JPH06270931A - プラスチック製多層耐熱容器 - Google Patents
プラスチック製多層耐熱容器Info
- Publication number
- JPH06270931A JPH06270931A JP6015393A JP6015393A JPH06270931A JP H06270931 A JPH06270931 A JP H06270931A JP 6015393 A JP6015393 A JP 6015393A JP 6015393 A JP6015393 A JP 6015393A JP H06270931 A JPH06270931 A JP H06270931A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- polypropylene
- container
- low density
- homo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/32—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyolefins
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2577/00—Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks, bags
- B65D2577/10—Container closures formed after filling
- B65D2577/20—Container closures formed after filling by applying separate lids or covers
- B65D2577/2025—Multi-layered container, e.g. laminated, coated
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 透明性および衝撃強度のいずれも向上させる
ことができる耐熱多層容器を提供する。 【構成】 多層容器２はポリプロピレン層／接着層／ガ
スバリヤ層／接着層／ポリプロピレン層の多層構成から
なっている。ポリプロピレン層はホモポリプロピレン
と、密度０．８９０〜０．９１０ｇ／cm3 の超低密度ポ
リエチレンの混合物からなっている。ホモポリプロピレ
ンと、超低密度ポリエチレンの混合比は９５：５〜８
５：１５となっている。
ことができる耐熱多層容器を提供する。 【構成】 多層容器２はポリプロピレン層／接着層／ガ
スバリヤ層／接着層／ポリプロピレン層の多層構成から
なっている。ポリプロピレン層はホモポリプロピレン
と、密度０．８９０〜０．９１０ｇ／cm3 の超低密度ポ
リエチレンの混合物からなっている。ホモポリプロピレ
ンと、超低密度ポリエチレンの混合比は９５：５〜８
５：１５となっている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内部に果実、ゼリー液等
の食品が充填されるプラスチック製多層耐熱容器に関す
る。
の食品が充填されるプラスチック製多層耐熱容器に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、プラスチック製多層容器内に
果実、ゼリー液等を充填し、この多層容器を蓋材で密閉
したものが知られている。
果実、ゼリー液等を充填し、この多層容器を蓋材で密閉
したものが知られている。
【０００３】このうち、プラスチック製多層容器は容器
胴部と、この容器胴部の上端開口に設けられたフランジ
部とを有しており、多層容器はプラスチック製積層材を
熱成形して作成される。一方、蓋材は多層容器のフラン
ジ部にヒートシールされるようになっている。
胴部と、この容器胴部の上端開口に設けられたフランジ
部とを有しており、多層容器はプラスチック製積層材を
熱成形して作成される。一方、蓋材は多層容器のフラン
ジ部にヒートシールされるようになっている。
【０００４】すなわち、蓋材は多層容器のフランジ部に
ヒートシールされる落し蓋材、ロール蓋材からなってい
る。
ヒートシールされる落し蓋材、ロール蓋材からなってい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、多層容
器はプラスチック製の積層材を熱成形して得られるが、
その層構成はポリプロピレン層／接着層／ガスバリヤ層
／接着層／ポリプロピレン層となっている。
器はプラスチック製の積層材を熱成形して得られるが、
その層構成はポリプロピレン層／接着層／ガスバリヤ層
／接着層／ポリプロピレン層となっている。
