JPH0627028U - 工作機械の操作盤装置 - Google Patents
工作機械の操作盤装置Info
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- JPH0627028U JPH0627028U JP6287092U JP6287092U JPH0627028U JP H0627028 U JPH0627028 U JP H0627028U JP 6287092 U JP6287092 U JP 6287092U JP 6287092 U JP6287092 U JP 6287092U JP H0627028 U JPH0627028 U JP H0627028U
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- operation panel
- slide
- machine tool
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作盤を操作に対して効果的な方向へ移動可
能にして作業性の向上を図る。 【構成】 工作機械の本体からスプラッシュガードの前
面上端部へと延びる支持アームの先端部に支持ブラケッ
トを介して配置され、所定の回転角度の範囲で回転可能
で、しかも、所定の回転角度の位置で固定可能な回転フ
ランジを有する回転部と、回転部に連結され、ガイドレ
ールに対してスライド可能で、しかも、所定の位置で固
定可能なスライドレールを有するスライド部と、スライ
ド部に連結され、回転部の回転フランジが所定の回転角
度以上回転しないと係止が外れないスライド規制用スト
ッパーを有する操作盤とを具備したものである。
能にして作業性の向上を図る。 【構成】 工作機械の本体からスプラッシュガードの前
面上端部へと延びる支持アームの先端部に支持ブラケッ
トを介して配置され、所定の回転角度の範囲で回転可能
で、しかも、所定の回転角度の位置で固定可能な回転フ
ランジを有する回転部と、回転部に連結され、ガイドレ
ールに対してスライド可能で、しかも、所定の位置で固
定可能なスライドレールを有するスライド部と、スライ
ド部に連結され、回転部の回転フランジが所定の回転角
度以上回転しないと係止が外れないスライド規制用スト
ッパーを有する操作盤とを具備したものである。
Description
【0001】
本考案は、工作機械を操作する操作盤を回転可能に取り付けた操作盤装置に関 するものである。
【0002】
工作機械に運転指令等を与える操作盤は、工作機械の本体を囲繞するスプラッ シュガードの前面に埋め込み固定された収納タイプのものが一般的である。
【0003】 ところが、このような収納タイプのものは、操作盤がスプラッシュガードの前 面に埋め込み固定されているため、作業位置からでは操作盤の操作が困難であっ た。
【0004】 そこで、近年はスプラッシュガードの前面に操作盤を水平方向に回転可能に設 置するようにした回転式操作盤装置が普及している。この回転式操作盤装置では 、操作盤を回転して作業位置の近くにおいて機械操作を行い、機械操作が終了す ると操作盤を回転して邪魔にならないように収納させることができて、操作盤に よる工作機械の操作性を改善することができた。
【0005】
しかしながら、従来の回転式操作盤装置では、回転のみしかさせることができ ないため、通常の工作作業を行う作業位置からは操作盤を操作することができる ようになったが、通常の工作作業を行う作業位置から離れたワークの交換等を行 う作業位置からでは操作盤を操作することができないという不便なことがあった 。
【0006】 本考案は、上記問題点に鑑み提案されたもので、操作盤を操作に対して効果的 な位置へ移動可能にして作業性の向上を図る工作機械の操作盤装置を提供するこ とを目的とする。
【0007】
本考案は、上記目的を達成するため、工作機械の本体からスプラッシュガード の前面上端部へと延びる支持アームの先端部に支持ブラケットを介して配置され 、所定の回転角度の範囲で回転可能で、しかも、所定の回転角度の位置で固定可 能な回転フランジを有する回転部と、回転部に連結され、ガイドレールに対して スライド可能で、しかも、所定の位置で固定可能なスライドレールを有するスラ イド部と、スライド部に連結され、回転部の回転フランジが所定の回転角度以上 回転しないと係止が外れないスライド規制用ストッパーを有する操作盤とを具備 したものである。
【0008】
本考案によれば、操作盤に力を加えて回転部の回転フランジを回転運動すると ともに、スライド部のスライドレールをスライド運動することにより、操作盤を 回転並びにスライドすることができ、これにより操作盤を工作機械の前方に回転 固定した状態で引き出させれる。
【0009】
以下、本考案に係る工作機械の操作盤装置の実施例について図面に基づいて説 明する。
【0010】 図1は本考案の操作盤装置(1)を具えた工作機械(2)の部分正面図、図2 および図3はその側面図および平面図で、操作盤装置(1)は、工作機械(2) の本体(3)からスプラッシュガード(4)の前面上端部へと延びる支持アーム (5)の先端部に支持ブラケット(6)を介して連結された回転部(7)と、回 転部(7)に連結されたスライド部(8)と、スプラッシュガード(4)の前面 凹所(4a)に収納され、かつ、スライド部(8)に連結された操作盤(9)と を有する。
