JPH06270766A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents
車両用盗難防止装置Info
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- JPH06270766A JPH06270766A JP6074793A JP6074793A JPH06270766A JP H06270766 A JPH06270766 A JP H06270766A JP 6074793 A JP6074793 A JP 6074793A JP 6074793 A JP6074793 A JP 6074793A JP H06270766 A JPH06270766 A JP H06270766A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- vehicle
- engine
- vehicle speed
- signal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キー照合が失敗した場合に、エンジン制御回
路は車速を一定範囲に制限することを条件にエンジンを
始動させる。 【構成】 キーユニット1と、キー検出回路2と、エン
ジン制御回路3とを備える車両用盗難防止装置におい
て、キー検出回路2によるキー照合に失敗した場合に
は、エンジン制御回路3はエンジンを始動させるととも
に車速センサ41によって車速を検出し、車速が所定速
度を越えると燃料噴射装置42への燃料の供給を停止し
て車速が所定速度を越えないようにする。
路は車速を一定範囲に制限することを条件にエンジンを
始動させる。 【構成】 キーユニット1と、キー検出回路2と、エン
ジン制御回路3とを備える車両用盗難防止装置におい
て、キー検出回路2によるキー照合に失敗した場合に
は、エンジン制御回路3はエンジンを始動させるととも
に車速センサ41によって車速を検出し、車速が所定速
度を越えると燃料噴射装置42への燃料の供給を停止し
て車速が所定速度を越えないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キーに設定されたコー
ドを検出することによりエンジン始動の許否を判定して
車両の盗難を防止する車両用盗難防止装置に関するもの
である。
ドを検出することによりエンジン始動の許否を判定して
車両の盗難を防止する車両用盗難防止装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両は盗難目的で不正に鍵が
開けられることがあるため、従来から不正解錠による盗
難を防止することを目的とした車両用盗難防止装置が提
案されている。例えば、特開昭63−93649号公報
では、キーを錠前に挿入することにより、錠前に設けら
れた環状コアに巻き付けた一次コイルと、キーに設けら
れた軸状コアに巻き付けた二次コイルとを磁気結合させ
て、その磁気結合によって流れる電流値を検出して、正
しいキーが挿入されたか否かを判別する車両用盗難防止
装置が開示されている。
開けられることがあるため、従来から不正解錠による盗
難を防止することを目的とした車両用盗難防止装置が提
案されている。例えば、特開昭63−93649号公報
では、キーを錠前に挿入することにより、錠前に設けら
れた環状コアに巻き付けた一次コイルと、キーに設けら
れた軸状コアに巻き付けた二次コイルとを磁気結合させ
て、その磁気結合によって流れる電流値を検出して、正
しいキーが挿入されたか否かを判別する車両用盗難防止
装置が開示されている。
【0003】この種の車両用盗難防止装置では、操作者
がキーをイグニションON位置(以下IGN−ON位置
と呼ぶ)にすると、上記磁気結合によって流れる電流値
から生成されるキーコードと予め設定されている設定コ
ードとを比較し、その比較結果が一致すればエンジンを
始動許可状態とし、キーをスタート位置にすることによ
ってエンジンを始動させる。
がキーをイグニションON位置(以下IGN−ON位置
と呼ぶ)にすると、上記磁気結合によって流れる電流値
から生成されるキーコードと予め設定されている設定コ
ードとを比較し、その比較結果が一致すればエンジンを
始動許可状態とし、キーをスタート位置にすることによ
ってエンジンを始動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キーコードと
設定コードとのキー照合が一致しなければエンジンを始
動させないようにしているため、正常なキーを挿入した
のに何らかの原因、例えば、キーにごみが付着していた
り断線等によってキー照合に失敗した場合は、エンジン
を始動させることができない。このため、盗難のおそれ
