JPH06267607A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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Publication number
JPH06267607A
JPH06267607A JP7613493A JP7613493A JPH06267607A JP H06267607 A JPH06267607 A JP H06267607A JP 7613493 A JP7613493 A JP 7613493A JP 7613493 A JP7613493 A JP 7613493A JP H06267607 A JPH06267607 A JP H06267607A
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JP
Japan
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cover plate
male terminal
connector
hood portion
female connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP7613493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Kokufuya
恒 国府谷
Yoshihiro Tanaka
芳弘 田中
Mitsuhiro Fujitani
光弘 藤谷
Kazumoto Chikada
一元 近田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP7613493A priority Critical patent/JPH06267607A/ja
Priority to US08/207,360 priority patent/US5466164A/en
Priority to EP94301638A priority patent/EP0615312B1/en
Priority to DE69411420T priority patent/DE69411420T2/de
Publication of JPH06267607A publication Critical patent/JPH06267607A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雌コネクタの接続と取り外しを簡単且つ確実
に行い、感電とショートを確実に防止する。 【構成】 雌コネクタ40を接続しないときは、蓋板1
5は圧縮コイルばね22の付勢によって抜け止め突起2
6に係止することにより雄ターミナル12を覆う防護位
置に保持される。外力の作用により蓋板15が押し込ま
れて雄ターミナル12が露出しても、外力が解除される
と蓋板15は防護位置に自動復帰する。蓋板15は防護
位置において周方向に位置決めされているから、雌コネ
クタ40をフード部13に挿入すると蓋板15のターミ
ナル貫通孔16に雄ターミナル12が支障なく貫通し
て、雄ターミナル12と雌ターミナル43が接続し、雌
コネクタ40をフード部13から抜くと、蓋板15が圧
縮コイルばね22の付勢により防護位置に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の充電用等
に好適なコネクタに係わり、特に、電気的な安全性を高
めたものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電気自動車の充電用等のために図
14に示したコネクタが考えられている。同図に示した
ものは、先端が開放した円形のフード部1の中空内に、
フード部1の開口端側へ突出する複数本の雄ターミナル
2を備えた構成で、電気自動車の車体側に取り付けら
れ、充電器側に連なる他方のコネクタがここに結合され
る。かかるコネクタでは、雄ターミナル2が露出したま
まであることから、作業者が雄ターミナル2に手を触れ
たり、異物が雄ターミナル2に付着したりする恐れがあ
る。
【0003】そこで、電気的な安全性を高めるために、
例えば実開平4−124774号公報に記載さているよ
