JPH06263295A - 管状体の自動供給及び排出方法 - Google Patents

管状体の自動供給及び排出方法

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JPH06263295A
JPH06263295A JP4134151A JP13415192A JPH06263295A JP H06263295 A JPH06263295 A JP H06263295A JP 4134151 A JP4134151 A JP 4134151A JP 13415192 A JP13415192 A JP 13415192A JP H06263295 A JPH06263295 A JP H06263295A
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JP
Japan
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film
paper tube
robot hand
hand device
holding
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Pending
Application number
JP4134151A
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English (en)
Inventor
Takao Yazaki
高雄 矢崎
Noriyuki Kobayashi
則之 小林
Yasutaka Nishihara
保任 西原
Toshihiko Ichioka
利彦 市岡
Takayoshi Nakanishi
高義 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Mitsubishi Petrochemicals Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Mitsubishi Petrochemicals Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットハンド装置を使用して紙管のフィル
ム巻取機への供給、巻きロ−ルのフィルム巻取機からの
排出、保管場所への移送を自動的に行う方法を提供す
る。 【構成】 紙管供給装置52より紙管dをロボットハン
ド装置24によりフィルム巻取機22に供給する紙管供
給工程(第I工程)と、フィルム巻取機22によりフィ
ルムcを紙管dに巻き取るフィルム巻取工程(第II工
程)と、フィルム巻取機22より巻きロ−ルeをロボッ
トハンド装置24により保持用パレット25に移送する
巻きロ−ル移送工程(第III 工程)とを設ける。コンピ
ュ−タ−制御によりこれら工程を順次繰り返すことによ
り、フィルムの製造、紙管及び巻きロ−ルの移送の完全
無人化を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インフレーションフィ
ルム成形機のフィルム巻取機に紙管をロボットハンド装
置により供給し、紙管にストレッチフィルム、ラップフ
ィルム等を巻き付けた巻きロールをフィルム巻取機より
ロボットハンド装置により排出し、把持して保持用パレ
ット、自動保管倉庫へと移送する、管状体の自動供給及
び排出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、製造業界においてはその業種を問
わず労働者不足が深刻な問題となっているが、又一方に
おいては労働条件改善のため就業時間の短縮化も要請さ
れている。それでもなお、従来通りあるいはそれ以上の
生産性をあげることも又要望されるところであり、従っ
て、いかに製造効率を向上するかが大きな課題となって
る。このことは、製造装置を24時間稼動することが常
識となっているフィルム製造業界においても同様に大き
な課題である。
【0003】このため、フィルム製造業界においては、
製造工程の無人化(自動化)が積極的に図られており、
押出量制御装置、自動偏肉調整装置、フロストレベル監
視装置、フィルム幅調整装置等を備えた成形機等が提案
されており(特開平4−7121号、同4−7122
号、同4−14432号、同4−25434号、同4−
27526号公報、加工機械、関連機器総覧’91(C
TI加工技術研究会発行)の第329〜333頁等)、
