JP2006102911A - 操作盤付き工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作盤によって実質的な機械設置スペースを大きくすることなく、作業者の作業領域を確保し、かつ操作盤の操作性にも優れた操作盤付き工作機械を提供する。
【解決手段】 正面部の形状が縦長の長方形である概ね直方体の機体カバー3を有する工作機械本体2と、この工作機械本体2に設けられた操作盤5とを備える。機体カバー3の正面部の幅方向の中央には、作業者が機械に出入りするための開閉カバー部45が設けられている。操作盤5は、機体カバー正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされて正面に操作面部63を有する。操作盤5は、開閉カバー部45の上方位置と、この上方位置から退避する退避位置との間で位置切換自在とされる。操作盤5は、左右に2分割された左右の分割操作盤部5A,5Bよりなる。左右の分割操作盤部5A,5Bは、それぞれ機体カバー3の側部側に設けた鉛直旋回軸O2回りに前記上方位置と退避位置とに位置切換自在な両開き式とされる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、機体カバーで覆われた主軸移動型立旋盤や、その他の旋盤、マシニングセンタ等の操作盤付き工作機械に関する。
従来の旋盤等の工作機械において、操作盤は、ボックス状として機体カバーの前面一側の上方に設置したものが多い。また、機体カバーの前方で床面に上に設置した形式のものも多く使用されている。
床面上に設置した操作盤では、床面積を専有し、機械前方の作業者の作業領域を浸食してしまう。機体カバーの前面一側の上方に設置したものにおいても、操作機能の多いものでは、操作盤が大きくなり、やはり機械前方の作業者の作業領域を浸食してしまう。
作業領域から外して側方に操作盤を配置するものもあるが、その場合、機械本体の幅から操作盤が側方にはみ出すため、全体の設置スペースを大きくしてしまう。また、操作盤の位置が遠くなるため、操作盤の操作性が損なわれる。
この発明の目的は、操作盤によって実質的な機械設置スペースを大きくすることなく、作業者の作業領域を確保し、かつ操作盤の操作性にも優れた操作盤付き工作機械を提供することである。
この発明の他の目的は、操作盤を前方に退避させることができ、かつその退避領域を小さくできるものとすることである。
この発明のさらに他の目的は、作業者が開閉カバーを閉じた作業中に、操作盤の正面を操作し易い向きにできるものとすることである。
この発明の操作盤付き工作機械は、正面部の形状が縦長の長方形である概ね直方体の機体カバーを有する工作機械本体と、この工作機械本体に設けられた操作盤とを備え、前記正面部の幅方向の中央には、作業者が機械に進入するための開閉カバー部が設けられており、前記操作盤は前記正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされて正面に操作面部を有し、かつ前記開閉カバー部の上方位置と、この上方位置から退避する退避位置との間で位置切換自在とされたものである。
この構成によると、操作盤は機体カバーの正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされているため、工作機械本体の全幅を有効に利用し、機体カバーから外側へはみ出すことなく、操作機能をできるだけ多く装備可能なものとできる。操作盤は、機械正面の開閉カバーの上方位置に配置されるため、作業者にとって操作高さが安定していて、操作が行い易い。また、操作盤は、開閉カバーの上方位置であるため、開閉カバーを通じての機内作業の邪魔にもならず、かつ上記上方位置と退避位置との間で位置切換自在であるため、退避位置へ移動させることにより、その機内作業をより行い易くできる。
前記操作盤は、左右に2分割された左右の分割操作盤部よりなるものであっても良い。その場合に、左右の分割操作盤部は、それぞれ機体カバーの側部側に設けた鉛直旋回軸回りに前記上方位置と退避位置とに位置切換自在な両開き式であっても良い。