うに、コネクタのフード部の開口に蓋をヒンジ機構にて
開閉可能に設ける構成を採用することが考えられる。と
ころが、この構造では、雌コネクタを接続するときに、
まず、作業者が一方の手で蓋を開けて雄ターミナルを露
出させ、しかる後に、他方の手に把持した雌コネクタを
コネクタのフード部内に差し込むという手順で作業しな
ければならないため、作業には両手の動作が必要である
ばかりでなく、二段階の操作が必要となって手間がかか
るという欠点がある。
【0004】更に、このような欠点を解消するには、特
開平4―209479号公報に開示されている構造を利
用することも考えられる。これは、フード部内に絶縁板
を移動自由に嵌装すると共に、その絶縁板に雄ターミナ
ルを貫通させる貫通孔を設けた構造であり、雌コネクタ
によって絶縁板を押し込みながら両コネクタを結合し、
コネクタを外すときには、雌コネクタに絶縁板を引っか
けて一緒に抜脱方向に移動させ、絶縁板が雄ターミナル
の先端位置まで移動したところで雌コネクタが絶縁板か
ら外れると同時に絶縁板がその位置に係止されるように
なっている。
【0005】しかし、上記公報の構成においては、絶縁
板は雄ターミナルが雌ターミナルと確実に嵌合するため
の案内の役割りを果たすものであることから、雄ターミ
ナルは常に絶縁板を貫通して少なくとも先端を露出させ
た状態となっており、かかる構造をそのまま採用しても
電気的安全性を高めるための手段としては不十分であ
る。
【0006】コネクタの電気的安全性を高めるには、絶
縁板を雄ターミナルの先端から外れて雄ターミナルを覆
う位置まで移動させる必要がある。しかしながら、単
に、絶縁板の移動範囲を雄ターミナルの先端方向に延長
したとしても、今度は、絶縁板の貫通孔から雄ターミナ
ルが抜け出た状態で、その貫通孔と雄ターミナルとの位
置がずれてしまうことがある。この状態で、雌側のコネ
クタを差し込むと、絶縁板が雄ターミナルの先端に突き
当たって雌コネクタの挿入が不能になるという事態が生
じることがある。
【0007】しかも、上記公報の構成では、絶縁板が雄
ターミナルの先端側に係止されていても、何らかの外力
の作用によって絶縁板がフード部の奥側に押し込まれる
と、係止状態が外れて絶縁板がフード部の奥側に移動し
てしまい、雄ターミナルの全体を露出させた状態となっ
てしまうという問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事情に
鑑みて創案されたものであり、相手側のコネクタの接続
を簡単に行うことができ、しかも、電気的な安全性をい
っそう高めることができるコネクタを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコネクタ
は、各雄ターミナルが貫通可能な複数のターミナル貫通
孔を備えてフード部内に雌コネクタの挿入・抜脱方向に
移動可能に設けられた蓋板と、この蓋板を雄ターミナル
をフード部の開口端側から覆う防護位置に付勢する付勢
手段と、蓋板が防護位置を越えてフード部から抜け出る
ことを防止する抜け止め手段と、蓋板が防護位置にある
ときに雄ターミナルとターミナル貫通孔とを対応させた
状態に位置決め規制する位置決め手段とを備えたところ
に特徴を有するものである。
【0010】
【作用】コネクタのフード部内に相手側のコネクタを挿
入しない状態においては、付勢手段及び抜け止め手段に
より蓋板が雄ターミナルをフード部の開口端側から覆う
防護位置に保持され、雄ターミナルに指や異物が触れる
ことを防止する。また、この状態で、蓋板に外力が一時
的に作用してこれがフード部の奥側へ押し込まれても、
蓋板は付勢手段によつて防護位置に復帰して雄ターミナ
ルを覆う状態に戻る。
【0011】一方、相手側のコネクタをフード部内に挿
入すると、そのコネクタが蓋板をフード部の奥側へ押し
込むことになり、雄ターミナルを蓋板のターミナル貫通
孔に貫通させつつ蓋板の外面側に相対的に突出させ、そ
の雄ターミナルが他方のコネクタのターミナルと接続さ
れる。このとき、防護位置にある蓋板は位置決め手段に
よって位置決め規制されていることから、蓋板のターミ
ナル貫通孔には雄ターミナルが確実に嵌入し、蓋板はフ
ード部の奥側へ支障なく押し込まれる。
【0012】また、雌コネクタをフード内から引き抜く
