JPH062695Y2 - 消火装置 - Google Patents

消火装置

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JPH062695Y2
JPH062695Y2 JP14453188U JP14453188U JPH062695Y2 JP H062695 Y2 JPH062695 Y2 JP H062695Y2 JP 14453188 U JP14453188 U JP 14453188U JP 14453188 U JP14453188 U JP 14453188U JP H062695 Y2 JPH062695 Y2 JP H062695Y2
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JP
Japan
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heating element
sensor
glass
heat
glass bulb
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JP14453188U
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JPH0265948U (ja
Inventor
光枝 佐藤
Original Assignee
有限会社幸信舎
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、消火装置、更に詳しくは閉鎖型スプリンク
ラーヘッドの止水にグラスバルブを用いた消火装置に関
する。
〔従来の技術〕
火災が発生すると、火災による燃焼が拡大する初期に煙
や有毒ガスが発生し、これら煙やガスによる中毒死、窒
息死が多いといわれており、このため火災発生に対して
は初期消火がきわめて重要である。
そこで、初期消火が行なえる消火装置として本出願人が
実願昭61−85151号を提案した。
この消火装置は、閉鎖型スプリンクラーヘッドの止水に
グラスバルブが用いられ、グラスバルブの外周には発熱
体が巻回してあり、電源と接続する煙やガスの感知セン
サと、この感知センサの出力側に接続する警報器及び感
熱センサとの組合せによって構成され、煙やガスの感知
センサにより警報が鳴り、つづいて感熱センサの作動に
より発熱体に通電し、発熱体の熱によってグラスバルブ
の内部に封入した液体が膨張し、グラスバルブを破壊し
て放水口を強制的に開放するような構造になっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記グラスバルブは、発熱体をグラスバルブの
外周に巻回しているので発熱体を発熱させ、グラスバル
ブの内部に封入した液体を膨張させる際に、グラスバル
ブの外部への放熱によって液体の加熱ロスが多く、セン
サが感知してからグラスバルブを破壊するまでに時間が
かかり、初期消火が遅れるという欠点がある。
また、発熱体を発熱させてもロスが多いので大容量の電
力を必要とするなどの欠点を有する。
この考案の課題は、上記の欠点を無くし、発熱体の外部
への放熱を少くして、グラスバルブの内部に封入した液
体を速やかに膨張させてグラスバルブを破壊し、初期消
火が行なえる消火装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するため、この考案は、閉鎖型スプリ
ンクラーヘッドの止水に用いたグラスバルブの周方向に
発熱体を外部に露出しないように設けたのである。
〔作用〕
火災により煙やガスが発生すると、これを感知センサが
検出し、これと同時に煙やガスが火元に近い熱を含んで
いると感熱センサが作動して、スプリンクラーヘッドの
止水に用いたグラスバルブを破壊するため、発熱体に通
電して内部液体を加熱により膨張させ、強制的にグラス
バルブを破壊して、放水させ、消火を行なう。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図乃至第4図
に基づいて説明する。
第1図及び第2図に示すように消火装置は、閉鎖型スプ
リンクラーヘッド1と、煙やガスの感知センサ2と、感
熱センサ3の組合せによって構成されている。
スプリンクラーヘッド1は図示の場合、フレーム4の一
方端部に給水管との接続筒5を設け、他方端部に螺装し
たねじ軸6の外端にデフレクター7を取付け、接続筒5
とねじ軸6の内端間に、接続筒5の開口端を閉じるバル
ブキャップ8を保持するグラスバルブ9を介在させてい
る。
上記グラスバルブ9は、内部に封入した液体10の感熱
(72℃以上)による膨張で破壊し、グラスバルブ9の
破壊でバルブキャップ8が接続筒5の開口端から外れ、
散水が生じるようになっている。
上記グラスバルブ9を強制的に破壊するため、グラスバ
ルブ9のガラス層内で周方向には発熱体11が埋設して
あり、一方、スプリンクラーにおけるフレーム4の上部
にフード12が設けられ、このフード12に、煙やガス
の感知センサ2と、このセンサ2の出力側に接続端子1
3を介して接続した警報器14と、上記センサ2の出力
側に接続した感熱センサ3とが取付けられ、感知センサ
2の入力側は商用電源やバッテリー等の電源に接続され
ている。
感熱センサ3は、グラスバルブ9が破壊する温度より低
い温度、例えば40℃〜45℃程度で作動する感熱スイ
ッチを用いて形成され、その出力側が発熱体11の一方
