JPS6221456Y2 - - Google Patents

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JPS6221456Y2
JPS6221456Y2 JP1981141324U JP14132481U JPS6221456Y2 JP S6221456 Y2 JPS6221456 Y2 JP S6221456Y2 JP 1981141324 U JP1981141324 U JP 1981141324U JP 14132481 U JP14132481 U JP 14132481U JP S6221456 Y2 JPS6221456 Y2 JP S6221456Y2
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JP
Japan
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front door
vehicle
door glass
driver
reflection plate
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JP1981141324U
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JPS5846616U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フロントドアガラスからの反射光
が運転者の目に入るのを防止するためのフロント
ドアガラスの反射防止板に関するものである。
従来より、車両の運転者は、特に夜間走行時に
おいて、車窓のガラスによる眩光あるいは幻視現
象により車外の視界が悪くなり運転に支障をきた
すことがしばしばあつた。すなわち、車外が暗く
なると車窓のガラスが鏡面のようになり、例えば
運転席のインストルメントの照明が側方のフロン
トドアガラスに映されてそれが運転者の目に入る
ため側方視界が悪くなる。あるいは、例えばコー
ナリング時に斜め前方の障壁が前照灯により照ら
されると、その反射光が前方のフロントウインド
ガラスから入射してフロントドアガラスに映り、
運転者の目を眩ませたり側方視界が悪くなつたり
する。これをもう少し具体的に説明すると、例え
ば右ハンドルのキヤブオーバ車の場合、山あいの
屈曲した道路を夜間走行する際、右旋回しようと
すると車両前方左側に存する濡れた岩肌などが前
照灯の光を受けて輝いて見え、さらにその輝きの
ある岩肌が右側のフロントドアガラスに映つて見
えるようになる。このため、運転者は車両前方の
右方向の視界が遮られてその方向に屈曲している
走行すべき道路を右側のフロントドアガラス越し
に見ることがほとんど不可能となり危険な運転を
強いられる。
これらの現象は、いずれも運転者の目と車窓の
ガラスとの相対位置関係に起因し、ことに運転者
の視線の方向と車窓のガラスに入射する光とのな
す角度がガラスの全反射角に近づくほど顕著なも
のとなる。したがつて、運転者が感知し易に斜め
前方からの光を遮光し、夜間走行時においても側
方視界を悪化させない手段が車窓のガラスに講じ
られるよう要望されていた。
この考案は、このような従来の要望に応えてな
されたものである。そのため、この考案はフロン
トドアガラスの一部を反射防止板で覆うという構
成により、車両走行時において運転者が眩光など
により側方視界を妨げられることなく安全な運転
を行なえるようにして、上述の従来の要望を実現
させることを目的とする。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は、この考案を例えば右ハ
ンドルのキヤブオーバ車の昇降式ドアガラスを有
するフロントドアに適用した一実施例を示すもの
である。これによると、運転席1の前方のフロン
トウインドガラス2は、フロントピラー3に嵌着
されており、フロントドアガラス4は、フロント
ピラー3に隣接したフロントドア14のサツシユ
7に摺動自在に挿入されている。そして、このフ
ロントドアガラス4はフロントピラー3と接し、
フロントピラー3に隣接したフロントドア14に
はフロントドアガラス4が昇降可能に装着されて
いる。また、フロントドア14にはグラスラン6
を装着するための溝7aを有するサツシユ7が設
けられており、フロントドアガラス4はグラスラ
ン6によつて形成された溝6aにより案内されて
上下方向に移動可能となつている。そして、この
サツシユ7のフロントピラー3と接する側にある
前側サツシユ71には反射防止板5が取付けられ
ている。
この反射防止板5は板状をなした反射防止板本
体51と反射防止板5を前側サツシユ71に取り
付けるための基部52とから一体的に構成されて
いる。そして、反射防止板本体51は車室内に延
在しており、その幅方向は基部52の折曲部5b
の後縁から車両の後方に沿つて延びている。な
お、第2図に示すように、この実施例においては
反射防止板本体51はフロントドアガラス4と接
する折曲部5bから車室内側へフロントドアガラ
ス4の面に対し垂直に曲げられ、またフロントド
