JPH06266554A - マイクロプロセッサ - Google Patents

マイクロプロセッサ

Info

Publication number
JPH06266554A
JPH06266554A JP5056792A JP5679293A JPH06266554A JP H06266554 A JPH06266554 A JP H06266554A JP 5056792 A JP5056792 A JP 5056792A JP 5679293 A JP5679293 A JP 5679293A JP H06266554 A JPH06266554 A JP H06266554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating
processing
register
data
microprocessor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5056792A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Suzuki
克徳 鈴木
Makoto Fujita
良 藤田
Kazuyoshi Koga
和義 古賀
Hideki Fujii
秀樹 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5056792A priority Critical patent/JPH06266554A/ja
Publication of JPH06266554A publication Critical patent/JPH06266554A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Executing Machine-Instructions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、pack処理, pnpack処理を著しく高速
化することができるグラフイックス・システムに適した
マイクロプロセッサ、及びそれを適用したグラフイック
ス・システムを提供することを目的としている。 【構成】前記目的を達成するために、本発明のグラフィ
ックス・システムの幾何処理を行うマイクロプロセッサ
は、floating(浮動小数点実数)演算ユニット内に、fl
oatingレジスタと、加算器と、乗算器と、bit 演算処理
を行うALUを有する。これにより、本発明のマイクロ
プロセッサは、floatingレジスタ間でbit 演算処理を行
うことができるので、pack処理,unpack処理をfloating
レジスタ間で高速に行うことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラフィックス・シス
テムに適したマイクロプロセッサ、及びそれを適用した
グラフィックス・システムに関する。更に詳細にいえ
ば、グラフィックス・システムにおける画素データのpa
ck処理とunpack処理、即ち、(1)1画素のデータを構
成する各成分を示す複数のfloating型のデータをintege
r 型へ変換し、前記変換結果である各成分を示す複数の
データの有効なbit 部分を1つの画素データに変換する
処理と、(2)複数の成分から構成される1つの画素デ
ータを各成分を示す複数のデータに変換するbit 演算処
理と、前記変換結果である各成分を示す複数のinteger
型のデータをfloating型へ変換する処理の高速化に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・グラフィックス・システ
ムは、コンピュータの出力を図形として表示するもので
ある。従来のグラフィックス・システムの図形表示方法
は、「PEX Introduction and Overview (M.I.T., 1988,
pp51−72)」に詳細が記載されている。
【0003】グラフィックス・システムは、図形の基準
点の座標変換と、図形,光源,視点の位置,色などの情
報より図形がどの様に見えるか光源計算を行い図形の基
準点の色を算出する幾何処理と、図形の基準点の情報か
らその図形の内部の画素を内挿補間により1画素ずつ展
開して描画するレンダリング処理を行い、ディスプレイ
に表示する内容をビットマップ形式で保持する画像メモ
リに書き込む。グラフィックス・システムは、一般に、
画素データを図形の座標データXYZと色データRGB
(Red, Green, Blue)で表現し、前記幾何処理ではfloati
ng(浮動小数点実数)型で計算し、前記レンダリング処
理ではinteger (整数)型で計算する。ここでは、説明
を簡単にするために、画像メモリの画素データの色デー
タRGBの各成分が各8bit 、合計24bit であるグラ
フィックス・システムについて説明する。