操作盤が両開き式であるため、操作盤を前方に退避させるときの退避領域を小さくできる。そのため、退避位置を含めた専有面積が小さくて済む。
前記左右の分割操作盤部は、分割操作盤部本体と、一端が分割操作盤部本体に回動自在に連結されて他端が前記鉛直旋回軸に回動自在に支持された連結部材とで構成されるものであっても良い。
この構成の場合、連結部材を他端で旋回させて操作盤を退避位置へ移動させ、その退避位置で操作盤の正面を希望の方向に向けることができる。そのため、作業者が開閉カバーを閉じた作業中に、操作盤の正面を操作し易い向きにすることができる。
この発明における他の操作盤付き工作機械は、正面部の形状が四角形である概ね直方体の機体カバーを有する工作機械本体と、この工作機械本体に設けられた操作盤とを備え、前記正面部の幅方向の中央には、作業者が機械に進入するための開閉カバー部が設けられており、前記操作盤は前記正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされて正面に操作面部を有し、かつ前記開閉カバー部の上方位置と、この上方位置から退避する退避位置との間で位置切換自在とされたものである。
この発明の操作盤付き工作機械は、正面部の形状が縦長の長方形である概ね直方体の機体カバーを有する工作機械本体と、この工作機械本体に設けられた操作盤とを備え、前記正面部の幅方向の中央には、作業者が機械に進入するための開閉カバー部が設けられており、前記操作盤は前記正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされて正面に操作面部を有し、かつ前記開閉カバー部の上方位置と、この上方位置から退避する退避位置との間に間で位置切換自在とされたものであるため、操作盤によって実質的な機械設置スペースを大きくすることなく、作業者の作業領域を確保し、かつ操作盤の操作性にも優れたものとなる。
前記操作盤が、左右に2分割された左右の分割操作盤部よりなり、左右の分割操作盤部が、それぞれ機体カバーの側部側に設けた鉛直旋回軸回りに前記上方位置と退避位置とに位置切換自在な両開き式である場合は、操作盤を前方に退避させることができ、かつその退避領域を小さくすることができる。
前記左右の分割操作盤部が、分割操作盤部本体と、一端が分割操作盤部本体に回動自在に連結されて他端が前記鉛直旋回軸に回動自在に支持された連結部材とで構成される場合は、作業者が開閉カバーを閉じた作業中に、操作盤の正面を操作し易い向きにすることができる。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。この実施形態の工作機械は、制御盤および操作盤付きの工作機械であって、主軸ピックアップ旋盤となる立型の主軸移動型旋盤である。図1において、この工作機械である旋盤1は、正面部の形状が縦長の長方形である概ね直方体の機体カバー3を備えた工作機械本体2と、この工作機械本体2の背面に設置された制御盤4と、正面部に設置された操作盤5とを備える。
工作機械本体2は、図5に示すようにワークWを下向きに支持する主軸チャック6と、加工領域Rに設けられて主軸チャック6に支持されたワークWに対して切削加工を施す工具支持手段7と、主軸チャック6を上下および左右に移動させる主軸移動手段8と、主軸チャック6の左右方向の移動可能な領域における互いに異なる箇所にそれぞれ設けられたワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12とを備える。
この工作機械本体2は、固定の工具支持手段7の工具に対して、主軸チャック6が上下左右に移動することで、旋削等の切削加工を行うものである。このため、主軸移動手段8およびその配線,配管系等が、加工領域Rに対して仕切られる加工機器設置領域Sに配置される加工機器40を構成する。
主軸移動手段8は、ベッド9上の左右方向に延びる案内13上を左右移動自在な左右送り台14と、この左右移動台14に上下方向に延びる案内15を介して昇降自在に設置された主軸台16とを備える。主軸台16に支持された主軸17の先端に上記主軸チャック6が設けられている。主軸チャック6は、複数のチャック爪6aでワークWを把持するものとされている。
