JPH0626638A - 燃焼機器 - Google Patents
燃焼機器Info
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- JPH0626638A JPH0626638A JP18417292A JP18417292A JPH0626638A JP H0626638 A JPH0626638 A JP H0626638A JP 18417292 A JP18417292 A JP 18417292A JP 18417292 A JP18417292 A JP 18417292A JP H0626638 A JPH0626638 A JP H0626638A
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- combustion
- ignition
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極寒時においても混合気への確実な着火を実
現する燃焼機器を提供する。 【構成】 17は温度検出器であり、18は制御装置で
ある。制御装置18内には、温度換算手段19,記憶手
段20,温度設定手段21,温度比較手段22,燃焼用
送風機制御手段23,バーナ制御手段24が内蔵されて
いる。 【作用】 温度検出器17は室外機2内の空気温度を検
出し、温度換算手段19がその検出信号を計測値に変換
する。記憶手段20には温度設定手段21から閾値が入
力され、計測値と共にこの閾値を温度比較手段22に入
力する。温度比較手段22では計測値と閾値との大小を
比較し、その結果が入力された燃焼用送風機制御手段2
3は、計測値が閾値より小さい場合、送風量をLoとし
て、その信号をバーナ制御手段24に入力する。バーナ
制御手段24からは、燃焼用送風機10の可変速モータ
9は従来より低い回転数で運転させる指令が出力され
る。
現する燃焼機器を提供する。 【構成】 17は温度検出器であり、18は制御装置で
ある。制御装置18内には、温度換算手段19,記憶手
段20,温度設定手段21,温度比較手段22,燃焼用
送風機制御手段23,バーナ制御手段24が内蔵されて
いる。 【作用】 温度検出器17は室外機2内の空気温度を検
出し、温度換算手段19がその検出信号を計測値に変換
する。記憶手段20には温度設定手段21から閾値が入
力され、計測値と共にこの閾値を温度比較手段22に入
力する。温度比較手段22では計測値と閾値との大小を
比較し、その結果が入力された燃焼用送風機制御手段2
3は、計測値が閾値より小さい場合、送風量をLoとし
て、その信号をバーナ制御手段24に入力する。バーナ
制御手段24からは、燃焼用送風機10の可変速モータ
9は従来より低い回転数で運転させる指令が出力され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は灯油やガス等を燃料とす
る燃焼機器に係り、特に極寒時における着火不良を防止
する技術に関する。
る燃焼機器に係り、特に極寒時における着火不良を防止
する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼機器は種々の工業に用いられてボイ
ラや加熱炉等の中心部分を構成する一方、暖房用機器等
の熱源等としても広く利用されている。
ラや加熱炉等の中心部分を構成する一方、暖房用機器等
の熱源等としても広く利用されている。
【0003】図6に示したガスヒータエアコンは、建屋
の内外にそれぞれ設置される室内機1と室外機2とから
なっており、燃焼機器たる冷媒加熱器3は室外機2内に
組み込まれている。室内機1には、冷媒が流通する室内
熱交換器4と送風機5とが内蔵されている。また、室外
機2には冷媒加熱器3の他、圧縮機6,四方弁7,室外
熱交換器8等が内蔵されている。冷媒加熱器3には、室
外機2内の空気をバーナ11に供給する可変速モータ9
を備えた燃焼用送風機10と、図示しない燃料供給源か
らの燃料をバーナ11に供給する電磁式等の燃料弁12
と、点火プラグ13を介して燃料への点火を行うイグナ
イタ14が付設されている。図中、15,16は室内機
1と室外機2とを連結する冷媒配管である。
の内外にそれぞれ設置される室内機1と室外機2とから
なっており、燃焼機器たる冷媒加熱器3は室外機2内に
組み込まれている。室内機1には、冷媒が流通する室内
熱交換器4と送風機5とが内蔵されている。また、室外
機2には冷媒加熱器3の他、圧縮機6,四方弁7,室外
熱交換器8等が内蔵されている。冷媒加熱器3には、室
外機2内の空気をバーナ11に供給する可変速モータ9
を備えた燃焼用送風機10と、図示しない燃料供給源か
らの燃料をバーナ11に供給する電磁式等の燃料弁12
