JPH06263093A - ヘリコプタ - Google Patents

ヘリコプタ

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JPH06263093A
JPH06263093A JP4980293A JP4980293A JPH06263093A JP H06263093 A JPH06263093 A JP H06263093A JP 4980293 A JP4980293 A JP 4980293A JP 4980293 A JP4980293 A JP 4980293A JP H06263093 A JPH06263093 A JP H06263093A
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JP
Japan
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rotor
fuselage
propeller
tail
helicopter
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JP4980293A
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English (en)
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Katsumasa Sugiyama
勝昌 杉山
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Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Churyo Engineering Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ヘリコプタのロータの発生する振動
や騒音が客室へ伝わることを軽減するヘリコプタを提供
することを目的とする。 【構成】ヘリコプタの胴体を中央胴体15と右胴体16
と左胴体17の3つの部分から構成し、中央胴体には、
コックピット51と主ロータ2とテールロータ8と垂直
尾翼7と水平尾翼6を装着し、その左右両側には、取付
部18を介して結合され客室50が設けられた右胴体1
6と、左胴体17を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央胴体と、その左右
両側に取付部を介して結合された客室が設けられた右胴
体と、左胴体の3部分から構成される胴体を有すること
を特徴とするヘリコプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシングルロータ式ヘリコプタ1は
図10に示すように、主ロータ2と主ロータ回転軸3と
胴体5と水平尾翼6と垂直尾翼7とテールロータ8等か
ら構成され、胴体5の内部にコックピット51及び客室
50が設けられていて、ここにパイロット13及び乗客
54の座席があった。
【0003】従来のタンデム式ロータの場合のヘリコプ
タ9は図12に示すように、ロータ10、ロータ回転軸
11、胴体12等から構成され、胴体12の内部にコッ
クピット51及び客室50が設けられていて、上記と同
様ここにパイロット13及び乗客54が位置していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の、シングルロー
タ式ヘリコプタ1は図10に示すように、また、タンデ
ムロータ式ヘリコプタ9は図11に示すようになってい
た。すなわち客室50は、それぞれの胴体の内部に設け
られていて、その客室50のすぐ上方で主ロータ回転軸
3を介して主ロータ2が、またはロータ回転軸11を介
してロータ10が回転しているので、それらが発生する
振動がそのまま客室50に伝達され、パイロット51や
乗客54の乗り心地(快適性)を悪くしている。そのた
め、その改善が強く要求されていた。また、一般にヘリ
コプタの速度が遅いので、より速いヘリコプタの出現が
望まれていた。本発明は従来のヘリコプタが有する以上
のような問題点を解消するヘリコプタを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(第1の手段)
【0006】本発明に係るヘリコプタは、中央にコック
ピット51と主ロータ2と主ロータ回転軸3とテールロ
ータ8を含む垂直尾翼7と水平尾翼6が装着された中央
胴体15と、その左右両側に取付部18を介して結合さ
れ客室50が設けられた右胴体16、と左胴体17の3
