JPH0626446A - 斜板型ポンプ・モータ - Google Patents

斜板型ポンプ・モータ

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Publication number
JPH0626446A
JPH0626446A JP4183505A JP18350592A JPH0626446A JP H0626446 A JPH0626446 A JP H0626446A JP 4183505 A JP4183505 A JP 4183505A JP 18350592 A JP18350592 A JP 18350592A JP H0626446 A JPH0626446 A JP H0626446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive shaft
cover
housing
cylinder block
swash plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4183505A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Hayashi
真澄 林
Ryoichi Nagasaka
良一 長坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP4183505A priority Critical patent/JPH0626446A/ja
Publication of JPH0626446A publication Critical patent/JPH0626446A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Hydraulic Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 斜板型ポンプ・モータの取付フランジの小型
化、軽量化をはかる。 【構成】 斜板型ポンプ・モータにおいて、駆動軸3が
貫通するハウジング1のカバー2に、駆動軸3を取り囲
むようにして接合面31をもつ取付フランジ32を一体
に形成し、このフランジ32の左右に延びるアーム部3
2Aに締結ボルト穴35を設ける一方、アーム部32A
に前記カバー2をハウジング1に結合する結合ボルト3
3との干渉を避ける凹部34を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は斜板型のピストンポン
プ・モータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に斜板型のピストンポンプあるいは
モータは、シリンダブロックに配設されたピストンが斜
板に接触しながら伸縮し、これに伴って作動油を給排し
たり、あるいは作動油の供給に伴いシリンダブロックの
回転駆動力を発生させる。
【0003】ところで、ポンプを駆動するための駆動軸
を駆動源と連結したり、あるいはモータの駆動軸をアク
チュエータと連結したりする場合、ハウジングの一部に
取付フランジを設け、このフランジを相手方部材と締結
ボルトによって結合したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポンプ・モー
タのハウジングとカバーを結合するボルトと、このフラ
ンジないしは締結ボルトの締め付け工具とが干渉しない
ようにするためには、フランジをハウジングの外側に大
きく延ばすか、あるいはカバー結合ボルトの位置を外側
にずらしてフランジとの干渉を防ぐ必要があるが、いず
れにしても、形状が大型化し、重量の増加を招いたり、
あるいは結合ボルトのボルトピッチ間隔が大きくなり、
カバーの内圧によるたわみが大きくなるなどの問題があ
った。
【0005】本発明はこのような問題を解決することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハウジングに
支持された駆動軸と、ハウジング内部室に収められ駆動
軸と一体に回転するシリンダブロックと、シリンダブロ
ックの駆動軸を中心とする同心円上に配設した複数のピ
ストンと、ピストンが摺接する斜板とを備えた斜板型ポ
ンプ・モータにおいて、前記駆動軸が貫通するハウジン
グのカバーに、駆動軸を取り囲むようにして接合面をも
つ取付フランジを一体に形成し、このフランジの左右に
延びるアーム部に締結ボルト穴を設ける一方、アーム部
に前記カバーをハウジングに結合する結合ボルトとの干
渉を避ける凹部を形成した。
【0007】
【作用】したがって、駆動軸と連結されるアクチュエー
タは、アーム部の締結ボルト穴に挿入される締結ボルト
によって取付フランジの接合面に締結されるが、アーム
部はカバーの結合ボルトとの干渉を避ける凹部が形成さ
れているので、結合ボルトのボルトピッチ間隔を大きく
せずに、取付けを行うことができ、同時に取付フランジ
自身の小型化や軽量化も実現できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。この実施例は斜板型のピストンモータに本発明を
適用したもので、図1〜図3において、アルミニューム
によって形成される概略円筒型のハウジング1は、その
開口端面をカバー2によって閉塞され、カバー2を貫通
して駆動軸3が設けられる。
【0009】ハウジング1の内部室1Aにおいて駆動軸
3にはシリンダブロック4がスプライン部5を介して結
合される。
【0010】駆動軸3がカバー2を貫通する部分には軸
受6が介装され、軸受6の外側に位置してオイルシール
7が取付けられる。カバー2の内部には高圧通路8と低
圧通路9とが設けられ、シリンダブロック4と摺接する
面2Aには、これら通路8、9とそれぞれ連通するそれ
