JPH06262978A - 車両用減速表示装置 - Google Patents

車両用減速表示装置

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JPH06262978A
JPH06262978A JP5330193A JP5330193A JPH06262978A JP H06262978 A JPH06262978 A JP H06262978A JP 5330193 A JP5330193 A JP 5330193A JP 5330193 A JP5330193 A JP 5330193A JP H06262978 A JPH06262978 A JP H06262978A
Authority
JP
Japan
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brake
vehicle
lamp
driver
accelerator pedal
Prior art date
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Application number
JP5330193A
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English (en)
Inventor
Kazuya Kobayashi
一也 小林
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレーキペダルの踏み込みによる制動時のみ
でなく、エンジンブレーキによる制動時にも車両の減速
を後続車の運転者に知らせることができる車両用減速表
示装置を得る。 【構成】 車両走行中(イグニションスイッチ14はオ
ン)、運転者がエンジンブレーキをかけるため、アクセ
ルペダルの踏み込みを解除すると、アイドルスイッチ1
6がオンとなり、ハイマウント・ストップランプ40を
構成する黄色ランプ20が点灯する。これにより、後続
車の運転者は先行車が減速中であることを認識すること
ができる。運転者がさらに減速するため、ブレーキペダ
ルを踏み込むと、ブレーキスイッチ22がオンとなり、
赤ランプ24が点灯されると同時にリレー18がオフと
なって黄色ランプが消灯する。これにより、後続車の運
転者は先行車がさらに減速中であることを認識すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用減速表示装置に係
り、更に詳しくは車両後部に設けられた減速表示部を有
する車両用減速表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より乗用車等の道路運行用の車両に
は、ブレーキペダルの踏み込みと連動して減速時(制動
時)に点灯するブレーキランプ(ブレーキ灯)が装備さ
れている。このブレーキランプは、点灯して後続車に対
して制動中であることを知らせるためのものである。
【0003】また、最近では、このブレーキランプとは
別に車両後部上方の後方からより見易い位置にハイマウ
ント・ストップランプが設けられた車両も多く見受けら
れるようになった。このハイマウント・ストップランプ
は、ブレーキランプと同時に点灯するようになってお
り、これが点灯すると直後の後続車のみでなく二台後以
降の後続車からでも確認でき、当該二台後以降の後続車
の運転者が早い時期(具体的には、直前車のブレーキラ
ンプが点灯する前)から制動操作の準備が出来て便利で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のハイマウント・ストップランプは、ブレーキペ
ダルの踏み込みによりブレーキランプと同時に点灯する
のみで、いわゆるエンジンブレーキ時(アクセルペダル
の踏み込みを解除し且つブレーキペダルを踏み込まない
ときの制動時)には点灯しないため、後続車の運転者は
当該ハイマウント・ストップランプを装備した先行車が
減速していることを認識することができず、特に直後の
後続車の制動が遅れて当該先行車に急接近してしまうと
いう事態がしばしば生じていた。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、その目的はブレーキペダルの踏み込みによる制動
時のみでなく、エンジンブレーキによる制動時にも車両
の減速を後続車の運転者に知らせることができる車両用
減速表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用減速
表示装置は、アクセルペダルの踏み込み解除を検出する
アクセルペダル踏み込み解除検出手段と、ブレーキペダ
