JPH06264090A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
- Publication number
- JPH06264090A JPH06264090A JP5041793A JP5041793A JPH06264090A JP H06264090 A JPH06264090 A JP H06264090A JP 5041793 A JP5041793 A JP 5041793A JP 5041793 A JP5041793 A JP 5041793A JP H06264090 A JPH06264090 A JP H06264090A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid detergent
- viscosity
- detergent composition
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 N−アシルグルタミン酸塩を含有する液体洗
浄剤組成物において、キサンタンガム、カラギーナン及
びクイーンスシードから選ばれる少なくとも一種の天然
多糖類を配合することを特徴とする液体洗浄剤組成物。 【効果】 長期間保存しても安定な粘度を保持し、且つ
起泡性、洗浄性を損なわない。
浄剤組成物において、キサンタンガム、カラギーナン及
びクイーンスシードから選ばれる少なくとも一種の天然
多糖類を配合することを特徴とする液体洗浄剤組成物。 【効果】 長期間保存しても安定な粘度を保持し、且つ
起泡性、洗浄性を損なわない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起泡性及び洗浄性をそ
こなうことなく増粘でき、しかも長期間保存しても安定
な粘度を保持する液体洗浄剤に関し、更に詳述すると、
本発明はN−アシルグルタミン酸塩を含有する液体洗浄
剤組成物において、キサンタンガム、カラギーナン及び
クイーンスシードから選ばれる少なくとも一種の多糖類
を配合してなる液体洗浄剤組成物に関する。
こなうことなく増粘でき、しかも長期間保存しても安定
な粘度を保持する液体洗浄剤に関し、更に詳述すると、
本発明はN−アシルグルタミン酸塩を含有する液体洗浄
剤組成物において、キサンタンガム、カラギーナン及び
クイーンスシードから選ばれる少なくとも一種の多糖類
を配合してなる液体洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液体洗浄剤組成物には、その取り扱い性
や使用感を向上させるため、通常、種々の増粘剤が配合
され適度な粘度を付与している。一方、N−アシルグル
タミン酸塩は低刺激で安全性が高く、泡立ち、使用後の
感触もよいため固形洗剤、クリーム状洗浄剤、液体洗浄
剤などの各種洗浄剤や化粧料に広く用いられている。
や使用感を向上させるため、通常、種々の増粘剤が配合
され適度な粘度を付与している。一方、N−アシルグル
タミン酸塩は低刺激で安全性が高く、泡立ち、使用後の
感触もよいため固形洗剤、クリーム状洗浄剤、液体洗浄
剤などの各種洗浄剤や化粧料に広く用いられている。
【0003】しかしながら、N−アシルグルタミン酸塩
を用いた液体洗浄剤組成物は増粘剤による効果が出にく
く、低粘度であるため取り扱い上不便であった。このよ
うな問題点を解決する方法としては、特開昭64−75
410号公報に、特定の構造を持った非イオンポリアル
キレングリコールを配合する方法が提案されているにす
ぎず、新しい増粘方法が求められていた。
を用いた液体洗浄剤組成物は増粘剤による効果が出にく
く、低粘度であるため取り扱い上不便であった。このよ
うな問題点を解決する方法としては、特開昭64−75
410号公報に、特定の構造を持った非イオンポリアル
キレングリコールを配合する方法が提案されているにす
ぎず、新しい増粘方法が求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決し起泡性、洗浄性を保ちつつ、保存安定性を改良
したN−アシルグルタミン酸塩を含有する液体洗浄剤組
成物を提供することである。
を解決し起泡性、洗浄性を保ちつつ、保存安定性を改良
したN−アシルグルタミン酸塩を含有する液体洗浄剤組
成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討した結果、N−アシルグルタミン
酸塩水溶液にキサンタンガム、カラギーナン及びクイー
ンスシードから選ばれる少なくとも一種の多糖類を配合
することにより、長期間保存しても安定な粘度を保持す
る液体洗浄剤が得られることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
解決するため鋭意検討した結果、N−アシルグルタミン
酸塩水溶液にキサンタンガム、カラギーナン及びクイー
ンスシードから選ばれる少なくとも一種の多糖類を配合
することにより、長期間保存しても安定な粘度を保持す
る液体洗浄剤が得られることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
【0006】以下本発明について詳細に説明する。本発
明で用いられるN−アシルグルタミン酸塩としては、例
えばN−ラウロイルグルタミン酸、N−ミリストイルグ
ルタミン酸、N−パルミトイルグルタミン酸、N−ステ
アロイルグルタミン酸、N−ココイルグルタミン酸のよ
うな炭素原子数8〜22の直鎖または分岐鎖の飽和また
は不飽和のアシル基を持つものである。また塩として
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン等のアルカノールアミン塩、リジン、アルギニン
等の塩基性アミノ酸塩が挙げられる。これらは必要に応
