JPH06264755A - 過給機 - Google Patents

過給機

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JPH06264755A
JPH06264755A JP5541993A JP5541993A JPH06264755A JP H06264755 A JPH06264755 A JP H06264755A JP 5541993 A JP5541993 A JP 5541993A JP 5541993 A JP5541993 A JP 5541993A JP H06264755 A JPH06264755 A JP H06264755A
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JP
Japan
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lubricating oil
connector
bearing
supercharger
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP5541993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Akatsu
忠 赤津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Automotive Engineering Co Ltd
Priority to JP5541993A priority Critical patent/JPH06264755A/ja
Publication of JPH06264755A publication Critical patent/JPH06264755A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速回転する軸受の異物特に金属性の異物の除
去をし、浄化された潤滑油を各軸受に供給すること。 【構成】過給機の軸受車室18の潤滑油入口12にコネ
クタボルト22によりパッキン19を介してコネクタ2
3を固定する。コネクタボルト22とコネクタ23とで
形成される潤滑油溜(A)31には円筒状の界磁物28
を設ける。この界磁物28の周囲には1ケもしくは複数
の貫通穴(B)を設けても良い。 【効果】異物の除去された潤滑油が各軸受に供給される
為、軸受の傷,シャフトのロック,翼とケースの接触等
の不具合がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過給機の軸受に作用す
る潤滑油の浄化に係り、特に、過給機の潤滑油入口での
浄化対応の形状,装置等の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、過給機の軸受の潤滑油は、内燃
機関のオイルパンからオイルポンプにより吸い上げら
れ、フィルターを経て複数個の接続された潤滑油パイプ
により導かれ、軸受車室の潤滑油入口に固定されたコネ
クタからコネクタボルトの貫通穴(A)を通り、潤滑油
通路から過給機の軸受車室の各軸受に供給される。ター
ビン側、及びコンプレッサ側のラジアル軸受に供給され
た潤滑油は、軸受車室内径部とラジアルメタル外周、及
び、ラジアルメタル内周とタービンシャフトとの隙間に
噴出し、潤滑と冷却を行う。又、軸受車室内径部とラジ
アルメタル外周、及びラジアルメタル内周とタービンシ
ャフトとの隙間に油膜を形成し、非接触の浮動軸受を形
成する。
【0003】スラスト軸受に供給された潤滑油はスラス
トメタル内部の油通路を通り、スラストメタル両面に嵌
合しているスラストカラーのツバとの隙間に噴出し、潤
滑と冷却を行う。又、隙間に油膜を形成し非接触の軸受
を形成する。
【0004】前記各軸受を潤滑・冷却した潤滑油は、軸
受車室下方の潤滑油溜に集積し、排出パイプを通って内
燃機関のオイルパンへ流出する。
【0005】以上の様な構造において、オイルパン内の
潤滑油中に含まれる異物はオイルポンプにより吸い上げ
られた後フィルターにより浄化される。しかし、フィル
ター以後、潤滑油入口までの潤滑油パイプ,コネクタ,
コネクタボルト等の配管内に含まれる異物、特に潤滑油
パイプ製作時のバリ,切粉等の金属片はそのまま潤滑油
入口から各軸受に供給されてしまう。特にエンジン作動
初期に多くが流れ出してしまう。この為、各軸受の微少
隙間部にはさみ込まれた異物が種々の不具合を発生させ
る。
【0006】スラストメタルとスラストカラーとの嵌合
部に金属性異物が流出した場合、スラストメタルの密着
平面部を傷つけたり、割れを発生させたりする。さらに
はスラストメタルの潤滑油通路穴を塞ぎ、潤滑油不足に
よる焼着、及びそれによりスラストカラーの回転をロッ
クさせてしまう等の不具合が考えられる。これは同時
に、コンプレッサインペラ、及びタービンインペラの回
転のロックにもつながり、過給圧の低下,異音発生等に
つながる。
【0007】同様に軸受車室内径部とラジアルメタル外
周との隙間、及び、ラジアルメタル内周とタービンシャ
フトとの隙間に金属性異物が流出した場合、ラジアルメ
タル内,外周面に傷をつけたり、割れを発生させたり、
又、ラジアルメタルの油穴を塞ぎ、潤滑油不足による焼
着によりタービンシャフトの回転をロックさせてしまう
等の不具合が考えられる。
【0008】さらには、軸受車室内径とラジアルメタル
外周との隙間、もしくはラジアルメタル内周とタービン
シャフトとの隙間に異物がかみ込まれてロックすること
も考えられる。この場合、タービンシャフトがコニカル
