JPH06268166A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06268166A
JPH06268166A JP5055967A JP5596793A JPH06268166A JP H06268166 A JPH06268166 A JP H06268166A JP 5055967 A JP5055967 A JP 5055967A JP 5596793 A JP5596793 A JP 5596793A JP H06268166 A JPH06268166 A JP H06268166A
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JP
Japan
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silicon film
film
polycrystalline silicon
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JP5055967A
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Tamao Eguchi
口 珠 生 江
Yoshiaki Toyoshima
島 義 明 豊
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信頼性を損うことなく、コンタクト抵抗を可
及的に減少させ、高集積化を可能にする製造方法の提
供。 【構成】 半導体基板表面に、第1導電型領域1aと第
2導電型領域1bを形成する第1の工程と、第1及び第
2導電型領域表面の所定位置に素子分離膜2を形成し、
この素子分離膜に囲まれた能動素子領域の表面にゲート
絶縁膜3を形成する第2の工程と、全面に第1のシリコ
ン膜4aを堆積する第3の工程と、能動素子領域表面の
埋め込みコンタクト5a,5bを形成する位置の、第1
のシリコン膜及びゲート絶縁膜を除去する第4の工程
と、全面に第2シリコン膜4bを堆積するとともに、こ
の第2シリコン膜に、第1導電型不純物を導入する第5
の工程と、第1導電型領域上のシリコン膜にのみ選択的
に第2導電型不純物を、第1導電型不純物の濃度より高
い濃度で導入する第6の工程と、を備えていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関するもので、特に相補的MOSトランジスタの製造に
用いられる。
【0002】
【従来の技術】近年、ゲート長が0.5μm以下の微細
MOSトランジスタを実現するために、nチャネル型M
OSトランジスタとpチャネル型MOSトランジスタの
両方が表面チャネル型となるデュアルゲート相補型MO
S構造(以下、デュアルゲートCMOSともいう)が提
案されている。この構造においては、nチャネルMOS
トランジスタのゲート電極にはn型、p型チャネルMO
Sトランジスタのゲート電極にはp型の各々異なった導
電型を必要とし、異なった不純物を添加した多結晶シリ
コン膜を形成する必要がある。また、MOS集積回路の
レイアウト面積を縮小し高性能化を図るために、ゲート
電極配線層とソース、ドレイン拡散層とのコンタクトを
直接とるような構造(以下、埋め込みコンタクトとい
う)の要求も大きい。上記構造はnチャネルpチャネル
各々のMOSトランジスタにおいてこのような埋め込み
コンタクトを形成することができる点で微細CMOS構
造にはメリットが大きい。上記の埋め込みコンタクトを
有するデュアルゲートCMOS構造を形成するプロセス
として、図3乃至図4に示すような方法が提案されてい
る。
【0003】即ち、まず、図3(a)に示すように半導
体基板1上にNMOS領域となるP型不純物が添加され
たpウェル領域1aと、PMOS領域となるN型不純物
が添加されたNウェル領域1bとを形成する。
【0004】そして、このPウェル1a及びNウェル1
bの表面の所定の位置に、厚い酸化膜よりなる素子分離
膜2を形成するとともに、この素子分離膜2に囲まれた
能動素子領域の表面に、ゲート絶縁膜3を形成する(図
3(a)参照)。次に、ゲート電極材料としての多結晶
シリコン膜4aを、この全面に堆積させる(図3(a)