【0011】 回転部(7)は、図4に示すように、支持ブラケット(6)の下端に取付固定 された固定フランジ(10)と、この固定フランジ(10)の下端部に取付固定され た固定部材(11)との間に、回転フランジ(12)をスラスト軸受(13)(13)を 介して回転自在に支持し、固定フランジ(10)に回転規制用ピン(14)および回 転固定用ノッチ(15)を設けるとともに、回転フランジ(12)の上端面に、図5 に示すように、回転規制用ピン(14)の下端部分が入り込む例えば110°前後の 開き角度を有する扇状の段差部(16)を設け、かつ、回転固定用ノッチ(15)と 対応する円周上の所定の回転角度の位置、例えば45°並びに105°の回転角度の 位置に窪み(17)を設けており、回転フランジ(12)の回転を、回転規制用ピン (14)と段差部(16)により例えば110°前後の範囲に規制することができると ともに、回転フランジ(12)の回転角度の位置を、回転固定用ノッチ(15)と窪 み(17)により任意の回転位置、即ち、45°並びに105°の回転角度の位置に固 定することができる。
【0012】 スライド部(8)は、図4に示すように、回転フランジ(12)に取付固定され た支持フレーム(18)(18)に沿ってガイドレール(19)(19)を設け、このガ イドレール(19)(19)にローラー(20)(20)を介してスライドレール(21) (21)をスライド自在に支持し、このスライドレール(21)(21)に組付フレー ム(22)(22)を取付固定するとともに、一方の支持フレーム(18)に取付ブラ ケット(23)を介してスライド固定用ノッチ(24)を設け、かつ、一方の組付フ レーム(22)の下方延長部(22a)にスライド固定用ノッチ(24)の収納位置お よび引出位置と対応するように窪み(25)を設けており、スライドレール(21) (21)のスライドを、スライド固定用ノッチ(24)と窪み(25)により収納位置 および引出位置に固定することができる。
【0013】 操作盤(9)は、組付フレーム(22)(22)に一体に取付固定されており、組 付フレーム(22)(22)に設けたスライドレール(21)(21)をローラー(20) (20)を介してガイドレール(19)(19)に対してスライド運動することにより スライドすることができるとともに、ガイドレール(19)(19)を設けた支持フ レーム(18)(18)を取付固定する回転フランジ(12)を軸受(13)(13)を介 して固定フランジ(10)に対して回転運動することにより回転することができる 。この操作盤(9)の上端面には固定部材(11)の下端面に設けた略半円形状の カム部材(26)の外周面近傍に上端部が位置するようにスライド規制用ストッパ ー(27)が一体に設けてあり、該操作盤(9)が一定の角度、例えば45°以上回 転しないとスライド規制用ストッパー(27)がカム部材(26)に係止されてスラ イドレール(21)(21)のスライド運動を規制することができる。
【0014】 以上が本考案の操作盤装置(1)の構成であり、次にその動作を説明する。
【0015】 先ず、操作盤(9)に力を加えて組付フレーム(22)(22)、スライドレール (21)(21)、ローラー(20)(20)、ガイドレール(19)(19)および支持フ レーム(18)(18)を介して回転フランジ(12)を固定フランジ(10)に対して 回転することにより操作盤(9)を回転し、この操作盤(9)を任意の回転位置 、例えば45°または105°の回転位置まで回転すると、この位置で固定フランジ (10)に設けた回転固定用ノッチ(15)を回転フランジ(12)の窪み(17)に押 圧係合させて操作盤(9)の回転を固定する。
【0016】 このように操作盤(9)を任意の回転位置に回転させてその回転を固定させれ ば、操作盤(9)に力を加えて組付フレーム(22)(22)を介してスライドレー ル(21)(21)をローラー(20)(20)を介してガイドレール(19)(19)に対 してスライドすることにより操作盤(9)を収納位置から引き出し、この操作盤 (9)を収納位置から引出位置まで引き出すと、この位置で一方の支持フレーム (18)に取付ブラケット(23)を介して設けたスライド固定用ノッチ(24)を一 方の組付フレーム(22)の下方延長部(22a)に設けた窪み(25)に押圧係合さ せて操作盤(9)のスライドを固定する。そして、この状態で作業者が作業位置 から操作盤(9)を操作して工作作業を行う。尚、操作盤(9)を回転させない で収納位置から引き出そうとすると、操作盤(9)に設けたスライド規制用スト ッパー(27)が固定部材(11)に設けたカム部材(26)に係止された状態である から、操作盤(9)は収納位置から引き出すことができない。
【0017】 機械操作が終了すると、操作盤(9)は引出位置から収納位置へ押し戻した後 、スプラッシュガード(4)の前面凹所(4a)に回転して収納する。