じて一種または二種以上で用いられる。N−アシルグル
タミン酸塩の配合量は通常2〜30重量%、好ましくは
5〜25重量%である。
明で用いられるN−アシルグルタミン酸塩としては、例
えばN−ラウロイルグルタミン酸、N−ミリストイルグ
ルタミン酸、N−パルミトイルグルタミン酸、N−ステ
アロイルグルタミン酸、N−ココイルグルタミン酸のよ
うな炭素原子数8〜22の直鎖または分岐鎖の飽和また
は不飽和のアシル基を持つものである。また塩として
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン等のアルカノールアミン塩、リジン、アルギニン
等の塩基性アミノ酸塩が挙げられる。これらは必要に応
じて一種または二種以上で用いられる。N−アシルグル
タミン酸塩の配合量は通常2〜30重量%、好ましくは
5〜25重量%である。
【0007】本発明で用いるキサンタンガムは微生物が
産生する天然多糖類であり、例えば「ソアキサン」(三
菱レーヨン商品名)、「エコーガム」(大日本製薬商品
名)、「コージン」(興人商品名)または「ケルザン」
(米国ケルコ社商品名)などが市販されている。
産生する天然多糖類であり、例えば「ソアキサン」(三
菱レーヨン商品名)、「エコーガム」(大日本製薬商品
名)、「コージン」(興人商品名)または「ケルザン」
(米国ケルコ社商品名)などが市販されている。
【0008】本発明で用いるカラギーナンは硫酸基を有
する紅藻類より得られる天然多糖類であり、ラムダー、
カッパー、アイオター、ニュー、シーター、ザイの各種
を用いることができる。
する紅藻類より得られる天然多糖類であり、ラムダー、
カッパー、アイオター、ニュー、シーター、ザイの各種
を用いることができる。
【0009】本発明で用いるクイーンスシードはマルメ
ロ種子から抽出される天然多糖類であり、例えば「クイ
ーンスシード−G」(大日本化成商品名)が市販されて
いる。
ロ種子から抽出される天然多糖類であり、例えば「クイ
ーンスシード−G」(大日本化成商品名)が市販されて
いる。
【0010】本発明の洗浄剤組成物への上記天然多糖類
の配合量は通常0.05〜2.0重量%、好ましくは
0.1〜1.0重量%である。0.05%以下では十分
な増粘効果が得られない。また2.0%以上配合しても
特に問題ないが、それ以上配合量を増やしても増粘効果
は変化しない。
の配合量は通常0.05〜2.0重量%、好ましくは
0.1〜1.0重量%である。0.05%以下では十分
な増粘効果が得られない。また2.0%以上配合しても
特に問題ないが、それ以上配合量を増やしても増粘効果
は変化しない。
【0011】本発明の洗浄剤組成物には、本発明の効果
に影響を与えない範囲で公知の成分を配合できる。即
ち、通常液体洗浄剤に使用されるアニオン、ノニオン、
両性界面活性剤等の界面活性剤及び高級アルコール、蛋
白質誘導体、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等
の油性成分、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ソルビ
トール等の保湿剤、カチオン性、アニオン性、ノニオン
性等の水溶性高分子物質、クエン酸ナトリウム、食塩等
の電解質、生薬、ビタミン、紫外線吸収剤、殺菌剤、防
腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、金属イオン封鎖剤、香
料等を適宜使用できる。
に影響を与えない範囲で公知の成分を配合できる。即
ち、通常液体洗浄剤に使用されるアニオン、ノニオン、
両性界面活性剤等の界面活性剤及び高級アルコール、蛋
白質誘導体、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等
の油性成分、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ソルビ
トール等の保湿剤、カチオン性、アニオン性、ノニオン
性等の水溶性高分子物質、クエン酸ナトリウム、食塩等
の電解質、生薬、ビタミン、紫外線吸収剤、殺菌剤、防
腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、金属イオン封鎖剤、香
料等を適宜使用できる。
【0012】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物はN−アシル
グルタミン酸塩に天然多糖類を併用することにより、起
泡性及び洗浄性をそこなうことなく、使用しやすい粘度
の液体洗浄剤が得られる。しかも長期間保存しても安定
な粘度を保持できる。
グルタミン酸塩に天然多糖類を併用することにより、起
泡性及び洗浄性をそこなうことなく、使用しやすい粘度
の液体洗浄剤が得られる。しかも長期間保存しても安定
な粘度を保持できる。
【0013】
【実施例】次に実施例により、本発明をより具体的に説
明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものでは
ない。尚、本実施例中の各配合量は重量%で表わした。
明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものでは
ない。尚、本実施例中の各配合量は重量%で表わした。
【0014】本実施例で用いた評価方法を以下に示す。
【0015】粘度試験法 試料の25℃に於ける粘度をB型粘度計で測定し、セン
チポイズ(cps)で示した。 増粘効果の評価 ○;良好 粘度200cps以上 ×;不良 粘度200cps未満
チポイズ(cps)で示した。 増粘効果の評価 ○;良好 粘度200cps以上 ×;不良 粘度200cps未満
【0016】保存安定性 試料を50℃に1ヶ月間保存した後、25℃に戻し粘度
を測定した。 保存安定性の評価 試料の調製直後の粘度と、長期保存試験後の粘度から粘
