの
で、その製作が容易であると共にその重量を著しく軽減
でき且つ、アームに掛かる引張り応力は前記鋼板で引き
受けることによりアームの撓みや曲がりが防止され、ア
ーム全体として軽量,小型のものが得られる。
前記鋼板を外側にして断面U字状に曲折して形成するの
で、その製作が容易であると共にその重量を著しく軽減
でき且つ、アームに掛かる引張り応力は前記鋼板で引き
受けることによりアームの撓みや曲がりが防止され、ア
ーム全体として軽量,小型のものが得られる。
また、請求項2においては、両側面に軽金属板を更に溶
着したので、二重構造の板体部の曲折は容易,簡単にで
きると共に両側面の軽金属板によって、撓みや曲がりが
更に補償され所望の形状のアームを形成することができ
る。
着したので、二重構造の板体部の曲折は容易,簡単にで
きると共に両側面の軽金属板によって、撓みや曲がりが
更に補償され所望の形状のアームを形成することができ
る。
[実施例] 第1図ないし第4図を参照してこの考案の実施例につい
て説明をする。
て説明をする。
第1図はこの考案をC型の溶接ガンに適用したものであ
り、1はエアシリンダであって、そのピストンロッド2
の先端には一方の電極3が取付けられている。4は前記
エアシリンダ1に固定されたアームであって、該アーム
4の先端には他方の電極5が取付けられている。
り、1はエアシリンダであって、そのピストンロッド2
の先端には一方の電極3が取付けられている。4は前記
エアシリンダ1に固定されたアームであって、該アーム
4の先端には他方の電極5が取付けられている。
そして、該電極3,5間にワークを挟み、エアシリンダ
1の作動によりピストンロッド2を伸長することにより
両電極3,5はワークを加圧状態にし電流を供給するこ
とにより溶接が行われる。
1の作動によりピストンロッド2を伸長することにより
両電極3,5はワークを加圧状態にし電流を供給するこ
とにより溶接が行われる。
そして、前記ワークを加圧状態にしたとき、アーム4の
内周面6には引張り応力が働いてアーム4の全体を撓ま
せたり曲げようとする。
内周面6には引張り応力が働いてアーム4の全体を撓ま
せたり曲げようとする。
第2図はこの考案に係るアーム4の断面図を示すもので
あって、予めアルミニュウムのような軽金属板7とステ
ンレスのような鋼板8とを爆発圧着或は高温度下におけ
る圧着等によって接着して二重構造の板体としたもの
を、前記鋼板8を外側にして断面U字状に曲折して所望
のアーム4を形成するものである。
あって、予めアルミニュウムのような軽金属板7とステ
ンレスのような鋼板8とを爆発圧着或は高温度下におけ
る圧着等によって接着して二重構造の板体としたもの
を、前記鋼板8を外側にして断面U字状に曲折して所望
のアーム4を形成するものである。
第3図はこの考案に係るアーム4の他の実施例の断面図
を示すものであって、予めアルミニュウムのような軽金
属板7とステンレスのような鋼板8とを爆発圧着或は高
温度下における圧着等によって接着して二重構造の板体
としたものを、前記鋼板8を外側にして断面U字状に曲
折し、該U字状の両端部に軽金属板9,9を更に溶着し
て所望のアーム4を形成するものである。
を示すものであって、予めアルミニュウムのような軽金
属板7とステンレスのような鋼板8とを爆発圧着或は高
温度下における圧着等によって接着して二重構造の板体
としたものを、前記鋼板8を外側にして断面U字状に曲
折し、該U字状の両端部に軽金属板9,9を更に溶着し
て所望のアーム4を形成するものである。
第4図はこの考案に係るアーム4の更に他の実施例の断
面図を示すものであって、予めアルミニュウムのような
軽金属板7とステンレスのような鋼板8とを爆発圧着或
は高温度下における圧着等によって接着して二重構造の
板体とし、その際,軽金属板7の両端が鋼板8の両端よ
り幾分突出するように形成する。そしてこの二重構造の
板体を前記鋼板8を外側にして断面U字状に曲折し、該
U字状の両端部の突出した軽金属板7の部分に軽金属板
9,9を更に溶着して所望のアーム4を形成するもので
ある。このように構成すると、軽金属板7に軽金属板
9,9を溶着する作業が極めて容易となる。
面図を示すものであって、予めアルミニュウムのような
軽金属板7とステンレスのような鋼板8とを爆発圧着或
は高温度下における圧着等によって接着して二重構造の
板体とし、その際,軽金属板7の両端が鋼板8の両端よ
り幾分突出するように形成する。そしてこの二重構造の
板体を前記鋼板8を外側にして断面U字状に曲折し、該
U字状の両端部の突出した軽金属板7の部分に軽金属板
9,9を更に溶着して所望のアーム4を形成するもので
ある。このように構成すると、軽金属板7に軽金属板
9,9を溶着する作業が極めて容易となる。
以上の如く、アルミニュウムのような軽金属板7とステ
ンレスのような鋼板8によってU字状のアーム4を構成
するので、アーム4の軽量化が図れる。そして、引張り
応力を受ける面6側にはその外周にステンレスのような
鋼板8が存在するので、該鋼板8が前記引張り応力を引
き受ける。
ンレスのような鋼板8によってU字状のアーム4を構成
するので、アーム4の軽量化が図れる。そして、引張り
応力を受ける面6側にはその外周にステンレスのような
鋼板8が存在するので、該鋼板8が前記引張り応力を引
き受ける。
また、前記U字状の両端部に軽金属板9,9を更に溶着
したアームにおいては、二重構造の板体部のU字状曲折
