JPH06269874A - トランスファプレス機械のフィードバー駆動装置 - Google Patents

トランスファプレス機械のフィードバー駆動装置

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Publication number
JPH06269874A
JPH06269874A JP6022893A JP6022893A JPH06269874A JP H06269874 A JPH06269874 A JP H06269874A JP 6022893 A JP6022893 A JP 6022893A JP 6022893 A JP6022893 A JP 6022893A JP H06269874 A JPH06269874 A JP H06269874A
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JP
Japan
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feed bar
press machine
moving bolster
moving
drive
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Withdrawn
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JP6022893A
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English (en)
Inventor
Makoto Matsui
誠 松井
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ムービングボルスタ上に大きなスぺースを確
保し、金型等の所要部材についてのボルスタ上への大き
な配置設計自由度を得られるようにする。 【構成】 プレス機械内のプレス作業位置とプレス機械
外の金型交換位置との間を移動するムービングボルスタ
4に、駆動源からの動力で駆動されてフィードバー11
にワーク搬送作業を行わせるフィードバー駆動機構12
が配設されたフィードバー駆動装置において、プレス機
械内の位置に前記駆動源であるモータ17〜20を配置
し、これらのモータ17〜20をプレス作業位置に達し
たムービングボルスタ4に対して移動させることによ
り、フィードバー駆動機構12に対して接続、分離自在
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランスファプレス機
械のフィードバーにワーク搬送作動を行わせるための装
置に関する。
【0002】
【背景技術】トランスファプレス機械のフィードバーに
所定のワーク搬送作動を行わせる装置として、本出願人
は、先に特願平4−224073号を提供した。この装
置では、プレス機械内のプレス作業位置とプレス機械外
の金型交換位置との間を移動するムービングボルスタ
に、フィードバーにワーク搬送作動を行わせるフィード
バー駆動機構と、このフィードバー駆動機構に動力を供
給する駆動源であるサーボモータとを配設していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置では、ム
ービングボルスタに、フィードバー駆動機構とサーボモ
ータとを配設していたため、ムービングボルスタ上の大
きなスペースがこれらによって占められることになる。
ムービングボルスタには金型等の所要部材が配置され、
フィードバー駆動機構およびサーボモータをムービング
ボルスタ上に設けると、この所要部材の配置スペースが
制約され、配置設計自由度が小さくなるという問題があ
った。
【0004】また、サーボモータには電気コードが接続
され、このサーボモータが配設されたムービングボルス
タはプレス機械内のプレス作業位置とプレス機械外の金
型交換位置との間を移動するため、ムービングボルスタ
から長い電気コードを延ばさなければならないという問
題もあった。
【0005】本発明の目的は、ムービングボルスタ上に
大きなスペースを確保することが可能となってこのボル