主軸台16は、詳しくは、左右移動台14に前記案内15を介して昇降自在に設置された昇降台18に搭載されており、この昇降台18に設置された主軸モータ19により主軸17の回転駆動が行われる。主軸台16の昇降は、左右移動台14に設置されたモータ等の昇降用駆動源20と、この昇降用駆動源20の回転を上下動作に変換するボールねじなどの回転・直進変換機構(図示せず)とで行われる。左右移動台14の左右移動は、ベッド9に設置された左右移動用駆動源21と、この左右移動用駆動源21の回転を左右動作に変換するボールねじなどの回転・直進変換機構(図示せず)とで行われる。
工具支持手段7は、切削加工を施すバイトや回転工具等の工具22を支持する手段であり、タレット刃物台7Aと、櫛歯式等の固定型刃物台7Bとの2種類が設けられている。タレット刃物台7Aは、ベッド9の前方の加工領域Rにおける側壁部に、左右方向に延びる水平軸心回りに旋回可能に設置されている。タレット刃物台7Aは、周面に取付けられた工具の割出の為の旋回動作は可能であるが、移動機能は有しないものとされている。固定型刃物台7Bは、上記加工領域Rにおけるベッド9の正面に固定設置されている。
図6,図7に示すように、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は、それぞれワーク載置台23と、このワーク載置台23を加工領域Rの内外に切り換える載置台位置切換機構24よりなる。ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は、加工領域Rを挟んで左右に振り分けて配置されている。主軸チャック6は、上下左右の移動によりワーク搬送装置11からワークWをピックアップし、旋削加工し、ワーク搬出装置12にワークWを渡す。主軸チャック6がワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12に対してワークWを受け渡す動作は、それぞれワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12のワーク載置台23が加工領域Rに入った箇所で行われる。
前記略直方体の機体カバー3の正面の左右両端には、ワーク搬入口となる凹部25と、ワーク搬出口となる凹部26とが、それぞれ機体カバー3の左右端から中央側に向かって凹むように設けられている。ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は、機体カバー3の幅内に収められていて、そのワーク載置台23が前記凹部25,26に入る位置と加工領域Rに入る位置とに出入り可能である。
ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12の載置台位置切換機構24は、機体カバー3のフレームまたはベッド9に支軸28回りで水平旋回自在に支持された旋回アーム29と、この旋回アーム29を正逆に所定角度だけ旋回させる駆動源30とでなる。旋回アーム29の先端にワーク載置台23が設けられている。旋回アーム29の旋回は、ワーク載置台23が凹部25,26内に収まる待機位置(図6,図7に実線で示す位置)と、この位置より略90°旋回したワーク渡し位置P,ワーク受け位置Qとの間で行われる。ワーク渡し位置Pおよびワーク受け位置Qの前後方向位置は、主軸チャック6の軸心Oと同じ位置である。上記の旋回により、ワーク載置台23は、加工領域Rの外にあるときは、主軸チャック6の左右移動領域よりも前に出る。
載置台位置切換機構24の駆動源30は、モータ30aと減速機構30bとでなる。減速機構30bは、モータ出力の減速の他に、旋回アーム29が旋回範囲の両端で低速となり、中間で高速となるように変化させる速度分布変更機能を有する。
機体カバー3のワーク搬入口および搬出口となる前記各凹部25,26は、加工領域Rに対してワーク載置台23および旋回アーム29の出入りが可能な開口を有していて、この開口は、開閉蓋31により開閉される。開閉蓋31は、旋回アーム29の支軸28の付近の旋回中心32回りに水平旋回自在に設置され、かつ連動機構33により、旋回アーム29の旋回に連動して開閉する。連動機構33は、開閉蓋31のブラケット部に設けられた長孔33aと、旋回アーム29に設けられて前記長孔33aに係合する係合ピン33bとで構成される。