部分から構成される胴体を有することを特徴とする。 (第2の手段)
【0007】本発明に係るヘリコプタは、中央にコック
ピット51と二重反転式ロータ21またはタンデム式ロ
ータ10と二重反転式ロータ回転軸22またはタンデム
式のロータ回転軸11と垂直尾翼7と水平尾翼6が装着
された中央胴体15と、その左右両側に取付部18を介
して結合され客室50が設けられた右胴体16と、左胴
体17の3部分から構成される胴体を有することを特徴
とする。 (第3の手段)
【0008】本発明に係るヘリコプタは、中央にコック
ピット51と主ロータ2と主ロータ回転軸3とテールロ
ータ8を含む垂直尾翼7と水平尾翼6が装着された中央
胴体15と、その左右両側に取付部18を介して結合さ
れ客室50が設けられた右胴体16と、左胴体17の3
部分から構成される胴体を有し、かつ水平尾翼の前方ま
たは後方にプロペラ28またはダクティッドプロペラ3
3等を装着していることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係るヘリコプタは、中央にコックピッ
ト51とロータとロータ回転軸と垂直尾翼7と水平尾翼
6等が装着された中央胴体15と、その左右両側に取付
部18を介して結合され客室50が設けられた右胴体1
6と、左胴体17の3部分から構成される胴体14を有
する。
【0010】従って、客室50がある左右の胴体は主ロ
ータ回転軸3と主ロータ2が装着されている中央胴体1
5と分離され、かつ、これらの結合はゴムまたは制振金
属などからなる取付部18を介してなされているので、
ロータで発生する振動は客室50に伝達されにくい。そ
のため、乗り心地(快適性)を良好とすることができ
る。また、左右の胴体は中央胴体15と離れているので
ロータの回転により発生する騒音も軽減できる。
【0011】中央胴体15の後部に装着された水平尾翼
の左右端の前方または後方にプロペラ回転軸26または
ダクティッドプロペラ回転軸34を介してプロペラ28
またはダクティッドプロペラ34を装着することによ
り、ヘリコプタの前後方向の推力が増加してヘリコプタ
の高速性能を向上することができる。
【0012】上記のプロペラ28またはダクティッドプ
ロペラ34の左右の推力に差をつけるように運用する
と、図4(c)に示すように、重心46まわりにプロペ
ラ推力左右差による偏揺れモーメント45を生成するこ
とができ、主ロータ2の回転によって生じる主ロータト
ルク44を打ち消すことができる。従ってテールロータ
8を不要とすることができる。テールロータ8が不要に
なれば胴体後部、垂直尾翼部の重量が減少し、ヘリコプ
タの性能を向上することができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。 第1実施例 本発明の第1実施例を図1に示す。図1(a)は、第1
実施例を上方から見た図、図1(b)は、第1実施例を
前方から見た断面図を示している。
【0014】第1実施例は、コックピット51と主ロー
タ2と主ロータ回転軸3とテールロータ8を含む垂直尾
翼7と水平尾翼6等が装着された中央胴体15と、その
左右両側に取付部18を介して結合された客室50が設
けられた右胴体16と、左胴体17の3部分からなる胴
体14を有することを特徴とする。
【0015】中央胴体15の前部には、コックピット5
1が設けられていて、パイロット13はここに位置し、
主ロータ回転軸3をはじめロータを駆動する装置等は、
中央胴体15の中央部に装着し、テールロータ8を含め
た垂直尾翼7、水平尾翼6は中央胴体15の後部に装着
する。
【0016】客室50を有する右胴体16と左胴体17
は、ゴムまたは制振金属等からなる取付部18を介し
て、中央胴体15に結合する。ゴムまたは制振金属等か
らなる取付部18の効果により、中央胴体15で発生す
る振動よりも、客室50における振動が小さくなるので
乗客54の乗り心地(快適性)を改善することができ
る。また、前述のように中央胴体15と左右胴体17、
16とが分離されているので、客室50における騒音
を、従来のヘリコプタにおける場合よりも軽減すること
ができる。左右胴体17、16は客室50専用となって
いるので、広くガラス窓を設けることができる。そのた
め乗客はヘリコプタの外側の景色を見易くなる。 第2実施例 本発明の第2実施例を図2に示す。図2(a)は、第2
実施例を上方から見た図、図2(b)は、第2実施例を
前方から見た断面図を示す。
【0017】第2実施例は、中央にコックピット51と
二重反転式ロータ21と二重反転式ロータ回転軸22と
垂直尾翼7と水平尾翼6等が装着された中央胴体15
と、その左右両側に取付部18を介して結合された客室
50が設けられた右胴体16と、左胴体17の3部分か