ぞれ円弧状の高圧、低圧ポート8Aと9Aが形成され
る。
【0011】カバー2の内部には高圧通路8と低圧通路
9を短絡する連絡通路23が、駆動軸3と直交して配設
され、この連絡通路23に摺動自由にスプールバルブ2
4が収装される。スプールバルブ24はその位置によっ
て高圧通路8と低圧通路9を連通したり、あるいは連通
を遮断したりする。このため、スプールバルブ24の一
部に段付部24Aと24Bが形成され、連通の遮断時に
は段付部24Aが高圧通路8を閉塞する。スプールバル
ブ24の一端にはリターンスプリング25が介装され、
他端にはソレノイド26の駆動ロッド27が連結し、ソ
レノイド26が励磁されたときは、リターンスプリング
25に抗してスプールバルブ24が変位して段付部24
Aが高圧通路8を閉じ、これに対して非励磁時にはリタ
ーンスプリング25の復元力で押し戻され、段付部24
Aが高圧通路8をとの連通を開通させる。
【0012】なお、スプールバルブ24の内部には両端
を同圧に維持するため、連通路28が貫通形成され、ス
プールバルブ24の摺動性を確保している。また、前記
ソレノイド26はカバー2の側面にネジ部29を介して
結合される。
【0013】前記シリンダブロック4には駆動軸3を中
心にして、同一の円周上に等間隔で複数のシリンダ14
が形成され、各シリンダ14にはピストン10がそれぞ
れ配設され、各ピストン10はシリンダ14の内部に介
装したスプリング11により突出方向に付勢される。
【0014】シリンダブロック4の端部に位置して内部
室1Aには斜板12が備えられ、斜板12はスラストベ
アリング13によってハウジング1の内底部1Bに支持
される。中空円盤状の斜板12は駆動軸3に対して所定
の角度で傾斜し、この斜板12には前記各ピストン10
が頭部を接触させつつ、円周方向に移動していく。シリ
ンダ14の底部には連絡口15が形成され、前記カバー
2の摺接面に形成されるポート8A、9Aと連通しなが
ら、作動油が給排される。
【0015】シリンダブロック4と駆動軸3とを結合さ
せるスプライン部5の先端側の嵌合部には、軸受カラー
16がすき間なく挿入され、その端部を止め輪17によ
り係止され、これにより、スプライン部5における駆動
軸3とシリンダブロック4とのラジアル方向の結合ガタ
を吸収している。
【0016】シリンダブロック4の外周には、ラジアル
サポートベアリング(軸受)19が介装され、ハウジン
グ1の内周面1Cとの間にシリンダブロック4を回転自
由に支持している。このようにして、駆動軸3と結合す
るシリンダブロック4はラジアル方向の荷重に対してラ
ジアルサポートベアリング19により支持され、また駆
動軸3はカバー2に軸受6で支持され、これらにより駆
動軸3の先端の支持を不要としている。
【0017】一方、このラジアルサポートベアリング1
9によってハウジング1の内部で区画された内部室1A
と、カバー2との間の油溜室1Dとを相互に連通させる
連通路20として、この実施例では、ラジアルサポート
ベアリング19の内周に面して、シリンダブロック4の
外周には軸方向に延びる複数の連通溝20Aが等間隔で
形成される。また、ラジアルサポートベアリング19と
カバー2の摺動面2Aとの間に形成される油溜室1D
は、カバー2を貫通して設けた解放路21によって低圧
通路9と接続し、これによりピストン10の摺動間隙か
ら内部室1Aにリークした作動油を、連通溝20Aを介
して油溜室1から低圧通路9に逃がし、内部室1Aの高
圧化を防ぐようになっている。
【0018】他方、図4、図5にも示すように、前記カ
バー2の端面には駆動軸3を取り囲むようにして平らな
取付フランジ32の接合面31が形成され、この取付フ
ランジ32には左右に略水平に延びる一対のアーム部3
2Aが一体に形成される。
【0019】この一対のアーム部32Aは、カバー2を
ハウジング1に固定するためカバー2の四隅に配置され
た結合ボルト33との干渉を避けるために、上部のボル
ト33に対応する位置に円弧状の凹部34がそれぞれ形
成される。アーム部32Aの先端部分には、駆動軸3に
より駆動される図示しないアクチュエータを結合するた
めに、締結ボルトのボルト穴35が形成されている。
【0020】なお、取付フランジ32のアーム部32A
は、前記略水平なスプールバルブ24の上方に配置さ
れ、相互の干渉を回避している。
【0021】このように構成したので、図示しないポン
プからの作動油が高圧ポート8Aに供給されると、ピス
トン10の伸長領域において、連絡口15からシリンダ
14に導入される高圧がピストン10を押し出し、各ピ
ストン10は斜板12に接触しつつ、その傾斜角度に応
じて発生した斜板12の円周方向の分力により、シリン
ダブロック4に回転力を発生させる。
【0022】また、ピストン10の収縮領域において、
連絡口15が低圧ポート9Aと連通し、シリンダ14か
ら作動油が排出される。
【0023】このようにして、各ピストン10の伸長行
程においてシリンダブロック4に付与される回転駆動力
によりシリンダブロック4が回転し、これに応じて駆動
軸3も一体的に回転する。
【0024】なお、ソレノイド26の励磁を停止する
と、リターンスプリング25によりスプールバルブ24
が押し戻され、高圧通路8と低圧通路9を結ぶ連絡通路
23が連通する。すると、高圧通路8から低圧通路9へ
とシリンダブロック4の内部を経由せずに作動油が短絡
して流れるため、ピストン10を圧縮する作用が生ぜ
ず、シリンダブロック4の回転が停止する。この状態で
はモータの駆動力がなくなり、回転を停止する。
【0025】他方、シリンダブロック4と共に回転する
駆動軸3には、図示しないアクチュエータが連結され、
これに回転入力を伝達するが、アクチュエータは取付フ
ランジ32のアーム部32Aに締結ボルト(図示せず)
を介して締結され、このときアーム部32Aの上部には
カバー2を固定する結合ボルト33との干渉を避ける凹
