JPH0626536Y2 - スタッカ等俯仰式クレーンのストッパ - Google Patents

スタッカ等俯仰式クレーンのストッパ

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JPH0626536Y2
JPH0626536Y2 JP5855388U JP5855388U JPH0626536Y2 JP H0626536 Y2 JPH0626536 Y2 JP H0626536Y2 JP 5855388 U JP5855388 U JP 5855388U JP 5855388 U JP5855388 U JP 5855388U JP H0626536 Y2 JPH0626536 Y2 JP H0626536Y2
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JP
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stopper
stacker
crane
gantry
boom
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JP5855388U
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JPH01164291U (ja
Inventor
裕昭 石川
Original Assignee
川崎製鉄株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スタッカ等俯仰式クレーンのストッパに関
し、更に詳しくは、着脱を容易にし原料荷役の効率化に
寄与するスタッカ等俯仰式クレーンのストッパに関す
る。
〔従来の技術〕
近年、原料荷役岸壁における滞船対策として原料荷役の
合理化が図られ、滞船に伴う経費増高を防止する努力が
なされている。しかし、これらの努力は荷役設備が完全
に稼働できる状況下でのみ効果を発揮するが、荷役設備
に故障等が発生すると滞船を余儀なくされる場合があ
る。
製鉄所においては製銑の原料、製鋼の副原料など大量の
ばら物を海上輸送に依存しており、これらは、船から岸
壁に陸揚げされベルトコンベヤを介して所定の工場へ搬
送されている。これらばら物の搬送は、岸壁の陸上機器
および搬送用ベルトコンベヤの正常な稼動を維持するこ
とによって順調に達成されるものであり、従って、関連
設備の点検保守によって設備故障の未然防止を図るとと
もに、複数の船が同時に着岸することによる滞船の問題
が発生しないよう綿密な配船計画が必要とされる(原料
の荷役管理方法については特開昭57−141324号
が開示されている)。
上述の計画は、使用する岸壁近傍の設備規模が大きくか
つベルトコンベヤ間の組合わせ接続に柔軟性があるほど
容易に立案することができる。
従って、複数の搬送用ベルトコンベヤを並列に配置する
とともに、各ベルトコンベヤ間を自由に接続可能とする
よう接続箇所を多くして対処しているのが現状である。
以上の観点から原料荷役岸壁において、スタッカに供給
するベルトコンベヤ群から他のベルトコンベヤへ柔軟に
原料の搬送を継続させる搬送ルートとしてスタッカを活
用することに着目した。
すなわち、スタッカは、旋回自在でかつ俯仰角調節が可
能なブームコンベヤを備えているので、スタッカを原料
の積付けに使用していない時は、このブームコンベヤを
用いベルトコンベヤ間の原料の搬送を中継させるにはま
さに好適であり、原料荷役業務の効率化を図ることがで
きる。
〔考案が解決しようとする課題〕
第6図及び第7図に示すように、スタッカ1は陸上に原
料を積付けるもので俯仰角調節可能なブームコンベヤ2
を備え、積付け山の高さに応じその俯仰角度を調節しな
がら積付け山の稜線に沿って原料を落下供給し積山3を
形成している。またブームコンベヤ2には旋回機能が付
加されており、第6図の2点鎖線で示すようにブームコ
ンベヤ2を90旋回させると、ベルトコンベヤ2aの原
料はブームコンベヤ2を介してベルトコンベヤ2b、2
cに搬送することができる。すなわち、通常作業の積付
け以外にばら物の搬送(直送)作業にも使用することが
でき荷役業務の改善を図ることができる。
