JP2503159B2 - 酸素検出センサ - Google Patents

酸素検出センサ

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JP2503159B2
JP2503159B2 JP4138378A JP13837892A JP2503159B2 JP 2503159 B2 JP2503159 B2 JP 2503159B2 JP 4138378 A JP4138378 A JP 4138378A JP 13837892 A JP13837892 A JP 13837892A JP 2503159 B2 JP2503159 B2 JP 2503159B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸素検出センサに係
り、特に内燃機関の空燃比制御装置用の空燃比センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】図1に内燃機関の空燃比制御装置の概略
構成を示す。空燃比センサ1,エアフローセンサ2,水
温センサ3,クランクシャフトセンサ4などのセンサか
ら機関情報をコントロールユニット5に取込み、燃料噴
射弁6,イグニッションコイル7,アイドルスピードコ
ントロールバルブ8,排ガス環流量制御バルブ9や燃料
ポンプ10などを制御するシステムの一例を示したもの
であり、空燃比センサ1はこのシステムの重要なデバイ
スになっている。
【0003】図2は空燃比に対する酸素と一酸化炭素の
濃度及び燃焼効率の関係を示す。従来の内燃機関は加速
などのパワーを要する時(この場合はリッチ領域で制
御)を除き、理論空燃比(Stoich,空燃比A/F=14.
7,空気過剰率λ=1)で制御されていた。これは空燃
比センサとして実用に供するものが理論空燃比センサ
(以後、ストイックセンサと呼ぶことにする)しかなか
ったことや排ガス対策によるためである。燃焼効率は図
2に示す如く、燃料の希薄側即ち、リーン側で最大にな
ることが知られている。それ故、少なくともアイドルや
軽負荷領域などではエンジンをリーン制御することが望
ましく、この領域の空燃比を高精度に検出できるリーン
センサがこの場合の重要なデバイスとなる。このよう
に、今後のエンジン制御においてはストイックセンサと
リーンセンサの機能を有する高機能な複合空燃比センサ
が必要になる。しかし、このような空燃比センサは実用
化されるには至っていない。これは、簡単な構造で高精
度,高信頼性のものが未だ実現されていないためであ
る。
【0004】リーンセンサとストイックセンサを複合化
した高機能なエンジン制御用空燃比センサの概念が既に
知られている。その例を以下に簡単に述べる。
【0005】第1の例は、ヒータを中央にはさんでリー
ンセンサとストイックセンサをサンドイッチ状に積層し
たものが知られている(特開昭55−125448号)。
【0006】第二の例は例えば特開昭55−154450号で提
案されているような、セル励起電圧の極性を変えること
によって、リーン及びストイック点の検出を行う空燃比
センサが知られている。
【0007】第三の例は例えば特開昭58−48749 号で提
案されているような、袋管状の固体電解質の内部に傍熱
型のヒータを配置し、センサの測定回路を部分的に切換
えることによって両機能を得る空燃比センサが知られて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第一の例
はこのセル構成はセル励起電圧の極性を変えるため、回
路構成が複雑になる。また、リーン機能とストイック機
能の同時出力化が困難であるという問題があった。
【0009】また、上記第二の例は、基準大気の導入路
が必要で、センサの電極が4電極と構造が複雑なこと、
ヒータの熱効率が劣るという問題があった。
【0010】さらに、上記第三の例は、第二の例と同じ
く、応答性や使用性に問題があった。
【0011】本発明の目的は、簡単な構造で、高応答,
高精度の検出が可能な酸素検出センサを提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、内燃機関の
排気系に設けられ、前記内燃機関の排ガス雰囲気内にさ
らされる陽極及び前記陽極とジルコニア固体電解質を介
して設けられた陰極からなる第一のセル部と、前記陰極
及びジルコニア固体電解質を介して設けられた酸素基準
極からなる第二のセル部と、前記第一のセル部の前記陰
極側に設けられ、内部に前記陰極が配置され、排ガスが
流入し拡散する第一の拡散室と、前記第二のセル部の前
