JPH04274995A - ヘリコプタ - Google Patents

ヘリコプタ

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JPH04274995A
JPH04274995A JP3607291A JP3607291A JPH04274995A JP H04274995 A JPH04274995 A JP H04274995A JP 3607291 A JP3607291 A JP 3607291A JP 3607291 A JP3607291 A JP 3607291A JP H04274995 A JPH04274995 A JP H04274995A
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JP
Japan
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rotor
auxiliary rotor
helicopter
auxiliary
view
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Withdrawn
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JP3607291A
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English (en)
Inventor
Katsumasa Sugiyama
杉山 勝昌
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下方ないし側方に補助
ロータを有するヘリコプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘリコプタ1はその側面図を図3
3、後方から見た図を図34に示すように、胴体5の上
部に揚力発生用の主ロータ2を有する形状であり、この
主ロータ2以外にヘリコプタ1の重量を保持したり、ヘ
リコプタ1の重量の保持を補助するような揚力を発生す
る装置等は持ちあわせていなかった。ヘリコプタは図3
9に示すように主ロータ2による揚力58によりヘリコ
プタの重量64を支えている。
【0003】そのため、従来のヘリコプタ1の主ロータ
2がふっとんで主ロータ2がなくなったり、主ロータ2
が故障して回転できなかったりした場合、ヘリコプタ1
の重量を支えるものがなくなり、図37に示すようにヘ
リコプタ14は墜落15を生じ、乗員に死傷者が発生し
ていた。
【0004】なお、図33、図34において、3は主ロ
ータ回転軸、4はエンジン、5は胴体、6は水平尾翼、
7は垂直尾翼、8はテールロータ、9は主脚柱、10は
主脚、11は前脚柱、12は前脚である。以降、各図に
おいて同様の構成品には同符号のみを付し、名称、説明
等は必要な場合以外省略する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヘリコプタ
には解決すべき次の課題があった。
【0006】即ち、従来のヘリコプタは主ロータにより
ヘリコプタの重量を保持していた。即ち、主ロータによ
る揚力がヘリコプタの重量を支えていた。この主ロータ
以外にヘリコプタの重量を保持したり、重量の保持を補
助するような揚力を発生する装置等は持ちあわせていな
かった。
【0007】そのため、従来のヘリコプタの主ロータが
ふっとんでしまうと、ヘリコプタの重量を支えるための
揚力を得るものがなく、ヘリコプタは墜落し、乗員等が
死傷するという事故につながっていた。したがって、従
来のヘリコプタの主ロータがふっとんでなくなったり、
ヘリコプタの主ロータが故障して、主ロータが回転しな
くなったりした場合においても、ヘリコプタを安全に地
面に緊急着陸させて、乗員等の安全を保つ手段の実現が
強く望まれていた。
【0008】また、ヘリコプタの重量は、乗せる人や、
荷物の数量が多ければ多いほどよく、このため主ロータ
の揚力を補助して、ヘリコプタの離着陸性能(より大き
な重量にてヘリコプタを離着陸させたり、ヘリコプタが
ある高度までに達する時間を短くする等)を向上するこ
とが望まれていた。
【0009】本発明は、従来のヘリコプタ1が有してい
た以上の問題点や要求点を改良して、ヘリコプタの主ロ
ータがふっとんでなくなった場合や、主ロータが故障し
て動かなくなったりした場合にも安全に図38に示すよ
うにヘリコプタ16に滑空18をさせて地面13に緊急
