JPH06268285A - ガスレ−ザ管装置 - Google Patents

ガスレ−ザ管装置

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JPH06268285A
JPH06268285A JP5282493A JP5282493A JPH06268285A JP H06268285 A JPH06268285 A JP H06268285A JP 5282493 A JP5282493 A JP 5282493A JP 5282493 A JP5282493 A JP 5282493A JP H06268285 A JPH06268285 A JP H06268285A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
thin tube
heat pipe
plasma discharge
magnetic field
Prior art date
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Pending
Application number
JP5282493A
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English (en)
Inventor
Kaichiro Nakai
嘉一郎 中井
Hisateru Akachi
久輝 赤地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Actronics KK
Original Assignee
Toshiba Corp
Actronics KK
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Actronics KK filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、磁界発生器の径小化を図って磁気
利用効率を向上し、且つプラズマ放電細管の放熱効率を
高めたガスレ−ザ管装置を提供することを目的とする。 【構成】この発明のガスレ−ザ管装置は、プラズマ放電
細管1の周囲にヒ−トパイプ11が伝熱的に設けられ、
このヒ−トパイプの外周に磁界発生器6が配設され、更
にこの磁界発生器の外周にヒ−トパイプが延長配置さ
れ、この延長配置されたヒ−トパイプ11の外側にラジ
エ−タ15が伝熱的に設けられてなり、上記の目的を達
成することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガスレ−ザ管装置に係
り、特にそのプラズマ放電細管の冷却手段に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にガスレ−ザ管装置の発振効率を高
める手段として、プラズマ放電細管の軸方向に磁界を印
加する方法が多く行なわれている。この種のガスレ−ザ
管装置は、従来、図5に示すように構成され、図中の符
号1はプラズマ放電細管であり、このプラズマ放電細管
1の軸方向の両側にそれぞれ設けられた陽極2と陰極3
との間に電圧を印加し、封入ガス例えばアルゴンガス等
を放電励起させる。プラズマ放電細管1内は、アルゴン
ガスの反転分布状態となり、光軸上に配設された両端の
ミラ−4,5との相互作用でレ−ザ発振状態となる。
【0003】この時、プラズマ放電細管1内の電流密度
は数100A/cm2 となり、プラズマ放電細管1に多
くの熱損失を生じるため、表面を強制冷却する必要があ
る。そこで、比較的低出力の場合は強制空冷、大出力の
場合は水冷方式が用いられている。上記の従来例は水冷
方式であり、プラズマ放電細管1と磁界発生器である電
磁石コイル6との間に水冷ジャケット7を配設し、矢印
方向に冷却水を流している。尚、電磁石コイル6は、プ
ラズマ放電細管1内のプラズマが管壁に衝突する損失を
低減するために設けられている。図4中の符号8は陰極
外囲器である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例のように
冷却方式を水冷方式にすると、使用に際し冷却水の供給
源、排水先の確保を必要とし、更に多量の水資源を必要
とする。これを回避する方法として、ガスレ−ザ管装置
に直結した熱交換器例えばラジエ−タを用いる場合もあ
るが、プラズマ放電細管1の耐熱性は高いにも拘らず、
冷却水の使用可能温度で数10℃以下に制限され、ラジ
エ−タの熱交換効率を高めることが難しい。又、冷却水
を使用する装置では、使用していない時の保存温度によ