フィルム巻取工程までは比較的無人化が達成されつつあ
る。
【0004】しかし、フィルム巻取機からの巻きロール
の取り外しや、フィルム巻取機への新たな紙管の取り付
けは依然として作業者が行っており、この作業は現場作
業の中でも最も作業量が多いものであり、作業者に嫌わ
れている作業の一つである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
の問題点に鑑みてなされたものであり、ロボットハンド
装置を使用してフィルム巻取機への紙管の取り付け、フ
ィルム巻取機からの巻きロールの取り外し、保管場所へ
の巻きロールの移送を自動的に行なう方法を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コンピュータ−制御されるロボットハン
ド装置によりフィルム巻取機の保持杆に紙管を自動的に
供給し、フィルム巻取機の保持杆より巻きロ−ルを自動
的に排出する方法であって、コンピュータ−の指令によ
り紙管供給装置より紙管をロボットハンド装置で把持し
てフィルム巻取機に移送し、次いでフィルム巻取機の保
持杆に挿入し、所定位置に設定した後、再び紙管供給装
置にロボットハンド装置を戻し、別の紙管をフィルム巻
取機の保持杆に挿入し、所定位置に設定する動作を所要
回数実行する紙管供給工程(I)と、所定長さのフィル
ムをフィルム巻取機の保持杆に装着した紙管に巻き付け
た後、コンピュータ−の指令によりフィルム巻取機を反
転し、フィルムを切断し、フィルムを別の保持杆に装着
した紙管に巻き付けるフィルム巻取工程(II)と、フィ
ルム巻取機反転完了信号によりロボットハンド装置によ
りフィルム巻取機の保持杆より巻きロ−ルを把持して取
り外し、ロボットハンド装置により把持して移送し、所
定位置に設定された保持用パレットに載置した後、再び
ロボットハンド装置をフィルム巻取機に戻し、巻きロ−
ルを把持して取り外し、ロボットハンド装置により把持
して移送し、所定位置に設定された保持用パレットに載
置する動作を所要回数実行する巻きロ−ル移送工程(II
I )とよりなり、巻きロ−ル移送完了信号により、前記
紙管供給工程(I)、フィルム巻取工程(II)、巻きロ
−ル移送工程(III )を順次繰り返すことより、管状体
の自動供給及び排出を行うものである。
【0007】以下、本発明を実施するに際して使用する
機械、装置等について、図面を参照しつつ説明する。
【0008】インフレ−ションフィルム成形機 インフレ−ションフィルム成形機1としては、例えば図
3に示すものを使用する。
【0009】このインフレ−ションフィルム成形機1に
おいて、原料の熱可塑性樹脂aは供給ホッパー2内に貯
蔵されており、コンピュータ−の指令によりインフレ−
ションフィルムの引取速度に対応してロードセル3が作
動して、熱可塑性樹脂aは自動的に計量ホッパー4内に
供給される。押出機5は、スクリューモータ−6によっ
て回転駆動されるスクリュー7を内蔵しており、計量ホ
ッパー4から供給される熱可塑性樹脂aを溶融樹脂とし
て先端部から上方に押出す。
【0010】押出機5の先端部鉛直方向には連結管8を
介してサーキュラーダイを内蔵したブローヘッド9を取
付けてあり、押出した溶融樹脂内に空気を吹き込んで円
筒状チューブ(バブル)bを形成するために、このブロ
ーヘッド9には電磁バルブ10を有するバルブ管11を
介して給排気ポンプ12を接続してある。ブロ−ヘッド
9の上方には冷却リング13を配置してあり、冷却ブロ
ア14より供給される空気により円筒状チューブ(バブ
ル)bは冷却される。
【0011】円筒状チューブ(バブル)bは案内板1
5,15に案内され、引取モーター16により回転駆動
される引取ロール17,17により2層シ−ト状に折り
畳まれてインフレ−ションフィルムcとなる。
【0012】インフレ−ションフィルムcは、フィルム
幅測定装置18の幅センサー19によりフィルム幅を測
定された後、ガイドロール20,21,21に案内さ
れ、フィルム巻取機22の保持杆23に挿入、保持され
た紙管dに巻き取られる。
【0013】ここで、袋形成用フィルムを製造する場合
には、インフレーションフィルムcは2層シ−ト状に折
り畳まれた状態で紙管dに巻き取られるが、ラップフィ
ルム、ストレッチフィルム等を製造する場合には、イン
フレーションフィルムcはカッターにより幅方向所要数
条に分割された後、フィルム巻取機22の保持杆23に
挿入、保持された数本の紙管d,d,d,dに巻き取ら
れる。