記酸素基準極側に設けられ、内部に前記酸素基準極が配
置された第二の拡散室と、前記酸素基準極と前記陰極と
の間の電位差を検出する手段と、その検出された電位差
が所定の電圧になるように前記第一のセル部の前記陽極
と前記陰極との間に励起電圧を印加する手段と、前記励
起電圧を印加したときに前記第一のセル部の前記陽極と
前記陰極との間に流れる電流を検出する手段とを備えた
空燃比センサであって、前記第一の拡散室と前記第二の
拡散室の間の固体電解質中に設けられ、内部に絶縁部材
で囲まれたヒータを有するヒータ室を備えたことによっ
て達成される。酸素基準極の起電力が設定電圧と等しく
なるように、リーンセルの励起電圧が制御される。これ
によりセンサの駆動回路が簡単に構成される。また、前
記設定電圧がリーン領域の空気過剰率に応じて可変にさ
れることにより、リーンセンサの応答性が改善される。
検出部がヒータ内蔵の積層体構造に構成されることによ
り、検出部は少ない電力で高温の定温度に加熱される温
度影響が小さくなる。理論空燃比近傍のリーン領域以下
の空気過剰率において、リーンセンサの陽極と陰極とが
電気的に接続されることにより、ストイック点が高精度
に検出される。また、リッチ雰囲気中での酸素不足によ
る陰極部の電子伝導に対する負担が低減され、センサの
耐久性が向上される。酸素基準極部の起電力がリーンセ
ル陰極部三層界面の酸素濃度が管理され、リーンセルの
ポンピング能力の劣化度合が少なく、リーンセンサ機能
の信頼性が向上される。ストイックセンサ機能とリーン
センサ機能を共に酸素ポンプ方式にすることにより、電
極及びヒータ部材は白金系の材料で構成される。検出部
の全積層体は厚膜一貫プロセスを用い酸化雰囲気中で一
体焼結が行われる。これにより空燃比センサの量産性が
向上される。設定電圧が理論空燃比でスイッチング状に
変化されることにより、ストイックセンサの耐久性が向
上される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の空燃比センサの構造を図
3に示す。ジルコニア固体電解質11中にリーンセル1
2,ストイックセル13及びヒータ14を配置した積層
体よりなり、セルは4電極で構成される。リーンセル1
2を電圧EL で励起したときに流れるポンピング電流値
p (拡散律速によって一義的に決まる限界電流値)で
リーン領域の空燃比,ストイックセル13を電流源から
電流値Ip*で励起したときに発生する起電力eλで理論
空燃比を検出するものである。
【0014】基本的なセンシング方法は後述の図6のも
のと同一である。ただ、検出部の構造としては4つの電
極があり、図6のものより少し複雑である。4電極の場
合、後述の3電極の場合と比較して酸素基準電極部の酸
素濃度を調節しやすい利点がある。
【0015】本発明の他の実施例を図4以下に示す。な
お、図4以下において、同一の要素もしくは同等の機能
を有する要素を示すものとする。
【0016】本発明の一実施例を示す図4において、ジ
ルコニア固体電解質20の中央にアルミナなどの絶縁部
材21で囲まれたヒータ22があり、その上部のジルコ
ニア固体電解質20には陰極23,陽極22,多孔質状
の保護膜25,下部のジルコニア固体電解質20には酸
素基準極26が設置されている。なお、ジルコニア固体
電解質20,陰極23及び陽極24からなる部分は後述
するように、リーン機能を有する部分であり、リーンセ
ル27と呼ぶことにする。陰極23及び酸素基準極26
はそれぞれ拡散室28,29内に配置され、スリット状
の拡散路30,31を介して被測定雰囲気である排ガス
と接触する。ガス拡散抵抗体である拡散路30と31の
抵抗率の大きさは、後者(即ち、酸素基準極26と連通
する側)の方が少なくとも前者の数十倍の大きさに製作
されることが望ましい。即ち、拡散室29内へは排ガス
雰囲気中よりガスが流入しにくいように製作される。後
述するように、酸素基準極26部の酸素濃度を酸素ポン
プ作用で制御することにより理論空燃比を検出する原理
である故、基準大気の導入通路などは不要であり、セン
サの構造は複雑にはならない。また、非触媒性の金電極
などを用いることなく、センサの三電極(陰極23,陽
極24,酸素基準極26)共、全て耐久性の良好な白金
系の高融点材料で構成することができる。
【0017】この結果、図に示した検出部の全体構造を
厚膜プロセス技術で積層し、約1500℃の高温度で同時、
一体焼結することが可能になり空燃比センサの量産性が
向上する。このとき、拡散路や拡散室は炭素系の有機バ
インダの焼却法によって、一体焼結時に同時に形成され
る。なお、大気導入路がないため、ヒータ22でジルコ