がないにもかかわらず車両を移動させることができず、
修理のための移動にも不便である。
設定コードとのキー照合が一致しなければエンジンを始
動させないようにしているため、正常なキーを挿入した
のに何らかの原因、例えば、キーにごみが付着していた
り断線等によってキー照合に失敗した場合は、エンジン
を始動させることができない。このため、盗難のおそれ
がないにもかかわらず車両を移動させることができず、
修理のための移動にも不便である。
【0005】本発明の目的は、キー照合に失敗した場合
に、車両の走行を制限してエンジンを始動させるように
する車両用盗難防止装置を提供することにある。
に、車両の走行を制限してエンジンを始動させるように
する車両用盗難防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1および
図4に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、キー
に設定された情報と予め設定された基準信号とを照合し
て照合結果を出力する情報照合手段2と、この情報照合
手段2からの照合結果によりエンジン始動の許否を決定
するエンジン制御手段3とを有する車両用盗難防止装置
に適用され、制限信号101により車両の走行に所定の
制限を与える制限手段4を有し、エンジン制御手段3
を、照合結果が一致しない場合に制限信号101を出力
しつつエンジンの始動を許可するように構成することに
よって上記目的が達成される。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の車両用盗難防止装置において、制
限手段4を、車速が所定速度を越えるか否かを検出する
車速検出手段41と、車速が所定速度を越えないように
する車速制限手段42とで構成するものである。請求項
3に記載の発明は、請求項1に記載の車両用盗難防止装
置において、制限手段4を、警報を発生する警報発生手
段43で構成するものである。
図4に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、キー
に設定された情報と予め設定された基準信号とを照合し
て照合結果を出力する情報照合手段2と、この情報照合
手段2からの照合結果によりエンジン始動の許否を決定
するエンジン制御手段3とを有する車両用盗難防止装置
に適用され、制限信号101により車両の走行に所定の
制限を与える制限手段4を有し、エンジン制御手段3
を、照合結果が一致しない場合に制限信号101を出力
しつつエンジンの始動を許可するように構成することに
よって上記目的が達成される。請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の車両用盗難防止装置において、制
限手段4を、車速が所定速度を越えるか否かを検出する
車速検出手段41と、車速が所定速度を越えないように
する車速制限手段42とで構成するものである。請求項
3に記載の発明は、請求項1に記載の車両用盗難防止装
置において、制限手段4を、警報を発生する警報発生手
段43で構成するものである。
【0007】
【作用】情報照合手段2は、キーがイグニション・オン
位置に操作されると、キーに設定された情報と予め情報
照合手段2に設定された基準信号とを照合し、その照合
結果を通信線100を通してエンジン制御手段3に入力
する。エンジン制御手段3は、情報照合手段2からの照
合結果が一致しないときには制限手段4に対して制限信
号101を出力しつつエンジンの始動を許可し、制限手
段4は制限信号101が入力されると車両の走行に所定
の制限を与える。請求項2に記載の発明では、照合結果
が一致しないときには車速検出手段41によって車速が
所定速度を越えるか否かを検出し、車速制限手段42に
よって車速が所定速度を越えないようにする。請求項3
に記載の発明では、照合結果が一致しないときには警報
発生手段43によって警報を発生する。
位置に操作されると、キーに設定された情報と予め情報
照合手段2に設定された基準信号とを照合し、その照合
結果を通信線100を通してエンジン制御手段3に入力
する。エンジン制御手段3は、情報照合手段2からの照
合結果が一致しないときには制限手段4に対して制限信
号101を出力しつつエンジンの始動を許可し、制限手
段4は制限信号101が入力されると車両の走行に所定
の制限を与える。請求項2に記載の発明では、照合結果
が一致しないときには車速検出手段41によって車速が
所定速度を越えるか否かを検出し、車速制限手段42に
よって車速が所定速度を越えないようにする。請求項3
に記載の発明では、照合結果が一致しないときには警報
発生手段43によって警報を発生する。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
