JP3947509B2 - サンバイザー - Google Patents

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本発明は、サンバイザーに関するものであり、特に、移動体における操作席の近傍に日除け用に取り付けられるサンバイザーに係るものである。
「移動体」とは、操作者が乗り込む自動車、クレーン等の作業車輌、電車、船、飛行機等の移動用又は作業用の手段をいうものとする。
「操作席」とは、移動体の操作者が使用する運転席、操縦席、操舵席、作業席等の席をいうものとする。
「操作者」とは、移動体を操作する者をいうものとする。
太陽光が移動体の操作者の目に入ると、眩しくて前方を視認することが困難になり、極めて危険である。そこで、移動体の操作席におけるフロントガラス(ウインドシールド)の上方には一般にサンバイザーが取り付けられている。このサンバイザーは、太陽光を遮断する不透明な日除け板をフロントガラスの上方に上下方向に回動自在に取り付けてなるものである。
しかるに、上記従来のサンバイザーにおける日除け板は不透明板であり、太陽光を充分に遮断し得るものであるが、該日除け板を通して前方を視認することができない。従って、該日除け板はこれを下方に回動させたときにフロントガラスの上部のみを覆うものでなければならない。
その結果、特に朝夕の如く太陽の位置が低いときには、太陽光は日除け板の下方から操作者の目に入ることになる。従って、操作者は太陽光が眩しくて前方を視認することが困難になり、大きな危険を伴うことになる。
この問題を解決するために、実用新案登録第3087682号公報は、太陽光を遮断する日除け板をフロントガラスの上方に上下方向に回動自在に取り付けてなる車輌用サンバイザーにおいて、該日除け板の下縁には太陽光の眩しさを防止すると共に前方を透視し得る半透明板の上縁を該半透明板が上下方向に回動自在になるように枢着し、更に該半透明板を上方に回動した状態で該日除け板にロックするロック手段を備えさせたことを特徴とする車輌用サンバイザーを提供している。
実用新案登録第3087682号公報
しかしながら、実用新案登録第3087682号公報に示すサンバイザーにおいては、日除け板の下縁に枢着された半透明板の遮光率がその全面にわたって同一であるため、車輌運転時の各瞬間においては、太陽光の眩しさを防止するためには半透明板の一部についてのみ遮光率を高くすれば足りるにも拘らず、常に半透明板の全面について遮光率を高していることになる。換言すれば、車輌運転時の各瞬間においては、半透明板における不必要な部分についてまで遮光され、前方の視界が妨げられることになる。その結果、車輌の運転中に交通信号、歩行者、他の車輌等の視認が妨げられ若しくは遅れるという重大な危険が生ずるおそれがある。
このような状況に鑑み、本発明は、移動体操作時の各瞬間において太陽光の眩しさを防止しつつ、常に良好な視界を確保し得る新規なサンバイザーを提供しようとしてなされたものである。
上記課題を解決するために、本発明は下記のサンバイザーを提供するものである。
略長方形状の板状体を中央が高く左右に向かって階段状に低くなるように内外に区画して内側区画と外側区画とを形成し、外側区画が内側区画よりも高い遮光率を有し、
前記内側区画と前記外側区画とのいずれにおいても、上部が下部よりも高い遮光率を有するサンバイザーにおいて、
前記内側区画の中央の高部における左右方向の寸法は操作者の両目の中心間距離よりも小さいことを特徴とするサンバイザー。
本出願において、「中央が高く左右に向かって階段状に低くなる」とは、板状体を窓ガラス側に傾動した状態における上下方向についていうものとする。
移動体の操作時には、操作者から見た太陽の位置は、移動体の動きに伴い、左右方向と上下方向とに刻々と変化する。この場合、操作者から見た太陽が高い遮光率を有する外側区画内に隠れるように操作者が姿勢を変えたときには、操作者は、太陽光による眩しさを感ずることなく、遮光率の低い内側区画を介して前方を視認することができる。
