JPH06265973A - 絞り装置 - Google Patents

絞り装置

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JPH06265973A
JPH06265973A JP5391093A JP5391093A JPH06265973A JP H06265973 A JPH06265973 A JP H06265973A JP 5391093 A JP5391093 A JP 5391093A JP 5391093 A JP5391093 A JP 5391093A JP H06265973 A JPH06265973 A JP H06265973A
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diaphragm
hole
blade
guide hole
chrysanthemum
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JP5391093A
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Takashi Shimamura
隆 島村
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】絞り羽根を板ばねで絞り孔の径方向に付勢し、
ダボピンをガイド孔の縁面に押し付けてダボピンとガイ
ド孔とのがたが無くすことにより、絞り羽根による絞り
精度を向上させる。 【構成】絞り羽根12、保持環14、及び菊座16を絞
り枠体18に取り付け、そして、板ばね28で絞り羽根
12を絞り孔32の中心方向に付勢すると、ダボピン2
4はガイド孔26の内側縁面に絶えず押し付けられる。
これにより、ダボピン24とガイド孔26との係合によ
るがたが無くなる。この状態で、菊座16を光軸30を
中心に時計回り方向、又は反時計回り方向に揺動させる
と、絞り羽根12のダボピン24が菊座16のガイド孔
26に沿ってがた無く摺動し、絞り孔31の口径が拡縮
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絞り装置に係り、特にカ
メラやビデオカメラ等の光学機器に適用される絞り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の絞り装置は図4に示すよ
うに、複数枚の絞り羽根1(図4では1枚の絞り羽根の
み示す)が保持環2と菊座3との間に干渉しないように
重ね合わされて、保持環2と菊座3と共に絞り枠体4に
固定される。前記絞り羽根1の基端部1aには、軸ピン
5が植設されており、この軸ピン5が保持環2に形成さ
れた軸受孔6に回動自在に取り付けられて、絞り羽根1
が保持環2に揺動自在に位置決めされる。また、絞り羽
根1には、ダボピン7が前記軸ピン5の反対側面に植設
されており、このダボピン7が前記菊座3に形成された
長孔状のガイド孔8に係合される。
【0003】菊座3を光軸9を中心として時計回り方
向、又は反時計回り方向に揺動させると、絞り羽根3の
ダボピン7が前記ガイド孔8に沿って移動することによ
り、絞り羽根3が前記軸ピン5を揺動支点として光軸9
方向、又は光軸9から遠ざかる方向に揺動する。これに
より、絞り口径を拡大したり、縮小したりすることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
絞り装置は、絞り羽根1のダボピン7と菊座3のガイド
孔8との係合によるがたで、絞り口径を縮小する方向の
絞り値と、絞り口径を拡大する方向の絞り値とにずれが
生じるので、絞り精度が悪いという欠点がある。本発明
はこのような事情に鑑みてなされたもので、絞り羽根と
菊座とのがたを無くして絞り精度を向上させることがで
きる絞り装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、保持環と菊座との間に複数枚の絞り羽根
が重ね合わされて保持され、各絞り羽根は各絞りに設け
た軸ピンが保持環に形成された軸受孔に回動自在に取り
付けられることにより保持環に揺動自在に位置決めされ
ると共に、各絞り羽根に設けたダボピンが菊座に形成さ
れたガイド孔を介してガイドされ、菊座を回動させるこ
とにより各絞り羽根を前記ガイド孔に従って揺動させて
絞り孔の口径を拡縮する絞り装置に於いて、前記絞り羽
根を絞り孔の径方向に付勢して、各絞り羽根に設けたダ
ボピンを前記ガイド孔の周縁に押圧付勢する付勢部材を
備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明によれば、絞り羽根を付勢部材で絞り孔
の径方向に付勢することによりダボピンを菊座のガイド
孔の周縁に押し付けるようにした。また、前記付勢部材
を板ばねで構成し、この板ばねによって前記絞り羽根を
付勢する。これにより、ダボピンは、ガイド孔とのがた
が無くなった状態でガイド孔に沿って摺動するので、絞
り羽根による絞り精度が向上する。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る絞り装置
の好ましい実施例を詳述する。図1は本発明の第一実施
例に係る絞り装置10の組立斜視図である。同図のよう
に、略三日月状に形成された複数枚の絞り羽根12(図
1では1枚の絞り羽根のみ示す)は、ドーナツ状の保持
環14と菊座16との間に干渉しないように重ね合わさ
れて保持される。また、前記絞り羽根12は、保持環1
4と菊座16と共に筒状に形成された絞り枠体18に固
定される。
【0008】前記絞り羽根12の基端部12aには軸ピ
ン20が植設される。この軸ピン20は、前記保持環1
4に形成された軸受孔22に回動自在に取り付けられ
る。これにより、絞り羽根12は、保持環14に揺動自
在に位置決めされる。尚、本実施例の絞り装置10は、
前記軸受孔22が保持環14に3箇所形成されているこ
とにより、3枚の絞り羽根12が用いられる。
【0009】また、絞り羽根12には前記軸ピン20の