モードで回転し、最悪、タービンインペラがタービンケ
ースと接触し、あるいはコンプレッサインペラがコンプ
レッサケースと接触して、翼の破壊につながるおそれが
ある。
【0009】又、これらの不具合が異音の発生原因とも
なる。さらにスムーズな回転が得られず、過給圧の低下
等が懸念される。
【0010】現在、以上の様な不具合について全く考慮
されていない。
【0011】従来技術として、実開昭57−107824号公報
ターボチャージャ付エンジンの潤滑装置が知られてい
る。これは、第1フィルタの後に機関の各軸受に潤滑油
を分岐する分岐路を設け、この分岐路と過給機の軸受部
に導く潤滑油通路の途中に第2のオイルフィルタを設け
ている。しかし、この第2のオイルフィルタ以後、軸受
部までの潤滑油の浄化については何も考慮されていな
い。以上のことからも過給機の軸受部に供給される潤滑
油に対しての浄化の対策が最も重要である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来技術の問題点に着目し、過給機の各軸受部に異物、
特にバリ,切粉等の金属片の含まれた潤滑油が供給され
ない様にする為に、軸受車室の潤滑油入口で、供給され
た潤滑油に含まれる前記金属性異物を界磁物により吸着
して除去,浄化しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、潤滑油入口に設けられたコネクタボルトとコネクタ
との間の潤滑油溜にコネクタボルトの外周をおおうよう
に円筒状の界磁物を設ける。さらには、この円筒状の界
磁物に1ケもしくは複数個の貫通穴を設ける。
【0014】
【作用】オイルポンプによりオイルパンから吸い上げら
れた潤滑油はオイルフィルターを経て潤滑油パイプを流
れ、コネクタを経由し界磁物の周囲に沿って流れる。あ
るいは、界磁物の貫通穴(B)を通り、コネクタボルト
の貫通穴(A)から内径部を流れ、軸受車室の潤滑油入
口に流れる。この時、界磁物周囲を流れる時、潤滑油に
まじっているバリ,切粉等の金属性の異物は界磁物に吸
引され付着する。これにより潤滑油にまじっていた異物
は除去され、浄化された潤滑油のみが、各軸受に供給さ
れる。
【0015】潤滑油にまじるバリ,切粉等の金属片の異
物は過給機作動の初期に多く発生しており、初期に大半
が除去される。
【0016】又、従来の調査からも異物の量,材質等は
確認されており、潤滑油通路を塞ぐほどに界磁物周囲に
付着することはない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1,図2,図3
により説明する。
【0018】内燃機関1の排気ガスにより駆動されるタ
ービンインペラ2と、それを包括するタービンケース
3。該タービンインペラ2はタービンシャフト4を一体
に形成する。該タービンシャフト4他端にスラストカラ
ー5を介して嵌合され、ロックナット6にて固定されて
該タービンインペラ2と一体に回転するコンプレッサイ
ンペラ7。該コンプレッサインペラ7とそれを包括する
コンプレッサケース8。該タービンシャフト4と回転自
由に支持し、ラジアル軸受を形成するラジアルメタル
9。該ラジアルメタル9のスラスト方向の動きを規制す
るCトメワ10。該タービンシャフト4に固定された該
スラストカラー5と周動自由に嵌合し、スラスト軸受を
形成するスラストメタル11。これら軸受に潤滑油を導
く潤滑油入口12と、これから分岐する潤滑油通路
(A)13,潤滑油通路(T)14,潤滑油通路(C)
15と、各軸受を潤滑・冷却した潤滑油を軸受の下流側
に集める潤滑油溜16、及び、潤滑油を軸受外へ排出す
る潤滑油出口17とを有し、これら該軸受を包括する軸
受車室18。該軸受車室18の該潤滑油入口12に、両
端面にパッキン19を介しコネクタボルト22により固
定されるコネクタ23。該コネクタボルト22には1ケ
もしくは複数個の貫通穴(A)20を有し、内径部に油
通路21を持つ。該コネクタ23の内側を該コネクタボ
ルト22の外側との隙間部に形成される潤滑油溜(A)
31。この潤滑油溜(A)31に嵌合し、形状を円筒状
とし、さらには外周に1ケもしくは複数個の貫通穴
(B)29を設けた界磁物28。
【0019】該コネクタ23は、該内燃機関1のオイル
パン24の油中と接続するオイルポンプ25とオイルフ
ィルター26とに潤滑油パイプ27を介して接続する、
該潤滑油パイプ27は主に金属パイプでできており、と
りまわし及び構造上から1ケもしくは複数個接続されて
いる。又、接続部にはフランジ類がロー付等されてお
り、製作時にバリ,切粉等の内径部への付着が考えられ
る。
【0020】該潤滑油出口17は排出パイプ30を介し
て該オイルパン24と接続する。
【0021】以上の様な構造の内燃機関1の過給機にお
いて該内燃機関1の該オイルパン24から該オイルポン
プ25により吸引された潤滑油は、該フィルター26を
経て該潤滑油パイプ27に導かれ該コネクタ23に流入
する、該コネクタ23に流入した潤滑油は該潤滑油溜
(A)に流出し該界磁物28の外周に沿って流れる。さ
らに該界磁物28の上部、もしくは界磁物28に設けら
れた、該貫通穴(B)29を通り該コネクタボルト22
の該貫通穴(A)20を通り、該潤滑通路21に流れ
る、該油通路21を流れた潤滑油は該軸受車室18内の
該潤滑油入口12から各軸受の潤滑油通路、該潤滑油通
路(A)13,該潤滑油通路(T)14,該潤滑油通路
(C)15を流れ各軸受,ラジアル軸受,スラスト軸受
等を潤滑,冷却を行う。その後、潤滑油は軸受下方の潤
滑油溜16に集積し、該潤滑油出口17から該排出パイ
プ30を経て該内燃機関1の該オイルパン24に戻る。
