JPH06271542A - 2−スルホンアミドピリジン化合物 - Google Patents

2−スルホンアミドピリジン化合物

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Publication number
JPH06271542A
JPH06271542A JP5057354A JP5735493A JPH06271542A JP H06271542 A JPH06271542 A JP H06271542A JP 5057354 A JP5057354 A JP 5057354A JP 5735493 A JP5735493 A JP 5735493A JP H06271542 A JPH06271542 A JP H06271542A
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JP
Japan
Prior art keywords
compound
formula
group
expressed
sulfonamidopyridine
Prior art date
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Pending
Application number
JP5057354A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Yoshikawa
賢成 吉川
Hideji Saito
秀次 齋藤
Yoichi Shimazaki
洋一 島崎
Mariko Kashiwa
真理子 柏
Katsuo Hatayama
勝男 畑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH06271542A publication Critical patent/JPH06271542A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】消化管障害などの副作用が少ない長期投与に耐
えうる安全性の高い、抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作
用、抗アレルギー作用などを有する薬剤を提供すること
を目的とする。 【構成】式 (式中、R1は炭素原子数 1〜5個のアルキル基を示
し、R2は炭素原子数1〜5個のアルキル基、ベンジル
基、炭素原子数5〜8個のシクロアルキル基、フェニル
基もしくはハロフェニル基を示す。)で表される2−ス
ルホンアミドピリジン化合物およびその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗炎症作用、鎮痛作
用、解熱作用および抗アレルギー作用を有する2−スル
ホンアミドピリジン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】スルホンアミドピリジン化合物に関して
は、特開平4−364168号公報に記載の化合物[例
えば、N−(6−ニトロ−2−フェノキシ−3−ピリジ
ル)メタンスルホンアミドなど]が知られているが、本
発明の2−スルホンアミドピリジン化合物に関しては全
く開示されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た抗炎症作用、解熱作用、鎮痛作用および抗アレルギー
作用を有する新しいスルホナミドタイプの化合物を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【0005】
【0006】[式(I)中、R1は炭素原子数 1〜5個
のアルキル基を示し、R2は炭素原子数1〜5個のアル
キル基、ベンジル基、炭素原子数5〜8個のシクロアル
キル基、フェニル基もしくはハロフェニル基を示す。]
で表される2−スルホンアミドピリジン化合物に関す
る。
【0007】本発明において、R1およびR2の炭素原子
数 1〜5個のアルキル基とは、同一または異なって直
鎖状または分枝鎖状のアルキル基であり、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、3−ペンチル基などである。R2の炭素原子数5〜
8個のシクロアルキル基とは、シクロペンチル、シクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基もしくはシクロオクチル
基である。R2のハロフェニル基とは、1個あるいは2
個のフッ素原子、塩素原子もしくは臭素原子が同一また
は異なってフェニル基に置換した基である。
【0008】本発明の式(I)の化合物は、例えば、2
−アミノ−3−ヒドロキシピリジンを出発原料として下
記の製造方法により得ることができる。
【0009】
【0010】(反応式中、R1およびR2は前記と同意義
であり、Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子もしくは
ヨウ素原子である。)
【0011】(a)すなわち、まず、2−アミノ−3−
ヒドロキシピリジンと式(II)で表される化合物を塩
基存在下反応させることにより、式(III)で表され
る化合物を得ることができる。
【0012】本反応における塩基としては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、
水素化ナトリウム、水素化カリウムなどのアルカリ金属
水素化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカ
リ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
などのアルカリ金属炭酸水素塩、金属ナトリウム、ナト
リウムアミドなどが挙げられる。本反応は無溶媒または
水、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチルエーテ
ル、石油エーテル、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ピリジン、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジクロロメタ
ン、クロロホルムなどの溶媒中で行うことができる。
【0013】また、本反応においては、ヨウ化カリウ
ム、トリエチルベンジルアンモニウムクロリドなどの4
級アンモニウム塩、18−クラウン−6 エーテルなど
のクラウンエーテル、塩化銅、酸化銅などの銅化合物な
どを加えることにより反応を加速することもできる。
【0014】(b)次いで、式(III)の化合物のア
ミノ基を式(IV)で表される化合物を用い、スルホニ
ル化することにより、式(V)で表される化合物を得る
ことができる。
【0015】本反応は塩基存在下で行うのが好ましく、
塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウムなどの無機塩基またはトリエチルアミン、
4−メチルモルホリン、1−メチルピペリジン、ピリジ
ン、N,N−ジメチルアミノピリジンなどの有機塩基が
挙げられる。また、本反応は、通常、ジクロロメタン、
クロロホルム、酢酸エチル、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、エチルエーテル、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、アセトン、アセトニトリル、水、ピリジン、N,N
−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの
溶媒中で行うのが好ましい。
【0016】(d)最後に、式(V)の化合物を硝酸ま
たは硝酸塩を用いてニトロ化することにより、本発明の
化合物[式(I)で表される化合物]を得ることができ
る。
【0017】本反応における硝酸塩とは、硝酸ナトリウ
ム、硝酸カリウム、硝酸鉄などが挙げられる。また、本
反応は無溶媒または酢酸、無水酢酸、トリフルオロ酢
酸、硫酸、ジクロロメタン、クロロホルム、ベンゼン、
ジオキサン、エタノールなどの溶媒中で行うことができ
る。
【0018】本発明の化合物は経口または非経口的に慣
用の投与剤型で投与することができる。これらは、例え
ば錠剤、粉剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤、液剤、乳
剤、懸濁剤、注射剤などであり、いずれも通常の方法に
より製造することができる。人に対して抗炎症剤として
用いる場合、その投与量は、年齢、体重、症状、投与経
路、投与回数などによって異なるが、通常1日当り20
〜1000mgである。
【0019】
【発明の効果】本発明の化合物は、抗炎症作用、鎮痛作
用、解熱作用および抗アレルギー作用などを有し、消化
管障害などの副作用が少ないため抗炎症剤、抗アレルギ
ー剤として有用である。
【0020】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。 実施例1 (1)60%水素化ナトリウム2.8gを含むテトラヒ
ドロフラン70ml懸濁液に、2−アミノ−3−ヒドロ
キシピリジン7.0gを加え、室温で1時間攪拌した
後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣にジメチルス
ルホキシド140ml、シクロヘキシルブロミド12.
4gを順に加え室温で6時間攪拌した。反応液に水を加
え、クロロホルムで抽出後、有機層を水、飽和食塩水の
順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=2:
1)で精製し、黄褐色結晶の2−アミノ−3−シクロヘ
キシルオキシピリジン0.45gを得た。
【0021】m.p.84.5〜86.5℃
【0022】(2)2−アミノ−3−シクロヘキシルオ
キシピリジン0.40gを含むピリジン2ml溶液に、
氷冷下、メタンスルホニルクロリド0.26gを加え、
室温で6時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチル
で抽出後、有機層を水、飽和食塩水の順に洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を濃縮して得られた
残渣をエタノール−n−ヘキサンで再結晶して無色結晶
のN−(3−シクロヘキシルオキシ−2−ピリジル)メ
タンスルホンアミド0.26gを得た。
【0023】m.p.108〜109℃
【0024】(3)N−(3−シクロヘキシルオキシ−
2−ピリジル)メタンスルホンアミド0.21gを含む
酢酸0.8ml溶液に、90℃に加熱撹拌下、60%硝
酸0.09gを加え、30分間攪拌した。反応液を室温
に戻し、水を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で中
和し、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和食塩水の
順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
濃縮して得られた残渣をエタノールで再結晶して黄色板
状晶のN−(3−シクロヘキシルオキシ−5−ニトロ−
2−ピリジル)メタンスルホンアミド0.18gを得
た。
【0025】m.p.131〜132℃
【0026】実施例2 実施例1と同様にすることにより、N−(3−ベンジル
オキシ−5−ニトロ−2−ピリジル)メタンスルホンア
ミドを得た。
【0027】m.p.200〜202℃(再結晶溶媒は
エタノールを用いた。)
フロントページの続き (72)発明者 柏 真理子 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 畑山 勝男 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 (式中、R1は炭素原子数 1〜5個のアルキル基を示
    し、R2は炭素原子数1〜5個のアルキル基、ベンジル
    基、炭素原子数5〜8個のシクロアルキル基、フェニル
    基もしくはハロフェニル基を示す。)で表される2−ス
    ルホンアミドピリジン化合物およびその塩。
JP5057354A 1993-03-17 1993-03-17 2−スルホンアミドピリジン化合物 Pending JPH06271542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5057354A JPH06271542A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 2−スルホンアミドピリジン化合物

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JP5057354A JPH06271542A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 2−スルホンアミドピリジン化合物

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JPH06271542A true JPH06271542A (ja) 1994-09-27

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JP5057354A Pending JPH06271542A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 2−スルホンアミドピリジン化合物

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