と、点火プラグ13を介して燃料への点火を行うイグナ
イタ14が付設されている。図中、15,16は室内機
1と室外機2とを連結する冷媒配管である。
【0004】上述したガスヒータエアコンでは、圧縮機
6により冷媒を圧縮して循環させる。そして、冷房運転
時には室内熱交換器4と室外熱交換器8と図示しない膨
脹弁とを用いた熱交換(吸熱および排熱)を行い、暖房
運転時には冷媒加熱器3と室内熱交換器4とを用いた暖
房(放熱)を行う。尚、冷媒の流通経路は、四方弁を作
動させることにより、冷房時と暖房時とで切り替えられ
る。
6により冷媒を圧縮して循環させる。そして、冷房運転
時には室内熱交換器4と室外熱交換器8と図示しない膨
脹弁とを用いた熱交換(吸熱および排熱)を行い、暖房
運転時には冷媒加熱器3と室内熱交換器4とを用いた暖
房(放熱)を行う。尚、冷媒の流通経路は、四方弁を作
動させることにより、冷房時と暖房時とで切り替えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】燃焼機器のうち、上述
した冷媒加熱器3等のように室外機2に内蔵されるもの
には、後述する不具合があった。
した冷媒加熱器3等のように室外機2に内蔵されるもの
には、後述する不具合があった。
【0006】冷媒加熱器3の運転開始時には、図7に示
すように、先ず燃焼用送風機10で予め所定時間の送風
(プリパージ)を行い、次いでイグナイタ14から点火
プラグ13を介しての放電と、燃料弁12からバーナ1
1への燃料供給とを行う。すると、混合気への着火(緩
点火)が起こり、これを確認してからイグナイタ14の
放電を停止する。しかる後、負荷に応じた燃料および送
風を行うと、所定混合比の混合気による燃焼が行われ
る。尚、送風量は燃料供給量に比例させ、その調整は燃
焼用送風機10の可変速モータ9の回転数を適宜変動さ
せることにより行う。また、緩点火後は図示しない炎検
知器等による炎監視を行い、失火等があった場合には制
御装置が再着火等を行う。
すように、先ず燃焼用送風機10で予め所定時間の送風
(プリパージ)を行い、次いでイグナイタ14から点火
プラグ13を介しての放電と、燃料弁12からバーナ1
1への燃料供給とを行う。すると、混合気への着火(緩
点火)が起こり、これを確認してからイグナイタ14の
放電を停止する。しかる後、負荷に応じた燃料および送
風を行うと、所定混合比の混合気による燃焼が行われ
る。尚、送風量は燃料供給量に比例させ、その調整は燃
焼用送風機10の可変速モータ9の回転数を適宜変動さ
せることにより行う。また、緩点火後は図示しない炎検
知器等による炎監視を行い、失火等があった場合には制
御装置が再着火等を行う。
【0007】ところで、極寒時においては周知のように
混合気の着火性が著しく低下し、通常時に比べ高い点火
エネルギーが要求される。ところが、イグナイタ14の
放電電圧は、点火プラグ13の寿命や電波ノイズの発生
に関わるため、むやみに高くすることができず、時とし
て不着火状態が生じることがあった。
混合気の着火性が著しく低下し、通常時に比べ高い点火
エネルギーが要求される。ところが、イグナイタ14の
放電電圧は、点火プラグ13の寿命や電波ノイズの発生
に関わるため、むやみに高くすることができず、時とし
て不着火状態が生じることがあった。
【0008】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
問題点を解消し、極寒時においても混合気への確実な着
火を実現する燃焼機器を提供することを目的とする。
問題点を解消し、極寒時においても混合気への確実な着
火を実現する燃焼機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、第1の発明の燃焼機器は、バーナに燃焼用送風機か
ら燃焼用空気を送風すると共に燃料弁からは燃料を供給
し、イグナイタによる点火を行う燃焼機器において、点
火時における上記燃焼用空気またはバーナの温度を検出
する温度検出器と、上記温度検出器の検出結果に応じて
プリパージ時および点火時における上記燃焼用送風機の
送風量を変化させる燃焼用送風機制御手段とを具えたこ
とを特徴とし、第2の発明の燃焼機器は、バーナに燃焼
用送風機から燃焼用空気を送風すると共に燃料弁からは
燃料を供給し、イグナイタによる点火を行う燃焼機器に
おいて、点火時における上記燃焼用空気またはバーナの
温度を検出する温度検出器と、上記温度検出器の検出結
果に応じてプリパージ時および点火時における上記イグ
ナイタの放電電圧を変化させるイグナイタ電圧制御手段
とを具えたことを特徴とするものである。
の、第1の発明の燃焼機器は、バーナに燃焼用送風機か