参照)。この多結晶シリコン膜4aには不純物は添加さ
れていない。この後、リソグラフィー技術を用いて、埋
め込みコンタクトをとる位置の多結晶シリコン膜4a及
びゲート絶縁膜3を除去して、開孔部5a,5bを形成
する(図3(b)参照)。続いて、多結晶シリコン膜4
bを堆積させて開孔部5a,5bで半導体基板と多結晶
シリコン膜4bを接触させる。次に、NMOS領域とな
るPウェル1a上の多結晶シリコン膜4bの上面のみを
フォトレジスト6で覆って、PMOS領域となるNウェ
ル1b上の多結晶シリコン膜4の表面のみを露出させて
おき、この状態でイオン注入法を用いてPMOS領域1
bの多結晶シリコン膜4b,4aにP型不純物を導入す
る(図3(c)参照)。次に、上記と逆にPMOS領域
1b上の多結晶シリコン膜4bの上面のみをフォトレジ
スト7で覆って、NMOS領域1a上の多結晶シリコン
膜4bの表面のみを露出させておき、この状態でイオン
注入法を用いてNMOS領域の多結晶シリコン膜4bに
N型不純物を導入する(図4(a)参照)。
【0005】この後、ゲート電極低抵抗化のために高融
点金属膜8を全面に堆積させ、レジスト(図示せず)を
マスクとしてエッチングを行うことにより、NMOSゲ
ート電極9、及び、PMOS電極10を同時に形成する
(図4(b)参照)。
【0006】これに、熱処理を加えて、N埋め込みコ
ンタクト部分5aにはN型不純物を、P埋め込みコン
タクト部分5bにはP型不純物をそれぞれ拡散させ、埋
め込みコンタクトの低抵抗化をはかると同時に、多結晶
シリコン膜4a,4b中の不純物を活性化する(図4
(b)参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような埋め込みコ
ンタクトを有するデュアルゲートCMOS構造の高性能
化の要件は以下の点である。 (1) ゲート電極多結晶シリコン中の不純物濃度が、
多結晶シリコン膜が金属的性質を示し、MOSFET動
作時にゲート電極中で空乏層が形成されることがない、
いわゆる縮退レベルの高濃度となるように不純物を導入
する必要がある。このためには、少なくとも1020cm-3
以上の均一な不純物濃度を必要とする。 (2) 埋め込みコンタクトの抵抗をオーミックで、か
つ、コンタクト抵抗率を10-6Ω・cm2 以下に抑制す
る。
【0008】上記要件を満たす微細なデュアルゲートC
MOSトランジスタを製造する場合、従来の製造方法で
はいくつかの問題点が顕在化してきている。まず、第1
に、CMOS集積回路の微細化とともに、ゲート電極多
結晶シリコンの薄膜化が必要になるが、従来のようにイ
オン注入で不純物をドーピングする方法では注入の時の
加速エネルギーに制限が加わり、精密な制御を必要とす
る。即ち、イオン注入の加速エネルギーが過大である
と、不純物がゲート電極を通り抜け、ゲート絶縁膜3、
更にはNMOS領域1aまたはPMOS領域1bにまで
達し、MOSトランジスタとしての機能を発揮しにくい
ことがある。この欠点は、より低加速のイオン注入を行
うことで回避し得るが低加速のイオン注入は、注入イオ
ンのビーム電流が小さくなり、スループットが低下する
という新たな欠点が発生する。多結晶シリコン膜4a,
4b中のドーピング不純物は積層された高融点金属膜8
へ吸収され易い性質があるので、予め固溶度以上の高濃
度不純物ドーピングを行うことが一般的である。このた
めスループット低下はますます許容し難いものになる。
また、上記低加速のイオン注入の場合のスループットが
低下するという問題が解決されても、低い確率ではある
がゲート酸化膜3に達したイオンによって、ゲート酸化
膜3にダメージが生じ、MOSトランジスタの信頼性を
劣化させるという問題点がある。
【0009】第2に、埋め込みコンタクトを形成する観
点からも、イオン注入を用いた不純物導入の欠点が微細
化に伴って顕在化してきている。まず、オーミックな埋
め込みコンタクト5a,5bを形成するためには上記の
多結晶シリコン膜4bとシリコン基板1の界面での不純
物濃度は、ゲート電極と同様に縮退レベルまで高濃度で
ある必要がある。この意味では不純物のイオン注入量は
高い値が要求される。しかしながら、イオン注入法には
イオン注入飛程付近に結晶欠陥を発生させ易い欠点があ
る。発生した結晶欠陥は不純物の活性化を阻害し、埋め