【0004】前記の様に、floating型のr,g,bをin
teger 型のIr,Ig,Ibに変換し、各成分別々なI
r,Ig,Ibの有効な各8bit を1つの24bit のデ
ータに変換して画像メモリの画素データを表現するた
め、グラフィックス・システムでは、RGB各成分を示
す複数のfloating型のデータr,g,bを、RGB各成
分を示す複数のinteger 型のデータIr,Ig,Ibに
変換するデータ型の変換処理と、前記変換結果であるI
r,Ig,Ibの有効な各8bit 部分を1つの画素デー
タに変換するbit 演算処理が画像メモリ書き込み時に必
ず発生する。ここでは、この一連の処理をpack処理と呼
ぶ。又、その逆変換処理、即ち、1つの画素データをR
GB各成分を示す複数のinteger 型のデータIr,I
g,Ibに変換するbit 演算処理を行い、前記変換結果
であるIr,Ig,IbをRGB各成分を示す複数のfl
oating型のデータr,g,bに変換するデータ型の変換
処理も発生する。ここでは、この一連の処理をunpack処
理と呼ぶ。
【0005】次に、従来のpack処理とunpack処理につい
て説明する。
【0006】まず、従来のpack処理について説明する。
【0007】図4に、従来のpack処理のアセンブリ言語
によるプログラムとレジスタの状態の例を示す。
【0008】但し、%grはinteger 演算を行うためのge
neral(汎用)レジスタ,%frはfloating演算を行うた
めのfloatingレジスタ,/*…*/はコメント(注釈)
である。
【0009】(1)初めに、L402,403,404
では、初期状態として、RGBの各成分を示す複数のfl
oating型のデータr,g,bがfloatingレジスタ16,
17,18番にある(402,403,404)。
【0010】(r,g,bはfloating型,0.0≦r,
g,b≦255.0) (2)そして、L406,407,408では、floati
ng型のデータをinteger型のデータに変換する命令fcnvf
xにより、前記データr,g,bをinteger 型のデータ
Ir,Ig,Ibへ変換するデータ型の変換処理を順次
3回行う(406,407,408)。
【0011】(Ir,Ig,Ibはinteger 型,0≦I
r,Ig,Ib≦255) (3)次に、bit 演算処理を行うわけだが、一般にfloa
tingレジスタではbit 演算処理を行うことができない。
そこで、bit 演算処理を行うために、L410,41
1,412では、floatingレジスタからgeneral レジス
タへデータを転送する命令frtogrにより、前記データI
r,Ig,Ibをfloatingレジスタ16,17,18番
からbit 演算処理が可能なgeneral レジスタ16,1
7,18番へ転送するデータ転送処理を順次3回行う
(410,411,412)。 (4)最後に、前記データIr,Ig,Ibの有効な各
8bit を1つの画素データに変換するために、L41
4,415,416ではbit 演算処理を行う命令dep に
より、general レジスタ16,17,18番にある前記
Ir,Ig,Ibの有効な各8bit をgeneral レジスタ
19番の各8bit の部分に設定するbit 演算処理を順次
3回行う(414,415,416)。
【0012】前記の様に従来のpack処理では、floating
レジスタでfloating型のデータr,g,bをinteger 型
のデータIr,Ig,Ibへ変換した後、floatingレジ
スタでは一般にbit 演算処理を行えないので、floating
レジスタからbit 演算処理が可能なgeneral レジスタへ
転送し、general レジスタでbit 演算処理を行い1つの
画素データに変換する。このため、floatingレジスタか
らgeneral レジスタへのデータ転送処理と、更に、順次
3回のbit 演算処理が必要となり、pack処理に多大な時
間を要するという問題を有する。
【0013】次に、従来のunpack処理について説明す
る。
【0014】図5に、従来のunpack処理のアセンブリ言
語によるプログラムとレジスタの状態の例を示す。
【0015】(1)初めに、L502では、初期状態と
して、RGBの各成分Ir,Ig,Ibの各8bit を既
にpack処理した画素データがgeneral レジスタ19番に
ある(502)。
【0016】(Ir,Ig,Ibはinteger 型,0≦I
r,Ig,Ib≦255) (2)そして、L504,505,506ではbit 演算
処理を行う命令extru により、前記Ir,Ig,Ib各
8bit をそれぞれgeneral レジスタ16,17,18番に
設定するbit 演算処理を順次3回行う(504,50
5,506)。 (3)次に、データ型の変換処理を行うわけだが、一般
