JPH06269037A - コードレス電話装置 - Google Patents

コードレス電話装置

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JPH06269037A
JPH06269037A JP5049104A JP4910493A JPH06269037A JP H06269037 A JPH06269037 A JP H06269037A JP 5049104 A JP5049104 A JP 5049104A JP 4910493 A JP4910493 A JP 4910493A JP H06269037 A JPH06269037 A JP H06269037A
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JP
Japan
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signal
telephone
dial
unit
extension
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Application number
JP5049104A
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English (en)
Inventor
Takashi Shiga
崇 志賀
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交換機からのダイヤルインサービスをサポー
トし、発呼者は通常の発信操作と同じ電話番号の操作
で、直接に指定した内線電話機を呼出すことができるコ
ードレス電話装置を提供する。 【構成】 回線から送られてくる着信信号、極性反転信
号および内線指定のPB信号に基づいて、極性反転検出
部7Aが極性反転情報7a、およびPB信号検出部7B
がPB信号検出情報7bを制御部6に送り、制御部6か
らそれぞれタイマ制御情報6f、直流ループ制御情報6
eをタイマ手段7C、直流ループ制御手段7Dに送り、
ダイヤルインサービスのシーケンス動作のための時間監
視と直流信号を発生するダイヤルイン制御手段7と、内
線番号をパーソナルIDとして記憶するID記憶部8ま
たは内線番号設定手段9とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はダイヤルインサービス
をサポートすることができるコードレス電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のコードレス電話装置において、発
呼者が相手の電話番号をダイヤル発信して、接続装置が
着信に応答した後、発呼者がコードレス電話装置の複数
の電話機(子機)に対応して予め設定されている暗証番
号を再度送信することにより、接続装置から指定された
電話機(子機)を呼出すことができるようにしたコード
レス電話装置は知られている。
【0003】このようなコードレス電話装置は、接続装
置と複数の電話機(子機)との間に共通のIDコード
(識別コード)、およびおのおのの電話機(子機)に固
有に設定されたパーソナルIDコードを割り当て、接続
装置が着信に応答してから発呼者が送信するPB信号を
用いた暗証番号に対応したパーソナルIDを、接続装置
から共通ID+パーソナルIDの形で電話機に送り、暗
証番号に該当する電話機と接続装置間に無線通話路を形
成し、電話機の着信器を鳴音させて指定された電話機を
呼出すことができるよう構成されている。
【0004】また、パーソナルIDを用いず、共通ID
で接続装置と全ての電話機の無線通話路を形成するが着
信器を鳴音させないようにして、発呼者から送られてく
る暗証番号に対応したメッセージを接続装置から暗証番
号に対応した電話機に送り、指定された電話機の着信器
を鳴音させるように構成されたコードレス電話装置も知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコード
レス電話装置は、発呼者がダイヤル番号を発信してコー
ドレス電話装置の接続装置の着信応答を確認した後、再
度発呼者は暗証番号をPB信号で送出するという特別な
操作が必要となり、操作の煩わしさや使い勝手の課題が
ある。また、暗証番号はPB信号が要求され、発呼者側
の端末装置にはPB信号送出機能が不可欠となる。
【0006】さらに、コードレス電話装置の接続装置が
着信応答した時点から、発呼者の端末装置に通話料金が
課金されるため、接続装置が着信応答してから発呼者が
