JP2007330108A - 細胞培養容器及び細胞移注方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
培養前に予め培養液を充填してもリークの心配がなく、スプリット作業後における細胞培養が容易であり、細胞培養終了後におけるバイオハザードのおそれがない細胞培養容器を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明は、閉鎖的に液体連通を可能とする接続部材を含む細胞培養容器を提供する。本発明の細胞培養容器は、接続部材を含み、前記接続部材は、弾性部材からなり、中心部に上下方向に貫通したスリットを設けた栓体と、前記栓体に周設し、前記栓体のスリットを圧縮密閉する圧縮部材と、前記圧縮部材から下方に延出し、内腔が前記細胞培養容器及び前記圧縮部材の内部と液密に連通し、前記内腔に薄肉の隔壁を具備する管状部材を備えたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、閉鎖的に液体連通を可能とする接続部材を含む細胞培養容器に関する。
従来、哺乳動物の付着細胞や懸濁細胞を生体外で行う培養は、ポリスチレン製容器の中で行われてきた。しかし、空気との接触面積が小さいために培地への通気が十分ではなく、常時培地を交換する必要があり、培地を浪費していた。さらに、培地を交換する際には、雑菌の混入が問題となる。
かかる問題を解決すべく、気体透過性を有するアイオノマー樹脂からなる細胞培養容器が開示されている(特許文献1)。また、エチレンビニルアルコールを主成分とするフィルムからなる細胞培養容器が開示されている(特許文献2)。これらの培養容器には予め使用する培地を容器内に充填し、それをガスバリア性のフィルムで包装した培地保存容器と培養容器を兼用できる形態も考案されている(特許文献3)。
これらの細胞培養容器を用いる培養においては、一定量まで細胞が増殖すると酸素や栄養源の消費が多くなるため、思うように細胞が増殖しなくなる。したがって、別途培地を充填した細胞培養容器を用意し、それぞれの細胞培養容器に増殖した細胞を2つに分割する作業を行う(スプリット作業)。このスプリット作業は、例えば、図5又は特許文献4に示すような両端にプラスチック針を具備する連結チューブを用いて行う。具体的には、連結チューブの両端に具備するそれぞれのプラスチック針を、それぞれの細胞培養容器に具備する膜チューブに接続して行う。プラスチック針を用いる理由としては、金属針と比較して安全であり、且つ内腔の太さが当該金属針の内腔よりも太いためであり、針刺し事故防止と、スプリット作業を迅速に行うことができるためである。
スプリット作業後においては、連結チューブを熱シールし、2バッグを切り離して培養するが、バッグに接続した連結チューブのプラスチック針を取り外すことができない。何故ならば、内腔の薄肉の隔壁が破壊されているため、細胞培養容器はもはや密閉状態とならないためである。そのため、万が一連結チューブのプラスチック針が、膜チューブから外れてしまえば、バッグから培養液が漏れだして、バッグだけでなくインキュベーターなどの培養環境を汚染してしまう。またスプリット作業の後、プラスチック針が刺さったままであるため、次のスプリット操作や細胞を回収するときには、そのポートを繰り返し使用できず、他のポートを使用しなくてはならない。そのため、全てのスプリット作業や回収作業数量のポートが必要となり、バッグの形状や連結チューブの形状が複雑なものとなり、コスト高を招き、培養作業も煩雑であった。
一方、輸液等で針なし接続の機構をもった混注ポートをもつもものある。例えばシリンジ先端でポート口にあるシリコンゴムを押圧すると流入口が開いたりする機構である。これらを培養バッグに適用すれば、スプリット作業の煩雑性は一見解消できるように考えられる。ところが、これらは圧力によって開閉するため、リークする可能性が高い。培養期間中は、バッグ全体に圧力のかかることはまれであるため、リークの危険性は低い。しかし、培養バッグに予め培養液を充填し保管する場合、保管庫にバッグを積み重ねたりして、バッグに予想以上の圧力がかかることが考えられる。また場合によっては培地が充填されたバッグを異なる施設に搬送することもあり得る。この時、搬送による振動や梱包の形態によってはバッグに圧力がかかることが予想される。このような場合、単なる圧力による開閉機構や逆止弁的なポートは、リークする可能性が極めて高い。従って、これらのポートを培養バッグ等のように液が充填されるような容器に適用するのは容易ではない。