【０００６】このような層構成を用いた多層容器におい
て、例えばポリプロピレン層としてホモポリプロピレン
を用いた場合は多層容器の透明性は向上するが、ホモポ
リプロピレンは衝撃強度が低く、このため落下強度が弱
く、多層容器の物流特性が悪い。
て、例えばポリプロピレン層としてホモポリプロピレン
を用いた場合は多層容器の透明性は向上するが、ホモポ
リプロピレンは衝撃強度が低く、このため落下強度が弱
く、多層容器の物流特性が悪い。
【０００７】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、透明性を向上させることができるととも
に、衝撃強度が高いプラスチック製多層耐熱容器を提供
することを目的とする。
ものであり、透明性を向上させることができるととも
に、衝撃強度が高いプラスチック製多層耐熱容器を提供
することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリプロピレ
ン層／接着層／ガスバリヤ層／接着層／ポリプロピレン
層の多層構成からなり、前記ポリプロピレン層はホモポ
リプロピレンと、密度０．８９０〜０．９１０ｇ／cm3
の超低密度ポリエチレンとの混合物からなり、ホモポリ
プロピレンと超低密度ポリエチレンとの混合比が９５：
５〜８５：１５であることを特徴とするプラスチック製
多層耐熱容器である。
ン層／接着層／ガスバリヤ層／接着層／ポリプロピレン
層の多層構成からなり、前記ポリプロピレン層はホモポ
リプロピレンと、密度０．８９０〜０．９１０ｇ／cm3
の超低密度ポリエチレンとの混合物からなり、ホモポリ
プロピレンと超低密度ポリエチレンとの混合比が９５：
５〜８５：１５であることを特徴とするプラスチック製
多層耐熱容器である。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【００１０】図１は本発明によるプラスチック製多層容
器の一実施例を示す図である。図１に示すように、プラ
スチック製多層容器２内に固形物の果実４とゼリー液５
が充填され、この多層容器２は蓋材３によって密閉され
ている。多層容器２は容器胴部２ａと、容器胴部２ａの
上端開口周縁に設けられたフランジ部２ｂとからなって
いる。
器の一実施例を示す図である。図１に示すように、プラ
スチック製多層容器２内に固形物の果実４とゼリー液５
が充填され、この多層容器２は蓋材３によって密閉され
ている。多層容器２は容器胴部２ａと、容器胴部２ａの
上端開口周縁に設けられたフランジ部２ｂとからなって
いる。
【００１１】また、蓋材３は包装容器２のフランジ部２
ｂにヒートシールされる（融着される）ヒートシール部
３ｂと、このヒートシール部３ｂの内側に設けられた落
し蓋部３ａとからなっている。落し蓋部３ａは容器胴部
２ａを覆うものであり、段部７を介してヒートシール部
３ｂに連設されている。段部７は包装容器２の内面に嵌
り混む部分である。
ｂにヒートシールされる（融着される）ヒートシール部
３ｂと、このヒートシール部３ｂの内側に設けられた落
し蓋部３ａとからなっている。落し蓋部３ａは容器胴部
２ａを覆うものであり、段部７を介してヒートシール部
３ｂに連設されている。段部７は包装容器２の内面に嵌
り混む部分である。
【００１２】次に各構成部材の材質について説明する。
【００１３】多層容器２は、図２に示すようにポリプロ
ピレン層１１（ＰＰ）／接着層１２（ＡＤ）／エチレン
・ビニルアルコール共重合体層１３（ＥＶＯＨ）／接着
層１４（ＡＤ）／ポリプロピレン層１５（ＰＰ）の積層
材を熱成形して作成される。
ピレン層１１（ＰＰ）／接着層１２（ＡＤ）／エチレン
・ビニルアルコール共重合体層１３（ＥＶＯＨ）／接着
層１４（ＡＤ）／ポリプロピレン層１５（ＰＰ）の積層
材を熱成形して作成される。
【００１４】一方、蓋材３は多層容器２側にシーラント
層を有するプラスチック製積層材からなっており、この
シーラント層により多層容器２との間でヒートシールさ
れるようになっている。
層を有するプラスチック製積層材からなっており、この
シーラント層により多層容器２との間でヒートシールさ
れるようになっている。
【００１５】蓋材は延伸ナイロン層（ＯＮ）／ＡＤ／ガ
スバリヤ層／ＡＤ／シーラント層などのロール蓋材でも
かまわない。
スバリヤ層／ＡＤ／シーラント層などのロール蓋材でも
かまわない。
【００１６】多層容器２の積層材について、更に詳述す
る。多層容器２のポリプロピレン層１１，１５は、ホモ
ポリプロピレンと、密度０．８９０〜０．９１０ｇ／cm
3 の超低密度ポリエチレンの混合体からなっている。ま
たホモポリプロピレンと超低密度ポリエチレンの混合比
は、９５：５〜８５：１５となっている。
る。多層容器２のポリプロピレン層１１，１５は、ホモ