ら燃焼用空気を送風すると共に燃料弁からは燃料を供給
し、イグナイタによる点火を行う燃焼機器において、点
火時における上記燃焼用空気またはバーナの温度を検出
する温度検出器と、上記温度検出器の検出結果に応じて
プリパージ時および点火時における上記燃焼用送風機の
送風量を変化させる燃焼用送風機制御手段とを具えたこ
とを特徴とし、第2の発明の燃焼機器は、バーナに燃焼
用送風機から燃焼用空気を送風すると共に燃料弁からは
燃料を供給し、イグナイタによる点火を行う燃焼機器に
おいて、点火時における上記燃焼用空気またはバーナの
温度を検出する温度検出器と、上記温度検出器の検出結
果に応じてプリパージ時および点火時における上記イグ
ナイタの放電電圧を変化させるイグナイタ電圧制御手段
とを具えたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、例えば燃焼用空気または
バーナの温度が所定の温度より低い極低温時に、燃焼用
送風機の送風量を低下させ、混合気の濃度を高くすると
同時に点火プラグの温度低下を防止して良好な着火を得
る。また、第2の発明によれば、同様の極低温時に、イ
グナイタの放電電圧を一時的に高めてやはり良好な着火
を得る。
バーナの温度が所定の温度より低い極低温時に、燃焼用
送風機の送風量を低下させ、混合気の濃度を高くすると
同時に点火プラグの温度低下を防止して良好な着火を得
る。また、第2の発明によれば、同様の極低温時に、イ
グナイタの放電電圧を一時的に高めてやはり良好な着火
を得る。
【0011】
【実施例】以下、本発明による燃焼機器の実施例につい
て、添付の図面を参照して説明する。尚、実施例の説明
にあたっては前述した従来装置と同一の部材には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
て、添付の図面を参照して説明する。尚、実施例の説明
にあたっては前述した従来装置と同一の部材には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0012】本発明の第1実施例を示した図1におい
て、17は温度検出器であり、18は制御装置である。
制御装置18内には、温度換算手段19,記憶手段2
0,温度設定手段21,温度比較手段22,燃焼用送風
機制御手段23,バーナ制御手段24が内蔵されてい
る。
て、17は温度検出器であり、18は制御装置である。
制御装置18内には、温度換算手段19,記憶手段2
0,温度設定手段21,温度比較手段22,燃焼用送風
機制御手段23,バーナ制御手段24が内蔵されてい
る。
【0013】温度検出器17は室外機2内の空気温度す
なわち燃焼用空気温度を検出し、その検出信号を制御装
置18内の温度換算手段19に入力する。温度換算手段
19は検出信号をディジタル化された計測値TA に変換
して、記憶手段20に入力する。記憶手段20には温度
設定手段21から閾値TS が入力され、上記計測値TA
と共にこの閾値TS を温度比較手段22に入力する。
尚、閾値TS は、前述した従来の装置において、不着火
状態が起こり得る燃焼用空気温度に設定される。温度比
較手段22では計測値TA と閾値TS との大小を比較
し、その結果を燃焼用送風機制御手段23に入力する。
なわち燃焼用空気温度を検出し、その検出信号を制御装
置18内の温度換算手段19に入力する。温度換算手段
19は検出信号をディジタル化された計測値TA に変換
して、記憶手段20に入力する。記憶手段20には温度
設定手段21から閾値TS が入力され、上記計測値TA
と共にこの閾値TS を温度比較手段22に入力する。
尚、閾値TS は、前述した従来の装置において、不着火
状態が起こり得る燃焼用空気温度に設定される。温度比
較手段22では計測値TA と閾値TS との大小を比較
し、その結果を燃焼用送風機制御手段23に入力する。
【0014】燃焼用送風機制御手段23では、計測値T
A が閾値TS より小さい場合、すなわち燃焼用空気温度
が低い場合には、図2に示すように送風量をLoとし
て、その信号をバーナ制御手段24に入力する。する
と、バーナ制御手段24からは、燃料弁12とイグナイ
タ14とに通常の運転を行わせる指令が出力されるが、
図3に実線で示すように燃焼用送風機10の可変速モー
タ9は従来より低い回転数で運転させる指令が出力され
る。すると、燃料供給量に対する送風量(空気供給量)
の低下により混合気の混合比が高くなると共に、点火プ
ラグ13の温度低下も防止され、良好な着火が行われる
ようになる。尚、緩着火が終了した後は、バーナ11周
辺の温度が上昇してくるため、送風量を通常の状態に戻
しても安定した燃焼が得られる。
A が閾値TS より小さい場合、すなわち燃焼用空気温度