スタに配置される所要部材の配置設計自由度が増し、ま
た、ムービングボルスタから長い電気コード等のケーブ
ル類を延ばすことが不要になるトランスファプレス機械
のフィードバー駆動装置を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プレス機械内
のプレス作業位置とプレス機械外の金型交換位置との間
を移動するムービングボルスタに、駆動源からの動力で
駆動されてフィードバーにワーク搬送作動を行わせるフ
ィードバー駆動機構を配設したトランスファプレス機械
のフィードバー駆動装置において、ムービングボルスタ
がプレス作業位置に達したときにフィードバー駆動機構
と対向するプレス機械内の所定位置に前記駆動源を配置
し、この駆動源とフィードバー駆動機構とを接続、分離
自在としたことを特徴とするものである。
【0007】以上において、駆動源とフィードバー駆動
機構とを接続、分離自在とすることは、駆動源の全部ま
たは一部をムービングボルスタに対して進退自在として
もよく、あるいは、ムービングボルスタ上のフィードバ
ー駆動機構の全部または一部を駆動源に対して進退自在
としてもよい。
【0008】また、駆動源は例えばサーボモータでもよ
く、あるいはシリンダ等でもよく、この駆動源はフィー
ドバー駆動機構の構造に応じて任意なものを採用でき
る。
【0009】
【作用】ムービングボルスタがプレス機械外の金型交換
位置からプレス機械内のプレス作業位置に達すると、プ
レス機械内に配置された駆動源とムービングボルスタ上
のフィードバー駆動機構とが接続される。これによりフ
ィードバー駆動機構が駆動源から動力を供給されて駆動
され、フィードバーがプレス機械の連続運転時における
ワーク搬送作動を行う。プレス機械の運転が停止されて
金型交換を行うときには、駆動源とフィードバー駆動機
構との接続が解除され、ムービングボルスタは金型交換
位置に移動する。
【0010】この金型交換位置で金型交換作業が行われ
ている間に、トランスファプレス機械に交換用にもう1
台設けられたムービングボルスタがプレス作業位置に達
し、このムービングボルスタに設けられたフィードバー
駆動機構と前記駆動源とが接続され、このフィードバー
駆動機構が駆動される。このため、プレス機械内に配置
された駆動源は両方のムービングボルスタのフィードバ
ー駆動機構に共用される。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、本実施例に係る装置を備えたトラ
ンスファプレス機械1の正面図である。上下動するスラ
イド2には上型3が取り付けられ、ムービングボルスタ
4には下型5が取り付けられる。図3の通り、ムービン
グボルスタ4はプレス機械1のベッド6内に収納された
リフト装置7で上下動自在となっているとともに、車輪
8を備えている。ムービングボルスタ4はレール9上を
走行することにより、プレス機械1内のプレス作業位置
とプレス機械1外の金型交換位置との間を往復動し、図
1、図3の通りプレス作業位置に達した時には、ムービ
ングボルスタ4はリフト装置7の下降でベッド6上に着
床する。
【0012】ムービングボルスタ4には両端がホルダ1
0で支持された一対のフィードバー11が設けられ、こ
れらのフィードバー11は、ムービングボルスタ4に配
設されたフィードバー駆動機構12により上下型3,5
で加工されるワークを各加工ステージに搬送するワーク
搬送作動を行う。このワーク搬送作動は3次元運動であ
るため、フィードバー駆動機構12は、一対のフィード
バー11に接近、離間運動させるクランプ機構13と、
上下運動させるリフト機構14と、前進、後退運動させ
るアドバンス機構15とからなる。図1の通り、クラン
プ機構13とリフト機構14はムービングボルスタ4の
左右両側(フィードバー11の長手方向両端側)に設け
られ、アドバンス機構15はムービングボルスタ4の左
右のいずれか一方側に設けられる。
【0013】また、ムービングボルスタ4には一対のフ
ィードバー11を金型交換等のため接近、離間方向に大
きく移動させる内幅調整機構16が配設され、この内幅
調整機構16はムービングボルスタ4の左右両側に設け
られている。
【0014】以上のフィードバー駆動機構12および内