部34が形成されているため、結合ボルト33の位置を
外側に大きくずらさなくてもすむ。
【0026】このことは、結合ボルト33のボルトピッ
チ寸法の増大を回避し、カバー2に働く圧力によるカバ
ー2のたわみを最小限に抑制し、同時にカバー2やハウ
ジング1、あるいは取付フランジ32の小型化、軽量化
をも可能とする。
【0027】締結ボルトはハウジング1の方から挿入さ
れるが、アーム部32Aが上部の結合ボルト33と、ス
プールバルブ24との間に位置しているため、ボルト締
結時に締め付け工具がこれらと干渉することもない。
【0028】また上記において、前記駆動軸3は軸受6
によりカバー2に支持され、かつシリンダブロック4も
その外周をハウジング1の内周面1Cにラジアルサポー
トベアリング19を介して支持されているため、シリン
ダブロック4の回転により発生するラジアル方向の荷重
を、これら両軸受により支持され、円滑な回転を維持す
ることができる。とくに、駆動軸3とシリンダブロック
4との嵌合部に軸受カラー16を介装したので、スプラ
イン係合しているにもかかわらず、ラジアル(半径)方
向のガタを無くすことができ、ラジアル荷重による駆動
軸3の振動を確実に抑制できる。また、シリンダブロッ
ク4の外周を直接的に軸受支持するので、駆動軸3に加
わる大きなラジアル荷重にも耐えることができる。
【0029】この実施例は斜板型ピストンモータに本発
明を適用した例を示したが、斜板型ピストンポンプにつ
いても、本発明を適用できることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、駆動軸と
連結されるアクチュエータは、アーム部の締結ボルト穴
に挿入される締結ボルトによって取付フランジの接合面
に締結されるが、アーム部はカバーの結合ボルトとの干
渉を避ける凹部が形成されているので、結合ボルトのボ
ルトピッチ間隔を大きくせずに、取付けを行うことがで
き、このためカバーの内圧によるたわみを可及的に減少
させる一方、取付フランジ自身の小型化や軽量化も実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図である。
【図2】同じくそのA−A線断面図である。
【図3】同じくB−B線断面図である。
【図4】同じくそのカバーの正面図である。
【図5】同じくカバーの側面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 カバー 3 駆動軸 4 シリンダブロック 12 斜板 31 接合面 32 取付フランジ 32A アーム部 33 結合ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに支持された駆動軸と、ハウ
    ジング内部室に収められ駆動軸と一体に回転するシリン
    ダブロックと、シリンダブロックの駆動軸を中心とする
    同心円上に配設した複数のピストンと、ピストンが摺接
    する斜板とを備えた斜板型ポンプ・モータにおいて、前
    記駆動軸が貫通するハウジングのカバーに、駆動軸を取
    り囲むようにして接合面をもつ取付フランジを一体に形
    成し、このフランジの左右に延びるアーム部に締結ボル
    ト穴を設ける一方、アーム部に前記カバーをハウジング
    に結合する結合ボルトとの干渉を避ける凹部を形成した
    ことを特徴とする斜板型ポンプ・モータ。
JP4183505A 1992-07-10 1992-07-10 斜板型ポンプ・モータ Pending JPH0626446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183505A JPH0626446A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 斜板型ポンプ・モータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4183505A JPH0626446A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 斜板型ポンプ・モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0626446A true JPH0626446A (ja) 1994-02-01

Family

ID=16137012

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4183505A Pending JPH0626446A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 斜板型ポンプ・モータ

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JP (1) JPH0626446A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011507709A (ja) * 2007-12-21 2011-03-10 アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ 脈動発生装置及びかかる装置を備えた削岩装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011507709A (ja) * 2007-12-21 2011-03-10 アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ 脈動発生装置及びかかる装置を備えた削岩装置

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