JPH06266319A - 映像変換装置及び方法 - Google Patents

映像変換装置及び方法

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JPH06266319A
JPH06266319A JP5273378A JP27337893A JPH06266319A JP H06266319 A JPH06266319 A JP H06266319A JP 5273378 A JP5273378 A JP 5273378A JP 27337893 A JP27337893 A JP 27337893A JP H06266319 A JPH06266319 A JP H06266319A
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誠 能見
Tomohisa Kohiyama
智久 小檜山
Masami Yamagishi
正巳 山岸
Soichi Kamo
宗一 加茂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 NTSC方式に代表されるテレビ等のインタ
レース映像信号をコンピュータディスプレイ等のノンイ
ンタレース表示装置で表示する際の映像の縮小を含む走
査線の変換、表示方法に関し、座標変換に伴うフィルタ
リング処理に必要なフレームメモリを無くし、かつ高画
質の映像変換を行なう。 【構成】 映像の走査線変換を水平座標変換回路34
1、水平フィルタリング回路342、垂直座標変換回路
343、垂直フィルタリング回路344、及び、1走査
線分のラインメモリ345により構成し、座標変換はイ
ンタレース映像のフレームの座標系基づいて行ない、垂
直方向のフィルタリングはその座標変換に基づいてフィ
ールド単位で処理を行なう。 【効果】 大容量の入力用フレームメモリを不要とし、
かつ入力フレームメモリを使用したときと同等の映像画
質を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はNTSC方式に代表され
るテレビ等のインタレース映像信号をコンピュータディ
スプレイ等のノンインタレース表示装置で表示する際
の、映像の縮小を含む走査線の変換、表示方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】NTSC等のテレビ映像信号は、周波数
帯域を圧縮するため、1画面即ち1フレームを偶数、奇
数の走査線で構成される2フィールドに分け、飛び越し
走査、いわゆるインタレース方式を採用している。一
方、近年のパーソナルコンピュータ等の表示装置は映像
のちらつきを防止するため、順次走査、いわゆるノンイ
ンタレース方式を採用している。従って、テレビの映像
をパソコン等の表示装置に表示するためには、インタレ
ース映像信号をノンインタレース信号に変換し、必要に
応じて拡大縮小を行なって表示する必要がある。
【0003】この場合、映像のサイズを変更しない場合
は単純にノンインタレース映像信号を1フレーム即ち2
フィールド分の映像をディジタル化して一旦フレームメ
モリに蓄積し、蓄積した映像をコンピュータのフレーム
周期に同期して読みだし、アナログ映像信号に変換して
表示している。
【0004】一方、映像のサイズを縮小して表示する場
合は、単純には走査線を1/2(1フィールド)、さら
には1/4(1/2フィールド)に間引くことによって
実現しているものが多いが、任意縮小率でかつ高画質が
要求される場合は走査線間のフィルタリング処理を行な
うためフレームメモリを用いて縮小処理を行なってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来よ
り任意縮小率の表示を行なう場合、表示用の1走査線を
生成するのに、対応する複数の入力映像の走査線をフィ
ルタリング処理で1走査線の映像信号に変換するが、イ
ンタレースの映像信号は近接する走査線が偶数フィール
ドと奇数フィールドの両方に存在するため、特開昭第6
4−591号公報にもあるように、一旦1フレーム分の
映像信号をフレームメモリに格納し、その後走査線のデ
ータを逐次読みだし、フィルタリング処理を行なった後
に表示用フレームバッファに書き込む等の処理が必要で
あり、大容量の入力用フレームメモリが不可欠であっ
た。
【0006】この入力用フレームメモリを無くした場
合、縮小に伴うフィルタリング処理はフィールド単位で
行なわなければならないが、フィルタリング処理がフィ
ールドで独立してしまうため、有効な走査線の半分の映
像信号で処理を行なわなければならない。そのため、縮
小するのにも関わらずフィールドの走査線本数が変換後
の表示走査線より少なくなり、縮小後の画像の実質的な
解像度が低くなってしまうという問題がある。
【0007】本発明は、以上のような大容量のフレーム
メモリを無くし、表示回路を単純化し、映像変換装置の
小型化と低コスト化を図り、かつ、解像度の低下を防ぐ
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、走査線の変
換、表示を行う映像変換方法において、入力映像信号の
フレームを構成する偶数及び奇数の2つのフィールドに
ついて、予め与えられた関係に従って、フレーム単位で
映像の座標値を表示映像信号へ座標変換し、この変換さ
れた座標に基づいて偶数、奇数フィールド毎に、フィル
タリング処理を行なうことを特徴とする。縮小によって
複数の入力走査線を1本の表示走査線に対応させると
き、偶数、奇数どちらか一方の周期しか書き込まれない
走査線は、書き込まれたデータを他の周期にそのまま残
す。
【0009】
【作用】入力走査線の本数を表示走査線の本数に縮小す
る場合において、表示座標位置によって1本の入力走査
線を1本の表示走査線に対応させる場合と、2本の入力
を1本の表示に対応させる場合を組み合わせることによ
って、単純1/n(n:整数)ではない縮小を実現す
る。この時、複数の入力走査線を1本の表示走査線にま
とめる(これを以下「走査線統合」と呼ぶ)ために、統
合走査線の本数Δysは偶数、奇数走査線に関わらず、
両フィールドを合わせたフレームの座標系で設定する。
その結果として表示フレームバッファには偶数フィール
ドの周期には入力偶数走査線のデータが対応する位置に
書き込まれ、奇数フィールドの周期には入力奇数走査線
データが書き込まれる。このとき、偶数奇数どちらか一
方の周期しか書き込まれない走査線は、書き込まれたデ
ータを他の周期にそのまま残す。
