JPH06262993A - サイドエアバッグ装置のガス排出構造 - Google Patents

サイドエアバッグ装置のガス排出構造

Info

Publication number
JPH06262993A
JPH06262993A JP8004393A JP8004393A JPH06262993A JP H06262993 A JPH06262993 A JP H06262993A JP 8004393 A JP8004393 A JP 8004393A JP 8004393 A JP8004393 A JP 8004393A JP H06262993 A JPH06262993 A JP H06262993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
air bag
vent holes
airbag
inflated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8004393A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Ono
光由 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8004393A priority Critical patent/JPH06262993A/ja
Publication of JPH06262993A publication Critical patent/JPH06262993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアバッグの衝撃吸収作用の確実化を図る。 【構成】 エアバッグ14の膨張時に車体外方側となる
部分にベントホール15を形成するとともに、このエア
バッグ14が膨張した際に前記ベントホール15と対応
するドアトリム16部分に、ベントホール15から排出
されるガスの逃し手段としてガス排出路16aが凹溝状
に設けられている。したがって、エアバッグ14がドア
トリム16に密着しても、そこに形成されているベント
ホール15は塞がらず、ベントホール15から出た排出
ガスはガス排出路16aを通ってスムーズに車室内空間
に放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二次衝突から乗員を
保護するサイドエアバッグ装置のガス排出構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両衝突時にエアバッグを膨張させて二
次衝突から乗員を保護するエアバッグ装置として、例え
ば特開平2−249740号公報には、図3に示すよう
に、サイドドア1内に収納されて、衝突時に乗員Mとサ
イドドア1との間にエアバッグ2を膨張展開させるサイ
ドエアバッグ装置に付いて記載されている。
【0003】このサイドエアバッグ装置では、側面衝突
時に、衝突側(図3において右側)のサイドドア1のド
アパネル部1a内のほぼ全体に形成されているエアタン
ク3内の空気が、衝突荷重により変形するアウタパネル
4によりエアタンク3が圧迫されることによってエアバ
ッグ2内に供給されてこれを膨張させる。そして、乗員
Mとサイドドア1の内面との間に膨張展開したエアバッ
グ2は、衝突の慣性により移動してエアバッグ2に衝突
する乗員Mを、エアバッグ2に形成された複数のベント
ホール(図示せず)から空気を排出しながら収縮するこ
とによって緩衝し、二次衝突から乗員を保護するように
構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のサイド
エアバッグ装置のエアバッグ2においては、ベントホー
ルをエアバッグ2の先端付近に形成するのが一般的であ
るが、エアバッグ2を膨張させる手段としてインフレー
タを用い、このインフレータ内のガス発生剤を燃焼させ
て、発生するガスによりエアバッグを膨張展開させる方
式の場合には、ベントホールから高温のガスが排出され
ることとなるため、このベントホールを形成する位置が
問題となる。すなわちベントホールは、膨張したエアバ
ッグ2の非乗員側、すなわち車体外方側(図3において
右側)に形成するのが好ましいが、エアバッグ2の車体
外方側の側面は、エアバッグ2が膨張すると、ドアトリ
ム面等の車室内周壁面に密着するため、ベントホールが
塞がれ易く、そのためベントホールからガスがスムーズ
に排出され難くなる虞があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、エアバッグのベントホールが形成されている側面
が車室内周壁面に密着しても、エアバッグからスムーズ
にガスを排出することのできるサイドエアバッグ装置の
ガス排出構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、衝突時にエアバッグにガス
を充填して膨張させるとともに、充填されたガスをベン
トホールより排出することによって衝撃を吸収して二次
衝突から乗員を保護するサイドエアバッグ装置のガス排
出構造において、前記エアバッグの膨張時に車体外方側
となる部分にベントホールを形成するとともに、このエ
アバッグが膨張した際に前記ベントホールと対応する車
室内壁部分に、ベントホールから排出されるガスの逃し