【0018】 このように、本考案の操作盤装置(1)は、操作盤(9)が回転部(7)およ びスライド部(8)により回転並びにスライド可能であるから、操作盤(9)を 回転並びにスライドすることにより通常の工作作業を行う作業位置から離れたワ ークの交換等を行う作業位置からでも操作盤(9)を操作することができる。
【0019】 また、機械操作の終了後は操作盤(9)を邪魔にならないようにスプラッシュ ガード(4)の前面凹所(4a)内に収納させることができて、工作機械(2) の前方スペースを大きく確保できる。
【0020】
以上説明したように、本考案によれば、操作盤を回転並びにスライドすること ができるので、操作に対して効果的な位置への操作盤の移動を可能にして作業性 の向上を図ることができる。また、機械操作の終了後は操作盤をスプラッシュガ ードの中に収納させることができるので、工作機械の前方スペースを大きく確保 することができて作業性の改善を図れる。
【図1】本考案に係る工作機械の操作盤装置を具えた工
作機械の部分正面図である。
作機械の部分正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1のA−A線における拡大断面図である。
【図5】回転フランジの平面図である。
【図6】図4のB−B線における断面図である。
1 操作盤装置 2 工作機械 3 本体 4 スプラッシュガード 5 支持アーム 6 支持ブラケット 7 回転部 8 スライド部 9 操作盤 10 固定フランジ 11 固定部材 12 回転フランジ 13 スラスト軸受 14 回転規制用ピン 15 回転固定用ノッチ 16 段差部 17 窪み 18 支持フレーム 19 ガイドレール 20 ローラー 21 スライドレール 22 組付フレーム 23 取付ブラケット 24 スライド固定用ノッチ 25 窪み 26 カム部材 27 スライド規制用ストッパー
Claims (1)
- 【請求項1】 工作機械の本体からスプラッシュガード
の前面上端部へと延びる支持アームの先端部に支持ブラ
ケットを介して配置され、所定の回転角度の範囲で回転
可能で、しかも、所定の回転角度の位置で固定可能な回
転フランジを有する回転部と、 回転部に連結され、ガイドレールに対してスライド可能
で、しかも、所定の位置で固定可能なスライドレールを
有するスライド部と、 スライド部に連結され、回転部の回転フランジが所定の
回転角度以上回転しないと係止が外れないスライド規制
用ストッパーを有する操作盤とを具備したことを特徴と
する工作機械の操作盤装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287092U JPH0627028U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 工作機械の操作盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6287092U JPH0627028U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 工作機械の操作盤装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627028U true JPH0627028U (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=13212745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6287092U Withdrawn JPH0627028U (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 工作機械の操作盤装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627028U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003025167A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Sodick Co Ltd | 操作盤取り付け装置 |
JP2006102911A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Murata Mach Ltd | 操作盤付き工作機械 |
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WO2014024319A1 (ja) * | 2012-08-10 | 2014-02-13 | ヤマザキマザック 株式会社 | 立型マシニングセンタ |
EP3002080A4 (en) * | 2013-09-13 | 2016-11-02 | Yamazaki Mazak Corp | VERTICAL MACHINING CENTER |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP6287092U patent/JPH0627028U/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |