JPH06266501A - 表示一体型タブレット装置 - Google Patents

表示一体型タブレット装置

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JPH06266501A
JPH06266501A JP5053993A JP5053993A JPH06266501A JP H06266501 A JPH06266501 A JP H06266501A JP 5053993 A JP5053993 A JP 5053993A JP 5053993 A JP5053993 A JP 5053993A JP H06266501 A JPH06266501 A JP H06266501A
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Kosei Tagawa
孝生 田川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示パネルの一方の電極密度が他方の電極密
度よりも大きい場合でも高い座標検出精度を得る。 【構成】 コモン電極群の略3倍の電極密度を有するセ
グメント電極群を走査する際のセグメント電極走査用ク
ロック信号cp1oxは、コモン電極走査用クロック信号cp1
oyの3倍の周波数を有する。セグメント駆動回路に入力
されるシフトデータsoはコモン駆動回路に入力されるシ
フトデータsoと同じパルス幅を有する。その結果、x方
向への走査速度(セグメント電極走査信号xのシフト速
度)とy方向への走査速度(コモン電極走査信号yのシフ
ト速度)とを略同じにできる。また、アクティブ状態の
セグメント電極幅をコモン電極幅と同じにできる。こう
して、x座標検出期間に検出ペンの検出電極に誘起され
る電圧波形とy座標検出期間に誘起される電圧波形とを
略同じにして高い座標検出精度を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサなどに使用される表示一体型タ
ブレット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】手書き文字や図形をコンピュータやワー
ドプロセッサなどに入力する手段として、例えば、液晶
ディスプレイと静電誘導型タブレットを積層して、我々
が紙に筆記用具で書く感覚で文字や図形を静電誘導型タ
ブレットに入力できるようにした表示部一体型タブレッ
ト装置が実用化されている。しかしながら、この表示部
一体型タブレット装置は、電極のある部分とない部分と
では反射率や透過率が異なるために表示画面上で格子状
に電極が見え、液晶表示の質を落とす原因となってい
る。
【0003】そこで、このような欠点をなくしたタブレ
ットとして、最近、図6に示すような表示一体型タブレ
ット装置が提案されている(特願平3−46751号)。 この表示一体型タブレット装置は、液晶ディスプレイの
表示電極と静電容量型タブレット装置の座標検出電極を
兼ねたものである。そして、図7に示すように1フレー
ム期間中にタブレット上の指示座標を検出する座標検出
期間と画像を表示する表示期間とを設けて、座標検出と
画像表示とを時分割で行うようにしている。
【0004】図6において、液晶パネル101は互いに
直交して配列されたコモン電極Y1〜Ym(以下、任意の
コモン電極をYと記載する)とセグメント電極X1〜Xm
(以下、任意のセグメント電極をXと記載する)との間
に液晶を挟入して構成されており、各コモン電極Yとセ
グメント電極Xとが交差する領域で各画素を構成してい
る。つまり、上記液晶パネル101にはn×mドットの
画素がマトリクス状に配列されていることになる。尚、
単色表示のパーソナルコンピュータ用に使用する液晶パ
ネルの場合には、通常n=480,m=640に設定さ
れる。
【0005】この表示一体型タブレット装置は、上述の
液晶ディスプレイ上に静電容量型タブレットを積層した
ものに比べて、格子状の電極パターンがなくなり見易く
なるといった利点の他に、液晶ディスプレイと静電容量
型タブレットとの電極や駆動回路を兼用しているためコ
ストダウンや小型軽量化が容易になるといった利点があ
る。
【0006】上記表示一体型タブレット装置は次のよう
に動作する。すなわち、上記コモン電極Yを駆動するた
めのコモン駆動回路102と、上記セグメント電極Xを
駆動するためのセグメント駆動回路103とは、切り替
え回路104を介して表示制御回路105と検出制御回
路106に接続されている。この切り替え回路104
は、制御回路107によって制御されて、表示期間には
表示制御回路105からの出力信号をコモン駆動回路1
02およびセグメント駆動回路103に出力する一方、
座標検出期間には検出制御回路106からの出力信号を
コモン駆動回路102およびセグメント駆動回路103
に出力する。尚、図6においては、上記切り替え回路1
04,表示制御回路105,検出制御回路106および制
御回路107を各ブロックに分割して表現している。と
ころが、実際の回路においては上記各回路はLSI(大
規模集積回路)化されており、上記のようなブロックに
は形態上厳密に区分できない。
【0007】上記表示期間においては、先ず制御回路1
07からセグメント駆動回路103および切り替え回路
104に対して出力されるモード信号modeが表示モード
側に切り替えられる。そうすると、セグメント駆動回路
103は表示モードを選択さすると共に、切り替え回路
104は表示制御回路105側からの出力信号を選択出
力するように切り替わる。そして、上記表示制御回路1
05のシフトデータ出力端子Sからはシフトデータsが
出力され、反転信号出力端子FRからは反転信号frが出
力され、クロック出力端子CP1からはクロック信号cp
1が出力され、クロック出力端子CP2からはクロック
信号cp2が出力され、データ出力端子D0〜D3からは
表示データD0〜D3が出力される。
【0008】上記クロック信号cp1は1行分の画素を表
示する期間を周期とするクロック信号であり、切り替え
回路104の出力端子CP1Oを介してクロック信号cp
1oとしてコモン駆動回路102のクロック入力端子YC
Kとセグメント駆動回路103のラッチパルス入力端子
XLPに入力される。また、特定のコモン電極Yを選択
するためのパルス信号であるシフトデータsは、切り替
え回路104の出力端子SOを介してシフトデータsoと
してコモン駆動回路102のシフトデータ入力端子DI
O1に上記クロック信号cp1oと同期して入力される。
【0009】上記コモン駆動回路102にシフトデータ
soが入力されるとこのシフトデータsoのパルス位置がシ
フトレジスタによってクロック信号cp1oに同期してシフ
トされ、そのシフト位置に対応するコモン駆動回路10