が低い場合には、図2に示すように送風量をLoとし
て、その信号をバーナ制御手段24に入力する。する
と、バーナ制御手段24からは、燃料弁12とイグナイ
タ14とに通常の運転を行わせる指令が出力されるが、
図3に実線で示すように燃焼用送風機10の可変速モー
タ9は従来より低い回転数で運転させる指令が出力され
る。すると、燃料供給量に対する送風量(空気供給量)
の低下により混合気の混合比が高くなると共に、点火プ
ラグ13の温度低下も防止され、良好な着火が行われる
ようになる。尚、緩着火が終了した後は、バーナ11周
辺の温度が上昇してくるため、送風量を通常の状態に戻
しても安定した燃焼が得られる。
【0015】一方、計測値TA が閾値TS より大きい場
合、すなわち燃焼用空気温度が十分高い場合には、図2
に示すように送風量をHiとして、その信号をバーナ制
御手段24に入力する。すると、バーナ制御手段24か
らは、燃料弁12とイグナイタ14とに通常の運転を行
わせる指令が出力されると共に、図3に破線で示すよう
に燃焼用送風機10の可変速モータ9に従来と同様の高
回転数で運転させる指令が出力される。したがって、例
えば燃焼速度の高い燃料等を使用した時にも、着火時の
逆火が防止される。
合、すなわち燃焼用空気温度が十分高い場合には、図2
に示すように送風量をHiとして、その信号をバーナ制
御手段24に入力する。すると、バーナ制御手段24か
らは、燃料弁12とイグナイタ14とに通常の運転を行
わせる指令が出力されると共に、図3に破線で示すよう
に燃焼用送風機10の可変速モータ9に従来と同様の高
回転数で運転させる指令が出力される。したがって、例
えば燃焼速度の高い燃料等を使用した時にも、着火時の
逆火が防止される。
【0016】本発明の第2実施例は、第1実施例の温度
検出器17に代え、バーナ11の近傍に温度検出器25
(図1に破線で示す)を設置したものである。第2実施
例においては、温度検出器25はバーナ11の温度を検
出し、その検出信号を制御装置18内の温度換算手段1
9に入力する。温度換算手段19は検出信号をディジタ
ル化された計測値TB に変換して、記憶手段20に入力
する。以下の処理は第1実施例と同様で、温度比較手段
22で計測値TA と閾値TS との大小を比較した後、燃
焼用送風機10の送風量を制御する。
検出器17に代え、バーナ11の近傍に温度検出器25
(図1に破線で示す)を設置したものである。第2実施
例においては、温度検出器25はバーナ11の温度を検
出し、その検出信号を制御装置18内の温度換算手段1
9に入力する。温度換算手段19は検出信号をディジタ
ル化された計測値TB に変換して、記憶手段20に入力
する。以下の処理は第1実施例と同様で、温度比較手段
22で計測値TA と閾値TS との大小を比較した後、燃
焼用送風機10の送風量を制御する。
【0017】第2実施例においてはバーナ11の温度を
検出するため、運転を一旦停止した直後に再始動する場
合等には、燃焼用空気温度が低い状態でも、燃焼用送風
機10は通常の送風量で運転される。ところが、バーナ
11の温度が高い時には、バーナ11内の空気や点火プ
ラグ13の温度も当然に高いため、この場合も着火は良
好に行われる。
検出するため、運転を一旦停止した直後に再始動する場
合等には、燃焼用空気温度が低い状態でも、燃焼用送風
機10は通常の送風量で運転される。ところが、バーナ
11の温度が高い時には、バーナ11内の空気や点火プ
ラグ13の温度も当然に高いため、この場合も着火は良
好に行われる。
【0018】本発明の第3実施例を示した図4におい
て、26はイグナイタ電圧切替手段であり、他は第1実
施例と同一の構成となっている。イグナイタ電圧切替手
段26には、第1実施例と同様の手順で、温度比較手段
22から計測値TA と閾値TSとの大小比較結果が入力
する。
て、26はイグナイタ電圧切替手段であり、他は第1実
施例と同一の構成となっている。イグナイタ電圧切替手
段26には、第1実施例と同様の手順で、温度比較手段
22から計測値TA と閾値TSとの大小比較結果が入力
する。
【0019】イグナイタ電圧切替手段26では、計測値
TA が閾値TS より小さい場合、すなわち燃焼用空気温
度が低い場合には、イグナイタ14の放電電圧をHiと
して、その信号をバーナ制御手段24に入力する。する
と、バーナ制御手段24からは、燃料弁12と燃焼用送
風機10の可変速モータ9とに通常の運転を行わせる指
令が出力されるが、図5に破線で示すようにイグナイタ
14には通常より高い電圧で放電を行わせる指令が出力
される。その結果、点火プラグ13の点火エネルギーが
増大し、良好な着火が行われるようになる。
TA が閾値TS より小さい場合、すなわち燃焼用空気温