ニア固体電解質20を直接的に加熱できるので、ヒータ
22の熱効率を向上できる。このとき、検出部の積層体
はヒータ22に対して上,下対称構造になっており、検
出部の温度分布に優れ、高温の定温度に高い精度で制御
することができる故、温度影響の少ない高精度な空燃比
センサを提供することが可能になる。
【0018】図3と図4の空燃比センサの構造上の主な
違いは電極数のみであるが、センサの駆動方法は後述す
るように根本的に異なる。
【0019】本発明の他の実施例を図5に示す。図5に
示したものは、図4におけるスリット状の拡散路30,
31が穿孔状の拡散孔になったものである。
【0020】これらの拡散路30,31はポロシティの
高い多孔質状のものでも、原理的には何らさしつかえな
い。
【0021】なお、図4及び図5に示したものは検出部
の右端部を省略してあるが、この右端部は適当な形状の
栓体に固定され、この栓体を介して排気管に装着され
る。
【0022】本発明による自動車用空燃比センサの動作
原理を図6に示す。図において、拡散路30,31は模
式的に示したが、これらは図4や図5に示した如き配置
や形状を有するものとして、以下の説明を行う。このセ
ンサが排ガス雰囲気内にさらされると、拡散路30,3
1を介して拡散室28,29内へ排ガス中のガスが拡散
で流入する。リーンセル27に電圧EL を励起すると、
拡散室28内に拡散で流入した酸素ガスは陰極23部で
酸素イオン(O- -)に還元される。この酸素イオンは大
きな矢印で示す如く、ジルコニア固体電解質20内を陽
極24部に向けて移動する。そして、陽極24部で酸化
されて再び酸素ガスになり、排ガス中へ放出される。リ
ーンセル27に電圧EL を励起して、ジルコニア固体電
解質20中を流れる酸素イオンの量は電流検出抵抗32
部の差電圧からポンピング電流値Ip として計測され
る。リーンセル27のポンピング電流値Ip は拡散律速
に応じた限界電流値と呼ばれ、次式に示す如く排ガス中
の酸素分圧(濃度)Po2 に比例する。
【0023】
【数1】
【0024】ここで、Fはフェラデー定数、Dは酸素ガ
スの拡散定数、Rは気体定数、Tは絶対温度、Sは拡散
路30の横断面積、lはその長さである。このように、
リーン機能は排ガス中の残存酸素濃度Po2 から希薄燃
焼領域の空燃比を線形に検出するものである。
【0025】次に、ストイック機能について説明する。
電流源33(望ましくは定電流源)から電流値Ip*を酸
素基準極26と陰極23間に通電する。すると、拡散路
30を介して拡散室28内へ拡散律速で流入した酸素ガ
スの一部は陰極23部で酸素イオン (O- -)に還元さ
れ、ジルコニア固体電解質20中を酸素基準極26部へ
向けて移動し、この酸素基準極26部で酸化されて再び
酸素ガスになり、拡散室29内へ放出される。拡散路3
1の抵抗率(1/s)は拡散路30のそれより、少なく
とも数十倍の大きさになるように製作されているため、
拡散路31を介して拡散室29内へ流入するガスの量は
大幅に制限される。この結果、リッチ領域においても拡
散路31を介して拡散室29内へ拡散流入する一酸化炭
素の量は、電流源33からの励起電流Ip*によって拡散
室29内へ放出される酸素の量より低い値になる。それ
故、空気過剰率λによらず拡散室29内の酸素濃度はあ
るレベル以上になっている。
【0026】今、酸素基準極26部の起電力e0 が設定
電圧eS (必要に応じて0.2〜1ボルトの値に選択され
る)と等しくなるように、第一の増幅器34,トランジ
スタ35を介して、リーンセル27の励起電圧EL がフ
ィードバック制御される。つまり、酸素基準極26と陰
極23間の酸素分圧比が大きな値にフィードバック制御
される故、陰極23界面部の酸素濃度を実質的に零にす
る。この結果、陰極23部のポンピング能力が電気的に
補償されることになり、リーンセル27は電極の劣化を
受けにくくなり、(1)式が厳密に再現されリーン機能
の信頼性が向上する。理論空燃比で拡散路30を介して
拡散室28内に拡散で流入する酸素ガスと一酸化炭素ガ
スの量は化学量論的に等しくなる故、このストイック点
でIpが零になる。従って、第1の増幅器34の出力電
圧EA 及びリーンセル27の励起電圧EL は階段状に低
下し零になる。このとき、酸素基準極26と陽極24間
の差電圧ΔVは段階状に零から1ボルトオーダーへ変化
する。よって、段階状に変化する信号(ΔV,EA ,E
L )のいずれかを利用して、ストイック点を高精度に検
出することができる。この中で、ΔVを利用する場合に
ついて以下に説明する。陽極24部へ保護膜25を介し
て流入してくる酸素と一酸化炭素は、陽極24の触媒作