2の出力端子O1〜Onからコモン電極Y1〜Ynにコモ
ン電極駆動信号の駆動パルスが印加される。このコモン
電極駆動信号は直流電源回路112から供給されるバイ
アス電源V0〜V5に基づいて生成される。
【0010】上記クロック信号cp2は1行分の画素を表
示する期間を数分割した期間を周期とするクロック信号
であり、上記切り替え回路104の出力端子CP2Oを
介してクロック信号cp2oとしてセグメント駆動回路10
3のクロック入力端子XCKに入力される。
【0011】上記表示データD0〜D3は切り替え回路1
04の出力端子D0O〜D3Oを介して表示データD0o
〜D3oとしてセグメント駆動回路103の入力端子XD
0〜XD3に入力され、セグメント駆動回路103内の
レジスタにクロック信号cp2oに同期して順次取り込まれ
る。そして、1行分の画素に対応する表示データが総て
取り込まれると、この取り込まれた表示データが上記ラ
ッチパルス入力端子XLPに入力されるクロック信号cp
1oのタイミングでラッチされ、各表示データに対応する
セグメント電極駆動信号の駆動パルスがセグメント駆動
回路103の出力端子O1〜Omからセグメント電極X
1〜Xmに印加される。このセグメント駆動信号も直流電
源回路112から供給されるバイアス電源V0〜V5に基
づいて作成される。
【0012】尚、上記反転信号frは、表示期間において
液晶に印加する電圧の印加方向を周期的に反転させて液
晶の電気分解による劣化を防止するための信号であり、
切り替え回路104の反転信号出力端子FROを介して
反転信号froとしてコモン駆動回路102の反転信号入
力端子YFRとセグメント駆動回路103の反転信号入
力端子XFRとに入力される。
【0013】こうして、上記コモン駆動回路102およ
びセグメント駆動回路103の動作によって液晶パネル
101の画素マトリックスがその行順序に従って駆動さ
れ、表示データD0〜D3に応じた画像が液晶パネル10
1に表示されるのである。
【0014】一方、上記座標検出期間においては、先ず
制御回路107からセグメント駆動回路103および切
り替え回路104に対して出力されるモード信号modeが
座標検出モード側に切り替えられる。そうすると、セグ
メント駆動回路103は座標検出モードを選択すると共
に、切り替え回路104は検出制御回路106側からの
出力信号を選択出力するように切り替わる。そして、上
記検出制御回路106のシフトデータ出力端子Sdから
はシフトデータsdが出力され、反転信号出力端子FRd
からは反転信号frdが出力され、クロック出力端子CP
1dからはクロック信号cp1dが出力され、クロック出力
端子CP2dからはクロック信号cp2dが出力され、デー
タ出力端子D0d〜D3dからは駆動データD0d〜D3dが
出力される。
【0015】上記クロック信号cp1dは1本のコモン電極
Yあるいは1本のセグメント電極Xを走査する走査期間
を周期とするクロック信号であり、切り替え回路4の出
力端子CP1Oを介してクロック信号cp1oとしてコモン
駆動回路102のクロック入力端子YCKとセグメント
駆動回路103のラッチパルス入力端子XLPに入力さ
れる。また、特定のコモン電極Yあるいはセグメント電
極Xを選択するためのパルス信号であるシフトデータsd
は、切り替え回路104の出力端子SOを介してシフト
データsoとしてコモン駆動回路102のシフトデータ入
力端子DIO1あるいはセグメント駆動回路103のシ
フトデータ入力端子EIO1に上記クロック信号cp1dと
同期して入力される。
【0016】そうすると、上述の表示期間の場合と同様
にして、上記コモン駆動回路102に入力されたシフト
データsoのパルス位置がシフトレジスタによってクロッ
ク信号cp1oに同期してシフトされ、そのシフト位置に対
応する出力端子O1〜Onからコモン電極Y1〜Ynにコ
モン電極走査信号y1〜yn(以下、任意のコモン電極走
査信号をyと記載する)の走査パルスが順次印加され
る。このコモン電極走査信号yは直流電源回路112か
ら供給されるバイアス電源V0〜V5に基づいて生成され
る。
【0017】一方、上記座標検出モードを選択した上記
セグメント駆動回路103に入力されたシフトデータso
のパルス位置がシフトレジスタによってクロック信号cp
1oに同期してシフトされ、そのシフト位置に対応する出
力端子O1〜Omからセグメント電極X1〜Xmにセグメ
ント電極走査信号x1〜xn(以下、任意のセグメント電
極走査信号をxと記載する)の走査パルスが順次印加さ
れる。
【0018】上述の説明は、上記シフトデータsoとクロ
ック信号cp1oとに基づいてセグメント電極Xを走査する
場合について説明しているが、次のようにしてセグメン
ト電極Xを走査してもよい。すなわち、上記検出制御回
路106から出力される駆動データD0d〜D3dのいずれ
かのビットをシフトデータsdとし、クロック信号cp2dを
同期信号として、順次セグメント駆動回路103の出力
端子O1〜Omから各セグメント電極X1〜Xmにセグメ
ント電極走査信号xを出力するのである。その際に、上
記クロック信号cp2dはセグメント電極Xを走査する走査
期間を周期とするクロック信号であり、上記切り替え回
路104の出力端子CP2Oを介してクロック信号cp2o
としてセグメント駆動回路103のクロック入力端子X
CKに入力される。
【0019】尚、上記セグメント駆動回路103におけ
る出力端子EIO2は上記シフトレジスタの最終段の出
力端子であり、この出力端子EIO2からは図9に示す
ようにシフトデータsdと同じパルス幅のパルス信号sio2
が出力される。上記セグメント電極走査信号xも直流電
源回路112から供給されるバイアス電源V0〜V5に基
づいて作成される。
【0020】上記座標検出期間はx座標検出期間とそれ
に続くy座標検出期間に分かれており、x座標検出期間
にはセグメント電極Xにセグメント電極走査信号xの走
査パルスを順次印加する一方、y座標検出期間にはコモ
ン電極Yにコモン電極走査信号yの走査パルスを順次印
加する。その際に、上記セグメント電極Xあるいはコモ
ン電極Yのうちの走査される電極用のセグメント電極走
査信号xあるいはコモン電極走査信号yの走査パルス電
圧(以下、走査電圧と言う)は、直流電源回路112から
供給されるバイアス電源電圧“V5"に設定されている。
一方、セグメント電極Xあるいはコモン電極Yのうちの
走査されない電極用のセグメント電極走査信号xあるい
はコモン電極走査信号yの電圧(以下、非走査電圧と言
う)は、直流電源回路112から供給されるバイアス電
源電圧“V1"に設定されている。
【0021】上記走査電圧V5の印加に起因して、図8
(a)に示すようなセグメント電極Xあるいはコモン電極
Yと指示座標検出ペン(以下、単に検出ペンという)10
8の検出電極との間の浮遊容量によって、検出ペン10
8に図8(b)に示すように電圧が誘起される。この検出
ペン108に生じた誘起電圧は、アンプ109で増幅さ
れて図8(c)に示すように2値化された後、x座標検出
回路110およびy座標検出回路111に入力される。 このx座標検出回路110およびy座標検出回路111
は、上記アンプ109からの出力信号と制御回路107
からのタイミング信号とに基づいて、上記走査電圧V5
が印加されてから誘起電圧が最高値になる迄の時間
“T"を検出することにより、夫々上記検出ペン108
が指示する位置のx座標あるいはy座標を検出する。
【0022】図9は、上記x座標検出期間中において、
液晶パネル101のセグメント電極Xに印加されるセグ
メント電極走査信号xのタイミングチャートを示す。
【0023】図10は、上述のような構成を有する表示
一体型タブレット装置をカラー表示に適用した場合にお
ける液晶パネル120,コモン駆動回路121およびセ
グメント駆動回路122のブロック図である。この場合
における表示一体型タブレット装置は、液晶パネル12
0における各画素に所定の透過光特性を有するフィルタ
が形成されている以外は、図6に示す表示一体型タブレ
ット装置と基本的には同じ構成を有している。
【0024】図10に示すように、オペレータから見て
コモン電極Yがセグメント電極Xよりも上側に位置して
いる場合には、R(赤)用の表示データ(例えば、表示デ
ータD0o)に基づいてセグメント電極駆動信号の駆動パ
ルスが印加されるセグメント電極(例えば、X1,X4,
7,…)に対向するコモン電極Yにおける交差領域上に
Rのカラーフィルタが形成される。また、G(緑)用の表
示データ(例えば、表示データD1o)に基づいてセグメン
ト電極駆動信号の駆動パルスが印加されるセグメント電
極(例えば、X2,X5,X8,…)に対向するコモン電極Yに
おける交差領域上にGのカラーフィルタが形成される。
同様に、B(青)用の表示データ(例えば、表示データD2
o)に基づいてセグメント電極駆動信号の駆動パルスが印
加されるセグメント電極(例えば、X3,X6,X9,…)に対
向するコモン電極Yにおける交差領域上にBのカラーフ
ィルタが形成される。
【0025】尚、上記カラーフィルタが形成される面は
上述の場合に限らず、セグメント電極Xが上側に位置し
ている場合にはセグメント電極X上となる。あるいは、
下側に位置する電極が形成されているガラス基板上の場
合も有り得る。また、外部から入射された光の反射光に
よって液晶パネル120上の表示を見る場合には、上記
R,BおよびGの各色の補色であるC(シアン),M(マゼ
ンダ)およびY(イエロー)のカラーフィルタが形成され
る。また、フルカラーを必要としない簡易型液晶パネル
の場合には2種類のカラーフィルタが形成される。
【0026】上記カラー表示用の液晶パネル120は、
セグメント電極Xの電極幅が図6に示す単色表示用の液
晶パネル101よりも狭くなっており、ピッチも小さく
なっている。また、それに連れて、セグメント電極Xの
本数も多くなっており、セグメント駆動回路122の出
力端子O1〜Om数も多くなっている。
【0027】例えば、図6に示す単色表示の表示一体型
タブレット装置の場合には、上述のようにセグメント電
極Xの数はm=640でありコモン電極Yの数はn=4
80である。そして、セグメント電極Xのピッチとコモ
ン電極Yのピッチとは略同じになっている。ところが、
図10に示すようなカラー表示用の液晶パネル120の
場合には、表示される映像の最小単位(以下、絵素と言
う)はコモン電極Yに沿って配列されたRGBの3画素
を1組として構成されるから、図6に示す表示一体型タ
ブレット装置と同じ480×640の絵素を表示するに
は、セグメント電極Xは640×3=1920本必要と
なる。しかも、カラー表示の表示一体型タブレット装置
の場合にも、単色表示の表示一体型タブレット装置との
互換性を有するように、液晶パネル120の縦横の寸法
が単色表示用の液晶パネル101の寸法と略同じに形成
される。その結果、図10に示すように、カラー表示の
液晶パネル120におけるセグメント電極Xの幅がコモ
ン電極Yの幅よりも細くなっている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図10
に示すようなカラー表示用の液晶パネル120では、セ
グメント電極Xの電極密度がコモン電極Yの電極密度の
大略3倍になっている。したがって、このような液晶パ
ネル120を用いて表示一体型タブレット装置を構成す
る際には、以下のような問題が生ずる。
【0029】・第1の問題点 図6に示すような単色表示の表示一体型タブレット装置
の場合には、上記x座標検出期間には640本の電極を
走査すればよい。したがって、上記クロック信号cp1dの
周波数を3MHzとすると、1本のセグメント電極Xの
走査期間は0.333μsecであるから、x座標検出期間
は0.333×640=213.12μsecとなる。これ
に対して、図10に示すような液晶パネル120を有す
るカラー表示の表示一体型タブレット装置の場合のx座
標検出期間は0.333×1920=639.36μsec
となり、x座標検出期間が単色表示の表示一体型タブレ
ット装置よりも略430μsec長くなる。
【0030】その結果、カラー表示の表示一体型タブレ
ット装置の毎秒フレーム数を単色表示の表示一体型タブ
レット装置の毎秒フレーム数と同じにした場合には、図
7より、x座標検出期間が長くなって座標検出期間が長
くなるとその分だけ表示期間が短くなる。そうすると、
表示のデューティー比が下がって表示画質の劣化を招く
という問題が生ずる。
【0031】また、上記セグメント電極Xのピッチがコ
モン電極Yのピッチよりも小さいので、セグメント電極
Xとコモン電極Yを同じクロック信号cp1dに同期して走
査すると、x方向への走査速度(セグメント電極走査信
号xのシフト速度)がy方向への走査速度(コモン電極走
査信号yのシフト速度)よりも遅くなる。そうすると、
検出ペン108の検出電極に電圧を誘起させるセグメン
ト電極Xへの印加パルスが上記検出電極に接近して来る
時間が長くなり、上記検出電極の直下を通過する時間も
長くなる。
【0032】図11は、ピッチの異なるセグメント電極
Xとコモン電極Yとを走査する際に検出ペン108の検
出電極に誘起される電圧の波形(ピーク値を“1"とした
相対波形)を示す。上述のことから、ピッチの小さいセ
グメント電極Xを走査する際に誘起される電圧波形はピ
ッチの大きなコモン電極Yを走査する際に誘起される電
圧波形に比較して、裾野が広がって全体になだらかな曲
線を呈する。このように、上記検出ペン108の検出電
極に誘起される電圧波形がなだらかであるということ
は、この誘起電圧を図8(c)に示すようにコンパレータ
等によって2値化する際に電圧波形の裾野に入っている
ノイズの影響を受けてパルスの立ち上り時間“T1"がば
らつき易い。したがって、この立ち上がり時間“T1"に
基づいて算出される電圧波形のピーク迄の時間“T"の
値もばらつき易くなり、検出ペン108先端のx座標の
検出精度が低下することになる。
【0033】・第2の問題点 上述のような単色表示の表示一体型タブレット装置やカ
ラー表示の表示一体型タブレット装置は、図8に示すよ
うに、セグメント電極Xあるいはコモン電極Yと検出ペ
ン108の検出電極との間の静電容量を利用して検出ペ
ン108の先端座標を検出する。その際に、上記検出電
極に誘起される電圧は上記静電容量に比例する。
【0034】したがって、上記カラー表示の表示一体型
タブレット装置におけるセグメント電極Xのように電極
幅が狭い場合には、検出ペン108の検出電極に誘起さ
れる電圧も低くなる。その結果、検出ペン108先端の
x座標の検出精度が低下することになる。
【0035】そこで、この発明の目的は、表示パネルの
一方の電極密度が他方の電極密度よりも大きい場合であ
っても表示画質を劣化させることなく高い座標検出精度
が得られる表示一体型タブレット装置を提供することに
ある。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、所定の密度で配列されたセグメント
電極群とこのセグメント電極群に直交して異なる密度で
配列されたコモン電極群との間に表示用材料を挟入して
デューティータイプの駆動方法によって駆動される表示
パネルと、上記表示パネルのセグメント電極群及びコモ
ン電極群と静電的に結合された検出電極を先端に有する
検出ペンと、上記セグメント電極群を駆動するセグメン
ト駆動回路と、上記コモン電極群を駆動するコモン駆動
回路と、表示期間に上記セグメント駆動回路およびコモ
ン駆動回路を制御して上記表示パネル上に画像を表示す
る表示制御回路と、座標検出期間に上記セグメント駆動
回路を制御して上記表示パネルのセグメント電極群に順
次走査電圧を印加して走査する一方上記コモン駆動回路
を制御して上記コモン電極群に順次走査電圧を印加して
走査する検出制御回路と、上記検出ペンからの出力信号
の発生タイミングと上記セグメント電極群あるいはコモ
ン電極群の走査タイミングとから上記検出ペン先端によ
って指示された表示パネル上の座標を検出する座標検出
回路を有する表示一体型タブレット装置において、上記
検出制御回路は、上記セグメント電極群およびコモン電
極群のうち配列密度の高い方の電極群に係る単位時間当
たりの走査本数が配列密度の低い方の電極群に係る単位
時間当たりの走査本数よりも多くなるように上記セグメ
ント駆動回路およびコモン駆動回路を制御する構成を有
することを特徴としている。
【0037】また、第2の発明は、所定の密度で配列さ
れたセグメント電極群とこのセグメント電極群に直交し
て異なる密度で配列されたコモン電極群との間に表示用
材料を挟入してデューティータイプの駆動方法によって
駆動される表示パネルと、上記表示パネルのセグメント
電極群およびコモン電極群と静電的に結合された検出電
極を先端に有する検出ペンと、上記セグメント電極群を
駆動するセグメント駆動回路と、上記コモン電極群を駆
動するコモン駆動回路と、表示期間に上記セグメント駆
動回路およびコモン駆動回路を制御して上記表示パネル
上に画像を表示する表示制御回路と、座標検出期間に上
記セグメント駆動回路を制御して上記表示パネルのセグ
メント電極群に順次走査電圧を印加して走査する一方上
記コモン駆動回路を制御して上記コモン電極群に順次走
査電圧を印加して走査する検出制御回路と、上記検出ペ
ンからの出力信号の発生タイミングと上記セグメント電
極群あるいはコモン電極群の走査タイミングとから上記
検出ペン先端によって指示された表示パネル上の座標を
検出する座標検出回路を有する表示一体型タブレット装
置において、上記検出制御回路は、複数本のセグメント
電極あるいは複数本のコモン電極が同時に走査されるよ
うに、且つ、上記セグメント電極群およびコモン電極群
のうち配列密度の高い方の電極群に係る同時に走査され
る電極本数が配列密度の低い方の電極群に係る同時に走
査される電極本数よりも多くなるように、上記セグメン
ト駆動回路およびコモン駆動回路を制御する構成を有す
ることを特徴としている。
【0038】
【作用】第1の発明では、座標検出期間において、検出
制御回路によってセグメント駆動回路およびコモン駆動
回路が交互に制御されて、液晶パネルを構成するセグメ
ント電極群およびコモン電極群が交互に走査される。そ
の際に、上記セグメント電極群およびコモン電極群のう
ち配列密度の高い方の電極群に係る単位時間当たりの走
査本数が配列密度の低い方の電極群に係る単位時間当た
りの走査本数よりも多くなるように走査されるので、x
方向への走査速度とy方向への走査速度とが略同一とな
る。
【0039】その結果、x座標検出期間に検出ペンの検
出電極に誘起される電圧波形とy座標検出期間に上記検
出ペンの検出電極に誘起される電圧波形とは略同波形と
なるので、大略同じ検出精度でx座標検出およびy座標
検出が実施される。
【0040】また、第2の発明では、座標検出期間にお
いて、検出制御回路によってセグメント駆動回路および
コモン駆動回路が交互に制御されて、液晶パネルを構成
するセグメント電極あるいはコモン電極が複数本同時に
走査される。その際に、上記セグメント電極群およびコ
モン電極群のうち配列密度の高い方の電極群が配列密度
の低い方の電極群よりも同時に多くの電極本数が走査さ
れるので、両電極群におけるアクティブ状態にある電極
幅が略同一となる。
【0041】その結果、x座標検出期間に検出ペンの検
出電極に誘起される電圧値とy座標検出期間に上記検出
ペンの検出電極に誘起される電圧値とは略同一となり、
大略同じ検出精度でx座標検出およびy座標検出が実施
される。
【0042】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。尚、この発明の表示一体型タブレット装置の
液晶パネル,コモン駆動回路およびセグメント駆動回路
の構成は、図10に示した液晶パネル120,コモン駆
動回路121およびセグメント駆動回路122と同じで
あるものとする。また、この発明の表示一体型タブレッ
ト装置における切り替え回路,表示制御回路,検出制御回
路,制御回路,検出ペン,アンプ,x座標検出回路,y座標
検出回路および直流電源回路等の基本的な構成は、図6
に示す表示一体型タブレット装置と同じであるものとす
る。以下、図6あるいは図10と同じ番号を用いて説明
する。
【0043】図1は、本実施例における表示一体型タブ
レット装置の液晶パネル120を走査する際におけるセ
グメント電極走査信号xとコモン電極走査信号yとのタ
イミングチャートである。図1に示すように、本実施例
における表示一体型タブレット装置においては、座標検
出期間中に切り替え回路104から出力されるクロック
信号cp1oを、x座標検出期間とy座標検出期間とで周波
数が異なるクロック信号にする。そして、コモン電極Y
の電極密度の略3倍の電極密度を呈するセグメント電極
Xを走査する際のセグメント電極走査用クロック信号cp
1oxの周波数を、コモン電極走査用クロック信号cp1oy
周波数の3倍にするのである。
【0044】このように、上記セグメント電極走査用ク
ロック信号cploxの周波数をコモン電極走査用クロック
信号cp1oyの周波数の3倍にすることによって、上記x
方向への走査速度がy方向への走査速度に略等しくな
る。その結果、ピッチの小さいセグメント電極Xを走査
する際に検出ペン108の検出電極に誘起される電圧波
形とピッチの大きなコモン電極Yを走査する際に誘起さ
れる電圧波形とが略等しくなり、検出ペン108先端の
x座標検出精度とy座標検出精度とが略等しくなる。
尚、上記セグメント電極走査用クロック信号cp1oxおよ
びコモン電極走査用クロック信号cp1oyを総称する場合
にはクロック信号cp1oと言う。
【0045】上述のようなクロック信号cp1oの生成は、
次のように実施すればよい。すなわち、上記検出制御回
路106でクロック信号cp1dを生成する際に、x座標検
出期間にはセグメント電極走査用クロック信号cp1ox
周波数と同周波数のクロック信号cp1dを生成する。一
方、y座標検出期間にはコモン電極走査用クロック信号
cp1oyの周波数と同周波数のクロック信号cp1dを生成す
る。そして、制御回路107によって制御されるスイッ
チ回路(図示せず)によって、切り替え回路104の出力
端子CP1Oからのクロック信号cp1oを、コモン駆動回
路121のクロック入力端子YCK(y座標検出期間)と
セグメント駆動回路122のラッチパルス入力端子XL
P(x座標検出期間)とに切り替え入力するのである。こ
うすることによって、上記x座標検出期間にはセグメン
ト電極走査用クロック信号cp1oxがセグメント駆動回路
122に入力される一方、y座標検出期間にはコモン電
極走査用クロック信号cp1oyがコモン駆動回路121に
入力されるのである。
【0046】上記カラー表示の表示一体型タブレット装
置においては、コモン駆動回路121のクロック入力端
子YCKおよびセグメント駆動回路122のラッチパル
ス入力端子XLPは、共に切り替え回路104の同一出
力端子CP1Oに接続されている(図6参照)。したがっ
て、図1に示すような互いに周波数の異なるセグメント
電極走査用クロック信号cp1oxおよびコモン電極走査用
クロック信号cp1oyの出力を可能ならしむるには、検出
制御回路106で生成されるクロック信号cp1dの周波数
をx座標検出期間とy座標検出期間とで変化させる必要
がある。
【0047】そこで、他の実施例におけるカラー表示の
表示一体型タブレット装置では、上記検出制御回路10
6のクロック出力端子CP1dを2つのクロック出力端
子CP1dx,CP1dyで構成し、切り替え回路104の
出力端子CP1Oを2つの出力端子CP1Ox,CP1O
yで構成し、切り替え回路104の出力端子CP1Ox
セグメント駆動回路122のラッチパルス入力端子XL
Pとを接続し、切り替え回路104の出力端子CP1O
yとコモン駆動回路121のクロック入力端子YCKと
を接続する。
【0048】そして更に、上記検出制御回路106は、
周波数の異なる2つのクロック信号cp1dx,cp1dyを生成
して、周波数が高い方のクロック信号cp1dxをクロック
出力端子CO1dxから出力する一方、クロック信号cp1d
yをクロック出力端子CO1dyから出力するのである。
こうすることによって、上記検出制御回路106はクロ
ック信号cp1dを生成する際にx座標検出期間とy座標検
出期間とで周波数を切り替える必要がなく、クロック信
号生成手段(図示せず)の構成を簡素化できる。
【0049】尚、その際に、図1に示すように、x座標
検出期間中にはコモン電極走査用クロック信号cp1oy
出力を停止する一方y座標検出期間中にはセグメント電
極走査用クロック信号cp1oxの出力を停止するようにす
れば、高周波数であるために電力消費量が高い座標検出
期間におけるクロック信号cp1oの出力をなるべく少なく
することが可能となる。
【0050】図2は、上記座標検出期間においてセグメ
ント電極走査信号xあるいはコモン電極走査信号yが印
加されてアクティブ状態にある電極(ハッチング)を示し
ている。尚、図中“Sp"は上記x方向あるいはy方向へ
の走査速度である。ここで、図10に示すようなセグメ
ント電極Xとコモン電極Yとの電極密度が異なる液晶パ
ネル120においては、セグメント電極走査信号xある
いはコモン電極走査信号yにおける走査パルスが同時に
印加される電極数がセグメント電極Xとコモン電極Yと
で同じである場合には、図2(a)及び図2(b)に示すよう
にアクティブ状態にある電極の幅が電極密度の高いセグ
メント電極X側の方が狭い。したがって、セグメント電
極Xと検出ペン108の検出電極との間の静電容量が小
さくなり、上記検出電極に誘起される電圧が低くなる。
【0051】上記座標検出期間において上記走査パルス
が同時に印加される電極数はシフトデータso(図1参照)
のパルス幅で決まる。本実施例においては、図1に示す
ように、y座標検出期間におけるシフトデータsoのパル
ス幅をコモン電極走査用クロック信号cp1oyの4周期に
設定しているのに対し、x座標検出期間におけるシフト
データsoのパルス幅はセグメント電極走査用クロック信
号cp1oxの12周期に設定されている。したがって、上
記走査パルスが同時に印加されるコモン電極Yは4本で
あるのに対して、セグメント電極Xの場合には12本で
ある。
【0052】以上のことから、上記セグメント電極Xの
電極密度がコモン電極Yの電極密度の3倍であってセグ
メント電極走査用クロック信号cp1oxの周波数がコモン
電極走査用クロック信号cp1oyの周波数の3倍である場
合には、図2(a)及び図2(c)に示すようにx方向とy方
向とへの走査速度Spが同じになるばかりでなく、両電
極X,Yにおけるアクティブ状態の電極幅も同じにな
る。その結果、セグメント電極Xに印加される上記走査
電圧“V5"に起因して検出ペン108の検出電極に誘起
される電圧の波形とコモン電極Yに印加される上記走査
電圧“V5"に起因する誘起電圧の波形とは大略一致する
ことになる。
【0053】このように、上記検出電極に誘起される2
つの電圧波形が同じであると、以下のように、この誘起
された電圧をアンプ109によって増幅するのに好都合
である。すなわち、上記アンプ109に入力される2つ
の電圧波形が異なる場合には、この波形の異なる2つの