また、細胞培養が終了した後は、細胞培養容器はそのまま破棄していたが、膜チューブの隔壁が破壊されている以上、細胞培養容器内に残存した細胞によりバイオハザードが起こるおそれがある。
特開昭60−160881号公報 特開2005−287425号公報 特公平06−097986号 特開平07−047105号公報
本発明は、培養液を予め充填しても、ポートからのリークがなく、かつスプリット作業後における細胞培養が容易であり、細胞培養終了後におけるバイオハザードのおそれがない細胞培養容器を提供することを目的とする。
本発明は、
[1] 閉鎖的に液体連通を可能とする接続部材を具備する細胞培養容器であって、
前記細胞培養容器は、接続部材を具備し、
前記接続部材は、
弾性部材からなり、中心部に上下方向に貫通したスリットを設けた栓体と、
前記栓体に周設し、前記栓体のスリットを圧縮密閉する圧縮部材と、
前記圧縮部材から下方に延出し、内腔が前記細胞培養容器及び前記圧縮部材の内部と連通し、前記内腔に薄肉の隔壁を設けた管状部材
を備えたものである細胞培養容器、
[2] 前記容器が、バッグである[1]に記載の細胞培養容器、
[3] 前記接続部材が、前記バッグのポートとして具備するものである[1]に記載の細胞培養容器、
[4] さらに、前記圧縮部材に前記栓体天面を覆うキャップ部材を付設した[1]に記載の細胞培養容器、
[5] 2つの細胞培養容器の液体連通を可能とするキットであって、
前記キットは、2つの細胞培養容器と、連結デバイスを含み、
前記細胞培養容器は、接続部材を具備するものであり、
前記接続部材は、
弾性部材からなり、中心部に上下方向に貫通したスリットを設けた栓体と、
前記栓体に周設し、前記栓体のスリットを圧縮密閉する圧縮部材と、
前記圧縮部材から下方向に延出し、内腔が前記細胞培養容器本体内部及び前記圧縮部材の内部と連通し、前記内腔に薄肉の隔壁を設けることにより前記圧縮部材の内部と前記細胞培養とを区画する管状部材を備え、
前記連結デバイスは、
チューブと、
前記チューブの両端に接続したプラスチック針
を備えたものである
細胞培養キット、
[6] 前記容器が、バッグである[5]に記載の細胞培養キット、
[7] 前記接続部材が、前記バッグのポートとして具備するものである[5]に記載の細胞培養キット、
[8] さらに、前記圧縮部材に前記栓体天面を覆うキャップ部材を付設した[5]に記載の細胞培養キット、及び、
[9] 第1の細胞培養容器で培養された細胞を、第2の細胞培養容器に移す方法であって、
第1の細胞培養容器は、培養された細胞と、当該細胞を懸濁する培地が収容されたものであり、
それぞれの細胞培養容器は、接続部材を具備するものであり、
前記接続部材は、
弾性部材からなり、中心部に上下方向に貫通したスリットを設けた栓体と、
前記栓体に周設し、前記栓体のスリットを圧縮密閉する圧縮部材と、
前記圧縮部材から下方向に延出し、内腔が閉鎖系容器本体内部と前記圧縮部材の内部とを液密に連通し、前記内腔に薄肉の隔壁を設けることにより前記圧縮部材の内部と前記細胞培養とを区画する管状部材を備えたものであって、
1)両端にプラスチック針を具備するチューブを備えた連結デバイスであって、当該デバイスのプラスチック針をそれぞれの細胞培養容器の接続部材のスリットに差し込むことで、第1の細胞培養容器と第2の細胞培養容器とを液体的に流通するステップと、
2)第1の細胞培養容器に収容した細胞の全容量のうち少なくとも一部を第2の細胞培養容器に移注するステップ
を含む細胞移注方法に関する。
本発明の細胞培養容器によれば、培養液を予め充填しても、ポートからのリークがなく、かつスプリット作業後における分割された細胞培養系を独立して取り扱うことができるため、作業非常に簡便となる。また、細胞培養終了後におけるバイオハザードのおそれがない。
以下、本発明について図面を用いて説明する。
