JP3265552B2 - 履帯ゴムシュ− - Google Patents

履帯ゴムシュ−

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JP3265552B2
JP3265552B2 JP34042593A JP34042593A JP3265552B2 JP 3265552 B2 JP3265552 B2 JP 3265552B2 JP 34042593 A JP34042593 A JP 34042593A JP 34042593 A JP34042593 A JP 34042593A JP 3265552 B2 JP3265552 B2 JP 3265552B2
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建夫 村松
陽一 熊野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械や土木作業機
械等の走行部に用いられる無限軌道帯の履帯ゴムシュ−
に関し、リンクとシュ−プレ−トとを一体に形成した履
帯ゴムシュ−に係るものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械や土木作業機械の走行部として
通常は無限軌道帯が用いられており、連結ピンにて連結
されたリンクにシュ−プレ−トがボルト及びナットにて
固定され、このシュ−プレ−トにグロ−サ−が形成され
たり、或いはこのシュ−プレ−トの外表面にゴムパッド
が加硫接着されている。そして、スプロケット歯は連結
ピンと順次噛み合わされて駆動力を伝達するものであ
り、この噛み合わせは通常はスプロケット歯の一つ置き
に噛み合いがもたれる構造となっている。かかるゴムパ
ッドを用いた無限軌道帯は舗装路面を傷付けることはな
く、近年好んで採用されている。
【0003】図11はこのゴムパッドを用いた履帯ゴム
シュ−の主要部の断面図である。この図で分かるよう
に、リンク11とシュ−プレ−ト12はボルト13及び
ナット14にて固定されるため、これを組立てるのに手
間がかかり、更にボルト13が緩まないよう極めて強い
力で締め付けなければならなかった。そして、リンク1
1の両端には連結用のピン孔11a、11aが穿孔さ
れ、隣り合うリンク11のピン孔11aと重ね合わせて
連結ピン15が挿入されるものであり、これがスプロケ
ット歯の一つ置きの噛み合いに供されることとなる。
又、ゴムパッド16にはボルト13取り付け用の挿通孔
17を形成する必要があり、この孔17を形成したため
に、ゴムパッド16のゴム厚が薄くなり、ゴム16の欠
けや外傷が他の部位に比べて多く、履帯ゴムシュ−の寿
命の短いのが欠点であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はリンクとシュ
−プレ−トを一体とし、このシュ−プレ−トの外面側に
ゴムパッドを加硫接着した履帯ゴムシュ−であって、無
限軌道帯としての組立てを容易にしたもので、更に言え
ば、建設機械等に用いられるスプロケット歯は一般的に
一つ置きに連結ピンと噛み合う構造となっており、この
ため、比較的噛み合い時における摩耗の発生が大きく、
かつ噛み合い音も大きなものとなっているが、本発明は
これらの欠点をも改良しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の目的を達
成するために次の構成を採用するものである。即ち、本
発明の要旨は、シュ−プレ−トの内面側に連結ピンにて
無端状に順次連結される左右一対のリンクを一体に形成
し、かつシュ−プレ−トの外面側にゴムパッドを加硫接
着した履帯ゴムシュ−であって、前記連結ピンはスプロ
ケットの外周縁に形成されるスプロケット歯に対し一つ
置きに係合し、その間のスプロケット歯に係合して駆動
力を伝達する前記一対のリンクを連結する係合ピンを形
成したことを特徴とする履帯ゴムシュ−にかかるもので
ある。
【0006】
【作用】本発明の基本的な履帯ゴムシュ−の構造は、リ
ンクとシュ−プレ−トとを鍛造や鋳造やで完全に一体に
形成するもので、場合によってはリンクとシュ−プレ−
トとを当初は別々に形成しこれを一体に溶接したもので
よい。こうすることによって両者の一体化のためのボル
ト及びナットが省略でき、しかもこの組立工数も省略で
きるものであって、特にこの組立てのための孔をゴムパ
ッドに設けることも不要であり、それだけ機体を支持す
る能力が保たれ、しかもゴムパッドの寿命が向上するこ
ととなる。
【0007】更に特徴的には、本発明の履帯ゴムシュ−
を無限軌道帯に用いた際に、スプロケットに巻き掛けさ
れる際その外周縁即ちスプロケット歯に対応して、履帯
ゴムシュ−の一対をなすリンク間に係合ピンを備えるも
のであって、シュ−プレ−トの内面側にスプロケット歯
と係合する係合ピンを形成したものである。
【0008】即ち、通常はスプロケット歯は一つ置きに
リンクを連結するピンに噛み合って巻き掛けされること
となるが、本発明にあっては、リンクにおけるスプロケ
ット歯の外周縁の部位に係合ピンを形成しておくもので
あり、こうすることによりスプロケット歯はリンクピン
と係合ピンとに連続して噛み合うこととなったもので、
噛み合い時の負荷の分散ができ、更には噛み合い音を小
さくすることができることとなったのである。
【0009】好ましくは加硫接着されるゴムパッドはシ
ュ−プレ−トの外面側のみならず、内面側の縁部にまで
ゴム材が達しているのがよく、こうすることにより両者
の剥離が防止されることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の履帯ゴムシュ−を図面をもっ
て更に詳細に説明する。図1は本発明の履帯ゴムシュ−
におけるリンクとシュ−プレ−トのみを取り出した斜視
