JPH06265390A - 熱式空気流量計 - Google Patents

熱式空気流量計

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Publication number
JPH06265390A
JPH06265390A JP5055427A JP5542793A JPH06265390A JP H06265390 A JPH06265390 A JP H06265390A JP 5055427 A JP5055427 A JP 5055427A JP 5542793 A JP5542793 A JP 5542793A JP H06265390 A JPH06265390 A JP H06265390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
heating resistor
heating
supporting body
temperature distribution
Prior art date
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Pending
Application number
JP5055427A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Abe
博幸 阿部
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、均衡のとれた表面温度分布を有する
加熱抵抗体を得ることに目的がある。 【構成】楕円形の断面を有する絶縁体のパイプ両端にリ
ード線を接着し、これに抵抗体を形成する。更に、全体
をオーバーコートする構造である。 【効果】均衡のとれた表面温度分布を有する加熱抵抗体
を利用し、熱式空気流量計の測定精度を向上させる効果
がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気流量計の加熱抵抗体
の構造に係り、特に加熱抵抗体を利用した熱式空気流量
計に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱抵抗体の構造としては、絶縁体によ
り形成される支持体を円筒状のパイプにより形成し、そ
の両端にリードを接着し前記パイプにスパイラル状に抵
抗体を巻き付けた後、その表面をガラスによりコーティ
ングしている例として特開昭60−60521 号公報がある。
しかし、この構造による加熱抵抗体は、加熱された際の
加熱抵抗体表面の温度分布は、前記支持体の中心付近の
温度がピーク状に高くなり加熱抵抗体の温度分布が不均
一になり偏流空気が加熱抵抗体に流れた際、空気流量計
の測定精度を悪化させる欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、均衡のとれ
た表面温度分布を有する加熱抵抗体を提供し、測定精度
を向上させた熱式空気流量計を得ることに目的がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】加熱抵抗体のリード線と
抵抗体を保持する絶縁体により形成される支持体を楕円
形の断面を有するパイプとすることにより達成される。
【0005】
【作用】通常の円筒形のパイプに抵抗体を形成した加熱
抵抗体では中心部付近の温度が高く、両端部の温度が低
い状態、つまり中心部で温度分布のピークを有する分布
になっている。これは、中心部付近は印加された熱量は
直ちに支持体を加熱できるため所定加熱温度に達しやす
いが、両端部では印加された熱量の一部が接着剤やリー
ド線に熱伝導により逃げてしまうためである。従って、
最初に加熱される支持体の断面積を中心部で最大に、両
端で最小にし、中心部と端面をゆるやかな円弧により結
ぶことつまり、絶縁体により形成される支持体を楕円形
の断面を有するパイプとすることにより、中心部付近は
支持体の加熱される熱容量が大きいため加熱されにく
く、また逆に両端部では支持体の加熱される熱容量が小
さいため加熱しやすい状態となり中心部付近と両端部付
近の温度分布はバランスがとれ均一な温度分布を有する
加熱抵抗体を供給できる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。
【0007】図1,図2は本発明の加熱抵抗体の断面構
造図、図3は本発明の加熱抵抗体の表面温度分布図、図
4は特許公開例の加熱抵抗体の表面温度分布図、図5は
本発明を使用した熱式空気流量計の断面構造図である。
【0008】図1,図2にて本発明の加熱抵抗体の構造
を説明する。1はアルミナ等の絶縁体により形成され、
リード線と抵抗体を保持する支持体である。2は支持体
のパイプ1の両端に接着剤3により固定されたリード線
である。抵抗体4は支持体1にスパイラル状に巻き付け
る、あるいは支持体表面に形成された薄膜表面をスパイ
ラル状にトリミングして形成する。更に抵抗体全面を覆
うオーバーコートガラス5を施している。
【0009】図3,図4は加熱抵抗体に加熱電流を印加
した際の加熱抵抗体表面の温度分布図である。加熱抵抗
体に電流を印加した際、支持体の中心部付近の温度が上
昇し、両端部は温度上昇の割合が小さいのが図4に示す
公開例の加熱抵抗体の温度分布である。これは、中心部
付近は加熱電流が直ちに支持体1を加熱するためである
が、両端部は加熱する熱量がリード線2に熱伝導により
逃げてしまい温度が中心部に比較して低くなるため、加
熱抵抗体の中心部付近でピークを有する温度分布にな
る。従って、測定する空気流が偏流だったり不規則な空
気流の場合、加熱抵抗体より空気流への熱伝達が不安定
となり測定精度が悪化したり、ノイズが大きくなったり
する原因となる。図3に示す本発明によると支持体1は
楕円形の断面を有する形状のため中心部付近の支持体1
の加熱容量が大きく、かつ両端部の加熱容量が小さいた
め中心部と両端部の加熱熱量の均衡がとれ均一な温度分
布を有する加熱抵抗体を得ることができる。加熱抵抗体
の温度分布の均衡がとれていると偏流空気や不均一な空
気流が加熱抵抗体に供給されても加熱抵抗体より空気中
への熱伝達が安定し測定精度の高い加熱抵抗体を得るこ
とができる。
【0010】図5は本発明の加熱抵抗体を利用した熱式
空気流量計の実施例である。6は本発明の加熱抵抗体、
7は吸入空気の温度を測定する感温抵抗体、8は空気通
路と駆動回路を納めるボディ、9は加熱抵抗体6及び感
温抵抗体7よりの空気流量を電気信号に変換する駆動回
路である。このように空気通路中に本発明の加熱抵抗体
6を設置することにより測定精度の高い熱式空気流量計
を提供できる効果がある。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、均衡した温度分布を有
する加熱抵抗体を供給できると共に、吸入空気流量の測
定精度を向上させた熱式空気流量計を提供できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】加熱抵抗体の断面構造図である。
【図2】加熱抵抗体の断面構造図である。
【図3】加熱抵抗体の温度分布図である。
【図4】加熱抵抗体の温度分布図である。
【図5】熱式空気流量計の断面構造図である。
【符号の説明】
1…支持体、2…リード線、3…ガラス接着剤、4…抵
抗体、5…オーバーコートガラス、6…加熱抵抗体、7
…感温抵抗体、8…ボディ、9…駆動回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱抵抗体を所定の温度に加熱し、この時
    要する加熱電流値より空気流量を検出する空気流量計に
    おいて、加熱抵抗体のリード線と抵抗体を保持する、絶
    縁体により形成される支持体を楕円形の断面を有するパ
    イプ形にすることを特徴とする熱式空気流量計。
JP5055427A 1993-03-16 1993-03-16 熱式空気流量計 Pending JPH06265390A (ja)

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JP5055427A JPH06265390A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 熱式空気流量計

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JP5055427A JPH06265390A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 熱式空気流量計

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JPH06265390A true JPH06265390A (ja) 1994-09-20

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ID=12998289

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JP5055427A Pending JPH06265390A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 熱式空気流量計

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0904525A1 (en) * 1996-06-14 1999-03-31 Mks Instruments, Inc. Heater with tapered heater density function for use with mass flowmeter

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0904525A1 (en) * 1996-06-14 1999-03-31 Mks Instruments, Inc. Heater with tapered heater density function for use with mass flowmeter
EP0904525A4 (ja) * 1996-06-14 1999-04-07

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