着陸させたり、従来のヘリコプタよりも離着陸性能を向
上することができるヘリコプタを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、胴体の上方に主ロータを有するヘリコプタ
において、胴体の下方から側方の範囲の適所に設けられ
たほぼ水平面内で回転可能な補助ロータと、同補助ロー
タを回転駆動する駆動手段とを具備してなることを特徴
とするヘリコプタを提供しようとするものである。
【0011】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
【0012】即ち、主ロータの他に、胴体の下方ないし
は側方の適所にほぼ水平面内で回転可能な補助ロータと
、それを回転駆動するための駆動手段を備えるので、主
ロータが故障して回転駆動しなくなったり、脱去したり
しても補助ロータを回転駆動して揚力を創出し、これに
よって軟着陸等を行なうことができる。
【0013】また、補助ロータを主ロータと共に併用す
れば、大揚力が得られ、離陸を迅速に行なえ、かつ、大
重量物の移送が可能になる。
【0014】
【実施例】本発明の第1〜第20実施例に係るヘリコプ
タを図1〜図32,35,36,40により説明する。 なお、従来例ないしは先の実施例と同様の構成部材には
同符号を付し、必要な場合以外は説明を省略する。
【0015】先ず、第1実施例について、図1,2,2
5,29,40を参照しながら説明する。図1は第1実
施例を後方から見た断面図を、図2は、第1実施例を下
方から見た図を、図25は、第1実施例の側断面図を、
図29は第1実施例に係る作動ブロック図をそれぞれ示
す。なお、図40は第1実施例を後方から見た説明図で
ある。
【0016】これらの図において、ヘリコプタの胴体5
の下方には補助ロータ17が設けられ、補助ロータ回転
軸22を介して制御装置21にとりつけられている。制
御装置21は伝達装置20を介して、駆動装置19に連
結されており、駆動装置19の動力により補助ロータ1
7が回転する。
【0017】補助ロータ17は補助ロータ回転軸22の
まわりに、回転方向24の向きに回転し、空気の流れ2
3が形成されて、補助推力が得られ、図40に示すよう
に補助ロータ17による揚力59が得られる。なお、図
40において58は主ロータによる揚力、64はヘリコ
プタの重量である。
【0018】パイロット42のスイッチ43操作により
、配線44を通して、電気信号が制御装置21に伝達さ
れ、補助ロータ17が補助ロータ回転軸22まわりに回
転する。これらの全体配置を図25に、作動ブロック図
を図29に示す。
【0019】次に第2実施例について図3を参照しなが
ら説明する。第1実施例はヘリコプタの胴体5の下方に
補助ロータ17を1個とりつけている場合であるが、複
数個設置する場合がこの第2実施例である。図3は第2
実施例を下方から見た図を示し、図3では、ヘリコプタ
の胴体5の下方に補助ロータ17を進行方向25に対し
て前後方向に2個並べてとりつけた場合の図を示すが、
補助ロータ17が3個以上の場合でもよい。
【0020】補助ロータ17の回転方法、作動プロセス
、効果等は前述の第1実施例と同様である。
【0021】次に第3実施例について図4,5,35,
36を参照しながら説明する。図4は第3実施例を後方
から見た断面図を、図5は、第3実施例を下方から見た
図をそれぞれ示している。図35,36はダクトの効果
を説明するための図である。
【0022】第1実施例は補助ロータ17を補助ロータ
回転軸22にとりつけた場合であったが、この第3実施
例は補助ロータ17の外側にダクト26をとりつけ、ダ
クトつき補助ロータ61を設置する例である。このダク
ト26により、補助ロータ17の推力が大幅に増加する
ことができ、同一の推力とすると補助ロータ17の直径
を小さくすることができる。これらのダクト26の効果
について図35,36により説明する。図35は一般的
な形状で示したダクト53にファン52を設けた場合の
縦断面で、54はファン52のある位置の断面積、55
は出口面積である。図36は図35のダクト53の効果
を説明した関係線図で、56はダクトなしの推力を、5
7はダクトつきの推力をそれぞれ示す。これらの両図か
ら明らかなようにダクト53つきの推力57はダクトな
しの推力56の約1.5倍以上の推力が得られ、ダクト
53により推力が大幅に増加している。同一の推力を得
るとすれば補助ロータの直径をその分だけ(約0.7以
下)小さくすることができ、ヘリコプタの空気抵抗を減
少して、ヘリコプタ性能向上に寄与できる。