幅調整機構16はプレス機械1内に配置された第1〜第
4モータ17〜20を駆動源として駆動され、第1モー
タ17はクランプ機構13用モータ、第2モータ18は
リフト機構14用モータ、第3モータ19はアドバンス
機構15用モータ、第4モータ20は内幅調整機構16
用モータである。これらのモータの内、少なくとも第1
〜第3モータ17〜19はサーボモータである。図1の
実施例では、ムービングボルスタ4の右側端部にクラン
プ機構13、リフト機構14、アドバンス機構15、内
幅調整機構16が設けられているため、プレス機械1内
の右側位置に第1〜第4モータ17〜20が配置され、
ムービングボルスタ4の左側端部にクランプ機構13、
リフト機構14、内幅調整機構16が設けられているた
め、プレス機械1内の左側位置に第1、第2、第4モー
タ17,18,20が配置されている。
【0015】これらのモータの出力軸には減速装置21
を介して連結部材22が接続され、この連結部材22は
各モータ毎に設けられている。これらのモータと減速装
置21は、ベース台23に対してシリンダ24で移動自
在となった移動台25上に取り付けられ、移動台25の
移動方向は、プレス機械1内のプレス作業位置に達して
いるときのムービングボルスタ4に対して左右から進退
する方向であり、移動台25がムービングボルスタ4に
対して前進することにより、連結部材22はムービング
ボルスタ4に設けられた連結部材26と連結され、これ
により各モータの動力はフィードバー駆動機構12を構
成している前記機構13〜15及び内幅調整機構16に
伝達され、そしてこれらが駆動されるようになってい
る。
【0016】図2〜図4は、ムービングボルスタ4の右
側端部に設けられたクランプ機構13、リフト機構1
4、アドバンス機構15、内幅調整機構16を示す。ム
ービングボルスタ4の左側端部に設けられたクランプ機
構13、リフト機構14、内幅調整機構16は図2〜図
4で示されたものと同じ構造になっているため、以下で
はこれらの説明を省略する。
【0017】図2の通り、ムービングボルスタ4の右側
端部に取り付けられたギヤボックス27には前後方向に
延びる第1〜第4駆動軸28〜31(第4駆動軸31は
図1参照)が貫通挿入され、これらの駆動軸28〜31
は、第1〜第4モータ17〜20に対応して設けられた
前記各連結部材26にギヤボックス27内の傘歯車手段
を介して接続され、連結部材26から入力するモータ1
7〜20の動力で回転するようになっている。第1駆動
軸28はクランプ機構13用駆動軸、第2駆動軸29は
リフト機構14用駆動軸、第3駆動軸30はアドバンス
機構15用駆動軸、第4駆動軸31は内幅調整機構16
用駆動軸である。第1〜第3駆動軸28〜30はスプラ
イン軸であり、第4駆動軸31は中央から右ねじ、左ね
じが分かれて形成されたねじ軸である。
【0018】図2、図3に示されている通り、ムービン
グボルスタ4の右側端部にはギヤボックス27の下部に
おいて前後方向に伸びる細幅の基台32が固設され、こ
の基台32上にはギヤボックス27の両側において一対
のスライダ33が配置され、これらのスライダ33は案
内部材33Aで案内されながら基台32上を移動可能と
なっており、また、それぞれのスライダ33には第1〜
第4駆動軸28〜31が挿通されている。
【0019】図4にはスライダ33の内部構造が示され
ている。第1駆動軸28には傘歯車手段34を介して回
転軸35が接続され、この回転軸35に固設された小径
プーリ36には歯付きベルト37を介して大径プーリ3
8が連結されている。大径プーリ38は、スライダ33
に取り付けられた外ケース39内の回転自在な内ケース
40に結合され、内ケース40内にはスプライン軸41
がスプライン嵌合されて上下に挿通されている。
【0020】スプライン軸41の下端には結合板42が
回転自在に取り付けられているとともに、上端にはレバ
ー43が固設され、レバー43の端部に立設された軸4
4には前記フィードバー11を支持する前記ホルダ10
が回動自在に取り付けられている。フィードバー11に
は摺動部材45が結合され、この摺動部材45はホルダ
10に対して案内部材46で案内されながら摺動自在と
なっており、この摺動によりフィードバー11は前記前