ポリプロピレンと、密度０．８９０〜０．９１０ｇ／cm
3 の超低密度ポリエチレンの混合体からなっている。ま
たホモポリプロピレンと超低密度ポリエチレンの混合比
は、９５：５〜８５：１５となっている。
【００１７】ここで超低密度ポリエチレンとは、低密度
ポリエチレン（０．９１〜０．９３ｇ／cm3 ）、中密度
ポリエチン（０．９３〜０．９４ｇ／cm3 ）、および高
密度ポリエチレン（０．９４〜０．９６５ｇ／cm3 ）よ
りも低い密度のポリエチレンをいう。 （具体例）次に、本発明の具体例について説明する。本
具体例は、積層材のポリプロピレン層１１，１５として
ホモポリプロピレンと超低密度ポリプロピレン（密度
０．９０ｇ／cm3 ）の混合物を用い、φ８０の丸型多層
容器を作成した。この多層容器内に内容物を充填した後
蓋材で密閉し、８５で℃３０分ボイル殺菌し２２℃で保
存した後、落下試験を行なった。落下試験の条件は次の
とおりである。
ポリエチレン（０．９１〜０．９３ｇ／cm3 ）、中密度
ポリエチン（０．９３〜０．９４ｇ／cm3 ）、および高
密度ポリエチレン（０．９４〜０．９６５ｇ／cm3 ）よ
りも低い密度のポリエチレンをいう。 （具体例）次に、本発明の具体例について説明する。本
具体例は、積層材のポリプロピレン層１１，１５として
ホモポリプロピレンと超低密度ポリプロピレン（密度
０．９０ｇ／cm3 ）の混合物を用い、φ８０の丸型多層
容器を作成した。この多層容器内に内容物を充填した後
蓋材で密閉し、８５で℃３０分ボイル殺菌し２２℃で保
存した後、落下試験を行なった。落下試験の条件は次の
とおりである。
【００１８】 密閉後の多層容器形状はφ８０丸型容
器、その重量は１５５ｇである。
器、その重量は１５５ｇである。
【００１９】 落下試験回数は２回とした。
【００２０】 多層容器の試験個数は１６個とした。
【００２１】 落下距離は、５０cm、８０cm、１２０
cm、１５０cmとした。
cm、１５０cmとした。
【００２２】 同時に透明性（ヘーズ％）も測定し
た。
た。
【００２３】なお、多層容器のポリプロピレン層１１，
１５としてホモポリプロピレン（ホモ）と、超低密度ポ
リプロピレン（ＶＬＤＰＥ）の混合物を用いたが、この
混合比は種々変化させた。またポリプロピレン層とし
て、ホモ単独およびホモと低密度ポリプロピレン（ＬＤ
ＰＥ）の混合物を用いた場合（比較例）についても落下
試験を行なった。
１５としてホモポリプロピレン（ホモ）と、超低密度ポ
リプロピレン（ＶＬＤＰＥ）の混合物を用いたが、この
混合比は種々変化させた。またポリプロピレン層とし
て、ホモ単独およびホモと低密度ポリプロピレン（ＬＤ
ＰＥ）の混合物を用いた場合（比較例）についても落下
試験を行なった。
【００２４】落下試験の結果を下表に示す。
【００２５】
【表１】 表から明らかなように、ホモポリプロピレン（ホモ）と
超低密度ポリプロピレン（ＶＬＤＰＥ）との混合比が９
５：５〜８５：１５の場合、透明性および衝撃強度のい
ずれも優れていることがわかる。ＶＬＤＰＥが１５％以
上の含有量となると、耐熱性が落ちる為に８５℃で３０
分ボイル殺菌後製品が変形し問題が生じる。
超低密度ポリプロピレン（ＶＬＤＰＥ）との混合比が９
５：５〜８５：１５の場合、透明性および衝撃強度のい
ずれも優れていることがわかる。ＶＬＤＰＥが１５％以
上の含有量となると、耐熱性が落ちる為に８５℃で３０
分ボイル殺菌後製品が変形し問題が生じる。
【００２６】また、ポリプロピレン層としてホモポリプ
ロピレン（ホモ）と低密度ポリプロピレン（ＬＤＰＥ）
との混合物を用いた場合、衝撃強度は向上するものの、
多層容器に求められる透明性は低下する。他方、ホモポ
リプロピレン１００％のものを用いた場合は、衝撃強度
が低下する。
ロピレン（ホモ）と低密度ポリプロピレン（ＬＤＰＥ）
との混合物を用いた場合、衝撃強度は向上するものの、
多層容器に求められる透明性は低下する。他方、ホモポ
リプロピレン１００％のものを用いた場合は、衝撃強度
が低下する。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透明性および衝撃強度をいずれも向上させることができ
る。このため、透明性と衝撃強度のいずれもが要求され
るプラスチック製多層耐熱容器を確実に得ることができ
る。
透明性および衝撃強度をいずれも向上させることができ
る。このため、透明性と衝撃強度のいずれもが要求され
るプラスチック製多層耐熱容器を確実に得ることができ
る。
【図１】本発明によるプラスチック製多層容器の一実施
例を示す側断面図。
例を示す側断面図。
【図２】プラスチック製多層容器を作成するための積層
材の層構成を示す図。
材の層構成を示す図。
２ 多層容器 ３ 蓋材 １１，１５ ポリプロピレン層 １２，１４ 接着層 １３ エチレン・ビニルアルコール共重合体層