部が設けられていることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記のように膨張した状態のエアバッグの車体
外方側の側面に開口するベントホールと対応する部分の
車室内周壁に、凹部等の排出ガスの逃し部が設けられて
いるため、膨張したエアバッグのベントホールが形成さ
れている側面が車室内周壁に密着しても、ベントホール
から排出されるガスは、排出ガスの逃し手段を経由して
車室内空間に放出されるため、エアバッグからガスがス
ムーズに排出される。
【0008】
【実施例】以下、この発明のサイドエアバッグ装置のガ
ス排出構造の一実施例を図1および図2に基づいて説明
する。
【0009】図1および図2はこの発明の一実施例を示
すもので、車両のサイドドア11の車室内側のアームレ
スト12内に、円筒状のインフレータ13と折畳まれた
エアバッグ14とが一体に収容されており、このエアバ
ッグ14は、衝突時にインフレータ13で発生したガス
が充填されて膨張し、アームレスト12の上方のサイド
ドア11の車室内壁面と乗員との間に展開して、このエ
アバッグ14により衝撃を吸収することによって、二次
衝突から乗員を保護するものである。
【0010】そして、このエアバッグ14の膨張時に車
体外方側となる側面(図2において左側面)に、複数の
ベントホール15が形成されている。また、膨張状態の
エアバッグ14の前記複数のベントホール15と対応す
るドアトリム16の表面には、上方のサイドドア11の
ベルトライン上縁部に連続するガス排出路16aがそれ
ぞれ凹溝状に形成されている。
【0011】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を図2を参照して説明すると、車両のサイドドア
11のアームレスト12内に配置されたエアバッグ14
は、サイドエアバッグ装置の図示してない衝突センサが
側面衝突を検知すると、衝突側のサイドドア11内に収
容されているインフレータ13内のスクイブに電流が流
れてガス発生剤が着火され、発生したガスが充填されて
これを膨張展開させるとともに、充填されたガスをベン
トホール15から排出して、収縮を開始する。このと
き、エアバッグ14の車体外方側にベントホール15が
形成されているため、高温の排出ガスが、乗員方向に吹
きかかることはない。また、膨張状態のエアバッグ14
に形成されたベントホール15と対応するドアトリム1
6の表面には、凹溝状のガス排出路16aがそれぞれ形
成されているため、各ベントホール15からスムーズに
ガスを排出でき、その結果、エアバッグ14による充分
な緩衝作用が得られる。
【0012】このように、この実施例のサイドエアバッ
グ装置のガス排出構造によれば、ガス排出路16aによ
ってベントホール15からの排出ガスの通路が確保され
ているため、エアバッグ14がスムーズにガスを排出
し、収縮して衝撃を吸収し、二次衝突から乗員を確実に
保護することができる。
【0013】なお、上記実施例においては、排出ガス逃
し手段として、ドアトリム16に凹溝状のガス排出路1
6aを形成した場合について説明したが、他に例えば、
ドアトリムのベントホールと対応する位置から所定の方
向へ向けて拡がる一定の範囲を、高発泡ウレタン樹脂等
の非常に柔らかいスポンジ状の部材で形成し、ベントホ
ールから排出されるガスが吹き付けられると、その風圧
で凹んでガス通路が形成されるようにするか、または、
ドアトリムのベントホールと対応する位置から所定の方
向へ向けて拡がる一定の範囲を、通気性を備えた多孔質
部材あるいは繊維束材等で形成し、ベントホールから排
出されるガスが多孔質部材等の中を通って放出されるよ
うにするか、あるいは、ドアトリムのベントホールと対
応する位置から所定の方向へ向けて拡がる一定の範囲を
破れやすく形成し、ベントホールから排出されるガス圧
によって破けて、ガス通路が形成されるようにする等の
手段が考えられる。
【0014】なお、上記実施例においては、エアバッグ
14の膨張時に車体外方側となる側面にのみベントホー
ル15を形成した場合について説明したが、この膨張時
に車体外方側となる側面に加えて、エアバッグ14の膨
張時に非乗員方向となる真上や車体前後方向にベントホ
ール15を併設した場合にも、同様の作用および効果が
得られる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のサイドエ
アバッグ装置のガス排出構造は、エアバッグの膨張時に
車体外方側となる部分にベントホールを形成するととも
に、このエアバッグが膨張した際に前記ベントホールと
対応する車室内壁部分に、ベントホールから排出される
ガスの逃し部が設けられているので、ベントホールから
のスムーズなガス排出が確保され、効果的な緩衝作用が
得られ、乗員を二次衝突から確実に保護することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のサイドエアバッグ装置の
エアバックのベントホールの位置とドアトリムのガス排
出路との位置関係を示す説明図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】従来のサイドエアバッグ装置の一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
11 サイドドア 14 エアバッグ 15 ベントホール 16 ドアトリム 16a ガス排出路 M 乗員