度が低い場合には、イグナイタ14の放電電圧をHiと
して、その信号をバーナ制御手段24に入力する。する
と、バーナ制御手段24からは、燃料弁12と燃焼用送
風機10の可変速モータ9とに通常の運転を行わせる指
令が出力されるが、図5に破線で示すようにイグナイタ
14には通常より高い電圧で放電を行わせる指令が出力
される。その結果、点火プラグ13の点火エネルギーが
増大し、良好な着火が行われるようになる。
【0020】一方、計測値TA が閾値TS より大きい場
合、すなわち燃焼用空気温度が十分高い場合には、イグ
ナイタ14の放電電圧をLoとして、その信号をバーナ
制御手段24に入力する。すると、バーナ制御手段24
からは、燃料弁12と燃焼用送風機10の可変速モータ
9とに通常の運転を行わせる指令が出力されると共に、
図3に実線で示すようにイグナイタ14も通常の電圧値
での放電させる指令が出力される。したがって、高い放
電電圧で駆動することに起因する点火プラグ13の寿命
短縮や電波ノイズの発生が極力抑えられると共に、消費
電力も低減させることが可能となる。
合、すなわち燃焼用空気温度が十分高い場合には、イグ
ナイタ14の放電電圧をLoとして、その信号をバーナ
制御手段24に入力する。すると、バーナ制御手段24
からは、燃料弁12と燃焼用送風機10の可変速モータ
9とに通常の運転を行わせる指令が出力されると共に、
図3に実線で示すようにイグナイタ14も通常の電圧値
での放電させる指令が出力される。したがって、高い放
電電圧で駆動することに起因する点火プラグ13の寿命
短縮や電波ノイズの発生が極力抑えられると共に、消費
電力も低減させることが可能となる。
【0021】本発明の第4実施例は、第3実施例の温度
検出器17に代え、バーナ11の近傍に温度検出器25
(図4に破線で示す)を設置したものである。第4実施
例の第3実施例との関係は、第2実施例の第1実施例と
の関係に等しいため、その説明は省略する。
検出器17に代え、バーナ11の近傍に温度検出器25
(図4に破線で示す)を設置したものである。第4実施
例の第3実施例との関係は、第2実施例の第1実施例と
の関係に等しいため、その説明は省略する。
【0022】以上で、具体的実施例の説明を終えるが、
本発明の態様はこの実施例に限るものではない。例え
ば、上記実施例はガスヒータエアコンの冷媒加熱器に本
発明を適用したものであるが、工業用ボイラや加熱器
等、種々の燃焼機械に適用可能である。また、上記第1
および第3実施例では、燃焼用空気の温度を検出するよ
うにしたが、運転開始時においては、燃焼用空気温度は
室外機の温度と略等しいため、室外機自体の温度を検出
する検出器を用いてもよい。更に、上記各実施例では燃
焼用送風機の送風量あるいはイグナイタの放電電圧をH
iとLoとの2段階に切り替えるようにしたが、これを
3段階以上に切り替えたり、あるいは燃焼用空気温度や
バーナ温度に応じて無段階に切り替えるようにしてもよ
い。
本発明の態様はこの実施例に限るものではない。例え
ば、上記実施例はガスヒータエアコンの冷媒加熱器に本
発明を適用したものであるが、工業用ボイラや加熱器
等、種々の燃焼機械に適用可能である。また、上記第1
および第3実施例では、燃焼用空気の温度を検出するよ
うにしたが、運転開始時においては、燃焼用空気温度は
室外機の温度と略等しいため、室外機自体の温度を検出
する検出器を用いてもよい。更に、上記各実施例では燃
焼用送風機の送風量あるいはイグナイタの放電電圧をH
iとLoとの2段階に切り替えるようにしたが、これを
3段階以上に切り替えたり、あるいは燃焼用空気温度や
バーナ温度に応じて無段階に切り替えるようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、燃焼用空気温度またはバーナ温度を検出し
て、その検出結果に応じて燃焼用送風機の送風量あるい
はイグナイタの放電電圧を変化させるようにしたため、
極低温時においても良好な着火が可能になる等の効果を
奏する。
によれば、燃焼用空気温度またはバーナ温度を検出し
て、その検出結果に応じて燃焼用送風機の送風量あるい
はイグナイタの放電電圧を変化させるようにしたため、
極低温時においても良好な着火が可能になる等の効果を
奏する。
【図1】本発明による燃焼機器の第1および第2実施例
を示した模式図。
を示した模式図。
【図2】燃焼用送風機の送風量を決定するためのマッ
プ。
プ。
【図3】第1および第2実施例における点火シーケンス
を示したチャート。
を示したチャート。
【図4】本発明による燃焼機器の第3および第4実施例
を示した模式図。
を示した模式図。
【図5】第3および第4実施例における点火シーケンス
を示したチャート。
を示したチャート。
【図6】従来のガスヒータエアコンを示した模式図。