【0023】以上の通りであるから、ダクト26の装着
により、推力はダクトなしの約1.5倍の大きさが得ら
れる。(同一推力とすると補助ロータ17の直径を約0
.7以下とすることができる)ダクト26を設置するこ
と以外は、前述の第1実施例と同様である。
【0024】次に第4実施例について、図6を参照しな
がら説明する。前述の第3実施例はヘリコプタの胴体5
の下方にダクトつき補助ロータ61を1個とりつけてい
る場合であるが、複数個設置する場合がこの第4実施例
である。図6は、第4実施例を下方から見た図を示し、
図6では、ヘリコプタの胴体5の下方にダクトつき補助
ロータ61を進行方向25に対して前後方向に2個並べ
てとりつけた場合の図を示すが、ダクトつき補助ロータ
61が3個以上の場合でもよい。
【0025】ダクトつき補助ロータ61の回転方法、作
動プロセス、効果等は前述の第3実施例と同様である。
【0026】次に第5実施例について図7,8を参照し
ながら説明する。図7は、第5実施例を後方から見た断
面図を、図8は、第5実施例を下方から見た図をそれぞ
れ示す。
【0027】本実施例は、ヘリコプタの胴体5の下方に
補助ロータ30を複数個とりつける例で図8では、2個
の補助ロータ30の場合を示している。
【0028】補助ロータ30は補助ロータ回転軸29を
介して、制御装置28にとりつけられている。制御装置
28は伝達装置27を介して駆動装置19に連結されて
おり、駆動装置19の動力により補助ロータ30が回転
する。
【0029】補助ロータ30の作動プロセス、効果等は
、前述の第1実施例と同様である。次に第6実施例につ
いて図9を参照しながら説明する。図9は、第6実施例
を下方から見る図で示し、ヘリコプタの胴体5の下方に
補助ロータ30を複数列とりつける例で、図9では2列
(合計4個の補助ロータ30をとりつけている場合を示
す)の補助ロータ30をとりつける場合を示しており、
3列以上の補助ロータ30をとりつける場合でもよい。
【0030】補助ロータ30の回転方法、作動プロセス
、効果等は前述の第5実施例と同様である。
【0031】次に第7実施例について、図10,11を
参照しながら説明する。図10は、第7実施例を後方か
ら見た断面図を、図11は第7実施例を下方から見た図
をそれぞれ示す。
【0032】この実施例は第5実施例の補助ロータ30
の代りに、補助ロータ30とダクト31とからなるダク
トつき補助ロータ62をとりつける手段でダクト31の
効果により、補助ロータ30の推力を向上することがで
きる。ダクト31の効果は、前述のように図35,36
に示すとおりである。
【0033】ダクトつき補助ロータ62の回転方法、作
動プロセス、効果等は第5実施例と同様である。
【0034】次に第8実施例について、図12を参照し
ながら説明する。図12は第8実施例を下方から見た図
を示しており、第6実施例の補助ロータ30の代りに補
助ロータ30とダクト31とからなるダクトつき補助ロ
ータ62をとりつける例でダクト31の効果により、補
助ロータ30の推力を向上することができる。ダクト3
1の効果は、前述のように図35,36に示すとおりで
ある。
【0035】ダクトつき補助ロータ62の回転方法、作
動プロセス、効果等は第6実施例と同様である。
【0036】次に第9実施例について、図13,14を
参照しながら説明する。図13は、第9実施例を後方か
ら見た図を、図14は、第9実施例を下方から見る図を
それぞれ示す。ヘリコプタの横方の両側に補助ロータ3
4を補助ロータ回転軸35にとりつけ、補助ロータ回転
軸35は制御装置33にとりつけられ、伝達装置32を
介して、駆動装置19に連結され、駆動装置の動力によ
り、補助ロータ34が回転する。
【0037】補助ロータ34の回転方法、作動プロセス
、効果等は前述の第1実施例と同様である。
【0038】次に第10実施例について図15を参照し
ながら説明する。図15は第10実施例を下方から見た
図を示す。前述の第9実施例はヘリコプタの胴体5の横
方の下部に一対(左右合計2個)の補助ロータ34をと
りつける場合であったが、本第10実施例は、複数対の
補助ロータ34をとりつける例で、図15は2対(合計
4個補助ロータ34をとりつけている)の場合を示して
いるが、3対以上の場合でもよい。
【0039】補助ロータ34の回転方法、作動プロセス
、効果等に前述の第9実施例と同様である。
【0040】次に第11実施例を図16を参照しながら
説明する。図16は第11実施例を後方から見た断面図
を示す。前述の第9,10実施例は、ヘリコプタの胴体