と、この雌コネクタの移動にともない、蓋板は付勢手段
によりフード部の開口端側へ移動して防護位置へ自動的
に復帰する。
【0013】
【発明の効果】このように、本発明においては、相手側
のコネクタの接続及び離脱を、フード部内への挿入及び
フード部内からの抜脱という極めて簡単な動作によって
確実に行うことができる。また、相手側のコネクタが抜
脱されているときには雄ターミナルが蓋板によってフー
ド部の開口端側から覆われた状態に保たれるから、電気
的に極めて安全である。
【0014】
【実施例】
I 第1実施例 以下、本願発明を具体化した第1実施例について図1〜
図4を参照して説明する。
【0015】コネクタ10は、円形をなす先端面に複数
の雄ターミナル12を互いに平行に突出させたコネクタ
本体部11と、コネクタ本体部11の先端面側に雄ター
ミナル12の回りを囲むように形成した円筒形のフード
部13と、フード部13の中空内に雄ターミナル12と
平行な移動ができるように嵌装された円形の蓋板15
と、蓋板15をフード部13の開口端側へ付勢する付勢
手段20と、蓋板15のフード部13からの抜けを防止
する抜け止め手段25と、蓋板15を位置決め規制して
所定の向きに位置決めする位置決め手段30とから構成
される。
【0016】<蓋板15>まず、蓋板15について述べ
る。蓋板15はフード部13の内周面と極く僅かな隙間
を空けて嵌合する外径寸法を有する。蓋板15には雄タ
ーミナル12を自由に貫通させるターミナル貫通孔16
が形成されている。
【0017】<付勢手段20>付勢手段20は、コネク
タ本体部11の先端面中心に形成したばね収納孔21内
に収納された圧縮コイルばね22と、蓋板15の内側面
に突成した軸状をなすばね押圧部23とから構成され
る。蓋板15がフード部13内に嵌装されている状態に
おいては、蓋板15のばね押圧部23がコネクタ本体部
11のばね収納孔21内に嵌入して圧縮コイルばね22
を収縮させる状態となり、この圧縮コイルばね22の弾
発力によって、蓋板15がフード部13の開口端側へ付
勢されている。
【0018】<抜け止め手段25>フード部13の内周
には、その開口端近傍の2カ所に抜け止め突起26が形
成されている。蓋板15は、その周縁に形成した2つの
切欠部27を両抜け止め突起26と整合させることによ
りフード部13の奥側へ嵌入されて、切欠部27が抜け
止め突起26からずれた所定の向きに相対回転されて嵌
装されている。
【0019】このようにして嵌装された蓋板15は、そ
の外面の周縁を抜け止め突起26に係止させることによ
り、ターミナル貫通孔16から雄ターミナル12を抜脱
させてその先端よりもフード部13の開口端側である防
護位置においてフード部13の開口端側への移動を阻止
される。
【0020】<位置決め手段30>フード部13の内周
には、雄ターミナル12と平行をなす細長い位置決め突
部31が、周方向において両抜け止め突起26からずれ
て位置し且つ抜け止め突起26よりもフード部13の奥
側に位置して形成されている。雄ターミナル12の長さ
方向においては、位置決め突部31と抜け止め突起26
との間に蓋板15の厚さ寸法分の間隔が空いている。
【0021】一方、蓋板15の周縁には、フード部13
の位置決め突部31に嵌合する位置決め凹部32が形成
されており、この位置決め凹部32は蓋板15の切欠部
27がフード部13の抜け止め突起26と整合した状態
において位置決め突部31から周方向にずれて位置する
ようになっている。同じく蓋板15の周縁には、位置決
め凹部32と隣接して内側へ突出する内面側回り止め突
起33と、この内面側回り止め突起33に対して周方向
にずれた位置から外側へ突出する外面側回り止め突起3
4とが形成されている。
【0022】そして、蓋板15が雄ターミナル12の長
さ方向において抜け止め突起26と位置決め突部31と
の間(防護位置)に位置し且つ位置決め凹部32が位置
決め突部31に整合する状態においては、内面側回り止
め突起33と外面側回り止め突起34が、夫々、位置決
め突部31と一方の抜け止め突起26の周方向において
互いに対向する面に係止し、これにより、蓋板15がフ
ード部13に対して周方向に回転することが阻止され
る。
【0023】<雌コネクタ40>上記構成になるコネク