にgeneral レジスタではデータ型の変換処理を行うこと
ができない。そこで、データ型の変換処理を行うため
に、L508,509,510ではgeneral レジスタか
らfloatingレジスタへデータを転送する命令grtofrによ
り、前記データIr,Ig,Ibをgeneral レジスタ1
6,17,18番からデータ型の変換処理が可能なfloa
tingレジスタ16,17,18番へ転送するデータ転送
処理を順次3回行う(508,509,510)。
【0017】(4)最後に、L512,513,514
ではinteger 型のデータをfloating型のデータに変換す
る命令fcnvxfにより、floatingレジスタ16,17,1
8番にある前記データIr,Ig,Ibをfloating型の
データr,g,bへ変換するデータ型の変換処理を順次
3回行う(512,513,514)。
【0018】(r,g,bはfloating型,0.0≦r,
g,b≦255.0) 前記の様に従来のunpack処理では、1つの画素データを
generalレジスタでbit演算処理した後、general レジス
タからデータ型の変換処理が可能なfloatingレジスタへ
転送し、floatingレジスタでinteger 型のデータをfloa
ting型のデータへ変換する。このため、general レジス
タからfloatingレジスタへのデータ転送処理と、更に、
順次3回のbit 演算処理を必要となり、unpack処理に多
大な時間を要するという問題を有する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前記の様に従来のpack
処理では、floatingレジスタからgeneral レジスタへの
データ転送処理と、更に、順次3回のbit 演算処理を必
要とし、pack処理に多大な時間を要するという問題を有
する。
【0020】又、従来のunpack処理では、general レジ
スタからfloatingレジスタへのデータ転送処理と、更
に、順次3回のbit 演算処理を必要とし、unpack処理に
多大な時間を要するという問題を有する。
【0021】従って、本発明は、前記問題点を解決し
て、pack処理,unpack処理を著しく高速化することがで
きるグラフィックス・システムに適したマイクロプロセ
ッサ、及びそれを適用したグラフィックス・システムを
提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のグラフィックス・システムの幾何処理を行
うマイクロプロセッサは、floating(浮動小数点実数)
演算ユニット内に、floatingレジスタと、加算器と、乗
算器と、bit 演算処理を行うALUを有する。これによ
り、本発明のマイクロプロセッサは、floatingレジスタ
間でbit 演算処理を行うことができるので、floatingレ
ジスタ間でpack処理,unpack処理を高速に行うことが可
能となる。
【0023】以上の様に構成すれば、グラフィックス・
システムにおける画素データのpack処理,unpack処理を
高速に行うことができるグラフィックス・システムに適
したマイクロプロセッサを構成できる。又、それをグラ
フィックス・システムに適用することにより、画素デー
タのpack処理,unpack処理を著しく高速に行うことがで
きるグラフィックス・システムを構成できる。
【0024】
【作用】本発明のグラフィックス・システムの幾何処理
を行うマイクロプロセッサは、pack処理において、floa
tingレジスタにあるfloating型のデータを加算器により
integer 型のデータへ変換し、前記変換結果であるinte
ger 型のデータの有効なbit 部分をALUによりそのま
まfloatingレジスタでbit 演算処理を行い1つの画素デ
ータに変換する。この様に、本発明のマイクロプロセッ
サは、floatingレジスタからgeneral レジスタへのデー
タ転送処理を行わないので、pack処理を著しく高速化す
ることが可能となる。
【0025】又、本発明のグラフィックス・システムの
幾何処理を行うマイクロプロセッサは、unpack処理にお
いて、floatingレジスタにある複数の成分から構成され
る1つの画素データをALUによりそのままfloatingレ
ジスタで各成分を示す複数のinteger 型のデータに変換
するbit演算処理を行い、前記変換結果であるinteger型
のデータを加算器によりfloating型のデータへ変換す
る。この様に、本発明のマイクロプロセッサは、genera
l レジスタからfloatingレジスタへのデータ転送処理を
行わないので、unpack処理を著しく高速化することが可
能となる。
【0026】以上の様に、本発明のマイクロプロセッサ
は、グラフィックス・システムにおける画素データのpa