暗証番号を送り電話機が着信鳴音して目指す相手が応答
するまでの通話料金、または目指す相手が不在の場合で
電話回線を開放するまでの時間に対応する通話料金は発
呼者の負担となり、発呼者にとって本来ならば必要のな
い通話料金を負担しなければならないという、極めて不
都合な状況が発生する。
【0007】この発明はこのような課題を解決するため
になされたもので、発呼者がコードレス電話装置を構成
する複数の電話機のうち、任意の電話機を直接呼出すこ
とができ、しかも通常の発信と同じ操作で、相手が電話
機に応答するまでは通話料金が課金されないようなダイ
ヤルインサービスをサポートすることができるコードレ
ス電話装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係るコードレス電話装置は、電話回線からの
PB信号を受信するPB信号検出部と、直流ループの断
続を制御する直流ループ制御手段と、直流ループの断続
のタイミングを発生するタイマ手段とからなるダイヤル
イン制御手段を備え、交換機のダイヤルインサービスを
サポートすることを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明に係るコードレス電話装置は、ダイヤ
ルインサービス機能を有する交換機から送られてくるシ
ーケンスに従って、着信信号の検出、およびPB信号の
内線指定番号の検出を行うとともに、タイマ手段で設定
した時間に基づいて直流ループの開放/閉結を行い、ダ
イヤルインサービスをサポートすることにより、接続装
置を介して指定された電話機に直接着信し、応答するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1はこの発明に係るコードレス電話装置
の全体構成図である。図1において、コードレス電話装
置は、接続装置1と、電話機―T1〜電話機―TNから
なる複数の電話機21とから構成する。なお、電話回線
10は、ダイヤルインサービス専用回線である。
【0011】コードレス電話装置には電話番号03―1
234―5678が与えられており、交換機は上記電話
番号で接続装置1を呼出す。ダイヤルインサービスにお
いて、内線番号は、1桁から4桁の任意の番号を電話局
に届出ることができる。
【0012】図1に示すように、電話機T1〜電話機T
Nにそれぞれ内線番号1〜Nを設定した場合、発呼者は
コードレス電話装置に設定されている電話番号03―1
234―5678の下4桁の番号に関係なく、内線に指
定された1桁の番号(例えば1)を含む03―1234
―0001とダイヤル発信操作を行うことにより、指定
された内線番号1の電話機を直接呼出すことができる。
【0013】図2はこの発明に係るコードレス電話装置
の接続装置の実施例を示すブロック構成図である。図2
において、接続装置1は電話回線10に接続され、電話
回線とのインタフェースおよび電話機との無線交信を行
うもので、回線インタフェース(I/F)部2と、モデ
ム・フィルタ部3と、送受信部4と、送受信兼用アンテ
ナ5と、制御部6と、ダイヤルイン制御手段7と、ID
記憶部8と、内線番号設定手段9とから構成する。
【0014】回線インタフェース(I/F)部2は、電
話回線10を介して電話局から送られてくる着信信号
(ベル信号:一例として1秒間信号/2秒間休止のイン
タを有する周波数16Hzの信号)を検出して着信検出
信号2aを出力する着信検出回路と、ループ開・閉結情
報7dに基づいて電話回線10の直流ループの閉結また
は開放を制御する直流ループ閉結回路2Aと、着信時の
局電源の極性反転信号2bを送出する局性反転信号送出
部と、電話機からのダイヤル情報に基づいてダイヤル選
択信号を発生するダイヤル回路と、ダイヤル選択信号を
電話回線に所望の値で送出するためのインタフェース回
路と、送話信号が受話信号として廻り込む結果として発
生する側音量を適切な値に抑える側音平衡回路と、2線
―4線変換回路等を備える。
【0015】2線―4線変換回路は、電話回線10を介
して送られてくる受話信号を効率よく取り出して、取り
出した受話信号2cをモデム・フィルタ部3の音声信号
入力端子3aに提供するとともに、モデム・フィルタ部
3の音声信号出力端子3bから送られてくる送話信号2
dを効率よく電話回線10に送出する。
【0016】モデム・フィルタ部3は、送話ならびに受
話の各音声信号を処理するフィルタ部と、電話機へ送信
する送信データTDおよび電話機から受信する受信デー
タRDの処理を実行するモデム部(変復調部)を備え
る。
【0017】フィルタ部は、送話系フィルタ回路と受話