−第1の実施例− 図1は本発明に係る車両用盗難防止装置の一実施例を示
す構成図である。1はキー10と錠前11とから成るキ
ーユニットであり、キー10の内部には、互いに直列に
接続された二次コイルL2と、この二次コイルL2と共
振回路を構成するコイルL21と、コンデンサCとが設
けられている。錠前11には、互いに直列接続された巻
き数が同じで互いに逆向きに巻かれた一次コイルL1
1,12と、抵抗Rと、周波数を連続的に可変させる可
変周波数発振器12とが設けられており、キー10が錠
前11に挿入されると、一次コイルL11,L12はキ
ー10の二次コイルL2と磁気結合し、錠前11の直列
回路に電流が流れる。また、錠前11には、直列回路を
流れる電流を検出するための電流検出回路13と、この
電流検出回路13により増幅、整流された信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器14とが設けられてい
る。
す構成図である。1はキー10と錠前11とから成るキ
ーユニットであり、キー10の内部には、互いに直列に
接続された二次コイルL2と、この二次コイルL2と共
振回路を構成するコイルL21と、コンデンサCとが設
けられている。錠前11には、互いに直列接続された巻
き数が同じで互いに逆向きに巻かれた一次コイルL1
1,12と、抵抗Rと、周波数を連続的に可変させる可
変周波数発振器12とが設けられており、キー10が錠
前11に挿入されると、一次コイルL11,L12はキ
ー10の二次コイルL2と磁気結合し、錠前11の直列
回路に電流が流れる。また、錠前11には、直列回路を
流れる電流を検出するための電流検出回路13と、この
電流検出回路13により増幅、整流された信号をデジタ
ル信号に変換するA/D変換器14とが設けられてい
る。
【0010】2はキー検出回路であり、キー10が錠前
11に挿入されてIGN−ON位置に操作されると、キ
ーユニット1からのキーコードを示すデジタル信号とキ
ー検出回路2に予め設定されている設定コードとを比較
し、比較結果が一致すればエンジン制御回路3に通信線
L1を通してエンジン始動許可信号を送出する。また、
キー検出回路2とエンジン制御回路3には、図示されな
い信号線により、キー10がIGN−ON位置、イグニ
ションOFF位置(以下IGN−OFF位置と呼ぶ)あ
るいはスタート位置のいずれであるかを示す信号がキー
ユニット1から入力される。エンジン制御回路3はエン
ジン始動許可信号が入力されて、かつ、キー10がスタ
ート位置に操作されるとエンジンを始動させる。一方、
エンジン始動禁止信号が入力されると、エンジン制御回
路3はエンジンを始動させるが、車速センサ41で検出
された車速が所定速度を越えると、通信線101を通し
て燃料噴射装置42に信号を送り、燃料噴射装置42へ
の燃料の供給を停止する。
11に挿入されてIGN−ON位置に操作されると、キ
ーユニット1からのキーコードを示すデジタル信号とキ
ー検出回路2に予め設定されている設定コードとを比較
し、比較結果が一致すればエンジン制御回路3に通信線
L1を通してエンジン始動許可信号を送出する。また、
キー検出回路2とエンジン制御回路3には、図示されな
い信号線により、キー10がIGN−ON位置、イグニ
ションOFF位置(以下IGN−OFF位置と呼ぶ)あ
るいはスタート位置のいずれであるかを示す信号がキー
ユニット1から入力される。エンジン制御回路3はエン
ジン始動許可信号が入力されて、かつ、キー10がスタ
ート位置に操作されるとエンジンを始動させる。一方、
エンジン始動禁止信号が入力されると、エンジン制御回
路3はエンジンを始動させるが、車速センサ41で検出
された車速が所定速度を越えると、通信線101を通し
て燃料噴射装置42に信号を送り、燃料噴射装置42へ
の燃料の供給を停止する。
【0011】図2はキー検出回路2の動作を示すフロー
チャートである。図2のフローチャートは、キー10が
IGN−OFF位置からIGN−ON位置に操作された
ときに動作を開始する。ステップS1ではキーコードが
設定コードと一致するか否かを検出する。すなわち、キ
ー10と錠前11とを磁気結合させたときに流れる電流
の値をデジタル信号に変換したキーコードと設定コード
とが一致するか否かを検出する。両コードが一致すれば
ステップS2に進み、エンジン制御回路3に対してエン
ジン始動許可信号を出力し、一致しなければステップS
3に進み、エンジン制御回路3に対してエンジン始動禁
止信号を出力する。
チャートである。図2のフローチャートは、キー10が
IGN−OFF位置からIGN−ON位置に操作された
ときに動作を開始する。ステップS1ではキーコードが
設定コードと一致するか否かを検出する。すなわち、キ
ー10と錠前11とを磁気結合させたときに流れる電流