ルの踏み込みを検出するブレーキペダル踏み込み検出手
段と、前記ブレーキペダル踏み込み検出手段がブレーキ
ペダルの踏み込みを検出したときに通常のブレーキラン
プと同一の色で点灯される第1の発光手段と,前記アク
セルペダル踏み込み解除検出手段がアクセルペダルの踏
み込み解除を検出したときに第1の発光手段とは異なる
色で点灯される第2の発光手段とを含んで構成され、車
両後部に装備された減速表示部と、を有することを特徴
とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、運転者がエンジンブレーキ
をかけるため、アクセルペダルの踏み込みを解除する
と、アクセルペダル踏み込み解除検出手段がこれを検出
し、減速表示部を構成する第2の発光手段が通常のブレ
ーキランプと異なる色で点灯される。この第2の発光手
段の点灯により、後続車の運転者は先行車(当該減速表
示部が装備された車両)が減速中であることを認識する
ことができる。
【0008】運転者がさらに減速するため、アクセルペ
ダルからブレーキペダルに足を移してブレーキペダルを
踏み込むと、ブレーキペダル踏み込み検出手段がこれを
検出し、減速表示部を構成する第1の発光手段が通常の
ブレーキランプと同一の色で点灯される。この第1の発
光手段の点灯により、後続車の運転者は先行車がさらに
減速中であることを認識することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図3
に基づいて説明する。
【0010】図1には、第1実施例に係る車両用減速表
示装置10の回路図が示されている。この図において、
そのマイナス(−)端が接地された電源としてのバッテ
リ12のプラス(+)端にはイグニションスイッチ14
を介して図示しないスロットル弁全閉状態でオンとなる
アイドルスイッチ16の一端が接続されている。このア
イドルスイッチ16の他端は、リレー接点18A(常閉
タイプ)を介して第2の発光手段としての黄色ランプ2
0の一端に接続され、この黄色ランプ20の他端は接地
されている。
【0011】また、バッテリ12のプラス端には、ブレ
ーキペダル32(図3参照)の踏み込みを検出してオン
となるブレーキペダル踏み込み検出手段としてのブレー
キスイッチ22の一端が接続され、このブレーキスイッ
チ22の他端にはリレー接点18Aとともにリレー18
を構成するリレーコイル18Bの一端が接続されてい
る。このリレーコイル18Bの他端とグランドとの間に
は、第1の発光手段としての赤ランプ24、左ブレーキ
ランプ26及び右ブレーキランプ28が相互に並列に接
続されている。
【0012】前記アイドルスイッチ16は、図示しない
アクセルペダルの踏み込みが解除されると全閉となる、
図示しないスロットル弁の開度を検出するスロットル開
度センサに取り付けられており、スロットル弁全閉位置
でオンとなる常開スイッチである。本実施例では、この
アイドルスイッチ16が、アクセルペダル踏み込み解除
検出手段として機能する。
【0013】前記黄色ランプ20と赤ランプ24とは、
図2に示されるように車両後部のバックドア30のウイ
ンドウ30A下端部の車内側に装備された減速表示部と
してのハイマウント・ストップランプ40の発光源を成
すものである。また、左,右ブレーキランプ26,28
は車両後部の幅方向両端に装備された赤色の半透明カバ
ー26A,28A内にそれぞれ収納装備されている。
【0014】前記ブレーキスイッチ22は、図3に示さ
れるように、その自由端側にブレーキペダル32が一体
的に設けられた回動アーム34の回動中心34A近傍に
取り付けられている。このブレーキスイッチ22は、ブ
レーキペダル32の踏み込みにより、回動アーム34が
図3の矢印A方向に回動することによりオンとなり(図
3の点線位置参照)、ブレーキペダル32が踏み込み力
の解除により引張コイルスプリング35の付勢力によっ
て図の実線位置まで復帰したときに、オフとなる。図3
において、符号36はブースター(倍力装置)を示し、
符号37は回動アーム34の支持部材を示し、符号39
はブースター36及び支持部材37が取り付けられた運
転席前方のパネルを示す。
【0015】次に、上記のようにして構成された本第1
実施例の作用等を説明する。図示しないアクセルペダル
が踏み込まれ、通常走行している状態において、運転者
がエンジンブレーキをかけるため、アクセルペダルの踏
み込みを解除すると、図示しないスロットルバルブが全
閉となってエンジンブレーキ作動状態となる。このスロ
ットルバルブ全閉によりアイドルスイッチ16がオンと
なって、バッテリ12→イグニションスイッチ14→ア
イドルスイッチ16→リレー接点18A→黄色ランプ2