系フィルタ回路を備える。送話系フィルタ回路は、音声
信号入力端子3aへ供給される受話信号2cの高域周波
数成分を除去するとともに、受話信号2cに非線形圧縮
処理を施した音声信号3eを送受信部4の送話信号入力
端子4aに供給する。受話系フィルタ回路は、送受信部
4の受話信号出力端子4bから送られてくる検波信号
(音声信号+受信データ)4cの中から音声信号を抽出
し、非線形伸長処理(非線形圧縮処理の逆処理)を施し
て音声信号に戻し、この音声信号を音声信号出力端子3
bから送話信号2dとして回線インタフェース(I/
F)部2へ提供する。
【0018】モデム部(変復調部)は、変調部と復調部
から構成する。変調部は、送信データ入力端子3cに供
給されるビットシリアルな送信データ信号TDを論理レ
ベルに対応した音声周波数帯域内の信号に変換し、変換
して得られる変調信号3fを送受信部4の送信信号入力
端子4aに供給する。なお、変調信号3fは非線形圧縮
処理を施した音声信号3eよりも優先的に出力するよう
構成しており、変調信号3fが出力されている間は音声
信号3eは禁止されるが、変調信号3fの出力時間は極
めて短いため、通常の通話等に支障はない。
【0019】復調部は、送受信部4の受話信号出力端子
4bから送られてくる検波信号(音声信号+受信デー
タ)4cの中から受信データ信号成分を抽出して復調
し、この復調信号を受信データ出力端子3dから受信デ
ータRDとして出力する。
【0020】送受信部4は、送信部4A、シンセサイザ
4Bおよび受信部4Cを備える。送信および受信を行う
チャネルは、制御部6から送られてくる送・受信チャネ
ル指定情報6aに基づいてシンセサイザ4Bが設定す
る。また、送信または受信の選定は、制御部6から提供
される送・受信制御情報6bに基づいて制御される。送
信部4Aから電話機への送信、または電話機から受信部
4Cへの受信は、送受信兼用のアンテナ5を介して行
う。
【0021】受信部4Cは、送・受信チャネル指定情報
6aに基づいて指定された通話チャネルの受信レベルが
予め設定された値を超える場合は、その通話チャネルが
他のコードレス電話装置に使用されていることを伝える
キャリアセンス信号4dを制御部6に送り、この通話チ
ャネルの使用を禁止する。
【0022】制御部6はマイクロコンピュータを用いて
構成され、回線インタフェース(I/F)部2、モデム
・フィルタ部3、送受信部4、ダイヤルイン制御手段7
からの信号や情報に基づいて接続装置1の全体動作、ま
たは処理を制御するとともに、電話回線10および電話
機との間の処理を制御するよう構成する。また、制御部
6は、ID記憶部8に記憶されたパーソナルIDまたは
内線番号設定手段9で設定した内線番号に対応した情
報、またはメッセージを電話機に送信する。
【0023】制御部6は、送・受信チャネル指定情報6
aを送受信部4に供給し、送受信するチャネル(制御チ
ャネル、通話チャネル)を指定したり、送受信部4から
のキャリアセンス信号4dに基づいて通話チャネルが空
いているか否かを監視制御する。また、制御部6は、電
話機との間で情報のやりとりをして、使用するチャネル
の制御を行うとともに、着信検出信号2aに基づく着信
応答処理や、電話機側からの接続要求、開放要求および
発呼要求等の電話機側における操作内容に応じた直流ル
ープの閉結、開放およびダイヤル選択信号の発信および
回線送出等の制御を行う。さらに、制御部6は、着信時
に回線I/F部2から送られてくる着信検出信号2a、
ダイヤルイン制御手段7から提供される極性反転情報7
aおよびPB信号検出情報7bに基づいて直流ループ制
御情報6eならびにタイマ制御情報6fをダイヤルイン
制御手段7に送り、ダイヤルインサービスのシーケンス
に対応する直流断続信号を回線I/F部2を介して電話
回線10に送出するよう制御する。
【0024】なお、制御部6と電話機間の情報の送受信
は、制御部6の送信データ出力端子6cから送信データ
信号TDをモデム・フィルタ部3の送信データ入力端子
3cに供給し、モデム・フィルタ部3の受信データ出力
端子3dから受信データ信号RDを制御部6の受信デー
タ入力端子6dに供給することにより行うことができ
る。
【0025】ダイヤルイン制御手段7は、極性反転検出
部7A、PB信号検出部7B、タイマ手段7C、直流ル
ープ制御手段7Dを備える。極性反転検出部7Aは、着
信時に回線I/F部2から送られてくる極性反転信号2
bに基づいてパルス波形を生成し、極性反転検出情報7
aを制御部6に提供する。
【0026】PB信号検出部7Bは、PB(またはM