【0010】一方、1/2以下に縮小する場合は、統合
本数Δysが2以上となるため、更新の発生しない表示
走査線はなく、偶数、奇数のどちらかの走査線データが
書き込まれ、Δysが3以上の場合は1フィールド周期
で2本以上の入力走査線が1本の表示走査線に対応する
場合が発生し、この時はその複数の走査線のデータをド
ット対応に平均値をもとめて表示データとして書き込
む。このようにして、入力用フレームメモリを不要にす
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に従って説明す
る。
【0012】図1は、本発明の応用対象である計算機の
表示装置にテレビ映像を重ね表示する、いわゆるマルチ
メディア対応の計算機を含むシステム全体の構成を示し
たものである。1は計算機、2はCRTディスプレイ、
3は走査変換映像表示回路(以下スキャンコンバータと
略す)である。計算機1で処理された結果は文字、図
形、画像等としてディスプレイ2に表示するが、更にテ
レビ放送やレーザディスクプレーヤ(LDプレーヤ)等
の映像信号源4の映像を計算機画面上に他の文字、図形
等と重ねて表示する。そのために計算機本体1の表示制
御回路11によって作られたビデオ信号とテレビ等の映
像のNTSCビデオ信号を、スキャンコンバータ3によ
り、走査線の変換、フレームの同期化を行った後重ねあ
わせて重畳ビデオ信号として生成し、ディスプレイ2に
供給して表示する。
【0013】NTSCのビデオ映像信号は、図2に示す
ように、周波数帯域を圧縮するため、1画面すなわち1
フレームを偶数(実線で示す)、奇数(破線で示す)の
走査線で構成されるフィールドに分け、飛び越し走査す
るインタレース方式を採用している。一方、計算機1の
CRTディスプレイ2は、映像のちらつきを防止するた
め、順次走査するノンインタレース方式を採用してい
る。そこで、テレビ等の映像信号源4の映像を計算機1
のCRTディスプレイ2に表示するためには、スキャン
コンバータ3により、図3に示すようにインタレース映
像信号をノンインタレース信号に変換し、必要に応じて
縮小を行って表示する。
【0014】なお、図1において、スキャンコンバータ
3は、本発明の機能を明確にするために計算機1の外部
回路として図示したが、計算機1の内部に組み込まれる
ことを除外するものではない。
【0015】次に、図4は、スキャンコンバータ3の回
路構成を示したものである。31は走査線変換を行な
い、計算機のフレーム周波数に同期した映像信号を生成
するためのフレームバッファ、32はテレビ、LDプレ
ーヤ等の映像信号源4からの入力アナログビデオ信号
(NTSCビデオ信号)を入力し、走査線変換演算を行
なうためにテレビの複合映像信号から例えばRGB等の
コンポーネント信号に復号するビデオデコーダである。
33は復号されたアナログビデオ信号をディジタル映像
データに変換するビデオAD変換器、34はディジタル
映像データを走査線毎に取り込んで走査線変換を行な
い、フレームバッファに書き込む走査線変換回路であ
る。また、35は変換されたディジタル映像データのフ
レームバッファ31への書き込み、及び書き込まれたデ
ィジタル映像データを計算機1の表示フレームの垂直、
水平走査に同期して読み出す制御を行なう書き込み表示
制御回路、36は読み出されたディジタル映像データを
アナログ映像信号に変換するビデオDA変換器である。
さらに、37は変換された出力アナログビデオ信号Rou
t、Gout、Boutと、計算機1から供給される計算機ビ
デオ信号とを重畳するためのビデオスイッチ、38はビ
デオスイッチを計算機ビデオ信号の色を検出して切り替
えるためのクロマキー制御回路である。
【0016】図4において、ビデオデコーダ32に入力
された複合ビデオ信号入力Vinは、32でコンポーネン
トビデオ信号R、G、Bに変換された後、ビデオAD変
換器33でディジタル化され走査線変換回路34に入力
される。尚、ビデオデコーダ32では、コンポーネント
ビデオ信号R、G、Bへの変換と同時に入力ビデオ信号
に含まれる垂直同期信号Vsync、水平同期信号Hsyncの
抽出も行なわれ、各同期信号Vsync、Hsyncは走査線変
換回路34に供給される。
【0017】走査線変換回路34に入力されたディジタ
ルビデオデータDr0、Dg0、Db0は、後で説明する水平
座標変換回路341、水平フィルタリング回路342に
よって、入力走査線ごとに水平方向の表示座標位置の決
定、統合ドット数の決定及び水平方向の縮小変換が行な
われ、更に、垂直座標変換回路343、垂直フィルタリ
ング回路344によって、垂直方向の表示座標位置の決
定、統合走査線数の決定及び垂直方向の縮小変換を行な
い、入力ビデオ信号Vin(:S2)より少ない走査線に変
換され、書き込み表示制御回路35の制御に基づいてフ
レームバッファ31に書き込まれる。このフレームバッ
ファ31にディジタルビデオデータDr2、Dg2、Db2を
一旦格納することによって、入力アナログビデオ信号の
周期と計算機ビデオ信号の周期の違いを吸収するもので
ある。
【0018】一方、フレームバッファ書き込み表示制御
回路35は、計算機1のフレーム周期に同期してフレー
ムバッファ31のディジタルビデオデータを読み出すた
めに、計算機1の表示制御回路11よりビデオ信号と共
に供給される垂直水平同期信号Syncinに同期させて、
フレームバッファ31からのビデオデータDrout、Dgo
ut、Dboutの読み出し制御を行なう。読み出されたビデ
オデータDrout、Dgout、DboutはビデオDA変換回路
36、ビデオスイッチ37を経由して計算機1のビデオ
出力Rin、Gin、Binと合成されて図1のCRTディス
プレイ2の画面に表示される。
【0019】図4では、入力がカラー映像の場合はフレ
ームバッファ他は色の成分例えば赤、緑、青(R、G、
B)対応に構成するが、図1ではそれらを含めて一括し
て表現したものである。
【0020】次に、図5は、本発明の主要部となる走査
線変換回路34の構成の一例を示したものであり、34
1は水平座標変換回路、342は水平フィルタリング回
路、343は垂直座標変換回路、344は垂直フィルタ
リング回路、345は水平ラインメモリである。水平フ
ィルタリング回路342及び垂直フィルタリング回路3
44は、ビデオのコンポーネントデータDr0、Dg0、D
b0に対応して3系統独立に構成して並列処理しても良い
し、1系統を共通に時分割処理しても良いがここでは独
立に設け、並列処理を行なう場合を示し、フィルタリン