の値をデジタル信号に変換したキーコードと設定コード
とが一致するか否かを検出する。両コードが一致すれば
ステップS2に進み、エンジン制御回路3に対してエン
ジン始動許可信号を出力し、一致しなければステップS
3に進み、エンジン制御回路3に対してエンジン始動禁
止信号を出力する。
【0012】図3はエンジン制御回路3の動作を示すフ
ローチャートである。図3のフローチャートは、キー1
0がIGN−OFF位置からIGN−ON位置に操作さ
れたときに動作を開始する。ステップS10では、キー
検出回路2からの通信線100の信号を読み込む。ステ
ップS11では通信線100からエンジン始動許可信号
が入力されているか否かを判断する。エンジン始動許可
信号が入力されていればステップS12に進み、エンジ
ンを始動許可状態にしてステップS13に進む。したが
って、この状態でキー10がIGN−ON位置からスタ
ート位置に操作されるとエンジンを始動させる。
ローチャートである。図3のフローチャートは、キー1
0がIGN−OFF位置からIGN−ON位置に操作さ
れたときに動作を開始する。ステップS10では、キー
検出回路2からの通信線100の信号を読み込む。ステ
ップS11では通信線100からエンジン始動許可信号
が入力されているか否かを判断する。エンジン始動許可
信号が入力されていればステップS12に進み、エンジ
ンを始動許可状態にしてステップS13に進む。したが
って、この状態でキー10がIGN−ON位置からスタ
ート位置に操作されるとエンジンを始動させる。
【0013】ステップS13ではキーがIGN−OFF
位置か否かを検出し、IGN−ON位置ならステップS
12に戻り、IGN−OFF位置ならステップS14に
進み、エンジンを始動禁止状態にして処理を終わる。ス
テップS11でエンジン始動許可信号が入力されていな
ければステップS15に進み、エンジンを始動許可状態
にしてステップ16に進む。したがって、この状態でも
キー10がスタート位置に操作されるとエンジンを始動
させる。ステップS16ではキーがIGN−OFF位置
か否かを検出し、IGN−OFF位置ならステップS1
4に進み、IGN−ON位置ならステップS17に進
み、車速センサ41の出力から車両の車速を検出してス
テップS18に進む。ステップS18では車速が設定速
度以上かを判定し、車速が設定速度以上ならステップS
19で燃料噴射装置42への燃料の供給を停止し、ステ
ップS16に戻る。車速が設定速度未満ならステップS
16に戻る。
位置か否かを検出し、IGN−ON位置ならステップS
12に戻り、IGN−OFF位置ならステップS14に
進み、エンジンを始動禁止状態にして処理を終わる。ス
テップS11でエンジン始動許可信号が入力されていな
ければステップS15に進み、エンジンを始動許可状態
にしてステップ16に進む。したがって、この状態でも
キー10がスタート位置に操作されるとエンジンを始動
させる。ステップS16ではキーがIGN−OFF位置
か否かを検出し、IGN−OFF位置ならステップS1
4に進み、IGN−ON位置ならステップS17に進
み、車速センサ41の出力から車両の車速を検出してス
テップS18に進む。ステップS18では車速が設定速
度以上かを判定し、車速が設定速度以上ならステップS
19で燃料噴射装置42への燃料の供給を停止し、ステ
ップS16に戻る。車速が設定速度未満ならステップS
16に戻る。
【0014】このように、上記第1の実施例では、キー
照合に失敗した場合でもエンジンを始動させるようにし
たため、正しいキーを挿入したのに何らかの原因でキー
照合がうまくいかない場合でも車両を移動させることが
できる。また、この際には燃料噴射量を制御して車速を
一定速度に抑えるようにしたため、防盗性が損われるこ
とがない。
照合に失敗した場合でもエンジンを始動させるようにし
たため、正しいキーを挿入したのに何らかの原因でキー
照合がうまくいかない場合でも車両を移動させることが
できる。また、この際には燃料噴射量を制御して車速を
一定速度に抑えるようにしたため、防盗性が損われるこ
とがない。
【0015】なお、上記第1の実施例では、キー照合に
失敗した場合に車速を制限するようにしているが、その
代りに、あるいはそれに加えて、使用できるシフトギア
・ポジションの種類を制限したり、走行距離を制限した
りしてもよい。
失敗した場合に車速を制限するようにしているが、その
代りに、あるいはそれに加えて、使用できるシフトギア
・ポジションの種類を制限したり、走行距離を制限した
りしてもよい。
【0016】−第2の実施例− 第1の実施例では、キー照合に失敗した場合に車速を制
限しているが、第2の実施例では、エンジンを始動させ
るときに図4に示すターンシグナルランプ5のすべてを
点滅させることにより車両用盗難防止装置に異常が起き
ていることを知らせるものである。
限しているが、第2の実施例では、エンジンを始動させ
るときに図4に示すターンシグナルランプ5のすべてを
点滅させることにより車両用盗難防止装置に異常が起き
ていることを知らせるものである。
【0017】図4は第2の実施例の構成図である。な
お、第1の実施例と共通の部分には同一符号を付してお
りその説明は省略する。図4においてエンジン制御回路
3には警報発生回路43が接続されており、キー検出回
路2からエンジン始動禁止信号が入力されると、警報発
生回路43に信号を送り連続または断続的に警報信号を
発生させる。警報発生回路43は警報信号をターンシグ
ナルランプ5の点灯を制御するターンシグナルランプ駆
動回路6に送り、すべてのターンシグナルランプを警報
発生回路43からの警報信号に応じて点滅させる。
お、第1の実施例と共通の部分には同一符号を付してお
りその説明は省略する。図4においてエンジン制御回路
3には警報発生回路43が接続されており、キー検出回
路2からエンジン始動禁止信号が入力されると、警報発
生回路43に信号を送り連続または断続的に警報信号を
発生させる。警報発生回路43は警報信号をターンシグ
ナルランプ5の点灯を制御するターンシグナルランプ駆
動回路6に送り、すべてのターンシグナルランプを警報
発生回路43からの警報信号に応じて点滅させる。
【0018】図5は第2の実施例のエンジン制御回路3
のフローチャートである。図5のフローチャートは、キ
ー10がIGN−OFF位置からIGN−ON位置に操
作されたときに動作を開始する。ステップS20では、
キー検出回路2からの通信線100の信号を読み込む。
ステップS21では通信線100にエンジン始動許可信
号が入力されているか否かを判断する。エンジン始動許
可信号が入力されていればステップS22に進み、エン
ジンを始動許可状態にしてステップS23に進む。ステ
ップS23ではキーがIGN−OFF位置か否かを検出
し、IGN−ON位置ならステップS22に戻り、IG
N−OFF位置ならステップS24に進み、エンジンを
始動禁止状態にして処理を終わる。ステップS21でエ
ンジン始動許可信号が入力されていなければステップS
25に進み、エンジンを始動許可状態にしてステップ2
6に進む。ステップS26ではキーがIGN−OFF位
置か否かを検出し、IGN−OFF位置ならステップS
24に進み、IGN−ON位置ならステップS27に進
み、通信線101を通して警報発生回路43に信号を送
出して警報発生回路43を作動させてステップS26に
戻る。これにより警報発生回路43は連続または断続的
に警報信号を発生し、この警報信号をターンシグナルラ
ンプ駆動回路6に入力することにより、ターンシグナル
ランプ5が点滅する。
のフローチャートである。図5のフローチャートは、キ
ー10がIGN−OFF位置からIGN−ON位置に操
作されたときに動作を開始する。ステップS20では、
キー検出回路2からの通信線100の信号を読み込む。
ステップS21では通信線100にエンジン始動許可信
号が入力されているか否かを判断する。エンジン始動許
可信号が入力されていればステップS22に進み、エン
ジンを始動許可状態にしてステップS23に進む。ステ
ップS23ではキーがIGN−OFF位置か否かを検出
し、IGN−ON位置ならステップS22に戻り、IG
N−OFF位置ならステップS24に進み、エンジンを
始動禁止状態にして処理を終わる。ステップS21でエ
ンジン始動許可信号が入力されていなければステップS
25に進み、エンジンを始動許可状態にしてステップ2
6に進む。ステップS26ではキーがIGN−OFF位
置か否かを検出し、IGN−OFF位置ならステップS
24に進み、IGN−ON位置ならステップS27に進
み、通信線101を通して警報発生回路43に信号を送
出して警報発生回路43を作動させてステップS26に
戻る。これにより警報発生回路43は連続または断続的
に警報信号を発生し、この警報信号をターンシグナルラ
ンプ駆動回路6に入力することにより、ターンシグナル
ランプ5が点滅する。
【0019】このように、上記第2の実施例では、キー
照合に失敗した場合にはターンシグナルランプ5のすべ
てを点滅させてエンジンを始動させるようにしたため、
盗難防止装置の異常でキー照合に失敗した場合でも車両
を修理の目的で移動できるとともに、盗難防止装置の異
常を容易に検出できる。
照合に失敗した場合にはターンシグナルランプ5のすべ
てを点滅させてエンジンを始動させるようにしたため、
盗難防止装置の異常でキー照合に失敗した場合でも車両
を修理の目的で移動できるとともに、盗難防止装置の異
常を容易に検出できる。
【0020】なお、警報発生回路43に接続されるもの
はターンシグナルランプ駆動回路6以外でもよく、例え
ば、図6のように、警報発生回路43からの警報信号に
よりクラクション駆動回路7を介して、クラクション8
を断続的に鳴らすようにしてもよい。また、図7のよう
に、警報発生回路43からの警報信号によりヘッドラン
プ駆動回路9を介してヘッドランプ10を点滅させるよ
うにしてもよい。
はターンシグナルランプ駆動回路6以外でもよく、例え
ば、図6のように、警報発生回路43からの警報信号に
よりクラクション駆動回路7を介して、クラクション8
を断続的に鳴らすようにしてもよい。また、図7のよう
に、警報発生回路43からの警報信号によりヘッドラン
プ駆動回路9を介してヘッドランプ10を点滅させるよ
うにしてもよい。
【0021】また、上記実施例のキーユニットはキーを
錠前に差込むことによりキーと錠前とを磁気結合させ、
その磁気情報を検出することで正しいキーが挿入された
か否かを判別しているが、キーユニットはこのような電
磁式に限られない。たとえば、特開平2−20781号
公報に開示されているように、発光部と受光部を有する
錠前と、導光部材を内蔵したキーとの光学的結合により
情報の授受を行ない、キーに設定された情報が錠前側の
設定情報と一致したときのみエンジンの始動を許可する
ような光学式のキーユニットを用いても本発明を実施す
ることができる。
錠前に差込むことによりキーと錠前とを磁気結合させ、
その磁気情報を検出することで正しいキーが挿入された
か否かを判別しているが、キーユニットはこのような電
磁式に限られない。たとえば、特開平2−20781号
公報に開示されているように、発光部と受光部を有する
錠前と、導光部材を内蔵したキーとの光学的結合により
情報の授受を行ない、キーに設定された情報が錠前側の
設定情報と一致したときのみエンジンの始動を許可する
ような光学式のキーユニットを用いても本発明を実施す
ることができる。
【0022】このように構成した実施例にあっては、キ
ー検出回路2が情報検出手段に、エンジン制御回路3が
エンジン制御手段に、車速センサ41と燃料噴射装置4
2が制限手段4に、エンジン制御手段から出力される通
信線101が制限信号に、それぞれ対応する。
ー検出回路2が情報検出手段に、エンジン制御回路3が
エンジン制御手段に、車速センサ41と燃料噴射装置4
2が制限手段4に、エンジン制御手段から出力される通
信線101が制限信号に、それぞれ対応する。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、キーコードと設定コードとのキー照合に失敗した
際に、制限手段によって車両の走行を制限してエンジン
を始動させるようにしたため、正しいキーを挿入したの
に何らかの原因でキー照合に失敗した場合でも車両を移
動させることができ、修理時の車両の移動等を考慮した
融通性のある車両用盗難防止装置を提供できる。特に請
求項2に記載の発明によれば、キー照合に失敗したとき
には車速を所定範囲に制限するようにしたため、防盗性
を損うことなく融通性のある車両用盗難防止装置を提供
できる。また、請求項3に記載の発明によれば、キー照
合に失敗したときには警報を発生して走行するようにし
たため、上記効果に加え、盗難防止装置の異常を容易に
検出することができる。
れば、キーコードと設定コードとのキー照合に失敗した
際に、制限手段によって車両の走行を制限してエンジン
を始動させるようにしたため、正しいキーを挿入したの
に何らかの原因でキー照合に失敗した場合でも車両を移
動させることができ、修理時の車両の移動等を考慮した
融通性のある車両用盗難防止装置を提供できる。特に請
求項2に記載の発明によれば、キー照合に失敗したとき
には車速を所定範囲に制限するようにしたため、防盗性
を損うことなく融通性のある車両用盗難防止装置を提供
できる。また、請求項3に記載の発明によれば、キー照
合に失敗したときには警報を発生して走行するようにし
たため、上記効果に加え、盗難防止装置の異常を容易に
検出することができる。
【図1】本発明による車両用盗難防止装置の第1の実施
例の構成図である。
例の構成図である。
【図2】図1の車両用盗難防止装置のキー検出回路の動
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
【図3】図1の車両用盗難防止装置のエンジン制御回路
の動作を示すフローチャートである。
の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明による車両用盗難防止装置の第2の実施
例の構成図である。
例の構成図である。
【図5】図4の車両用盗難防止装置のエンジン制御回路
の動作を示すフローチャートである。
の動作を示すフローチャートである。
【図6】図4の車両用盗難防止装置にクラクション駆動
回路を設けた場合の構成図である。
回路を設けた場合の構成図である。