用(白金系の電極材料である故)により(2)式の反応
が進行する。
【0027】
【数2】 2CO+O2 → 2CO
2 …(2) この結果、酸素と一酸化炭素の量が化学量論的に等しい
理論空燃比において、陽極24界面の酸素濃度は実質的
に零になる。これに対して、酸素基準極26界面の酸素
濃度は空気過剰率によらず、あるレベル以上になるよう
に電気回路でフィードバック制御されており、差電圧Δ
Vはストイック点で階段状に変化する。陽極24の界面
と酸素基準極26の界面における酸素分圧をそれぞれP
I ,PIIとすると差電圧ΔVは
【0028】
【数3】
【0029】で示される。励起電流値Ip*は十分に小さ
いこと、空燃比センサはヒータ22で約600℃以上の
高温の定温度に加熱制御されるためジルコニア固体電解
質20の抵抗値rは小さいことにより、(3)式右辺第
2項のオーム損過電圧rIp*は無視できる値になる。
【0030】励起電流値Ip*はリーンセル27の出力電
流値Ip に比較して十分に小さな値であり、リーン機能
の計測精度に何ら影響を与えない。
【0031】なお、図においてVB は電源の電圧を示
す。
【0032】図7〜図14にて、本発明による空燃比セ
ンサ構造の他の実施例を示す。
【0033】図7は酸素基準極26が拡散室29の上方
部に配置されたことに特徴がある。なお、拡散路30,
31は前述の如く、模式的に示してある。
【0034】図8は図7に示した拡散路31が多孔質の
部材で構成された場合である。この場合、多孔質部材は
保護膜25より大幅に厚いか、あるいは多孔度の悪い材
料で構成される。
【0035】図9は図8に示した拡散路31がリーンセ
ル27側に配置された場合である。図において、酸素基
準極26は2つであるように思われるかも知れないが、
平面的には接続されており空燃比センサはやはり実質的
に三電極構造であることに注意されたい。
【0036】図10は図9における保護膜25と拡散路
31の相対的な配置が逆になった場合である。
【0037】図11は拡散室28部に、多孔質状の拡散
路31を介して酸素基準極26を配置した場合である。
【0038】図12は図11における拡散路31がない
場合であり、精度は低下するが原理的には複合センサと
しての機能を有する。
【0039】図13は図9と図10の中間的な配置の実
施例である。
【0040】図14は図13において、絶縁層的な絶縁
部材21がアルミナ基板などの基板状の絶縁部材36で
構成された場合である。
【0041】この他にも、本発明の変形例は色々考えら
れる。この場合の必要最小条件は三電極とも、同一のジ
ルコニア固体電解質上に形成されることにある。
【0042】本発明による自動車用空燃比センサの全体
構成の一実施例を図15に示す。酸素基準極26への励
起電流値Ip*は励起電流調整抵抗37の抵抗値Rλによ
って決定される。設定電圧eS はチェナーダイオード3
8,抵抗39及び抵抗40によって決定される。酸素基
準極26の起電力e0 が設定電圧eS に等しくなるよう
に、リーンセル27の励起電圧EL が第一の増幅器3
4,トランジスタ35を介してフィードバック制御され
る。リーンセル27部のポンピング電流Ip は電流検出
抵抗32の差電圧を差動増幅器43で増幅した後、その
出力信号はeL としてコントロールユニット5に取り込
まれる。なお、リーン機能の感度調整は電流検出抵抗3
2の抵抗値RL を調整することによって行われる。酸素
基準極26と陽極24間の差電圧ΔVは差動増幅器44
で増幅処理された後、その出力信号はeλとしてコント
ロールユニット5に取り込まれる。図15の方法にて測
定した空燃比センサの特性を図16に示す。この図に
は、Ip*=0.1mA,RL=100Ω,差動増幅器4
3,44部における増幅率αがそれぞれ10倍,1倍で
設定電圧はeS =0.7V 一定の場合を示した。リーン
センサの出力電圧eL は希薄燃焼領域の空気過剰率(λ
>1)でリニアに変化し、この領域の空燃比を連続的に
検出することができる。また、ストイックセンサの出力
電圧eλ及びリーンセルの励起電圧EL は理論空燃比の
ストイック点(λ=1)でステップ状に変化する。それ
故、どちらの電圧信号を利用しても、ストイック点を高
い精度で検出することができる。その結果、本発明によ
る自動車用空燃比センサはλ≧1の空気過剰率を連続的
に検出することが可能で、しかもλ=1のストイック信
号及びλ>1のリーン信号を同時出力化させているた
め、使い易いセンサにすることができた。なお、図16
以下に示す試作センサの特性としては、検出部の温度を