グ回路342及び344に各々r、g、bを添字を付け
て表している。
【0021】図5において、まずビデオデコーダ32よ
り供給される垂直、水平同期信号Vsnyc、Hsyncと計算
機1から指令された表示座標位置、統合ドット数、統合
走査線数に関係するパラメータに基づいて、垂直座標変
換回路343及び水平座標変換回路341は、入力され
るディジタルビデオデータDr0、Dg0、Db0の垂直方向
の表示座標位置Yd、水平方向の表示座標位置Xd、統合
ドット数Δxs及び統合走査線数Δysを計算する。
【0022】一方、水平フィルタリング回路342は、
ビデオAD変換器から送られてくるディジタルビデオデ
ータDr0、Dg0、Db0を逐次入力し、水平座標変換回路
341から指定される統合ドット数分のドットのビデオ
データをコンポーネント毎に平均値を算出し、Dr1、D
g1、Db1として垂直フィルタリング回路344に送出す
る。 他方、垂直フィルタリング回路344は水平方向
にドットサイズ変更されたビデオデータDr1、Dg1、D
b1を受け、水平ラインメモリ345を一時格納メモリと
して、統合走査線数分のビデオデータDr1、Dg1、Db1
を垂直方向の平均値Dr2、Dg2、Db2として逐次水平方
向に計算し、垂直及び水平座標変換回路343、341
で計算したフレームバッファ31の表示座標位置Yd、
Xdに対応したアドレスに順次書き込む。
【0023】本発明は、この垂直座標変換回路343及
び垂直フィルタリング回路344において、アナログ入
力ビデオ信号のフレームを構成する偶数及び奇数の2つ
のフィールドを、座標変換はフレーム単位の座標系で座
標変換を行ない、その変換座標に基づいてビデオデータ
の統合処理即ちフィルタリングをフィールド単位で行な
うことが特徴であり、そのための回路の構成を図6及び
図7に従って説明する。
【0024】図6は、垂直座標変換回路343の詳細を
示したもので、3431は垂直サイズ変換係数レジス
タ、3432は加算器、3433は垂直座標増分演算レ
ジスタ、3434は垂直座標演算レジスタ、3435は
加算器、3436は入力垂直走査線カウンタ、3437
は比較器、3438は垂直表示位置カウンタである。
【0025】図7は、図5のフィルタリング回路の構成
例を示す図である。
【0026】垂直フィルタリング回路344は、垂直座
標変換回路343によって得られた統合走査線数Δys
に基づいて偶数及び奇数フィールドにおける統合入力ラ
イン数Δy′s及びΔy″sを算出し、その本数分の走査
線のデータを偶数、奇数各々のフィールド内で1本の対
応する走査線のデータに統合する。図7では、単純に複
数の走査線の映像データをR、G、Bのコンポーネント
毎にドット方向に平均を取る方法の場合を示したもので
ある。すなわち、水平フィルタリング回路342から送
られてきたデータDr1、Dg1、Db1は、コンポーネント
毎に設けられた水平ラインメモリ345を用い、当該統
合対象走査線データをドット対応に水平ラインメモリ3
45に加算器3441でもって累算される。その累算さ
れたドットデータDr2、Dg2、Db2は、当該統合走査線
ブロックの最終走査線の処理タイミングでフレームバッ
ファ31に送り出される。また、これと同時に、スイッ
チSW2により、加算器3441の片側の入力が初期化
される。
【0027】この場合の係数回路3442は、偶数及び
奇数フィールドにおける統合入力ライン数Δy′s及び
Δy″sを算出し、統合入力ライン数Δy′s又はΔy″
sの数値の逆数を乗算器3443に供給し、結果的にΔ
y′s又はΔy″sで割ることによって、偶数フィールド
におけるΔy′s本又は奇数フィールドにおけるΔy″s
本の走査線の各ドット単位に平均値を計算するもので、
これを乗算ではなく最後に除算回路で1/Δy′s又は
1/Δy″sを求めても同じ効果を得ることが出来る。
【0028】なお、水平フィルタリング回路342は、
垂直フィルタリング回路344とほぼ同様の構成であ
る。すなわち、3422は係数回路、3423は乗算
器、3421は加算器、3424は累算レジスタであ
り、ディジタル化された画素データDr0、Dg0、Db0に
係数1/Δxsを乗じて成分ごと統合画素数Δxs分累算
し、平均化した画素データDr1、Dg1、Db1を得る。ま
た、これと同時に、スイッチSW1により、加算器34
21の片側の入力が初期化される。
【0029】以上は、カラー映像の成分をR、G、Bで
表現したものであるが、輝度成分と色差成分に分けた
Y、U、VあるいはY、I、Qの表現でも同様である。
【0030】表1は、統合走査線数Δysと偶数及び奇
数フィールドにおける統合入力ライン数Δy′s及びΔ
y″sとの対応表である。
【0031】
【表1】
【0032】統合走査線数Δysが偶数の場合は、統合
走査線数Δysの1/2をフィールドにおける統合入力
ライン数Δy′s、Δy″sとする。また、統合走査線数
Δysが奇数の場合は、走査線統合境界Ys(t)が偶数で
あるか奇数であるかによって、走査線統合境界Ys(t)が
偶数の場合には(Δys+1)/2をΔy′s、(Δys−
1)/2をΔy″sとし、走査線統合境界Ys(t)が奇数の
場合には(Δys−1)/2をΔy′s、(Δys+1)/2
をΔy″sとする。さらに、偶数及び奇数フィールドに
おける統合入力ライン数Δy′s及びΔy″sは、走査線
統合境界Ys(t)の最下位ビットをLSB(Ys(t)) (LS
B;Least Significant Bit)とすると、 Δy′s=[{Δys+notLSB(Ys(t))}/2] Δy″s=[{Δys+LSB(Ys(t))}/2] で表すこともできる。なお、[ ]はガウシアン記号で、
小数点以下を切り捨てた整数を意味している。
【0033】図8は、偶数及び奇数フィールドにおける
統合入力ライン数Δy′s及びΔy″sを算出する回路の
構成図であり、34421はNOT回路、34422、
34423はAND回路、34424は加算器である。
【0034】偶数フィールドでは、AND回路3442
2の下側端子には1が入力されNOT回路34421で
反転されたLSB(Ys(t))がAND回路34422から
そのまま出力され、一方AND回路34423の下側端
子には0が入力されAND回路34423から0が出力
される。また、奇数フィールドでは、AND回路344
23の下側端子には1が入力されLSB(Ys(t))がAN
D回路34423からそのまま出力され、一方AND回
路34422の下側端子には0が入力されAND回路3
