JPH0626493U - レトルト殺菌装置 - Google Patents

レトルト殺菌装置

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JPH0626493U
JPH0626493U JP6568592U JP6568592U JPH0626493U JP H0626493 U JPH0626493 U JP H0626493U JP 6568592 U JP6568592 U JP 6568592U JP 6568592 U JP6568592 U JP 6568592U JP H0626493 U JPH0626493 U JP H0626493U
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JP
Japan
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retort
pipes
hot water
treated
pipe
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Application number
JP6568592U
Other languages
English (en)
Inventor
斉藤征四郎
樋口道成
Original Assignee
株式会社神垣鉄工所
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Publication date
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 レトルト食品の加熱、殺菌に際し、該レトル
ト食品が均一に殺菌処理されるようにする。 【構成】 被処理物がトレーt,t,・・・上に載せら
れた状態で収納されるレトルト10の内部10aにおい
て、上方に配管20a,20b,20cを、下方に配管
20a′,20b′,20c′を設ける。上方の配管2
0a,・・・がチェーン連結されるとともに、下方の配
管20a′,・・・も同様にチェーン連結されている。
上方の配管20aと、下方の配管20a′に固着された
クランクアームは、モーターMによって回転する大歯車
と連接杆を介して連結されている。上方の配管20a,
・・・と、下方の配管20a′,・・・がモーターMの
駆動に伴って揺動し、ノズル21,21,・・・から噴
射される熱水が被処理物に均一に散布され、而して被処
理物の均一殺菌処理が成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、缶詰め、袋詰めされた食品の加熱、殺菌を行うレトルト殺菌装置に 関し、さらに詳細には、前記食品を多数収納するトレーが内装されるレトルトを 改良することにより、レトルト内の食品が均一に殺菌処理できるようにしたレト ルト殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、飽食の時代と言われる中にあって、長期保存可能で且つ手軽に食するこ とができるレトルト食品が各種生産されており、更に流通形態、並びに食生活の 変化も相まって、該レトルト食品の需要が増大の一途を辿っている。
【0003】 ところで、上記レトルト食品の殺菌は、加圧されたレトルト内部で熱水や加熱 蒸気を用い、これを一定時間加熱処理することによって行われている。
【0004】 従来、この種の装置としては、例えば本願出願人によって開発された実願平3 −100441号のものが存在している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のレトルト殺菌装置にあっては、以下に記すような問 題点があった。
【0006】 則ち、上記従来のレトルト殺菌装置にあっては、熱水を下方と斜め上方の3方 向から噴射することによって、被処理物の均一処理が行えるように構成されてい るが、被処理物に対して熱水が多量に当たる箇所と小量しか当たらない箇所が未 だに存在し、不均一処理を完全に解消するに至らなかった。
【0007】 一方、従来から知られている他のレトルト殺菌装置にあっても同様で、一部の 被処理物が過処理、或いは処理不足となってしまう危険性があった。
【0008】 本考案は、上記事情に鑑みて成されたものであり、レトルト内における被処理 物の均一処理に大きく貢献するようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、レトルト内部で被処理物を加熱、殺菌するように構成されたレトル ト殺菌装置に於いて、前記レトルト内部に、該レトルトの長手方向に延在し、且 つ熱水を噴射するノズルが取り付けられた配管を配し、更に該配管を所要角度揺 動自在としたことを特徴とするレトルト殺菌装置を提供することにより、上記課 題を達成するものである。
【0010】 また、本考案は、レトルト内部で被処理物を加熱、殺菌するように構成したレ トルト殺菌装置に於いて、前記レトルト内部における上下の少なくとも一方に、 該レトルトの長手方向に延在し、且つ熱水を噴射するノズルが取り付けられた複 数の配管を配し、更に該配管を所要角度揺動自在としたことを特徴とするレトル ト殺菌装置を提供することにより、上記課題を達成するものである。
