JPH06268935A - 中間周波処理装置 - Google Patents

中間周波処理装置

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JPH06268935A
JPH06268935A JP4978393A JP4978393A JPH06268935A JP H06268935 A JPH06268935 A JP H06268935A JP 4978393 A JP4978393 A JP 4978393A JP 4978393 A JP4978393 A JP 4978393A JP H06268935 A JPH06268935 A JP H06268935A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
aft
output
video
intermediate frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP4978393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Miyamoto
浩樹 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH06268935A publication Critical patent/JPH06268935A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組合せるチューナの種類によってはAFT回
路における調整が必要である外付部品が不要となる中間
周波処理装置を得る。 【構成】 PLL回路12の誤差電圧を増幅することで
出力を得る外付部品が不要なAFT回路5bと、調整が
必要であるコイルLと固定の容量C2 により移相器を構
成し出力を得るAFT回路5aを備え、これら2つのA
FT回路5a,5bをスイッチ回路10で切換えること
により、組合せるチューナの種類によってどちらかのA
FT回路を選択できる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビジョン受信機
の中間周波信号の処理を行う中間周波処理装置に関する
ものであり、特にチューナの局部発振器制御を行う自動
微調(Automatic Fine Tuning :以下AFTと称す)回
路の改良を図ったものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のAFT回路のブロック図で
ある。図において、1は中間周波(IF)信号の処理を
行うIFICであり、通常AFT回路はこのIC内に構
成される。2はこのIFIC1に内蔵されたIFアンプ
であり、チューナより出力された映像IFキャリアを増
幅する。3はこのIFIC1に内蔵された掛算器であ
り、IFアンプ2より出力された映像IFキャリアと、
移相器4によって位相をずらされた映像IFキャリアと
を掛算し負荷抵抗RL1,RL2の側に出力するものであ
る。また、4は映像IFキャリアの位相をずらせる移相
器であり、IC1内に設けられた容量C1 ,IC1の外
に接続された容量C2 および可変のコイルLの3つの素
子により構成されている。RL1,RL2は電源Vccとグラ
ンド間に相互に直列に接続された互いに抵抗値が等しい
負荷抵抗であり、その共通接続点に掛算器3の出力が接
続されている。そして、これら掛算器3,移相器4およ
び負荷抵抗RL1,RL2によりAFT回路5aが構成され
ている。なお、この明細書はPLLを用いた同期検波方
式により映像信号の検波を行うICに関するものであ
り、従ってこのIFIC内の他のブロックについてはそ
の説明を省略する。
【0003】次に動作について説明する。チューナから
のIF信号はIFアンプ2にて増幅され、映像検波器,
APC(Automatic Phase Control )回路に送られると
共にAFT回路5aへも送られる。
【0004】AFT回路5aでは、映像IFキャリア
と、容量C1 ,C2 およびコイルLによって構成される
移相器4によって位相をずらされた映像IFキャリアと
の掛算が掛算器3にて行われる。ここで、移相器4に接
続された容量C3 はIC1から出力されるDC成分をカ
ットするための、いわゆるパスコンである。
【0005】移相器4の周波数に対する位相特性は、+
90°を中心に周波数が高くなると0°に近づき、逆に
低くなると+180°に近づく。そこで、映像IFキャ
リア周波数で+90°となるように、テレビジョン受信
機のセットの製造工程においてコイルLの調整を行う。
掛算器3は通常二重平衡型増幅器で構成されており、電
流をIC1に流入,流出することで2つの負荷抵抗RL
1,RL2 を駆動し、AFT出力電圧を得ている。その
ため、互いに90°の位相差を持った2つの信号が掛算
器3に入力するとIC1からは電流の流入も流出もな
く、互いに抵抗値の等しい2本の負荷抵抗RL1,RL2に
よってのみAFT回路5aの出力電圧が決まる。従っ
て、このときの出力電圧は1/2Vccとなる。またこの
2つの信号の位相差が+90°より大きくなると掛算器
3からは電流が流出し、その結果AFT出力電力は1/
2Vccより高くなる。逆に位相差が+90°より小さく
なると電流を吸い込み、AFT出力電圧は1/2Vccよ
り低くなる。従ってコイルLを映像IFキャリアの周波
数f0 時に位相差が+90°、すなわちAFT出力電圧
が1/2Vccに等しくなるように調整することにより、