タ10には、このコネクタ10と電気的な接続を行うた
めの雌コネクタ40が装着されるようになっている。こ
の雌コネクタ40は、フード部13内にほぼ緊密に嵌入
する外径寸法の円形をなす雌コネクタ本体部41と、雌
コネクタ本体部41の周囲をフード部13が嵌入できる
間隔を空けて囲む雌コネクタフード42とを備える。雌
コネクタ本体部41内には、雄ターミナル12と嵌合し
て接続状態となる雌ターミナルが設けられている。な
お、雌コネクタ本体部41の外周には、フード部13の
2つの抜け止め突起26と整合する逃げ溝43及び位置
決め突部31と整合する位置決め溝45が形成され、雌
コネクタ本体部41の先端面には蓋板15の外面側回り
止め突起34と整合する逃げ凹部(図示せず)が形成さ
れている。
【0024】上記構成のコネクタ10を組み立てる際に
は、まず、コネクタ本体部11のばね収納孔21に圧縮
コイルばね22を収納した状態で、蓋板15を、図2
(A)に示すようにその両切欠部27がフード部13の
抜け止め突起26と整合する向きにして圧縮コイルばね
22をばね押圧部23で弾縮させながらフード部13内
に押し込み、蓋板15の内面の周縁を位置決め突部31
に当接させる。
【0025】次いで、蓋板15を図2の矢印にて示すよ
うに反時計回り方向に回動させ、位置決め凹部32をフ
ード部13の位置決め突部31と整合させる。これにと
もない、蓋板15の内面側回り止め突起33が位置決め
突部31の側面に当接するとともに、外面側回り止め突
起34が一方の抜け止め突起26をくぐり抜けてその抜
け止め突起26の側面に当接して図2(B)に示す状態
となる。
【0026】これにより、蓋板15は、雄ターミナル1
2をフード部13の開口端側から覆う防護位置において
フード部13から抜ける方向への移動を阻止されてい
る。また、蓋板15に仮に図2(B)に示す矢印a方向
の力が作用すると、蓋板15の内面側回り止め突起33
がフード部13の位置決め突部31の側面に当接して回
動が規制され、逆に、蓋板15に図2(B)に示す矢印
b方向の力が作用すると、外面側回り止め突起34が抜
け止め突起26に当接して回動が規制される。従って、
蓋板15は、ターミナル貫通孔16を雄ターミナル12
と整合させた向きで回転を阻止された状態となってい
る。
【0027】このようにして組み付けられたコネクタ1
0は、雄ターミナル12が蓋板15によって外部へ露出
しない状態に保たれているから、作業者が雄ターミナル
12に手を触れたり、異物が雄ターミナル12に触れた
りする恐れはない。
【0028】また、たとえ外力が作用して蓋板15がフ
ード部13の奥側へ押し込まれてたとしても、その外力
の作用がなくなれば蓋板15は圧縮コイルばね22の弾
発力により再び防護位置に復帰して雄ターミナル12を
覆った状態になる。
【0029】この状態で、雌コネクタ40を接続するに
は、単に、雌コネクタ40をフード部13内に挿入すれ
ばよい。すると、雌コネクタ40は、圧縮コイルばね2
2を圧縮して蓋板15をフード部13の奥側へ押し込み
ながらフード部13内に進入し、最終的に図4に示すよ
うな結合状態となって電気的な接続が行われる。このと
き、防護位置にある蓋板15は上述したように位置決め
手段として機能している両回り止め突起33,34並び
に位置決め突部31及び抜け止め突起26により位置決
め規制されていることから、蓋板15がターミナル貫通
孔16から雄ターミナル12が完全に抜け出た状態から
再嵌入するという事情があっても、雄ターミナル12と
ターミナル貫通孔16とは確実に貫通状態になり、蓋板
15はフード部13の奥側へ支障なく押し込まれること
になる。
【0030】なお、雌コネクタ40を外す際には、雌コ
ネクタ40をフード部13から引き抜けばよい。雌コネ
クタ40が引き抜かれるのに伴い、雄ターミナル12が
雌ターミナルから相対的に抜けていくとともに、蓋板1
5が、圧縮コイルばね22の弾発力により雌コネクタ4
0の先端面に当接したままでフード部13の開口端側へ
移動する。そして、雄ターミナル12がターミナル貫通
孔16から完全に抜け出た後は、蓋板15が抜け止め突
起26に当接することにより移動を停止して防護位置に
戻る。
【0031】このように実施例によれば、雌コネクタ4
0の接続と取り外しは、雌コネクタ40を片手で持って
