JPH0626903A - 空気流量測定装置 - Google Patents
空気流量測定装置Info
- Publication number
- JPH0626903A JPH0626903A JP4057773A JP5777392A JPH0626903A JP H0626903 A JPH0626903 A JP H0626903A JP 4057773 A JP4057773 A JP 4057773A JP 5777392 A JP5777392 A JP 5777392A JP H0626903 A JPH0626903 A JP H0626903A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air flow
- air
- resistor
- measuring device
- intake
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】自動車の内燃機関の吸入空気量を計測する熱式
空気流量測定装置の上流の空気通路となるエアクリーナ
やダクトの形状変化による計測誤差を低減し、高精度の
熱式空気流量測定装置を提供すること。 【構成】ボディ1は主通路2と副通路3とを併設し、副
通路3には熱式抵抗体5が配置されている。一方、主通
路上流側に設けた整流格子4には静圧取込み用の空気流
阻害部材8を設けてある。 【効果】エアクリーナ及びダクトが変わっても、副通路
に設けた熱式抵抗体は動圧取込みから静圧取込みとなる
ため上流偏流による出力変動を大幅に低減できる。
空気流量測定装置の上流の空気通路となるエアクリーナ
やダクトの形状変化による計測誤差を低減し、高精度の
熱式空気流量測定装置を提供すること。 【構成】ボディ1は主通路2と副通路3とを併設し、副
通路3には熱式抵抗体5が配置されている。一方、主通
路上流側に設けた整流格子4には静圧取込み用の空気流
阻害部材8を設けてある。 【効果】エアクリーナ及びダクトが変わっても、副通路
に設けた熱式抵抗体は動圧取込みから静圧取込みとなる
ため上流偏流による出力変動を大幅に低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用内燃機関におけ
る吸入空気流量を計測する空気流量測定装置に関する。
る吸入空気流量を計測する空気流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気流量測定装置は、例えば、特
開昭64−26112 号記載のように、整流格子自体の通気抵
抗を流速に比例する様な構造とし、通路内の流速を一定
にするように配慮されている。しかし、実際面では、自
動車のエアクリーナ等も含めた空気通路は実車装着性等
の制約から種々雑多の形状となり、それらに対して万能
な整流格子の形状までは配慮されていない問題があっ
た。
開昭64−26112 号記載のように、整流格子自体の通気抵
抗を流速に比例する様な構造とし、通路内の流速を一定
にするように配慮されている。しかし、実際面では、自
動車のエアクリーナ等も含めた空気通路は実車装着性等
の制約から種々雑多の形状となり、それらに対して万能
な整流格子の形状までは配慮されていない問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は空気流量測定
装置の上流側に設けられたエアクリーナダクト等の通路
部が種々変わってもその偏流による計測誤差を少なくし
た空気流量測定装置を提供することを目的とする。
装置の上流側に設けられたエアクリーナダクト等の通路
部が種々変わってもその偏流による計測誤差を少なくし
た空気流量測定装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、以下の方策を講じた。
め、以下の方策を講じた。
【0005】(1) 整流格子がハニカムの場合、その一
部を機械的につぶし、通気抵抗体を形成する。また、ハ
ニカムの片面に平板を接着または溶接により結合し通気
抵抗体を形成する。
部を機械的につぶし、通気抵抗体を形成する。また、ハ
ニカムの片面に平板を接着または溶接により結合し通気
抵抗体を形成する。
【0006】(2) 整流格子がメッシュの場合、その一
部に平板を接着または溶接により結合するか、メッシュ
の外周押えと一体に平板の通気抵抗体を形成する。
部に平板を接着または溶接により結合するか、メッシュ
の外周押えと一体に平板の通気抵抗体を形成する。
【0007】(3) 整流格子がメッシュで材質がプラス
チックの場合はモールド時にメッシュと通気抵抗部を一
体形成する。
チックの場合はモールド時にメッシュと通気抵抗部を一
体形成する。
【0008】(4) 整流格子に設けた通気抵抗部は、副
通路部上流側で、副通路に直接空気が流れない位置に配
設する。
通路部上流側で、副通路に直接空気が流れない位置に配
設する。
【0009】
【作用】整流格子の一部に設けた通気抵抗部により、エ
アクリーナ等を経由して発生した流速不均一の偏流が直
接、副通路内に配設した発熱抵抗体に当らない様にした