込みコンタクト抵抗を高くしたり、PN接合逆方向リー
ク電流を増加させるため、不純物のイオン注入量は無制
限に高くすることはできない。これらの結晶欠陥は後の
熱処理によって、ある程度回復するが、MOSトランジ
スタの微細化のためには熱工程の低温短時間化を必要と
するため、許容されるイオン注入条件は極めて狭い範囲
にならざるを得ない。
【0010】従来技術の第3の欠点は、N型、P型各々
の不純物導入をマスクプロセスとイオン注入によって行
っているためにN型、P型のゲート多結晶シリコン境界
付近では、レイアウト上マスク合わせずれ量に相当した
余裕を持つ必要がある。この余裕は、デュアルゲートC
MOSの微細化を図る上で大きな制約を与えている。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、信頼性を損うことなく、コンタクト抵抗を可
及的に減少させ、かつ高集積化を図ることのできる半導
体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製造方法は、半導体基板表面に、第1導電型領域と第
2導電型領域を形成する第1の工程と、前記第1及び第
2導電型領域表面の所定位置に素子分離膜を形成し、こ
の素子分離膜に囲まれた能動素子領域の表面にゲート絶
縁膜を形成する第2の工程と、全面に第1のシリコン膜
を堆積する第3の工程と、前記能動素子領域表面の埋め
込みコンタクトを形成する位置の、前記第1のシリコン
膜及びゲート絶縁膜を除去する第4の工程と、全面に第
2シリコン膜を堆積するとともに、この第2シリコン膜
に、第1導電型不純物を拡散により導入する第5の工程
と、前記第1導電型領域上のシリコン膜にのみ選択的
に、第2導電型不純物を、前記第1導電型不純物の濃度
より高い濃度で導入する第6の工程と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】このように構成された本発明の半導体装置の製
造方法によれば、第2シリコン膜への第1導電型不純物
の導入は拡散によって行なわれるとともに、第1導電型
領域上のシリコン膜にのみ高濃度の第2導電型不純物の
導入は拡散によって行なわれる。これにより、ゲート絶
縁膜の損傷及び不純物の半導体基板への突き抜け並びに
結晶欠陥の発生を防止することが可能となり、信頼性を
損うことなく、コンタクト抵抗を可及的に減少させるこ
とができる。また、不純物を導入する際のリソグラフィ
ー工程を1回とすることが可能となるため、合せ余裕を
小さくすることができ、高集積化を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図2を参
照して説明する。
【0015】まず、図1(a)に示すように半導体基板
1上にNMOS領域となる、P型不純物が添加されたP
ウェル領域1aと、PMOS領域となる、N型不純物が
添加されたNウェル領域1bとを形成する。
【0016】そして、このPウェル1a及びNウェル1
bの表面の所定の位置に、厚い酸化膜からなる素子分離
膜2を形成し、この素子分離膜2に囲まれた能動素子領
域の表面に、ゲート酸化膜3を形成する(図1(a)参
照)。次に、ゲート電極材料としての多結晶シリコン膜
4aを堆積させながらP型不純物、例えばボロンを導入
することにより、P型不純物を添加された多結晶シリコ
ンを、例えば50nmの厚さで形成する(図1(a)参
照)。このボロンの添加は多結晶シリコンをCVD法な
どにより堆積させ、この堆積中に例えばジボラン(B2
6 )ガスを例えば膜中のボロン濃度が1×1020cm-3
となる程度に混入して行う。
【0017】その後、リソグラフィー技術を用いて、コ
ンタクトをとる位置の多結晶シリコン膜4a及びゲート
酸化膜3を除去して、埋め込みコンタクトを形成するた
めの開孔部5a,5bを形成する(図1(b)参照)。
続いてP型不純物が添加された多結晶シリコン膜4bを
P型不純物が添加された多結晶シリコン膜4aと同様に
堆積させて埋め込みコンタクト部5a,5bで基板と多
結晶シリコン膜4bを接触させる(図1(c)参照)。
しかる後、多結晶シリコン膜4bの上面に、例えばC
VD法などにより、シリコン酸化膜11を、例えば10
0nmの厚さに堆積させる。続いて、PMOS領域となる