【図7】図4の車両用盗難防止装置にヘッドランプ駆動
回路を設けた場合の構成図である。
回路を設けた場合の構成図である。
1 キーユニット 2 キー検出回路 3 エンジン制御回路 41 車速センサ 42 燃料噴射装置 43 警報発生装置 5 ターンシグナルランプ 6 ターンシグナルランプ駆動回路 7 クラクション駆動回路 8 クラクション 9 ヘッドランプ駆動回路 10 ヘッドランプ
Claims (3)
- 【請求項1】 キーに設定された情報と予め設定された
基準信号とを照合して照合結果を出力する情報照合手段
と、この情報照合手段からの照合結果によりエンジン始
動の許否を決定するエンジン制御手段とを有する車両用
盗難防止装置において、 制限信号により車両の走行に所定の制限を与える制限手
段を有し、 前記エンジン制御手段は、前記照合結果が一致しない場
合に前記制限信号を出力しつつエンジンの始動を許可す
ることを特徴とする車両用盗難防止装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用盗難防止装置に
おいて、前記制限手段は、車速が所定速度を越えるか否
かを検出する車速検出手段と、車速が所定速度を越えな
いようにする車速制限手段とを有することを特徴とする
車両用盗難防止装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の車両用盗難防止装置に
おいて、前記制限手段は警報を発生する警報発生手段で
あることを特徴とする車両用盗難防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6074793A JPH06270766A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 車両用盗難防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6074793A JPH06270766A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 車両用盗難防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06270766A true JPH06270766A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13151178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6074793A Pending JPH06270766A (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 車両用盗難防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06270766A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140236444A1 (en) * | 2013-02-18 | 2014-08-21 | Ford Global Technologies, Llc | Method and device for reducing the likelihood of theft at a gas station or a charging station for motor vehicles |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP6074793A patent/JPH06270766A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20140236444A1 (en) * | 2013-02-18 | 2014-08-21 | Ford Global Technologies, Llc | Method and device for reducing the likelihood of theft at a gas station or a charging station for motor vehicles |
US9169115B2 (en) * | 2013-02-18 | 2015-10-27 | Ford Global Technologies, Llc | Method and device for reducing the likelihood of theft at a gas station or a charging station for motor vehicles |
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