が容易,簡単にできると共に両側面の軽金属板9,9に
よって、撓みや曲がりが更に補償され所望の形状のアー
ムを形成することができるのである。
したアームにおいては、二重構造の板体部のU字状曲折
が容易,簡単にできると共に両側面の軽金属板9,9に
よって、撓みや曲がりが更に補償され所望の形状のアー
ムを形成することができるのである。
なお、このアームはX型の溶接ガンにも適用できるもの
である。
である。
[考案の効果] この考案によると、アルミニュウムのような軽金属板と
ステンレスのような鋼板によってU字状のアームを構成
するので、その製作が容易であると共にその重量を軽減
でき、しかも、アームに掛かる引張り応力は鋼板で引き
受けることによりアームの撓みや曲がりが防止され、ア
ーム全体として軽量,小型のものが得られて、溶接作業
も極めて容易にできる。
ステンレスのような鋼板によってU字状のアームを構成
するので、その製作が容易であると共にその重量を軽減
でき、しかも、アームに掛かる引張り応力は鋼板で引き
受けることによりアームの撓みや曲がりが防止され、ア
ーム全体として軽量,小型のものが得られて、溶接作業
も極めて容易にできる。
また、請求項2の考案においては、前記効果に加えて、
付加された両側面の軽金属板によって、撓みや曲がりが
更に補償され所望の形状のアームを形成することができ
る。
付加された両側面の軽金属板によって、撓みや曲がりが
更に補償され所望の形状のアームを形成することができ
る。
第1図はこの考案に係るC型ガンの側面図、第2図は第
1図のII−II断面図、第3図は他の実施例のアーム断面
図、第4図は更に他の実施例のアーム断面図を示す。 4…アーム、7,9…軽金属板、 8…鋼板。
1図のII−II断面図、第3図は他の実施例のアーム断面
図、第4図は更に他の実施例のアーム断面図を示す。 4…アーム、7,9…軽金属板、 8…鋼板。
Claims (2)
- 【請求項1】軽金属板と鋼板を接着した二重構造の板体
を前記鋼板を外側にして断面U字状に曲折してなる溶接
ガンアーム。 - 【請求項2】軽金属板と鋼板を接着した二重構造の板体
を前記鋼板を外側にして断面U字状に曲折し、該U字状
の両端部に軽金属板を更に溶着してなる溶接ガンアー
ム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11590789U JPH0627274Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 溶接ガンアーム |
KR2019930000353U KR930004132Y1 (ko) | 1989-10-03 | 1993-01-12 | 용접 건 아암 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11590789U JPH0627274Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 溶接ガンアーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0357487U JPH0357487U (ja) | 1991-06-03 |
JPH0627274Y2 true JPH0627274Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31664221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11590789U Expired - Lifetime JPH0627274Y2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 溶接ガンアーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627274Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160190675A1 (en) * | 2013-01-16 | 2016-06-30 | Vipula DASANAYAKA | Universal adapter plate assembly |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6057868B2 (ja) * | 2013-09-20 | 2017-01-11 | 本田技研工業株式会社 | 溶接ガン |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP11590789U patent/JPH0627274Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160190675A1 (en) * | 2013-01-16 | 2016-06-30 | Vipula DASANAYAKA | Universal adapter plate assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0357487U (ja) | 1991-06-03 |
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