【0014】給排気ポンプ12により円筒状チューブ
(バブル)b内に供給、排出される空気量、冷却ブロア
14より冷却リング13に供給される空気量は、幅セン
サー19により測定されたフィルム幅の測定値と予めコ
ンピューターのメモリー内に格納されたフィルム幅の設
定値及び供給量の算出式により算出される。そして、コ
ンピュ−タ−の指令により、この供給量に対応するよう
給排気ポンプ12のモータ回転数又は給排気時間、冷却
ブロア14のモータ回転数が制御される。
【0015】フィルムcが所定長さ、例えば1000m
が紙管dに巻き取られると、コンピューターの指令によ
りフィルム巻取機22の保持杆23は反転され、その際
にフィルムは切断される。そして今度は、新たに出現し
た別の保持杆23に保持された紙管dにフィルムcは巻
き取られる。
【0016】フィルムcを巻き付けられた巻きロ−ルe
は、コンピュータ−制御されたロボットハンド装置24
によりフィルム巻取機22の保持杆23より取り外さ
れ、把持されて保持用パレット25へと移送される。
【0017】産業用ロボット 産業用ロボット26としては、例えば図5に示すような
多関節型ロボットを使用する。
【0018】この産業用ロボット26は、ロボットアー
ム27の前端部にハンド回動軸28の後端部を回動自在
に支持してあり、このハンド回動軸28の前端にロボッ
トハンド装置24を保持している。
【0019】ロボットアーム27の後端部にはエアーシ
リンダー29のロッド先端とバランサー30の上端が連
結されており、このエアーシリンダー29とバランサー
30の作動によりロボットアーム27は上下移動するよ
うになっている。
【0020】基台31上に設置された外筒32内には下
部回転軸33が設けられ、この下部回転軸33の上方に
は上部回転軸34が設けられており、下部回転軸33の
回転によりロボットアーム27は右回動し、上部回転軸
34の回転により左回動するようになっている。
【0021】さらに、下端部を支点35に上端部を支点
36に連結された支持杆37の前後回動によりロボット
アーム27は前後移動するようになっている。
【0022】このように、ロボットアーム27の上下移
動、左右回動、前後移動を組み合わせることにより、ロ
ボットハンド装置24を所定位置に移動することができ
るようになっている。
【0023】ロボットハンド装置24は、図6に示すよ
うに、連結板38a,38bに吊下板39a,39b,
39c,39dを介してV字形状谷部を有する4個の爪
40a,40b.40c.40dを装着したものであ
る。そして、連結板38a,38bは、台座41の下面
に固定された2本のレール42a,42bにブロック体
43a,43b,43c,43dを介して摺動自在とし
てある。
【0024】台座41の下面中央部には連結杆支持軸4
4を固着してあり、この連結杆支持軸44の下端に連結
杆45の中央部を回動自在に支持してある。そして、連
結杆45の両側端部に穿設したピン案内溝46a,46
bに前記連結板38a,38bに立設したピン47a,
47bを嵌合させてある。
【0025】台座41の下面にはエアーシリンダー48
を取り付けてあり、圧縮空気をエアーホース49aより
供給すると、ロッド50が伸長して連結板38aは内方
移動し、圧縮空気をエアーホース49bより供給する
と、ロッド50が縮長して連結板38aは外方移動する
ようになっている。
【0026】連結板38aの移動によりピン47aが連
結杆45のピン案内溝46a内を移動しつつ、連結杆4
5を連結杆支持軸44を中心として回動させるから、ピ
ン47bもピン案内溝46b内を移動することとなり、
連結板38bも連結板38aと同時に同方向に移動す
る。従って、連結板38aが内方移動すれば爪40a,
40b,40c,40dも内方移動して管状体を側方か
ら把持し、連結板38aが外方移動すれば爪40a,4
0b,40c,40dも外方移動して管状体は開放され
る。
【0027】ロボットハンド装置24は、エアーホース
49a,49bより供給する圧縮空気の圧力を管状体の
外径に対応してコンピュータ−制御することにより、紙
管d、巻きロールeによらず爪40による把持力を一定
として、紙管d、巻きロールeを破損することなく把持
することができるようにしてある。
【0028】なお、ラップフィルム、ストレッチフィル
ム等の損傷を防止するため、爪40のV字形状谷部には
シリコンゴム、フッ素ゴム等の弾性体シート51を固着
してもよい。
