JPH06269312A - パーマネントウエーブ技法 - Google Patents

パーマネントウエーブ技法

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JPH06269312A
JPH06269312A JP10178993A JP10178993A JPH06269312A JP H06269312 A JPH06269312 A JP H06269312A JP 10178993 A JP10178993 A JP 10178993A JP 10178993 A JP10178993 A JP 10178993A JP H06269312 A JPH06269312 A JP H06269312A
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征司 前川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーマネントウエーブ技法に於いてツヤ、
滑らかさを失うこと無く、毛先部がチリつかず、しかも
損傷を低くしてカールを固定し、カールの持続期間を長
くし、操作時間を短縮するを目的とする。 【構成】 毛髪にパーマネントウエーブ用剤の還元剤
を塗布して、一定時間放置し還元軟化させた後、充分水
洗し、その後ロットにカールし、加温して、カールを固
定した後、酸化剤によって定着させる事により成るパー
マネントウエーブ技法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は理美容室に於いて行う、
パーマネントウエーブに於て毛髪の本来の持つツヤ、滑
らかさを保ちつつかつ、毛先が一切チリつかないパーマ
ネントウエーブ技法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーマネントウエーブは多数のロ
ットに毛髪をカールしてウエーブ用剤の還元作用を利用
してウエーブを固定定着するものである。健常毛の毛束
をロットにカールし還元剤を塗布し一定時間の経過後カ
ールを解いて固定具合を確認しカールの定着をしてい
た。健常毛のまま毛髪をロットにカールすると図1・2
のように毛髪の内側に歪みや外側に亀裂が生じて、それ
が原因で毛髪を傷めたり、ツヤや滑らかさを損なってし
まっていた。又、ロットに毛束をカールする時、エンド
ペーパー2で毛束の毛先部を包み、この部分から巻き始
めるのが一般的である。又全体にカール作業が終わった
ら図4の様にアプリケーター6に入った還元剤を全体に
塗布するのが一般的である。この様に薬剤を塗布すると
エンドペーパーに還元剤が溜まり易く、この部分が過反
応を起こして損傷したり、後に酸化剤を塗布しても毛先
部に付着しにくく、チリつきと損傷が多発している。
又、ロットに毛束をカールすると図7のように毛髪の毛
表皮に物理的な力で毛表皮の外側が押し広げられる為
に、この毛表皮の間隙より内部の蛋白成分が流出し、損
傷した毛髪になる。又、反応時間が一定でない為、出来
上がりのカールは還元軟化作用の為の時間内に同時にカ
ールの固定をする為ロットの太さの何倍の直径のカール
に固定できるか予測が困難で、出来上がりのカールの大
きさを予測することが困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたよ
うに健常毛のままロットにカールすると、毛髪は円筒状
であるので図1の様に、内側と外側にの円周に誤差が生
じて内側に横しわ状の歪みが生ずる問題点を有してい
た。
【0004】又、外側に図2の様な亀裂ができて、その
状態で還元剤で還元軟化し、カールを固定し、その後酸
化剤でカールを酸化定着させるので内側にできている歪
みや外側に出来ている亀裂がそのまま固定、定着され
る。これらは毛髪を傷める原因になったりツヤ、滑らか
さを失ってしまう等の問題点を有していた。
【0005】又毛先部分は薬品に対する抵抗力が低い事
と前述の還元剤の溜まる現象とあいまって根元部より毛
先部が還元剤による過反応を起してチリついたり、損傷
が生ずる問題点を有している。
【0006】又、毛先部に第1剤である還元剤が溜ま
り、次工程に使用する第2剤である酸化剤が還元剤の溜
まっている毛先部に働きにくく、この部分のカールの定
着が悪いと同時に毛髪を傷めることとなる。又、還元剤