電圧信号を同時に増幅するようにアンプ109の周波数
特性および位相特性を設定しなければならない。ところ
が、2つの電圧波形が同じである場合には上記周波数特
性および位相特性の設定を非常に容易に且つ最適にでき
るのである。
【0054】図3は、さらに異なる実施例におけるカラ
ー表示の表示一体型タブレット装置におけるセグメント
電極走査信号xとコモン電極走査信号yとのタイミング
チャートである。図3に示すように、本実施例における
表示一体型タブレット装置においては、座標検出期間中
に切り替え回路104から出力されるクロック信号cp1o
を単一周波数のクロック信号にする。そして、電極密度
の高い方のセグメント電極Xを走査する際には、互いに
隣接する3本のセグメント電極X1〜X3,…に同じ波形
のセグメント電極走査信号x1〜x3,…を同じタイミン
グで印加する(すなわち、1クロックで3本のセグメン
ト電極Xを同時に走査する)のである。
【0055】こうして、上記セグメント電極Xを走査す
る際のクロック信号cp1oの周波数を高めることなくx方
向への走査速度Spを速めるのである。尚、上記x座標
検出期間には3本のセグメント電極Xを同時に走査する
のでx座標検出精度の低下が懸念されるが、セグメント
電極Xの電極密度がコモン電極Yの電極密度の略3倍で
あるから両座標走査速度は大略同じであるので実質上ほ
とんど問題はない。
【0056】本実施例の場合にも、x方向とy方向とへ
の走査速度Spが同じになり、両電極X,Yのアクティブ
状態にある電極幅も同じになる。したがって、セグメン
ト電極Xに印加される上記走査電圧“V5"に起因して検
出ペン108の検出電極に誘起される電圧の波形とコモ
ン電極Yに印加される上記走査電圧“V5"に起因する誘
起電圧の波形とが大略一致するのである。
【0057】図4は、さらに異なる実施例におけるカラ
ー表示の表示一体型タブレット装置に用いられる液晶パ
ネルおよびその駆動回路のブロック図である。本実施例
の液晶パネルは、図10に示す液晶パネル120と同じ
であり、セグメント電極Xの電極密度がコモン電極Yの
電極密度の略3倍になっている。そして、セグメント電
極Xは上側セグメント駆動回路1と下側セグメント駆動
回路2の2つのセグメント駆動回路によって駆動され
る。但し、コモン電極Yは上記各実施例の場合と同様に
一つのコモン駆動回路121によって駆動される。
【0058】上記上側セグメント駆動回路1と下側セグ
メント駆動回路2とは同じ構造を有しており、上述のセ
グメント駆動回路122と基本的に同じ構造を有してい
る。そして、上記x座標検出期間において両セグメント
駆動回路1,2の各入力端子EIO1,MODE,XCK,
XFRには同じ信号が入力される。これに対して、上記
上側セグメント駆動回路1の出力端子O1〜O(m−1)
は奇数番目のセグメント電極X1,X3,X5,…,Xm-1に接
続され、下側セグメント駆動回路2の出力端子O2〜O
mは偶数番目のセグメント電極X2,X4,X6,…,Xmに接
続されている。
【0059】このように、上記セグメント電極Xを2つ
のセグメント駆動回路1,2で走査することによって、
カラー表示であるために単色表示の場合の略3倍のセグ
メント電極密度になっていても液晶パネル120の一側
辺に設けられる入力端子数を1/2にできるので、各セ
グメント駆動回路1,2との接続が容易になる。また、
上記座標検出期間にあまり速いx方向およびy方向への
走査速度Spを必要としない場合には、コモン電極走査
用クロック信号cp1oyの1.5倍の周波数のセグメント電
極走査用クロック信号cp1oxを両セグメント駆動回路1,
2のラッチパルス入力端子XLPに半クロック分だけ位
相をずらして入力することによって、x方向とy方向と
への走査速度Spを同じにし、両電極X,Yにおけるアク
ティブ状態にある電極幅を同じにできる。
【0060】ところが、上記x方向及びy方向への走査
速度Spが速く、クロック信号cp1oの周波数がMHzのオ
ーダーである場合には、セグメント電極Xの分布抵抗R
とコモン電極Yとの間に生ずる分布静電容量Cのために
セグメント電極Xとコモン電極Yとで遅延伝送路が形成
されるので問題がある。
【0061】すなわち、例えば上側セグメント駆動回路
1の出力端子O1からセグメント電極X1に上記走査電
圧“V5"が印加されてからセグメント電極X1と各コモ
ン電極Y1〜Ynとの交差領域に電圧“V5"が印加される
までの時間は、分布静電容量Cと分布抵抗Rとの積(分
布CR)によって順次遅延する。そして、上側セグメン
ト駆動回路1から最も遠いコモン電極Ynとの交差領域
に電圧“V5"が印加されるまでの時間はμsecのオーダ
ーの遅れを生ずるのである。その結果、上記検出ペン1
08先端のx座標は同じであってもx座標検出の際に検
出ペン108の検出電極に誘起電圧が生ずる時間がy座
標に応じて異なることになる。
【0062】このことは、上記下側セグメント駆動回路
2からセグメント電極Xに走査電圧“V5"を印加する場
合でも同様に生ずる。但し、その場合の遅延の方向は上
述と反対の方向となる。
【0063】ここで、例えば上側セグメント駆動回路1
の出力端子O1からセグメント電極X1に走査電圧
“V5"を印加し、セグメント電極走査用クロック信号cp
1oxの半クロック分の時間を於いて下側セグメント駆動
回路2の出力端子O2からセグメント電極X2に走査電
圧“V5"を印加して、検出ペン108先端をセグメント
電極X1とセグメント電極X2との境界上に位置させる場
合を考える。その際に、上述のように、上記検出ペン1
08の先端がコモン電極Y1近傍に位置する場合には、
上側セグメント駆動回路1によってセグメント電極X1
が走査された際に検出ペン108の検出電極に電圧が誘
起されるまでの時間の遅延時間と下側セグメント駆動回
路2によってセグメント電極X2が走査された際の遅延
時間とが異なるために、両セグメント電極X1,X2は大
略同時に走査されたにも拘わらずある時間を置いて2つ
の誘起電圧波形が検出されることになる。
【0064】このことは、上記検出ペン108の先端が
コモン電極Yn近傍に位置する場合でも同様であり、あ
る時間を置いて2つの誘起電圧波形が検出される。つま
り、上記検出ペン108の先端がy方向中間点に位置す
る場合には上記2つの誘起電圧波形が重なり合って1つ
の誘起電圧波形が得られるのであるが、それ以外の位置
ではy方向中間点からのずれ量に応じた時間を置いて2
つの誘起電圧波形が得られのである。
【0065】したがって、上記x方向およびy方向への
走査速度Spが速く(つまり、クロック信号cp1oの周波数
が高く)且つ高い座標検出精度が要求される場合には、
両セグメント駆動回路1,2の何れか一方のみによって
x座標検出を実施するか或は両セグメント駆動回路1,
2によって異なる期間に交互にx座標検出を実施する必
要がある。
【0066】図4に示す上記上側セグメント駆動回路1
の出力端子O1〜O(m−1)あるいは下側セグメント駆
動回路2の出力端子O2〜Omには、セグメント電極X
1〜Xmを1本置きに交互に接続している。しかしなが
ら、本実施例はこれに限定されるものではなく、液晶パ
ネル120がフルカラー表示用の液晶パネルである場合
には、互いに隣接するRGBの3色を表示するセグメン
ト電極Xを1ブロックとして以下のようにセグメント駆
動回路1,2に交互に接続してもよい。 セグメント電極 上側セグメント駆動回路1 X1,X2,X3 → 出力端子O1 X7,X8,X9 → 出力端子O3 X13,X14,X15 → 出力端子O5 … … セグメント電極 下側セグメント駆動回路2 X4,X5,X6 → 出力端子O2 X10,X11,X12 → 出力端子O4 X16,X17,X18 → 出力端子O6 … … また、フルカラーを必要としない簡易型液晶パネルの場
合には、互いに隣接する2色を表示するセグメント電極
Xを1ブロックとしてセグメント駆動回路1,2に交互
に接続すればよい。
【0067】図5は、さらに異なる実施例におけるカラ
ー表示の表示一体型タブレット装置に用いられる液晶パ
ネルおよびその駆動回路のブロック図である。本実施例
の液晶パネル3は、図10に示す液晶パネル120と同
様にセグメント電極Xの電極密度がコモン電極Yの電極
密度の略3倍になっている。そして、セグメント電極X
は上側セグメント電極XUと下側セグメント電極XLと
に2分割され、液晶パネル3も上側セグメント電極XU
およびコモン電極Y1〜Yn/2から成る上側液晶パネル3
Uと下側セグメント電極XLおよびコモン電極Yn/2+1
〜Ynから成る下側液晶パネル3Lとに2分割されてい
る。すなわち、本実施例における液晶パネル3は2画面
方式の液晶パネルである。
【0068】上記座標検出期間において、上記構成の液
晶パネル3のセグメント電極Xを走査する際には上側セ
グメント電極XUを上側セグメント駆動回路4で走査す
る一方、下側セグメント電極XLを下側セグメント駆動
回路5で上側セグメント電極XUと同じタイミングで走
査する。また、総てのコモン電極Y1〜Ynは上記各実施
例の場合と同様に1つのコモン駆動回路121によって
順次走査する。
【0069】その際に、上記上側セグメント駆動回路4
および下側セグメント駆動回路5のラッチパルス入力端
子XLPには図1あるいは図3に示すようなセグメント
電極走査用クロック信号cp1oxを入力し、シフトデータ
入力端子EIO1には図1あるいは図3に示すようなシ
フトデータsoを入力する。一方、コモン駆動回路121
のクロック入力端子YCKには図1あるいは図3に示す
ようなコモン電極走査用クロック信号cp1oyを入力し、
シフトデータ入力端子DIO1には図1あるいは図3に
示すようなシフトデータsoを入力する。
【0070】そうすることによって、上記セグメント電
極X1〜Xmには図1あるいは図3に示すようなセグメン
ト電極走査信号x1〜xmが印加される一方、コモン電極
1〜Ynには図1あるいは図3に示すようなコモン電極
走査信号y1〜ynが印加される。その結果、x方向への
走査速度Spおよびアクティブ状態のセグメント電極幅
を3倍に高めることができる。したがって、上記x方向
への走査速度Spおよびアクティブ状態のセグメント電
極幅をy方向への走査速度Spの値およびアクティブ状
態のコモン電極幅の値に近付けて、x座標検出精度とy
座標検出精度とを大略同じ精度にすることができる。
【0071】また、上記セグメント電極Xを上側セグメ
ント電極XUと下側セグメント電極XLとに2分割して
いるので、各セグメント電極XU,XLにおける上記分
布抵抗Rの数を少なくでき、x座標検出期間において検
出ペン108の検出電極に誘起される電圧の遅延時間を
短くできる。したがって、上記x座標検出精度を更に高
めることができる。
【0072】尚、その際に、上記セグメント電極Xとコ
モン電極Yとは静電結合している。したがって、液晶パ
ネル3のようにセグメント電極Xの電極幅が狭い場合に
はセグメント電極Xの抵抗が大きくなるのでコモン電極
Yに印加された上記走査電圧“V5"に起因して誘起され
る電圧が高くなる。そこで、本実施例における液晶パネ
ル3のような2分割方式のデューティーカラー液晶パネ
ルの場合には、y座標検出期間にコモン電極Yに印加さ
れた走査電圧“V5"に起因してセグメント電極Xに誘起
される電圧が上側セグメント電極XUと下側セグメント
電極XLとの境界で変化する。したがって、セグメント
電極Xをコモン電極Yよりも上側に位置させて検出ペン
108の先端を上側液晶パネル3Uと下側液晶パネル3
Lとの境界に位置させると、y座標検出期間においてセ
グメント電極Xに誘起された電圧の変化が検出ペン10
8の検出電極によって検出されることになり、上側液晶
パネル3Uと下側液晶パネル3Lとの境界付近のy座標
検出精度が著しく低下する。
【0073】そこで、本実施例における液晶パネル3で
は、図5に示すようにコモン電極Yをセグメント電極X
の上側に位置させて、y座標検出期間においてセグメン
ト電極Xに誘起される電圧の影響を少なくするのであ
る。
【0074】この発明における上記セグメント電極走査
用クロック信号cp1ox,コモン電極走査用クロック信号cp
1oyおよびシフトデータsoの周波数やパルス幅は、図1
および図3に示す周波数やパルス幅に限定されるもので
はなく、最適なセグメント走査信号xおよびコモン電極
走査信号yが得られるように適宜に設定すればよい。ま
た、上記各実施例においてはコモン電極群よりもセグメ
ント電極群の方の配列密度が高くなっているが、この発
明ではこれに限定されるものはない。
【0075】
【発明の効果】以上より明らかなように、第1の発明の
表示一体型タブレット装置は、表示パネルを構成するセ
グメント電極群およびコモン電極群のうち配列密度の高
い方の電極群に係る単位時間当たりの走査本数が配列密
度の低い方の電極群に係る単位時間当たりの走査本数よ
りも多くなるように、セグメント駆動回路およびコモン
駆動回路を制御する構成を検出制御回路に持たせたの
で、x方向への走査速度とy方向への走査速度とを略同
一にできる。その結果、x座標検出期間に検出ペンの検
出電極に誘起される電圧波形とy座標検出期間に上記検
出ペンの検出電極に誘起される電圧波形とを略同一にで
き、x座標検出精度とy座標検出精度とを大略同じにで
きる。
【0076】したがって、この発明によれば、上記表示
パネルの一方の電極密度が他方の電極密度よりも大きい
場合であっても、高い座標検出精度を得ることができ
る。
【0077】さらに、上記セグメント電極群およびコモ
ン電極群のうち配列密度の高い方の電極群を走査する際
には単位時間当たりの走査本数を多くするので、電極本
