JPH06270668A - 車輌用遮光フィルム - Google Patents

車輌用遮光フィルム

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JPH06270668A
JPH06270668A JP8797393A JP8797393A JPH06270668A JP H06270668 A JPH06270668 A JP H06270668A JP 8797393 A JP8797393 A JP 8797393A JP 8797393 A JP8797393 A JP 8797393A JP H06270668 A JPH06270668 A JP H06270668A
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JP
Japan
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light
shielding film
vehicle
boundary
light transmittance
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JP8797393A
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English (en)
Inventor
Akihiro Ogoshi
章宏 大越
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 意匠的な美観を損ねることなく、運転者によ
るドアミラーの視認性を確保しつつ車内に差し込む日差
しを和らげることができる車輌用遮光フィルムを提供す
る。 【構成】 車輌5の前部座席窓11に貼着される遮光フ
ィルム3を、車輌5の前方側ほど光透過率が高く後方側
に至るにつれて連続的に光透過率が低くなるように、前
方側が薄く後方側が濃い色合いに着色し、境界Sより後
方側では後部座席窓9の遮光フィルム7と意匠上の連続
性を保ち、境界Sを過ぎて車輌5の前方側に向かうにつ
れて、車輌内部からの視界が徐々に明るくなるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車等の車輌の側窓
に貼着される日除け用或は破損時飛散防止用の遮光フィ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の車輌においては、車輌の側方
から車内に太陽光等が差し込むと、車内の搭乗者の居住
性が低下する。特に、夕暮れ時に運転席の側窓から西日
が差し込むと、運転者の視界がききづらくなり、運転に
支障を及ぼすことがある。そのため従来より、車輌の側
窓にスモークガラスを用いたり、或は遮光フィルムを側
窓に貼着して、車内に差し込む日差しを和らげる工夫が
なされている。また、このようなスモークガラスや遮光
フィルムは、車内の搭乗者のプライバシーを保護する観
点から、車内を覗かれないようにするためにも用いられ
ており、さらに、事故等により側窓が破損した際の破片
の飛散防止のためにも用いられている。
【0003】このうち、スモークガラスは通常、車輌の
購入時に前もって注文しておかないと装備されないの
で、一般には遮光フィルムが広く用いられている。そし
て、従来の遮光フィルムは、光透過率がフィルム全体で
一様に設定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の遮
光フィルムは光透過率が一様であったため、車輌の前部
及び後部座席の日除けに従来の遮光フィルムを用いる
と、意匠的に統一が取れるが、運転者によるドアミラー
の視認性を損なわれてしまい、特に、夜間走行時やトン
ネル等の暗所を走行している時には、遮光フィルムによ
り物体が見えにくくなってしまう。また、運転者による
ドアミラーの視認性を確保するために、後部座席にのみ
遮光フィルムを貼着すると、前部座席窓と後部座席窓と
の外観が明らかに異なってしまい、意匠的に見劣りして
しまう不具合があった。
【0005】本発明は上述の問題に鑑みなされたもの
で、意匠的な美観を損ねることなく、運転者によるドア
ミラーの視認性や特に夜間走行時及び暗所走行時の視界
を確保しつつ、車内に差し込む日差しを和らげることが
できる車輌用遮光フィルムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車輌の側窓に貼着される遮光フィルムであ
って、少なくとも前記車輌の前後方向において光透過率
が連続的に変化するように形成されていることを特徴と
する。また本発明は、前記遮光フィルムは前記車輌の前
部座席の側窓に貼着され、該遮光フィルムの光透過率
は、前記車輌の前方ほど高く後方ほど低いように設定さ
れているものとした。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例による車輌用遮光
フィルムの元となるシート材の平面図である。図1にお
いて1はシート材であり、矩形を呈し、同図中左側から
右側に向かうにつれて光透過率が連続的に低くなるよう
に、同図中左側が濃く右側が薄い同系色で着色されてい
る。また、シート材1の一面には、水を含むことで接着
性を発揮する接着剤が塗布されている。尚、着色の色合
いは、車輌の車体色や内装色に合わせて、ブラウンやグ
レー等の複数の種類が用意される。
【0008】そして、本実施例では図1に示すように、