進、後退方向に移動できるようになっている。
【0021】以上により、第1駆動軸28が回転する
と、この回転は傘歯車手段34、回転軸35、プーリ3
6、ベルト37を介してプーリ38に伝達され、プーリ
38が一定角度回動すると、内ケース40、スプライン
軸41を介してレバー43も水平方向に一定角度回動
し、これにより軸44、ホルダ10がスプライン軸41
を中心に円弧運動を行い、この結果、フィードバー11
は前記接近、離間運動を行う。このため、第1駆動軸2
8、傘歯車手段34、プーリ36、ベルト37、プーリ
38、レバー43等により、前記クランプ機構13が構
成されている。
【0022】図4の通り、スライダ33に挿通された第
2駆動軸29には傘歯車手段47を介して歯車列手段4
8が接続され、この歯車列手段48の大径歯車48Aは
スライダ33に回転自在に取り付けられたナット部材4
9と結合されている。ナット部材49にはねじ軸50が
上下に螺入され、このねじ軸50と前記スプライン軸4
1とが前記結合板42で結合されている。
【0023】このため、第2駆動軸29が回転すると、
この回転は傘歯車手段47を介して歯車列手段48に伝
達され、歯車列手段48の大径歯車48Aが回転すると
ナット部材49も回転するため、ねじ軸50が上下動す
る。この上下動は結合板42を介してスプライン軸41
に伝達されるため、レバー43、軸44、ホルダ10も
上下動し、この結果、フィードバー11は前記上下運動
を行う。このため第2駆動軸29、傘歯車手段47、歯
車列手段48、ナット部材49、ねじ軸50、結合板4
2等により、前記リフト機構14が構成されている。
【0024】図2で示された第3駆動軸30にはスライ
ダ33内の複数の傘歯車手段等を介してボールジョイン
ト手段51が接続され、両端が上下方向および水平方向
に変位自在となっているこのボールジョイント手段51
にはベルト、プーリ手段52を介してねじ軸53が接続
されている。ねじ軸53は前記ホルダ10内にフィード
バー11の長手方向へ延設されている。図4の通り、ね
じ軸53にはナット部材54が螺合し、このナット部材
54はフィードバー11に取り付けられた前記摺動部材
45に結合されている。このため、第3駆動軸30が回
転すると、この回転はボールジョイント手段51、ベル
ト、プーリ手段52を介してねじ軸53に伝達され、ね
じ軸53の回転により摺動部材45が前記案内部材46
で案内されながらホルダ10に対して摺動し、これによ
りフィードバー11の前記前進、後退運動が行われる。
このため、第3駆動軸30、ボールジョイント手段5
1、ベルト、プーリ手段52、ねじ軸53、ナット部材
54等により、前記アドバンス機構15が構成されてい
る。
【0025】なお、ムービングボルスタ4の右側端部に
はこのようにアドバンス機構15を構成するねじ軸53
とナット部材54とが設けられているが、ムービングボ
ルスタ4の左側端部にはこれらは設けられておらず、フ
ィードバー11はホルダ10に対して前記案内部材46
と同様な部材で単に摺動自在に支持されているだけであ
るため、前述の通り、レバー43の水平方向への一定角
度の回動によりフィードバー11が前記接近、離間運動
を行うとき、この運動は、ムービングボルスタ4の左側
端部のホルダ10とフィードバー11との間で摺動が生
じながら行われる。
【0026】第4駆動軸31は前述の通り中央から右ね
じと左ねじが分かれて形成されたねじ軸となっており、
これらの右ねじと左ねじには一対のスライダ33に取り
付けられたナット部材が螺合している。このため、第4
駆動軸31が回転すると、一対のスライダ33は接近、
離間方向に大きく移動する。従って、第4駆動軸31と
ナット部材とにより、前記内幅調整機構16が構成され
ている。
【0027】次に作用について説明する。ムービングボ
ルスタ4がプレス機械1外の金型交換位置に達している
時には、一対のスライダ33は大きく離れており、これ
により一対のフィードバー11はムービングボルスタ4
の上面から外れ、この上面に次に使用する金型を載せる
ことができる。この金型が載せられた後、ムービングボ
ルスタ4はレール9上を走行してプレス機械1内のプレ
ス作業位置に達し、図3で示したリフト装置7が下降す