機体カバー3内における加工領域Rは、スライドカバー50(図1)によって、加工機器設置領域Sと仕切られている。加工領域Rは、主軸チャック6および工具支持手段7が内部にあって、ワークWの加工を行う空間であり、加工機器設置領域Sは、主軸移動手段8等の加工機器40の設置された空間である。
図1において、機体カバー3は、背面に加工機器40のメンテナンス等のために作業者が機体カバー3内に進入可能な背面開口部35を有し、前記制御盤4が背面開口部35を蓋している。制御盤4は、機体カバー3から後方に伸びる上下の支持部材41,42に鉛直軸O1回りに開閉回動自在に支持されている。制御盤4は、機体カバー3の上部に設けられ、制御盤4の下方にはチップコンベア43が後方へ退避自在に配置されている。
機体カバー3の正面部の幅方向の中央には、作業者が機械に進入するための正面開口を開閉する開閉カバー部45が設けられている。開閉カバー部45は、内部を除ける透明窓付きであり、機体カバー3にスライド自在に支持されて、上下スライドにより上記正面開口を開閉する。例えば、開閉カバー部45は、上方へスライドすることで前記正面開口を開くものとされる。作業者は、開閉カバー部45を介して上半身を機内に入れて、機械内部のメンテナンス作業等(チャックや工具の段取り)を行う。
操作盤5は、機体カバー3の正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされていて、スイッチやタッチパネル等の入力手段61や、液晶表示装置、表示ランプ等の表示手段62を有する操作面部63を正面に有している。操作盤5は、開閉カバー部45の上方位置と、この上方位置から側方へ退避する退避位置との間で位置切換自在とされたものである。
操作盤5は、左右に2分割された左右の分割操作盤部5A,5Bよりなり、左右の分割操作盤部5A,5Bは、それぞれ機体カバー3の側部側に設けた鉛直旋回軸65(図9)の中心O2回りに、前記開閉カバー上方位置と退避位置とに位置切換自在である。すなわち両開き式とされている。左右の分割操作盤部5A,5Bの横幅寸法は、この実施形態では略同じとしてあるが、互いに異なる幅寸法としても良い。
左右の分割操作盤部5A,5Bは、詳しくは、それぞれ分割操作盤部本体5Aa,5Ba(図2)と、一端が分割操作盤部本体5Aa,5Baに鉛直な回動中心O3回りに回動自在に連結されて他端が機体カバー3のブラケット46に鉛直旋回軸中心O2回りに回動自在に支持された連結部材5Ab,5Bbとで構成される。分割操作盤部本体5Aa,5Ba側の回動中心O3は、各分割操作盤部本体5Aa,5Baの幅方向の略中央に配置されている。
操作盤5は、入力手段61および表示手段62として、前記制御盤4による工作機械本体2の数値制御やプログラマブルコントローラの操作を行うスイッチ類、その入力案内や監視系統の表示を行う手段、並びに手動モードで運転するためのスイッチ類や表示の手段を設けたものである。操作盤5を上記のように2分割した場合は、片方の分割操作盤部5Aには主に数値制御やプログラマブルコントローラ等の操作系となる入力手段61および表示手段62を設け、他の片方の分割操作盤部5Bにはモードで運転するためのスイッチ類や表示の手段を設けたものとされる。
この構成の旋盤1におけるワークWの搬入,搬出、および加工動作を説明する。素材ワークWは、機体カバー3における搬入側の凹部25内に待機するワーク搬入装置11のワーク置き台23に、手作業等で置く。
ワーク置き台23に置かれた素材ワークWは、ワーク搬入装置11の旋回アーム23の旋回によって加工領域Rに入り、所定のワーク渡し位置Pまで移動する。主軸チャック6は、主軸移動手段8による主軸台16の左右移動および上下移動により、ワーク渡し位置Pまで移動し、ワーク置き台23上のワークを掴み挙げる。すなわち、主軸チャック6でワークWをピックアップする。