シート材1の一部を貼着対象の窓の大きさに合わせて切
り取ることで、1枚のシート材1から複数の遮光フィル
ム3を得る。上述のようにして得た本実施例の遮光フィ
ルム3の使用例を示すのが図2であり、同図に示す車輌
5においては、従来より提供されている光透過率が一様
な遮光フィルム7が後部座席窓9に貼着されており、こ
の遮光フィルム7と同じ色合いに着色された上述の遮光
フィルム3が前部座席窓11(側窓に相当)に貼着され
ている。
【0009】前部座席窓11への貼着状態において本実
施例の遮光フィルム3は、車輌5の前方側ほど光透過率
が高く、後方側に至るにつれて連続的に光透過率が低く
なる。具体的には、車輌5の後方側、つまりセンターピ
ラー13に近い側の光透過率が、後部座席窓9に貼着さ
れた遮光フィルム7の光透過率と同じ5%に設定されて
いるのに対し、車輌5の前方側の光透過率は70%以上
に設定されている。また、図2に示すような4ドア型の
車輌5の前部座席窓11に使用する本実施例の遮光フィ
ルム3では、前後方向の中間箇所より若干センターピラ
ー13側の箇所を境界Sとして、それより前方に至るに
つれて光透過率が徐々に高くなるように形成されてい
る。尚、遮光フィルム3の境界Sの位置を拡大して示す
のが図3である。
【0010】従って、境界Sより後部側では遮光フィル
ム3と後部座席窓9の遮光フィルム7との色の濃さが一
致し、境界Sを過ぎると車輌5の前方側に向かうにつれ
て遮光フィルム3の色の濃さが徐々に薄くなるため、両
遮光フィルム3,7の意匠上の連続性が保たれ外観上の
見映えがよくなる。そして、遮光フィルム3の貼着後も
前部座席窓11の前方側の光透過率が70%以上確保さ
れるため、運転者(図示せず)によるドアミラー19
(図2)の視認性を確保しつつ車輌5内に差し込む日差
しを和らげることができる。
【0011】尚、本実施例では光透過率に変化を持たせ
たシート材1の一部を前部座席窓11の大きさに合わせ
て切り取って遮光フィルム3を得るものとしたが、あら
かじめ前部座席窓11の大きさに合わせた形状のフィル
ムを形成し、そのフィルムに遮光用の着色を施すことで
本発明の遮光フィルムを得るようにしてもよい。
【0012】また、本実施例では、図2に示すような4
ドア型の車輌5の前部座席窓11に使用する遮光フィル
ム3について説明し、光透過率が変わる境界Sを遮光フ
ィルム3の前後方向の中間箇所より若干センターピラー
13側の箇所に設定する場合について説明した。しか
し、光透過率が変わる境界は、遮光フィルムを貼着する
車輌の種類等に応じて任意に設定することができ、例え
ば図4や図5に示すように、2ドア型の車輌の前部座席
窓に貼着する遮光フィルム15では、光透過率が変わる
境界Sを前後方向の中間箇所に設定してもよく、その中
でさらに、図4に示すように境界Sを後方に傾斜させた
り図5に示すように前方に傾斜させてもよい。
【0013】さらに、日差しが窓の上側から差し込むこ
とを考慮して、図6に示す遮光フィルム17のように、
遮光フィルム17の上部側だけ光透過率が変わる境界S
を前方に延出させてもよい。また、図7に示す遮光フィ
ルム21のように、遮光フィルム21の上下方向の中間
箇所より若干上部側に境界S1を設けると共に、前後方
向の中間箇所より若干後部側に境界S3を設け、境界S
1より上部側と境界S3より後部側の遮光フィルム21
部分の光透過率を5%に設定すると共に、これら境界S
1,S3から下方及び前方の遮光フィルム21部分の光
透過率を5%から70%に徐々に高くなるよう設定し、
遮光フィルム21の下端側で且つ前端側の、ドアミラー
19に向けた運転者の視線上の遮光フィルム21部分の
光透過率が70%以上となるように構成してもよい。
【0014】さらに、図8乃至12に示す遮光フィルム
23,25,27,29,31のように、センターピラ
ー13側の光透過率が一様に高い遮光フィルム部分A1
と、前端側の光透過率が一様に0%である遮光フィルム
部分A3との間に設けられる、光透過率が連続的に変化
する領域A5を、前後方向にある程度の幅を持たせて形
成してもよい。
【0015】このうち、図8の遮光フィルム23は、光
透過率が一様に高い遮光フィルム部分A1と光透過率が
連続的に変化する領域A5との境界S5や、光透過率が
連続的に変化する領域A5と光透過率が一様に0%であ
る遮光フィルム部分A3との境界S7が上下方向に一直
線上に設定されている。また、図9の遮光フィルム25
では、前記境界S5や境界S7が上下方向の上部側で前
方に延出されており、図10の遮光フィルム27では、
前記境界S5や境界S7が後方に傾斜して形成されてお
り、反対に、図11の遮光フィルム29では、前記境界
S5や境界S7が前方に傾斜して形成されている。
【0016】さらに、図12の遮光フィルム31では、
前記境界S5や境界S7が上下方向の上部側及び下部側
で前方に延出されている。そして、これら図8乃至12
の遮光フィルム23,25,27,29,31ではいず
れも、前端側の光透過率が一様に0%である遮光フィル
ム部分A3が広く取られており、運転者によるドアミラ
ー19(図2)の視認性を確保する上で好適である。
【0017】尚、図3乃至図7の遮光フィルム3,1
5,17,21において光透過率を5%に設定した遮光
フィルム部分や、図8乃至図12の遮光フィルム23,
25,27,29,31における領域A1部分を、日差
しの強さや周辺の明るさに応じて光透過率が例えば最低
5%〜最大70%以上まで連続的に変化する偏光性の材
料で着色してもよい。また、これら遮光フィルム3,1