図1は本発明の細胞培養容器を示す図である。本発明の細胞培養容器とは、容器本体11内部と閉鎖的に液体連通を可能とする接続部材2を具備する容器をいう。容器本体の形状は、バッグ及びボトルなどが挙げられるが、量産が容易であり、軽量である観点からバッグであることが好ましい。
バッグの内容量は、細胞の培養における使用される培地の量に応じて当業者が適宜設定することができるため、特に限定されるものではないが、取り扱うのに適度な大きさである観点から、約10〜2,000ml、好ましくは約50〜1,000mlである。
バッグを構成する可撓性フィルムは、細胞培養時における細胞の代謝活動を補助するために、安定したガス交換を行うことができる通気性材料であれば、特に限定されるものではない。通気性材料は、温度25℃における酸素の透過係数が約100〜5,000cm/m・24hr・atm、好ましくは約1,100〜3,000cm/m・24hr・atm、さらに好ましくは約1,250〜2,750cm/m・24hr・atmであればよい。又は、二酸化炭素透過係数が約1001〜20,000cm/m・24hr・atm、好ましくは約5,000〜9,000cm/m・24hr・atmであればよい。これらの要件を満足する適切な材料としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ(エチレン−ビニルアセテート)コポリマー、ポリ(エチレン−エチルアクリレート)コポリマー、ポリ(エチレン−メタアクリレート)コポリマーなどが挙げられる。これらの材料の中でも、工業的な製造が容易であり、ガンマ線滅菌に耐えうるものであり、且つ内部の培地の様子を観察することができる程度の透明性を有する観点からポリエチレンが好ましいが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明の細胞培養容器1は、接続部材2を含む。接続部材2は、容器本体1に具備するポートから延出するチューブの先端に備えてもよいし、図1に示すように当該接続部材2自身を細胞培養容器1のポートとして備えてもよい。特に、細胞培養容器1を構成する材料が減り、原価を抑えることができる観点から、図1に示すように接続部材2自身を細胞培養容器1のポートとして備えることが好ましい。
本発明の接続部材とは、閉鎖的に液体連通を可能とする部材をいう。その構成は、栓体21と、栓体21に周設した圧縮部材22と、圧縮部材22から下方に延出した管状部材23を備える。図2は接続部材の拡大断面図を示す図である。
栓体21は、弾性部材からなる一般的なゴム栓をいうが、中心部には上下方向に貫通したスリット211が設けられている。
スリット211は、いわゆるプラスチック針32が刺通するために具備する部分である(図4)。スリット211は、後述する圧縮部材2により圧縮密閉されているが、プラスチック針32を圧入することにより、容易に開くことができる。また、当該プラスチック針32を引き抜けば、栓体21自身の弾性力により元の形状に復元し、再びスリット211は圧縮密閉される。
したがって、栓体21を構成する材料は、自身の形状が復元できる程度の弾性力を有するものが選択される。特に、ゴム又はエラストマーが選択される。例えば、ゴムの場合、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム及び天然ゴムなどが使用できる。特に、プラスチック針の刺通における摺動性がよく、プラスチック針の抜き差しによりスリット211からの裂けが生じない観点から、イソプレンゴム、シリコンゴム及び天然ゴムが好ましいが本発明はこれに限定されるものではない。
ここで、栓体21にスリット211を設ければ、プラスチック針32などの針先が鈍い針を刺通することはできない。また、スリット211を設けない栓体を用意し、当該栓体を金属針などで穿刺してスプリットを行うことも考えられるが、金属針の内腔は太くて0.9mm程度(いわゆる18ゲージの金属針)であり、十分な流量を得ることができない。さらに金属針は、針刺し事故が起こる原因となる。その上、内腔の太い金属針でスリットを具備しない栓体を刺通すると、コアリングが発生し、ゴム片が培地に混入してしまう。コアリングが発生した栓体は、もはや細胞培養容器1を密封することができない。