ck処理,unpack処理を著しく高速化することができる。
又、それを適用したグラフィックス・システムは、グラ
フィックス・システムにおける画素データのpack処理,
unpack処理を著しく高速化することが可能となる。
【0027】
【実施例】以下、実施例を図面によって詳細に説明す
る。
【0028】図10は、本発明のグラフィックス・シス
テムの一実施例を示す構成図である。
【0029】本発明のグラフィックス・システムは、幾
何処理を行うマイクロプロセッサCPU(101),メ
モリ(103)等を制御するコントローラ(102),
レンダリング処理を行う描画プロセッサ(104),描
画した画像を保持する画像メモリ(105),画像を表
示するディスプレイ(106)から構成される。
【0030】CPU(101)は、アプリケ−ションを
実行し幾何処理を行い図形の基準点の画素データとグラ
フィックス・コマンド(描画コマンド)を発行し、コン
トローラ(102)を通して描画プロセッサ(104)
に送出する。描画プロセッサ(104)は、図形の基準
点の画素データとグラフィックス・コマンドから図形の
内部の画素を内挿補間により1画素ずつ展開して描画す
るレンダリング処理を行い、ディスプレイに表示する内
容をビットマップ形式で保持する画像メモリ(105)
に書き込み、画像をディスプレイ(106)に表示す
る。
【0031】グラフィックス・システムは、画素データ
を、幾何処理ではfloating(浮動小数点実数)型で計算
し、レンダリング処理ではinteger (整数)型で計算す
る。ここでは、説明を簡単にするために、画像メモリの
画素データの色データRGBの各成分が各8bit ,合計
24bit であるグラフィックス・システムについて説明
する。
【0032】まず、幾何処理を行うマイクロプロセッサ
CPU(101)について説明する。
【0033】図2は、本発明のマイクロプロセッサの一
実施例を示す構成図である。
【0034】本発明のマイクロプロセッサは、マイクロ
プロセッサと外部を接続するSystem Interface(2
1),命令キャッシュIC(22),データキャッシュ
DC(23),マイクロプロセッサの各ユニットを制御
するControler(24),integer 演算を行うためのgen
eral レジスタGRs(25),integer 演算を実際に
行うinteger 演算ユニットIU(26),floating演算
を行うためのfloatingレジスタFRs(27),floati
ng演算を実際に行うfloating演算ユニットFU(28)
から構成される。
【0035】本発明のマイクロプロセッサは、System I
nterface(21)を介して、命令とデータを読み込み、
命令キャッシュIC(22),データキャッシュDC
(23)に格納し、命令に従ってControler がマイクロプ
ロセッサの各ユニットを制御し、必要なデータがGRs
(25),FRs(27)に格納され、IU(26),
FU(28)が命令の処理を実行する。
【0036】次に、FU(28)の構成について詳細に
説明する。
【0037】図1は、本発明のマイクロプロセッサのF
UとFRsの一実施例を示す構成図である。
【0038】FU(10)は、加減算やデータ型の変換
などの演算を行う加算器(11),乗除算や平方根など
の演算を行う乗算器(12),pack処理,unpack処理で
必要なbit 演算処理を行うALU(13)から構成され
る。FU(10)は、命令に従って、FRs(14)の
データを読み込み、加算器(11),乗算器(12),A
LU(13)で演算を行い、その結果のデータをFRs
(14)に書き込む。次に、本発明のマイクロプロセッ
サにおける高速なpack処理とunpack処理について詳細に
説明する。
【0039】まず、pack処理について説明する。
【0040】図6に、本発明のマイクロプロセッサにお
ける高速なpack処理のアセンブリ言語によるプログラム
とレジスタの状態の例を示す。
【0041】(1)初めに、L602,603,604
では、初期状態として、RGBの各成分を示す複数のfl
oating型のデータr,g,bがfloatingレジスタ16,
17,18番にある(602,603,604)。
【0042】(r,g,bはfloating型,0.0≦r,
g,b≦255.0) (2)次に、L607では、floating型のデータをinte
ger 型のデータへ変換してbit 演算処理を行う命令fcnv
fxdep により、前記floatingレジスタ16番にあるデー
タrをinteger 型のデータIrへ変換するデータ型の変
換処理を前記加算器(11)で行い、更に、前記データ
Irの有効な8bit をfloatingレジスタ19番の所定の
8bit の部分に設定するbit 演算処理を前記ALU(1
3)で行う(607)。同様に、L608,609で
は、前記データg,bについて同様な処理を行う(60