Nウェル1b上の多結晶シリコン膜4bの上面のみをフ
ォトレジスト(図示せず)で覆って、NMOS領域とな
るPウェル1a上の多結晶シリコン膜4b上のシリコン
酸化膜11を除去してNMOS領域となるPウェル1a
上の多結晶シリコン膜4b上の表面のみを露出させてお
き、この状態でN型不純物たるリンを、例えば850℃
の温度にてPOCl3 ガス雰囲気中で熱処理することで
拡散させる(図1(c)参照)。このときのリンの濃度
は、多結晶シリコン膜4b,4aの堆積中に添加したボ
ロンの濃度より高い、例えば1×1021cm-3とする。こ
れにより、Pウェル1aの領域上の多結晶シリコン膜4
b,4aをN型導電性とする。なお、このとき、Nウェ
ル1bの領域上の多結晶シリコン膜4a,4bは、シリ
コン酸化膜11に覆われているため、リンは添加されな
い。
【0018】次に、PMOS領域となるNウェル1b上
の多結晶シリコン膜4上のシリコン酸化膜11を除去
し、両導電型のゲート電極間の電気的な接続と、ゲート
電極低抵抗化のために高融点金属膜8、例えばタングス
テンシリサイド(WSi2 )膜を例えば100nm堆積さ
せる(図2(a)参照)。レジスト(図示せず)をマス
クとしてエッチングを行うことにより、NMOSゲート
電極9、及び、PMOSゲート電極10を同時に形成す
る。このとき、同時に開孔部の底5bには多結晶シリコ
ン膜4bに添加されたボロンが拡散し、開孔部の底5a
には雰囲気中のリンが拡散することで各々P型、N
型の埋め込みコンタクトが形成される。埋め込みコンタ
クト5a,5bの多結晶シリコン膜4bと半導体基板の
界面のボロン、リンの各々の濃度は7×1019、3×1
20となり、埋め込みコンタクト抵抗は各々400Ω、
180Ωと実用的に充分低い値が実現できた。
【0019】その後、NMOS領域となるPウェル1a
の表面にN型のソース/ドレイン拡散層を形成するとと
もに、PMOS領域となるNウェル1bの表面にP型の
ソース/ドレイン拡散層13を形成する(図2(b)参
照)。
【0020】以上述べたように、本実施例においては、
多結晶シリコン膜4a,4bの堆積時にP型不純物を多
結晶シリコン膜4a,4b中に導入するとともに、NM
OS領域となるPウェル1a上の多結晶シリコン膜4
b,4aにN型不純物を選択的に導入する。これによ
り、従来技術で問題となった、イオン注入法に付随して
顕在化してきたゲート絶縁膜の損傷、コンタクト部付近
の結晶欠陥の発生、及び半導体基板への不純物の突き抜
けを防止することが可能となるとともに、微細MOSト
ランジスタに用いられる、より薄膜のゲート電極におい
てもMOSトランジスタのゲート電極として必要な縮退
レベルの高不純物濃度を実現することが可能となり、M
OSトランジスタの信頼性を損うことを可及的に防止す
ることができる。
【0021】また、選択的拡散法により所定の領域のゲ
ート電極多結晶シリコンの導電型を変えると同時に、同
一工程にて、N型、P型双方の埋め込みコンタクト
を形成することが可能となるとともに、埋め込みコンタ
クト抵抗を低減するための高界面不純物濃度を実現する
ことが可能となる。これにより、結晶欠陥の発生が無
く、コンタクト抵抗の上昇を防止することができ、結晶
欠陥回復のための熱処理が不要となる。
【0022】また、イオン注入で不純物を導入する際に
は従来はリソグラフィー工程を2回行うことが必要であ
ったが、本実施例では、ゲート電極材料の堆積とP型不
純物導入が兼ねられるためリソグラフィー工程は1回と
なり、リソグラフィー工程で必要な合わせ余裕を減らす
ことができる。これにより高集積化を図ることができ
る。
【0023】なお、上記実施例においては、多結晶シリ
コン膜a,4bの堆積中にP型不純物を多結晶シリコン
中に導入したが、固相拡散法を用いても行うことができ
る。例えば、多結晶シリコン膜を堆積した後、P型不純
物を多く含んだ層(例えばシリケートガラス層)を堆積
し、例えば850℃で熱処理することによってP型不純
物を多結晶シリコン膜中に拡散させる。
【0024】また、上記実施例においては、NMOS領
域となるPウェル1a上の多結晶シリコン膜にN型不純
物を気相拡散法を用いて選択的に導入したが、固相拡散
法を用いても行うことができる。例えば、Pウェル1a
上の多結晶シリコン膜上にのみ、PSGを堆積し、熱処