【図7】従来のガスヒータエアコンにおける点火シーケ
ンスを示したチャート。
ンスを示したチャート。
2 室外機 3 冷媒加熱器 9 可変速モータ 10 燃焼用送風機 11 バーナ 12 燃料弁 13 点火プラグ 14 イグナイタ 17 温度検出器 18 制御装置 19 温度換算手段 20 記憶手段 21 温度設定手段 22 温度比較手段 23 燃焼用送風機制御手段 24 バーナ制御手段 25 温度検出器 26 イグナイタ電圧切替手段
Claims (2)
- 【請求項1】バーナに燃焼用送風機から燃焼用空気を送
風すると共に燃料弁からは燃料を供給し、イグナイタに
よる点火を行う燃焼機器において、点火時における上記
燃焼用空気またはバーナの温度を検出する温度検出器
と、上記温度検出器の検出結果に応じてプリパージ時お
よび点火時における上記燃焼用送風機の送風量を変化さ
せる燃焼用送風機制御手段とを具えたことを特徴とする
燃焼機器。 - 【請求項2】バーナに燃焼用送風機から燃焼用空気を送
風すると共に燃料弁からは燃料を供給し、イグナイタに
よる点火を行う燃焼機器において、点火時における上記
燃焼用空気またはバーナの温度を検出する温度検出器
と、上記温度検出器の検出結果に応じてプリパージ時お
よび点火時における上記イグナイタの放電電圧を変化さ
せるイグナイタ電圧制御手段とを具えたことを特徴とす
る燃焼機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18417292A JPH0626638A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 燃焼機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18417292A JPH0626638A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 燃焼機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626638A true JPH0626638A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16148629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18417292A Pending JPH0626638A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 燃焼機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626638A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09182489A (ja) * | 1995-10-25 | 1997-07-11 | Mitsubishi Materials Corp | モータの駆動制御方法及びその装置 |
US5904627A (en) * | 1996-05-01 | 1999-05-18 | Kasco Corporation | Golf club shaft |
EP1084668A1 (en) * | 1999-09-14 | 2001-03-21 | Paloma Industries, Ltd. | Liquid heating cooker |
WO2004081450A1 (ja) * | 2003-03-10 | 2004-09-23 | Re-Tec Inc. | ガス燃焼制御方法及びガス燃焼装置 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18417292A patent/JPH0626638A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09182489A (ja) * | 1995-10-25 | 1997-07-11 | Mitsubishi Materials Corp | モータの駆動制御方法及びその装置 |
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AU2004219831B2 (en) * | 2003-03-10 | 2007-03-22 | Re-Tec Inc. | Gas combustion-controlling method and gas combustion device |
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