JPH0627022U - ゴムロールの芯軸圧入装置 - Google Patents
ゴムロールの芯軸圧入装置Info
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- JPH0627022U JPH0627022U JP7104592U JP7104592U JPH0627022U JP H0627022 U JPH0627022 U JP H0627022U JP 7104592 U JP7104592 U JP 7104592U JP 7104592 U JP7104592 U JP 7104592U JP H0627022 U JPH0627022 U JP H0627022U
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- Japan
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- rubber roll
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- press
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 手直し作業を要することなく、ゴムロールに
芯軸を容易かつ円滑に圧入する。 【構成】 通孔29を貫通形成したゴムロール28を金
型内に収容して保持し、上記通孔29に流体圧シリンダ
ー2を介して芯軸4を圧入する。ゴムロール28を収容
保持可能な上下側金型15,17を分離可能に設け、こ
れら金型の少なくとも一方を他方の金型に対し近接離反
可能に設ける。上下側金型15,17の内面にゴムロー
ル28の周面に食い付き可能な滑り止め部18,19を
設ける。
芯軸を容易かつ円滑に圧入する。 【構成】 通孔29を貫通形成したゴムロール28を金
型内に収容して保持し、上記通孔29に流体圧シリンダ
ー2を介して芯軸4を圧入する。ゴムロール28を収容
保持可能な上下側金型15,17を分離可能に設け、こ
れら金型の少なくとも一方を他方の金型に対し近接離反
可能に設ける。上下側金型15,17の内面にゴムロー
ル28の周面に食い付き可能な滑り止め部18,19を
設ける。
Description
【0001】
本考案はゴムロールに芯軸を容易かつ円滑に圧入できるようにしたゴムロール の芯軸圧入装置に関する。
【0002】
例えば複写機等のOA機器に使用するゴムロールの製造に際しては、ゴムロー ルに形成した貫通孔に芯軸を圧入する工程があり、この場合は金型治具を用意し 、該治具の内部にゴムロールを収容し、上記治具の側方からエアーシリンダーを 介して、芯軸を貫通孔に圧入していた。
【0003】
しかし、このような方法では芯軸の圧入時にゴムロールが縮んでしまい、その 原形を回復させる手直し作業を要して、この作業が非常に煩雑かつ厄介になる、 という問題があった。 一方、芯軸を手で押し込むことは実際上困難で、予てよりこの種作業の改善が 望まれていた。
【0004】 本考案はこのような問題を解決し、上記手直し作業を要することなく、ゴムロ ールに芯軸を容易かつ円滑に圧入できるようにしたゴムロールの芯軸圧入装置を 提供することを目的とする。
【0005】
このため、本考案のゴムロールの芯軸圧入装置は、通孔を貫通形成したゴムロ ールを金型内に収容して保持し、上記通孔に流体圧シリンダーを介して芯軸を圧 入するようにしたゴムロールの芯軸圧入装置において、ゴムロールを収容保持可 能な上下側金型を分離可能に設け、これら金型の少なくとも一方を他方の金型に 対し近接離反可能に設け、かつ上下側金型の内面にゴムロールの周面に食い付き 可能な滑り止め部を設けて、手直し作業を要することなく、ゴムロールに芯軸を 容易かつ円滑に圧入できるようにしたことを特徴としている。
【0006】
上下側金型を分離可能に設け、これら金型の少なくとも一方を他方の金型に対 し近接離反可能に設けることによって、ゴムロールの出し入れを容易かつ速やか に行える。 上下側金型の内面にゴムロールの周面に食い付き可能な滑り止め部を設けたの で、芯軸の圧入の際、ゴムロールが押し縮められることがなく、所定寸法の圧入 状態を得られる。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図面により説明すると、図1乃至図3において1は 機台で、該機台1の一端に流体圧シリンダーであるエアーシリンダー2が設けら れ、そのピストンロッド3の先端に、芯軸4の一端を収容可能な樋状の切欠部5 を形成している。
【0008】 ピストンロッド3の先端部には一対のローラーホルダー6が取り付けられ、該 ホルダー6の下端に回り止めローラ7が回転自在に設けられ、これが平板状のガ イドプレート8上を走行可能にされている。
【0009】 機台1の他端側にはブラケット9が立設され、該ブラケット9の一側にガイド レール10,10が垂直に架設されている。 ブラケット9の上端には、流体圧シリンダーであるエアーシリンダー11が垂 直下向きに設けられ、そのピストンロッド12の先端にスライドブロック13が 固定されていて、該ブロック13がガイドレール10に沿って摺動可能にされて いる。