【0011】 更に、本考案は、レトルト内部で被処理物を加熱、殺菌するように構成された レトルト殺菌装置に於いて、前記レトルト内部上方に、該レトルトの長手方向に 延在し、且つ熱水を噴射するノズルが取り付けられた複数の固定配管を並設し、 更に該固定配管を連結管によって連結、連通したことを特徴とするレトルト殺菌 装置を提供することにより、上記課題を達成するものである。
【0012】
【作用】
本考案にあって、配管は所要角度揺動されるため、該配管に取り付けられたノ ズルから広域にわたって均一な熱水噴射が成される。
【0013】 上記の配管は、クランク機構等の採用によって周期的に揺動するようになって いるため、レトルト内に収納された被処理物に対し、熱水は均一に散布され、而 して収納された多数の被処理物には均一な殺菌処理が施される。
【0014】 一方、レトルト内の上方に複数の固定配管を並設することにより、該固定配管 に取り付けられたノズルから広域にわたって均一な熱水噴射が成される。
【0015】 従って、隅の方に位置する被処理物にも中央部に位置する被処理物と同一条件 で熱水が散布されるため、被処理物には均一な殺菌処理が施される。
【0016】 なお、揺動する配管、或いは固定配管をレトルト内の上下双方に配し、被処理 物に対して上下双方から熱水が散布されるようにすれば、均一処理を一層向上す ることができる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案に係わるレトルト殺菌装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明 する。
【0018】 図1は本考案の第1実施例におけるレトルト殺菌装置の内部状態を示す正面図 、図2は同実施例におけるレトルト殺菌装置の揺動機構を示す背面図、図3は本 考案の第2実施例におけるレトルト殺菌装置の内部状態を示す正面図、図4は同 実施例におけるレトルト殺菌装置の内部状態を示す平面図である。
【0019】 先ず始めに、図1乃至図2に基づいて請求項1,2に係わる考案を説明する。
【0020】 この考案の特徴とするところは、レトルト10の内部10aで被処理物を加熱 、殺菌するように構成されたレトルト殺菌装置に於いて、前記レトルト10の内 部10aにおける上方及び下方に、該レトルト10の長手方向に延在し、且つ熱 水を噴射するノズル21,21,・・・が取り付けられた配管20a,20b, 20c、及び配管20a′,20b′,20c′を配し、更に該配管20a,2 0a′,・・・・を所要角度揺動自在としたところにある。
【0021】 上記レトルト10は、円筒状を呈する罐体であって、前端が開閉自在に構成さ れることにより、被処理物、則ち缶詰め、袋詰めされた食品が載せられたトレー t,t,・・・を内部10aに収納できるようになっている。
【0022】 上記レトルト10の内部10aには、該レトルト10の長手方向に延在した状 態で上方に配管20a,20b,20cが、下方に配管20a′,20b′,2 0c′がそれぞれ軸支されており、各配管20a,20a′,・・・はレトルト 10の後端にて外部貫通されている。
【0023】 外部貫通された配管20a,20a′,・・・のうち上方の配管20aと下方 の配管20a′には図2に示すように、クランクアーム23a,23a′とスプ ロケット(図示せず)が嵌着され、他の配管20b,20b′,・・・にはスプ ロケット(図示せず)のみが嵌着されている。
【0024】 一方、レトルト10の後端における中心部分にはモーターMによって回転され るピニオン31が配設され、且つ該ピニオン31の両側には、これと噛合する大 歯車33a,33a′が配設されている。
【0025】 なお、上記クランクアーム23aの先端と大歯車33aの偏心箇所は連接杆2 5aの両端が枢着されることによって連結されているとともに、クランクアーム 23a′の先端と大歯車33a′の偏心箇所は連接杆25a′の両端が枢着され ることによって連結されている。
【0026】 また、上方の配管20a,20b,20cは、それぞれ上記スプロケットに掛 けられたチェーンを介して連結されているとともに、同様にして下方の配管20 a′,20b′,20c′は、それぞれ上記スプロケットに掛けられたチェーン を介して連結されている。
【0027】 従って、モーターMを駆動させると、上記クランク機構によって、配管20a ,20a′が揺動を始め、これに伴って他の配管20b,20b′,・・・も揺 動を始めるようになる。
【0028】 なお、上記各配管20a,20a′,・・・には、フレキシブル配管(図示せ ず)を介して熱水が供給され、該熱水が各配管20a,20a′,・・・に取り 付けられた複数のノズル21,21,・・・からトレーt,t,・・・上の食品 に噴射されるようになっている。
【0029】 ところで、本考案は上記構成に限定されるものではなく、以下のような構成で あってもよい。
【0030】 例えば、上記配管20a,20a′,・・・は上方、及び下方にそれぞれ3つ 配設されるようになっているが、その数は3つ以上、以下であってもよい。
【0031】 また、上記構成によれば上下双方の配管20a,20a′,・・・を揺動させ るように構成されているが、例えば上方の配管20a,20b,20cのみを揺 動させるようにしてもよい。
【0032】 次に、図3乃至図4に基づいて請求項3に係わる考案を説明する。