【0029】紙管供給装置 紙管供給装置52としては、例えば図7に示すように、
紙管排出装置53、紙管昇降装置54、紙管位置決め装
置55よりなるものを使用する。
【0030】紙管排出装置53は、図7に示すように、
紙管ホッパ−56、回動コンベア57、搬送台58、押
上機構59よりなる。紙管ホッパー56内の紙管dは排
出口60より排出され、回動コンベア57により搬送台
58へと送られる。そして、紙管dは搬送台58の搬送
路61上を転動して停止部62で停止し、押上機構59
により紙管昇降装置54のチェーン63に配置、固定さ
れた紙管載置部材64上に載置される。
【0031】紙管昇降装置54は、図7に示すように、
支柱65の上下両端部にスプロケット66,67を軸支
し、このスプロケット66,67間にチェ−ン63を掛
け渡し、このチェ−ン63に紙管載置部材64を所定間
隔で配置、固定してある。紙管載置部材64は、下降し
て排出部68に到達すると、その下面板が下方に傾斜す
るので、紙管dは紙管載置部材64より搬送台69の搬
送路70上に転がり出る。
【0032】紙管位置決め装置55は、図7乃至図9に
示すように、搬送台69、押圧部材71a,71b、押
圧部材作動機構72、保持部材73、エアシリンダ74
よりなる。搬送路70上を転動してきた紙管dは停止部
材78に当接して停止する。そして、駆動モ−タ−75
の作動により押圧部材71a,71bは内方に摺動して
紙管dの側面に当接し、押圧しつつ紙管dを長さ方向所
要位置に設定する。
【0033】紙管dの位置決めが完了すると、エアシリ
ンダ74が作動し、保持部材73を上昇動する。そし
て、保持部材73の保持板76a,76bの円弧状切欠
部77a,77bが紙管dの下側外周に当接し、さら
に、保持部材73は紙管dを保持しつつ上昇して、図1
0に示す仮想線の位置に到達する。仮想線の位置に紙管
dが存在することは紙管存在確認センサ−94により検
知され、この位置で紙管dは前記ロボットハンド装置2
4により把持されるようになっている。
【0034】保持用パレット 保持用パレット25としては、図11に示すようなもの
を使用する。
【0035】この保持用パレット25は、側面に差込口
79を有するパレット基台80の上面に、先端部をテ−
パ−状とした円筒状の突起部81を板状部82に所定間
隔で形成してなるプラスチック製の保持部材83を取着
したものである。
【0036】巻きロ−ルeは、保持用パレット25の上
方より紙管dの内穴部を保持部材83の突起部81に嵌
合させて保持用パレット25上に保持する。ロボットハ
ンド装置24によりフィルム巻取機22の保持杆23よ
り取り外され、移送されてきた巻きロ−ルeは、一時的
に保持用パレット25に保管され、その後、自動保管倉
庫又は自動梱包装置等に移送される。
【0037】なお、上記機械、装置等の配置に関して
は、紙管供給装置52の紙管位置決め装置55の保持部
材73、インフレ−ションフィルム成形機1のフィルム
巻取機22の保持杆23、保持用パレット25を、図1
に示すように、産業用ロボット26の基台31の位置を
中心とした略円弧上の位置に、かつ、この順序で各々9
0度づつずらした位置に設置すると、ロボットハンド装
置24の移動距離を小さくすることができ、動作を短時
間で行うことができて効率的である。
【0038】供給・排出制御装置 供給・排出制御装置84としては、図12に示すよう
に、種々の処理、制御を行うCPU85、システムプロ
グラム等を格納したROM86、各種デ−タ等を記憶す
るRAM87、入出力回路88等より構成されるものを
使用する。
【0039】ROM86には、ロボットハンド装置24
の移動軌道、紙管供給装置52の紙管受取位置における
紙管d存在の確認、インフレ−ションフィルム成形機1
のフィルム巻取機22の保持杆23への紙管dの取り付
け、保持杆23からの巻きロ−ルeの取り外し、保持用
パレット25上への巻きロ−ルeの載置等の作業順序等
がプログラムとして格納されている。
【0040】RAM87には、紙管供給装置52より紙
管dを受け取る位置、フィルム巻取機22の保持杆23
の数、保持杆23に挿入する紙管dの数(N)、紙管d
の設定位置、フィルム巻取機22の保持杆23の反転時
期、保持用パレット25の巻きロ−ルeを保持する突起
部81の位置、これら移送の軌道、保持用パレット78
の保管倉庫への移送時期、新たな保持用パレット25の
搬入時期等が予めキ−ボ−ド89より入力される。
【0041】又、RAM87は随時読み込み可能として