スリット211の幅は、後述する圧縮部材22により圧縮密閉可能である程度の幅であれば特に限定されるものではない。但し、必要以上に太くする必要性はなく、例えば、刃物などにより切れ込んだ程度であれば十分である。この場合におけるスリット211の幅は限りなく0に近いと言える。
さらに、スリット211の形状も、後述する圧縮部材22により圧縮密閉可能であれば、特に限定されるものではない。但し、必要以上に特殊な形状にする必要はなく、例えば、刃物などにより切れ込みにより生じる一文字形状又は十文字形状であれば十分である。
例えば、スリット211の形状が一文字形状又は十文字形状である場合、その長さは、プラスチック針32が刺通できる程度の長さであれば特に限定されるものではない。例えば、3〜5mm、好ましくは3.5〜4.5mmである。
また、栓体21の水平断面形状は、当該栓体21にて生じる圧を均等にする観点から通常は円形であるが、本発明はこれらに限定されるものではない。栓体21の形状が円系である場合、その外径はプラスチック針32が刺通できる程度の大きさであればよく、約3〜5mm、好ましくは約3.5〜4.5mmである。
上述した栓体21には、圧縮部材22が周設される。本発明の圧縮部材とは、栓体21に周設し、栓体21の水平面方向において締付圧を発生させ、当該栓体21のスリット211を圧縮密閉するものをいう。栓体21のスリット211の圧縮密閉は、例えば、栓体21の水平断面形状よりも若干小さめの断面形状を有する部材を用意し、当該部材に栓体21を圧入すれば、栓体21の水平面方向において締付圧が発生し、達成される。より詳細には、例えば、栓体21の水平断面形状が円形である場合は、当該円より若干径の小さい円筒状の部材に、当該栓体21を圧入すれば、中心方向に向かって締付圧が発生し、栓体21のスリット211を圧縮密閉する。例えば、栓体21の形状が円形である場合は、当該栓体21を周設する圧縮部材22の内径は、当該栓体の外径よりも約0〜1mm、好ましくは約0〜0.5mm小さい部材を用いることができるが、これに限定するものではない。この締付圧により、内部の培地が外部に漏れることがない。よって、培養収容後も安全に破棄することができる。
圧縮部材22の素材は、栓体21に常に締付圧を発生させる程度の形状維持能力を有する材料であれば特に限定されるものではない。例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリテトラフロオロエチレン、ポリアクリルアミド及びポリエチレンテレフタレート等のプラスチックや、ガラス並びに金属類などが挙げられる。特に安価かつ軽量であるポリプロピレン及びポリカーボネートが好ましい。
また、図2に示すように圧縮部材22に栓体21天面を覆うキャップ部材221を付設することが好ましい。キャップ部材221により、栓体21が圧縮部材22から外れることがなく、さらに、二重に封をすることができ、培養における汚染(コンタミ)のリスクを低減することができる。その素材は、圧縮部材22と同様のものが使用される。
そして、上述した圧縮部材22の下方には管状部材23が延出して備える。本発明の管状部材とは、内腔が細胞培養容器1及び圧縮部材22の内部と液密に連通するものをいう。環状部材3の形状は、円柱形状、四角柱形状及び三角柱形状など特に限定されるものではない。また、管状部材23は、いわゆるチューブ状であってもよいし、ポート状であってもよい。
圧縮部材22と管状部材23との接続は、液体が連通する形態であれば特に限定されるものではない。例えば、図2では管状部材23の内腔に圧縮部材22から下方向に延出した部材を挿入する形態をとる。一方、管状部材23をポート状として扱う場合は、図3に示すように圧縮部材22と管状部材23を一体で成型してもよい。
