JPH0626471Y2 - セミエンドレスクローラ - Google Patents
セミエンドレスクローラInfo
- Publication number
- JPH0626471Y2 JPH0626471Y2 JP1829089U JP1829089U JPH0626471Y2 JP H0626471 Y2 JPH0626471 Y2 JP H0626471Y2 JP 1829089 U JP1829089 U JP 1829089U JP 1829089 U JP1829089 U JP 1829089U JP H0626471 Y2 JPH0626471 Y2 JP H0626471Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core metal
- hole
- core
- lug
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はスプロケツト駆動式のクローラを一部で切り離
しを可能ならしめるようにしたもので、着脱させる接合
端部に工夫を施すようにしたセミエンドレスクローラに
関する。
しを可能ならしめるようにしたもので、着脱させる接合
端部に工夫を施すようにしたセミエンドレスクローラに
関する。
（従来の技術） 移動型刈取脱穀機のような農業用車輌のゴムクローラ
は、当初よりエンドレスに形成されその着脱は前後歯を
接近離反させることにより無端状のまゝ行なうようにし
ている。
は、当初よりエンドレスに形成されその着脱は前後歯を
接近離反させることにより無端状のまゝ行なうようにし
ている。
（考案が解決しようとする課題） 上記着脱作業は甚だ厄介なのであり、従つて本出願人は
先に斯有る問題解決のためにクローラ途中で一部切り離
しを可能ならしめたセミエンドレスクローラの提案（実
公昭５３−５７０８号）をした。
先に斯有る問題解決のためにクローラ途中で一部切り離
しを可能ならしめたセミエンドレスクローラの提案（実
公昭５３−５７０８号）をした。
このものは芯金の下面にクローラ本体の長手方向に連通
する挾隙の形成された補助片を熔着させると共に、挾隙
内にスチールコードを挿通させ、芯金及び補助片の対接
面間でゴム接着させるようになすのであるが、この構成
のものではプレス加硫のさい間隙内部の圧力が圧力不足
となり、気泡を生ずることなどもあつて、ゴムと芯金及
びスチールコードとの接着力が不充分となり、スチール
コードが抜けたりしてクローラ破断の問題がある。
する挾隙の形成された補助片を熔着させると共に、挾隙
内にスチールコードを挿通させ、芯金及び補助片の対接
面間でゴム接着させるようになすのであるが、この構成
のものではプレス加硫のさい間隙内部の圧力が圧力不足
となり、気泡を生ずることなどもあつて、ゴムと芯金及
びスチールコードとの接着力が不充分となり、スチール
コードが抜けたりしてクローラ破断の問題がある。
スチールコードの抜け防止には補助片の端縁部で折り返
すことも考えられるが、折り返し部分の曲率が比較的小
さいため、この部分で大きな剪断力が作用してスチール
コード切断の問題がある。
すことも考えられるが、折り返し部分の曲率が比較的小
さいため、この部分で大きな剪断力が作用してスチール
コード切断の問題がある。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記問題を解決せんとするものであり、その特
徴とするところはスチールコードが重合する部分の芯金
を芯金本体と補助芯金との組合せとなし、芯金本体は短
冊状をなした両翼部の中央部下面をスプロケツト爪と当
接する係合部に形成し、該係合部を挾んだ角部裏面側と
翼端部側にボルトネジ用の螺孔や透孔などを穿設し、こ
れに対し補助芯金は上記芯金本体と対応一致する翼部及
び係合部を備えると共に、上記螺孔や透孔などと対応す
る箇所にこれと一致する透孔を穿設し、一方上記芯金本
体はラグを切除して逆Ｌ字状の鍵段を形成したゴムクロ
ーラ本体内へ埋設させ、他方補助芯金は下部にラグを有
し上部にＬ字状の鍵段を形成したゴムクローラ本体内に
埋設させ、且つ接地面側のラグ箇所には前記芯金と結合
止着するためのボルトナツトなどの挿入用切溝を設け、
上記各鍵段部を上下に重合して芯金本体と補助芯金とを
対合一致させてボルトナツトなどで脱着自在に結合固定
するようになさしめる。
徴とするところはスチールコードが重合する部分の芯金
を芯金本体と補助芯金との組合せとなし、芯金本体は短
冊状をなした両翼部の中央部下面をスプロケツト爪と当
接する係合部に形成し、該係合部を挾んだ角部裏面側と
翼端部側にボルトネジ用の螺孔や透孔などを穿設し、こ
れに対し補助芯金は上記芯金本体と対応一致する翼部及
び係合部を備えると共に、上記螺孔や透孔などと対応す
る箇所にこれと一致する透孔を穿設し、一方上記芯金本
