JPH0626712Y2 - 引 戸 - Google Patents

引 戸

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JPH0626712Y2
JPH0626712Y2 JP14521589U JP14521589U JPH0626712Y2 JP H0626712 Y2 JPH0626712 Y2 JP H0626712Y2 JP 14521589 U JP14521589 U JP 14521589U JP 14521589 U JP14521589 U JP 14521589U JP H0626712 Y2 JPH0626712 Y2 JP H0626712Y2
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JP
Japan
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sliding door
groove
grooves
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lower frame
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JP14521589U
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Inventor
静男 石黒
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建物の鴨居と敷居間に配設される引戸の改良に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般に引戸は、第5図に示すように、両側縦框(a)(a)の
上下端部対向面間に上下框材(b)(c)を夫々固着して縦長
矩形状の枠を形成し、この枠の表裏面に化粧板(d)を張
設してなる構造を有しており、鴨居と敷居との対向溝間
に建付ける場合に、左右どちらの溝間に配するかによっ
て現場において、上框材(b)の上端部と下框材(c)の下端
部との表面側或いは裏面側の稜角部を鴨居と敷居間の高
さ寸法に合わせて第6図に示すように、断面L字状に切
除して段部(e)を形成すると共に鴨居や敷居の溝内に嵌
め込み可能な突条部(f)を形成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、左右いずれの側にどの程度の突条部を設
けるかは現場毎に異なるために予め設けることは難し
く、引戸の上下端部を現場において上述のような溝の切
削加工を行う場合、引戸を寝かした状態にしてその表裏
面側、即ち化粧板(d)側の上下端部を上端から所定寸法
だけ内部に向かって切り込む作業については比較的容易
に行えるが、上下端面、即ち上下框材(b)(c)の端面から
上下方向に切断する作業が極めて困難であって相当な熟
練と手間を要するという問題点があった。
又、引戸の下框材(c)の下端面に戸車を取付ける場合に
は、その取付個所に戸車を嵌め込むための矩形状穴(g)
を削成する必要があるが、この矩形状穴(g)の削成作業
も上記同様に極めて困難で熟練を要するものであった。
本考案はこのような問題点を解消し、現場において簡単
且つ正確に断面L字状の溝加工を施し得ると共に戸車の
取付作業も容易に行えるように構成した引戸の提供を目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の引戸は、実施例に
対応する図面に示すように、引戸主体(1)の上框材(2)の
上端面と下框材(3)の下端面とに、引戸主体(1)の表裏端
縁から一定の幅寸法を存して互いに平行な一定の幅を有
する適宜深さの条溝(5)(6)を両側縦框材(4)(4)間に亘っ
て設けた構造を有するものである。
〔作用〕
上記引戸を鴨居と敷居との対向溝間に建付ける場合、現
場において、鴨居と敷居間の高さ寸法に合わせて上下框
材(2)(3)の表面側又は裏面側における上下端縁から所定
の高さ寸法部分を、表面側条溝(5)又は裏面側条溝(6)に
達するまで切断すると共に、条溝(5)又は条溝(6)の内側
壁面の延長部分における両側縦框材(4)(4)を、その上下
端面部から前記切断方向と直角方向に切断すれば、鴨居
と敷居間に建込み可能な断面L字状の段部を容易に形成
することができる。
この場合、上記条溝(5)(6)は上下框材(2)(3)の幅方向の
両側部に設けられているので、引戸主体(1)の表裏建付
け面に応じて使い分けすることができ、その上、建付け
た状態においては外部から条溝(5)(6)が全く見えること
がないので、体裁が良い。
又、引戸主体(1)の下框材(3)の下端面において、条溝
(5)(6)間に設けられている中央突条部(9)の長さ方向に
所望間隔を存した部分に、予め、戸車取付用凹所(10)(1
0)を設けておけば、戸車の装着作業も簡単に行える。
なお、このような戸車取付用凹所(10)は、現場において
上記中央突条部(9)の所定長さ部分を両条溝(5)(6)間に
貫通するように削成することにより、容易に形成するこ
ともできる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明すると、引戸主体
(1)は、左右に一定間隔を存して縦框材(4)(4)を配設
し、これらの縦框材(4)(4)の上下端部対向面に上下框材
(2)(3)の両端面を当接状態にして一体的に固着すること
により縦長矩形状枠を形成すると共に、この枠の表裏両
面に化粧板(7)(8)を張設してなるものであり、この戸主
体(1)の上框材(2)の上端面と下框材(3)の下端面には、
引戸主体(1)の表裏端縁から一定の幅寸法を存して互い
に平行な一定幅と深さを有する条溝(5)(6)を両側縦框材
(4)(4)間に亘って設けてある。
このような条溝(5)(6)は、引戸主体(1)を形成するに際
して、予め、上框材(2)の上端部及び下框材(3)の下端部
の両側両角部を夫々全長に亘って断面L字状の段部に切