8,609)。この様にして、floating型のデ
ータr,g,bをinteger 型のデータIr,Ig,Ib
に変換し、integer 型のデータIr,Ig,Ibの有効
な各8bit を1つの画素データに変換する。
【0043】(Ir,Ig,Ibはinteger 型,0≦I
r,Ig,Ib≦255) 前記の様に本発明のマイクロプロセッサにおける高速な
pack処理では、floatingレジスタでfloating型のデータ
をinteger 型のデータへ変換し、従来のpack処理では必
要としていたfloatingレジスタからgeneral レジスタへ
のデータ転送処理を行わずに、そのままfloatingレジス
タでbit 演算処理を行い画素データに変換する。これに
より、floatingレジスタからgeneral レジスタへのデー
タ転送処理が不要となり、pack処理を著しく高速化する
ことができる。
【0044】次に、unpack処理について説明する。
【0045】図7に、本発明のマイクロプロセッサにお
ける高速なunpack処理のアセンブリ言語によるプログラ
ムとレジスタの状態の例を示す。
【0046】(1)初めに、L702では、初期状態と
して、RGBの各成分Ir,Ig,Ib各8bit を既に
pack処理した画素データがfloatingレジスタ19番にあ
る(702)。
【0047】(Ir,Ig,Ibはinteger 型,0≦I
r,Ig,Ib≦255) (2)次に、L705では、bit演算処理を行ってinteg
er型のデータをfloating型のデータへ変換する命令fext
rucnvxfにより、前記floating レジスタ19番にある画
素データのデータIrの8bit をfloatingレジスタ16
番に設定するbit 演算処理を前記ALU(13)で行
い、更に、前記データIrをfloating型のデータrへ変
換するデータ型の変換処理を前記加算器(11)で行う(7
05)。同様に、L706,707では、前記データI
g,Ibについて同様な処理を行う(706,70
7)。この様にして、前記画素データの各成分Ir,I
g,Ibの各8bit を、各成分を示す複数のfloating型
のデータr,g,bへ変換する。
【0048】(r,g,bはfloating型,0.0≦r,
g,b≦255.0) 前記の様に本発明のマイクロプロセッサにおける高速な
unpack処理では、従来のunpack処理では必要としていた
general レジスタからfloatingレジスタへのデータ転送
処理を行わずに、そのままfloatingレジスタで画素デー
タのbit 演算処理を行い、integer 型のデータをfloati
ng型のデータへ変換する。これにより、general レジス
タからfloatingレジスタへのデータ転送処理が不要とな
り、unpack処理を著しく高速化することができる。
【0049】次に、別のFU(28)の構成について詳
細に説明する。
【0050】図1に示した本発明のマイクロプロセッサ
のFU(10)は、加算器(11),乗算器(12),A
LU(13)を1組ずつ有しているが、図3に示したよ
うに複数組有しても良い。
【0051】図3は、加算器,乗算器,ALUを3組有
する本発明のマイクロプロセッサのFUとFRsの一実
施例を示す構成図である。
【0052】FU(310)は、加減算やデータ型の変
換などの演算を行う加算器(301,302,30
3),乗除算や平方根などの演算を行う乗算器(30
4,305,306),pack処理,unpack処理で必要な
bit 演算処理を行うALU(307,308,309)
から構成される。FU(310)は、命令に従って、F
Rs(311)のデータを読み込み、加算器(301,
302,303),乗算器(304,305,30
6),ALU(307,308,309)で演算を行
い、その結果のデータをFRs(311)に書き込む。
【0053】次に、本発明のマイクロプロセッサの別の
FUの構成における高速なpack処理とunpack処理につい
て詳細に説明する。
【0054】図8に、本発明のマイクロプロセッサにお
ける高速なpack処理のアセンブリ言語によるプログラム
とレジスタの状態の例を示す。
【0055】(1)初めに、L802,803,804
では、初期状態として、RGBの各成分を示す複数のfl
oating型のデータr,g,bがfloatingレジスタ16,
17,18番にある(802,803,804)。
【0056】(r,g,bはfloating型,0.0≦r,
g,b≦255.0) (2)次に、L807では、3つのfloating型のデータ
をinteger型のデータへ変換してbit 演算処理を行う命
令fcnvfxpack3により、前記floatingレジスタ16,1
7,18番にあるデータr,g,bをinteger 型のデー
タIr,Ig,Ibへ変換するデータ型の変換処理を前
