JPH06267951A - 合金薄膜の形成方法 - Google Patents

合金薄膜の形成方法

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JPH06267951A
JPH06267951A JP5217893A JP5217893A JPH06267951A JP H06267951 A JPH06267951 A JP H06267951A JP 5217893 A JP5217893 A JP 5217893A JP 5217893 A JP5217893 A JP 5217893A JP H06267951 A JPH06267951 A JP H06267951A
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JP
Japan
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gas
thin film
raw material
alloy thin
supplied
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Pending
Application number
JP5217893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Kondo
英一 近藤
Tomoharu Katagiri
智治 片桐
Hiroshi Yamamoto
浩 山本
Tomohiro Oota
与洋 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合金薄膜中への不純物の混入を低減する化学
気相成長による合金薄膜の形成方法を提供することにあ
る。 【構成】 バブラー容器20にDMAH(ジメチルアル
ミニウムハイドライド)21を収容し、バブラー容器3
0にCpCuTEP(=C5 5 CuP(C
2 5 3 )31を収容し、キャリアガスとして水素ガ
スに不活性ガスとしてのヘリウムガスを混入して用い
る。これによって、反応容器10内の水素ガスの分圧比
が低減され、水素原子と敏感に反応するDMAH21の
分解の進行が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機アルミニウム原料
を気化させ、化学気相成長によってAl−Cu合金薄膜
を形成する合金薄膜の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIの微細化に伴い、集積回路装置の
配線用に用いられるAl−Cu合金薄膜を化学気相成長
法(CVD:Chemical Vapor Deposition )によって堆
積させる技術が提案されている(特開平2−17041
9)。この場合、使用される有機アルミニウム原料及び
有機銅原料は、一般に蒸気圧が低く、常温では固体もし
くは液体である。従って、これらの原料をそれぞれバブ
ラー容器(発泡気化器)内に収容し、水素などの適当な
キャリアガスを用いて気化させた後、反応容器内に供給
している。供給された各原料ガスは、加熱されたウエハ
表面において熱分解され、Al、Cuがウエハ上に堆積
する。このようにしてAl−Cu合金薄膜が形成される
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】Al−Cu合金薄膜が
成長する過程において、Al−Cu合金薄膜の成長表面
は、キャリアガスとして供給された水素原子によって被
覆された状態となり、有機アルミニウム原料は、この合
金薄膜の成長表面において水素原子と敏感に反応する。
このため、成長表面を覆う水素原子の被覆率が高いほ
ど、有機アルミニウム原料の分解が促進されることにな
る。一方、有機銅原料は、分解に際してこの水素原子の
関与は小さい。
【0004】従って、この水素原子の影響によって、ア
ルミニウムのみの堆積が進行した場合、分解反応のおそ
い有機銅原料が完全に分解する前に合金薄膜中に取り込
まれてしまい、このため、C,Pなどの不純物が合金薄
膜中に混入してしまうという問題があった。
【0005】このような不純物の混入を低減するには、
キャリアガスとしての水素ガスの供給量を抑えることも
考えられるが、結果的にバブリングされる量が抑えられ
ることとなり、有機アルミニウム原料及び有機銅原料の
供給量も低減されてしまうという欠点があった。
【0006】本発明はこのような課題を解決すべくなさ
れたものであり、その目的は、一定の成膜速度を確保し
つつ、合金薄膜中への不純物の混入を低減する合金薄膜
の形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、このような課題
を解決する手段として、本発明では、直列に配設した。
合金薄膜の形成方法は、各収容体容器内に個々に収容さ
れた有機アルミニウム原料及び有機銅原料に対し、それ
ぞれ水素ガスを供給して原料ガスを発生させると共に、
この発生した各原料ガスをこの水素ガスと共に反応容器
内に供給する。この際、反応容器内には、各原料ガス及
び水素ガスと共に不活性ガスを供給する。
【0008】この不活性ガスは、各原料ガス及び水素ガ
スと共に反応容器内に供給できればよく、例えば、独自
の経路で供給するか、或いは、各収容体容器内に供給す
る水素ガスのうち、少なくとも一方の水素ガスに対して
混入することにより、この反応容器内に供給してもよ
い。
【0009】ここで、有機アルミニウム原料としては、
AlH(CH3 2 ,Al(CH33 ,Al(C4
9 3 ,AlH(C2 5 2 ,AlH3 N(CH3
3 ,Al(OC3 7 3 ,(i−C3 7 )AlCl
2 ,(n−C3 7 2 AlClなどが好ましい。
【0010】また、有機銅原料としては、Cu(aca
c)2 ,Cu(hfac)2 ,Cu(DPM)2 ,C5
5 CuP(CH3 3 ,C5 5 CuP(C2 5
3 ,(hfac)CuP(C2 5 3 ,(hfac)
Cu(2−Butyne),(Cu−O−t−(C4
9 ))4 などが好ましい。
【0011】また、不活性ガスとしては、アルゴン、ヘ
リウム、キセノン、クリプトンなどが挙げられる。
【0012】
【作用】この不活性ガスは、有機アルミニウム原料及び
有機銅原料の分解反応に関与しないため、結果的に反応
容器内における水素ガスの分圧比が低減される。これに
よって、合金薄膜の成長表面を覆う水素原子の被覆率が
低減され、有機アルミニウム原料の分解の進行が抑えら
れる。
【0013】
【実施例】以下、本実施例にかかる熱CVD法による合
金薄膜の形成方法を添付図面に基づいて説明する。
【0014】図1に、本実施例に使用するCVD装置の