除しておき、しかるのち、これらの上下框材(1)(2)を前
述したように両側縦框材(4)(4)の上下両端部間に固着す
ると共に表裏化粧板(7)(8)を張設することによって形成
することができる。
従って、上下框材(2)(3)に縦方向に切削された面とL字
状切除部から突出する表裏化粧板(7)(8)の上下端部との
対向面が条溝(5)(6)の側壁(5a)(5b)、(6a)(6b)となり、
上下框材(2)(3)の横方向(水平方向)に切削された面が
条溝(5)(6)の底面(5c)(6c)となるものであり、さらに、
条溝(5)(6)の長さ方向の開口端は両側縦框材(4)(4)の上
下内端部によって閉止された状態となっていると共に条
溝(5)(6)間、即ち、上框材(2)の上端面と下框材(3)の下
端面との中央部には突条部(9)が形成されているもので
ある。
なお、条溝(5)(6)は上下框材(2)(3)の設けたL字状の段
部と表裏化粧板(7)(8)の端部内面間で形成したが、上下
框材(2)(3)の上下端面の両側部を全長に亘って断面U字
状に切削することにより形成してもよい。
(10)(10)は下框材(3)の下端面において、中央突条部(9)
に長さ方向に所望間隔を存して形成された戸車取付用凹
所で、引戸主体(1)を組立てる前に、予め両条溝(5)(6)
間に貫通するようにして所望長さ部分を条溝(5)(6)と同
等の深さまで切削することによって形成されるものであ
る。
このように構成した引戸を施工現場において鴨居と敷居
とに対向面に設けた溝間に建付けるには、まず、その建
付け寸法に合わせて引戸主体(1)の上下框材(2)(3)の表
面側又は裏面側における上下端縁から所定の高さ寸法部
分(第1、2図において2点鎖線で示している部分)
を、表面側条溝(5)又は裏面側条溝(6)に達するまで上下
端面と平行に切断(11)する。
この作業は、引戸主体(1)を床面等に寝かした状態にす
ることによって容易に行い得る。
次いで、条溝(5)又は条溝(6)の内側壁面(5b)又は(6b)の
延長部分における両側縦框材(4)(4)のみを、第1、2図
に2点鎖線(12)で示すように、その上下端面部から前記
切断方向と直角方向に切断すれば、第4図に示すよう
に、引戸主体(1)の上下端部の稜角部が切除されて断面
L状の段部(13)が形成され、鴨居と敷居間に引戸の建付
けが行える。
又、引戸主体(1)の下框材(3)の下端面に戸車(図示せ
ず)を取付ける場合には、この下框材(3)に上記のよう
な切断加工を施すことなく、両条溝(5)(6)間の突条部
(9)の適所に設けられている戸車取付用凹所(10)(10)に
戸車を嵌め込んで釘着等により固定すればよい。
なお、このような戸車取付用凹所(10)(10)は必ずしも設
けておく必要はなく、現場において、戸車を取付ける必
要がある場合に、中央突条部(9)の所望個所を両条溝(5)
(6)間に亘って適宜に切削してもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の引戸によれば、引戸主体(1)の上
框材(2)の上端面と下框材(3)の下端面とに、引戸主体
(1)の表裏端縁から一定の幅寸法を存して互いに平行な
一定の幅を有する適宜深さの条溝(5)(6)を両側縦框材
(4)(4)間に亘って設けているので、この引戸を鴨居と敷
居との対向溝間に建付ける場合、現場において、鴨居と
敷居間の高さ寸法に合わせて上下框材(2)(3)の表面側又
は裏面側における上下端縁から所定の高さ寸法部分を、
表面側条溝(5)又は裏面側条溝(6)に達するまで切断する
と共に条溝(5)又は条溝(6)の内側壁面の延長部分におけ
る両側縦框材(4)(4)を、その上下端面部から前記切断方
向と直角方向に切断することによって、鴨居と敷居間に
建込み可能な断面L字状の溝を何等の熟練や手間を要す
ることなく容易に形成することができるものである。
さらに、上記条溝(5)(6)は上下框材(2)(3)の幅方向の両
側部に設けられているので、いずれか一方の溝に達する
切断加工を施すことによって引戸主体(1)の表裏建付け
面に応じて使い分けすることができ、その上、建付けた
状態においては残った条溝(5)又は(6)は引戸主体(1)の
化粧板と両側框材(4)(4)とによって囲まれて外部からは
全く見えることがなく、体裁の良い外観を呈するもので
ある。
又、引戸主体(1)の下框材(3)の下端面において、条溝
(5)(6)間に設けられている中央突条部(9)の長さ方向に
所望間隔を存した部分に、予め、戸車取付用凹所(10)(1
0)を設けておけば、戸車の装着作業も簡単に行えると共
にその凹所(10)が設けられていなくても、現場において
上記中央突条部(9)の所定長さ部分を両条溝(5)(6)間に
貫通するように削成することもできる。
従って、引戸の作成が容易に且つ能率良く行えるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は引戸の上半部の斜視図、第2図は下半部の斜視図、
第3図は一部を切除した縦断側面図、第4図は切削加工
を施した一部縦断側面図、第5図は従来の引戸の一部切
欠斜視図、第6図は溝付け加工を施した状態の側面図で
ある。 (1)……引戸主体、(2)(3)……上下框材、(4)(4)……両
側框材、(5)(6)……条溝、(10)……戸車取付用凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引戸主体(1)の上框材(2)の上端面と下框材
    (3)の下端面とに、引戸主体(1)の表裏端縁から一定の幅
    寸法を存して互いに平行な一定幅を有する適宜深さの条
    溝(5)(6)を両側縦框(4)(4)間に亘って設けていることを
    特徴とする引戸。
JP14521589U 1989-12-15 1989-12-15 引 戸 Expired - Lifetime JPH0626712Y2 (ja)

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