もので、換言すれば整流格子に設けた通気抵抗部によ
り、動圧取込みから静圧取込みにして偏流の影響を低減
しようとしたものである。
アクリーナ等を経由して発生した流速不均一の偏流が直
接、副通路内に配設した発熱抵抗体に当らない様にした
もので、換言すれば整流格子に設けた通気抵抗部によ
り、動圧取込みから静圧取込みにして偏流の影響を低減
しようとしたものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図4により説
明する。
明する。
【0011】図1において、空気流量測定装置の空気通
路を形成するボディ1は、主通路部2,副通路部3、お
よびその上流側に空気の流れを整流する整流格子4より
構成される。さらに前記副通路には吸入空気量を検出す
る発熱抵抗体5と吸入空気温度を検出する感温抵抗体6
が配置されており、前記発熱抵抗体5で検出した吸入空
気量を電気信号に変換する制御モジュール7がボディ1
の一部に配置されている。
路を形成するボディ1は、主通路部2,副通路部3、お
よびその上流側に空気の流れを整流する整流格子4より
構成される。さらに前記副通路には吸入空気量を検出す
る発熱抵抗体5と吸入空気温度を検出する感温抵抗体6
が配置されており、前記発熱抵抗体5で検出した吸入空
気量を電気信号に変換する制御モジュール7がボディ1
の一部に配置されている。
【0012】一般にエンジンの吸入空気量の信号を用い
て自動車の燃料制御を行なうシステムにおいては、ダク
トおよびエアクリーナの下流側に空気流量測定装置を配
置しているが、車種によりその形状はまちまちであり空
気流量測定装置の空気取入れ部では偏流を伴った流れと
なっている。その結果、同一の空気流量測定装置を用い
た場合でも、ダクトおよびエアクリーナ等が異なるとそ
の出力特性が異なってしまい、再マッチングが必要とな
る。そこで前記整流格子4の一部に空気流を阻害する部
材8を設けておけば、例えダクトおよびエアクリーナが
変わっても、副通路部3に設けた発熱抵抗体5は動圧取
込みから静圧取込みとなるため、その上流偏流による出
力特性変動を大幅に低減できる。
て自動車の燃料制御を行なうシステムにおいては、ダク
トおよびエアクリーナの下流側に空気流量測定装置を配
置しているが、車種によりその形状はまちまちであり空
気流量測定装置の空気取入れ部では偏流を伴った流れと
なっている。その結果、同一の空気流量測定装置を用い
た場合でも、ダクトおよびエアクリーナ等が異なるとそ
の出力特性が異なってしまい、再マッチングが必要とな
る。そこで前記整流格子4の一部に空気流を阻害する部
材8を設けておけば、例えダクトおよびエアクリーナが
変わっても、副通路部3に設けた発熱抵抗体5は動圧取
込みから静圧取込みとなるため、その上流偏流による出
力特性変動を大幅に低減できる。
【0013】図2は整流格子にハニカムを用いた場合の
一実施例を示す。図3は整流格子としてメッシュを固定
するリング部と一体に空気流阻害部材8を形成した場合
の一実施例である。図4はプラスチック製メッシュの場
合を示すが、一体成形により空気流阻害部材8を形成で
きる。ここで空気流阻害部材8の大きさ、形状は、圧力
損失および空気流阻害部材と副通路の空気取入口までの
距離等によって決定される。したがって本発明によれ
ば、上流偏流の影響を受け難い空気流量測定装置が得ら
れる。
一実施例を示す。図3は整流格子としてメッシュを固定
するリング部と一体に空気流阻害部材8を形成した場合
の一実施例である。図4はプラスチック製メッシュの場
合を示すが、一体成形により空気流阻害部材8を形成で
きる。ここで空気流阻害部材8の大きさ、形状は、圧力
損失および空気流阻害部材と副通路の空気取入口までの
距離等によって決定される。したがって本発明によれ
ば、上流偏流の影響を受け難い空気流量測定装置が得ら
れる。
【0014】また、静圧取込みとすることにより、塵埃
等が慣性分離されるため、直接副通路に流入して発熱抵
抗体に付着する量が軽減されるため、信頼性も向上でき
る。さらに、空気流阻害部材形状をトリミング可能な形
状としておけば、出力特性の微調機構部ともなるため製
品の歩留り向上にも寄与する。
等が慣性分離されるため、直接副通路に流入して発熱抵
抗体に付着する量が軽減されるため、信頼性も向上でき
る。さらに、空気流阻害部材形状をトリミング可能な形
状としておけば、出力特性の微調機構部ともなるため製
品の歩留り向上にも寄与する。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、上流偏流による計測誤
差を少なくした高精度な空気流量測定装置を提供し得る
効果がある。
差を少なくした高精度な空気流量測定装置を提供し得る
効果がある。
【図1】本発明の一実施例を示す空気流量測定装置の断
面図である。
面図である。
【図2】整流格子がハニカムの場合の一実施例を示す図
である。
である。
【図3】整流格子がメッシュの場合の一実施例を示す図
である。
である。
【図4】整流格子がメッシュの場合の他の実施例を示す
図である。
図である。
1…ボディ、2…主通路、3…副通路、4…整流格子、