を水洗した後に酸化剤を塗布した場合は、毛先部に水が
たっぷり溜まっていて同様に酸化剤の働きが悪くなり同
様の問題点を有している。
【0007】図3のように毛束は毛先部からロットに巻
き始めるため、巻き終りの根元部のほうの円周が大きく
なりこの状態でカールが固定定着されるので、必ず根元
部がゆるくなる問題点を有している。
【0008】図7の状態で還元軟化することにより、毛
表皮8が押し広げられていてその間隙より毛髪内部の蛋
白成分が流出しパーマネントウエーブによる損傷が起き
る問題点も有している。
【0009】又、還元軟化時間内にカールを固定するの
で、還元反応の環境がいつも異なり反応時間も異なる
為、出来上がりのカールもいつも異なる問題点も有して
いる。
【0010】
【課題を解決する為の手段】上記の目的を達成する為に
本発明に於けるパーマネントウエーブ技法は、毛髪をパ
ーマネントウエーブ用剤の還元剤で還元軟化処理後、一
旦充分水洗して毛束をロットにカールする。この時の毛
状は軟化毛の為巻かれるロットの外側になる部分が伸び
て、毛髪の内側の歪み図1や外側の亀裂図2ができず巻
き込まれる。
【0011】又、ロットに巻かれた状態に於いて毛先部
より巻き始める為、最後に巻き込まれるのは根元部であ
りそこが表面になっている。その部分より図5のごとく
表面より55℃前後で加温してカールを固定するため、
ロットに接する毛先部分は熱の伝導が一番悪くなり毛先
部がチリつかず、従って毛先部より根元部の方のカール
が強く固定されることになる。
【0012】加温によってカールを固定した後、パーマ
ネントウエーブ用剤の第2剤である酸化剤でカールを定
着させる事になる。ロットに巻かれたカールの状態に於
いて毛髪は還元剤等が付着していないため速やかに酸化
剤が毛先迄流れ込む。
【0013】直毛状のまま還元軟化作用をする為、毛表
皮8の間隙より蛋白成分が流出せず損傷を防ぐ事ができ
る。
【0014】毛髪を還元軟化する為の時間とカールを固
定する時間を分離することにより、カールを強くする為
に時間を長くすることによる過反応で損傷することを防
ぐ事ができる。
【0015】
【作用】上記の様に構成されたパーマネントウエーブ技
法は毛髪を還元軟化した後に充分水洗した後、毛束をロ
ットに巻いてウエーブの固定作業を行う為、この作業中
に還元剤が毛髪に付着していないので還元剤の過反応に
よるチリつきや毛髪の損傷が起きない。
【0016】又、還元軟化後の毛髪をロットに巻く為、
図1・2の様な毛髪に亀裂や歪みが出来ないので毛髪の
持つ本来のツヤや滑らかさが損なわれずカールを固定で
きる。
【0017】さらにロットに毛束を巻き終わった後、図
5のように表面より加温するので表面に出ている根元部
が一番加温され、この部分が一番カールが強く固定され
る。従って根元部より毛先部の方がカールの固定が弱く
この部分がチリつく事がない。
【0018】加温によるカールの固定後、定着の目的の
第2剤の酸化剤を塗布するにあたり、この時の髪は充分
水洗してあり薬品が一切付着していない状態であるの
で、酸化剤が毛細管現象によって毛先部迄速やかに流れ
込み、この部分の定着が完全にでき、かつ操作時間が短
縮される。
【0019】又、毛先部まで速やかに酸化剤が確実に作
用する為この部分の損傷が無い。
【0020】還元剤を充分に水洗した後、ロットに毛束
をカールして、加温してカールを固定するので、カール
を固定する操作時間内に時間のずれによる還元剤の過反
応による毛髪損傷がない。
【0021】ロットに巻かれたカールは、カールの表面
より熱で固定されるので、一番熱の強くあたる箇所、即
ち根元部が一番強くカールが固定されるので従来よりカ
ールの持続性が良い。
【0022】図6の状態は図7のように毛表皮8が開い
ていない為、図6の状態で還元軟化すると毛表皮8の間
隙より蛋白成分が流出し難く損傷すること無く還元軟化
ができる。
【0023】又、還元軟化作用とカールを固定する時間
を分離しているため、還元軟化作用時による過反応によ
る損傷が起きず、カールの固定作業ができる。
【0024】希望するカールの強さ、大きさはロツトの
太さと、固定の為の加温の温度と総熱量で自由自在に調
節出来る。
【0025】
【実施例】実施例について説明すると、毛髪診断後パー
マネントウエーブ用剤の第1剤である還元剤を直毛状態
図6の髪全体に塗布した後ビニール製キャップで全体を
包む。
【0026】その後、一定時間放置後、加温式において