り凍結することがあり、これを防止するために、その都
度、冷却水抜きを必要とする場合もある。更に、水冷ジ
ャケット7があるため、磁界発生器がプラズマ放電細管
1から遠ざかり、磁気利用効率が低いという不都合があ
る。水冷方式の代りに強制空冷も考えられるが、電磁石
コイル6が存在するため構造が複雑となり、且つ大形化
して重量増大となる。この発明は、磁界発生器の径小化
を図って磁気利用効率を向上し、且つプラズマ放電細管
の放熱効率を高めたガスレ−ザ管装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ガスレ−ザ
管装置の構造を、そのプラズマ放電細管の周囲には蛇行
細管ヒ−トパイプの受熱部細管コンテナ群が伝熱的に設
けられ、この受熱部細管コンテナ群の外周に磁界発生器
が配設され、更にこの磁界発生器の外周に蛇行細管ヒ−
トパイプの放熱部細管コンテナ群が延長配置され、この
延長配置された放熱部細管コンテナ群の外側にラジエ−
タが伝熱的に設けられてなるよう構成することを問題点
解決の手段としている。
【0006】
【作用】この発明によれば、磁界発生器の径小化が図ら
れて磁気利用効率が高く、且つプラズマ放電細管の放熱
効率を高めることが出来る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。
【0008】この発明によるガスレ−ザ管装置は図1〜
図3に示すように構成され、図1は全体を示す縦断面
図、図2は図1のA−A′線に沿って切断し矢印方向に
見た横断面図、図3は蛇行細管ヒ−トパイプの受熱部細
管コンテナ群の取付け部を示す横断面図である。
【0009】従来例(図5)と同一箇所は同一符号を付
すことにすると、図中の符号1はプラズマ放電細管であ
る。このプラズマ放電細管1の軸方向の両側にはそれぞ
れ陽極2と陰極3が設けられ、陰極3は陰極外囲器8に
覆われている。そして、陽極2と陰極3の軸方向の外側
には、それぞれミラ−4,5が設けられている。更に、
プラズマ放電細管1の周囲には、銅又はアルミニウムか
らなる伝熱円筒9が嵌合され、この伝熱円筒9の外周に
は軸に平行に複数の溝10が形成され、この溝10に蛇
行細管ヒ−トパイプ11の受熱部細管コンテナ群11a
が埋設されている。この受熱部細管コンテナ群11aを
含む伝熱円筒9の外周には、磁界発生器例えば電磁石コ
イル6が配設されている。この電磁石コイル6の外周に
は、銅又はアルミニウムからなる伝熱円筒12が少し離
れて同軸的に嵌合されている。この伝熱円筒12の外周
には、軸に平行に複数の溝13が形成され、この溝13
に上記の蛇行細管ヒ−トパイプ11が折返されて延長配
置されて、その放熱部細管コンテナ群11bが延長配置
されいる。この延長配置された放熱部細管コンテナ群1
1bを覆うように、伝熱ペ−スト14が充填されてい
る。更に、この延長配置された放熱部細管コンテナ群1
1bの外側には、熱交換器であるラジエ−タ15が取付
けられている。尚、蛇行細管ヒ−トパイプ11には作動
液が注入されている。 図4はこの発明に適用する蛇行
細管ヒ−トパイプ11の斜視図である。11aは受熱部
細管コンテナ群、11bは放熱部細管コンテナ群であっ
て、図においては並列に整列形成されているが、適用時
にはそれぞれに展開されて伝熱円筒9および12に設け
られたそれぞれ複数の溝10および13に埋設して接着
される。並列に整列された蛇行細管ヒ−トパイプ11は
全体としては、1本の連続する細管コンテナが受熱部と
放熱部の間を往復蛇行して構成され、コンテナ内には所
定の作動液の所定量が封入されている。細管コンテナ群
11a,11bはそれぞれ伝熱円筒9および12に配設
されるので、中間部において全てが180度の屈曲加工
が施され方向転換している。
【0010】通常知られているヒ−トパイプを使用し、
このような屈曲を与えると、受熱部の多くの部分が放熱
部に対してその水位が高くなることがあり、十分な作動
が得られない場合がある。しかし、蛇行細管ヒ−トパイ
プにおいては、細管コンテナ内を作動液が循環するか又
は軸方向に振動して熱量が輸送され、トップヒ−トモ−
ドを含む如何なる姿勢でも、熱量を高温側から低温側に
輸送することが出来る。従って、受熱部細管コンテナ群
11aで受熱した熱量は、放熱部細管コンテナ群11b
に活発に殆ど全て輸送される。
【0011】動作時には、プラズマ放電細管1で発生し
た熱を蛇行細管ヒ−トパイプ11により外部に導き出
し、ラジエ−タ15により自然放熱又は強制空冷を行な
う。この時のプラズマ放電細管1の表面温度は蛇行細管