ヒータ22で800℃に加熱した場合の実測例を示し
た。
【0043】なお、eλ及びEL 共に、λ<1のリッチ
側でゆるやかな傾斜特性を有している。これは陽極24
部から酸素基準極26部へ向う酸素イオンがないためで
ある。λ<1のリッチ領域での傾斜特性を改善できれ
ば、ストイック点検出時のS/N比はさらに向上する。
【0044】このS/N比の改善を行った空燃比センサ
全体構成の実施例を図17に示す。第一の増幅器34の
出力電圧EA が設定電圧eS より小さくなったことを検
出する第二の増幅器41を設け、第二の増幅器41の出
力信号によってリーンセル27の陽極24と陰極23間
に並列的に接続したスイッチ42をON状態にする。図
中のスイッチ42にはトランジスタの場合を示している
が、MOS型のものでも良い。後述するように、ストイ
ック点近傍のリーン側の空気過剰率λ* 以下で、第一の
増幅器34の出力電圧EA は零になる故、前記の空気過
剰率λ* 以下でトランジスタ型のスイッチ42はON状
態になり、リーンセル27の陽極24と陰極23は電気
的に接続される。スイッチ42がON状態になると、励
起電流Ip*による酸素イオン(O- -)流はリーンセル2
7の陽極24部からも酸素基準極26部に向うようにな
る。この酸素ポンプ作用によって、陽極24部の触媒作
用が向上し、(2)式の反応が活発に進行する。この結
果、陽極24界面の酸素濃度がリッチ領域の空燃比で極
端に小さくなり、前述の傾斜特性が改善される。この構
成による空燃比センサ特性の測定例を図18に示す。図
に示すように、ストイック点における信号の変化幅はe
λ及びEL 共に大きくなり、リッチ領域におけるゆるや
かな傾斜特性の改善されたことが分る。なお、λ<1以
下のリッチ領域におけるリーンセルの励起電圧EL は当
然の如く、零ボルトレベルまで低下する。
【0045】なお、スイッチ42のONによって陽極2
4部から酸素基準極26部へ酸素イオン流を向わせるこ
とは、ストイック機能のS/N化を向上させる他にも、
次の如き効果を発生させる。リッチ領域における排ガス
雰囲気中の酸素濃度は図2に示すように、低濃度であ
る。従って、励起電流Ip*によって拡散室29内に十分
な酸素を供給するには、新たな酸素イオン供給源となる
電極の増加が必要になる。この点、λ<1のリッチ領域
で、陽極24はこの新たな酸素イオン供給源として作用
する。この結果、リッチ領域における陰極23界面部の
極端は酸素濃度の低下を防止でき、ジルコニア固体電解
質20が電子伝導領域に突入することはなくなる。それ
故、空燃比センサの耐久性の劣化や精度の低下が少なく
なり、信頼性が向上する。
【0046】図17に示した構成による空燃比センサを
図19,図20を用いて、より詳細に説明する。
【0047】空気過剰率λに対する各部の電圧特性を図
19に示す。リーンセル27のポンプ電流Ip 特性に励
起電流値Ip*を加算した値、即ち2点鎖線で示した特性
は拡散路30を介して拡散室28内へ(1)式の拡散律
速で流入する酸素ガスに基づく、限界電流値に相当す
る。第一の増幅器34の出力電圧EA はストイック点近
傍の空気過剰率λ* で急激に小さくなる。実験による
と、このλ* 値のストイック点(λ=1)からのズレ量は
励起電流値Ip*と大きな相関のあることが分った。即
ち、Ip*値が小さい程ズレ量は少なくなり、ストイック
点にかぎりなく接近する。なお、試作した空燃比センサ
はIp*=0.1mA のとき、λ*値は約1.01であっ
た。設定電圧eS が0.7 ボルトのとき、酸素基準極2
6部の起電力e0はλ≧1の領域では0.7 ボルトにな
るようにフィードバック制御される。しかし、λ≦1の
領域では第一の増幅器34の出力電圧EA は零になり、
フィードバック制御回路の効果は実質的になくなる。こ
の結果、λ≦1の領域における酸素基準極26部の起電
力e0 は励起電流Ip*の効果によって、約1ボルトオー
ダへステップ状に上昇する。
【0048】ストイックセンサに使用可能な信号
(eλ,EL ,EA )のストイック点近傍における出力
特性の拡大図を図20に示す。図に示すように、差動増
幅器44の出力信号eλ及びリーンセル27の励起電圧
L はほぼストイック点で階段状に変化する。これに対
して、励起電流Ip*が0.1mA のとき、第一の増幅器
34の出力電圧EA はλ*=1.01 で階段状に変化す
る。Ip*値をより小さな値に設定(この場合、拡散路3
1の抵抗率をより大きな値にする必要がある)すると、
λ*値はさらにストイック点に接近する。もちろん、こ
の場合は第一の増幅器34の出力電圧EA もストイック
センサの出力信号として使用することが可能になる。
