JPH06269774A - 浮上スカム回収装置 - Google Patents
浮上スカム回収装置Info
- Publication number
- JPH06269774A JPH06269774A JP8276393A JP8276393A JPH06269774A JP H06269774 A JPH06269774 A JP H06269774A JP 8276393 A JP8276393 A JP 8276393A JP 8276393 A JP8276393 A JP 8276393A JP H06269774 A JPH06269774 A JP H06269774A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scum
- box
- floating
- floating scum
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安定した浮上スカム掻寄せ能力を得ることが
でき、しかもメインテナンス作業を省略可能とする。 【構成】 回転自在な掻寄せアーム2の幅方向一側端側
には、平面視形状がコ字状を呈するスカムボックス3が
配設つされている。該スカムボックス3の両側板から支
持ブラケット4の長穴4Aに対応してピン3Aが突出し
ており、該ピン3Aが長穴4Aに嵌入することにより、
スカムボックス3は支持ブラケット4に対して上下方向
に移動自在に支持された構造となっている。
でき、しかもメインテナンス作業を省略可能とする。 【構成】 回転自在な掻寄せアーム2の幅方向一側端側
には、平面視形状がコ字状を呈するスカムボックス3が
配設つされている。該スカムボックス3の両側板から支
持ブラケット4の長穴4Aに対応してピン3Aが突出し
ており、該ピン3Aが長穴4Aに嵌入することにより、
スカムボックス3は支持ブラケット4に対して上下方向
に移動自在に支持された構造となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水処理における沈澱装置
や浮上分離装置において、特に駆動装置を備え、水面上
に浮上するスカムを回収する装置に関する。
や浮上分離装置において、特に駆動装置を備え、水面上
に浮上するスカムを回収する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から既に提案されている浮上スカム
回収装置は、ゴム板により作製されたものが多く、この
ゴム板を掻寄せアームに固定し、水面をなでるように移
動させて水面上に浮上した浮上スカムの掻寄せを行なっ
ていた。そして、この掻寄せたスカムは所定位置に固定
したスカート付のスカムトラフに通過させ回収するよう
にしていた。
回収装置は、ゴム板により作製されたものが多く、この
ゴム板を掻寄せアームに固定し、水面をなでるように移
動させて水面上に浮上した浮上スカムの掻寄せを行なっ
ていた。そして、この掻寄せたスカムは所定位置に固定
したスカート付のスカムトラフに通過させ回収するよう
にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
浮上スカム回収装置にあっては、ゴム板の劣化が早く、
これにより、スカート面とゴム板との間の隙間から浮上
スカムのリークが発生し、浮上スカムの掻寄せ能力が低
下したり、あるいはゴム板の交換を頻繁に行なわなけれ
ばならない等の問題があった。
浮上スカム回収装置にあっては、ゴム板の劣化が早く、
これにより、スカート面とゴム板との間の隙間から浮上
スカムのリークが発生し、浮上スカムの掻寄せ能力が低
下したり、あるいはゴム板の交換を頻繁に行なわなけれ
ばならない等の問題があった。
【0004】本発明の目的は上述した問題に鑑みなされ
たもので、安定した浮上スカム掻寄せ能力を得ることが
できしかもメンテナンスの必要のない浮上スカム回収装
置を提供するにある。
たもので、安定した浮上スカム掻寄せ能力を得ることが
できしかもメンテナンスの必要のない浮上スカム回収装
置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明に係わる浮上スカム回収装置は、駆動装置によ
り回転可能な掻寄せアームを備え、該掻寄せアームの一
側端側に上下方向に移動自在に支持されたスカムボック
スを設けた構成としたものである。
に本発明に係わる浮上スカム回収装置は、駆動装置によ
り回転可能な掻寄せアームを備え、該掻寄せアームの一
側端側に上下方向に移動自在に支持されたスカムボック
スを設けた構成としたものである。
【0006】
【作用】このように本発明によれば、浮上スカムを掻き
寄せるスカムボックスが上下方向に可動可能な構造とな
っているため、スカムボックスの下端面がスカムトラフ
スカート部の前部スカート面と常時密接する。したがっ
て、スカムボックス内に掻き寄せられた浮上スカムのリ
ークを極力防止でき、浮上スカムの掻寄せ能力を安定さ
せることができる。