5,17,21,23,25,27,29,31におい
て光透過率の変化する範囲は、最低0%〜最大100%
まで任意に設定することができる。
【0018】さらに、本実施例では乗用車タイプの車輌
の前部座席窓に適用する場合について説明したが、本発
明の遮光フィルムは、前部座席窓に限らず後部座席窓に
も適用可能であり、且つ、乗用車タイプの車輌に限らず
貨物自動車や大型バス等、種々の車輌の側窓に適用可能
であることは言うまでもなく、意匠的や装飾的に使用し
てもよいことは無論のことである。
【0019】
【発明の効果】上述したように本発明の車輌よう遮光フ
ィルムによれば、車輌の側窓に貼着される遮光フィルム
であって、少なくとも前記車輌の前後方向において光透
過率が連続的に変化するように形成されている構成とし
たので、意匠的な美観を損ねることなく、運転者による
ドアミラーの視認性を確保しつつ車内に差し込む日差し
を和らげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による車輌用遮光フィルムの
元となるシート材の平面図である。
【図2】図1のシート材から得た本発明の一実施例の遮
光フィルムを前部座席窓に貼着した車輌を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示す
説明図である。
【図4】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示す
説明図である。
【図5】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示す
説明図である。
【図6】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示す
説明図である。
【図7】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示す
説明図である。
【図8】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示す
説明図である。
【図9】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示す
説明図である。
【図10】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示
す説明図である。
【図11】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示
す説明図である。
【図12】本発明による遮光フィルムの他の実施例を示
す説明図である。
【符号の説明】
3,15,17,21,23,25,27,29,31
遮光フィルム 11 前部座席窓(側窓)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の側窓に貼着される遮光フィルムで
    あって、 少なくとも前記車輌の前後方向において光透過率が連続
    的に変化するように形成されている、 ことを特徴とする車輌用遮光フィルム。
  2. 【請求項2】 前記遮光フィルムは前記車輌の前部座席
    の側窓に貼着され、該遮光フィルムの光透過率は、前記
    車輌の前方ほど高く後方ほど低いように設定されている
    請求項1記載の車輌用遮光フィルム。
JP8797393A 1993-03-23 1993-03-23 車輌用遮光フィルム Pending JPH06270668A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8797393A JPH06270668A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 車輌用遮光フィルム

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JP8797393A JPH06270668A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 車輌用遮光フィルム

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JPH06270668A true JPH06270668A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13929789

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JP8797393A Pending JPH06270668A (ja) 1993-03-23 1993-03-23 車輌用遮光フィルム

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JP (1) JPH06270668A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030084416A (ko) * 2002-04-26 2003-11-01 장종현 자동차용 전면 및 후면 유리용 썬바이저 컬러 필름
JP2015040993A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 大日本印刷株式会社 ウィンドウフィルムおよび窓

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