ることにより、ムービングボルスタ4はベッド6上に着
床する。
【0028】次いで、図1で示したプレス機械1のスラ
イド2が下死点まで下降し、下型5の上に載せられてム
ービングボルスタ4で運ばれてきた上型3がスライド2
に取り付けられる。スライド2が上死点に達した後、ム
ービングボルスタ4の左右両側に配置された移動台25
がシリンダ24でムービングボルスタ4側に前進し、駆
動源であるモータ17〜20側の連結部材22とムービ
ングボルスタ4側の連結部材26とが連結される。
【0029】この後、第4モータ20が駆動され、これ
による第4駆動軸31の回転で一対のスライダ33は所
定間隔まで近づき、一対のフィードバー11の間隔は所
定間隔となる。次いで、スライド2の上下動が開始され
てプレス機械1の自動運転が始まるとともに、第1〜第
3モータ17〜19が駆動され、これによる第1〜第3
駆動軸28〜30の回転によりクランプ機構13、リフ
ト機構14、アドバンス機構15が駆動され、一対のフ
ィードバー11はプレス加工されるワークを各加工ステ
ージに順番に搬送する3次元のワーク搬送作動を行う。
【0030】なお、第1〜第4モータ17〜20は図示
しない制御装置のプログラムによって所定タイミング、
所定駆動量で駆動される。
【0031】所定個数のプレス品が生産された後、第1
〜第3モータ17〜20の駆動が停止される。この後、
金型交換のため、第4モータ20が駆動されて一対のス
ライダ33は所定間隔まで離間し、スライド2が下死点
まで下降して上型3が下型5の上に載せられる。次い
で、移動台25はシリンダ24で後退し、連結部材22
と26は分離する。
【0032】この後、リフト装置7でムービングボルス
タ4は上昇し、ムービングボルスタ4はレール9上を走
行してプレス機械1外の金型交換位置に達する。この金
型交換位置でムービングボルスタ4上の金型の交換が行
われる。
【0033】この位置で金型交換作業が行われている間
に、プレス機械1に対して反対側にもう1箇所設けられ
た金型交換位置に達しているもう1台のムービングボル
スタがプレス作業位置まで走行し、このプレス作業位置
においてこのムービングボルスタに配設されたクランプ
機構、リフト機構、アドバンス機構、内幅調整機構が前
述の場合と同様に第1〜第4モータ17〜20で駆動さ
れ、フィードバーがワーク搬送作動を行う。従って、第
1〜第4モータ17〜20は2台のムービングボルスタ
について兼用される。
【0034】以上のように、本実施例では、ムービング
ボルスタ4にフィードバー駆動機構12を構成するクラ
ンプ機構13、リフト機構14、アドバンス機構15、
および内幅調整機構16を配設し、プレス機械1内には
プレス作業位置に達したムービングボルスタ4と対向す
る位置にこれらの機構13〜16の駆動源である第1〜
第4モータ17〜20を配置し、これらのモータ17〜
20をムービングボルスタ4上に配設していないため、
金型等の所用部材についてのムービングボルスタ4上へ
の大きな配置設計自由度を得られる。
【0035】また、第1〜第4モータ17〜20に接続
される電気コードをムービングボルスタ4から長く延ば
す必要がなくなり、モータ17〜20をムービングボル
スタ4上に配設した場合と比べ、この電気コードを短縮
できるため、電気コードに混入信してモータ17〜20
を誤作動させるノイズの発生を防止できる。
【0036】また、第1〜第4モータ17〜20はプレ
ス機械1内の所定位置に配置されているため、交換用に
2台用意されるムービングボルスタ4についてこれらの
モータ17〜20を共用できるようになり、その分だけ
フィードバー駆動装置の構造の簡単化を達成できる。
【0037】図5は本発明のクランプ機構についての別
実施例を示す。以下の説明では前記実施例と同一部材ま
たは相当部材には同じ符号を付し、その説明を簡略また
は省略する。この実施例では第1〜第3のモータ17〜
19が使用され、また、スライダ33には前記スプライ
ン軸41と同じ構造で上下動するピン60が設けられ、
このピン60にアーム61を介してホルダ10が連結さ
れている。第1モータ17で回転する第1駆動軸28は
中央から右ねじと左ねじが分かれて形成されたねじ軸で