記加算器(301,302,303)で行い、更に、前記
データIr,Ig,Ibの有効な各8bit をfloatingレ
ジスタ19番の所定の8bit の部分に設定するbit 演算
処理を前記ALU (307,308,309)で行う(60
7)。この様にして、floating型のデータr,g,bを
integer 型のデータIr,Ig,Ibに変換し、intege
r 型のデータIr,Ig,Ibの有効な各8bit を1つ
の画素データに変換する。
【0057】(Ir,Ig,Ibはinteger 型,0≦I
r,Ig,Ib≦255) 前記の様に本発明のマイクロプロセッサにおける高速な
pack処理では、floatingレジスタでfloating型のデータ
をinteger 型のデータへ変換し、従来のpack処理では必
要としていたfloatingレジスタからgeneral レジスタへ
のデータ転送処理を行わずに、更に、前記実施例ではそ
のままfloatingレジスタで順次3回必要としていたbit
演算処理を1回のbit 演算処理で行い画素データに変換
する。これにより、floatingレジスタからgeneral レジ
スタへのデータ転送処理が不要となり、更に、bit 演算
処理を1回に削減しているので、pack処理を著しく高速
化することができる。
【0058】図9に、本発明のマイクロプロセッサにお
ける高速なunpack処理のアセンブリ言語によるプログラ
ムとレジスタの状態の例を示す。
【0059】(1)初めに、L902では、初期状態と
して、RGBの各成分Ir,Ig,Ib各8bit を既に
pack処理した画素データがfloatingレジスタ19番にあ
る(902)。
【0060】(Ir,Ig,Ibはinteger 型,0≦I
r,Ig,Ib≦255) (2)次に、L905では、3回分のbit 演算処理を行
ってfloating型のデータをinteger 型のデータへ変換す
る命令funpack3cnvxfにより、前記floatingレジスタ1
9番にある画素データのデータIr,Ig,Ibの各8
bit をfloatingレジスタ16,17,18番に設定する
bit 演算処理を前記ALU(307,308,309)
で行い、更に、前記データIr,Ig,Ibをfloating
型のデータr,g,bへ変換するデータ型の変換処理を
前記加算器(301,302,303)で行う(90
6,907,908)。この様にして、前記画素データ
の各成分Ir,Ig,Ibの各8bit を、各成分を示す
複数のfloating型のデータr,g,bへ変換する。
【0061】(r,g,bはfloating型,0.0≦r,
g,b≦255.0) 前記の様に本発明のマイクロプロセッサにおける高速な
unpack処理では、従来のunpack処理では必要としていた
general レジスタからfloatingレジスタへのデータ転送
処理を行わずに、更に、前記実施例ではそのままfloati
ngレジスタで順次3回必要としていたbit 演算処理を1
回のbit 演算処理で画素データのbit 演算処理を行い、
integer 型のデータをfloating型のデータへ変換する。
これにより、general レジスタからfloatingレジスタへ
のデータ転送処理が不要となり、更に、bit 演算処理を
1回に削減しているので、unpack処理を著しく高速化す
ることができる。
【0062】以上、詳細に説明した様に、本発明のマイ
クロプロセッサは、グラフィックス・システムにおける
画素データのpack処理,unpack処理において、floating
レジスタとgeneral レジスタ間のデータ転送処理を不要
にし、更に、3回分のbit 演算処理を1回のbit 演算処
理に削減している。これにより、本発明のマイクロプロ
セッサは、pack処理,unpack処理を著しく高速化するこ
とができる。
【0063】又、本発明のマイクロプロセッサをCPU
に用いたグラフィックス・システムも、グラフィックス
・システムにおける画素データのpack処理,unpack処理
を著しく高速化することができる。
【0064】
【発明の効果】以上、詳細に説明した様に、本発明のグ
ラフィックス・システムに適したマイクロプロセッサ、
及びそれを適用したグラフィックス・システムによれ
ば、グラフィックス・システムにおける画素データに関
するpack処理,unpack処理を著しく高速化することがで
きるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロプロセッサのFUとFRsの
一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明のマイクロプロセッサの一実施例を示す
構成図である。
【図3】本発明のマイクロプロセッサの一実施例を示す
構成図である。
【図4】従来のpack処理のアセンブリ言語によるプログ