らなる胴体14を有することを特徴とする。
【0018】第2実施例は前述の第1実施例の主ロータ
2の代わりに二重反転式ロータ21を取り付け、かつテ
ールロータ8をなくしたものである。第2実施例は、前
述の第1実施例の性能、作用、効果等の、特徴に加え
て、テールロータ8が不要であるので、後部胴体、垂直
尾翼部の重量軽減等が可能となり、ヘリコプタの性能向
上に寄与できる。
【0019】二重反転式ロータ21は、上と下の回転方
向52、53を逆にしているので、ロータの回転によっ
て生じるロータトルクを互いに打ち消して、テールロー
タ8を不要としている。 第3実施例 本発明の第3実施例を図3に示す。図3(a)は、第3
実施例を上方から見た図、図3(b)は、第3実施例を
前方から見た断面図を示している。
【0020】第3実施例は、中央にコックピット51と
ロータ10と、ロータ回転軸11と垂直尾翼7と水平尾
翼6等が装着された中央胴体15と、その左右両側に取
付部18を介して結合された客室50が設けられた右胴
体16と、左胴体17の3部分からな胴体14を有す
る。
【0021】第3実施例は、前述の第1実施例の主ロー
タ2の代わりに前後にタンデム式に2つのロータ10を
取り付け、その回転方向52、53を逆にして、かつテ
ールロータ8をなくしたものである。第3実施例は、前
述の第1実施例の性能、作用、効果等の特徴に加えて、
テールロータ8が不要であるので、垂直尾翼部の重量軽
減等が可能となり、ヘリコプタの性能向上に寄与でき
る。
【0022】テールロータ8が不要となる理由は、前後
のロータ10の回転方向52、53が逆になっているの
で、ロータ10の回転によって生じるロータトルクを互
いに打ち消すことができるためである。 第4実施例
【0023】本発明の第4実施例を図4に示す。図4
(a)は、第4実施例を上方から見た図、図4(b)
は、第4実施例を前方から見た断面図、図4(c)は、
主ロータトルク44を打ち消す説明図を示している。
【0024】第4実施例は、中央にコックピット51と
主ロータ2と主ロータ回転軸3とテールロータ8を含む
垂直尾翼7と水平尾翼6等が装着された中央胴体15
と、その左右両側に取付部18を介して結合され客室5
0が設けられた右胴体16と、左胴体17の3部分から
構成される胴体14を有し、かつ水平尾翼6の左右両端
部の前方にプロペラ回転軸26を介してプロペラ25を
装着していることを特徴とする。
【0025】第4実施例は前述の第1実施例に加えて、
水平尾翼6の両端部の前方にプロペラ回転軸26を介し
て、プロペラ25を装着しているヘリコプタに相当し、
前述の第1実施例の性能、作用、効果等の特徴にプラス
して、プロペラ25による推力が得られ、ヘリコプタの
性能向上に寄与できる。
【0026】シングルロータ式ヘリコプタでは図4
(c)に示すように主ロータ2の回転により、主ロータ
回転方向47が上方から見て反時計方向に回転している
とすると、ヘリコプタ24の頭部を右側へふるような主
ロータトルク44が発生するので、主ロータトルク44
をテールロータ8の推力により、重心46のまわりの偏
揺れモーメントを発生させて打ち消している。
【0027】図4(c)のように、右プロペラの推力を
大にし、左プロペラの推力を小にして左右プロペラの推
力に差をつけると重心46まわりにプロペラ推力の左右
差による偏揺れモーメント46をつくることができ、主
ロータトルク44を打ち消すことが可能となり、テール
ロータ8が不要となる。このようにできればヘリコプタ
の垂直尾翼部の重量軽減が可能となり、性能向上に寄与
できる。以上は第1実施例にプロペラをつけた例を説明
しているが、第2、3実施例にも適用できる。 第5実施例 本発明の第5実施例を図5に示す。図5(a)は、第5
実施例を上方から見た図、図5(b)は、第5実施例を
前方から見た断面図を示す。
【0028】第5実施例は、中央にコックピット51と
主ロータ2と主ロータ回転軸3とテールロータ8を含む
垂直尾翼7と水平尾翼6等が装着された中央胴体15
と、その左右両側に取付部18を介して結合された客室
50が設けられた右胴体16と、左胴体17の3部分か
らなる胴体14を有し、かつ水平尾翼6の両端部の後方
にプロペラ回転軸29を介してプロペラ28を装着して
いることを特徴とする。第5実施例は前述の第4実施例
の水平尾翼6の前方のプロペラ25に代えて、水平尾翼
6の後方のプロペラ28を装着しているヘリコプタに相
当する。従って、前述の第4実施例で述べた性能、作
用、効果等の特徴を有している。 第6実施例 本発明の第6実施例を図6に示す。図6(a)は、第6
実施例を上方から見た図、図6(b)は、第6実施例を
前方から見た断面図を示す。