5の横方の下部に補助ロータ34がとりつけられていた
が、本実施例はヘリコプタの胴体5の横方の上部に補助
ロータ34をとりつける例で、補助ロータ34は補助ロ
ータ回転軸35を介して、制御装置33にとりつけられ
、制御装置33は伝達装置36を介して、駆動装置19
に直結しており、駆動装置19の動力により、補助ロー
タ34を回転させる。
【0041】補助ロータ34は左右一対でも複数対でも
よい。補助ロータ34の回転方法、作動プロセス、効果
等に前述の第10実施例と同様である。
【0042】次に第12実施例を図17を参照しながら
説明する。図17は第12実施例を後方から見た断面図
を示す。
【0043】前述の第9,10実施例はヘリコプタの胴
体5の横方の下部に補助ロータ34がとりつけられてい
たが、本実施例はヘリコプタの胴体の横方のほぼ中央部
に補助ロータ34をとりつける例で、補助ロータ34は
補助ロータ回転軸35を介して、制御装置33にとりつ
けられ、制御装置33は伝達装置37を介して駆動装置
19に直結しており、駆動装置19の動力により、補助
ロータ34が回転する。
【0044】補助ロータ34は左右一対でも複数対でも
よい。補助ロータ34の回転方法、作動プロセス、効果
等は前述の第10実施例と同様である。
【0045】次に第13実施例について図18,19を
参照しながら説明する。図18は、第13実施例を後方
から見た断面図を、図19は、第13実施例を下方から
見た図をそれぞれ示す。
【0046】本実施例は第9実施例(図13,14参照
)の補助ロータ34の代りに、補助ロータ34とダクト
38とからなるダクトつき補助ロータ63をとりつける
例である。ダクト38の効果は、図35,36で説明し
ているように、ダクト38により補助ロータ34の推力
が大きくなり、同一推力とすると補助ロータ34の直径
を小さくすることができる。
【0047】補助ロータ34の回転方法、作動プロセス
等は第9実施例と同様である。次に第14実施例につい
て、図20を参照しながら説明する。図20は第14実
施例を下方から見た図を示す。
【0048】本実施例は第10実施例(図15参照)の
補助ロータ34の代りに補助ロータ34とダクト38と
からなるダクトつき補助ロータ63をとりつける例であ
る。ダクト38の効果は第13実施例で述べたのと同様
であり、補助ロータ34の回転方法、作動プロセス等は
、第9実施例と同様である。
【0049】次に第15実施例について図21を参照し
ながら説明する。図21は第15実施例を後方から見る
断面図を示す。
【0050】本実施例は第11実施例(図16参照)の
補助ロータ34の代りに補助ロータ34とダクト38と
からなるダクトつき補助ロータ63をとりつける例であ
る。ダクト38の効果は第13実施例で説明したのと同
様であり、補助ロータ34の回転方法、作動プロセス等
は第11実施例と同様である。
【0051】次に第16実施例について、図22を参照
しながら説明する。図22は第16実施例に係る後方か
ら見た断面図を示す。
【0052】本実施例は、第12実施例(図17参照)
の補助ロータ34の代りに補助ロータ34とダクト38
とからなるダクトつき補助ロータ63をとりつける例で
ある。ダクト38の効果は第13実施例で述べたのと同
様であり、補助ロータ34の回転方法、作動プロセス等
は第12実施例と同様である。
【0053】次に第17実施例について図23,26,
30を参照しながら説明する。図23は第17実施例を
後方から見る断面図を、図26は全体配置図を、図30
は作動ブロック図をそれぞれ示す。
【0054】ヘリコプタの胴体5の下方に補助ロータ1
7およびダクトつき補助ロータ61をとりつける第1〜
4実施例においては補助ロータ17およびダクトつき補
助ロータ61を駆動するのに、駆動装置19の動力を利
用していたが、本実施例は、上記図のように駆動装置1
9とは別に電動機39を設置して、独立の動力装置を設
けて電動機39に補助ロータ回転軸22をとりつけ、補
助ロータ17を連結して補助ロータ17を回転させる。
【0055】パイロット42のスイッチ43操作により
、電気信号が配線44で電動機39に伝えられ、電動機
39が作動して、補助ロータ回転軸22を介して、補助
ロータ17を回転する。これらの全体配置図を図26に
示し、その作動ブロック図を図30に示す。
【0056】このようにすれば、駆動装置19が故障し
た場合においても、独立に補助ロータ17を回転させる
ことができ、緊急事態に陥ってもヘリコプタを滑空させ
てたとえば図38に示すように安全に地面13にヘリコ