あり、これらの右ねじと左ねじに螺合するナット部材が
一対のスライダ33に取り付けられている。このため、
第1モータ17を駆動させると、第1駆動軸28により
一対のスライダ33は接近、離間運動し、一対のフィー
ドバー11も接近、離間運動する。このため、クランク
機構13は第1駆動軸とナット部材等とにより構成され
ている。
【0038】この実施例では、金型交換のため、一対の
スライダ33を大きく離間されてフィードバー1をムー
ビングボルスタ4の上面から外す内幅調整作業は、第1
モータ17を駆動させることにより行われる。
【0039】なお、以上説明した各実施例ではフィード
バー11のワーク搬送作動は3次元運動であったが、本
発明はこのワーク搬送作動が2次元運動である場合にも
適用できる。
【0040】また、図1〜図4で示された実施例では内
幅調整機構16は第4モータ20を駆動源として駆動さ
れるものであったが、この内幅調整機構は例えばハンド
ル等の手動操作で駆動されるものとしてもよい。
【0041】また、前記各実施例ではプレス機械内に配
置されたモータが移動してムービングボルスタ側の機構
と接続、分離するようになっていたが、この接続、分離
をムービングボルスタ側の機構を移動されて行うように
してもよい。
【0042】また、前記各実施例ではムービングボルス
タ側の機構を駆動させる駆動源はモータであったが、こ
の駆動源はモータに限定されず、例えばシリンダ等とし
てもよく、ムービングボルスタ側に設けられる機構の構
造に応じて任意な駆動源を採用できる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ムービングボルスタに
配設されたフィードバー駆動機構を駆動させる駆動源は
ムービングボルスタではなく、プレス機械に配置されて
いるため、ムービングボルスタ上に大きなスペースを確
保できるようになり、金型等の所要部材についてのムー
ビングボルスタへの配置設計自由度を大きくでき、また
駆動源に接続される電気コード等のケーブル類をムービ
ングボルスタから長く延ばす必要がなくなり、さらに、
交換用に2台用意されるムービングボルスタについて駆
動源を共用できるようになり、このため、ムービングボ
ルスタ上のフィードバー駆動機構の構造の簡単化を達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装置を備えたプレス機
械の正面図である。
【図2】同装置の右側部分を示す平面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】図2、図3で示されたスライダおよびホルダの
内部構造を示す断面図である。
【図5】別実施例に係る装置を示す図2と同様の図であ
る。
【符号の説明】
1 トランスファプレス機械 2 スライド 4 ムービングボルスタ 10 ホルダ 11 フィードバー 12 フィードバー駆動機構 13 クランプ機構 14 リフト機構 15 アドバンス機構 16 内幅調整機構 17〜20 駆動源であるモータ 22,26 連結部材 25 移動台 28〜31 駆動軸 33 スライダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源からの動力で駆動されてフィード
    バーにワーク搬送作動を行わせるフィードバー駆動機構
    が、プレス機械内のプレス作業位置とプレス機械外の金
    型交換位置との間を移動するムービングボルスタに配設
    されたトランスファプレス機械のフィードバー駆動装置
    において、前記ムービングボルスタが前記プレス作業位
    置に達したときに前記フィードバー駆動機構と対向する
    プレス機械内の位置に前記駆動源が配置され、この駆動
    源と前記フィードバー駆動機構とを接続、分離自在とし
    たことを特徴とするトランスファプレス機械のフィード
    バー駆動装置。
JP6022893A 1993-03-19 1993-03-19 トランスファプレス機械のフィードバー駆動装置 Withdrawn JPH06269874A (ja)

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