F)レシーバ等を用いて構成され、電話回線10から回
線I/F部2を介して送られてくるPB信号の内線指定
番号2c(たとえば図1の内線番号1相当のPB信号)
について周波数および信号レベルを検出して、PB信号
検出情報7bを制御部6に提供する。
【0027】タイマ手段7Cは、制御部6からのタイマ
制御情報6fに基づいて計時を開始し、予め設定された
時間になるとタイマ信号7cを直流ループ制御手段7D
に出力する。また、タイマ手段7Cは、所定時間が経過
しても制御部6からタイマ制御情報6fが送られて来な
い場合には設定されたタイムアップ時間後にタイマ信号
7cを直流ループ制御手段7Dに出力する。
【0028】直流ループ制御手段7Dは、制御部6から
の直流ループ制御情報6eおよびタイマ手段7Cからの
タイマ信号7cに基づいて、電話回線10の直流ループ
の閉結・開放を行うための直流ループ開・閉情報7dを
回線I/F部2に提供する。直流ループ制御手段7Dの
直流ループ開・閉情報7dを出力するタイミングは、ま
ず、極性反転検出部7Aからの極性反転検出情報7aお
よび回線I/F部2からの着信検出信号2aを制御部6
が受取り、制御部6から直流ループ制御情報6eが直流
ループ制御手段7Dに供給される場合には直流ループを
閉結するよう回線I/F部2に直流ループ開・閉情報7
dを提供する。次に、直流ループが閉結されている状態
において、PB信号検出部7BからのPB検出情報7b
(例えば内線番号1対応)を制御部6が受取り、制御部
6から直流ループ制御情報6eが直流ループ制御手段7
Dに供給される場合にはタイマ手段7Cからのタイマ信
号7cに基づいて所定の時間直流ループを開放するよう
回線I/F部2に直流ループ開・閉情報7dを提供す
る。さらに、制御部6から極性反転検出情報7aまたは
PB検出情報7bに基づく直流ループ制御情報6eが供
給されない場合には、タイマ手段7Cが所定時間を計時
した後、タイマ信号7cを直流ループ制御手段7Dに提
供し、このタイマ信号7cに基づいて直流ループ制御手
段7Dは直流ループ開・閉情報7dを回線I/F部2に
提供し、直流ループを開放して待機状態に戻るよう制御
する。
【0029】このように、ダイヤルイン制御手段7は、
ダイヤルインサービスに必要な電話回線10から送られ
てくる着信時の着信検出信号2a、極性反転信号2bお
よびPB信号の内線指定番号2cに基づいて、ダイヤル
インサービスのシーケンス動作に要求されるタイミング
で直流ループを開・閉制御することにより回線制御のた
めの信号を電話回線10に送出するよう構成する。な
お、本実施例において、ダイヤルイン制御手段7は制御
手段6から独立して構成したが、PB信号検出部7Bを
除いて制御手段6を構成するマイクロコンピュータに含
めて構成することもできる。
【0030】ID記憶部8は、EEPROM等のメモリ
で構成し、記憶される内容はコードレス電話装置に予め
指定された25ビットからなる識別符号(共通IDコー
ド)であり、識別符号(IDコード)の書込みはメーカ
の製造過程や増設の場合はサービスステーション等で行
われる。識別符号(IDコード)は、コードレス電話装
置(接続装置1台と1台または複数台の電話機で構成さ
れるペア)毎に1つ設定して、他のコードレス電話装置
との間の誤接続や誤課金を防止している。また、複数の
電話機(図1の電話機―T1〜電話機―TN)を区別す
るためにそれぞれ異なるパーソナルIDを設定し、共通
IDとパーソナルIDを組合せて利用する。なお、内線
番号設定手段9に内線番号が設定される場合は、パーソ
ナルIDの設定を省略することができる。
【0031】内線番号設定手段9は、図1の電話機―T
1〜電話機―TNのそれぞれの電話機の1桁から4桁の
電話局に届け出をした任意の内線番号(例えば1〜N)
を設定して内線番号設定情報9aを制御部6に提供し、
PB信号検出部7Bで受信したPB信号の内線番号(1
〜N)のPB信号検出情報7bと制御部6で照合する。
なお、内線番号設定手段9は、ID記憶部8にパーソナ
ルIDが設定される場合には省略することができる。
【0032】図5はダイヤルインサービスの動作シーケ
ンス図である。発呼者がダイヤル発信(例えば図1の0
3―1234―0001)すると、交換機から直流電源
のL1、L2極性反転が行われた後、t1時間後に呼出
信号(IR:16Hz信号)が接続装置に送られてく
る。呼出信号(IR:16Hz信号)受信後、t2時間
以内に接続装置は直流ループを閉結する。交換機は、直
流ループの閉結を検出したした後、t3時間以内に内線
番号1に相当するPB信号の内線指定信号を送出する。
接続装置は、内線指定信号(内線番号1)を受信する