構成を示す。図において、CVD装置は、反応容器10
内に基板保持体11に保持された基板12が配置されて
おり、この基板12に相対してノズル14が設置されて
いる。このノズルを介して後述する各原料ガスなどが供
給される。また、基板保持体11内にはヒータ13が設
けられており、交流電圧を印加することにより発熱し、
基板12を所定の温度に加熱するものである。なお、参
照番号15は反応容器内のガスを排気する排気系を示し
ている。
【0015】バブラー容器20は、温度コントロールさ
れたオイルバス(図示せず)内に配設されており、内部
に有機アルミニウム原料21が封入されている。このバ
ブラー容器20にキャリアガスが供給され、発生した原
料ガスは、圧力計P、圧力調節弁22を経て反応容器1
0内に供給される。
【0016】同様に、バブラー容器30は、温度コント
ロールされたオイルバス(図示せず)内に配設されてお
り、内部に有機銅原料31が封入されている。このバブ
ラー30にキャリアガスが供給され、発生した原料ガス
は、圧力計P、圧力調節弁32を経て反応容器10内に
供給される。
【0017】この装置で原料ガスを供給する場合、各バ
ブラー容器20、30内の圧力を大気圧以下の値に一定
にコントロールする。このときの圧力は、原料の粘度、
蒸気圧等の物性により適当な値を選択する。オイルバス
の温度は、原料の熱安定性、蒸気圧を考慮して決定す
る。例えば、有機アルミニウム原料としてDMAH(ジ
メチルアルミニウムハイドライド)の場合、バブリング
圧力は760〜20Torrの範囲、バブリング温度3
0〜100℃程度が望ましく、また、有機銅原料として
CpCuTEP(=C5 5 CuP(C2 5 3 )の
場合、バブリング圧力は760〜20Torrの範囲、
バブリング温度30〜130℃程度が望ましい。
【0018】以上のように構成される装置を用いて、A
l−Cu合金薄膜の成膜を行った。バブラー容器20に
は、DMAH(ジメチルアルミニウムハイドライド:A
lH(CH3 2 )を封入し、キャリアガスとして水素
ガスとヘリウムガスの混合ガスを用いて100sccm
に制御して供給した。この際、オイルバスの温度は50
℃、バブラー容器20内の圧力は500Torr一定と
した。このときのDMAH流量は1.7sccmであっ
た。
【0019】一方、バブラー容器30には、CpCuT
EPを封入し、キャリアガスとして水素ガスとヘリウム
ガスの混合ガスを用いて100sccmに制御し供給し
た。この際、オイルバスの温度は100℃、バブラー容
器30内の圧力は170Torr一定とした。
【0020】各バブラー容器20、30から発生され
た、原料を含むキャリアガスは、混合され反応容器10
内に導入されるが、このときの反応容器10内の圧力
は、2Torr一定に制御した。反応容器10に設置し
た基板保持体11は、ヒーター13により250℃に加
熱した。導入された各原料は熱分解されて、基板12上
にAl−Cu合金薄膜が成膜された。
【0021】このようにして成膜されたAl−Cu合金
薄膜は、C,Pなど、膜中の不純物が共にSIMS(2
次イオン質量分光)分析で20ppm以下となった。一
方、反応容器10内にヘリウムガスを供給せずに成膜し
た場合には、これら不純物濃度が1000ppm程度で
あり、本実施例のようにヘリウムガスを利用した場合に
は、膜中の不純物が低減され、良質なAl−Cu合金薄
膜が形成されることが確認できた。
【0022】なお、本実施例のように、DMAHとCp
CuTEPと原料に用い、不活性ガスとしてヘリウムガ
スを用いた場合には、ヘリウムガス対水素の比で、1:
100〜100:1程度が良く、このうち、1:10〜
10:1が望ましい。
【0023】また、本実施例では、有機アルミニウム原
料としてDMAHを、有機銅原料としてCpCuTEP
を、また不活性ガスとしてヘリウムガスを例示したが、
この他にも、前述した各原料及び不活性ガスが適用可能
である。
【0024】さらに、本実施例では、ヘリウムガスを、
キャリアガスとなる双方の水素ガスに混入する例を示し
たが、いずれか一方の水素ガスに混入するか、或いは、
ヘリウムガスのみを別系統で直接、反応容器内に供給す
ることも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる合
金薄膜の形成方法によれば、反応容器内に各原料ガス及
び水素ガスと共に不活性ガスを供給するため、反応容器
内における水素ガスの分圧比を低減することができる。
この結果、合金薄膜の成長表面を覆う水素原子の被覆率
が低減され、有機アルミニウム原料の分解の進行が抑制
され、有機銅原料も分解反応が十分に行われた後に取り
込まれるため、合金薄膜中に不純物が混入する割合を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に使用するCVD装置を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
10…反応容器、20、30…バブラー容器(収容体容
器)、21…DMAH(ジメチルアルミニウムハイドラ
イド:AlH(CH3 2 )、31…CpCuTEP
(=C5 5 CuP(C2 5 3 )。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 浩 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内 (72)発明者 太田 与洋 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究本部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各収容体容器内に個々に収容された有機
    アルミニウム原料及び有機銅原料に対し、それぞれ水素
    ガスを供給し原料ガスを発生させると共に、 この発生した各原料ガスを前記水素ガスと共に反応容器
    内に供給し、化学気相成長によってAl−Cu合金薄膜
    を形成する合金薄膜の形成方法において、 前記反応容器内には、前記各原料ガス及び水素ガスと共
    に、不活性ガスを供給することを特徴とする合金薄膜の
    形成方法。
  2. 【請求項2】 前記不活性ガスは、前記各収容体容器内
    に供給する前記水素ガスのうち、少なくとも一方の水素
    ガスに対して混入して、前記反応容器内に供給すること
    を特徴とする請求項1記載の合金薄膜の形成方法。
JP5217893A 1993-03-12 1993-03-12 合金薄膜の形成方法 Pending JPH06267951A (ja)

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