JPH0627078A - 空燃比検出装置 - Google Patents

空燃比検出装置

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JPH0627078A
JPH0627078A JP5031563A JP3156393A JPH0627078A JP H0627078 A JPH0627078 A JP H0627078A JP 5031563 A JP5031563 A JP 5031563A JP 3156393 A JP3156393 A JP 3156393A JP H0627078 A JPH0627078 A JP H0627078A
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fuel ratio
air
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heater
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清光 鈴木
Masayuki Miki
政之 三木
Takao Sasayama
隆生 笹山
Minoru Osuga
大須賀  稔
Takashige Oyama
宜茂 大山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】固体電解質の内部抵抗を検出し、この内部抵抗
が一定となるように固体電解質を加熱するヒータへの通
電を制御すること。 【効果】固体電解質の温度が常に一定となるように制御
されるため、空燃比の検出精度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空燃比検出装置に係
り、特に、内燃機関の空燃比を広範囲を制御するのに用
いるのに好適な空燃比検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用の空燃比検出装置とし
ては、理論空燃比を検出する装置が、広く内燃機関の制
御用に用いられている。
【0003】しかし、近年、燃料消費率の改善のために
リーンバーン制御用の空燃比検出装置の開発が進められ
ている。その一例としては、例えば、米国特許4282080
(特開昭55−125448号)に記載のように、拡散抵抗体か
ら拡散してくる酸素を固体電解質セルによりくみ出す時
流れる限界電流値によりリーン空燃比を検出するものが
知られている。
【0004】また、米国特許4158166(特開昭53−66292
号)によって、拡散抵抗体から拡散してくる一酸化炭素
等と固体電解質セルによりくみ入れる酸素とを反応さ
せ、この時固体電解質セルを流れる限界電流により、リ
ッチ空燃比を検出するものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術はリーンからリッチまでの幅広い空燃比範囲の検
出の可能なものではなく、また、高精度に空燃比を検出
するには十分ではなかった。
【0006】本発明の目的は、高精度に空燃比の検出が
可能な空燃比検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、固体電解質
と、前記固体電解質の一方の面に形成された第1の電極
と、前記固体電解質の他方の面に形成され、大気雰囲気
に接触する第2の電極と、前記第1の電極上に形成さ
れ、前記第1の電極へのガスの拡散を律する拡散抵抗体
と、前記固体電解質を加熱するヒータを制御する制御手
段とを有する空燃比センサにおいて、前記制御手段を前
記固体電解質の内部抵抗を検出し、この内部抵抗が一定
となるように前記ヒータへの通電を制御する手段とする
ことによって達成される。
【0008】
【作用】固体電解質の内部抵抗を一定となるようにヒー
タを制御しているため、固体電解質の温度を一定に保つ
ことができる。これにより高精度の空燃比の検出が可能
となる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例について、以下図面を用い
て説明する。
【0010】最初に、本発明に用いるセンサ部分の一例
について、図1を用いて説明する。袋管状の検出部10
は孔11を有する保護管12内に配置され、ネジ13を
有する栓体14内に固着されている。そして、排ガスの
流動する排気管15に装着される。また、16は電極端
子、17はヒータ端子であり、これらの端子を介して検
出部は電子回路と接続される。なお、袋管状の検出部で
あるジルコニア固体電解質10の内部には、これを加熱
するための棒状のヒータ(アルミナ棒に形成したWヒー
タなど)が装着される。このヒータは検出部のジルコニ
ア固体電解質を少なくとも600℃以上の高温にして、
そのインピーダンスを小さくするためである。検出部1