あり、紙管供給装置52より供給された紙管dの数
(N)、フィルム巻取機22の保持杆23に挿入された
紙管dの数(n)、フィルム巻取機22の保持杆23よ
り取り外された巻きロ−ルの数(n)、保持杆23の反
転後次回の反転前に保持用パレット25に保持した巻き
ロ−ルeの数(N)、保持用パレット25に保持した巻
きロ−ルeの総数(l)、保持用パレット25の自動保
管倉庫への搬送個数(L)等が一時的に記憶される。
【0042】操作盤にはキ−ボ−ド89とLCD等の表
示器90が配置されている。そして、作業者によりキ−
ボ−ド89からは、フィルム巻取機22の保持杆23に
取り付けられる紙管dの数(N)、保持杆23より取り
外される巻きロ−ルeの数(n)、保持用パレット25
の突起部81の数(l)(1個の保持用パレット25に
保持される巻きロ−ルeの数)、ロボットハンド装置2
4のエア−ホ−ス14a,14bに供給する空気圧値等
の設定値がRAM87に入力されるようになっている。
【0043】入出力回路88には、フィルム巻取機22
を反転する駆動モ−タ−91、ロボットハンド装置24
の駆動モ−タ92、エア−ホ−ス49a,49bの流量
調整弁93、キ−ボ−ド89、表示器90、紙管供給装
置52における紙管dの存在確認センサ−94、保持用
パレット25の位置確認センサ−95等が接続されてい
る。
【0044】なお、本発明の実施において、紙管dに巻
き付けるフィルムの幅を変更する際には、一旦自動から
手動に転換して所要の操作をした後、再度手動から自動
に転換する。この場合の操作手順を、ロットAの巻きロ
−ルeの製造を終了した後、ロットBの巻きロ−ルeの
製造を開始する場合のフロ−チャ−トとして図13に示
す。
【0045】
【実施例】次に、本発明の管状体の自動供給及び排出方
法を、フィルム膜厚制御装置、フィルム幅調整装置を備
えた多層インフレ−ションフィルム自動成形機(三菱油
化エンジニアリング社製「MKT−1500」)に、ロ
ボットハンド装置を有する産業用ロボット、紙管供給装
置、保持用パレット、保持用パレットを自動保管倉庫に
搬送するパレット搬送装置を付設し、ストレッチフィル
ムを製造する場合について説明する。
【0046】紙管供給工程(第I工程) 初期状態において、ロボットハンド装置24は紙管位置
決め装置55の保持部材73の最上位置(以下「紙管受
取位置」という)より前方約20cm、上方約20cm
の位置に静止している(以下「初期位置」という)。
【0047】CPU85の指令によりROM86に格納
されたシステムプログラムが始動すると、ロボットハン
ド装置24は下方に、次いで前方に移動し、爪40を紙
管受取位置に位置させる(ステップ101)。そして、
エア−ホ−ス49aよりエア−シリンダ−48に圧縮空
気を供給することにより、爪40は内方移動して紙管d
を把持する。(ステップ102)。
【0048】次いで、ロボットハンド装置24は紙管d
を把持したまま若干上方移動し、ロボットア−ム27を
左回動し、ロボットハンド装置24は下方移動してフィ
ルム巻取機22の保持杆23の軸心線延長上に紙管dの
内穴部の軸心線が位置するようにする(ステップ10
3)。
【0049】そして、ロボットハンド装置24は左方向
に水平移動して紙管dを保持杆23に挿入する(ステッ
プ104)。このとき、ロボットハンド装置24は紙管
dの挿入順序に対応して所定位置まで水平移動して紙管
dを保持杆23の所定位置に停止し(ステップ10
5)、エア−ホ−ス49bよりエア−シリンダ−48に
圧縮空気を供給することにより、爪40を外方移動して
紙管dを解放する(ステップ106)。
【0050】紙管dを解放した後、ロボットハンド装置
24は右方向に水平移動して保持杆23の右端外方に位
置し、次いで上方移動し、ロボットア−ム27を右回動
して前記初期位置に戻る(ステップ107)。
【0051】ここで、フィルム巻取機22の保持杆23
に挿入した紙管dの数(n)と、RAM87に記憶させ
た紙管dの数(N)とを比較し(ステップ108)、n
<Nの場合には、前記ステップ101〜107までの動
作を繰り返す。n=Nの場合には、ロボットハンド装置
24は初期位置に戻って停止するとともに(ステップ1
09)、RAM87に紙管設定完了信号を送る(ステッ
プ110)。
【0052】なお、本実施例においては、保持杆23は
一工程2本であり(すなわち、反転されるものも入れる
と計4本)、各保持杆23には5本の紙管dを挿入する
ようにしてある。