と、電話機(例えば内線番号1に設定された電話機―T
1)にベル鳴動信号を送信するとともに、t4時間以内
に直流ループを開放する。直流ループ開放信号を受取る
と、交換機は発呼者端末機に呼出音(リングバックトー
ン)を送出する。また、電話機(電話機―T1)がベル
鳴動信号に基づいて発生する着信音(ベル音、またはト
ーンリンガ音)に応答して、通話ボタン等を操作(オフ
フック)してオフフック信号を接続装置に送出すると、
接続装置はこのオフフック信号を受取った後、t5時間
で直流ループを閉結して通話状態に入る。
【0033】図3はこの発明に係るコードレス電話装置
の親機機能を備えた接続装置の実施例を示すブロック構
成図である。図3において、図2との違いは、接続装置
11が、増幅器12、受話器13および送話器14を備
えた点にある。回線I/F部2から提供される受話信号
2cは増幅器12の受器増幅器12Aで増幅され、受話
増幅信号12aを受話器13に送り、受話器13で電気
―音響変換されて音声を発生する。また、送話器14か
ら入力された音声は音響―電気変換され、送話音声信号
14aは送話増幅器12Bで増幅されて送話信号12b
を回線I/F部2を介して電話回線10に送出される。
【0034】接続装置11が親機機能を有する場合、接
続装置11にも任意の内線番号(例えばN+1)が設定
され、図1の電話機(電話機―T1〜電話機―TN)の
内線番号(1〜N)には変更がない。
【0035】また、接続装置11への内線番号(N+
1)の設定は、ID記憶部8のパーソナルIDに設定す
ることはできないため、内線番号設定部9に設定するこ
とになる。内線番号設定部9に設定された接続装置11
の親機の内線番号(N+1)は、制御部6で、ダイヤル
イン制御手段7のPB信号検出部7BからのPB信号検
出情報7bと照合され、一致する場合は接続装置11の
着信器(図示せず)を鳴音させるとともに、増幅器12
を駆動状態として受話器13および送話器14を用いて
通話することができる。なお、図示しないが、増幅器1
2は接続装置11に設定した内線番号(N+1)が選択
されない場合には制御装置6により、不動作状態に制御
されている。
【0036】図4はこの発明に係るコードレス電話装置
の電話機(T1〜TN)のブロック構成図である。図4
において、電話機(T1〜TNの任意)21は、送受信
兼用のアンテナ22と、送受信部23と、モデム・フィ
ルタ部24と、低周波増幅器25と、受話器26と、送
話器27と、制御部28と、ID記憶手段29と、操作
部30とから構成する。なお、送受信兼用のアンテナ2
2、送受信部23およびモデム・フィルタ部24の構成
は、図2の接続装置1のアンテナ5、送受信部4および
モデム・フィルタ部3と同じである。
【0037】モデム・フィルタ部24の音声信号入力端
子24aには、送話器27から入力され、音響―電気変
換され、電気信号に変換された送話信号25bが送話増
幅器25Bを介して増幅されて、音声信号25cとして
入力される。一方、モデム・フィルタ部24の音声信号
出力端子24bからは音声信号24eが出力され、受話
増幅器25Aで増幅された受話信号25aが受話器26
を駆動して電気―音響変換された音声が出力される。
【0038】電話機制御部28は、操作部30からのキ
ー情報30cに応じて電話機21側の動作や処理の制御
を行うとともに、キー入力情報30cに基づいて送信デ
ータ出力端子28cからモデム・フィルタ部24の送信
データ入力端子24cに送信データ信号tdを提供す
る。一方、モデム・フィルタ部24に入力された接続装
置1からの受信データをモデム・フィルタ部24の受信
データ出力端子24dから受信データ入力端子28dに
受信データ信号rdとして受取り、この受信データ信号
rdに基づいて電話機21の動作、または処理を制御す
る。
【0039】また、電話機制御部28は、送・受信チャ
ネル指定情報28aを出力して送受信するチャネル(通
話チャネル、制御チャネル)を指定し、キャリアセンス
信号23fに基づいてチャネルの空きの有無を監視し、
送・受信制御情報28bを出力して送信、受信状態を制
御する点は接続装置1の制御部6と同様である。
【0040】さらに、電話機制御部28は、通話チャネ
ルの形成に先立ち、制御チャネルで接続装置1から送ら
れてくる識別符号(共通IDコード)と電話機21(T
1〜TN)の内線番号(例えば1)に対応するパーソナ
ルIDの組合わせ情報をID記憶部29に予め記憶され
ている共通IDコード+パーソナルIDコードと比較し
て、一致する場合は通話チャネルを形成し、接続装置1