管状部材23の素材は、当該管状部材23をチューブ状として用いる場合は、チューブに使用される材料を、バッグのポート状として用いる場合は、ポートに使用される材料をそれぞれ選択することができる。チューブに使用される材料とは、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン及びエチレン酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。ポートに使用される材料は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリテトラフロオロエチレン、ポリアクリルアミド及びポリエチレンテレフタレート等のプラスチックや、ガラス並びに金属類などが挙げられる。特に安価かつ軽量であるポリエチレン及びポリプロピレンが好ましい。
また、管状部材23には、細胞を培養する培地を収容する細胞培養容器1の搬送及び使用前における保存の際、栓体21のスリット211からの微量な培地の漏出(スローリーク)を防止するために、内腔に破壊可能な隔壁231を設ける。これにより、細胞培養容器1の内部と圧縮部材22の内部は隔壁231により区画される。隔壁231は、図2に示すように管状部材23と一体とする形態、図3に示すように管状部材23とは別部材として設ける形態が挙げられる。図2に示す構造は、いわゆる膜チューブと呼ばれる構造である。隔壁231の素材は、図2に示すように管状部材23と隔壁231を一体とする形態の場合は上述した素材と同一のものが使用される。一方、図3に示すように管状部材231とは別部材として設ける形態の場合、隔壁231の素材は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレンビニルアルコール共重合体、シリコンゴム及びブチルゴムなどが選択される。これらの素材の中でも、隔壁231をプラスチック針32で破壊するとき、クラックが入りにくい観点から、ポリエチレン及びポリプロピレンが好ましい。
隔壁231の厚みは、薄肉であればよい。薄肉とは、プラスチック針32の刺通により容易に破壊できる程度の厚みであれば、特に限定されるものではない。その厚みは、隔壁231(管状部材23)を構成する材料の力学的物性により依存し、一概に述べることはできないが、例えば、隔壁231(管状部材23)を構成する材料がポリエチレンである場合、隔壁231の幅は約0.2〜1.0mm、好ましくは約0.4〜0.6mmである。
本発明の細胞培養容器1は、さらに特許文献4や図5に示すような連結デバイス3を含むキットとしてもよい。連結デバイスは、チューブ31と、チューブ31の両端に接続したプラスチック針32を備えたものをいう。
チューブ31は、医療用として市販されているチューブと同様の形状であれば特に限定されるものではない。但し、培地が内部を流れていることを目視で確認できる観点から透明性を有するものであることが好ましい。チューブ31に使用される材料は、上述したように、例えば、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体及びポリエチレン等が挙げられる。特に医療用としてその安全性が認められており、高周波シーラーで封止が容易という観点から、ポリ塩化ビニルが好ましい。
プラスチック針32は、栓体21のスリット211を刺通可能なものであり、針軸方向に内腔を具備するものであり、基端の内腔がチューブ31と液体的に連通しているものをいう。針先の形状などは、当業者が適宜選択して設計できるが、針刺し事故防止のために丸みがあることが好ましく、さらに先端側の側壁に内腔と連通する連通孔を備えた形態であることが好ましい。特にスプリット操作後、針先端に連通孔がある構造では、プラスチック針32を抜いた際に、液滴が栓体21の上部に滴状につきやすいため、連通孔は側面にある方がよい。特に本発明の管状体に設けられた隔壁がプラスチック針32の側部に設けられた連通孔の培地をこそぎ取る機能も期待され、より栓体上部に培地の液滴がつかない構造である。栓体21の上部に培地が滴状に残った場合、その部分に細菌などが繁殖し、繰り返し使用が出来なくなるので、上記機構は特に有用である。加えて、上述の接続部材の栓体21に当該プラスチック針32を刺通した場合、安定して刺通状態を保持するためのロック機構321を設けることが好ましい。
プラスチック針32に使用する材料は、市販のプラスチック針と同様の材料を使用することができる。例えば、ABS、ポリプロピレン及びポリカーボネートなどが挙げられる。特に、刃先の折れにくいABSが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではない。