は一定時間加温後、還元毛になった事を確認した後充分
水洗する。この時リンス剤を塗布しても良い。
【0027】その後、毛髪をロットにカールする、この
時、還元軟化毛が直接空気に触れて、空気酸化を起こし
て、後の加温によるカールの固定ができなくなるので毛
髪を乾燥させない事が大切である。カール作業が終わっ
たら乾燥を防ぐ為ビニールキャップ7で包む。
【0028】又、毛髪を還元軟化した後にロットにカー
ルする為、毛髪に亀裂や歪みを作ることがない。又、無
理なくロットにカールできるため滑らかでツヤのあるカ
ールを固定、定着する事ができる。
【0029】図8で希望するカールの大きさRはRの半
分程度の直径のロットのを使用する事で設定出来、又カ
ールの強さWは最大2×W=Rで、強くしたい時は加温
の温度を60℃位に上げる事でWの幅がRに近かずき、
弱くしたいときは50℃位に下げる事でWの幅がW<R
になる。髪が長くなるに従って加温の時間を長くする事
で毛先迄加温出来てこの部分までカールが固定でる。
【0030】次に加温機5で髪の長さで時間を設定し、
カールの強さに従って温度を設定して加温する。
【0031】一定時間加温した後カールが固定できたこ
とを確認して、パーマネントウエーブ用剤の酸化剤でカ
ールを定着させる。
【0032】酸化剤でカールを定着させるにあたり、ロ
ットに巻かれたカールの中心部迄速やかに酸化剤が流れ
込む為毛先部が充分定着でき、操作時間の短縮が出来
る。
【0033】
【考案の効果】本発明は以上説明したように構成される
ので、以下に記載するような効果を奏する。
【0034】請求項1のパーマネントウエーブ用剤の還
元剤で還元軟化毛にした後ロットにカールする為図1・
2の様な歪みや亀裂が出来ない状態でカールが固定定着
されるので、ツヤや滑らかさが損なわれない。
【0035】直毛状態で還元軟化する為、蛋白成分の流
出が無く損傷をなくしたパーマネントウエーブを提供で
きる。
【0036】請求項1に於いて図5のごとくカールの表
面より加温してカールを固定するため、毛先部がチリつ
くこと無く根元部を強くカールが固定できる。
【0037】希望するカールの大きさに合わせてロット
の太さを選定し、強さに合わせて加温の温度を設定し、
髪の長さで加温時間を設定すれば希望通りのカールがい
つも安定して提供出来る。
【0038】請求項1に於いてカール固定時には毛髪に
還元剤等が一切付着していない為カールの定着剤である
酸化剤が速やかに毛先部にしみ込み、この部分が損傷を
起こさずしっかり定着出来る。
【0039】還元剤を充分に水洗した後、ロットに毛髪
をカールする作業を行うので、これに従事する技術者の
手肌を荒らすことが激減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】健常毛をロットにカールして内側に歪みが出来
た状態
【図2】健常毛をロットにカールして外側に亀裂が出来
た状態
【図3】ロツトに毛束をカールした状態
【図4】通常のパーマネントウエーブで還元剤を塗布す
る状態
【図5】ロツトにカールした後加温してカールを固定す
る状態
【図6】直毛状の毛髪の毛表皮
【図7】ロットにカールされた時の毛髪の毛表皮
【図8】カールの大きさと強さをあらわす図
【符号の説明】
1 ロツト 2 エンドペーパー 3 内側の歪み 4 外側の亀裂 5 加温機 6 アプリケーター 7 ビニールキャップ 8 毛表皮

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーマネントウエーブ用剤の還元剤である
    第1剤で、毛髪を還元軟化毛にした後、よく水洗いして
    その後毛束をロット等に巻いた後、加温し、毛束をロッ
    トの形のカールに固定し、その後パーマネントウエーブ
    用剤の酸化剤である第2剤でカールを定着するパーマネ
    ントウエーブ技法。
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JPS4832057A (ja) * 1971-08-30 1973-04-27
JPS63194604A (ja) * 1987-02-09 1988-08-11 有本 利道 パ−マネントウエ−ブのガス処理法

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