図であり、図2は本発明の履帯ゴムシュ−を示す内面側
平面図、図3はその側面図、図4は図2のA−A線での
断面図である。
【0011】図中、1はリンク、2はシュ−プレ−トで
あり、鍛造により一体成形されている。リンク1にはこ
れを順次連結して無端状とするためのピン孔1aが備え
られており、シュ−プレ−ト2はリンク1の外側に一体
に形成されている。そして、リンク1におけるスプロケ
ットの外周縁(歯)の部位に係合ピン3を形成してお
き、スプロケットの歯と噛み合うことを目的としたもの
である。尚、通常はリンク1の頂面を図示しないトラッ
クロ−ラ−が転動することとなる。
【0012】本発明の履帯ゴムシュ−にあって、シュ−
プレ−ト2はその外面側にゴムパッド4が加硫接着され
ており、更にこの例ではゴムパッド4はシュ−プレ−ト
2の内面側の縁部にまでゴム材4aが伸びており、シュ
−プレ−ト2をゴムパッド4、4aが囲んでいる構成と
され、シュ−プレ−ト2とゴムパッド4との剥離・離脱
を防いでいるものである。
【0013】この履帯ゴムシュ−は、図5に示すように
リンク1のピン孔1aに連結ピン5を挿入して無端状と
するものであって、左右のスプロケット及びアイドラ−
に巻き掛けされて方向を転ずることとなる。さて、図5
にあって、スプロケット10の歯(特には図示せず)が
一つ置きに連結ピン5に噛み合って巻き掛けされること
となるが、この履帯ゴムシュ−にあっては、連結ピン5
と係合ピン3が交互に形成されている状態となってお
り、スプロケット10の歯は連結ピン5と噛み合うと共
に係合ピン3とも順次噛み合うこととなり、このため摩
耗が少なくなり、かつ噛み合い音を小さくすることがで
きることとなったものである。尚、図例にあっては、係
合ピン3はシュ−プレ−ト2と一体とされた断面ド−ム
形のものとされているが、その形状は特に限定されず、
更にシュ−プレ−ト2と別体であってもよい。
【0014】図11に示した従来の履帯ゴムシュ−と比
べると、ゴムパッド4にはリンク1とシュ−プレ−ト2
とを連結するために要していたボルト挿通孔はない。
又、ゴムパッド4がシュ−プレ−ト2の内面側にまでゴ
ム材4aが伸びているため、シュ−プレ−ト2とゴムパ
ッド4との剥離は殆ど阻止されるという特徴がある。勿
論、本発明の係合ピン3に対応するものはなく、スプロ
ケット歯の噛み合わせは一つ置きとなることは当然であ
る。
【0015】本発明の履帯ゴムシュ−にあって、リンク
1の形状は特に限定されることはなく、隣り合う履帯ゴ
ムシュ−が連結ピン5にて軸支でき、かつ係合ピン3が
備えられる構造であればよいことは勿論である。以下、
更にリンク1とシュ−プレ−ト2のみを取り出した内面
側平面図のみを示す。図6の符号1bはリンク1、1に
形成された段部、図7の符号2aはシュ−プレ−ト2の
くびれ部、符号2bはリンク1に向かう凹部、図8の符
号1cはリンク1に形成した窓部であり、これらはいず
れもリンク1或いはシュ−プレ−ト2における肉盗み部
であり、軽量化を目的とするものである。尚、図9は履
帯ゴムシュ−のリンク1の間隔を異ならせたものを交互
に用いて履帯を形成した例であり、図10はリンク1を
折り曲げた構造とし、これを順次連結ピン5にて軸支し
たものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のようにリンクとシュ−プ
レ−トを一体としたために履帯ゴムシュ−の製造が容易
となり、更にシュ−プレ−トとゴムパッドの剥離をなく
し、かつスプロケット歯との噛み合いもスム−ズな機構
としたものであって、履帯ゴムシュ−として性能の向上
が図れることとなったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のリンクとシュ−プレ−トのみを
取り出した斜視図である。
【図2】図2は本発明の履帯ゴムシュ−を示す内面側平
面図である。
【図3】図3は図2に示す履帯ゴムシュ−の側面図であ
る。
【図4】図4は図2のA−A線での断面図である。
【図5】図5は図2に示す履帯ゴムシュ−を用いた無限
軌道帯の、スプロケットへの巻き掛け状態を示す側面図
である。
【図6】図6は本発明の第2例におけるリンクとシュ−
プレ−トのみを取り出した斜視図である。
【図7】図7は本発明の第3例におけるリンクとシュ−
プレ−トのみを取り出した斜視図である。
【図8】図8は本発明の第4例におけるリンクとシュ−
プレ−トのみを取り出した斜視図である。
【図9】図9は履帯ゴムシュ−のリンク形状の別例を示
す内面側平面図である。
【図10】図10は履帯ゴムシュ−のリンク形状の更に
別例の内面側平面図である。
【図11】図11は従来の履帯ゴムシュ−の主要部の断
面図である。
【符号の説明】
1‥‥リンク、1a‥‥ピン孔、2‥‥シュ−プレ−
ト、3‥‥係合ピン、4、4a‥‥ゴム材、5‥‥連結
ピン、10‥‥スプロケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 55/20 B62D 55/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュ−プレ−トの内面側に、連結ピンに
    て無端状に順次連結される左右一対のリンクを一体に形
    成し、かつシュ−プレ−トの外面側にゴムパッドを加硫
    接着した履帯ゴムシュ−であって、前記連結ピンはスプ
    ロケットの外周縁に形成されるスプロケット歯に対し一
    つ置きに係合し、その間のスプロケット歯に係合して駆
    動力を伝達する前記一対のリンクを連結する係合ピンを
    形成したことを特徴とする履帯ゴムシュ−。
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