遮光率の高い外側区画と遮光率の低い内側区画とは、略長方形状の板状体を中央が高く左右に向かって階段状に低くなるように内外に区画することにより形成されているため、操作者から見た太陽が高い遮光率を有する外側区画内に隠れるように操作者が姿勢を変える動作が容易になると共に、遮光率の低い内側区画を介して十分な前方視認が確保される。即ち、操作者は、太陽が外側区画内における内側区画近傍の段部に隠れるような姿勢を取ればよいのであるが(図2の鎖線参照)、該段部は左右方向の線と上下方向の線とにより略直角に形成されているため、操作者が太陽を該段部内に隠すような姿勢をとることは容易である。操作者から見た太陽が外側区画内における内側区画近傍の段部に隠れるようにするためには、操作者は、その目の位置を例えば上方又は右方若しくは左方に変えるように上半身を若干動かせばよい。
前記内側区画と前記外側区画とのいずれにおいても、上部が下部よりも高い遮光率を有するようにしたため、太陽光の眩しさは高い遮光率を有する上部により効果的に防止され、視界は低い遮光率を有する下部により十分に確保される。
朝夕の如く、操作者から見た太陽が正面の極めて低い位置にあるときでも、操作者は太陽光の眩しさを感ずることなく十分に広い視界を確保することができる。
即ち、太陽光は平行光であるため、操作者の両目の中心間距離(図3、図4の符号a)よりも小さい寸法(図2、図3、図4の符号b)を有する中央の高部の中心に太陽が位置するように操作者が姿勢を定めたときには、遮光率の低い中央の高部を通過した太陽光は操作者の顔面における両目よりも内側の寸法bに対応する目と目との間の部分のみを照射し、操作者の目を照射することはない。換言すれば、操作者の各目は遮光率の高い外側区画により保護される結果、操作者は太陽光の眩しさを感じないのである。即ち、図5に示すように、太陽はあたかも遮光率の高い外側区画内に隠れているかの如く操作者には見えるのである。
一方、図3に示すように、操作者の右目Dは遮光率の低い前記高部を通してd1〜d2間の視界を確保し、操作者の左目Eは遮光率の低い前記高部を通してe1〜e2間の視界を確保する。その結果、操作者は、その両目により、遮光率の低い前記高部を通してd2〜e2間の広い視界を確保することになるのである。
符号1に示すものは略長方形状の板状体である。板状体1は移動体3における操作席5の近傍に取り付けられる。即ち、一例として移動体3が自動車である場合には、板状体1はフロントガラス(ウインドシールド)の内側上部に配設される。板状体1は既設のサンバイザーに取り付けてもよいが、既設のサンバイザーに代えて取り付けてもよい。
板状体1を中央が高く左右に向かって階段状に低くなるように内外に区画して内側区画9と外側区画11とを形成する。符号13は内側区画9と外側区画11との境界である。該境界13は最も高い中央から左右に向かって略直角且つ左右対称に階段状に折曲し、ピラミッドの輪郭線状をなす。即ち、外側区画11には複数ないし多数の段部15a、15b、15c、15dが形成される。図2参照。各段部15a、15b、15c、15dの段差は15mm以上とする。
外側区画11は内側区画9よりも高い遮光率を有する。
図2に示す事例においては、内側区画9の上部9aは内側区画9の下部9bよりも高い遮光率を有し、外側区画11の上部11aは外側区画11の下部11bよりも高い遮光率を有する。
また、図2に示す事例においては、外側区画11の上部11aは内側区画9の上部9aよりも高い遮光率を有し、外側区画11の下部11bは内側区画9の下部9bよりも高い遮光率を有する。
図2に示す事例における各部は、一例として次のような遮光率を有する。
外側区画11の上部11a:遮光率90%
遮光率90%の部分を通して太陽を見ると、太陽は丸く月のように見え、眩しさは感じない。