0は袋管状のジルコニア固体電解質の内側と外側にそれ
ぞれ電極(白金などで構成される)をもうけ、外側の電
極上に多孔質状の拡散抵抗体を形成したものである。そ
して、固体電解質の内側には大気が導入され、外側は排
ガス雰囲気中にさらされる。
【0011】本発明に使用されるセンサ部分の他の一例
を図2に示す。この図はジルコニア固体電解質が平板,
抵散抵抗体が1個の孔よりなる場合を示している。大気
はジルコニア固体電解質20内の通路32を介して、第
1の電極22部へ導入される。排ガス中の残存酸素や未
燃ガスは孔形状の拡散抵抗体24を介して、拡散室31
内の第2の電極23部へ拡散で流入するものである。ジ
ルコニア固体電解質20はこれに固着されたアルミナ絶
縁層211内のヒータ212によって、高温度に加熱制
御される。
【0012】いずれにしても、ジルコニア固体電解質は
一対の電極を有し、一方には大気が導入され、他方には
拡散抵抗体を介して排ガスが拡散で流入する構造であれ
ば、どのような形状でも基本的には良い。
【0013】次に、本発明の動作原理について、図3を
用いて説明する。
【0014】図3(a),(b)において、1は酸素イオ
ン伝導性の固体電解質であり、その両面には白金電極3
a,3bが形成されている。電極3aは、大気に接し、
電極3bは、多孔質の拡散抵抗体2を介して排気に接し
ている。
【0015】本検出装置は、同図(a)に示したよう
に、固体電解質1に電圧Vを印加して電流IP を流し、
拡散抵抗体2内に酸素を出し入れする動作と、同図
(b)に示したように、固体電解質1に発生する起電力
Eのみを測定する動作を、時分割的に回路を交互にしゃ
断することにより行うものである。同図(a)に示した
電流IP は、絶対値や方向が空燃比によって変化する。
これは、同図(b)に示した期間に測定した起電力Eが
常に一定値になるように、電圧Vの値を増減し、拡散抵
抗体2内の酸素を出し入れしているためである。同図
(c)に示したように、電極3aの端子電圧を見ると、
電流IP を流す期間ti の電圧は、空燃比により変化す
る(V1,V2のように)。一方、起電力Eを測定する期
間te の電圧は、空燃比が変化しても、E一定のまま保
たれる。つまり、この起電力Eが一定になるように印加
電圧Vを変化させるのである。
【0016】次に、空燃比が変化した場合の拡散抵抗体
2内の酸素濃度分布の変化と、酸素の移動やIP の関係
を図4により説明する。図4(a)は、リーン域の動作
を示したもので、空燃比がλの場合のIP ,O2 の移
動,O2 濃度の分布のそれぞれを実線で示し、λ′の場
合を点線で示した。ここで、λ′>λ>1の関係と仮定
する。空燃比がλの場合は、排気中の酸素濃度は、PO2
となっているため、拡散抵抗体2の排気側の酸素濃度は
O2となっている。ここで、あらかじめ別の期間に測定
された起電力Eが一定になるように電流IP を流すの
で、拡散抵抗体2内の酸素は、大気側に引き抜かれ、電
極3b近傍の酸素濃度が常に一定値PO になる。ここで
例えば、起電力Eを0.5Vとすると、PO は10-12
程度となる。次に、空燃比がλ′(λ′>λ)に変化す
ると、拡散抵抗体2の排気側の酸素濃度はPO2′と大き
くなるが、ここでも起電力Eを常に一定にするように、
P よりも大きな電流IP′を流すため、電極3b近傍
の酸素濃度は、一定値POに保たれる。このように、酸
素濃度がPO2からPO2′(PO2′>PO2)に変化した場
合、PO を一定に保つために、多くの酸素量を移動する
必要がある。すなわち、電圧VをV′(V′>V)に変
化させて、IPをIP′(IP′>IP)に増加する。この
ため、この時の電流値、すなわち電圧値は、空燃比に比
例するようになる。
【0017】図4(b)は、リッチ域での動作を示して
いる。空燃比がλ″(λ″<1)のリッチ域ではCOな
どの可燃性ガスが発生するために、電極3b近傍の酸素
濃度をPO にするには、O2 を大気側から、排気側に送
り込む必要がある。このため、固体電解質1に加わる電
圧の極性を反転し、電流IP″ をリーン域とは逆方向に
流す。この動作により、電極3b近傍の酸素濃度はPO
に保たれる。拡散抵抗体2中に示した実線は、一酸化炭
素COの濃度分布を示したもので、排気側がPCOで、電
極3b側がほぼ零のPO となる。空燃比がλ″よりもさ
らに小さくなると、多くのCOが存在し、拡散抵抗体2
内に拡散してくるため、電極3b近傍の酸素濃度をPO
に保つためには、より多くの酸素を送り込む必要があ
る。このため、V″を増加し、IP″ を増加する。すな
わち、空燃比が変化すれば、V″は変化する。
【0018】以上の原理により、リッチからリーン域に
おいて空燃比が測定できるわけであるが、ここで電流の
方向を反転する必要がある。本発明では、この動作を、
λ=1.0 の点を検出することなく、自動的に行うよう