4422から0が出力される。AND回路34422、
34423の出力は、34424は加算器よって統合走
査線数Δysに加算され、さらに1/2とした後小数点
以下を切り捨て、偶数フィールドではΔy′s、奇数フ
ィールドではΔy″sがそれぞれ算出される。
【0035】図6〜図8に示すような回路構成におい
て、どのように走査線の座標変換が行なわれるか、その
原理を示したのが図9である。すなわち入力垂直座標位
置ysに対する表示座標位置ydの関係を、変換比率(破
線で示す直線の傾き)で表したものである。この傾きは
縮小率が小さくなるほど小さくなる。変換処理は整数の
単位で行なうため、少数以下を切り捨てた単位即ち太線
の枠内をハッチングで示した矩形の対応関係で変換を行
なう。つまり、この矩形が示す横軸の入力座標の幅即ち
Δysが縦軸の表示座標1走査線に対応するように変換
が行なわれる。図9のΔysは、図6における変換係数
レジスタ3431、加算器3432、垂直増分レジスタ
3433によって演算される。この演算は、表示垂直座
標が1走査線増加する毎に変換係数レジスタ3431に
設定された小数を含む縮小率Rの逆数を垂直増分レジス
タ3433に加え、その整数部分がΔysとしてもとめ
られ、残りの小数部分remは次の演算周期に用いるこ
とにより任意の縮小率を精度良く変換することが出来る
ものである。
【0036】ここで求められたΔysは、垂直フィルタ
リング回路344に供給されるとともに、次の入力走査
線垂直座標演算に用いられる。
【0037】図6の垂直座標演算レジスタ3434には
現在処理中の入力走査線の統合境界の演算結果Ys(t)が
保持され、逐次Δysが累算される。このΔysを加算し
Ys(t)を更新するタイミングは入力走査線垂直座標が次
の境界即ちYs(t+1)に入る直前であり、その比較を比
較器3437によって判定している。
【0038】本発明では、図10及び図11に示すよう
に、縮小のための走査線座標の変換はフレームの走査線
を基準に行ない、一方、縮小によって複数の入力走査線
を1本の表示走査線に対応させるときに、その複数走査
線を偶数フィールドと奇数フィールドで個別に処理を行
なう。
【0039】この場合、偶数、奇数フィールドで個別に
走査線の統合、フィルタリングを行なうためには、各々
のフィールド周期で、偶数、奇数走査線のフレーム上の
座標値で判定しなければならず、そのため、入力走査線
カウンタ3436は、初期値を各々偶数または奇数に設
定し、水平同期信号Hsyncの到来毎に‘+2’を行な
う。この時の初期設定の値は、偶数の場合、即ち、偶数
フィールドの垂直同期信号Vsync/Eにより‘0’に、
奇数の場合、すなわち、奇数フィールドの垂直同期信号
Vsync/Oにより‘1’を初期設定する。
【0040】これは、現在の座標値に2を加えた次の走
査線の座標値を示すことによって、次の走査線位置が、
次の統合境界開始位置Ys(t+1)に等しいかあるいは越
えているかを前以て判定するためである。
【0041】図10の例において、入力走査線の4本を
表示走査線の3本に縮小する場合、表示座標位置によっ
て1本の入力走査線を1本の表示走査線に対応させる場
合と、2本の入力を1本の表示に対応させる場合を組み
合わせることによって単純3/4の単純1/n(n:整
数)ではない縮小を実現している。この時、統合走査線
本数Δysは偶数奇数走査線に関わらず、両フィールド
を合わせたフレームの座標系で設定する。結果として図
10の表示フレームバッファには偶数フィールドの周期
t0には入力偶数走査線のデータ(O数字が入力走査線
番号を示す)が対応する位置に書き込まれ、奇数フィー
ルドの周期t1には入力奇数走査線データが書き込まれ
る。このとき、偶数奇数どちらか一方の周期しか書き込
まれない走査線は、書き込まれたデータを他の周期にそ
のまま残すものである。例えば、奇数フィールドの周期
t1には、0がそのまま0’として残り、周期t0には1
フィールド前の(奇数フィールドの)1がそのまま1’
として残っている。
【0042】一方、図11に示すような(例えば4/1
0縮小のように)、1/2以下に縮小する場合は、統合
本数Δysが2以上となるため、更新の発生しない表示
走査線はなく、偶数、奇数のどちらかの走査線データが
書き込まれ、Δysが3以上の場合は1フィールド周期
で2本以上の入力走査線が1本の表示走査線に対応する
場合が発生し、この時はその複数の走査線のデータをド
ット対応に平均値をもとめて表示データとして書き込
む。
【0043】このような方法によって、図10、図11
に示すようにフィールド毎に複数の入力走査線が1本の
表示走査線に変換され、縮小率の大きい図10の場合は
偶数(t0)、奇数(t1)のフィールドによっては変換
されない表示走査線(Oで示されない数)が現れる。こ
れは偶数又は奇数のフィールドのどちらか一方の入力走
査線が書き込まれ、他方のフィールドの時間では更新さ
れないもの(例えば0と0’、1と1’)と、偶数、奇
数の両方の入力走査線が同一の表示走査線に交互に書き
込まれるもの(例えば2と3)とが混在する形になる。
2つのフィールドの走査線が交互に同一の表示走査線に
書き込まれるためちらつきが発生するが、CRT等の残
光効果と人間の目の残像効果によって平滑化され、その
輝度の平均値が人間の目には感知されるので、フレーム
メモリを介して変換したのと同等の効果を得ることが出
来る。
【0044】一方、図11に示すように、縮小率が小さ
くなって同一の表示走査線に複数の入力フィールド走査
線が対応する場合(例えば2と4)は、フィールド毎に
対応走査線の映像信号の走査線間の平均を計算して1つ
の表示走査線に対応させる。この場合も各フィールドの
周期で、同一表示走査線に偶数、奇数の各々の平均化さ
れた走査線の映像が交互に現れることになるが、図10
の場合と同様に人間の目には両者の平均値が知覚され、
入力フィールドメモリを用いてフレーム内、即ち偶数、
奇数の両フィールドの走査線をまとめて平均化したのと
同等の効果を得ることが出来る。
【0045】表2は、以上の処理がどのように行なわれ
るかを縮小率:R=4/10(1/R=2.5)の場合を例
に数値で示したものである。
【0046】
【表2】
【0047】Ydは表示座標位置、Ysfは表示座標Ydに
対応する入力座標位置を小数で表したものである。Ys
(t)はその整数部を取りだしたもので、座標変換におけ
る走査線統合境界を示し、これはΔysを累算した値に
等しい。次の欄のYs(t+1)はYs(t)にΔysを加えた次
の境界である。