アガラス4の面から離れた所定の折曲部5cから
フロントドアガラスの面と平行に曲げられてい
る。なお、折曲部5cを形成することなく折曲部
5bから後縁5dまでを直接連ねるように反射防
止板本体51を形成しても良い。一方、反射防止
板本体51の長手方向は前側サツシユ71の長手
方向に沿つて延びている。
この反射防止板5の表面は、入射光の反射が極
力抑えられるようにされており、たとえば梨地面
の半透明樹脂材料、あるいはレザー加工処理を施
した合成樹脂材料などから形成されている。ま
た、この反射防止板5の基部52は第2図に示す
ように、前側サツシユ71相当部のグラスラン6
の溝6a内に着脱自在に狭着され、この基部52
によつてフロントドアガラス4の前縁を摺動させ
る溝5aが形成されている。こうして、フロント
ドアガラス4が昇降するとき反射防止板5がフロ
ントドアガラス4との摩擦によつてずれを生じさ
せたり、グラスラン6の溝6aから離脱したりす
るのを防止するため反射防止板5はグラスラン6
aに嵌め込まれ保持されている。
また、反射防止板5の基部52はフロントドア
ガラス4の上下動を円滑に行なわせるようにする
ため、フロントドアガラス4の端部4aを収納す
る受け部5aがフロントドアガラス4の厚みより
幅広に形成されている。したがつて、反射防止板
5はフロントドアガラス4と一体的に動くような
恐れはなくなり、フロントドアガラス4を降下さ
せてフロントドア14内に収納する場合にも何ら
支障はない。なお、このように基部52を形成す
ることは例えばフロントドア14の上側サツシユ
72の溝に一端部を嵌め込み庇部を室外へ張り出
させるように構成した日除け用のサイドバイザー
に適用されている。
一方、反射防止板本体51は車両の衝突などの
事故時あるいは乗員の乗降若しくは後方確認のと
きなど運転者や乗員がフロントドア14に顔を近
接する機会は少なくないことから軟質の材料で形
成して大きな怪我に至らしめない手段を講ずるよ
うにすると良い。さらに、反射防止板本体51は
運転者の視界を狭めたり乗員の乗降あるいは運転
操作の妨げとなるのを防ぐため、その幅換言すれ
ば後縁5dの延出の程度については車両の型など
に応じて適宜な寸法に設定する。
フロントピラー3はアウタパネル3aおよびイ
ンナパネル3bから大略構成され、アウタパネル
3aはモール8aにより覆われ、インナパネル3
bはガーニツシユ8bにより覆われている。そし
て、アウタパネル3aとフロントウインドガラス
2との間には接合手段としてのシーラント9が介
在し、第一シール10により補強されている。ま
た、アウタパネル3a、インナパネル3b、およ
びガーニツシユ8bの接合個所には断面が略U字
状のウエルト11が取り付けられている。さら
に、アウタパネル3aとサツシユ7との間にはウ
エザーストリツプ12が介在し、モール8aとフ
ロントウインドガラス2との間には第二シール1
3が介在している。
第2図において2本の一点鎖線N1,N2により
形成されて角度αで示される範囲は、図の下方に
位置する運転者がフロントピラー3の方向を見た
場合に主としてフロントピラー3およびサツシユ
7によつて車外の風景が隠れて見えない範囲すな
わち死角の領域(車室外が視認不可能な領域)で
ある。反射防止板5も概ねこの死角の領域に含ま
れるよう取り付けられている。
このように、反射防止板5が取り付けられる
と、反射防止板5で覆われたフロントドアガラス
4の縁部に向つて入射した光Lは、反射防止板5
にて吸収あるいは乱反射されるため運転者の目に
入ることはない。なお、反射防止板本体51の後
縁5dよりも後方を通過する例えば入射光Mによ
るフロントドアガラス4の反射光M′は運転者の
通常の着座時における視界から外れる方向にある
ため問題はない。この間の事情をさらに詳しく説
明すると、第1図に示すように、運転席1のイン
ストルメントの照明光L1がフロントドアガラス
4の方向に向かつても反射防止板5により遮られ
るため反射防止板5を設けないときのように反射
光L′1が運転者の目Eに感知されることはない。
また、車外からフロントウインドガラス2を通し
て外部光L2がフロントドアガラス4の方向に向
つても、上述の場合と同様に反射防止板5により
遮られるため、反射防止板5を設けないときのよ
うに反射光L′2が運転者の目Eに感知されること
はない。
こうして、反射防止板5が設けられることによ
り、第2図に示すようにフロントドアガラス4の
面上の点mよりも前方の各点k,lに映るはずの
インストルメントの照明光などは遮られて見えな
くなる。なお、点k,l,mは入射光K,L,M
にそれぞれ対応するものであり、これらの点を含
む範囲Sは車室内方向からの入射光を遮ぎ得る範
囲である一方、運転者の死角の領域外であるから
車外の様子を十分に確認し得る範囲でもある。
一般には、フロントドアガラス4の車室側Rの
面に反射防止板本体51が密着するように設けら
れると運転者の側方視界の妨げとなるのである
が、反射防止板本体51をフロントドアガラス4
の面から離間させることにより、すなわち運転者
の目Eに近くなる位置に延在させることにより、
フロントピラー3および前側サツシユ71によつ