にした。以下、これについて説明する。
【0019】図5(a)は、リーン域の動作である。排
気側の電極3bは、ある一定の電位VPGを持ったポテン
シャルグランド4に接続されている。リーン域ではIP
を矢印の方向に流すため、電極3aの電圧VP をVPG
りも大きくする。つまり、VP >VPGとすれば拡散抵抗
体2内の酸素が大気側に引き抜かれる。次に、図5(b)
に示したリッチ時には、VP をVP <VPGとなるように
小さくすると、IPはリーン時とは逆に流れ、拡散抵抗
体2内に酸素が送り込まれている。
【0020】以上のように、電極3bをポテンシャルグ
ランド4に接続し、電極3a側の電圧を上下することに
より、自動的にIP の方向を反転させることができる。
このポテンシャルグランドの構成については後述する。
【0021】図6に、本発明の一実施例の検出装置の駆
動回路の全体の構成を示す。5はA端子とB端子にON
−OFF信号を交互に出力するマイクロコンピュータで
あるが、通常のコンデンサーと抵抗を用いた発振回路で
も良い。A端子にON信号が出力されると、スイッチS
1 はON(導通)し、この期間B端子にOFF信号が
出力され、スイッチSW2 はOFF(非導通)となる。
スイッチSW1 がONになると、固体電解質1に電流I
P が流れる。次の期間に、A,B端子のON−OFF状
態が逆転し、スイッチSW2 がON,スイッチSW1
OFFとなる。このスイッチSW2 がONとなる期間は
起電力Eを測定する期間である。この期間に検出された
起電力Eは、ホールド回路6によりホールドされ、スイ
ッチSW2がOFFした時でも起電力Eの値は維持され
る。次に、差動積分回路7により、起電力Eとリファレ
ンス値Eref が比較され、E<Eref の場合は差動積分
回路7の出力VPHが増加し続ける。ここで、固体電解質
1には、スイッチSW1 がONしたときに、この出力V
P が印加される。また、E>Eref の場合は、差動積分
器7の出力VP は減少し続ける。以上のように、起電力
EがEref になるように、出力VPHを上下して電流IP
を制御する。なお、前述したように、リッチ域では、出
力VP がVPGよりも小さくなるように、出力VP を減少
させる。
【0022】また、回路の出力としては、ポテンシャル
グランド4と電極3bの間に固定抵抗R1 を設けて、そ
の端子電圧をホールド回路8によりホールドし、出力V
outとする。出力Vout は、抵抗R1 が固定抵抗のた
め、電流値IP に比例した値となる。
【0023】図7には、空燃比がリッチからリーンまで
変化した場合の各部の信号レベルと、スイッチSW1
SW2の動作を示した。(a)は実際の空燃比の変化で
あり、λ<1からλ>1まで変化している。(b)はス
イッチSW1 を介して電極3aに印加される電圧
P′、(c)は、差動積分回路7に入力される起電力E
を示した。空燃比が、急にリーン側に変化すると、拡散
抵抗体2内の酸素量が増加するため、起電力EはEref
よりも小さくなる。このため差動積分回路17の出力V
P は、増加し続ける。やがて、空燃比が一定値におちつ
くと、出力VP も一定値に収束する。このとき、起電力
Eは、Eref に収束している。(d)と(e)は、スイッ
チSW1 とSW2 のONする期間であり、ON−OFF
の周期は、通常の空燃比の変化時間より十分に小さくし
ておけば良い。また、(f)は、Voutを示し、リッチ
域ではVout<VPG となっているが、リーン域に変化す
ると、Vout>VPG となる。
【0024】以上のように回路は、起電力EがEref
なるように出力VP を上下する。また、リーンからリッ
チ域に空燃比が変化した場合は、出力VP は減少し、出
力Vout も減少する。
【0025】図8には、空燃比(空気過剰率)λに対す
るVoutの関係を示した。λ=1.0では、理論的に、I
P =0となるために、Vout=VPG となる。λ<1で
は、Vout<VPG で、λ>1では、Vout>VPG とな
る。つまり、λ=1.0 を境として、電流IP の方向が
自動的に反転し、リッチからリーンまでの空燃比が連続
的に測定できる。
【0026】次に、この検出装置の動作の物理的な意味
を説明する。図9では、固体電解質に印加する電圧Vを
増加させていった場合の、電流値Iを示した特性であ
る。電圧Vを零から増加していくと、(a)の範囲で
は、酸素イオン伝導により、電圧Vに比例して電流Iが
増加する。さらに電圧Vを増加すると拡散抵抗体2の作
用で酸素の流れが律せられ、電圧Vを増加しても電流I
が変化しなくなる((b)の範囲)。この時の電流Iは
限界電流値と呼ばれる値である。
【0027】今、空燃比がある一定の値となっていると
きの図6の回路の動作原理を、図9の実際の特性により
示す。差動積分回路7の出力VP が、今、(a)の範囲