【0048】次の欄のysは1本の表示走査線Ydに統合
される入力走査線の位置(番号)でフレームの中で座標
は位置付けられる。従って、偶数、奇数フィールドは走
査線番号に各々偶数と奇数を割り当てて表現している。
【0049】その次の2つの欄のys(t+1)は偶数、奇数
フィールドの各々について、統合走査線の境界判定を行
なうため、ys(t')と同一フィールドの次のライン、す
なわち、図6における入力垂直操作線カウンタ3436
によってys(t')より2だけ大きいライン番号が計算さ
れ、比較器3437でのYs(t+1)とys(t'+1)の比較に
より、 Ys(t+1)≦ys(t'+1) の条件で、現在処理中の入力走査線が当該表示走査線に
対応する最後の走査線であることを認識し、その終了時
にΔys、Ys(t)及びYs(t+1)の更新を行なうものであ
る。
【0050】例えば、最初の行のYd=0(表示座標に
おける最初のライン)の場合は、Yd=0の表示ライン
に縮小表示する入力ラインはys(t')の欄に示す0(偶
数)と1(奇数)のラインである。これは、次の行に示
す表示ラインYd=1に対応する入力ラインの最初のラ
インはYs(t)=2(Ysf=2.5の小数切り捨て)であ
り、それより小さな番号の入力ライン、すなわち1の入
力ラインまでを表示ライン0に縮小表示することを意味
している。この表示ライン0と1の境界を与えるのがY
s(t+1)で、これは次の表示ラインに対応する入力ライン
の最初のライン番号ys(t')=2と同じ値を取るもので
ある。
【0051】ここで、表示ラインYd=0のラインに縮
小表示する場合、先ず偶数フィールドの場合は、ys
(t')=0の入力ラインを処理し、この時の次の入力ライ
ンがys(t'+1)=2であるが、これとYs(t+1)=2と比
較し、この場合はYs(t+1)≦ys(t'+1)の条件が成立す
るので、この0の入力ラインを1ラインのみ表示ライン
0に対応させることになる。
【0052】次に、表示ライン1に対応する入力ライン
は2のラインからであり、同様に境界条件を判定しなが
ら2の入力ライン、4の入力ラインを表示ライン1に対
応させる。このように、順次、表示ラインに入力ライン
を対応させるものである。
【0053】一方、奇数フィールドの場合、表示ライン
0に対応する最初の入力ラインは1のラインであり、そ
の次の入力ラインがys(t'+1)=3であるので、同様に
Ys(t+1)≦ys(t'+1)の条件から、1の入力ラインのみ
を表示ライン0に対応させ、次の表示ライン1には同様
なルールで3の入力ラインを対応させるものである。
【0054】このように、順次、表示ラインに対応する
入力ラインを偶数、奇数の両フィールドについて独立に
対応付けを行うことを示している。
【0055】図12はその動作タイミングを示したもの
で、(a)は偶数フィールド、(b)は奇数フィールドの動
作を示すものである。偶数フィールドでは、偶数入力ラ
インys(t')=0が表示走査線の0本目、ys(t')=2及
び4が表示走査線の2本目、ys(t')=6が表示走査線
の3本目に対していることを示している。同様に、奇数
フィールドではys(t')=1が表示走査線の0本目、ys
(t')=3が1本目、ys(t')=5が2本目の各走査線に
対応している。これらは、図11の例に相当するもので
ある。
【0056】従来は、図13に示すごとく、一旦1フレ
ーム分の映像信号をフレームメモリに格納し、その後走
査線のデータを逐次読み出し、フィルタリング処理を行
なった後に表示用フレームバッファに書き込む等の処理
が必要であり、大容量の入力用フレームメモリが不可欠
であった。
【0057】この入力用フレームメモリを無くした場
合、図14に示すように、縮小に伴うフィルタリング処
理はフィールド単位で行なわなければならない。フィル
タリング処理がフィールドで独立してしまうため、有効
な走査線の半分の映像信号で処理を行なわなければなら
ない。例えば偶数フィールドではインタレースフィール
ドの5本の走査線(0、2、4、6、8)を用いて、表
示フレームに8本の走査線(0〜7)を表示しなければ
ならない。そのため、縮小するのにも関わらずフィール
ドの走査線本数が変換後の表示走査線より少なくなり、
縮小後の画像の実質的な解像度が低くなってしまう問題
点があった。
【0058】これに対し、本発明の方法によれば、図1
0、図11の例からも明らかなように、入力用メモリを
用いたのと同等の効果が得られる。
【0059】次に、図15は、図4のスキャンコンバー
タの走査線座標変換回路34と同等の機能をディジタル
シグナルプロセツサ(DSP)とメモリ及びプログラム
の組合せによって実現する場合の実施例をフローチャー
トで示したものである。このプログラムは入力映像信号
の垂直同期信号で起動されるもので、偶数及び奇数フィ
ールドの垂直の到来ごとにこの処理を繰り返す。
【0060】図15において、ステップ1001では表
示座標Yd及び入力統合境界座標(小数点表現)Ysfの初
期化処理、1002では偶数、奇数フィールドの判定処
理を行う。ステップ1003では偶数入力ライン座標y
s(t')の初期化(ys(t')=0)、1004では奇数ライン
座標ys(t')の初期化(ys(t')=1)を行う。1005で
はフィルタリングのライン統合における統合境界座標Y
s(t+1)の計算、1006では水平方向フィルタリング処
理、1007では垂直ライン縮小フィルタリング処理、
1008では入力ライン座標ys(t')の更新、1009
では入力座標ys(t'+1)の統合境界内にあるかどうかの
判定を行う。ステップ1010ではフィルタリングされ
た結果のフレームバッファへの格納処理、1011では
表示座標Ydの更新、1012ではフィールド終了判定
処理を行う。
【0061】このような処理の流れにおいて、ステップ
1001で、映像を表示したいフレームバッファの表示
座標原点Yd0と入力映像の原点座標を小数表現でYsf0
とおく。この場合、水平方向の原点初期設定もあるがこ
こでは省略して説明している。
【0062】次に、フィールドの偶数、奇数をステップ
1002において判定した後、1003においては、偶
数フィールドであることから0ラインより処理を開始す
るために入力ライン座標を偶数の0に初期化し、100
4においては奇数フィールドであることから奇数の1に
初期化する。
【0063】以降、このラインのカウントを行って順次
処理を進めるが、ラインの到来ごとに2を加えることで
偶数フィールドでは偶数ラインの処理、奇数フィールド