以下、本発明の細胞培養容器の接続部材を利用した細胞の移注方法について説明する。つまり、第1の細胞培養容器に収容した培養細胞を、第2の細胞培養容器にスプリットする方法について説明する。ここで、第1の細胞培養容器には、細胞と、当該細胞を懸濁する培地、言い換えれば細胞懸濁液を収容したものである。そして、少なくとも、
1)両端にプラスチック針を具備するチューブを備えた連結デバイスであって、当該デバイスのプラスチック針をそれぞれの細胞培養容器の接続部材のスリットに差し込むことで、第1の細胞培養容器と第2の細胞培養容器とを液体的に流通するステップと、
2)第1の細胞培養容器に収容した細胞の全容量のうち少なくとも一部を第2の細胞培養容器に移注するステップ
を含む。
「1)両端にプラスチック針を備えた連結デバイスであって、当該デバイスのプラスチック針をそれぞれの細胞培養容器の接続部材のスリットに差し込むことで、第1の細胞培養容器と第2の細胞培養容器とを液体的に流通するステップ」では、図4に示すようにそれぞれのプラスチック針32を、それぞれの細胞培養容器1における接続部材2のスリット211に刺通することにより、液体的に流通することができる。
そして、「2)第1の細胞培養容器に収容した細胞の全容量のうち少なくとも一部を第2の細胞培養容器に移注するステップ」を実施する。細胞を移注は、培養している細胞の種類によって適宜設定して実施することができる。
例えば、細胞が浮遊系細胞である場合、第1の細胞培養容器に収容した細胞及び培地は、いわゆる細胞懸濁液の状態であるため、そのまま連結デバイスを通じて第2の細胞培養容器に移注することができる。
また、例えば、細胞が付着性細胞である場合、付着性細胞は第1の細胞培養容器の壁面に付着しながら増殖しているため、当該付着性細胞を壁面から剥離して細胞懸濁液を調製する必要がある。付着性細胞を壁面から剥離するには、例えば、トリプシンなどの細胞を剥離する試薬を用いる。このようにして細胞懸濁液を調製し、当該細胞懸濁液を第2の細胞培養容器に移注する。
第2の細胞培養容器に移注する細胞懸濁液の量は、当業者が適宜設定できるが、均等に培養を行うことを目的とするならば、半分量だけ移注することが通常である。
また、第1の細胞培養容器にて培養された細胞は、非常に高濃度となっているために、細胞懸濁液を調製する際に希釈することが好ましい。この際、第2の細胞培養容器に新鮮な培地を収容していれば、細胞を移注する前に、まず第2の細胞培養容器に収容している培地を第1の細胞培養容器に移動することにより希釈することができる。もちろん、希釈後の培地の総容量は、第1の細胞培養容器の内容量を超えてはならない。そして、第1の細胞培養容器内にて細胞を均等に懸濁させた後、その一部を第2の細胞培養容器に移注すればよい。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例
図1は、本発明の細胞培養容器1を示す図である。図1における細胞培養容器は、バック形状であり、接続部材2をポートとして設けている。図2は、本発明の接続部材2の拡大断面図である。接続部材2は、中心部に上下方向に貫通した十文字形状のスリット211を設けたシリコンゴム製の栓体21と、栓体21に周設し、栓体21のスリット211を圧縮密閉するポリカーボネート製の圧縮部材22と、圧縮部材22から下方に延出し、内腔が圧縮部材の内部と液密に連通するポリ塩化ビニル製の管状部材23を備える。栓体21は、外径約11mm、中心部の厚み約2mmであり、下面に環状の脚部212(高さ約3mm)を具備する。スリットは長さ5mmの十文字形状であり、栓体21の中心部において略垂直に貫通している。そして、圧縮部材22には、栓体21天面を覆うポリプロピレン製のキャップ部材221と、栓体21の脚部212の下面を支持する支持台222が付設している。栓体21を周設する圧縮部材22の内径は、約6mmであり、栓体21に締付圧を生じさせ、スリット211を密閉閉鎖している。さらに、管状部材23の内腔には、厚さ0.4mmの隔壁231を備える。