外側区画11の下部11b:遮光率80%
遮光率80%の部分を通して太陽を見ると、多少眩しさを感ずるものの、太陽を直視することができる。
内側区画9の上部9a:遮光率70%
遮光率70%の部分を通して太陽を見ると、かなりの眩しさを感ずる。
内側区画9の下部9b:遮光率50%
遮光率50%の部分を通して太陽を見ると、眩しくて太陽を直視し難い。
板状体1に上記の如き遮光率を与えるために、例えば、板状体1を合成樹脂又はガラスにより形成し、該合成樹脂又はガラスの表面に遮光率の異なる遮光フィルムを固着し又は遮光率の異なる遮光層を形成する。
内側区画9の中央の高部7における左右方向の寸法bは操作者の両目DEの中心間距離aよりも小さいものとする。人の両目DEの中心間距離aは一般に80mm程度であり、内側区画9の中央の高部7における左右方向の寸法bは両目DEの中心間距離aよりも約20mm狭くする。即ち、内側区画9の中央の高部7における左右方向の寸法bは一例として約60mmとする。
板状体1は上下方向と前後方向とに位置調節自在である。
板状体1を上下方向に位置調節自在とするためには、一例として図1、図6、図7に示すように、板状体1の左右両側に一対の支持体17、17を上下方向に配設し、各支持体17の対向面に上下方向の支持溝19をそれぞれ形成し、両支持体17、17の支持溝19、19に板状体1の対応縁を摺嵌する。
板状体1を前後方向に位置調節自在とするためには、一例として図1、図6に示すように、板状体1の上方に支持板21を前後方向に配設し、該支持板21の左右両縁に一対の支持溝23、23を前後方向に備えさせ、該支持溝23、23に前記支持体17、17の上端17a、17aを摺嵌する。
更に、板状体1の上方に遮光手段25を設ける。遮光手段25は、一例として、図1、図6に示すように、支持板21と板状体1の上縁との間に蛇腹状又はロール状のスクリーンを配設する。
板状体1は、好ましくは、前後方向に傾動自在であり、該板状体1の上方に反射防止手段27を配設する。反射防止手段27としては、例えば、支持板21の下面に黒色の塗料層を形成し又は黒色のフィルムを貼着する。
板状体1を前後方向に傾動自在となすために、一例として板状体1を支持する支持体17、17を支持板21に前後方向に傾動自在に支持させる。即ち、例えば支持体17、17の上端17a、17aを支持板21の支持溝23、23に前後方向に傾動自在に摺嵌する。なお、符号29に示すものは太陽である。
本発明によるサンバイザーの一例を示す斜視図である。 板状体の一例を示す正面図である。 板状体と操作者の目との関係を示す説明図である。 板状体と太陽と操作者の目との関係を示す説明図である。 図4において、太陽が外側区画の上部に隠れて見える状態を示す説明図である。 同上サンバイザーの側面図である。 同上サンバイザーの断面図である。
符号の説明
1 板状体
3 移動体
5 操作席
7 高部
9 内側区画
9a 上部
9b 下部
11 外側区画
11a 上部
11b 下部
13 境界
15a 段部
15b 段部
15c 段部
15d 段部
17 支持体
17a 上端
19 支持溝
21 支持板
23 支持溝
25 遮光手段
27 反射防止手段
29 太陽
a 操作者の両目の中心間距離
b 内側区画の中央の高部における左右方向の寸法

Claims (1)

  1. 略長方形状の板状体を中央が高く左右に向かって階段状に低くなるように内外に区画して内側区画と外側区画とを形成し、外側区画が内側区画よりも高い遮光率を有し、
    前記内側区画と前記外側区画とのいずれにおいても、上部が下部よりも高い遮光率を有するサンバイザーにおいて、
    前記内側区画の中央の高部における左右方向の寸法は操作者の両目の中心間距離よりも小さいことを特徴とするサンバイザー。
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