JPH02228976A - スプリンクラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスプリンクラ−に係り、特に乾式閉鎖型または
開放型のスプリンクラ−に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕建築物
の天井などに設けられかつ火災時に自動的に水を噴出す
るスプリンクラ−には、湿式閉鎖型、乾式閉鎖型および
開放型の３種がある。湿式閉環型スプリンクラ−は、散
水部の先端部（散水ヘッド）まで加圧装置部によって加
圧された水が常時充填されていて火災時の加熱により散
水ヘッドの栓の役目をしている合金、プラスチックなど
が溶け、そこから散水するものである。この湿式閉鎖型
スプリンクラ−では、常時加圧水が充填されているため
、火災以外の散水ヘッドの破損等によっても散水され、
商品の水浸し等の散水被害が発生する、という問題があ
る。乾式閉鎖型スプリンクラ−は、寒冷地で配管内に水
を充填しておくと凍結する慣れのある場所に設けられる
もので、配管内に水の代わりに加圧した空気を充填し、
火災時の加熱でヘッドの栓が溶け、配管内の空気が流出
し配管内の空気圧の低下により特殊構造の弁が開いて配
管内に水が送給され、ヘッドより散水するものである。

また、開放型のスプリンクラ−は、天井が高い舞台部分
などに設けられるもので、ヘッドの散水口が常時開口し
ており、配管内は通常未充填で火災時に自動火災探知器
の作動または手動により加圧送水装置を起動して散水す
るものである。

上記乾式閉鎖型および開放型のスプリンクラ−は、散水
ヘッドの破損などによる散水被害は発生しないが、火災
が発生してスプリンクラ−が作動した後には消火後にお
いても散水が行われているため消火後の散水被害が増大
する、という問題がある。

本発明は上記課題を解決すべく成されたもので、火災消
火後の散水被害を防止することができるスプリンクラ−
を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明が講じた手段は、散水
部と加圧装置部との間に弁が配置されたスプリンクラ−
において、火災の発生を検知する第１の検知手段と、火
災の消火を検知する第２の検知手段と、火災の発生が検
知されたときに前記弁を開放しかつ火災の消火が検知さ
れてから所定時間経過後に前記弁を閉鎖する制御手段と
、を設けたことを特徴とする。

〔作用〕

本発明によれば、散水部と加圧装置部との間に設けられ
た弁が火災の発生が検知されるまでは閉鎖されているた
め、この弁と散水部との間を未充填にするかまたは加圧
空気を充填することにより散水部の破損等による散水被
害を防止することができる。また、火災の消火が検知さ
れてから所定時間経過後に弁を閉鎖するようにしている
ため、火災が完全に消火されたときに散水を停止するこ
とができ、これによって消火後の散水被害を防止するこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、火災の消火が検知
されてから所定時間後に散水を停止するようにしている
ため、消火後の散水被害を防止することができる、とい
う効果が得られる。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は乾式閉鎖式のスプリンクラ−に本発明を適用し
た本実施例の概略を示すものであり、吸水口が貯水槽ｌ
Ｏ内に突出するようにスプリンクラ−ポンプ１２が配置
されている。スプリンクラ−ポンプ１２には主配管１４
が接続されている。主配管１４にはアラーム弁２４およ
び電磁弁２６を介して分岐配管１６が接続されている。

分枝配管１６には複数の散水ヘッド１８が接続されてい
る。散水ヘッド１８の近傍には、散水ヘッド１８の温度
を検出する熱電対２０が取り付けられている。この熱電
対２０は、マイクロコンピュータを含んで構成された制
御盤２２に接続されている。また、この制御盤２２は電
磁弁２６を開閉可能なように電磁弁２６に接続されてい
る。また制御盤２２には、ＣＯ□の放射エネルギーの波
長である４、３μｍ付近の波長の赤外線を検出する赤外
線センサ２８が接続されている。自然光や人工照明光に
は、４．３μｍ付近の波長成分が非常に少ないので、こ
の波長の赤外線を検出することによって誤検出を防止す
ることができる。また、この赤外線センサ２８は、室内
全体を検出できるように取り付けられている。