スタッカ1のブームコンベヤ2の俯仰角調節機構には油
圧シリンダ4が多く用いられている。ところが、油圧シ
リンダ4は長時間負荷をかけていると、自然に油が漏洩
して故障となることがある。ばら物の搬送(直送)作業
時に故障が発生すると、ブームコンベヤ2の傾斜角が低
下して、次ぎのベルトコンベヤ2bに衝突し、相互に損
傷を与えるという危険性があった。
本考案は上述の問題点を解決するために提案されたもの
であり、油圧シリンダに故障が発生しても、ブームコン
ベヤの傾斜角度をある限度以下には低下させない、着脱
の容易なストッパを提供して岸壁荷役業務の安定化、効
率化に資することを課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点を解決するもので、油圧シリンダ
など流体圧を駆動源として俯仰角度を調節するスタッカ
等俯仰式クレーンのクレーンブームと架台の間に介装し
てクレーンブームを所定の傾斜角度に維持するストッパ
に適用され、次の技術手段を採った。すなわち、 ストッパを、 クレーンブームを架台から支持する受台と、 受台を担持して架台上を走行し受台をクレーンブーム
受位置と退避位置との間を往復させる移動装置と、 移動装置の担持部に介装され無負荷時に受台を架台上
面から浮上させる弾性緩衝材と、 から構成した。
〔作用〕
本考案のストッパは上述のように構成したので、受台を
移動装置によってクレーンブーム受位置と退避位置との
間を容易に往復移動させることができるとともに、クレ
ーンブームの荷重が直接移動装置に負荷されることはな
い。従って、原料の積付けのような通常作業体制と、ば
ら物の搬送(直送)作業体制との変更が極めて容易に実
施できるので、安全操業を維持しながら原料荷役の合理
化を図ることができる。
また、弾性緩衝材の作用により、クレーンブームをスト
ッパに当接させる際の衝撃が緩和されるとともに、クレ
ーンの荷重が直接移動装置に負荷されないため移動装置
の故障は少なく、ストッパの長寿命化を図ることができ
る。
〔実施例〕
本考案の一実施例として、スタッカに適用したものを第
1図〜第5図によって説明する。
第4図はスタッカ1の側面の説明図であり、ブームコン
ベヤ2はブームコンベヤ2の架台5に軸支され、油圧シ
リンダ4によって俯仰角度を調節可能に構成されてい
る。また架台5はスタッカの基礎部6上を旋回可能に構
成されている。本考案は油圧シリンダ4が故障しても、
ブームコンベヤ2の傾斜が所定の傾斜角度以下にならな
いように架台5とブームコンベヤ2の基部の間にストッ
パ7を容易に着脱できるよう配設したものである。
第5図はスタッカのブームコンベヤ基部の側面の説明図
であり、ブームコンベヤと架台5との軸支部および油圧
シリンダ4の装着部の細部を示すとともに、ストッパ7
の概要を示している。ブームコンベヤを支持する受台
は、ブームコンベヤ側に固着された受台8と、架台5側
に配設され受台8と当接する受台9とから構成されてい
る。また、受台9を担持して架台5上を走行する移動装
置は、移動台車13と移動台車13を移動させるパワー
シリンダ(図示していない)から構成されている。
第1図はブームコンベヤ基部の正面図でありストッパ7
の細部が示されいる。左右の受台9はそれぞれ架台5に
固着された梁14上を移動する移台動車13に載置さ
れ、各移動台車13は梁14に設けられた2台のパワー
シリンダ10に連結されている。例えば、ばら物の搬送
(直送)作業時には、受台9をブームコンベヤの受位置
に位置させた状態で使用し(実線で示す)、通常の原料
積付け作業の際は必要により2台のパワーシリンダ10
を作動させて移動台車13を移動させ、2点鎖線で示す
ように2台の受台9を退避位置まで退避させることによ
り、ブームコンベヤは俯仰角度の調節が自由となる。な
お、パワーシリンダ10による受台9(移動台車13)
の移動位置は、ストライカ11とリミットスイッチ12
を用い検知制御できるよう構成した。また、本考案では
パワーシリンダ10の操作をリモートコントロールによ
って実施している。第2図は第1図の側面図である。
第3図は第2図の部分拡大図であり、弾性緩衝材15お
よび移動台車13の梁14上における移動機構の細部を
示している。
弾性緩衝材15は受台9に設けられた受座19と移動台