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝突時にエアバッグにガスを充填して膨
    張させるとともに、充填されたガスをベントホールより
    排出することによって衝撃を吸収して二次衝突から乗員
    を保護するサイドエアバッグ装置のガス排出構造におい
    て、 前記エアバッグの膨張時に車体外方側となる部分にベン
    トホールを形成するとともに、このエアバッグが膨張し
    た際に前記ベントホールと対応する車室内壁部分に、ベ
    ントホールから排出されるガスの逃し部が設けられてい
    ることを特徴とするサイドエアバッグ装置のガス排出構
    造。
JP8004393A 1993-03-15 1993-03-15 サイドエアバッグ装置のガス排出構造 Pending JPH06262993A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8004393A JPH06262993A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 サイドエアバッグ装置のガス排出構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8004393A JPH06262993A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 サイドエアバッグ装置のガス排出構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06262993A true JPH06262993A (ja) 1994-09-20

Family

ID=13707221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8004393A Pending JPH06262993A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 サイドエアバッグ装置のガス排出構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06262993A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221739A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置
DE102010044677A1 (de) 2009-09-11 2011-03-24 Fuji Jukogyo K.K. Seitenairbag-Vorrichtung

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010221739A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Toyoda Gosei Co Ltd エアバッグ装置
DE102010044677A1 (de) 2009-09-11 2011-03-24 Fuji Jukogyo K.K. Seitenairbag-Vorrichtung
JP2011057143A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Fuji Heavy Ind Ltd サイドエアバッグ装置
US8123248B2 (en) 2009-09-11 2012-02-28 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Side airbag apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100355158B1 (ko) 에어백 장치
EP1279565B1 (en) Airbag device with a knee bag
JP3520836B2 (ja) 頭部保護エアバッグ装置
US20120074677A1 (en) Airbag, airbag device, and method for sewing lid member of airbag
JP4193854B2 (ja) 車両用エアバッグ装置
JPH10152011A (ja) エアバック装置
JP2007161167A (ja) 乗員保護装置
JP4569310B2 (ja) 車両用ニーエアバッグ装置
US20100320737A1 (en) Air bag device for passenger seat
JP6604707B2 (ja) 内部ディフューザを有するサイドエアバッグ
JP2007161163A (ja) 乗員保護装置
JP4608551B2 (ja) 自動車用サイドエアバッグモジュール
JPH1071923A (ja) 車両用エアバッグ装置
JP2006123641A (ja) 外面展開型エアバッグ装置
JP6185653B2 (ja) カーテンエアバッグ装置
JP2002514147A (ja) 搭乗者保護装置
JPH06262993A (ja) サイドエアバッグ装置のガス排出構造
JPH09328048A (ja) エアバッグ装置
JP2005075143A (ja) 車両用のニーエアバッグ装置
EP0830991A1 (en) Apparatus for protecting a vehicle occupant
JP2000006748A (ja) 頭部保護エアバッグ装置
JP7053888B2 (ja) エアバッグ装置
KR100512859B1 (ko) 자동차용 커튼 에어백
JPH085075Y2 (ja) 乗員保護用エアバッグ装置
JP2607043Y2 (ja) エアバッグ装置