て形成される運転者の死角の領域に反射防止板本
体51が含まれこれにより運転の側方視界に対す
る影響がなくなる。また反射防止板5が不要な場
合はグラスラン6の溝6aから簡単に取り外すこ
とができる。なお、この実施例においては、実用
上反射防止板本体51の幅は運転席1のフロア側
(第1図の下方)の方がルーフ側(第1図の上
方)よりも広くなるように形成されている。しか
しながら、反射防止板5の形状は出来る限り死角
の領域内に設けられるかぎりどのような形状であ
つてもよいことは勿論である。また、以上、反射
防止板5が前側サツシユ71に取り付けられてい
たけれども、フロントドア14の前側サツシユ7
1のパネル71aにビス等で着脱可能に取り付け
られうることは勿論である。
以上説明したように、この考案によれば上述の
如くフロントピラー及び前側サツシユにより車室
外が視認不可能となる領域内、すなわち概略運転
者の死角領域内において延在する反射防止板本体
を備えているので、車両の夜間走行などにおいて
死角を増やすことなく運転者の側方視界を一層良
好とすることができる。そして、上記基部が前側
サツシユに対して着脱可能であるので、その基部
と一体的に設けられた反射防止板本体も上記前側
サツシユに対して着脱可能であるため、不要なと
きは取り外すことができる。その結果、例えばフ
ロントドアガラスを拭くときなどに反射防止板本
体が邪魔になる等の不都合がない。また、反射防
止板本体は死角領域内に延在しているので、透明
の素材で形成する必要はなく、そのため情況に対
応した素材の選択が可能である。さらに、反射防
止板本体はフロントドアガラス面から車室内方向
へ離間されているので、反射防止板本体による外
部視界の妨げを最小限度にすることができるとと
もに、フロントドアガラスへの入射光の反射を可
能な限り有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案をキヤブオーバ車のフロン
トドアガラスに適用した場合の一実施例を示す斜
視図、第2図は第1図の−線断面図である。 4……フロントドアガラス、5……反射防止
板、51……反射防止板本体、52……基部、7
1……前側サツシユ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両におけるフロントドアの前側サツシユに着
    脱可能に取り付けられる基部と、 該基部と一体的に設けられ、フロントドアガラ
    スへの入射光の反射を防止する板状の反射防止板
    本体とを備え、 該反射防止板本体は車両のフロントピラー及び
    前記前側サツシユによつて生ずる運転者の死角領
    域内において、前記基部から車両後部方向に延出
    させるとともに、前記フロントドアガラス面から
    車室内方向へ離間させて形成されている、 ことを特徴とする車両のフロントドアガラスの
    反射防止板。
JP14132481U 1981-09-25 1981-09-25 車両のフロントドアガラスの反射防止板 Granted JPS5846616U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14132481U JPS5846616U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 車両のフロントドアガラスの反射防止板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14132481U JPS5846616U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 車両のフロントドアガラスの反射防止板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5846616U JPS5846616U (ja) 1983-03-29
JPS6221456Y2 true JPS6221456Y2 (ja) 1987-06-01

Family

ID=29934429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14132481U Granted JPS5846616U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 車両のフロントドアガラスの反射防止板

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JP (1) JPS5846616U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49102420U (ja) * 1972-12-26 1974-09-03

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JPS5846616U (ja) 1983-03-29

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