【0022】本発明の一実施例によれば、該内燃機関1
に装着のオイルフィルター26以後の該潤滑油パイプ2
7内に付着している該潤滑油パイプ27製作時に発生し
たバリ,切粉等の金属片の異物が潤滑油に含まれて過給
機33の軸受車室18の潤滑油入口12に流入しても、
該コネクタ23内で該コネクタボルト22の外周の該潤
滑油溜(A)31に設けられた該界磁物28に吸引,付
着されてしまう。これにより過給機33の軸受各部には
金属片の異物の除去された浄化された潤滑油が供給され
る。これにより該スラストメタル11,該ラジアルメタ
ル9等に傷をつけたり、割れを発生させたりすることが
なくなる。
【0023】又、該スラストカラー5及び該タービンシ
ャフト4の回転をロックさせることもなくなり、異音の
発生も防ぐことができる。
【0024】さらには、該タービンインペラ2及び該コ
ンプレッサインペラ7は均一な回転が得られ、安定した
過給効果が得られる(図中矢印は潤滑油の流れを示
す)。
【0025】
【発明の効果】過給機の軸受車室の潤滑油入口に界磁物
を設けることにより潤滑油に含まれる金属性の異物を付
着させて取り除くことができる。
【0026】これにより各軸受には浄化された潤滑油が
供給され、シャフトのロック、さらにはシャフトの振れ
による翼とケースの接触等の不具合の発生を防止するこ
とができる。又、異音の発生も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図3】本発明の全体構造の概略縦断面図である。
【符号の説明】
12…潤滑油入口、18…軸受車室、19…パッキン、
20…貫通穴(A)、21…油通路、22…コネクタボ
ルト、23…コネクタ、28…界磁物、29…貫通穴
(B)、31…潤滑油溜(A)、32…潤滑油通路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過給機において、コネクタボルトの外周側
    とコネクタの内周側とで構成される潤滑油溜に、界磁物
    (磁石)を設けたことを特徴とする過給機。
  2. 【請求項2】請求項1において、界磁物をコネクタボル
    トの外周部をとり囲むように円筒状としたことを特徴と
    する過給機。
  3. 【請求項3】請求項1、又は2において、界磁物に1
    個、もしくは複数個の貫通穴(B)を設けたことを特徴
    とする過給機。
JP5541993A 1993-03-16 1993-03-16 過給機 Pending JPH06264755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5541993A JPH06264755A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 過給機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5541993A JPH06264755A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 過給機

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Publication Number Publication Date
JPH06264755A true JPH06264755A (ja) 1994-09-20

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ID=12998064

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5541993A Pending JPH06264755A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 過給機

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JP (1) JPH06264755A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11415050B2 (en) 2017-08-31 2022-08-16 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Contamination removing device and turbocharger including contamination removing device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11415050B2 (en) 2017-08-31 2022-08-16 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Contamination removing device and turbocharger including contamination removing device
EP3647560B1 (en) * 2017-08-31 2023-11-08 Mitsubishi Heavy Industries Engine & Turbocharger, Ltd. Turbocharger provided with foreign matter removing device

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