ラムとレジスタの状態を示す図である。
【図5】従来のunpack処理のアセンブリ言語によるプロ
グラムとレジスタの状態を示す図である。
【図6】本発明のマイクロプロセッサにおける高速なpa
ck処理のアセンブリ言語によるプログラムとレジスタの
状態を示す図である。
【図7】本発明のマイクロプロセッサにおける高速なun
pack処理のアセンブリ言語によるプログラムとレジスタ
の状態を示す図である。
【図8】本発明のマイクロプロセッサにおける高速なpa
ck処理のアセンブリ言語によるプログラムとレジスタの
状態を示す図である。
【図9】本発明のマイクロプロセッサにおける高速なun
pack処理のアセンブリ言語によるプログラムとレジスタ
の状態を示す図である。
【図10】本発明のグラフィックス・システムの一実施
例を示す構成図である。
【符号の説明】
10…FU、11…加算器、12…乗算器、13…AL
U、14,27,311…FRs、21…System Interfac
e、22…IC、23…DC、24…Controler 、25
…GRs、26…IU、28,310…FU、301,
302,303…加算器、304,305,306…乗
算器、307,308,309…ALU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 秀樹 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グラフィックス・システムの幾何処理を行
    うマイクロプロセッサにおいて、 floating(浮動小数点実数)演算ユニット内に、floati
    ngレジスタと、加算器と、乗算器と、bit演算処理を行
    うALUを有し、(1)floatingレジスタにある1画素
    のデータを構成する各成分を示す複数のfloating型のデ
    ータを加算器によりfloating型からinteger(整数)型へ
    変換し、(2)前記変換結果である各成分を示す複数の
    integer型のデータの有効なbit部分をALUにより1つ
    の画素データに変換するpack処理をfloatingレジスタ間
    で行うことを特徴とするマイクロプロセッサ。
  2. 【請求項2】グラフィックス・システムの幾何処理を行
    うマイクロプロセッサにおいて、 floating(浮動小数点実数)演算ユニット内に、floati
    ngレジスタと、加算器と、乗算器と、bit 演算処理を行
    うALUを有し、(1)floatingレジスタにある複数の
    成分から構成される1つの画素データをALUにより各
    成分を示す複数のinteger 型のデータに変換し、(2)
    前記変換結果である各成分を示す複数のinteger 型のデ
    ータを加算器によりinteger 型からfloating型へ変換す
    るunpack処理をfloatingレジスタ間で行うことを特徴と
    するマイクロプロセッサ。
  3. 【請求項3】グラフィックス・システムの幾何処理を行
    うマイクロプロセッサにおいて、 floating(浮動小数点実数)演算ユニット内に、floati
    ngレジスタと、加算器と、乗算器と、bit 演算処理を行
    うALUを有し、(1)floatingレジスタにある1画素
    のデータを構成する各成分を示す複数のfloating型のデ
    ータを加算器によりfloating型からinteger (整数)型
    へ変換し、(2)前記変換結果である各成分を示す複数
    のinteger 型のデータの有効なbit部分をALUにより
    1つの画素データに変換するpack処理をfloatingレジス
    タ間で行う命令を有することを特徴とするマイクロプロ
    セッサ。
  4. 【請求項4】グラフィックス・システムの幾何処理を行
    うマイクロプロセッサにおいて、 floating(浮動小数点実数)演算ユニット内に、floati
    ngレジスタと、加算器と、乗算器と、bit 演算処理を行
    うALUを有し、(1)floatingレジスタにある複数の
    成分から構成される1つの画素データをALUにより各
    成分を示す複数のinteger 型のデータに変換し、(2)
    前記変換結果である各成分を示す複数のinteger 型のデ
    ータを加算器によりinteger 型からfloating型へ変換す
    るunpack処理をfloatingレジスタ間で行う命令を有する
    ことを特徴とするマイクロプロセッサ。