反対側面にダボピン24が植設され、このダボピン24
は前記菊座16に形成された長孔状のガイド孔26に係
合される。一方、板ばね28が保持環14と菊座16と
の間に配置される。この板ばね28は、基端部28aが
保持環14に固着されると共にその中央部が前記絞り羽
根12の基端部12a周縁に押圧当接される。これによ
り、絞り羽根12が板ばね28の付勢力によって光軸3
0方向に押圧付勢されることにより、ダボピン24が菊
座26のガイド孔26の周縁に押圧される。
【0010】次に、前記の如く構成された絞り装置10
の作用について説明する。先ず、絞り羽根12、保持環
14、及び菊座16を絞り枠体18に取り付け、そし
て、板ばね28で絞り羽根12を光軸30方向に付勢す
ると、ダボピン24はガイド孔26の内側面に絶えず押
し付けられる。これにより、ダボピン24とガイド孔2
6との係合によるがたが無くなる。
【0011】この状態で、菊座16を光軸30を中心に
時計回り方向に回動させると、絞り羽根12はばね部材
28のダボピン24が菊座16のガイド孔26に沿って
がた無く摺動し、絞り羽根12が前記軸ピン20を揺動
支点として光軸30方向に揺動する。これにより、絞り
孔31の口径が縮小する(図2(a)参照)。また、菊
座16を光軸30を中心に反時計回り方向に回動させ
る。これにより、絞り羽根12のダボピン24が前記ガ
イド孔26に沿ってがた無く摺動し、絞り羽根12が板
ばね28の付勢力に抗して光軸30から遠ざかる方向に
揺動するので、絞り孔31の口径が拡大する(図2
(b)参照)。
【0012】従って、本実施例では、絞り口径の拡縮時
に、ダボピン24が菊座16のガイド孔26に沿ってが
た無く摺動するので、絞り口径を縮小する方向の絞り値
と、絞り口径を拡大する方向の絞り値とが一致するよう
になる。これにより、絞り精度を従来の絞り装置と比較
して向上させることができる。図3(a)、(b)に
は、本発明の絞り装置の第2実施例を示し、図1、図2
で示した第1実施例と同一の部材については同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0013】第2実施例に適用された絞り羽根32の軸
ピン20は、絞り羽根32の基端部32a周縁に形成さ
れた円弧状面32bの中心、即ち、板ばね28の当接面
の中心に対して偏芯した位置で、且つ、絞り羽根32の
絞り口径縮小方向の揺動に従って、板ばね28の当接部
との距離が離れていく位置に植設されている。これによ
り、絞り羽根32に受けるばね部材28からの押圧力は
絞り口径が縮小するに従って増大する。
【0014】従って、第2実施例のダボピン24は、絞
り口径が縮小するに従いガイド孔26に対する押圧力が
増大するので、ガイド孔26とのがたを確実に無くすこ
とができる。これにより、絞り精度を従来の絞り装置と
比較して向上させることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る絞り装
置によれば、付勢部材で絞り羽根を絞り孔の径方向に付
勢することによりダボピンをガイド孔の周縁に押し付け
るようにしたので、ダボピンとガイド孔とのがたが無く
すことできる。また、付勢部材に板ばねを使用したの
で、簡単な構造で絞り羽根による絞り精度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る絞り装置の第1実施例を示す斜視
【図2】図2(a)は本発明の第1実施例に係る絞り装
置のクローズ状態を示す拡大図、図2(b)は開放状態
を示す拡大図
【図3】図3(a)は本発明の第2実施例に係る絞り装
置のクローズ状態を示す拡大図、図3(b)は開放状態
を示す拡大図
【図4】従来の絞り装置の実施例を示す斜視図
【符号の説明】
10…絞り装置 12、32…絞り羽根 14…保持環 16…菊座 18…絞り枠体 20…軸ピン 24…ダボピン 22…軸受孔 26…ガイド孔 28…板ばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持環と菊座との間に複数枚の絞り羽根
    が重ね合わされて保持され、各絞り羽根は各絞りに設け
    た軸ピンが保持環に形成された軸受孔に回動自在に取り
    付けられることにより保持環に揺動自在に位置決めされ
    ると共に、各絞り羽根に設けたダボピンが菊座に形成さ
    れたガイド孔を介してガイドされ、菊座を回動させるこ
    とにより各絞り羽根を前記ガイド孔に従って揺動させて
    絞り孔の口径を拡縮する絞り装置に於いて、 前記絞り羽根を絞り孔の径方向に付勢して、各絞り羽根
    に設けたダボピンを前記ガイド孔の周縁に押圧付勢する
    付勢部材を備えたことを特徴とする絞り装置。
  2. 【請求項2】 前記付勢部材は、その一端部が前記保持
    環に固着されると共にその他端部が前記絞り羽根に押圧
    当接された板ばねであることを特徴とする請求項1記載
    の絞り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014130803A (ja) * 2012-11-01 2014-07-10 Advanced Micro Fabrication Equipment Inc Shanghai プラズマ均一性および効果を改良するための誘導結合プラズマ源の設計
JP2016012029A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 日本電産コパル株式会社 絞り装置、及びそれを備えたカメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014130803A (ja) * 2012-11-01 2014-07-10 Advanced Micro Fabrication Equipment Inc Shanghai プラズマ均一性および効果を改良するための誘導結合プラズマ源の設計
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