に接続され、発熱体11の他方は、感知センサ2の他方
出力側に接続されている。
上記結線により、感知センサ2と感熱センサ3が共に作
動すると発熱体11に通電となり、この発熱体11の熱
によりグラスバルブ9を破壊し、散水消火を行なうもの
である。
上記グラスバルブ9の破壊が円滑に生じるように、この
バルブ9に埋設する発熱体11は、第3図及び第4図に
示すように例えばニクロム線等を用い、ガラス層内の周
方向に添って螺旋状に埋設するか、図示省略したがU字
状に埋設してもよい。
なお、発熱体11をU字状に埋設する場合、バルブ9の
軸線に対し傾斜させると、破壊部分が傾斜状となりバル
ブ9の脱落が確実に行なえる。
この考案は上記のような構成であり、接続筒5に圧力水
が供給されている状態で火災が発生し、煙やガスを感知
センサ2がこれを検出すると、警報器14への通電とな
り、火災の発生を知らせる。
また、煙やガスの温度が火元に近い場合、周囲の温度も
高くなるため、例えば40℃程度の温度になると感熱セ
ンサ3が作動してオンになり、発熱体11に通電し、グ
ラスバルブ9の破壊で散水が生じて初期消火を行なう。
なお、火元から離れているような場合、感熱センサ3は
作動しないため、グラスバルブ9は破壊されず、火元に
対する水量や水圧の低下発生を防ぐと共に、煙やガスを
ともなわない高温条件、例えばクリーニング工場のアイ
ロン室等においては、感熱センサ3がオンになっても感
知センサ2はオフとなっているため、発熱体11への通
電はなく、したがって、散水されない。
また、火災により停電が発生し、両センサ2と3の作動
が不能となっても、グラスバルブ9は72℃以上の温度
上昇によって破壊されるので、どのような条件下におい
ても確実な消火が行なえる。
なお、図示の場合、感知センサ2や感熱センサ3、警報
器14等をスプリンクラーのフード12に取付けたもの
を示したが、これらをスプリンクラーヘッド1と別の位
置に配置し、複数のスプリンクラーを一斉通電によって
散水させるようにしてもよい。
また、図示の場合、発熱体11はガラス層内に埋込んだ
例を示したが、発熱体11をグラスバルブ9の外周に巻
回し、発熱体11を断熱材で被うようにしてもよい。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、煙やガスの感知セン
サと感熱センサの作動により、スプリンクラーヘッドの
止水に用いたグラスバルブを発熱体の発熱で強制的に破
壊し、散水することができるので、初期消火の実現可能
になる。
また、発熱体を外部に露出しないように設けたので、加
熱効率が向上し、加熱時間を短縮することができると共
に、少ない電力で発熱させ速やかにバルブを破壊するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る消火装置の実施例を示す縦正面
図、第2図は同上の縦断側面図、第3図は同上に用いる
グラスバルブの斜視図、第4図は同上の横断平面図であ
る。 1……スプリンクラーヘッド、 2……感知センサ、3……感熱センサ、 9……グラスバルブ、11……発熱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉鎖型スプリンクラーヘッドの止水にグラ
    スバルブを用い、センサの作動により発熱する発熱体で
    グラスバルブを加熱し、内部に封入した液体の膨張によ
    ってグラスバルブを破壊するようにした消火装置におい
    て、グラスバルブの周方向に発熱体を外部に露出しない
    ように設けたことを特徴とする消火装置。
JP14453188U 1988-11-04 1988-11-04 消火装置 Expired - Lifetime JPH062695Y2 (ja)

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JP14453188U JPH062695Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04 消火装置

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JP14453188U JPH062695Y2 (ja) 1988-11-04 1988-11-04 消火装置

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JPH0265948U JPH0265948U (ja) 1990-05-17
JPH062695Y2 true JPH062695Y2 (ja) 1994-01-26

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KR100776807B1 (ko) * 2006-07-28 2007-11-19 (주)한국소방리더스 소방기기의 자동작동장치
KR100832858B1 (ko) * 2006-08-17 2008-05-28 대명파이어텍 주식회사 면상발열체를 사용하는 기동용 헤드 어셈블리를 구비한스프링클러

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JPH0265948U (ja) 1990-05-17

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