体はラグを切除して逆Ｌ字状の鍵段を形成したゴムクロ
ーラ本体内へ埋設させ、他方補助芯金は下部にラグを有
し上部にＬ字状の鍵段を形成したゴムクローラ本体内に
埋設させ、且つ接地面側のラグ箇所には前記芯金と結合
止着するためのボルトナツトなどの挿入用切溝を設け、
上記各鍵段部を上下に重合して芯金本体と補助芯金とを
対合一致させてボルトナツトなどで脱着自在に結合固定
するようになさしめる。
（実施例） 第１図は本考案で使用される組合せ用芯金１を示すもの
であつて、1Iは芯金本体であつて短冊状をなした両翼部
1Iaの中央部下面には一対の角部1Ibを設けると共に、中
間部はスプロケツト爪と当接する円弧形状の係合部1Ic
に形成してなり、且つ該係合部1Icを挾んだ角部1Ib外側
と翼端部には後述するボルト止着用螺孔2Ia及び透孔2Ib
が穿設されてなる。
であつて、1Iは芯金本体であつて短冊状をなした両翼部
1Iaの中央部下面には一対の角部1Ibを設けると共に、中
間部はスプロケツト爪と当接する円弧形状の係合部1Ic
に形成してなり、且つ該係合部1Icを挾んだ角部1Ib外側
と翼端部には後述するボルト止着用螺孔2Ia及び透孔2Ib
が穿設されてなる。
1IIは補助芯金であつて、上記芯金本体1Iと対応一致す
る翼部1IIa及び係合部1IIcを備えると共に、左右翼部1
IIaは少し膨出した上向きの凹部Ｋに形成してなり、且
つ上記芯金本体１の螺孔2Iaと透孔2Ibと対応一致する箇
所には透孔2IIa及び2IIbが穿設されてなる。
る翼部1IIa及び係合部1IIcを備えると共に、左右翼部1
IIaは少し膨出した上向きの凹部Ｋに形成してなり、且
つ上記芯金本体１の螺孔2Iaと透孔2Ibと対応一致する箇
所には透孔2IIa及び2IIbが穿設されてなる。
第２図は上記組合せ用芯金１をゴムクローラ本体３に埋
設した状態を示す断面説明図であつて、ゴムクローラ本
体３端縁部を除く内方部ｎには中央部分に一対の角部の
形成された従来の芯金４が一定間隔に多数埋設されてな
る。しかして、その両端部に於ける一定範囲の端縁部
ｍ、ｍＩは輪状の無端体を形成するためのＬ字状鍵段
ｇ、gIに形成されてなり、該鍵段ｇ、gIは互いにその方
向（上下）を異ならしめた形状に形成されてなり、且つ
該部の片側（図示例ではｍ）には上記芯金本体１′の複
数個（図示例では２個）が埋設されてなり、且つ他側
ｍ′には補助芯金１″が上記芯金本体１′の複数個と夫
々れ上下対応一致する状態に埋設されてなり、これら上
下対応一致させた芯金の螺孔2Ia、透孔2Ib、2IIa、2IIb
部分には後述する止着用ボルト及びナツトを挿入容易と
するための切溝５及び６を重合部を形成する鍵段ｇのゴ
ムクローラ本体内面部及び同鍵段gIの突出ラグｐに穿設
してなる。
設した状態を示す断面説明図であつて、ゴムクローラ本
体３端縁部を除く内方部ｎには中央部分に一対の角部の
形成された従来の芯金４が一定間隔に多数埋設されてな
る。しかして、その両端部に於ける一定範囲の端縁部
ｍ、ｍＩは輪状の無端体を形成するためのＬ字状鍵段
ｇ、gIに形成されてなり、該鍵段ｇ、gIは互いにその方
向（上下）を異ならしめた形状に形成されてなり、且つ
該部の片側（図示例ではｍ）には上記芯金本体１′の複
数個（図示例では２個）が埋設されてなり、且つ他側
ｍ′には補助芯金１″が上記芯金本体１′の複数個と夫
々れ上下対応一致する状態に埋設されてなり、これら上
下対応一致させた芯金の螺孔2Ia、透孔2Ib、2IIa、2IIb
部分には後述する止着用ボルト及びナツトを挿入容易と
するための切溝５及び６を重合部を形成する鍵段ｇのゴ
ムクローラ本体内面部及び同鍵段gIの突出ラグｐに穿設
してなる。
なお、図面で７はスプロケツト係合孔、８は該スプロケ
ツト係合孔の左右長さ方向へ振分け状に埋設されるスチ
ールコードである。
ツト係合孔の左右長さ方向へ振分け状に埋設されるスチ
ールコードである。
第３図は第２図に於けるゴムクローラ本体３をセミエン
ドレスの結合帯となすべく鍵段ｇ、gIを結合させる状態
を示すものであつて、芯金本体１′と補助芯金１′′を
上下関係で対応一致させ、切溝５及び６にボルト９及び
ナツト１０を嵌入して止着させるようにする。但し、中
央内部に於ける角部1bの両側箇所にはネジボルト9Iを使
用し補助芯金１″の螺孔2Iaと直接止着させるのであ
る。
ドレスの結合帯となすべく鍵段ｇ、gIを結合させる状態
を示すものであつて、芯金本体１′と補助芯金１′′を
上下関係で対応一致させ、切溝５及び６にボルト９及び
ナツト１０を嵌入して止着させるようにする。但し、中
央内部に於ける角部1bの両側箇所にはネジボルト9Iを使
用し補助芯金１″の螺孔2Iaと直接止着させるのであ
る。
第４図は斯くして一体結合されたゴムクローラの断面説
明図である。
明図である。
（考案の効果） 本考案は以上の如く構成するのであつて、従来のセミエ