では奇数ラインの処理が行われる。
【0064】次に、ステップ1005においては縮小率
Rの逆数を用い、縮小のためのライン統合を行うライン
座標境界を求める。この場合、小数表現のYsfを用い、
YsfにRの逆数を順次累算することによって表示ライン
対応の入力ライン統合境界座標を求め、その整数化した
値Ys(t)によって実際の入力ライン統合境界を得る。図
17の[Ysf]の表現はガウシアン記号で、小数表現した
Ysfの小数点以下を切り捨てた整数を意味している。ま
た、Ys(t)に△ysを加算することによって、次の入力
ライン統合境界座標Ys(t+1)を求める。
【0065】次に、ステップ1006において入力ライ
ンの取り込み、水平フィルタリング処理を行った後、1
007において垂直方向のフィルタリングを行う。ここ
での処理は、複数ラインを1ラインに統合するためにラ
インの画素値に係数を乗じてラインメモリに累算するも
のである。
【0066】なお、この時最初のラインは加算でなく単
に水平ラインメモリに転送するのみである。
【0067】その後、ステップ1008で入力ライン座
標ys(t')を+2更新する。
【0068】この場合、統合する入力ラインは、次の入
力ライン統合境界座標Ys(t+1)に対して、入力ライン座
標ys(t'+1)が小さい間は1つの表示ラインYdに統合す
る。従って、統合ライングループの最終ラインかどうか
を判定するために、1009において入力ライン座標y
s(t'+1)が入力ライン統合境界座標Ys(t+1)と一致もし
くは越えているかどうかを判定し、越えていなければ1
006に戻ってフィルタリングを継続し、越えていれば
1010で水平ラインメモリ内にライン統合されたデー
タをフレームバッファの座標Ydへ転送し、1011で
表示座標Ydを更新した後、1012でフィールドの終
了を判定し、終了でなければ1005に戻って処理を継
続し、終了であれば当該フィールドのフィルタリング処
理を終了する。
【0069】以上の処理は、入力フィールドの同期信号
が到来するごとに繰り返す。
【0070】この実施例でも、入力用フレームメモリを
不要とし、かつフレームメモリを介して変換したのと同
等の高画質を得ることが出来る。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、テレビのようなインタ
レース映像信号を計算機の表示装置にサイズを可変にし
て重ね表示する場合、フレーム単位の映像の座標系に基
づいて入力映像を表示映像への座標変換計算を行ない、
これをフィールド毎に独立にフィールド内映像データの
みを用いてフィルタリング処理を行なうことによって、
高画質が要求される場合に通常必要とされる入力用フレ
ームメモリを必要とせず、小型のスキャンコンバータを
実現することができる。
【0072】この効果は、特にパソコン等にボードとし
て内蔵する場合に有効であり、かつ、コスト、消費電力
の低減に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した映像表示システムの構成例を
示す図。
【図2】本発明の対象である映像信号の説明図。
【図3】本発明の走査線変換による映像縮小表示例を示
す図。
【図4】本発明の一実施例であるスキャンコンバータの
構成例を示す図。
【図5】図4の走査線座標変換回路の構成例を示すブロ
ック図。
【図6】図5の垂直走査線座標変換回路の構成例を示す
図。
【図7】図5のフィルタリング回路の構成例を示す図。
【図8】偶数及び奇数フィ−ルドにおける統合入力ライ
ン数を算出する回路の構成図。
【図9】本発明における入力ラインと表示ラインの変換
関数を説明する図。
【図10】本発明の変換方法の原理を示すもので、変換
係数が4/3(縮小率:R=3/4)の場合の変換の基本
手順の一例を示す図。
【図11】本発明の変換方法の原理を示すもので、変換
係数が10/4(縮小率:R=4/10)の場合の変換の
基本手順の一例を示す図。
【図12】図11の実施例の偶数及び奇数フィ−ルドに
おける動作タイミングの説明図。
【図13】従来例の走査線変換方法の説明図。
【図14】図13の例から入力用フレームメモリを除去
した場合の走査線変換の手順の説明図。
【図15】本発明の他の実施例のフローチャート。
【符号の説明】
1…計算機、2…表示装置、3…スキャンコンバ−タ、
4…映像信号源、31…表示用フレ−ムバッファ、32
…ビデオデコ−ダ、33…ビデオAD変換器、34…走
査線変換回路、35…書き込み表示制御回路、36…ビ
デオDA変換回路、37…ビデオスイッチ、38…クロ
マキ−制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/01 G 6942−5C C 6942−5C (72)発明者 山岸 正巳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス開発研究所内 (72)発明者 加茂 宗一 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インタレース入力映像信号をノンインタレ
    ース表示装置で表示する際、映像の縮小を含む走査線の
    変換、表示を行う映像変換方法において、 前記入力映像信号のフレームを構成する偶数及び奇数の
    2つのフィールドについて、予め与えられた関係に従っ
    て、フレーム単位で映像の座標値を表示映像信号へ座標
    変換し、 該変換された座標に基づいて前記偶数、奇数フィールド
    毎に、フィルタリング処理を行なうことを特徴とする映
    像変換方法。
  2. 【請求項2】前記座標変換において、表示座標位置を基
    準にして、前記表示映像の水平及び垂直座標位置から逆
    写像して対応する前記入力映像の水平及び垂直座標位置
    を算出して投影変換することを特徴とする請求項1記載
    の映像変換方法。
  3. 【請求項3】インタレース入力映像信号をノンインタレ
    ース表示装置で表示する際、映像の縮小を含む走査線の
    変換、表示を行う映像変換方法において、 前記入力映像の走査線変換を行うために、前記インタレ
    ース映像信号のフレームの座標値について予め与えられ
    た変換係数に従って、座標変換を行い、 前記変換された座標に基づいてフィールド単位で、垂直
    方向のフィルタリング処理を行ない、2本以上の入力走
    査線が1本の表示走査線に対応する場合にはそれらの平
    均値を表示用データとし、偶数、奇数いずれか一方のフ