【0029】第6実施例は、中央にコックピット51と
主ロータ2と主ロータ回転軸3とテールロータ8を含む
垂直尾翼7と水平尾翼31等が装着された中央胴体15
と、その左右両側に取付部18を介して結合され客室5
0が設けられた右胴体16と、左胴体17の3部分から
なる胴体14を有し、かつ水平尾翼31の両端部の片方
には、水平尾翼31の前方にプロペラ25を、反対側に
は、水平尾翼31の後方にプロペラ28を装着している
ことを特徴とする。
【0030】第6実施例は前述の第4実施例の水平尾翼
6の前方のプロペラ25に代えて、水平尾翼31の前方
のプロペラ25と後方のプロペラ28を装着しているヘ
リコプタ27に相当する。従って、前述の第4実施例で
述べた性能、作用、効果等の特徴を有している。 第7実施例 本発明の第7実施例を図7に示す。図7(a)は、第7
実施例を上方から見た図、図7(b)は、第7実施例を
前方から見た断面図を示す。
【0031】第7実施例は、中央にコックピット51と
主ロータ2と主ロータ回転軸3とテールロータ8を含む
垂直尾翼7と水平尾翼6等が装着された中央胴体15
と、その左右両側に取付部18を介して結合され客室5
0が設けられた右胴体16と、左胴体17の3部分から
なる胴体14を有し、かつ水平尾翼6の両端部の前方に
ダクティッドプロペラ回転軸34を介してダクティッド
プロペラ33を装着していることを特徴とする。第7実
施例は前述の第4実施例の水平尾翼6のプロペラ25に
代えて、ダクティッドプロペラ33を装着しているヘリ
コプタに相当する。
【0032】ダクティッドプロペラ33はダクトのない
普通のプロペラ25よりも、同じ大きさならば、より大
きな推力を得ることができるため、同一推力とすると、
ダクティッドプロペラ33の方がダクトのないプロペラ
25よりも寸度が小さくてよいこととなる。
【0033】図9(a)にダクティッドプロペラの用語
の定義を示し、図9(b)にダクティッドプロペラの効
果を示す。これによると同一寸度とすると、ダクティッ
ドプロペラ33はダクトなしのプロペラ25の約1.5
倍以上の推力が得られ、同一推力を得るものとすると、
ダクティッドプロペラ33の寸度はダクトなしのプロペ
ラ25の約0.7以下でよいことになる。第7実施例
は、前述の第4実施例にダクティッドプロペラをつけた
例を説明しているが、第5、6実施例についても適用で
きる。
【0034】その他、ダクトのあるダクティッドプロペ
ラ33は、プロペラ25のまわりがダクトでカバーされ
ているので、物がこのプロペラ25にぶつかることを防
御できるとともに、人間が接触することも防止でき、安
全性の向上に寄与することができる。 第8実施例 本発明の第8実施例を図8に示す。図8(a)は、第8
実施例を上方から見た図、図8(b)は、第8実施例を
前方から見た断面図を示す。
【0035】第8実施例は、中央にコックピット51と
主ロータ2と主ロータ回転軸3とテールロータ8を含む
垂直尾翼7と水平尾翼6等が装着された中央胴体15
と、その左右両側に取付部18を介して結合され客室5
0が設けられている右胴体16と、左胴体17の3部分
からなる胴体14を有し、かつ水平尾翼6の左右両端部
の片方にプロペラ回転軸26を介してプロペラ25を装
着し、他方にダクティッドプロペラ回転軸34をダクテ
ィッドプロペラ33を装着していることを特徴とする。
第8実施例は前述の第4実施例と第7実施例とをミック
スしたものに相当し、それらの機能、作用、効果等の特
徴を有している。図8は、第4実施例とプロペラとダク
ティッドプロペラをつけた例をしているが、第5、6実
施例に対しても適用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するように効果を奏する。
【0037】(1)中央にコックピット51と主ロータ
2と主ロータ回転軸3とテールロータ8を含む垂直尾翼
7と水平尾翼6等が装着された中央胴体15と、その左
右両側に取付部18を介して結合され客室50が設けら
れた右胴体16と、左胴体17の3部分からなる胴体1
4を有しているため、振動が少なく、騒音が少ない乗り
心地8(快適性)の良好なヘリコプタを提供することを
ができる。
【0038】(2)中央にコックピット51と二重反転
式ロータ21またはタンデム式のロータ10と二重反転
式ロータ回転軸22またはタンデム式のロータ回転軸1
1と垂直尾翼7と水平尾翼6等が装着された中央胴体1
5と、その左右両側に取付部18を介して結合され客室
50が設けられた右胴体16と、左胴体17の3部分か
ら構成される胴体を有しているため、振動が少なく、騒
音が少ない乗り心地8(快適性)の良好なヘリコプタを