ンドレスクローラは接合用のために特殊な形状をなした
芯金を必要としたが、本考案にれば芯金本体１′は従来
一般に使用される芯金に対し螺孔2Iaと透孔2Ibを穿設す
るだけで足り、一方補助芯金の凹部はプレスにより簡単
に形成されることから、全体的に簡単且つ安価に製造さ
れるものとなり、コストダウンの図れるものであり、ま
た脱着作業も簡便且つ能率的に実施できるものである。
ンドレスクローラは接合用のために特殊な形状をなした
芯金を必要としたが、本考案にれば芯金本体１′は従来
一般に使用される芯金に対し螺孔2Iaと透孔2Ibを穿設す
るだけで足り、一方補助芯金の凹部はプレスにより簡単
に形成されることから、全体的に簡単且つ安価に製造さ
れるものとなり、コストダウンの図れるものであり、ま
た脱着作業も簡便且つ能率的に実施できるものである。
第１図は本考案で使用される組合せ用芯金を示すもの、
第２図は該組合せ用芯金をゴムクローラ本体に埋設した
状態を示す断面説明図、第３図は第２図に於けるゴムク
ローラ本体５を無端帯を形成させるべく結合させる状態
を示すもの、第４図は上記により結合されたゴムクロー
ラ断面図である。 1I……芯金本体、1II……補助芯金 ３……ゴムクローラ本体、４……芯金 5、6……切溝、７……スプロケツト係合孔 ８……スチールコード
第２図は該組合せ用芯金をゴムクローラ本体に埋設した
状態を示す断面説明図、第３図は第２図に於けるゴムク
ローラ本体５を無端帯を形成させるべく結合させる状態
を示すもの、第４図は上記により結合されたゴムクロー
ラ断面図である。 1I……芯金本体、1II……補助芯金 ３……ゴムクローラ本体、４……芯金 5、6……切溝、７……スプロケツト係合孔 ８……スチールコード
Claims (1)
- 【請求項１】長手方向の一定間隔にスプロケツト係合
孔、その間に多数の芯金、その接地側にスチールコード
をスプロケツト係合孔の左右へ振分け状に埋設し、且つ
渉地面側へラグの突設されたクローラ本体に於いて、ス
チールコードが重合する部分の芯金を芯金本体と補助芯
金との組合せとなし、芯金本体は短冊状をなした両翼部
の中央部下面をスプロケツト爪と当接する係合部に形成
し、該係合部を挾んだ角部裏面側と翼端部側にボルトネ
ジ用の螺孔や透孔などを穿設し、これに対し補助芯金は
上記芯金本体と対応一致する翼部及び係合部を備えると
共に、上記螺孔や透孔などと対応する箇所にこれと一致
する透孔を穿設し、一方上記芯金本体はラグを切除して
逆Ｌ字状の鍵段を形成したゴムクローラ本体内へ埋設さ
せ、他方補助芯金は下部にラグを有し上部にＬ字状の鍵
段を形成したゴムクローラ本体内に埋設させ、且つ接地
面側のラグ箇所には前記芯金と結合止着するためのボル
トナツトなどの挿入用切溝を設け、上記各鍵段部を上下
に重合して芯金本体と補助芯金とを対合一致させてボル
トナツトなどで脱着自在に結合固定することを特徴とし
たセミエンドレスクローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1829089U JPH0626471Y2 (ja) | 1989-02-18 | 1989-02-18 | セミエンドレスクローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1829089U JPH0626471Y2 (ja) | 1989-02-18 | 1989-02-18 | セミエンドレスクローラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02108682U JPH02108682U (ja) | 1990-08-29 |
| JPH0626471Y2 true JPH0626471Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31232801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1829089U Expired - Lifetime JPH0626471Y2 (ja) | 1989-02-18 | 1989-02-18 | セミエンドレスクローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626471Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-18 JP JP1829089U patent/JPH0626471Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02108682U (ja) | 1990-08-29 |
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