AFT出力電圧は図3に示すような特性となり、この電
圧でチューナの局部発振器の発振周波数をコントロール
する。
【0006】また、図4は、図2のようなIC外付の
L,Cを必要としない、AFTのもう一つの従来例であ
る。図において、2はこのIFIC1に内蔵されたIF
アンプであり、チューナより出力された映像IFキャリ
アを増幅する。6はこのIFIC1に内蔵されたAPC
(Automatic Phase Control )回路であり、IFアンプ
2から出力された映像IFキャリアと、VCO(Voltag
e Control Oscillator)回路7の出力との位相比較を行
う。8はこのIC1の外付けの抵抗8aおよび容量8b
から構成され、APC回路6の出力を積分し誤差電圧を
発生するAPCフィルタであり、これらAPC回路6,
VCO回路7,APCフィルタ8でPLL回路12を構
成してVCO回路7の出力を映像IFキャリアにロック
させ映像信号の検波を行う。9はこのIFIC1に内蔵
されたアンプであり、APCフィルタ8の電圧を増幅し
てその出力をIC外部の負荷抵抗RL に出力させ、AF
T出力を得る。そしてこの従来例ではアンプ9と負荷抵
抗RL1,RL2にてAFT回路5bを構成している。
【0007】次にこの動作について説明する。APC回
路6はIFアンプ2を通った後の映像IFキャリアと、
VCO回路7の出力との周波数比較、すなわち瞬時の位
相比較を行い、その結果を誤差電圧としてAPCフィル
タ8に出力してVCO回路7の発振周波数の制御を行
い、最終的にVCO回路7出力を映像IFキャリアにロ
ックさせる。
【0008】図5(a) はAPCフィルタ8の誤差電圧の
映像IFキャリア周波数に対する特性を示し、図の中ほ
どの周波数に対する電圧の傾斜でVCO回路7を制御し
ている。すなわち、この傾斜の領域ではVCO回路7は
映像IFキャリアにロックしており、その両外側の領域
はVCO回路7が映像IFキャリアにロックしていない
ことを示す。この電圧の傾斜に着目すると、図3の特性
と同様に所定の映像IFキャリア周波数f0 より低けれ
ば電圧が高くなり、逆に高ければ電圧は低くなる。この
電圧差は約1Vほどであるが、これを増幅し、周波数が
f0 に等しい時に出力電圧が1/2Vccに等しくなるよ
うにその設定を行なえばこれをAFT電圧として使うこ
とができる。アンプ9はこのための増幅器であり、図5
(b) にその出力特性を示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のAFT回路は以
上のように構成されているので、図2のタイプの場合、
移相器を構成するためにIC外付のコイル,容量等の部
品が必要であり、さらにこれらの部品のばらつき,IC
のばらつきによりコイルの調整が絶対に必要であり、こ
れらが少なからずセットのコストダウンを妨げる要因と
なっている。
【0010】また、図4のタイプの場合、外付部品およ
びその調整は不要であるが、VCO回路7がロックしな
い領域,すなわちキャプチャレンジの外側ではAFT回
路として所望の特性が得られないため、これと組み合せ
られるチューナによってはこの図4の回路はAFT回路
としては使えないという問題があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ICの外付部品およびその調整
が必要であるAFT回路を有するとともに、この方式を
使用できないチューナに対しても対応可能なAFT回路
を有する中間周波処理装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る中間周波
処理装置は、調整が必要な外付部品を要するAFT回路
と、外付部品が不要であるAFT回路の両方を設けると
ともに、これらを選択して使うためのスイッチ回路につ
いてもこれを設けるようにしたものである。
【0013】
【作用】この発明における2つのAFT回路を有する中
間周波処理装置においては、2つのAFT回路をそのい
ずれか一方を選択して使用できるように構成することに
より、チューナの種類によっては外付部品とその調整が
不要となるAFT回路を選択できるので、セットの製造
上のコストダウンを図ることができるとともに、この方
式では対応できないチューナについては外付部品とその
調整が必要なAFT回路を選択することによりその対応
が可能となる。
【0014】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1はこの発明の一実施例による中間
周波処理装置を示す。図において、1は中間周波(I
F)信号の処理を行うIFICであり、通常AFT回路
はこのIC内に構成される。2はこのIFIC1に内蔵
されたIFアンプであり、チューナより出力された映像
IFキャリアを増幅する。3はこのIFIC1に内蔵さ
れた掛算器であり、IFアンプ2より出力された映像I
Fキャリアと、移相器4によって位相をずらされた映像
IFキャリアとを掛算し負荷抵抗RL1,RL2の側に出力
するものである。また4は映像IFキャリアの位相をず
らせる移相器であり、IC1内に設けられた容量C1 ,
IC1の外に接続されうる容量C2 および可変のコイル
Lの3つの素子によって構成される。RL1,RL2は電源
Vccとグランド間に相互に直列に接続された抵抗値が互
いに等しい負荷抵抗であり、その共通接続点に掛算器3
の出力が接続されている。そして、これら掛算器3,移
相器4および負荷抵抗RL1,RL2によりAFT回路5a
が構成されている。また、6はこのIFIC1に内蔵さ