プタを緊急着陸させることができる。
【0057】次に第18実施例について図24,30を
参照しながら説明する。図24は第18実施例を後方か
ら見た断面図を、図30は第17実施例と共用の第18
実施例の作動ブロック図を示す。
【0058】ヘリコプタの胴体5の横方に補助ロータ3
4およびダクトつき補助ロータ63をとりつける第5〜
16実施例においては補助ロータ34およびダクトつき
補助ロータ63を駆動するのに駆動装置19の動力を利
用していたが、本実施例は駆動装置19とは別に電動機
40を設置して、独立の動力装置を設けて、電動機40
に補助ロータ回転軸35をとりつけ、補助ロータ34を
回転させる。
【0059】パイロット42のスイッチ43操作により
電気信号が配線で電動機40に伝えられ、電動機40が
作動して、補助ロータ回転軸35を介して、補助ロータ
34を回転させる。これらの作動ブロック図を図30に
示す。
【0060】このようにすれば、駆動装置19が故障し
た場合においても、独立に補助ロータ34を回転させる
ことができ、緊急事態におちいってもヘリコプタを滑空
させてたとえば図38に示すように安全に地面13に緊
急着陸させることができる。
【0061】次に第19実施例について図27,31を
参照しながら説明する。図27は第19実施例を横から
見た断面図を、図31は第19実施例に係る作動ブロッ
ク図を示す。
【0062】前述の第1〜16実施例においては補助ロ
ータ17,30,34およびダクトつき補助ロータ61
,62,63の使用はパイロット42のスイッチ43操
作によって制御装置21,28,33を操作して行なわ
れる方式であったが、本実施例は、図27に示すように
、ヘリコプタの主ロータ2と主ロータ回転軸3のとりつ
け部にセンサ47を設置してヘリコプタの主ロータ2が
ふっとんだことを検出し、配線48でコンピュータ49
にその電気信号を入力し、コンピュータ49で処理、制
御し、その制御信号が配線50で制御装置21に伝達さ
れ、制御装置21を作動させて、補助ロータ回転軸22
を介して、補助ロータ17を駆動する。これらの作動ブ
ロック図を図31に示す。
【0063】このようにすれば、パイロット42が感知
するよりも前にセンサ47が検出して、自動的に補助ロ
ータ17を回転させることができるので、より安全であ
る。また、ヘリコプタの主ロータ2がふっとぶような緊
急事態においてはパイロット42は多忙を極めているが
、このような多忙時にパイロット42のスイッチ43操
作が不要となるのでパイロット42の作業負担を軽減で
き、ヘリコプタの安全確保に大きく寄与できる。
【0064】次に第20実施例について図28,32を
参照しながら説明する。図28は第20実施例を横から
見た断面図を、図32は、第20実施例に係る作動ブロ
ック図を示す。
【0065】前述の第17,18実施例においては補助
ロータ17,30,34およびダクトつき補助ロータ6
1,62,63の使用はパイロット42のスイッチ43
操作によって電動機39,40を起動させて行われる方
式であるが、本実施例では図28に示すようにヘリコプ
タの主ロータ2と主ロータ回転軸3のとりつけ部にセン
サ47を設置してヘリコプタの主ロータ2がふっとんだ
ことを検出し、配線48で電気信号をコンピュータ49
に入力し、コンピュータ49で処理・制御し、その制御
信号が配線50で電動機39に伝達され電動機39を作
動させて、補助ロータ回転軸22を介して補助ロータ1
7を駆動する。その作動ブロック図を図32に示す。
【0066】以上の通り本実施例によれば第19実施例
と同様、緊急事態におけるパイロット42の作業負担を
軽減できヘリコプタの安全確保に大きく寄与できる。
【0067】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
【0068】即ち、本発明によれば、主ロータ以外に補
助ロータを備えるため、主ロータがふっとんだり、故障
しても補助ロータを回転駆動してヘリコプタを滑空させ
、緊急着陸させることができるので安全性が高まる。 また補助ロータを併用することにより従来のヘリコプタ
よりも離着陸性能の良好なヘリコプタが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を後方から見た断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の要部を下方から見た図で
ある。
【図3】本発明の第2実施例の要部を下方から見た図で
ある。