【0033】 なお、同一箇所には同一符号を付すことにより詳細な説明を省略する。
【0034】 この考案の特徴とするところは、前記レトルト10の内部10aにおける上方 に、該レトルト10の長手方向に延在し、且つ熱水を噴射するノズル21,21 ,・・・が取り付けられた複数の固定配管40,40,・・・を並設し、更に該 固定配管40,40,・・・を連結管43,43,・・・によって連結、連通し たところにある。
【0035】 上記固定配管40,40,・・・は、図4に示すように3本が並設された構成 となっており、中央の配管40と両側の配管40,40を連結管43,43,・ ・・によって連結、連通することによって1ユニットが構成されている。
【0036】 なお、上記の如く構成されたものがレトルト10の内部10aにおける上方に 3ユニット配設されている。
【0037】 また、各ユニットは、配管40,40,・・・がレトルト10の長手方向に向 けられた状態で配設されるとともに、各ユニットの中央の配管40には熱水を供 給するための配管45がフランジ継手等によって連結、連通されていて、該熱水 が各配管40,40,・・・に取り付けられた複数のノズル21,21,・・・ からトレーt,t,・・・上の食品に噴射されるようになっている。
【0038】 一方、レトルト10の内部10aにおける下方にも上方と同様に構成された配 管40,40,・・・が配設されるようになっているが、このとき上方と下方の 配管40,40,・・・に取り付けられるノズル21,21,・・・はそれぞれ 対向しないようにすることが好ましい。
【0039】 ところで、本考案は上記構成に限定されるものではなく、以下のような構成で あってもよい。
【0040】 例えば、3本以上の配管40,40,・・・を並設し、これを連結管43,4 3,・・・で連結することにより1ユニットを構成するようにしてもよい。
【0041】 また、上記構成によれば、配管40,40,・・・を連結管43,43,・・ ・で連結、連通した構成のユニットが上下に3ユニットずつ配設されるように構 成されているが、このユニットの数には制限はない。
【0042】 また、レトルト10の内部10aにおける下方には、上記配管40,40,・ ・・を並設した構成のものが配されないようになっていてもよい。
【0043】
【考案の効果】
本考案に係わるレトルト殺菌装置は、上記の如く構成されているため、以下に 記すような効果を奏する。
【0044】 (1)熱水噴射を行うノズルが取り付けられた配管が、揺動するように構成さ れているため、レトルト内に収納された被処理物に対し、植物に如雨露で水を与 えるときの如く熱水が均一に散布されるようになり、而して被処理物の均一処理 が行えるという優れた効果を奏する。
【0045】 (2)また、上記の如く揺動する配管をレトルト内の上下双方に配することに より、被処理物の均一処理が一層向上するという優れた効果を奏する。
【0046】 (3)熱水噴射を行うノズルが取り付けられた固定配管を複数並設し、これを レトルト内の上方に配するように構成されているため、レトルト内に収納された 被処理物に対し、熱水が広域に、且つ均一に散布されるようになり、而して被処 理物の均一処理が行えるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例におけるレトルト殺菌装置
の内部状態を示す正面図
【図2】同実施例におけるレトルト殺菌装置の揺動機構
を示す背面図
【図3】本考案の第2実施例におけるレトルト殺菌装置
の内部状態を示す正面図
【図4】同実施例におけるレトルト殺菌装置の内部状態
を示す平面図
【符号の説明】
t トレー M モーター 10 レトルト 20a 配管 20b 配管 20c 配管 20a′ 配管 20b′ 配管 20c′ 配管 21 ノズル 23a,23a′ クランクアーム 25a,25a′ 連接杆 31 ピニオン 33a,33a′ 大歯車 40 固定配管 43 連結管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レトルト内部で被処理物を加熱、殺菌す
    るように構成されたレトルト殺菌装置に於いて、前記レ
    トルト内部に、該レトルトの長手方向に延在し、且つ熱
    水を噴射するノズルが取り付けられた配管を配し、更に
    該配管を所要角度揺動自在としたことを特徴とするレト
    ルト殺菌装置。
  2. 【請求項2】 レトルト内部における上下の少なくとも
    一方に、揺動自在な複数の配管を配したことを特徴とす
    る請求項1記載のレトルト殺菌装置。
  3. 【請求項3】 レトルト内部で被処理物を加熱、殺菌す
    るように構成されたレトルト殺菌装置に於いて、前記レ
    トルト内部上方に、該レトルトの長手方向に延在し、且
    つ熱水を噴射するノズルが取り付けられた複数の固定配
    管を並設し、更に該固定配管を連結管によって連結、連
    通したことを特徴とするレトルト殺菌装置。
JP6568592U 1992-09-22 1992-09-22 レトルト殺菌装置 Pending JPH0626493U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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