【0010】 スライドブロック13には略L字形断面のブラケット14が固定され、該ブラ ケット14の水平側の一片に、樋状の上側金型15がピストンロッド3と同軸方 向に固定されている。
【0011】 上側金型15直下の機台1上には、架枠16,16を介して樋状の下側金型1 7が上側金型15と相対して固定され、これら上下側金型15,17の軸方向の 長さは、後述するゴムロールの長さと略同長に形成されていて、それらの内面に 滑り止め部18,19が設けられている。 この場合、実施例では滑り止め部18,19として、粗メッシュのサンドペー パを上下側金型15,17の内面に貼り付けて構成しているが、後述するゴムロ ールの表面に食い付き可能な凹凸部を、上下側金型15,17の内面に直接形成 して、滑り止め部18,19を構成することも可能である。
【0012】 上下側金型15,17の一端には、ゴムロールの端面と係合可能な板状のスト ッパ20が近接して配置され、該ストッパ20に芯軸4を挿入可能な通孔21が 形成されている。
【0013】 上下側金型15,17の他端側には、流体圧シリンダーである一対のエアーシ リンダー22,23が上下に対向して配置され、それらのピストンロッド24, 25の先端に、シリコンオイルを含ませたペインティングパッド26,27が設 けられていて、芯軸4周面にシリコンオイルを塗布可能にしている。
【0014】 図中、28はスポンジゴム製のゴムロールで、内部に通孔29が貫通して形成 されている。
【0015】 このように構成したゴムロールの芯軸圧入装置を用いて、ゴムロール28に芯 軸4を圧入する場合は、エアーシリンダー11を作動させて、ピストンロッド1 2を引上げる。
【0016】 このようにすると、ピストンロッド12の先端に連結したスライドブロック1 3が、ガイドレール10,10に沿って上動し、スライドブロック13に固定し たブラケット14がこれに同動して、ブラケット14と一体の上側金型15が上 動する。 したがって、上下側金型15,17の間には図3(a)のように、空スペース sが形成され、後述のような芯軸4の出し入れが容易になる。
【0017】 エアーシリンダー11のピストンロッド3は、常時は上記金型15,17から 避退していて、ピストンロッド3の先端に設けた回り止めローラ7,7が、ガイ ドプレート8上の一端で待機している。
【0018】 このような状況の下で、ゴムロール28を図3(b)のように下側金型17内 に収容し、周面に接着剤を塗布した芯軸4の一端をピストンロッド3の切欠部5 に収容するとともに、この他端をゴムロール28の通孔29に差し込んで、芯軸 4をこの両者間に水平に掛け渡す。
【0019】 次にエアーシリンダー11を作動し、ピストンロッド12を伸長させて、スラ イドブロック13とブラケット14とを下方へ移動させる。 このようにすると、ブラケット14に固定した上側金型15がブラケット14 と一体に下動し、該金型15が図3(c)のように下側金型15内に収容したゴ ムロール28と接触して押圧し、ゴムロール28を上下側金型15,17で挟持 する。
【0020】 この後、エアーシリンダー2を作動し、ピストンロッド3を伸長させると、芯 軸4がピストンロッド3に押し動かされ、その先端が図3(d)のようにゴムロ ール28の通孔29内に押し込まれる。
【0021】 その際、エアーシリンダー2の作動に連動してエアーシリンダー22,23が 作動し、それらのピストンロッド24,25を突出させて、先端のペインティン グパッド26,27を芯軸4の周面に押し当て、芯軸4の周面にシリコンオイル を塗布する。
【0022】 この場合、ローラーホルダー6,6と一体の回り止めローラ7,7がガイドプ レート8上を走行し、ローラーホルダー6,6を固定したピストンロッド3の軸 回りの回動を阻止するから、芯軸4が直線的に通孔29に押し込まれ、芯軸4の 回動に伴うゴムロール28のねじれを未然に防止する。 一方、ゴムロール28は芯軸4の圧入によって軸方向に押圧されるが、その周 面に滑り止め部18,19が食い付いているから、ゴムロール28の押し縮みが 阻止される。
【0023】 こうして、エアーシリンダー2が所定ストローク伸長作動し、芯軸4がこれに 同動してゴムロール28に圧入され、その先端部がゴムロール28を貫通して通 孔21の外側に突出したところで、エアーシリンダー2の伸長作動が停止される
【0024】 この後、エアーシリンダー22,23が収縮作動し、またエアーシリンダー2 が収縮作動して、回り止めローラー7,7が原位置へ復帰するとともに、エアー シリンダー11が収縮作動してブラケット14が引上げられ、上側金型15がこ れに同動する。 このため、ゴムロール28の挟圧作用が解かれ、この取り出しが可能になる。
【0025】 ゴムロール28はこの後、周面を研磨され、更に芯軸4の両端を所定長さに切 断されて仕上げられる。なお、滑り止め部18,19が使用に伴って摩耗し機能 低下した場合、新規なものと適時交換する。
【0026】