数増加による走査時間の増大(すなわち、上記座標検出
期間の増大)を防止することができる。したがって、上
記表示期間の短縮に起因する表示デューティー比低下に
よる表示画質の劣化を防止できる。
【0078】また、第2の発明の表示一体型タブレット
装置は、表示パネルを構成するセグメント電極群および
コモン電極群のうち配列密度の高い方の電極群に係る同
時に走査される電極本数が配列密度の低い方の電極群に
係る同時に走査される電極本数よりも多くなるように、
セグメント駆動回路およびコモン駆動回路を制御する構
成を検出制御回路に持たせたので、セグメント電極群お
よびコモン電極群におけるアクティブ状態にある電極幅
を略同一にできる。その結果、x座標検出期間に検出ペ
ンの検出電極に誘起される電圧値とy座標検出期間に上
記検出ペンの検出電極に誘起される電圧値とを略同一に
でき、x座標検出精度とy座標検出精度とを大略同じに
できる。
【0079】したがって、この発明によれば、上記表示
パネルの一方の電極密度が他方の電極密度よりも大きい
場合であっても高い座標検出精度が得られる。また、表
示期間においては、表示デューティー比低下による表示
画質の劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の表示一体型タブレット装置に用いら
れる液晶パネルにおけるセグメント電極およびコモン電
極に対して印加されるセグメント電極走査信号およびコ
モン電極走査信号のタイミングチャートである。
【図2】座標検出期間において走査電圧が印加されてア
クティブ状態にある電極の説明図である。
【図3】図1とは異なるタイミングチャートである。
【図4】この発明の表示一体型タブレット装置に用いら
れる液晶パネルの一例を示す図である。
【図5】図4とは異なる液晶パネルを示す図である。
【図6】従来の表示一体型タブレット装置のブロック図
である。
【図7】図6に示す表示一体型タブレット装置における
表示期間と座標検出期間の説明図である。
【図8】図6に示す表示一体型タブレット装置における
セグメント電極Xあるいはコモン電極Yと検出ペンとの
浮遊容量,検出ペンによる検出信号およびその2値化信
号の説明図である。
【図9】図6に示す表示一体型タブレット装置における
x座標検出期間中にセグメント電極に印加されるセグメ
ント電極走査信号のタイミングチャートである。
【図10】図6に示す表示一体型タブレット装置をカラ
ー表示に適用した場合の液晶パネルおよびその駆動回路
のブロック図である。
【図11】図10に示すカラー表示用の液晶パネルを走
査した際に検出ペンの検出電極に誘起される電圧波形を
示す図である。
【符号の説明】
1,4…上側セグメント駆動回路、 2,5…下側セグ
メント駆動回路、3,120…液晶パネル、
3U…上側液晶パネル、3L…下側液晶パネル、
104…切り替え回路、106…検出制御回路、
108…検出ペン、121…コモン駆動回路、
122…セグメント駆動回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の密度で配列されたセグメント電極
    群とこのセグメント電極群に直交して異なる密度で配列
    されたコモン電極群との間に表示用材料を挟入してデュ
    ーティータイプの駆動方法によって駆動される表示パネ
    ルと、上記表示パネルのセグメント電極群およびコモン
    電極群と静電的に結合された検出電極を先端に有する検
    出ペンと、上記セグメント電極群を駆動するセグメント
    駆動回路と、上記コモン電極群を駆動するコモン駆動回
    路と、表示期間に上記セグメント駆動回路およびコモン
    駆動回路を制御して上記表示パネル上に画像を表示する
    表示制御回路と、座標検出期間に上記セグメント駆動回
    路を制御して上記表示パネルのセグメント電極群に順次
    走査電圧を印加して走査する一方上記コモン駆動回路を
    制御して上記コモン電極群に順次走査電圧を印加して走
    査する検出制御回路と、上記検出ペンからの出力信号の
    発生タイミングと上記セグメント電極群あるいはコモン
    電極群の走査タイミングとから上記検出ペン先端によっ
    て指示された表示パネル上の座標を検出する座標検出回
    路を有する表示一体型タブレット装置において、 上記検出制御回路は、上記セグメント電極群およびコモ
    ン電極群のうち配列密度の高い方の電極群に係る単位時
    間当たりの走査本数が配列密度の低い方の電極群に係る
    単位時間当たりの走査本数よりも多くなるように、上記
    セグメント駆動回路およびコモン駆動回路を制御する構
    成を有することを特徴とする表示一体型タブレット装
    置。
  2. 【請求項2】 所定の密度で配列されたセグメント電極
    群とこのセグメント電極群に直交して異なる密度で配列
    されたコモン電極群との間に表示用材料を挟入してデュ
    ーティータイプの駆動方法によって駆動される表示パネ
    ルと、上記表示パネルのセグメント電極群およびコモン
    電極群と静電的に結合された検出電極を先端に有する検
    出ペンと、上記セグメント電極群を駆動するセグメント
    駆動回路と、上記コモン電極群を駆動するコモン駆動回
    路と、表示期間に上記セグメント駆動回路およびコモン
    駆動回路を制御して上記表示パネル上に画像を表示する
    表示制御回路と、座標検出期間に上記セグメント駆動回
    路を制御して上記表示パネルのセグメント電極群に順次
    走査電圧を印加して走査する一方上記コモン駆動回路を
    制御して上記コモン電極群に順次走査電圧を印加して走
    査する検出制御回路と、上記検出ペンからの出力信号の
    発生タイミングと上記セグメント電極群あるいはコモン
    電極群の走査タイミングとから上記検出ペン先端によっ
    て指示された表示パネル上の座標を検出する座標検出回
    路を有する表示一体型タブレット装置において、 上記検出制御回路は、複数本のセグメント電極あるいは
    複数本のコモン電極が同時に走査されるように、且つ、
    上記セグメント電極群およびコモン電極群のうち配列密
    度の高い方の電極群に係る同時に走査される電極本数が
    配列密度の低い方の電極群に係る同時に走査される電極
    本数よりも多くなるように、上記セグメント駆動回路お
    よびコモン駆動回路を制御する構成を有することを特徴
    とする表示一体型タブレット装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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