【0053】フィルム巻取工程(第II工程) インフレ−ションフィルム成形は次のように行なわれ
る。先ず、押出機5を起動させて前準備に入り、スクリ
ュ−モ−タ−6等を手動で調整しながら溶融樹脂を押出
機5から押し出し、給排気ポンプ12を作動させて円筒
状チュ−ブb内に空気を供給する。そして、円筒状チュ
−ブbは案内板15,15に案内されて引取ロ−ル1
7,17により2層シ−ト状に折り畳まれ、カッタ−に
より2枚に切断された後、フィルム巻取機22の保持杆
23に挿入された紙管dに導かれ、巻き取られる。この
状態で、作業者は手動によりスクリュ−7、引取ロ−ル
17,17の回転速度を徐々に上げ、フィルムの引取速
度が所定速度に近い状態となったとき、自動運転に切り
換える。
【0054】自動運転に切り換わると、先ずフィルム巻
取機22の保持杆23は反転し(ステップ111)、フ
ィルムは新たに出現した保持杆23に挿入されている紙
管dに巻き取られ(ステップ113)、巻きロ−ルeと
は切断される(ステップ112)。なお、一般に手動時
に製造された巻きロ−ルeは不良品として排除する。
【0055】フィルムcは2層シ−ト状のままで紙管d
に巻き取られることもあり、又、RAM87に指示され
たフィルム幅に分割された後に紙管dに巻き取られるこ
ともある。本実施例においては、フィルムcを5等分に
幅方向に切断した後、フィルム巻取機22の2本の保持
杆23に各々5本挿入した直径88mmφの紙管dに1
000m巻き付け、直径160mmφとしたストレッチ
フィルムの巻きロ−ルeを10本製造した。
【0056】紙管dのフィルム巻取り長さが1000m
となったことが検出されると(ステップ114)、RA
M87にフィルム巻取完了信号が送られ(ステップ11
5)、フィルム巻取機22の保持杆23が反転し(ステ
ップ111)、フィルムは新たに出現した保持杆23に
挿入された紙管dに巻き始められ(ステップ113)、
巻きロ−ルeとは切断される(ステップ112)。
【0057】巻きロ−ル移送工程(第III 工程) CPU85の指令により、初期位置にあるロボットハン
ド装置24は、ロボットア−ム27が左回動し、次いで
ロボットハンド装置24が下方移動することによりフィ
ルム巻取機22の保持杆23の右端外方に移動し(ステ
ップ116)、さらに左方向に水平移動して所定の巻き
ロ−ルeの設定位置に位置する(ステップ117)。そ
して、エア−ホ−ス49aより圧縮空気を供給すること
により、爪40が内方移動して巻きロ−ルeを把持する
(ステップ118)。
【0058】次いで、ロボットハンド装置24は右方向
に水平移動してフィルム巻取機22の右端外方に巻きロ
−ルeを取り外す(ステップ119)。そして、ロボッ
トハンド装置24は上方移動し、ロボットア−ム27が
左回動して、ロボットハンド装置24はRAM87によ
り指示された保持用パレット25の突起部81の近傍ま
で移動する(ステップ120)。
【0059】次いで、ハンド回動軸28を回動して巻き
ロ−ルeを水平より所定角度をなして起立させ、ロボッ
トハンド装置24は下方移動する。そして、巻きロ−ル
eの内穴部が保持用パレット25の突起部81のテ−パ
−部に当接したら、巻きロ−ルeの軸心線が鉛直方向に
なるようにハンド回動軸28を回動し、エア−ホ−ス4
9bより圧縮空気を供給することにより爪40を外方移
動して巻きロ−ルeを保持用パレット25上に起立、保
持させる(ステップ121)。
【0060】ここで、保持パレット25上に保持した巻
きロ−ルeの数(m)と、フィルム巻取機22の保持杆
23に挿入された紙管dの数(n)とが比較され(ステ
ップ122)、m<nの場合には、前記ステップ116
〜121までの動作を繰り返す。m=nの場合には、ロ
ボットア−ム27がさらに左回動して、ロボットハンド
装置24は保持用パレット78の設定位置より初期位置
に戻る(ステップ123)。そして、RAM87に保持
用パレット25への巻きロ−ル移送完了信号を送る(ス
テップ124)。
【0061】なお、RAM87には保持用パレット25
に保持した巻きロ−ルeの本数mを積算した値も送ら
れ、この値が保持用パレット25に保持可能な巻きロ−
ルeの本数に達すると、その保持用パレット25は設定
位置から自動保管倉庫又は自動梱包装置(図示されてい
ない)へと移送され、設定位置には新たな保持用パレッ
ト25が移送されてくる。
【0062】一方の保持杆23において紙管dへのフィ
ルム巻き取り作業(フィルム巻取工程)が行われている