この後、ワーク搬入装置11の旋回アーム23が退避動作してそのワーク置き台23が前記凹部25内へ戻ると共に、ワークWを掴み挙げた主軸チャック6が、工具支持手段7の工具22の位置へ移動し、主軸チャック6の上下左右の移動によって、ワークWの加工を行う。ワーク搬入装置11の旋回アーム29の退避動作と、主軸チャック6が工具支持手段7の位置へ移動する動作は並行して行える。
加工が完了すると、搬出側の凹部26内に待機していたワーク搬出装置12のワーク置き台23が、旋回アーム29の旋回によって加工領域Rに入り、所定のワーク受け位置Qまで移動する。完成品ワークWを把持している主軸チャック6は、主軸移動手段8による主軸台16の左右移動および上下移動により、ワーク受け位置Qまで移動し、ワーク置き台23上にワークWを置く。
ワークWが置かれたワーク置き台23は、その旋回アーム29の旋回によって、搬出側の凹部26まで移動する。そのため、機体カバー3の外部から、搬出側の凹部26内の完成品ワークWを手などで搬出することができる。
完成品ワークWを前記のように置いた主軸チャック6は、次の素材Wの受け取りのために、ワーク渡し位置Pへ再度移動する。素材ワークWを搬入側の凹部25内のワーク置き台23に置く作業は、加工中の任意時に行えば良く、加工完了により、即座に、加工領域R内のワーク渡し位置Pへのワーク搬入装置11による移動が行える。
この構成の主軸ピックアップ旋盤1によると、上記のようにワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12が設けられており、それぞれ載置台位置切換機構23により、ワーク載置台23を加工領域Rの内外に出入り可能とされている。このため、主軸台16の移動範囲が、加工領域R内で済み、旋盤1の全体を幅狭にすることができる。また、ワークWの搬入,搬出は、ワーク載置台23の加工領域Rへの出入りと、主軸台16の移動とで行われるため、ワークWの搬入搬出に際する主軸台16の移動距離が短くて済み、またワーク載置台23の移動と主軸台16の移動が並行して行えるため、ワークWの搬入,搬出に要する時間が短縮される。
ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は異なる箇所に設けられているため、ワーク搬入装置11のワーク載置台23への素材ワークWの搬入に、完成品ワークWの搬出を待つ必要がなく、加工領域R外にあるときに、何時でもワーク載置台23に対するワークWの搬入,搬出が行える。これらのため、ワークの供給,排出時間が短縮できる。
ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12は、加工領域Rを挟んで左右に振り分けて配置されているため、ワークWの流れが一方向になる加工ラインの構築が行い易い。
また、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12が機体カバー3の幅内に収められるため、全体をすっきりとした外観でコンパクトな構成とすることができる。機体カバー3には搬入,搬出用の凹部25,26を設け、ワーク搬入装置11およびワーク搬出装置12のワーク載置台23が前記各凹部25,26にそれぞれ出入り可能であるため、旋盤1へのワークWの供給および排出を、機体カバー3の外部に開口した凹部25,26に対して行えば良く、供給,排出が行い易い。
また、この構成の操作盤付き工作機械によると、操作盤5が機体カバー3の正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされているため、工作機械本体2の全幅を有効に利用し、機体カバー3から外側へはみ出すことなく、操作機能をできるだけ多く装備可能なものとできる。
操作盤5は、機械正面の開閉カバー45の上方位置に配置されるため、作業者にとって操作高さが安定していて、操作が行い易い。また、操作盤5は、開閉カバー45の上方位置であるため、開閉カバー45を通じての機内作業の邪魔にもならず、かつ上記上方位置と退避位置との間で位置切換自在であるため、退避位置へ移動させることで、その機内作業をより行い易くできる。