の電圧だったとすると、この時端子間に発生する起電力
Eはほぼ零となっている。このため、差動積分回路7は
出力VP を増加させる。やがて、出力Vが(b)の範囲
に入ってくると端子間には起電力が発生し始め、起電力
がEref になった時に出力VP の増加は停止し、VC
収束する。この時、固体電解質1には、電流IP が流れ
る。この電流IP は、前述した限界電流値と等しく、空
燃比に比例した値となる。
【0028】また、図9の点線で示した特性は、固体電
解質1の温度が低くなった場合のものである。ここで、
出力VP がVC のままでは、電流値はIL となり限界電
流値を示さないが、本発明の回路では、VP=VCの状態
では、E≒0と判定するために、出力VP をさらに増加
し続け、起電力EがEref になる値VC′ に収束する。
このため、この時固体電解質1に流れる電流値は、やは
り限界電流値となる。このように、本発明による検出装
置は、固体電解質1の温度が変化しても常に限界電流値
に相当する電流値を固体電解質1に流す。
【0029】図10は、固体電解質1の温度が一定で、
空燃比λが変化した場合の特性を、それぞれの空燃比λ
1,λ2,λ3,λ4について示した(λ1>λ2>λ3
λ4)。空燃比がλ1 の場合は、端子間の起電力がE
ref となるには、固体電解質1にVP1の電圧を印加する
必要があるため、出力VPHはVP1まで上昇し、VP1に収
束する。このときの電流値はIP1で、空燃比λ1 におけ
る限界電流値に一致している。また、空燃比がλ2 とな
った場合は、出力VPHは減少しVP2に収束し、電流値は
P2となる。以下、空燃比がλ3,λ4の場合も同様に、
それぞれの限界電流値IP3,IP4を固体電解質1に流
す。図6に示した回路は、この電流値に比例した出力を
出すため、常に限界電流値がモニターできる。
【0030】図11は、固体電解質1の温度Tを変化さ
せた場合の出力の変化を示した。なお、ここでは空燃比
は一定である。図1の(b)は、図9に示したように常
に、一定の電圧VC を固体電解質1に印加した場合の特
性であり、(a)は本発明による検出装置の出力特性で
ある。前述したように、温度Tが変化しても、常に限界
電流値をモニターできるために、出力の温度依存性は少
ない。
【0031】図12は、温度Tを一定とした空燃比λを
変化させた場合の、出力特性である。(b)は、固体電
解質に印加する電圧を一定とした場合の特性である。図
10からわかるように、例えば、電圧をVP3一定となる
と、空燃比λが大きくなるのにつれて、限界電流値が測
定できなくなり、図12(b)に示したように、大きな
空燃比λで、空燃比λに対するゲインが低くなる。ま
た、(a)の特性は、本発明の検出装置によるもので、
空燃比λが変化しても、電圧VP を変化させて常に限界
電流値を測定するために、λが大きくなっても、λに対
する出力値のゲインは変わらない。
【0032】図13は、本発明の一実施例による検出装
置の回路の具体的な構成の一例である。5は、マイクロ
コンピュータか、または発振器である。ホールド回路6
は、コンデンサC1 とバッファアンプA1 から成ってい
る。ホールド回路6でホールドされた起電力Eは、差動
積分回路7に入力される。この差動積分回路7で、起電
力Eと基準電圧Eref が比較され、E<Eref の場合、
電圧VP は増加し続け、E>Erefの時、電圧VPは減少
し続ける。この積分動作は、起電力EがErefに収束す
るまで続けられ、収束すれば、電圧VP もある一定値に
収束する。この電圧VP は、バッファアンプA2 とスイ
ッチSW1 を介して、電極3aに印加される。一方、ポ
テンシャルグランド4は、バッファアンプA3 より成っ
ており、電圧VPG一定の値を出力している。ここで、ス
イッチSW1 がONして、電圧VP が固体電解質1に印
加される場合に、VP>VPG の場合は、電流は、バッフ
ァアンプA2 ,固体電解質1を通り、バッファアンプA
3 内でグランドに落される。しかし、ポテンシャルグラ
ンドは、VPG一定のまま保たれる。また、VP <VPG
場合は、電流はバッファアンプA3 ,固体電解質1を通
り、バッファアンプA2 内でグランドに落される。しか
し、バッファアンプA2 の出力はVP 一定のまま保たれ
ている。また、出力回路8は、スイッチSW1 がONし
た時の抵抗R1 の端子電圧をコンデンサC1 とバッファ
アンプA4 によりホールドし、出力(Vout )する。以
上の回路により、本発明による空燃比の検出が可能とな
る。図14は、エンジンの実排気を本発明の上述の一実
施例により測定した結果を示した。検出装置のセンサ部
分はエンジンの排気マニホールドに取り付け、エンジン
は回転数1250rpm 、トルク3kg・m一定で運転し
た。図14の横軸が空燃比λで、縦軸は出力である。図
14からわかるように、λ<1からλ>1までの広い範
囲の空燃比が実測できるが、λ=1を境として出力値の
ゲインが変化している。これは、λ>1では限界電流I
P は、排気中の酸素濃度に依存しているが、λ<1で
は、電流IP は、排気中の可燃性ガスCO,HC,H2
に依存するためである。特に、可燃性ガス中で、H2
拡散速度が非常に速いため(CO,O2 の約4倍)、多
くの電流値が必要となり、出力が大きく傾斜してしま
う。
【0033】次に、固体電解質1の温度を一定に保つた
めにその内部抵抗rを一定に保つための温度制御法につ
いて述べる。図15(a)には、λ>1における動作を
示した。この場合、電流IP は図中の矢印の方向に流
れ、電極3a側の電圧をVP ,3b側をVH ,抵抗R1
のポテンシャルグランド4側をVPGとすると、VP>VH
>VPGの関係となる。この場合、VP,VH,VPGの間に
は次の関係がある。
【0034】
【数1】 VP−VH=E+rIP …(数1)
【0035】
【数2】 VH−VPG=rC・IP …(数2) ここで、E:起電力、rC :抵抗R1 の抵抗値(数1)
式より、内部抵抗rは、
【0036】
【数3】
【0037】ここで、VH は出力として常に測定してい
るので既知であり、Eは常に一定値になるように制御し
ているので既知である。ここで、
【0038】
【数4】 V=VH+E …(数4) とすると、(数3)式は、
【0039】
【数5】
【0040】また、(数2)式により、IP は、
【0041】
【数6】
【0042】となるため、VH,VPG,rCが既知なので
P も既知となる。このため、(数6)式と(数5)式よ
り固体電解質1の内部抵抗rが計算される。
【0043】次にλ<1における動作を、図15(b)
に示す。ここでは、電流IP は(a)とは反対向きに流れ
るので、各部の電圧は、VP<VH<VPGとなる。ここで
も、(数1)〜(数6)式のような計算を行うと、次のよ
うになる。VP とVH とVPGの関係は、
【0044】
【数7】 VP−VH=E−rIP …(数7)
【0045】
【数8】 VPG−VH=rC・IP …(数8) ここで、(数7)式を(数4)式の関係を用いて書き換
えると、
【0046】
【数9】
【0047】となる。またIP は、(数8)式より
【0048】
【数10】
【0049】となる。ここで、VPG,VH,rC・V* は
既知なので、(数9),(数10)式より内部抵抗rは求
まる。この内部抵抗rを計算して、ヒータを制御し、内
部抵抗rを常に一定に保つようにする。図16に、ヒー
タ制御のフローを示した。この計算は、λ>1とλ<1
では異なるので、始めにこの判断をする。電流IP の方
向によりVH とVPGの大小関係は変わるので、これによ
り判断する(ステップ101)。λ>1では、VH>V
PG となるので、(数6)式により電流IP を計算する
(ステップ102)。次に、この電流IP と(数5)式
により内部抵抗rを計算する(ステップ103)。この
内部抵抗rを、制御しようとすると抵抗値rref と比較
する(ステップ104)。ここで、r>rref ならば、
固体電解質1の温度Tは、設定値より低くなっているの
でヒータをONさせるHiの信号を出力し、固体電解質
1を加熱する(ステップ105)。また、r<rref
場合は、Tが設定温度より高くなっているので、ヒータ
をOFFさせるLo信号を出力する(ステップ10
6)。その後、ステップ101に戻る。
【0050】一方、VH <VPGの場合は、λ<1.0 と
なっているので、電流IP は(数10)式により計算す
る(ステップ107)。このIP と(数9)式より内部
抵抗を計算する(ステップ108)。以上により、内部
抵抗rを求めた後は、ステップ4に進み以下先ほどと同
様のフローによりヒータを制御する。以上のフローは、
アナログ回路でも処理できるが、A/D変換してマイク
ロコンピュータ5に入力し、デジタル的に処理する方が
有利である。
【0051】図17は、ヒータ制御するための回路の結
線図である。検出装置の駆動回路41より前述した出力
PH,VH をA−D変換器42に入力する。VPH,VH
に対応したデジタル値をマイクロコンピュータ5に入力
する。マイクロコンピュータ5内では、図16に示した
フローが実行され、コンパレータ43に、Hi,Lo信
号が出力される。Hi信号が出力されると、コンパレー
タ43はトランジスタTr1 のベースにLo信号が出力
され、トランジスタTr1 は導通状態になり、ヒータ4
0に電流が流れ、固体電解質1が加熱される。
【0052】一方、マイクロコンピュータ5からLo信
号が出力されると、コンパレータ43はHi信号を出力
し、トランジスタTr1 は非導通状態となり、ヒータ4
0には、電流が流れない。以上のようなハードによりヒ
ータの制御が実行され、固体電解質1の温度は常に一定
に制御される。
【0053】図18には、ヒータを制御する別の方法を
示している。この方法は、図18(a)に示したよう
に、電流IP を流す期間ti と、起電力Eを測定する期
間te の他に、固体電解質1の内部抵抗rを一定値の電
流値を流すことにより測定するための期間th を新たに
設ける方法である。図18(b)に示したように、期間
h には、定電流IH を流しこの時の端子電圧VHCを検
出することにより、内部抵抗rを測定する。この時、図
18(c)に示したように、電流IH は、酸素を拡散抵
抗体2内に送り込むような方向に流す。このため、端子
電圧VHCは、次のように表わされる。
【0054】
【数11】 VHC=rIH−E …(数11)
【0055】
【数12】 VHC∝r …(数12) (数12)式からわかるように、電圧VHCは、IH ,E
が既知のために、内部抵抗rの関数となる。すなわち、
この電圧VHCを測定して一定値になるようにヒータを制
御すれば、精度の高い温調が可能となる。なお、図18
(a),(b)に示した実線の特性は、λ>1の場合のも
ので、一点鎖線の特性は、λ<1のものである。図18
(b)に示したように、λ<1の場合は、電流IP の方
向はλ>1とは反対方向なので負の値で示した。
【0056】なお、期間th において、電流IH を図1
8(c)の方向に流すことは、排気側に酸素を送り込む
方向なので、リッチ域において、固体電解質1を保護す
る意味にもなる。
【0057】図19は、図18の動作を実現するための
回路構成である。マイクロコンピュータ5のA端子から
は、ti 間だけONする信号が出力され、B端子から
は、te 間だけONする信号が出力され、C端子からは
h 間だけONする信号が出力される。このため、th
間は、スイッチSW3 のみが導通状態となる。このスイ
ッチSW3 が導通すると、定電流源44から固体電解質
1に定電流IH が流れる。この時の端子電圧VHCを、コ
ンデンサC3 とバッファアンプA5 によりサンプルホー
ルドする。このためスイッチSW3 が非導通となった場
合でも、バッファアンプA5 の出力はVHCのまま保持さ
れる。この出力VHCは、基準電圧Vrefと比較され、V
HC>Vref の場合は、コンパレータ45がOFF信号を
トランジスタTr2 のベースに出力し、トランジスタT
2 を導通状態として、ヒータ40に電流を流し、固体
電解質1を加熱する。一方、VHC<Vref の場合は、コ
ンパレータ45がON信号を出力するので、トランジス
タTr2 は非導通となり、ヒータ40に電流は流れなく
なる。なお、このVref は、(数11)式により、設定
したい内部抵抗rに対応する値を、あらかじめ決定して
おく。以上の方法により、固体電解質1の内部抵抗rを
モニターしながら、精度の高い温調が可能となる。
【0058】本発明の他の実施例の全体構成を図20に
より説明する。電位VPGの電圧源64とバッファアンプ
65によりなるポテンシャルグランド回路84により、
アンプ65の出力電圧は回路グランドよりポテンシャル
PGだけ高い一定値に保持される。この結果、多孔質状
の拡散抵抗体54を介して、排ガス雰囲気と接触する電
極53部の電位は常に回路グランドより高い値である
故、ジルコニア固体電解質50中を動く正・負のポンプ
電流IP の計測が可能になる。抵抗66はポンプ電流I
P の検出抵抗であり、IP を出力電圧e0 に変換して、
バッファ・アンプ67およびコンデンサ62からなる出
力回路88よりエンジン制御用のマイコンへ送信する。
【0059】時分割信号発生器85のパルス列Aがオ
フ,Bがオンであるものとする。このとき、CMOSな
どからなるスイッチ68と69はOFFの状態になる。
スイッチ69がOFFになると、積分回路87から電極
52へ供給される励起電圧はなくなる故、ジルコニア固
体電解質50中を流れるポンプ電流IP は強制的に零に
される。この時、電極間の差電圧は起電力eλの成分の
みである故、これを抵抗71〜74及びアンプ75から
なる差動増幅回路89で検出する。この結果、オーム損
過電圧の影響を受けることなく、起電力eλを高い精度
で検出できる。スイッチ76はON状態にあるので、差
動増幅回路89で検出されたeλ値はすばやくコンデン
サ77とアンプ78からなるホールド回路86へ転送さ
れる。このeλ値は、積分回路87へ入力され基準電圧
ref と比較される。積分器回路87の時定数τは抵抗
79とコンデンサ80の値から決まり、数〜数十msの
値に設定される。また、基準電圧Eref は0.3〜0.6
ボルトの値に設定される。eλ<Eref のとき、電極5
2へ印加される励起電圧が大きくなるように作用する。
これに対して、eλ>Eref のとき、励起電圧が小さく
なるように作用する。
【0060】次に、時分割信号発生器85のパルス列A
及びBが反転すると、スイッチ69はON状態になり、
励起電圧が積分回路87より電極52へ印加される。e
λ<Eref のとき、励起電圧が大きくなる故、リーン状
態のとき電極53部の酸素を多く引き抜き、リッチ状態
のとき電極53部へ供給する酸素を少なくするように作
用し、eλがEref になるように励起電圧がフィードバ
ック制御される。
【0061】逆に、eλ>Eref のとき、励起電圧が小
さくなる故、リーン状態のとき電極53部の酸素を少な
く引き抜き、リッチ状態のとき電極53部へ多くの酸素
を供給するように作用し、同様にeλがEref になるよ
うに励起電圧がフィードバック制御される。これらは、
電気化学的なO2 ポンプ作用によって平衡状態にフィー
ドバック制御される。なお、励起電圧がサンプルされな
いように、スイッチ76はOFF状態になる。逆に、ス
イッチ68はON状態になっており、検出抵抗66によ
って検出されたポンプ電流IP に対応した電圧がサンプ
ルされて、コンデンサ62と、バッファ・アンプ67か
らなる出力回路88より出力電圧Vout として出力され
る。
【0062】このように、交互に繰返えすことによっ
て、リッチ,理論空燃比及びリーン領域の空燃比を連続
的に検出することができる。
【0063】なお、起電力検出の時間は拡散抵抗体54
部におけるガスの拡散によって、起電力eλは少しずつ
変化する故、数ms以下にしなければならない。
【0064】また、限界電流値IP が大きい値になるよ
うに、拡散抵抗体54を製作した場合、スイッチ69が
CMOSなどで構成されるとき、その内部抵抗によって
生ずる電圧降下が大きくなるので、トランジスタの如き
スイッチが望ましい。このとき、両方向(正,負)の電
流を流す必要があり、2つのトランジスタをペアに用い
双方向の電流移動を可能にしなければならない。
【0065】また、積分回路87はゲインを適当に選ん
だ差動増幅器で構成しても良い。
【0066】いずれにしても、図20の構成により両電
極間に作用する励起電圧は起電力eλより数倍大きくな
っても、空気過剰率λを高い精度で検出できた。
【0067】この結果、ジルコニア固体電解質50の温
度が低くても(実験では600℃以上)動作することに
より、ヒータの電力が低減し、その耐久性が向上した。
【0068】なお、リッチ状態の環境に数十分から数時
間と長い間、連続的に本センサをおいた場合、電極53
部近傍のジルコニア固体電解質50が局所的に電子伝導
に移行するためか、出力特性にヒステリシスが発生し
た。このような評価結果の一例を図21に示す。これは
合成ガスを用い、λ=1.5 から空気過剰率λを一様な
速度で小さくし、約10分でλ=0.73まで低下させ
た。そして、λ=0.73のリッチ雰囲気に約70分
間、連続的に放置し、その後一様な速度でλを大きく
し、約10分でλ=1.5 まで上昇させたときのヒステ
リシス特性を示したものである。図に示すように、出力
電圧特性にヒステリシス現象が生じた。ヒステリシスの
大きさは、リッチ雰囲気に放置する時間が長い程、また
放置するときのλ値が小さいほど、ヒステリシスが大き
くなりやすい傾向があった。
【0069】実エンジンでも、運転状態によってはリッ
チ雰囲気に長い間さらされることがあり得るので、この
ようにヒステリシス現象の発生は制御上、好ましくない
ことは言うまでもない。
【0070】実験的なこのような傾向から基本的には、
リッチ雰囲気でジリコニア固体電解質50に印加する励
起電圧の時間を少なくすれば良いことが予想される。こ
の対策方法を図20に示した回路構成へ適用することに
した。
【0071】この対策方法を図22に示す。時分割信号
発生器85を出力電圧Vout の大きさに応じて制御し、
パルス列A及びBを時々、区間Zで示すように休止させ
る方法である。この結果、図20中のスイッチ69が区
間Zに応じて比較的長い間(数十〜数百ms)OFFに
なり、この間ジルコニア固体電解質50への励起電圧の
印加が停止される。区間Zの長さはVout が小さいほ
ど、即ちλ値が小さい程長くまた、そのひんどを多くす
るのが効果的である。時々刻々の瞬時空気過剰率の測定
はある程度、ぎせいになるが、これは制御上のアルゴリ
ズムに工夫を施すことにより、実使用上問題がない程度
まで制御精度を改善することが可能である。
【0072】次に、本検出装置をエンジンの空燃比制御
を用いた場合の、応用上の利点について説明する。
【0073】本検出装置は、拡散抵抗体2が目づまり等
の原因により、経時変化した場合には、出力も経時変化
する。しかし、λ=1.0 においては、IP =0となる
ために、出力Vout は、VPGとなる。つまり、この時
は、IP を流していないために、拡散抵抗体2の状態に
関係なく、出力は常にVPGとなる。つまり、λ=1で
は、IP を流し酸素を移動させなくても、拡散抵抗体2
内の酸素濃度分布は常にPO(PO≒0)一定となる。こ