5…熱式抵抗体、6…感温抵抗体、7…制御モジュー
ル、8…空気流阻害部材。
5…熱式抵抗体、6…感温抵抗体、7…制御モジュー
ル、8…空気流阻害部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 宏 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】内燃機関に供給される空気を流す主通路と
副通路とを併設し、かつ前記主通路の上流側に設けた整
流格子と、前記副通路内に設置した発熱抵抗体,感温抵
抗体を有する制御モジュールからなる空気流量測定装置
において、前記整流格子の一部に空気流を阻害する部材
を設けたことを特徴とする空気流量測定装置。 - 【請求項2】請求項1において、空気流を阻害する部材
は、前記副通路入口に対し覆いかぶさる部位に設置した
ことを特徴とする空気流量測定装置。 - 【請求項3】請求項1又は2において、前記空気を阻害
する部材は、前記整流格子と一体化したことを特徴とす
る空気流量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4057773A JPH0626903A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 空気流量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4057773A JPH0626903A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 空気流量測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626903A true JPH0626903A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=13065193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4057773A Pending JPH0626903A (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 空気流量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626903A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6938473B2 (en) | 2001-11-19 | 2005-09-06 | Denso Corporation | Apparatus for measuring flow amount |
JP2006329927A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Denso Corp | 流量測定装置 |
JP2007127662A (ja) * | 2001-11-19 | 2007-05-24 | Denso Corp | 流量測定装置 |
JP2010266345A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Panasonic Corp | 流量計測装置 |
US8707770B2 (en) | 2011-11-18 | 2014-04-29 | Denso Corporation | Air flow measuring device |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP4057773A patent/JPH0626903A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6938473B2 (en) | 2001-11-19 | 2005-09-06 | Denso Corporation | Apparatus for measuring flow amount |
JP2007127662A (ja) * | 2001-11-19 | 2007-05-24 | Denso Corp | 流量測定装置 |
JP4501931B2 (ja) * | 2001-11-19 | 2010-07-14 | 株式会社デンソー | 流量測定装置 |
JP2006329927A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Denso Corp | 流量測定装置 |
JP2010266345A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Panasonic Corp | 流量計測装置 |
US8707770B2 (en) | 2011-11-18 | 2014-04-29 | Denso Corporation | Air flow measuring device |
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