【0049】リーンセル27の励起電圧EL をフィード
バック制御する本発明の一実施例によれば、リーンセル
応答性の改善に極めて大きな効果が得られる。この効果
を図21〜図25を用いてより詳細に説明する。
【0050】リーンセル27のV−I特性を図21に示
す。励起電圧Eによってジルコニア固体電解質中をポン
ピングされる電流値の特性を示したものである。励起電
圧Eが大きくなるにつれて、ポンプ電流値Iは次第に増
加し、一定の値で飽和する。この飽和電流値Ip
(1)式によって定まる限界電流値である。さらに励起
電流Eを大きくすると、ジルコニア固体電解質は電子伝
導性を示すようになり、電流値Iは急激に増加する。従
って、リーンセンサの場合はこの飽和電流値Ip を検出
する必要があり、リーンセル駆動時の励起電圧EL この
図から適当な値に設定される。図15及び図17に示し
た回路構成の場合、リーンセル27の励起電圧EL は空
気過剰率λによらず(但し、λ>1の領域において)、
特性曲線aで示すようにほぼ一定に設定されている。励
起電圧EL を特性曲線bで示すように、空気過剰率λに
応じて少しずつ大きくすると、リーンセンサの応答性が
著しく改善されることを実験的に確認した。
【0051】その現象を図22で説明する。空燃比セン
サ雰囲気の空気過剰率に変化がなくても、ポンプ電流値
Iが飽和電流値(限界電流値)を示す範囲内で励起電圧
Lをステップ状に変化させると、EL の微分波形の如
き特性が出力電流値Ip に加算される。この現象をリー
ンセンサの応答性の改善に使用しようとするものであ
る。なお、実験によると出力電流値Ip の変化幅ΔIp
の大きさは励起電圧ELの大きさにほぼ依存することが
分った。
【0052】本発明による自動車用空燃比センサの全体
構成の他の実施例を図23に示す。第一の増幅器34の
出力電圧EA 部を抵抗45を介して、設定電圧eS の決
定部に正帰還させたことに特徴がある。なお、抵抗46
とコンデンサ47からなる積分回路は空気過剰率λが急
変したときに、前述の正帰還回路に基因してリーンセン
サの出力信号eL に発生する過渡的な発振現象を防止す
るためのものである。図23に示した構成による空燃比
センサの静特性の実測例を図24に示す。設定電圧eS
はリーン側の空気過剰率λに応じて、0.75ボルトか
ら0.80ボルトへ可変的に大きな値になっている。こ
の結果、リーンセル27の励起電圧ELは図21の特性
曲線bに示したように、空気過剰率λに応じて自動的に
大きな値へフィードバック制御される。このようにリー
ンセル27の励起電圧EL を可変にしても、リーンセン
サの出力信号eL ,ストイックセンサの出力信号として
使用可能な信号eλ及びEL 共に、ヒステリシスが小さ
く良好な特性を示す。
【0053】リーン側で設定電圧eS を可変(即ち、リ
ーンセルの励起電圧EL を可変)にしたときの、リーン
センサ出力信号の応答性改善効果の実測例を図25に示
す。図は空気過剰率λを1.1から1.3へステップ状に
変化させたとき、差動増幅器43の出力電圧であるリー
ンセンサの出力信号eL がどのように変化するかを示し
たものである。図において、特性aは空気過剰率λによ
らず、リーンセル27の励起電圧EL を一定にした場合
である。特性bは空気過剰率λに応じて、励起電圧EL
を適度に可変的に大きくした場合であり、その応答性は
特性aの場合の約半分に改善されることが分った。この
結果、リーンセンサの時定数τは約16msと小さく、
気筒別の空燃比を弁別することができ、非定常の空燃比
制御を行うことが可能になった。なお、空気過剰率λに
対する励起電圧EL の変化幅を大きくすると、過渡特性
はc特性で示すように、オーバシュート現象を発生し好
ましくないことになる。
【0054】次に、リーンセンサの耐久性の実測例を図
26に示す。a特性はリーンセル単体の経時変化を示し
たものであり、陰極23部のポンピング能力の低下によ
って、その出力信号は次第に低下することが分った。し
かし、本発明の如く酸素基準極26部の起電力e0 が設
定電圧eS と等しくなるように、リーンセル27の励起
電圧EL をフィードバック制御する構成は、経時的に陰
極23部のポンピング能力の低下を補償するように作用
する。この結果、本発明による場合、リーンセンサの出
力信号の変化はb特性で示すように小さくなり、耐久性
の改善にも大きな効果があった。
【0055】次に、ストイック機能の耐久性や歩留りの
向上対策について述べる。
【0056】ストイック機能の定電流励起特性を図29
に示す。酸素基準極26部から陽極24部へ定電流Ip*