操作盤5は、この実施形態では、左右に2分割された左右の分割操作盤部5A,5Bよりなる両開き式であるため、図9(A)のように操作盤5を前方に退避させるときの退避領域を小さくできる。そのため、退避位置を含めた専有面積が小さくて済む。
左右の分割操作盤部5A,5Bは、分割操作盤部本体5Aa,5Baと、連結部材5Aa,5Baとで構成されるため、分割操作盤部本体5Aa,5Baを退避位置へ移動させた状態で、分割操作盤部本体5Aa,5Baの正面を希望の方向に向けることができる。例えば図9(B)のように両開き状態に開いた状態で、両側の分割操作盤部本体5Aa,5Baをその正面が対向し合うように向けることもできる。
したがって、作業者が機体カバー正面の開閉カバー45を閉じた作業中に、操作盤5の正面を操作し易い向きにすることができる。また、連結部材5Aa,5Baの一端は分割操作盤部本体5Aa,5Baの幅方向の中央で連結されているため、分割操作盤部本体5Aa,5Baの旋回半径が最少とできる。
なお、上記実施形態では、操作盤5を分割型としたが、操作盤5は一つのものとしても良い。その場合に、図示は省略するが、上記と同様に、操作盤5を操作盤本体と、一端が操作盤部本体に回動自在に連結されて他端が前記鉛直旋回軸O2に回動自在に支持された連結部材とで構成されたものとしても良い。
また、上記実施形態は、旋盤に適用した場合につき説明したが、この発明は、旋盤の他に、フライス盤や研削盤など、操作盤付きの工作機械一般に適用することができる。
この発明の一実施形態にかかる操作盤付き工作機械である旋盤の斜視図である。 同旋盤の正面図である。 同旋盤の側面図である。 同旋盤の平面図である。 (A)は同旋盤の内部構造を示す破断正面図、(B)は同旋盤の破断側面図である。 同旋盤のワーク搬入装置およびワーク搬出装置と主軸台の関係を示す破断平面図である。 同ワーク搬入装置およびワーク搬出装置の拡大破断平面図である。 同旋盤の概略平面図である。 同旋盤の操作盤の開閉形態を示す平面図である。
符号の説明
1…旋盤(工作機械)
2…工作機械本体
3…機体カバー
4…制御盤
5…操作盤
5A,5B…分割操作盤部
5Aa,5Ba…分割操作盤部本体
5Ab,5Bb…連結部材
6…主軸チャック
7…工具支持手段
8…主軸移動手段
9…ベッド
16…主軸台
22…工具
45…開閉カバー部
46…ブラケット
61…入力手段
62…表示手段
63…操作面部
65…鉛直旋回軸
O2…鉛直旋回軸の中心
03…回動中心
S…加工機器設置領域
R…加工領域
W…ワーク

Claims (4)

  1. 正面部の形状が縦長の長方形である概ね直方体の機体カバーを有する工作機械本体と、この工作機械本体に設けられた操作盤とを備え、前記正面部の幅方向の中央には、作業者が機械に進入するための開閉カバー部が設けられており、前記操作盤は前記正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされて正面に操作面部を有し、かつ前記開閉カバー部の上方位置と、この上方位置から退避する退避位置との間で位置切換自在とされたものである操作盤付き工作機械。
  2. 前記操作盤は、左右に2分割された左右の分割操作盤部よりなり、左右の分割操作盤部は、それぞれ機体カバーの側部側に設けた鉛直旋回軸回りに前記上方位置と退避位置とに位置切換自在な両開き式である請求項1記載の操作盤付き工作機械。
  3. 前記左右の分割操作盤部は、分割操作盤部本体と、一端が分割操作盤部本体に回動自在に連結されて他端が前記鉛直旋回軸に回動自在に支持された連結部材とで構成される請求項2記載の操作盤付き工作機械。
  4. 正面部の形状が四角形である概ね直方体の機体カバーを有する工作機械本体と、この工作機械本体に設けられた操作盤とを備え、前記正面部の幅方向の中央には、作業者が機械に進入するための開閉カバー部が設けられており、前記操作盤は前記正面部の幅寸法の略全幅に渡る横長の正面形状とされて正面に操作面部を有し、かつ前記開閉カバー部の上方位置と、この上方位置から退避する退避位置との間で位置切換自在とされたものである操作盤付き工作機械。
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