JP5056792A 1993-03-17 1993-03-17 マイクロプロセッサ Pending JPH06266554A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5056792A JPH06266554A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 マイクロプロセッサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5056792A JPH06266554A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 マイクロプロセッサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06266554A true JPH06266554A (ja) 1994-09-22

Family

ID=13037267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5056792A Pending JPH06266554A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 マイクロプロセッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06266554A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277304A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Fujitsu Semiconductor Ltd 描画データ処理方法、図形描画システム、及び図形描画データ作成プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277304A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Fujitsu Semiconductor Ltd 描画データ処理方法、図形描画システム、及び図形描画データ作成プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2582999B2 (ja) カラーパレット発生方法、装置及びデータ処理システム並びにルックアップテーブル入力発生方法
US5862066A (en) Methods and apparatus for fast check of floating point zero or negative zero
EP0817119A2 (en) Image resizing apparatus
JPH01191985A (ja) 画像処理方法
JP2601960B2 (ja) データ処理方法及びその装置
US5463723A (en) Method and apparatus for filling polygons
JPH03105614A (ja) マトリツクス演算回路
US5892516A (en) Perspective texture mapping circuit having pixel color interpolation mode and method thereof
JPH06266554A (ja) マイクロプロセッサ
US7397479B2 (en) Programmable multiple texture combine circuit for a graphics processing system and method for use thereof
US7027072B1 (en) Method and system for spatially compositing digital video images with a tile pattern library
US5555355A (en) System and method for clamping variable values without using branch instructions
JPH03268024A (ja) マイクロプロセッサ、情報処理装置及びそれを用いた図形表示装置
JPH0721155A (ja) 中央演算処理装置
JP2511966B2 (ja) 図形処理装置
JPS6290772A (ja) 三次元物体表示処理方式
JPH0329059A (ja) 画像処理方法および装置
JPH01236375A (ja) グラフィック処理装置
JPH03263275A (ja) マスク処理装置
JPS6362079A (ja) グラフイツクデイスプレイ
JPS61130993A (ja) 図形処理方法及び装置
JPH0434175B2 (ja)
JPS62274426A (ja) 座標変換装置
JPS63163981A (ja) 図形拡大縮小回路
JP2003317087A (ja) 画像処理装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040325