れたAPC(Automatic Phase Control )回路であり、
IFアンプ2から出力された映像IFキャリアとVCO
(Voltage Control Oscilator )回路7の出力との位相
比較を行う。8はこのIC1外付けの抵抗8aおよび容
量8bから構成されAPC回路6の出力を積分し誤差電
圧を発生するAPCフィルタであり、これらAPC回路
6,VCO回路7,APCフィルタ8でPLL回路12
を構成してVCO回路7の出力を映像IFキャリアにロ
ックさせ映像信号の検波を行う。9はこのIFIC1に
内蔵されたアンプであり、APCフィルタ8の電圧を増
幅してその出力をIC外部の負荷抵抗RLに出力させ、
AFT出力を得る。そしてこのアンプ9と前述の負荷抵
抗RL1,RL2にてAFT回路5bを構成している。
【0015】以上の各回路要素は図2,図4と同一のも
のである。10は2つのAFT回路5a,5bの出力を
切換えるスイッチ回路、11はこのスイッチ回路10の
切換を行うスイッチ端子であるとともにコイルL,容量
C2,C3 の外付部品を接続するための端子を兼ねるスイ
ッチ切換兼外付部品接続端子である。
【0016】次に動作について説明する。この図1の回
路は従来例に示した2つの方式のAFT回路5a,5b
を、負荷抵抗RL1,RL2を共通にして同一チップ上に構
成したもので、スイッチ10によりAFT回路5aかA
FT回路5bかを選択することができる。
【0017】実際には、このスイッチ10の切換えは端
子11によって行い、この端子に部品を何も接続せず、
その電位を電源Vccに等しくなるようにつり上げるとス
イッチ10はAFT回路5bを選ぶ。この時は図4の従
来例のAFTと同じ動作をし、外付部品とその調整が不
要となる。
【0018】また、上述のように、チューナの種類によ
ってはこの方式では対応できないことがあるが、この場
合には端子11の電位をVccに等しくなるようにつり上
げなければスイッチ10はAFT回路5aを選択するの
で、外付部品として端子11にコイルLおよび容量C2
,C3 を接続することにより従来例の図2のAFTと
同じ動作をする。
【0019】このように、本実施例によれば、方式の異
なる2つのAFT回路を同一チップ上に構成し、外付部
品の接続用の端子の電位を電源電圧に等しくなるように
つり上げることにより、外付部品の不要なAFT回路を
選択でき、チューナの種類によってこの方式のAFT回
路を使用できない場合には外付部品の接続用の端子の電
位を電源電圧に等しくなるようにつり上げずに外付部品
を接続することによりこのチューナに対応できるAFT
回路を選択できるようにしたので、組合せるチューナの
種類によってはAFT回路のための外付部品とこの調整
が不要となり、セットのコストダウンが図れるととも
に、この方式では対応できないチューナを使用する場合
であってもこのチップを使用できるという効果がある。
【0020】なお、上記実施例では、IC上に搭載され
た場合を例にとって説明したが、ディスクリート回路で
構成される場合であってもよく、上記実施例と同様の効
果を奏する。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る中間周波
処理装置によれば、移相器を通過させた映像中間周波搬
送波と、この移相器を通過させない映像中間周波搬送波
とを掛算することで出力を得る第1の自動微調回路と、
位相ロックループを構成する電圧制御型発振器を制御す
る誤差電圧を増幅することで出力を得る第2の自動微調
回路と、これら2つの自動微調回路を切換えるスイッチ
回路とを設けるようにしたので、組合せるチューナの種
類によっては自動微調回路のための外付部品とその調整
が不要となり、セットのコストダウンが図れるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による中間周波処理装置の
AFT回路のブロック図である。
【図2】従来のIFICにおけるAFT回路ブロック図
である。
【図3】図2のAFT回路の出力特性を示す図である。
【図4】従来のIFICにおける他方式によるAFT回
路のブロック図である。
【図5】図4のAFT回路の出力特性を説明する図であ
る。
【符号の説明】
3 掛算器 4 移相器 5a AFT回路 5b AFT回路 6 APC回路 7 VCO回路 8 APCフィルタ 10 スイッチ回路 11 スイッチ切換兼外付部品接続端子 12 PLL回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移相器を通過させた映像中間周波搬送波
    と該移相器を通過させない映像中間周波搬送波とを掛算
    し出力する第1の自動微調回路と、 位相ロックループを構成する電圧制御型発振器を制御す
    る誤差電圧を増幅し出力する第2の自動微調回路と、 上記第1,第2の自動微調回路を切換えるスイッチ回路
    とを備えたことを特徴とする中間周波処理装置。
JP4978393A 1993-03-11 1993-03-11 中間周波処理装置 Pending JPH06268935A (ja)

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JP4978393A JPH06268935A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 中間周波処理装置

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