JPH0627117Y2 - 培地入りバッグ - Google Patents

培地入りバッグ

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JPH0627117Y2
JPH0627117Y2 JP1989002101U JP210189U JPH0627117Y2 JP H0627117 Y2 JPH0627117 Y2 JP H0627117Y2 JP 1989002101 U JP1989002101 U JP 1989002101U JP 210189 U JP210189 U JP 210189U JP H0627117 Y2 JPH0627117 Y2 JP H0627117Y2
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JP
Japan
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medium
bag
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bag containing
distilled water
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JP1989002101U
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JPH0293999U (ja
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和弘 西島
和則 一戸
一久 本間
真子 武
洋一 香川
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Kawasumi Laboratories Inc
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Kawasumi Laboratories Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一般に培養を行う際に使用される培地入りバ
ッグであって、研究用、工業生産用を問わず、細胞、微
生物等の培養を行う際に使用されるものである。
[従来の技術及び従来技術の課題] 現在、培地を作製する場合は、次のようにして行われて
いる。
例えば、ガラス製の容器中で、粉末培地を蒸留水に溶解
して、この容器からポンプ等の手段により、または加圧
タンク等により溶解した培地を移し、この培地を除菌フ
ィルターに通して除菌する。
除菌後の培地は、クリーンベンチ内で滅菌済容器中へ移
して、キャップをきつくしめて無菌性を保持する。
培地を作製する際に最も注意を要するのは、コンタミネ
ーションの発生防止であるが、これらの操作は、開放系
で行なわれるためコンタミネーションの発生する危険性
が高い。
このため終始クリーンベンチ内で行わなければならなか
った。
しかし、クリーンベンチ内の操作でもコンタミネーショ
ンが発生する危険性があった。
そこで本考案者は、鋭意検討を重ねた結果、クローズド
システムにより培地を作製できる容器を考案し、作業者
が培地等に直接触れることがなく、またクリーンベンチ
を使用することなくコンタミネーションの発生を押える
ことのできる培地入りバッグを提供するものである。
[課題を解決する為の手段] 可撓性合成樹脂製シートよりなる袋状本体2の上端部の
途中に除菌フィルター6を配置した溶媒注入チューブ3
と培地導出口4を装着し、前記本体2の内部には滅菌さ
れた濃縮培地9が封入されてなる培地入りバッグ1を提
供するものである。
[作用] 溶媒注入チューブ3から蒸留水等の溶媒を除菌フィルタ
ー6を経て袋本体2内へ導入して、滅菌済の培地9を溶
解して、培地を調整することができるので培地にコンタ
ミネーションが発生するおそれがない。
[実施例] 第1図は、本考案の培地入りバッグ1の概略図を示す。
培地入りバッグ1は、例えば、ポリ塩化ビニル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリブチレンテレフタート、
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタート等よりなる可
撓性合成樹脂製の袋状本体2と該本体2の上端部に接続
されている蒸留水等の溶媒注入チューブ3とプロテクタ
ー8で覆われた培地導出口4より構成される。
溶媒注入チューブ3の先端には、蒸留水等の溶媒入り容
器との接続針5が接続され、途中には、除菌フィルター
6とクランプ7が配置されている。
除菌フィルターの材質は、ポリビニリデン2フロライ
ド、ポリテトラフロロエチレン、セルロースエステル等
が使用でき、又孔径は0.22μのものが菌の侵入を防
ぐことができる。
さらに本体2の内部には、例えばPRMI,MEM,D
MEM,BHEM培地、血清加培地、無血清加培地等よ
りなる粉末状、ゼリー状、流体状の滅菌済の濃縮培地9
が封入されている。
これらの培地9を本体2内部に封入する方法としては、
袋状本体2をシート又は押し出し成形チューブにより袋
状にシールして形成する際に封入しても良いしあるい
は、袋状に形成した後、溶媒の注入用シール3を袋状本
体2に接続する前に、接続部付近から本体2内に培地を
導入しても良い。そして、これらの培地入りバッグ1は
使用前にEOG滅菌等を施し、無菌状態にしておいてか
ら使用される。
次に、本考案の培地入りバッグ1を使用して、培地を作
製する方法について説明する。
第2図のように培地入りバッグ1の接続針5を、蒸留水
入りプラスチックボトル10の口部に接続して、重力に
よる落差より培地注入チューブ3を経て本体2内に蒸留
水を注入する。
蒸留水内に存在している菌は、除菌フィルター6により
捕捉されて、本体2内に混入するおそれがない。
注入用チューブ3を本体2の上端部付近でシールして切
断した後、本体2を良く撹拌して培地を蒸留水に溶解し
て所定の培地を調整する。
この培地を使用する際には、第3図に示すようにプロテ
クター8を破断して、培地導出口4を露出し、これに、
連結チューブ12の一端に、装着された連結針11を接
続して、連結チューブ12の他方の一端に接続された連
結針11を、培地バッグ13(または培養細胞を封入し
た半透膜15を有する濃縮培養バッグ13a)の培地導
入口14(または14a)に接続して、連結チューブ1
2を経て、培地を培養バッグ13(または濃縮培養バッ
グ13a)に導出し培養を行うものである。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の培地入りバッグ2では、
完全なクローズドシステムで培地の調整を行うことがで
きるのでクリーンベンチ内の操作が不要であるのもかか
わらずコンタミネーションの危険性が少ない。
蒸留水等の溶媒のみを除菌フィルターで濾過して培地を
調整する為、濾過が容易で従来のように送液ポンプの使
用や加圧を行う必要がなく、無菌状態の培地をすばやく
調整することができる。
等の効果を有する優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、培地入りバッグの概略図、第2図は、培地入
りバッグを調整する際の状態図、第3図は培地バッグ内
の培地を導出する際の概略図を示す。 図中、1は培地入りバッグ、2は本体、3は溶媒注入チ
ューブ、4は培地導出口、5は接続針、6は除菌フィル
ター、7はクランプ、8はプロテクター、9は培地、1
1は連結針、12は連結チューブ、13は培養バッグ、
13aは濃縮培養バッグを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 香川 洋一 東京都品川区南大井3丁目28番15号 川澄 化学工業株式会社内 審査官 佐藤 雪枝 (56)参考文献 特開 昭63−192375(JP,A) 特公 昭63−42517(JP,B2) 特表 昭63−503201(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性合成樹脂製シートよりなる袋状本体
    の上端部の途中に除菌フィルターを配置した溶媒注入チ
    ューブと培地導出口を装着し、前記本体の内部には滅菌
    された濃縮培地が封入されてなることを特徴とする培地
    入りバッグ。
JP1989002101U 1989-01-13 1989-01-13 培地入りバッグ Expired - Lifetime JPH0627117Y2 (ja)

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JPH0293999U JPH0293999U (ja) 1990-07-26
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EP1739164B1 (en) 2004-04-13 2016-08-10 Toyo Seikan Group Holdings, Ltd. Double incubator and incubating method
JP4599877B2 (ja) * 2004-04-13 2010-12-15 東洋製罐株式会社 培養容器および培養方法
JP2007104975A (ja) 2005-10-14 2007-04-26 Toyo Seikan Kaisha Ltd 培養容器および培養方法

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