寄せるスカムボックスが上下方向に可動可能な構造とな
っているため、スカムボックスの下端面がスカムトラフ
スカート部の前部スカート面と常時密接する。したがっ
て、スカムボックス内に掻き寄せられた浮上スカムのリ
ークを極力防止でき、浮上スカムの掻寄せ能力を安定さ
せることができる。
【0007】
【実施例】以下、図に示す実施例を用いて本発明の詳細
を説明する。図1、2は本発明に係わる浮上スカム回収
装置の一実施例を示す平面図と側面図、図3は同浮上ス
カム回収装置の要部拡大側面図、図4は同浮上スカム回
収装置の要部拡大斜視図である。浮上スカム回収装置
は、一端を回転円板1に支持された掻寄せアーム2を複
数有して成り、該掻寄せアーム2の一側端側には平面視
形状がコ字状を呈するスカムボックス3が2個並列に配
設された構成となっている。すなわち、掻寄せアーム2
の幅方向一側端には、図4に示すように上下方向に長く
形成された長穴4Aを有する支持ブラケット4が突設さ
れていると共に、スカムボックス3の両側板からはこの
支持ブラケット4の長穴4Aに対応してピン3Aが突出
しており、該ピン3Aが長穴4Aに嵌入することによ
り、スカムボックス3は支持ブラケット4に対して上下
方向に移動自在に支持された構造となっている。本実施
例にあっては、スカムボックス3の両側に配設された支
持ブラケット4にはそれぞれ2個の長穴4Aが穿設され
ており、スカムボックス3は支持ブラケット4に対して
ピン3Aを介して4点支持にて移動自在に支持されてい
る。
を説明する。図1、2は本発明に係わる浮上スカム回収
装置の一実施例を示す平面図と側面図、図3は同浮上ス
カム回収装置の要部拡大側面図、図4は同浮上スカム回
収装置の要部拡大斜視図である。浮上スカム回収装置
は、一端を回転円板1に支持された掻寄せアーム2を複
数有して成り、該掻寄せアーム2の一側端側には平面視
形状がコ字状を呈するスカムボックス3が2個並列に配
設された構成となっている。すなわち、掻寄せアーム2
の幅方向一側端には、図4に示すように上下方向に長く
形成された長穴4Aを有する支持ブラケット4が突設さ
れていると共に、スカムボックス3の両側板からはこの
支持ブラケット4の長穴4Aに対応してピン3Aが突出
しており、該ピン3Aが長穴4Aに嵌入することによ
り、スカムボックス3は支持ブラケット4に対して上下
方向に移動自在に支持された構造となっている。本実施
例にあっては、スカムボックス3の両側に配設された支
持ブラケット4にはそれぞれ2個の長穴4Aが穿設され
ており、スカムボックス3は支持ブラケット4に対して
ピン3Aを介して4点支持にて移動自在に支持されてい
る。
【0008】次に、以上のように構成された浮上スカム
回収装置の動作について説明する。駆動装置5(図2参
照)を駆動させて中心軸6を回転させると、掻寄せアー
ム2が図1、図4の矢印A方向に回転し、水面上に浮上
する浮上スカム7が図4に示すように、スカムボックス
3内に掻き寄せられる。このスカムボックス3内に掻き
寄せられた浮上スカム7は、スカムボックス3の下方側
に配置されたスカムトラフスカート部8の穴8Aからス
カムトラフ9内へ落下し、所定方向に流される。本実施
例にあっては、この際スカムボックス3が上下方向に移
動自在な構造となっているため、スカムボックス3はそ
の下端面がスカムトラフスカート部8のフロントスカー
ト部8Bと密接した状態でフロントスカート部8Bの傾
斜面を乗り上げられる。このため、スカムボックス3と
スカムトラフスカート部8との間の隙間を最小にするこ
とができ、スカムボックス3内に掻き寄せられた浮上ス
カム7のリークを最小限に抑えることが可能となる。
回収装置の動作について説明する。駆動装置5(図2参
照)を駆動させて中心軸6を回転させると、掻寄せアー
ム2が図1、図4の矢印A方向に回転し、水面上に浮上
する浮上スカム7が図4に示すように、スカムボックス
3内に掻き寄せられる。このスカムボックス3内に掻き
寄せられた浮上スカム7は、スカムボックス3の下方側
に配置されたスカムトラフスカート部8の穴8Aからス
カムトラフ9内へ落下し、所定方向に流される。本実施
例にあっては、この際スカムボックス3が上下方向に移
動自在な構造となっているため、スカムボックス3はそ
の下端面がスカムトラフスカート部8のフロントスカー
ト部8Bと密接した状態でフロントスカート部8Bの傾
斜面を乗り上げられる。このため、スカムボックス3と
スカムトラフスカート部8との間の隙間を最小にするこ
とができ、スカムボックス3内に掻き寄せられた浮上ス
カム7のリークを最小限に抑えることが可能となる。
【0009】なお、上述した実施例においては、浮上ス
カム回収装置を円形加圧浮上分離装置に採用したが、別
にこれに限定されるものではなく角形浮上分離装置や一
般沈澱分離装置の浮上スカム回収構造へも対応できる。
カム回収装置を円形加圧浮上分離装置に採用したが、別
にこれに限定されるものではなく角形浮上分離装置や一