1からのベル鳴動信号に基づいて着信音を発生するよう
制御する。
【0041】ID記憶手段29は、EEPROM等のメ
モリで構成し、接続装置が増設された場合には、販売店
やサービスステーション等で増設する接続装置の識別符
号(共通IDコード)と電話機の内線番号(例えば1〜
N)に対応するパーソナルIDを必要な電話機に書込む
ことで、それぞれ個別の電話機(T1〜TN)と接続装
置11の間で通話路を形成することができ、指定された
内線番号の電話機21から着信音を発生することができ
る。
【0042】操作部30は、数字キー(10キー)およ
び各種機能キーから構成され、キー情報30cを電話機
制御部28に出力してダイヤル発信操作、電話機の機能
設定および機能実行を行う。内線番号(例えば1)の設
定をパーソナルIDを用いて行わない場合、登録キー3
0Aおよび数字キーを用いて電話機に指定された内線番
号(例えば1)情報30cを電話機制御部28に登録
し、接続装置1の内線番号設定手段9で設定した内線番
号のメッセージが接続装置1から送信されてきた場合、
電話機制御部28がこのメッセージと登録された内線番
号(1)を照合して、一致する場合には接続装置1から
送られてくるベル鳴動信号により、電話機21は着信音
を発生することができる。。
【0043】このように、ダイヤルインサービスをサポ
ートするための電話機21への内線番号(1〜N)の設
定は、接続装置1と同様にID記憶部29にパーソナル
IDとして登録したり、または操作部30から内線番号
情報をキー入力することで登録することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るコー
ドレス電話装置は、ダイヤルインサービスの内線番号を
登録しておくことにより、発呼者は通常の電話番号と同
一のダイヤル操作のみで直接に内線番号を指定した電話
機を呼出すことができる。
【0045】また、発呼者への通話料金の課金は、内線
番号を指定した電話機に相手が応答した時点から開始さ
れる。さらに、通常のダイヤルインサービスをPBXで
サポートする場合は、内線電話機を呼出すための呼出信
号発生器や制御回路が必要とされ、ハードの規模が大き
くなるが、この発明ではコードレス電話装置の既に備え
ているハードで対応することができる。
【0046】従って、特別な操作が不要で使い勝手がよ
く、不必要な通話料が課金されることがない、利便性の
高いコードレス電話装置を提供することができる。ま
た、通常のコードレス電話装置にわずかなハード、ソフ
トを追加するのみで、ダイヤルインサービスをサポート
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るコードレス電話装置の全体構成
【図2】この発明に係るコードレス電話装置の接続装置
の実施例を示すブロック構成図
【図3】この発明に係るコードレス電話装置の親機機能
を備えた接続装置の実施例を示すブロック構成図
【図4】発明に係るコードレス電話装置の電話機(T1
〜TN)のブロック構成図
【図5】ダイヤルインサービスの動作シーケンス図
【符号の説明】
1,11…接続装置、2…回線インタフェース(I/
F)部、3,24…モデム・フィルタ部、4,23…送
受信部、5,22…アンテナ、6,28…制御部、7…
ダイヤルイン制御手段、7A…極性反転検出部、7B…
PB信号検出部、7C…タイマ手段、7D…直流ループ
制御手段、8,29…ID記憶部、9…内線番号設定手
段、10…電話回線、12,25…増幅器、12A,2
5A…受話増幅器、12B,25B…送話増幅器、1
3,26…受話器、14,27…送話器、21…電話
機、30…操作部、30A…登録キー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続装置、または親機機能を有する接続
    装置と、この接続装置と無線で交信できる持ち運び可能
    な複数の電話機からなるコードレス電話装置において、 電話回線からのPB信号を受信するPB信号検出部と、
    直流ループの断続を制御する直流ループ制御手段と、前
    記直流ループの断続のタイミングを発生するタイマ手段
    とからなるダイヤルイン制御手段を備え、交換機のダイ
    ヤルインサービスをサポートすることを特徴とするコー
    ドレス電話装置。
JP5049104A 1993-03-10 1993-03-10 コードレス電話装置 Pending JPH06269037A (ja)

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