ヒ−トパイプ11の使用可能温度で強制され、それは主
に注入されている作動液の種類による。例えば−40℃
の低温保存も可能なフロン系作動液を使用する場合、動
作温度は200℃程度まで可能である。又、作動液に純
水を用いる場合は、300℃でも動作可能である。上記
実施例では、プラズマ放電細管1とラジエ−タ15の温
度差は20℃以下にすることが出来る。従って、蛇行細
管ヒ−トパイプ11の作動液にフロン系を用いた場合で
も、プラズマ放電細管1の表面温度を150℃にした場
合、ラジエ−タ15の温度は130℃以上とすることが
出来、冷却効率を高めることが出来る。 更に、蛇行細
管ヒ−トパイプ11による熱の移送中では熱抵抗が小さ
いため、ラジエ−タ15は任意の場所に配置することが
出来る。更に、電磁石コイル6は、径小化してプラズマ
放電細管1の回りに比較的近接して設けることが出来、
ガスレ−ザ管装置全体を小形化することが出来る。
【0012】又、プラズマ放電細管1に用いられている
材質の多くは耐プラズマ性,熱伝導性,真空気密性等を
考慮し、ベリリア磁器を用いることが多い。この場合、
ベリリア磁器と受熱部細管コンテナ群11aとを直接熱
的に接触させることは難しい。そこで、図3に示すよう
に、伝熱円筒9の溝10に蛇行細管ヒ−トパイプ11の
受熱部細管コンテナ群11aを予め半田付け等により熱
抵抗の少ない方法で固着しておき、伝熱円筒9をプラズ
マ放電細管1に機械的に嵌合させる。この場合、伝熱円
筒9とプラズマ放電細管1の熱接触抵抗を小さくするた
め、耐熱性熱伝導グリスを用いると更に効果は良くな
る。
【0013】尚、以上説明した実施例は、好ましいヒ−
トパイプとして蛇行細管ヒ−トパイプ11を使用した場
合であるが、それに限らず他の方式のヒ−トパイプを使
用することも出来る。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、プラズマ放電細管の
周囲にヒ−トパイプ,磁界発生器,蛇行細管ヒ−トパイ
プ,ラジエ−タが順次伝熱的に設けられているので、磁
界発生器の径小化が図られて磁気利用効率が高く、且つ
プラズマ放電細管の放熱効率を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るガスレ−ザ管装置を
示す縦断面図。
【図2】図1のA−A′線に沿って切断し矢印方向に見
た横断面図。
【図3】この発明のガスレ−ザ管装置におけるヒ−トパ
イプ取付け部を示す横断面図。
【図4】この発明のガスレ−ザ管装置における蛇行細管
ヒ−トパイプを示す斜視図。
【図5】従来のガスレ−ザ管装置を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…プラズマ放電細管、2…陽極、3…陰極、4,5…
ミラ−、6…電磁石コイル(磁界発生器)、8…陰極外
囲器、9,12…伝熱円筒、10,13…溝、11…蛇
行細管ヒ−トパイプ、11a…受熱部細管コンテナ群、
11b…放熱部細管コンテナ群、14…伝熱ペ−スト、
15…ラジエ−タ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ放電細管の周囲に磁界発生器が
    同軸的に配設されてなるガスレ−ザ管装置において、 上記プラズマ放電細管の周囲にヒ−トパイプが伝熱的に
    設けられ、該ヒ−トパイプの外周に上記磁界発生器が配
    設され、更に該磁界発生器の外周に上記ヒ−トパイプが
    延長配置され、該延長配置されたヒ−トパイプの外側に
    ラジエ−タが伝熱的に設けられてなることを特徴とする
    ガスレ−ザ管装置。
  2. 【請求項2】 プラズマ放電細管の周囲に磁界発生器が
    同軸的に配設されてなるガスレ−ザ管装置において、 上記プラズマ放電細管の周囲に蛇行細管ヒ−トパイプの
    受熱部細管コンテナ群が伝熱的に設けられ、該受熱部細
    管コンテナ群の外周に上記磁界発生器が配設され、更に
    該磁界発生器の外周に上記蛇行細管ヒ−トパイプの放熱
    部細管コンテナ群が配置され、該放熱部細管コンテナ群
    の外側にラジエ−タが伝熱的に設けられてなることを特
    徴とするガスレ−ザ管装置。
JP5282493A 1993-03-15 1993-03-15 ガスレ−ザ管装置 Pending JPH06268285A (ja)

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Cited By (5)

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