Claims (1)
- 【請求項１】ポリプロピレン層／接着層／ガスバリヤ層
／接着層／ポリプロピレン層の多層構成からなり、 前記ポリプロピレン層はホモポリプロピレンと、密度
０．８９０〜０．９１０ｇ／cm3 の超低密度ポリエチレ
ンとの混合物からなり、ホモポリプロピレンと超低密度
ポリエチレンとの混合比が９５：５〜８５：１５である
ことを特徴とするプラスチック製多層耐熱容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015393A JPH06270931A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | プラスチック製多層耐熱容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015393A JPH06270931A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | プラスチック製多層耐熱容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06270931A true JPH06270931A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13133926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6015393A Pending JPH06270931A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | プラスチック製多層耐熱容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06270931A (ja) |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP6015393A patent/JPH06270931A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR950007617B1 (ko) | 열-봉함성 글리콜-변형 폴리테레프탈산에틸렌(petg) 장벽 재질층을 구비한 적층물로 만든 개량된 쥬스용기 | |
| US10099817B2 (en) | Flexible container and process for producing same | |
| EP3140218B1 (en) | Flexible container | |
| AU621930B2 (en) | Oxygen barrier retort pouch | |
| JPH0219263A (ja) | えら状蓋及び該えら状蓋を使用する容器の開閉方法並びに該えら状蓋の製造方法 | |
| EP0649370A4 (en) | OXYGEN WATERPROOF CONTAINER. | |
| US5157901A (en) | Method for sealing retort container | |
| KR920000008B1 (ko) | 박리자재한 봉착부를 갖는 플래스틱 용기 및 그 제조방법 | |
| JPH06320687A (ja) | 包装材料および包装容器 | |
| JP3853417B2 (ja) | レトルトパウチ | |
| JPH09216640A (ja) | レトルトパウチ | |
| JPH09221176A (ja) | レトルトパウチ | |
| JPH06270931A (ja) | プラスチック製多層耐熱容器 | |
| JP2000062109A (ja) | 紙容器用積層シート | |
| JP3934238B2 (ja) | 食品包装用積層袋 | |
| JP3179591B2 (ja) | 食品包装方法 | |
| JPH09216664A (ja) | レトルトパウチ | |
| GB2228724A (en) | "packaging bags" | |
| JPH09301446A (ja) | レトルトパウチ | |
| JP2003231226A (ja) | 多層シート、熱成形容器、容器用蓋材および易開封性包装体 | |
| JP3813204B2 (ja) | バッグインボックス用包装袋 | |
| JP3035023B2 (ja) | 密封容器 | |
| JPH09323762A (ja) | 密封容器 | |
| JPH0585570A (ja) | 密封容器 | |
| JP2023125341A (ja) | 電子レンジ調理用パウチ |