なお、３０．３２は加圧タンク、３４．３６は水槽、３
８はサイアミーズコネクション、４０は圧力センサであ
る。

次に本実施例の作用を説明する。通常の状態では電磁弁
２６が閉鎖されており、分岐配管１６内に加圧空気が充
填されている。従って、火災以外によって散水ヘッド１
８が破損した場合においても散水は行われない。

次に、制御盤２２の電磁弁開閉ルーチンを説明する。ス
テップ１０口において熱電対２０および赤外線センサ２
８の出力を取り込み、ステップ１０２において熱電対２
０出力に基づいて散水ヘッド１８付近の温度が所定値以
上か否かを判断する。

散水ヘッド１８付近の温度が所定値以上のときには火災
の熱によって散水ヘッド１８の栓が溶解すると判断して
ステップ１０４において電磁弁２６を開放する。この結
果、散水ヘッド１８の栓が溶解していれば、散水ヘッド
１８から加圧空気が噴射されて主配管１４内の圧力が低
下するためスプリンクラ−ポンプ１２が起動して散水ヘ
ッド１８から散水が行われる。一方、赤外線センサ２８
は室内の広いエリアに亘って温度分布を検出しており、
ステップ１０６では赤外線センサ２８出力に基づいて火
災が発生したか否かを判断する。そして火災が発生した
と判断されたときにはステップ１０８においてフラグＦ
をセットする。ステップ１０６で火災が発生していない
と判断されたとき、すなわち火災発生前であるかまたは
火災が消火された後は、ステップ１１０においてフラグ
Ｆがセットされている否かを判断し、フラグがセットさ
れていると判断されたときにはステップ１１２にふいて
所定時間経過したか否かを判断する。そして、所定時間
経過したと判断されたときにステップ１１４において電
磁弁２６を閉鎖すると共にステップ１１６においてフラ
グＦをリセットする。

この電磁弁２６の閉鎖によって散水が停止され、主配管
１４内の水圧が高くなってスプリンクラ−ポンプ１２が
停止する。このように散水を停止しているので火災消火
後の散水被害を防止することができる。ここで上記のル
ーチンにおいて火災の消火が検知された後所定時間経過
した後に電磁弁を閉鎖するのは、火災の消火が検知され
た後における燻り等による再火災の発生を防止するため
である。このように火災の消火が検知された後所定時間
経過後に散水を停止するようにしているため消火が確実
に行われた後に散水を停止することができる。

なお上記では熱電対によって散水ヘッド付近の温度を検
出して電磁弁を開放する例について説明したが、熱電対
に代えて煙検知器または通常の火災センサを用いるよう
にしてもよい。また、赤外線センサによって広いエリア
を検出して消火されたか否かを判断する例について説明
したが、散水ヘッド付近に取り付けられたセンサ（上記
の実施例では熱電対）の全てが火災を検知していないと
きに消火されたと判断するようにしてもよい。また、本
発明は開放型のスプリンクラ−に適用することもできる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のスプリンクラ−の概略図、第
２図は電磁弁の開閉ルーチンを示す流れ図である。 １８・・・散水ヘッド、 ２０・・・熱電対、 ２２・・・制御盤、 ２６・・・電磁弁、 ２８・・・赤外線センサ。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）散水部と加圧装置部との間に弁が配置されたスプ
   リンクラーにおいて、 火災の発生を検知する第１の検知手段と、 火災の消火を検知する第２の検知手段と、 火災の発生が検知されたときに前記弁を開放しかつ火災
   の消火が検知されてから所定時間経過後に前記弁を閉鎖
   する制御手段と、 を設けたことを特徴とするスプリンクラー。