【図4】本発明の第3実施例を後方から見た断面図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例の要部を下方から見た図で
ある。
【図6】本発明の第4実施例の要部を下方から見た図で
ある。
【図7】本発明の第5実施例を後方から見た断面図であ
る。
【図8】本発明の第5実施例の要部を下方から見た図で
ある。
【図9】本発明の第6実施例の要部を下方から見た図で
ある。
【図10】本発明の第7実施例を後方から見た断面図で
ある。
【図11】本発明の第7実施例の要部を下方から見た図
である。
【図12】本発明の第8実施例の要部を下方から見た図
である。
【図13】本発明の第9実施例を後方から見た断面図で
ある。
【図14】本発明の第9実施例の要部を下方から見た図
である。
【図15】本発明の第10実施例の要部を下方から見た
図である。
【図16】本発明の第11実施例を後方から見た断面図
である。
【図17】本発明の第12実施例を後方から見た断面図
である。
【図18】本発明の第13実施例を後方から見た断面図
である。
【図19】本発明の第13実施例の要部を下方から見た
図である。
【図20】本発明の第14実施例の要部を下方から見た
図である。
【図21】本発明の第15実施例を後方から見た断面図
である。
【図22】本発明の第16実施例を後方から見た断面図
である。
【図23】本発明の第17実施例を後方から見た断面図
である。
【図24】本発明の第18実施例を後方から見た断面図
である。
【図25】本発明の第1実施例の側断面図である。
【図26】本発明の第17実施例の側断面図である。
【図27】本発明の第19実施例の側断面図である。
【図28】本発明の第20実施例の側断面図である。
【図29】本発明の第1実施例に係る作動ブロック図で
ある。
【図30】本発明の第17,18実施例に係る作動ブロ
ック図である。
【図31】本発明の第19実施例に係る作動ブロック図
である。
【図32】本発明の第20実施例に係る作動ブロック図
である。
【図33】従来のヘリコプタの側断面図である。
【図34】従来のヘリコプタを後方から見た断面図であ
る。
【図35】ダクトつきファンの説明図である。
【図36】ダクトの効果の説明図である。
【図37】従来のヘリコプタロータが故障した時の状態
を示す側面図である。
【図38】本発明の一般的説明に供するための、補助ロ
ータを有するヘリコプタの滑空状態を側面で示した説明
図である。
【図39】従来のヘリコプタの揚力を示す図である。
【図40】本発明の第1実施例に係るヘリコプタの揚力
等の説明図である。
【符号の説明】
2    主ロータ 3    主ロータ回転軸 4    エンジン 5    胴体 6    水平尾翼 7    垂直尾翼 8    テールロータ 9    主脚柱 10  主脚 11  前脚柱 12  前脚 13  地面 17  補助ロータ 19  駆動装置 20  伝達装置 21  制御装置 22  補助ロータ回転軸 23  空気の流れ 24  回転方向 25  進行方向 26  ダクト 27  伝達装置 28  制御装置 29  補助ロータ回転軸 30  補助ロータ 31  ダクト 32  伝達装置 33  制御装置 34  補助ロータ 35  補助ロータ回転軸 36  伝達装置 37  伝達装置 38  ダクト 39  電動機 40  電動機 42  パイロット 43  スイッチ 44  配線 47  センサ 48  配線 49  コンピュータ 50  配線 52  ファン 53  ダクト 54  ファンのある位置の断面積 55  出口面積 56  ダクトなしの推力 57  ダクトつき推力 58  主ロータによる揚力 59  補助ロータによる揚力 60  補助ロータ回転面 61  ダクトつき補助ロータ 62  ダクトつき補助ロータ 63  ダクトつき補助ロータ 64  ヘリコプタの重量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  胴体の上方に主ロータを有するヘリコ
    プタにおいて、胴体の下方から側方の範囲の適所に設け
    られたほぼ水平面内で回転可能な補助ロータと、同補助
    ロータを回転駆動する駆動手段とを具備してなることを
    特徴とするヘリコプタ。
JP3607291A 1991-03-01 1991-03-01 ヘリコプタ Withdrawn JPH04274995A (ja)

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