コネクタ10のフード部13内に挿入またはフード部1
3から抜き取るという簡単な動作によって行うことがで
き、しかも雄ターミナル12が露出しないから、電気的
に極めて安全性が高い。
【0032】II 第2実施例 次に、本願発明の第2実施例を図5〜図7を参照して説
明する。
【0033】この第2実施例のコネクタ50における位
置決め手段は、フード部52の内周に形成した位置決め
突部53と蓋板54の周縁に形成した位置決め凹部55
とから構成される。位置決め突部53はフード部52の
開口端に至る長さに形成されており、蓋板54が雄ター
ミナル56の先端よりもフード部52の開口端側である
防護位置にある状態、及び、その防護位置よりも奥側に
ある状態で、常に、位置決め凹部55が位置決め突部5
3と嵌合し、蓋板54のフード部52に対する回動が阻
止されるようになっている。
【0034】また、抜け止め手段は、フード部52の内
周の2位置に突成した抜け止め突起58と、蓋板54の
周縁に形成した2つの弾性係止片59とから構成されて
いる。弾性係止片59は、位置決め凹部55が位置決め
突部53に嵌合している状態において2つの抜け止め突
起58と整合するようになっている。
【0035】本実施例におけるコネクタ50の組み付け
は、蓋板54をその位置決め凹部55が位置決め突部5
3に嵌合する状態で圧縮コイルばね60(付勢手段)の
弾発力に抗してフード部52内に押し込むようにして嵌
入する。このとき、弾性係止片59の斜面と抜け止め突
起58の斜面とが当接して滑りを生じつつ弾性係止片5
9が内側へ弾性変形して抜け止め突起58よりもフード
部52の奥側へ移動する。その後、蓋板54の押し込み
を解除すると、蓋板54は、圧縮コイルばね60の弾発
力によって弾性係止片59を抜け止め突起58に係止さ
せることによりフード部52の開口端側への移動を阻止
される。その他の構成は、前記第1実施例と同様であ
り、同一部分に同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0036】本実施例においても、雌コネクタ40の接
続と取り外しの作業を片手で簡単に行うことができると
ともに、雌コネクタ40の取り外し状態では雄ターミナ
ル56が蓋板54で覆われて電気的安全性が高い。
【0037】III 第3実施例 次に、本願発明の第3実施例を図8〜図10を参照して
説明する。
【0038】第3実施例のコネクタ70の蓋板71に
は、その周縁の2箇所を内面側へ向けて延出することに
より円弧形断面の弾性係止片72が形成されている。こ
の弾性係止片72には、雄ターミナル73と平行をなし
て蓋板71の外面に開口する嵌合溝74が形成されてい
る。また、嵌合溝74の延出端側の端部は抜け止め係止
面75となっている。
【0039】一方、コネクタ本体部76の先端面には、
蓋板71の弾性係止片72が挿入される円弧形の逃がし
溝77が形成されている。この逃がし溝77内には付勢
手段を構成する圧縮コイルばね78が収納されており、
この圧縮コイルばね78が蓋板71の弾性係止片72の
延出端面を押すことによって蓋板71がフード部79の
開口端側へ付勢されている。
【0040】また、逃がし溝77の内周側面には抜け止
め突起80が形成されており、この抜け止め突起80
は、蓋板71の弾性係止片72の嵌合溝74に周方向の
遊動不能に且つ雄ターミナル73と平行な方向の相対移
動を自由に嵌合されるようになっているとともに、嵌合
溝74の抜け止め係止面75に係止することによって蓋
板71を防護位置よりも抜け方向に移動するのを阻止す
るようになっている。すなわち、弾性係止片72と抜け
止め突起80により、位置決め手段と抜け止め手段とが
構成されている。なお、蓋板71を装着する際には蓋板
71をフード部79内に押し込むようにすればよく、弾
性係止片72は、その延出端を抜け止め突起80の斜面
に当接させて外側へ弾性変形することにより、抜け止め
突起80を乗り越えて逃がし溝77内に嵌入する。その
他の構成は、前記第1実施例と同様であり、同一部分に
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0041】本実施例においても、雌コネクタ40の接
続と取り外しの作業を片手で簡単に行うことができると
ともに、雌コネクタ40の取り外し状態では雄ターミナ
ル73が蓋板71で覆われて電気的な安全性が高い。
【0042】IV 第4実施例 次に、本願発明の第4実施例を図11〜図13を参照し
て説明する。
【0043】この第4実施例のコネクタ90は、上記第
3実施例において、蓋板91の弾性係止片92が形成さ
れていない周縁部分のすべてに壁部93を突成するとと
もに、コネクタ本体部94の全周にわたって逃がし溝9
5を形成した構成である。
【0044】付勢手段である圧縮コイルばね96は逃が
し溝95内に嵌入されていて壁部93の延出端面を押す
ことによって蓋板91を上方に付勢している。
【0045】また、位置決め手段と抜け止め手段とは、
第3実施例と同じく、弾性係止片92の嵌合溝99、抜
け止め係止面100及び逃がし溝95の抜け止め突起1
01によって構成されている。その他の構成は、前記第
1実施例と同様であり、同一部分に同一符号を付して詳
細な説明を省略する。
【0046】本実施例においても、やはり雌コネクタ4
0の接続と取り外しの作業を片手で簡単に行うことがで
きるとともに、雌コネクタ40の取り外し状態では雄タ
ーミナル12が蓋板91で覆われて電気的な安全性が高
い。
【0047】なお、本願発明は上記し且つ図面に示す実
施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形
が可能である。
【0048】(1)上記各実施例においては、付勢手段
として圧縮コイルばねを用いたが、フード部を下向きに
開口させると共に、フード部と蓋板との間の摩擦係数を
考慮して蓋板の重量を所定値以上に設定することにより
蓋板を防護位置に付勢する付勢手段を構成することがで
きる。
【0049】(2)また、ばね力を利用する付勢手段と
しては、圧縮コイルばねに限らず、板バネを利用するこ
とによって蓋板を防護位置に付勢する構成としてもよ
い。
【0050】(3)さらに、蓋板の回り止めを行うため
の位置決め手段としては、フード部を角形などの非円形
とすると共に、蓋板をそのフード部の形状に合わせた形
状とする構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図
【図2】蓋板の組み付け手順を示す拡大正面図
【図3】コネクタ抜脱時の縦断面図
【図4】コネクタ結合時の縦断面図
【図5】本発明の第2実施例を示す斜視図
【図6】コネクタ抜脱時の縦断面図
【図7】コネクタ結合時の縦断面図
【図8】本発明の第3実施例を示す斜視図
【図9】コネクタ抜脱時の縦断面図
【図10】コネクタ結合時の縦断面図
【図11】本発明の第4実施例を示す斜視図
【図12】コネクタ抜脱時の縦断面図
【図13】コネクタ結合時の縦断面図
【図14】従来の電気自動車用コネクタを示す斜視図
【符号の説明】
10、50、70、90…コネクタ 12、56、73…雄ターミナル 13、52、79…フード部 15、54、71、91…蓋板 16…ターミナル貫通孔 20、60、78、96…付勢手段 25、57、82、98…抜け止め手段 30、51、81、97…位置決め手段 40、63…雌コネクタ 43…雌ターミナル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近田 一元 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌ターミナルを備えた雌コネクタが挿入
    されるフード部内に複数の雄ターミナルを突設してなる
    コネクタであって、前記各雄ターミナルが貫通可能な複
    数のターミナル貫通孔を備えて前記フード部内に前記雌
    コネクタの挿入・抜脱方向に移動可能に設けられた蓋板
    と、この蓋板を前記雄ターミナルをフード部の開口端側
    から覆う防護位置に付勢する付勢手段と、前記蓋板が前
    記防護位置を越えて前記フード部から抜け出ることを防
    止する抜け止め手段と、前記蓋板が前記防護位置にある
    ときに前記雄ターミナルと前記ターミナル貫通孔とを対
    応させた状態に位置決め規制する位置決め手段とを備え
    て成るコネクタ。
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