理することによって、多結晶シリコン膜中にPを拡散さ
せる。
【0025】なお、上記実施例において、両導電型のゲ
ート電極間の電気的な接続と、ゲート電極低抵抗化のた
めのものとしてタングステンシリサイド(WSi2 )膜
11を用いたが、他の金属膜及びそのケイ化物、例え
ば、チタンシリサイド、コバルトシリサイド、ニッケル
シリサイド、モリブデンシリサイド、モリブデン、タン
グステンなどの膜を用いても良いことは、勿論である。
【0026】また、上記実施例において、ボロン添加多
結晶シリコン4a,4bは、非晶質ボロン添加シリコン
でも良い。また、同じくボロン添加多結晶シリコン4
a,4bのうちのいずれか一方は不純物無添加多結晶シ
リコンでも良く、不純物無添加非晶質シリコンでも良
い。
【0027】更に、上記実施例において、多結晶シリコ
ン膜4a,4bを堆積させながらP型不純物、例えばボ
ロンを導入し、その後、N型の不純物であるリンを選択
的に導入する方法を示したが、この逆の工程、即ち、多
結晶シリコン膜4を堆積させながらN型不純物、例えば
リンを導入し、その後、P型の不純物であるボロンを選
択的に導入するようにすることもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
信頼性を損なうことなく、コンタクト抵抗を可及的に減
少させ、かつ高集積化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の製造方法の一実施例
の製造工程を示す断面図。
【図2】本発明の一実施例の製造工程を示す断面図。
【図3】従来の製造方法の製造工程を示す断面図。
【図4】従来の製造方法の製造工程を示す断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板 1a Pウェル 1b Nウェル 2 素子分離膜 3 ゲート絶縁膜 4a,4b ポリシリコン膜 5a N埋め込みコンタクト 5b P埋め込みコンタクト 8 高融点金属膜 9,10 ゲート電極 11 シリコン酸化膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板表面に、第1導電型領域と第2
    導電型領域を形成する第1の工程と、 前記第1及び第2導電型領域表面の所定位置に素子分離
    膜を形成し、この素子分離膜に囲まれた能動素子領域の
    表面にゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、 全面に第1のシリコン膜を堆積する第3の工程と、 前記能動素子領域表面の埋め込みコンタクトを形成する
    位置の、前記第1のシリコン膜及びゲート絶縁膜を除去
    する第4の工程と、 全面に第2シリコン膜を堆積するとともに、この第2シ
    リコン膜に、第1導電型不純物を導入する第5の工程
    と、 前記第1導電型領域上のシリコン膜にのみ選択的に、第
    2導電型不純物を、前記第1導電型不純物の濃度より高
    い濃度で導入する第6の工程と、 を備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記第6の工程での第2導電型不純物の導
    入は、拡散によって行うことを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記第1導電型領域の埋め込みコンタクト
    が形成される位置の半導体基板表面に、第2シリコン膜
    から第2導電型不純物を熱拡散により導入する工程を更
    に備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】前記第2導電型領域の埋め込みコンタクト
    が形成された位置の半導体基板表面に、第2シリコン膜
    から第1導電型不純物を熱拡散により導入する工程を更
    に備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09129764A (ja) * 1995-11-06 1997-05-16 Nec Corp 半導体装置およびその製造方法

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