れは、排気中の酸素濃度がすでにPO となっているため
である。以上のように、λ=1.0 では、酸素の移動や
拡散がないために、拡散抵抗体2が経時変化してもV
out は常にVPG一定となる。
【0074】ここで、出力が経時変化したとしても、λ
=1.0 における出力はVPGのままである。つまり、本
検出装置においては、λ=1.0 の空燃比は、従来の理
論空燃比を検出する酸素センサと同様の精度で測定でき
る。このため、エンジンの制御空燃比を負荷によって変
化させる場合、λ=1.0 に制御するときに、燃料噴射
弁の噴射量に加える補正量を決定する。
【0075】ここで噴射幅TP は、
【0076】
【数13】 TP=TB(1+K1+K2……) …(数13) ここで、 K1 :空燃比検出器による補正係数 K2 以降:空燃比検出以外による補正係数(例えば水温
補正など) となる。λ=1.0 において、K1 を決定し、他の空燃
比へ制御する場合もこの補正係数K1 を利用する。
【0077】以上により、精度の高い空燃比補正が可能
となる。
【0078】以上説明した本発明の各実施例によれば、
以下のような効果がある。
【0079】(1) リーンからリッチまでの幅広い空燃
比範囲にわたって検出が可能となる。 (2) 起電力Eλを検出し、このEλが一定となるよう
に、励起電圧VP を制御している。したがって、図9,
図11で説明したように、固体電解質の温度が低く(約
600℃)、内部インピーダンスが比較的大きい場合で
も、測定が可能である。したがって、ヒータの所要電力
を低下させることができ、センサ部分の耐久性も向上す
る。
【0080】(3) また、図12で説明したように、励
起電圧VP を可変するため、空燃比が大きくなっても出
力のゲインはかわることはない。
【0081】(4) リッチ領域で長く使用されると、固
体電解質が電子伝導性を帯び、出力特性にヒステリシス
を生じるようになるが、このような場合にも、時分割タ
イプにあっては、固体電解質中を流れる電流を零とする
ことにより、電子伝導化を防止できる。
【0082】(5) 固体電解質の内部抵抗値を用いて、
ヒータへの通電を制御することにより、固体電解質の温
度を一定に保ち、検出精度を上げられる。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、リーンからリッチまで
の広範囲の空燃比の検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるセンサ部の一例の部分断面図。
【図2】本発明に用いるセンサ部の他の例の部分断面
図。
【図3】本発明の原理説明図。
【図4】本発明の原理説明図。
【図5】本発明の原理説明図。
【図6】本発明の一実施例の概念図。
【図7】本発明の一実施例の動作および特性説明図。
【図8】本発明の一実施例の動作および特性説明図。
【図9】本発明の一実施例の動作および特性説明図。
【図10】本発明の一実施例の動作および特性説明図。
【図11】本発明の一実施例の動作および特性説明図。
【図12】本発明の一実施例の動作および特性説明図。
【図13】本発明の一実施例の構成図。
【図14】実験結果図。
【図15】本発明の他の実施例の説明図。
【図16】本発明の他の実施例の説明図。
【図17】本発明の他の実施例の説明図。
【図18】本発明のその他の実施例の説明図。
【図19】本発明の他の実施例の説明図。
【図20】本発明の他の実施例の説明図。
【図21】本発明の他の実施例の説明図。
【図22】本発明の他の実施例の説明図。
【符号の説明】
2,24,54…拡散抵抗体、4…ポテンシャルグラン
ド回路、5…マイクロコンピュータ、6…サンプルホー
ルド回路、7…差動積分回路、8…出力回路、22,2
3,52,53…電極、40…ヒータ。
フロントページの続き (72)発明者 大須賀 稔 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 大山 宜茂 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体電解質と、前記固体電解質の一方の面
    に形成された第1の電極と、前記固体電解質の他方の面
    に形成され、大気雰囲気に接触する第2の電極と、前記
    第1の電極上に形成され、前記第1の電極へのガスの拡
    散を律する拡散抵抗体と、前記固体電解質を加熱するヒ
    ータを制御する制御手段とを有する空燃比センサにおい
    て、前記制御手段は前記固体電解質の内部抵抗を検出
    し、この内部抵抗が一定となるように前記ヒータへの通
    電を制御する手段であることを特徴とする空燃比検出装
    置。
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