    ィールド周期にのみ前記入力走査線に対応するデータが
    書き込まれた場合には、前の周期に書き込まれた入力走
    査線に対応するデータを他方のフィールド周期の表示用
    データとすることを特徴とする映像変換方法。
  4. 【請求項4】インタレース方式の入力映像信号を走査変
    換手段に入力し、走査線の座標変換、フレーム周期の同
    期化を行って、ノンインタレース表示装置に重畳表示す
    る映像の変換表示方法において、 前記入力映像信号の偶数、奇数フィールドを合わせたフ
    レームのドット及び垂直走査線座標(ys)を、予め与
    えられた変換係数に基づいて、表示走査線座標の水平ド
    ット及び垂直走査線に対応させる第1のステップと、 前記入力映像信号を該入力映像信号の水平同期信号に同
    期して入力し、ディジタル化した第1の映像データ(D
    r0、Dg0、Db0)を表示画素対応の第2の映像デー
    タ(Dr1、Dg1、Db1)として変換する第2のステ
    ップと、 前記第1のステップで変換された垂直方向の変換座標
    (yd)に基づき、前記偶数及び奇数のフィールド毎
    に、前記表示走査線に対応する入力走査線が少なくも2
    本以上存在する場合は対応する該第2の映像データのド
    ット位置ごとのフィルタリングを行ない、対応する入力
    走査線が1本のみの場合は変換せずにそのまま、第3の
    映像データ(Dr2、Dg2、Db2)として生成する第
    3のステップとを繰返し行ない、 前記入力映像信号を同期用表示メモリ上に変換書き込み
    することを特徴とする映像変換方法。
  5. 【請求項5】動画もしくは静止画からなる入力映像を出
    力映像に投影変換処理する方法において、表示座標位置
    を基準にして、前記出力映像の水平及び垂直座標位置か
    ら逆写像して対応する入力映像の水平及び垂直座標位置
    を算出して投影変換することを特徴とする映像変換方
    法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の映像変換方法において、前
    記表示座標を基準にして表示座標位置から逆写像して対
    応する入力映像のフレーム座標位置を算出するとき、 基準となる各表示座標位置の単位で、前記対応する入力
    映像の水平ドット数及び走査線本数を算出し、表示水平
    ドット及び表示走査線を1単位進める毎に各々を累算
    し、対応する表示入力映像のフレーム内座標位置を算出
    することを特徴とする映像変換方法。
  7. 【請求項7】インタレース映像信号をノンインタレース
    表示装置で表示する走査線の変換表示方法であって、 縮小のための走査線座標の変換はフレームの走査線を基
    準に行ない、縮小によって複数の入力走査線を1本の表
    示走査線に対応させるときに、その複数走査線を偶数フ
    ィールドと奇数フィールドで個別に処理を行ない、 前記偶数、奇数フィールドで個別に走査線の統合、フィ
    ルタリングを行なうために、各々のフィールド周期で、
    偶数、奇数走査線のフレーム上の座標値を判定すること
    を特徴とする映像変換方法。
  8. 【請求項8】インタレース映像信号をノンインタレース
    表示装置で表示する走査線の変換表示方法であって、 フィールド毎に複数の入力走査線を1本の表示走査線に
    変換し、縮小率の低い偶数、奇数のフィールドでは、偶
    数又は奇数のフィールドのどちらか一方の入力走査線を
    書き込み、 他方のフィールドの時間では更新されないものと、偶
    数、奇数の両方の入力走査線が同一の表示走査線に交互
    に書き込まれるものとを混在させたことを特徴とする映
    像変換方法。
  9. 【請求項9】インタレース映像信号をノンインタレース
    表示装置で表示する際、映像の縮小を含む走査線の変
    換、表示を行う映像変換装置において、 前記映像の走査線変換を行う手段が、垂直座標変換回路
    と垂直フィルタリング回路を含み、 前記垂直座標変換回路において、前記インタレース映像
    信号の座標系に対して、フレーム単位で予め与えられた
    変換係数に基づいた座標変換を行ない、 前記垂直フィルタリング回路において、前記座標変換の
    結果に基づいてフィールド単位でフィルタリングを行う
    ことを特徴とする映像変換装置。
  10. 【請求項10】インタレース映像信号をノンインタレー
    ス表示装置で表示する際、映像の縮小を含む走査線の変
    換、表示を行う映像変換装置において、 水平座標変換回路、水平フィルタリング回路、垂直座標
    変換回路、垂直フィルタリング回路及びラインメモリを
    備え、 前記垂直座標変換回路及び水平座標変換回路において、
    垂直、水平同期信号と表示に関係するパラメータに基づ
    いて、入力されるビデオデータの走査線垂直座標位置及
    び統合ドットサイズを計算し、 前記水平フィルタリング回路に前記ビデオデータを逐次
    入力し、前記水平座標変換回路から指定される前記統合
    ドット数分のドットのビデオデータについてコンポーネ
    ント毎に平均値を算出して、垂直フィルタリング回路に
    送出し、 前記垂直フィルタリング回路において、水平方向にドッ
    トサイズ変更された前記ビデオデータを受け、ラインメ
    モリを一時格納メモリとして、前記垂直座標変換回路よ
    り供給される統合走査線数分の前記ビデオデータを垂直
    方向の平均値として逐次水平方向に計算し、前記垂直及
    び水平座標変換回路で計算したフレームバッファの垂直
    位置、水平位置アドレスに対応したアドレスに順次書き
    込み、 前記垂直座標変換回路及び垂直フィルタリング回路にお
    いて、入力ビデオ信号のフレームを構成する偶数及び奇
    数の2つのフィールドに関し、座標変換はフレーム単位
    の座標系で座標変換を行ない、その変換座標に基づいて
    ビデオデータの統合処理をフィールド単位で行なうこと
    を特徴とする映像変換装置。
  11. 【請求項11】インタレース方式の映像信号を入力し、
    走査線の座標変換、フレーム周期の同期化を行なって、
    ノンインタレース方式の表示画面に重畳表示する映像の
    走査線変換表示装置において、 前記入力映像信号の偶数、奇数フィールドを合わせたフ