するができる。さらに、本方式とするとテールロータ8
が不要となり、後部の胴体の垂直尾翼7の重量が減少し
て、ヘリコプタの性能向上に寄与することができる。
【0039】(3)中央にコックピット51と主ロータ
2と主ロータ回転軸3とテールロータ8を含む垂直尾翼
7と水平尾翼6等が装着された中央胴体15と、その左
右両側に取付部18を介して結合され客室50が設けら
れた右胴体16と、左胴体17の3部分から構成される
胴体を有し、かつ水平尾翼6または31の前方または後
方にプロペラ28またはダクティッドプロペラ33を装
着することにより、上記1の効果に加えて離陸性能、上
昇性能、巡航性能、高速性能等が良好なヘリコプタを提
供することができる。
【0040】プロペラ28の代わりにダクティッドプロ
ペラ33にすると、プロペラの寸度が同一とすると約
1.5倍以上の推力を得ることができ、同一推力を得る
ものとすると、プロペラの寸度は単なるプロペラ28の
場合の約0.7倍以下にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図。
【図2】本発明の第2実施例を示す図。
【図3】本発明の第3実施例を示す図。
【図4】本発明の第4実施例を示す図。
【図5】本発明の第5実施例を示す図。
【図6】本発明の第6実施例を示す図。
【図7】本発明の第7実施例を示す図。
【図8】本発明の第8実施例を示す図。
【図9】ダクティッドプロペラの効果を示す図。
【図10】従来のシングルロータ式ヘリコプタを示す
図。
【図11】従来のタンデムロータ式ヘリコプタを示す
図。
【符号の説明】
1…ヘリコプタ、2…主ロータ、3…主ロータ回転軸、
4…エンジン、5…胴体、6…水平尾翼、7…垂直尾
翼、8…テールロータ、9…ヘリコプタ、10…ロー
タ、11…ロータ回転軸、12…胴体、13…パイロッ
ト、14…胴体、15…中央胴体、16…右胴体、17
…左胴体、18…取付部、19…ヘリコプタ、20…ヘ
リコプタ、21…二重反転式ロータ、22…二重反転式
ロータ回転軸、23…ヘリコプタ、24…ヘリコプタ、
25…プロペラ、26…プロペラ回転軸、27…ヘリコ
プタ、28…プロペラ、29…プロペラ回転軸、30…
水平尾翼、32…ヘリコプタ、33…ダクティッドプロ
ペラ、34…ダクティッドプロペラ回転軸、35…ヘリ
コプタ、39…ダクト、40…プロペラのある位置の断
面積、41…出口面積、42…ダクトなしの推力、43
…ダクティッドプロペラの推力、44…主ロータトル
ク、45…プロペラ推力の左右推力差による偏揺れモー
メント、46…重心、47…主ロータ回転方向、48…
右プロペラ推力(大)、49…左プロペラ推力(小)、
50…客室、51…コックピット、52…回転方向、5
3…回転方向、54…乗客。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央にコックピット(51)と主ロータ
    (2)と主ロータ回転軸(3)とテールロータ(8)を
    含む垂直尾翼(7)と水平尾翼(6)が装着された中央
    胴体(15)と、その左右両側に取付部(18)を介し
    て結合され客室(50)が設けられた右胴体(16)
    と、左胴体(17)の3部分から構成される胴体を有す
    ることを特徴とするヘリコプタ。
  2. 【請求項2】 中央にコックピット(51)と二重反転
    式ロータ(21)またはタンデム式ロータ(10)と二
    重反転式ロータ回転軸(22)またはタンデム式のロー
    タ回転軸(11)と垂直尾翼(7)と水平尾翼(6)が
    装着された中央胴体(15)と、その左右両側に取付部
    (18)を介して結合され客室(50)が設けられた右
    胴体(16)と、左胴体(17)の3部分から構成され
    る胴体を有することを特徴とするヘリコプタ。
  3. 【請求項3】 中央にコックピット(51)と主ロータ
    (2)と主ロータ回転軸(3)とテールロータ(8)を
    含む垂直尾翼(7)と水平尾翼(6)が装着された中央
    胴体(15)と、その左右両側に取付部(18)を介し
    て結合され客室(50)が設けられた右胴体(16)
    と、左胴体(17)の3部分から構成される胴体を有
    し、かつ水平尾翼の前方または後方にプロペラ(28)
    またはダクティッドプロペラ(33)等を装着している
    ことを特徴とするヘリコプタ。
JP4980293A 1993-03-11 1993-03-11 ヘリコプタ Withdrawn JPH06263093A (ja)

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