を励起したときに、発生する酸素基準極26部の起電力
0を示したものである。もちろん、図中の特性は励起
電圧EL を印加せずに、陽極24部に対する酸素基準極
26部の起電力e0 を測定したものである。励起電流値
p*が0.2mA と大きい場合、起電力e0 の変化点の
ヒステリシスが大きくなる。これは、リッチ領域で陽極
24界面の酸素濃度が極端に低下し、部分的に電子伝導
性になるためと考えられる。逆に、Ip*値が0.05m
A と小さいときは、リッチ側で起電力e0 が低下す
る。これは、拡散室29内へ電気的に供給する酸素が不
足し、酸素基準極26界面の酸素濃度が低下するためで
ある。また、リッチ側で起電力e0 が低下し設定電圧e
S 以下になると、リッチ側でもリーンセル27へ励起電
圧EL が印加され、好ましくない。なお、図に示した試
作サンプルの場合、その励起電流値Ip*は0.1mA 前
後が適当であり、ヒステリシスが小さく、リッチ領域で
のレベル低下もない。このように、適正なストイック機
能を得るには適切な励起電流値Ip*を設定する必要があ
る。従って、設定電圧eS をストイック点で階段状に変
化させ、リッチ側で低レベル,リーン側で高レベルに設
定することにより、これらの問題点に対応することがで
きる。即ち、後述するように、励起電流値Ip*が0.0
5mA と小さい場合も、良好なストイック機能を得る
ことが可能になる。なお、リーンセル27で限界電流値
p を高精度に検出するためには、励起電圧EL をある
レベル以上にする必要があり、リーン側での設定電圧e
S をあまり小さな値にすることはできない。
【0057】また、ストイック点で設定電圧eS を階段
状に変化させることはストイック機能の耐久性からも有
利である。即ち、経時的に陽極24部の触媒作用が劣化
したり、拡散室29部にマイクロクラックが発生したり
すると、リッチ側での起電力が低下することが予想され
るからである。
【0058】設定電圧eS をストイック点で階段状に変
化させる構成の一実施例を図28に示す。抵抗49,5
0を新たに付加することにより、第一の増幅器34の出
力電圧を2EA にした。そして、この点を抵抗51,チ
ェナーダイオード(図の場合は3V用)を介してアース
点に接続した。抵抗51とチェナーダイオード52間の
電圧を抵抗45を介して、設定電圧eS 決定部に正帰還
させることにより、リーン領域での設定電圧eS の変化
幅を抑制し、ストイック点での変化幅を大きくすること
ができる。
【0059】コンパレータ48はスイッチング状のスト
イック信号eλを発生させるものである。即ち、抵抗5
3と54によって決定されるスライスレベルea より電
圧EA が小さくなったとき、High レベルの電圧信号e
λを発生させるものである。
【0060】図28に示した構成による場合の空燃比セ
ンサの特性を図29に示す。この図は酸素基準極26部
の励起電流値Ip*が0.05mA と小さい場合の実測例
である。図に示すように、リーンセンサ及びストイック
センサとも、ヒステリシスが小さく良好な結果が得られ
た。
【0061】図28に示した構成による場合の、ストイ
ック点近傍における各部の電圧特性を図30に示す。こ
の図を用いて、第一の増幅器34の出力電圧EA を利用
しても、ストイック点を高精度に検出できる理由につい
て説明する。増幅器34の出力電圧EA はλ* 点とスト
イック点でステップ状に変化する。これに応じて、設定
電圧eS もλ* 点とストイック点で大幅に低下する。な
お、λ* でスイッチ42はON状態になり、リーンセル
27の陽極24は陰極23部へ接続される。図から理解
できるように、コンパレータ48の入力であるスライス
レベルea を0.2 ボルトオーダーにすると、出力電圧
A を利用してもストイック点を高い精度で検出できる
ことになる。この結果、ストイックセンサの出力eλ
リーン領域の低レベルからリッチ領域の高レベルへ、ス
トイック点でスイッチング状に変化する。
【0062】以上説明した本発明の望ましい実施例によ
れば、エンジンの幅広い制御に適応可能な複合センサ、
即ちストイックセンサ機能とリーンセンサ機能を有する
エンジン制御用空燃比センサを簡単な構成で提供するこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、エンジンの幅広い制御
に適応可能な空燃比センサを簡単な構造で提供すること
にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の空燃比制御装置の概略構成図。
【図2】空燃比と排ガス濃度,燃焼効率の関係を示した
図。