度低下を求めた。
を測定した。 保存安定性の評価 試料の調製直後の粘度と、長期保存試験後の粘度から粘
度低下を求めた。
【0017】
【数1】 ○;良好 粘度低下率20%未満 ×;不良 粘度低下率20%以上
【0018】泡立ち性の評価(起泡力) 起泡力の測定はロスマイルス試験法(JIS K 33
62)によった。測定温度は40℃、試料濃度は0.2
5%で、5分後の泡の高さ(ml)を起泡力とした。 ○;240ml以上 △;200〜240ml ×;200ml以下
62)によった。測定温度は40℃、試料濃度は0.2
5%で、5分後の泡の高さ(ml)を起泡力とした。 ○;240ml以上 △;200〜240ml ×;200ml以下
【0019】実施例1〜4および比較例1〜3 表1に示す各種液体洗浄剤を調製し、性能を評価した。
表中の各組成の配合量は重量%である。
表中の各組成の配合量は重量%である。
【0020】表1の結果から明かなように、比較例1,
2では増粘効果が不十分である。また比較例3の場合、
増粘効果は認められるが、長期間保存することにより粘
度が大きく低下し、品質を長期間安定に保持出来ない。
更に比較例3、4は、泡立ち性を阻害してしまう。実施
例1〜3は増粘効果はもちろんのこと、長期間保存して
も粘度の低下がなく、且つ泡立ち性をも損なうことなく
非常に優れたものであった。
2では増粘効果が不十分である。また比較例3の場合、
増粘効果は認められるが、長期間保存することにより粘
度が大きく低下し、品質を長期間安定に保持出来ない。
更に比較例3、4は、泡立ち性を阻害してしまう。実施
例1〜3は増粘効果はもちろんのこと、長期間保存して
も粘度の低下がなく、且つ泡立ち性をも損なうことなく
非常に優れたものであった。
【0021】
【表1】
【0022】実施例4
【表2】
【0023】実施例5
【表3】
【0024】実施例6
【表4】
【0025】実施例7
【表5】
【0026】実施例8
【表6】
【0027】実施例9
【表7】
【0028】実施例10
【表8】
【0029】上記に示した組成物は、起泡力に優れ、同
時に長期安定な粘度を有していた。
時に長期安定な粘度を有していた。
Claims (1)
- 【請求項1】 N−アシルグルタミン酸塩を含有する液
体洗浄剤組成物において、キサンタンガム、カラギーナ
ン及びクイーンスシードから選ばれる少なくとも一種の
天然多糖類を配合することを特徴とする液体洗浄剤組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5041793A JPH06264090A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5041793A JPH06264090A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 液体洗浄剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264090A true JPH06264090A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12858292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5041793A Pending JPH06264090A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 液体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06264090A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999042548A1 (en) * | 1998-02-23 | 1999-08-26 | Unilever Plc | Detergent compositions |
FR2839078A1 (fr) * | 2002-04-24 | 2003-10-31 | Ajinomoto Kk | Composition detergente |
US6656892B2 (en) | 2001-04-24 | 2003-12-02 | Ajinomoto Co., Inc. | Detergent composition |
US8193137B2 (en) | 2004-02-13 | 2012-06-05 | Ajinomoto Co., Inc. | Thickening composition |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP5041793A patent/JPH06264090A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999042548A1 (en) * | 1998-02-23 | 1999-08-26 | Unilever Plc | Detergent compositions |
US6656892B2 (en) | 2001-04-24 | 2003-12-02 | Ajinomoto Co., Inc. | Detergent composition |
FR2839078A1 (fr) * | 2002-04-24 | 2003-10-31 | Ajinomoto Kk | Composition detergente |
US8193137B2 (en) | 2004-02-13 | 2012-06-05 | Ajinomoto Co., Inc. | Thickening composition |
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