    レームのドット及び垂直走査線座標を予め与えられた変
    換係数に基づいて、表示走査線座標の水平ドット、垂直
    走査線に対応させる演算を行なう座標変換手段と、 該座標変換手段によって対応させた座標に基づいて前記
    入力映像信号を該入力映像信号の水平同期信号に同期し
    て水平方向に入力しディジタル化した第1の映像データ
    を、表示画素対応の第2の映像データに変換する水平フ
    ィルタリング手段と、 前記座標変換手段によって変換された垂直方向の変換座
    標に基づき、偶数及び奇数のフィールド毎に、前記第2
    の映像データを対応する表示走査線の第3の映像データ
    に変換する垂直方向フィルタリング手段と、 前記第3の映像データを表示メモリに書き込む手段とを
    備え、 偶数、奇数フィールドの周期ごとに独立処理した前記第
    3の映像データを生成することを特徴とする映像変換装
    置。
  12. 【請求項12】インターレース映像信号をノンインター
    レース映像信号に縮小変換する映像変換装置において、 複合ビデオ信号を入力とし、水平同期信号、垂直同期信
    号、及びコンポーネントビデオ信号を分離して出力する
    ビデオデコーダと、 前記ビデオデコーダからの前記コンポーネントビデオ信
    号を入力とし、AD変換を行い、第1のビデオデータを
    出力するAD変換器と、 前記AD変換器からの前記第1のビデオデータを第2の
    ビデオデータに水平方向に縮小変換して出力する第1の
    手段と、 前記ビデオデコーダからの前記水平同期信号と前記垂直
    同期信号を入力とし、予め与えられた縮小率に基づい
    て、表示走査線垂直座標位置及びこれに対応した前記イ
    ンターレース映像信号のフレーム座標系に基づいた統合
    走査線数を出力する垂直座標変換回路と、 前記第1の手段からの前記第2のビデオデータ及び前記
    垂直座標変換回路からの前記統合走査線数を入力とし、
    前記統合走査線数に基づいて統合入力ライン数を算出
    し、前記統合入力ライン数分の前記第2のビデオデータ
    について入力走査線間のドットの平均値を算出して、第
    3のビデオデータを出力する垂直フィルタリング回路
    と、 前記垂直フィルタリング回路からの前記第3のビデオデ
    ータを書き込むためのフレームバッファと、 表示走査線水平座標位置及び前記垂直座標変換回路から
    の前記表示走査線垂直座標位置を入力とし、各座標位置
    に基づいて前記第3のビデオデータのフレームバッファ
    への書き込みを制御する制御回路とを有することを特徴
    とする映像変換装置。
  13. 【請求項13】前記垂直座標変換回路が、 前記統合走査線数を入力とし前記統合走査線数を順次累
    算する第1の加算器と、 前記ビデオデコーダからの前記水平同期信号と前記垂直
    同期信号を入力とし、偶数フィールドの前記垂直同期信
    号が交互に入力されたときに交互に相違する初期値を設
    定し、各フィールドの前記水平同期信号が入力されたと
    きに予め定められた一定値を加算して、前記インターレ
    ース映像信号のフレーム座標系に対応付けて入力操作線
    をカウントする入力操作線カウンターと、 前記ビデオデコーダからの前記垂直同期信号を入力と
    し、前記垂直同期信号が入力されたときに初期値を設定
    し、前記表示走査線垂直座標位置を出力する垂直座標位
    置カウンターと、 予め与えられた縮小率を入力とし、前記表示走査線垂直
    座標位置に対応した前記インターレース映像信号のフレ
    ーム座標系に基づいた前記統合走査線数を算出する第2
    の手段とを有し、 前記統合走査線を算出する手段及び前記垂直座標位置カ
    ウンターが、 前記第1の加算器の出力と前記入力操作線カウンターの
    出力との比較結果に基づいて、前記統合走査線数及び前
    記垂直座標位置の更新を行うことを特徴とする請求項1
    2記載の映像変換装置。
  14. 【請求項14】処理フィールドが偶数の場合に前記第1
    の加算器の出力の最下位ビットを反転して出力する第3
    の手段と、処理フィールドが奇数の場合に前記第1の加
    算器の出力の最下位ビットを出力する第4の手段と、前
    記第3の手段の出力又は前記第4の手段の出力を前記統
    合走査線数に加算する第2の加算器と、前記第2の加算
    器の出力を1/2して小数点以下を切り捨てた後、逆数
    を出力する第5の手段とを有する係数回路と、 前記第2のビデオデータに前記係数回路の出力を掛け合
    わせる乗算器と、 前記乗算器の出力を累算する第3の加算器とを有するこ
    とを特徴とする請求項13記載の映像変換装置。
  15. 【請求項15】前記第1の手段が、 前記ビデオデコーダからの前記水平同期信号を入力と
    し、予め与えられた縮小率に基づいて、前記表示走査線
    水平座標位置及び統合ドット数を出力する水平座標変換
    回路と、 前記AD変換器からの前記第1のビデオデータ及び前記
    水平座標変換回路からの前記統合ドット数を入力とし、
    前記統合ドット数分の第1のビデオデータのドットにつ
    いて平均値を算出して、前記第2のビデオデータを出力
    する水平フィルタリング回路とを有することを特徴とす
    る請求項12、13又は14記載の映像変換装置。
  16. 【請求項16】インターレース映像信号をノンインター
    レース映像信号に垂直方向に縮小変換する映像変換装置
    において、 前記インターレース映像信号に含まれる水平同期信号と
    垂直同期信号を入力とし、予め与えられた縮小率に基づ
    いて、表示走査線垂直座標位置及びこれに対応した前記
    インターレース映像信号のフレーム座標系に基づいた統
    合走査線数を出力する垂直座標変換回路と、 前記インターレース映像信号に含まれるビデオデータ及
    び前記垂直座標変換回路からの前記統合走査線数を入力
    とし、前記統合走査線数に基づいて統合入力ライン数を
    算出し、前記統合入力ライン数分の前記ビデオデータに
    ついて入力走査線間のドットの平均値を算出して出力す
    る垂直フィルタリング回路とを有することを特徴とする
    映像変換装置。
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