車13の間に固定されている。なお、受座19には補強
材18を設けている。第3図は受台9がストッパとして
作動していない時(ブームコンベヤの荷重なし)を示し
たものであり、受台9の自重は弾性緩衝材15を介し移
動台車13のコロ17を経由して梁14に支持されてい
る。すなわち、弾性緩衝材15の作用によって受台9は
梁14から浮上しており、従って、受台9の下端部16
と梁14との間に間隙が生じる。この状態でパワーシリ
ンダを操作すれば、移動台車13はコロ17によって梁
14上を容易に移動させることができる。
受台9をストッパとして作動させてブームコンベヤの荷
重が印加されると、弾性緩衝材15は圧縮されるので下
端部16と梁14は当接し、ブームコンベヤによる荷重
は殆ど梁14が受けることになる。この時、コロ17に
負荷される荷重は、受台9の下端部16と梁14との間
隙分だけ圧縮された弾性緩衝材15の反力のみとなる。
本考案では弾性緩衝材15に防振ゴムを使用したが、弾
性緩衝材15は普通のゴム、バネ等の弾性体であればよ
い。また、パワーシリンダには油圧を使用した。
本考案はスタッカ用ブームコンベヤの俯角調節機構の停
止にストッパを使用した例を説明したが、スタッカに限
定されるものではなく、一般のクレーンなどの俯仰角調
節機構を備えた装置の安全対策としても有効であること
は勿論である。
〔考案の効果〕
本考案は、次ぎのような極めて優れた効果を奏する。
ストッパの着脱を容易にしたので、スタッカの作業切
替え(通常の原料積付け作業からばら物の搬送(直送)
作業へ、およびその逆の切替え)を迅速に行うことがで
き、しかもクレーンの俯仰角調節用油圧シリンダの故障
対策がなされているので、配船計画の齟齬等による岸壁
荷役の混乱が発生した際、柔軟な対策を可能とするとと
もに、安全操業を維持することができるので、原料荷役
の合理化、経費の節減を図ることができる。
受台と移動装置との間に、クレーンの荷重が直接移動
装置に負荷されることのないよう弾性緩衝材を介装して
構成されているので、移動装置の故障は少なく、かつ、
クレーンをストッパに当接させる際の衝撃が緩和される
ので、ストッパの長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例の説明図であり、第
1図はブームコンベヤ基部の正面図、第2図は第1図の
側面図、第3図は第2図の部分拡大図、第4図はスタッ
カの側面図、第5図はスタッカのブームコンベヤ基部の
側面図、第6図は原料荷役ヤードにおけるスタッカの作
用を示す平面の説明図、第7図は従来のスタッカの側面
の説明図である。 1……スタッカ、2……ブームコンベヤ 2a、2b、2c……ベルトコンベヤ 3……積山、4……油圧シリンダ 5……架台、6……基礎部 7……ストッパ、8……受台 9……受台、10……パワーシリンダ 11……ストライカ、12……リミットスイッチ 13……移動台車、14……梁 15……弾性緩衝材、16……下端部 17……コロ、18……補強材 19……受座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧シリンダなど流体圧を駆動源として俯
    仰角度を調節するスタッカ等俯仰式クレーンのクレーン
    ブームと架台の間に介装して該クレーンブームを所定の
    傾斜角度に維持するストッパにおいて、 前記ストッパは、前記クレーンブームを前記架台から支
    持する受台と、該受台を担持して該架台上を走行し該受
    台をクレーンブーム受位置と退避位置との間を往復させ
    る移動装置と、該移動装置の担持部に介装され無負荷時
    に該受台を該架台上面から浮上させる弾性緩衝材とを備
    えたスタッカ等俯仰式クレーンのストッパ。
JP5855388U 1988-05-02 1988-05-02 スタッカ等俯仰式クレーンのストッパ Expired - Lifetime JPH0626536Y2 (ja)

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JPH01164291U JPH01164291U (ja) 1989-11-16
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