【図3】本発明の前段階的な空燃比センサの構造とその
原理説明図。
【図4】本発明による空燃比センサ構造の説明図。
【図5】本発明による空燃比センサ構造の他の実施例を
示した図。
【図6】本発明による空燃比センサの動作原理説明図。
【図7】本発明による空燃比センサ構造の変形例を示し
た図。
【図8】本発明による空燃比センサの変形例を示す図。
【図9】本発明による空燃比センサの変形例を示す図。
【図10】本発明による空燃比センサの変形例を示す
図。
【図11】本発明による空燃比センサの変形例を示す
図。
【図12】本発明による空燃比センサの変形例を示す
図。
【図13】本発明による空燃比センサの変形例を示す
図。
【図14】本発明による空燃比センサの変形例を示す
図。
【図15】本発明による自動車用空燃比センサの全体構
成の一実施例を示した図。
【図16】図15の構成によって測定した空燃比センサ
特性の実施例を示した図。
【図17】本発明による自動車用空燃比センサの全体構
成の他の一実施例を示した図。
【図18】図17の構成によって測定した空燃比センサ
特性の実測例を示した図。
【図19】空気過剰率に対する各部の電圧特性を示した
図。
【図20】ストイック点近傍の出力特性を示した図。
【図21】リーンセルのV−I特性を示した図。
【図22】応答性改善効果の説明図。
【図23】本発明による空燃比センサの全体構成の他の
一実施例を示した図。
【図24】図23の構成によって測定した空燃比センサ
の実測例を示した図。
【図25】本発明による空燃比センサの応答性改善効果
の実測例を示した図。
【図26】本発明による空燃比センサの耐久性の実測例
を示した図。
【図27】本発明による空燃比センサにおけるストイッ
ク機能の定電流励起特性を示した図。
【図28】本発明による空燃比センサの全体構成の他の
一実施例を示した図。
【図29】図28の構成によって測定した空燃比センサ
特性の実測例を示した図。
【図30】本発明による空燃比センサのストイック点近
傍における各部の電圧特性を示した図。
【符号の説明】
20…ジルコニア固体電解質、21…絶縁部材、22…
ヒータ、23…陰極、24…陽極、25…保護膜、26
…酸素基準極、27…リーンセル、28,29…拡散
室、30,31…拡散路、32…電流検出抵抗、33…
電流源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 敏孝 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 佐藤 信夫 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 上野 定寧 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社 日立製作所 佐和工場内 (72)発明者 池上 昭 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 生産技術研究所 内 (56)参考文献 特開 昭56−130649(JP,A) 特開 昭60−186750(JP,A) 特開 昭60−108746(JP,A) 特開 昭59−163558(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の排気系に設けられ、前記内燃機
    関の排ガス雰囲気内にさらされる陽極及び前記陽極とジ
    ルコニア固体電解質を介して設けられた陰極からなる第
    一のセル部と、前記陰極及びジルコニア固体電解質を介
    して設けられた酸素基準極からなる第二のセル部と、前
    記第一のセル部の前記陰極側に設けられ、内部に前記陰
    極が配置され、排ガスが流入し拡散する第一の拡散室
    と、前記第二のセル部の前記酸素基準極側に設けられ、
    内部に前記酸素基準極が配置された第二の拡散室と、前
    記酸素基準極と前記陰極との間の電位差を検出する手段
    と、その検出された電位差が所定の電圧になるように前
    記第一のセル部の前記陽極と前記陰極との間に励起電圧
    を印加する手段と、前記励起電圧を印加したときに前記
    第一のセル部の前記陽極と前記陰極との間に流れる電流
    を検出する手段とを備えた空燃比センサであって、 前記第一の拡散室と前記第二の拡散室の間の固体電解質
    中に設けられ、内部に絶縁部材で囲まれたヒータを有す
    るヒータ室を備えたことを特徴とする空燃比センサ。
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