般沈澱分離装置の浮上スカム回収構造へも対応できる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係わる浮上
スカム回収装置によれば、駆動装置により回転可能な掻
寄せアームを備えて成り、該掻寄せアームの一側端側に
上下方向に移動自在に支持されたスカムボックスを設け
た構成としたことにより、浮上スカムの回収作業を行う
際スカムボックスの下端面がスカムトラフスカート部の
前部スカート面と常時密接する。したがって、本発明装
置によれば、スカムボックス内に掻き寄せられた浮上ス
カムのリークを極力抑制できるので、浮上スカムの掻寄
せ能力を安定させることができるばかりか、従来のゴム
板を使用した場合と異なり、メインテナンス作業を省略
化できるという種々の優れた効果を奏する。
スカム回収装置によれば、駆動装置により回転可能な掻
寄せアームを備えて成り、該掻寄せアームの一側端側に
上下方向に移動自在に支持されたスカムボックスを設け
た構成としたことにより、浮上スカムの回収作業を行う
際スカムボックスの下端面がスカムトラフスカート部の
前部スカート面と常時密接する。したがって、本発明装
置によれば、スカムボックス内に掻き寄せられた浮上ス
カムのリークを極力抑制できるので、浮上スカムの掻寄
せ能力を安定させることができるばかりか、従来のゴム
板を使用した場合と異なり、メインテナンス作業を省略
化できるという種々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる浮上スカム回収装置の一実施例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】本発明に係わる浮上スカム回収装置の一実施例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図3】同浮上スカム回収装置の要部拡大側面図であ
る。
る。
【図4】同浮上スカム回収装置の要部拡大側斜視図であ
る。
る。
2 掻寄せアーム 3 スカムボックス 7 浮上スカム 8 スカムトラフスカート部 9 スカムトラフ
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動装置により回転可能な掻寄せアーム
を備え、該掻寄せアームの一側端側に上下方向に移動自
在に支持されたスカムボックスを設けたことを特徴とす
る浮上スカム回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8276393A JPH06269774A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 浮上スカム回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8276393A JPH06269774A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 浮上スカム回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06269774A true JPH06269774A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13783489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8276393A Pending JPH06269774A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 浮上スカム回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06269774A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006087881A1 (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-24 | Honda Motor Co., Ltd. | 浮上分離装置および浮上分離方法 |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP8276393A patent/JPH06269774A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006087881A1 (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-24 | Honda Motor Co., Ltd. | 浮上分離装置および浮上分離方法 |
JP4928438B2 (ja) * | 2005-02-21 | 2012-05-09 | 本田技研工業株式会社 | 浮上分離装置および浮上分離方法 |
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