本考案のゴムロールの芯軸圧入装置は以上のように、ゴムロールを収容保持可 能な上下側金型を分離可能に設け、これら金型の少なくとも一方を他方の金型に 対し近接離反可能に設けたから、芯軸圧入前後のゴムロールの出し入れを容易に 行なうことができる。 また、本考案では上下側金型の内面にゴムロールの周面に食い付き可能な滑り 止め部を設け、ゴムロールを押し縮めずに芯軸を圧入できるから、従来のように ゴムロールの原形を回復させる煩雑かつ厄介な手直し作業を要せず、その分生産 性を向上することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図3】同図(a)〜(d)は本考案による芯軸の圧入
過程を順に示す断面図である。
過程を順に示す断面図である。
2 流体圧シリンダー 15 上側金型 17 下側金型 18,19 滑り止め部 28 ゴムロール 29 通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 通孔を貫通形成したゴムロールを金型内
に収容して保持し、上記通孔に流体圧シリンダーを介し
て芯軸を圧入するようにしたゴムロールの芯軸圧入装置
において、ゴムロールを収容保持可能な上下側金型を分
離可能に設け、これら金型の少なくとも一方を他方の金
型に対し近接離反可能に設け、かつ上下側金型の内面に
ゴムロールの周面に食い付き可能な滑り止め部を設けた
ことを特徴とするゴムロールの芯軸圧入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7104592U JPH0627022U (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ゴムロールの芯軸圧入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7104592U JPH0627022U (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ゴムロールの芯軸圧入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627022U true JPH0627022U (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=13449164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7104592U Withdrawn JPH0627022U (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | ゴムロールの芯軸圧入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627022U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011027959A1 (en) * | 2009-09-04 | 2011-03-10 | Jahwa Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for manufacturing electro-conductive roller |
KR101128650B1 (ko) * | 2010-07-27 | 2012-03-27 | 박관수 | 튜브 삽입장치 |
KR101155252B1 (ko) * | 2010-08-09 | 2012-06-13 | 황상문 | 롤러 컨베이어 성형장치 |
CN102513815A (zh) * | 2011-12-22 | 2012-06-27 | 深圳创怡兴实业有限公司 | 海绵辊组装系统及海绵辊组装方法 |
KR101668863B1 (ko) * | 2015-10-21 | 2016-11-09 | 제이와이오토텍 주식회사 | 카시트 고정용 래치 어셈블리 조립장치 |
CN108381830A (zh) * | 2018-05-02 | 2018-08-10 | 南京金三力高分子科技有限公司 | 一种车用阀片的芯棒预装装置及其预装和制备方法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP7104592U patent/JPH0627022U/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011027959A1 (en) * | 2009-09-04 | 2011-03-10 | Jahwa Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for manufacturing electro-conductive roller |
KR101128650B1 (ko) * | 2010-07-27 | 2012-03-27 | 박관수 | 튜브 삽입장치 |
KR101155252B1 (ko) * | 2010-08-09 | 2012-06-13 | 황상문 | 롤러 컨베이어 성형장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19970306 |