間に、反転された他方の保持杆23においては、巻きロ
−ルeを保持杆23より排出して保持用パレット25に
移送する作業(巻きロ−ル移送工程)、巻きロ−ルe移
送終了後、紙管供給装置52より空となった保持杆23
に紙管dを供給する作業(紙管供給工程)がロボットハ
ンド装置24に行われている。
【0063】このような自動化工程により、1660m
m幅のインフレ−ションフィルムcより350mm幅の
ストレッチフィルムの巻きロ−ルeを1サイクルで10
本製造することができ、1日1550本の巻きロ−ルe
をロボットハンド装置24によりフィルム巻取機22の
保持杆23より保持用パレット25に保持することがで
きた。
【0064】
【発明の効果】本発明の管状体の自動供給及び排出方法
によれば、インフレ−ションフィルム成形機、ロボット
ハンド装置、紙管供給装置、保持用パレット及びパレッ
トの自動保管倉庫又は自動梱包装置とを組合せることに
より、インフレ−ションフィルムの製造、巻きロ−ルの
移送の完全無人化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】産業用ロボット、フィルム巻取機、紙管供給装
置、保持用パレットの設置又は設定位置関係を示す平面
図である。
【図2】同1のA−A方向矢視図である。
【図3】インフレーションフィルム成形機の説明図であ
る。
【図4】同・制御装置の構成ブロック図である。
【図5】産業用ロボットの外観斜視図である。
【図6】ロボットハンド装置の外観斜視図である。
【図7】紙管供給装置の正面図である。
【図8】紙管位置決め装置の正面図である。
【図9】同・平面図である。
【図10】保持部材昇降装置の正面図である。
【図11】保持用パレットの外観斜視図である。
【図12】供給、排出制御装置の構成ブロック図であ
る。
【図13】製造ロット変更作業手順を示すフローチャー
トである。
【図14】本発明の管状体の自動供給及び排出方法を示
すフローチャートである。
【符号の説明】 22 フィルム巻取機 23 保持杆 24 ロボットハンド装置 25 保持用パレット 52 紙管供給装置 c フィルム d 紙管 e 巻きロ−ル
フロントページの続き (72)発明者 西原 保任 三重県四日市市川尻町1000番地 三菱油化 エンジニアリング株式会社四日市支社内 (72)発明者 市岡 利彦 三重県四日市市川尻町1000番地 三菱油化 エンジニアリング株式会社四日市支社内 (72)発明者 中西 高義 三重県四日市市日永東三丁目8番13号 株 式会社三鈴エリー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ−制御されるロボットハン
    ド装置によりフィルム巻取機の保持杆に紙管を自動的に
    供給し、フィルム巻取機の保持杆より巻きロ−ルを自動
    的に排出する方法であって、 コンピュータ−の指令により紙管供給装置より紙管をロ
    ボットハンド装置で把持してフィルム巻取機に移送し、
    次いでフィルム巻取機の保持杆に挿入し、所定位置に設
    定した後、再び紙管供給装置にロボットハンド装置を戻
    し、別の紙管をフィルム巻取機の保持杆に挿入し、所定
    位置に設定する動作を所要回数実行する紙管供給工程
    (I)と、 所定長さのフィルムをフィルム巻取機の保持杆に装着し
    た紙管に巻き付けた後、コンピュータ−の指令によりフ
    ィルム巻取機を反転し、フィルムを切断し、フィルムを
    別の保持杆に装着した紙管に巻き付けるフィルム巻取工
    程(II)と、 フィルム巻取機反転完了信号によりロボットハンド装置
    によりフィルム巻取機の保持杆より巻きロ−ルを把持し
    て取り外し、ロボットハンド装置により把持して移送
    し、所定位置に設定された保持用パレットに載置した
    後、再びロボットハンド装置をフィルム巻取機に戻し、
    巻きロ−ルを把持して取り外し、ロボットハンド装置に
    より把持して移送し、所定位置に設定された保持用パレ
    ットに載置する動作を所要回数実行する巻きロ−ル移送
    工程(III )とよりなり、 巻きロ−ル移送完了信号により、前記紙管供給工程
    (I)、フィルム巻取工程(II)、巻きロ−ル移送工程
    (III )を順次繰り返すことを特徴とする管状体の自動
    供給及び排出方法。
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