本発明の細胞培養容器によれば、培養前に予め使用する培地を充填し長期間保存させてもポート部からのリークの心配がなく、またスプリット作業後における分割された細胞培養系を独立して取り扱うことができるため、作業非常に簡便となる。さらに、細胞培養終了後におけるバイオハザードのおそれがない。このため、効率のよい細胞培養を行うことができる。
本発明の細胞培養容器1を示す図である。 本発明の接続部材2の拡大断面図を示す図である。 本発明の図2とは接続部材2の実施形態の拡大断面図を示す図である。 本発明の接続部材2にプラスチック針32を刺通した後の断面図である。 連結デバイス3を示す図である。
符号の説明
1 細胞培養容器
2 接続部材
21 栓体
211 スリット
212 脚部
22 圧縮部材
221 キャップ部材
222 支持台
23 管状部材
231 隔壁
3 連結デバイス
31 チューブ
32 プラスチック針
321 ロック機構

Claims (9)

  1. 閉鎖的に液体連通を可能とする接続部材を具備する細胞培養容器であって、
    前記細胞培養容器は、接続部材を具備し、
    前記接続部材は、
    弾性部材からなり、中心部に上下方向に貫通したスリットを設けた栓体と、
    前記栓体に周設し、前記栓体のスリットを圧縮密閉する圧縮部材と、
    前記圧縮部材から下方に延出し、内腔が前記細胞培養容器及び前記圧縮部材の内部と連通し、前記内腔に薄肉の隔壁を設けた管状部材
    を備えたものである細胞培養容器。
  2. 前記容器が、バッグである請求項1に記載の細胞培養容器。
  3. 前記接続部材が、前記バッグのポートとして具備するものである請求項1に記載の細胞培養容器。
  4. さらに、前記圧縮部材に前記栓体天面を覆うキャップ部材を付設した請求項1に記載の細胞培養容器。
  5. 2つの細胞培養容器の液体連通を可能とするキットであって、
    前記キットは、2つの細胞培養容器と、連結デバイスを含み、
    前記細胞培養容器は、接続部材を具備するものであり、
    前記接続部材は、
    弾性部材からなり、中心部に上下方向に貫通したスリットを設けた栓体と、
    前記栓体に周設し、前記栓体のスリットを圧縮密閉する圧縮部材と、
    前記圧縮部材から下方向に延出し、内腔が前記細胞培養容器本体内部及び前記圧縮部材の内部と連通し、前記内腔に薄肉の隔壁を設けることにより前記圧縮部材の内部と前記細胞培養とを区画する管状部材を備え、
    前記連結デバイスは、
    チューブと、
    前記チューブの両端に接続したプラスチック針
    を備えたものである
    細胞培養キット。
  6. 前記容器が、バッグである請求項5に記載の細胞培養キット。
  7. 前記接続部材が、前記バッグのポートとして具備するものである請求項5に記載の細胞培養キット。
  8. さらに、前記圧縮部材に前記栓体天面を覆うキャップ部材を付設した請求項5に記載の細胞培養キット。
  9. 第1の細胞培養容器で培養された細胞を、第2の細胞培養容器に移す方法であって、
    第1の細胞培養容器は、培養された細胞と、当該細胞を懸濁する培地が収容されたものであり、
    それぞれの細胞培養容器は、接続部材を具備するものであり、
    前記接続部材は、
    弾性部材からなり、中心部に上下方向に貫通したスリットを設けた栓体と、
    前記栓体に周設し、前記栓体のスリットを圧縮密閉する圧縮部材と、
    前記圧縮部材から下方向に延出し、内腔が閉鎖系容器本体内部と前記圧縮部材の内部とを液密に連通し、前記内腔に薄肉の隔壁を設けることにより前記圧縮部材の内部と前記細胞培養とを区画する管状部材を備えたものであって、
    1)両端にプラスチック針を具備するチューブを備えた連結デバイスであって、当該デバイスのプラスチック針をそれぞれの細胞培養容器の接続部材のスリットに差し込むことで、第1の細胞培養容器と第2の細胞培養容器とを液体的に流通するステップと、
    2)第1の細胞培養容器に収容した細胞の全容量のうち少なくとも一部を第2の細胞培養容器に移注するステップ
    を含む細胞移注方法。


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