0→グランド→バッテリ12の閉回路が形成され、ハイ
マウント・ストップランプ40を構成する黄色ランプ2
0が点灯する。このため、後続車の運転者はこのハイマ
ウント・ストップランプ40の黄色の点灯を見て先行車
(当該ハイマウント・ストップランプ40が設けられた
車両)が減速中であることを認識することができ、後続
車の運転者が減速操作を行なうことにより、車間距離を
適切に維持することができ、これにより先行車への急接
近を有効に回避することができる。
【0016】運転者がさらに減速するため、アクセルペ
ダルからブレーキペダル32に足を移してブレーキペダ
ル32を踏み込むと、当該ブレーキペダル32が設けら
れた回動アーム34が引張コイルスプリング34の付勢
力に抗して図3の矢印A方向に回動し、ブレーキスイッ
チ22がオンとなる。これにより、バッテリ12→ブレ
ーキスイッチ22→リレーコイル18B→左ブレーキラ
ンプ26→グランド→バッテリ12の閉回路、バッテリ
12→ブレーキスイッチ22→リレーコイル18B→右
ブレーキランプ28→グランド→バッテリ12の閉回
路、バッテリ12→ブレーキスイッチ22→リレーコイ
ル18B→赤ランプ24→グランド→バッテリ12の閉
回路が、それぞれ形成されて左,右ブレーキランプ2
6,28及び赤ランプ24が同時に点灯する。これと同
時に、リレーコイル18Bの通電によりリレースイッチ
18Aがオフとなるので黄色ランプ20が消灯する。こ
のため、後続車の運転者は左,右ブレーキランプ26,
28の点灯及びハイマウント・ストップランプ40が黄
色の点灯から赤色の点灯に変化するのを見て先行車(当
該ハイマウント・ストップランプ40が設けられた車
両)がさらに減速中(制動中)であることを認識するこ
とができ、後続車の運転者が減速操作を行なうことによ
り、車間距離を適切に維持することができ、あるいは先
行車が停止した場合には適切な車間距離を隔てて停止す
ることができる。
【0017】なお、上記実施例では、アイドルスイッチ
16によりアクセルペダル踏み込み解除検出手段を構成
する場合を例示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、アクセルペダルの踏み込みに連動してシリン
ダ内を摺動するピストンを設け、このピストンが所定位
置にきた場合にオンとなるリードスイッチ等の近接スイ
ッチによりこれを構成してもよい。
【0018】また、上記実施例では、減速表示手部をバ
ルブ式のハイマウント・ストップランプ40で構成する
場合を例示したが、本発明は、必ずしもこれに限定され
るものではなく、黄色,赤色に発光する発光ダイオード
(LED)をそれぞれ複数個用いて構成したLED式の
ハイマウント・ストップランプにより減速表示部を構成
してもよい。
【0019】なお、上記第1実施例では、電気回路によ
り各ランプの点灯を制御する場合を例示したが、各ラン
プの点灯制御をマイクロコンピュータにより行うように
構成してもよい。
【0020】次に、本発明の第2実施例を図4ないし図
5に基づいて説明する。ここで、前述した第1実施例と
同一若しくは同等の構成部分については同一の符号を用
いると共にその説明を簡略若しくは省略するものとす
る。
【0021】図4には、本第2実施例に係る車両用減速
表示装置50の構成が概略的に示されている。
【0022】この図において、車速を検出する車速セン
サ52はマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と
略述する)54に接続され、車速センサ52で検出され
た車速はマイコン54に入力されるようになっている。
また、このマイコン54の入力端には、ブレーキスイッ
チ22が接続され、このブレーキスイッチ22のオン・
オフに応じてHi(ハイ)又はLo(ロー)の信号がマ
イコン54に入力されるようになっている。
【0023】一方、マイコン54の出力端には、駆動回
路56が接続され、この駆動回路56には、減速表示部
としてのハイマウント・ストップランプ40を構成する
黄色ランプ20及び赤ランプ24が接続され、マイコン
54によって駆動回路56を介して黄色ランプ20及び
赤ランプ24の点灯制御がなされるようになっている。
【0024】左,右のブレーキランプ26,28は、第
1実施例と同様にブレーキスイッチ22を介してバッテ
リ12とグランドとの間に相互に並列に接続されてい
る。
【0025】ここで、本実施例の全体的な作用等をマイ
コン54の制御アルゴリズムを示す図5のフローチャー
トを中心としつつ説明する。
【0026】前提として、図示しないアクセルペダル踏
み込まれ、車両が一定速度で走行しているものとする。
【0027】マイコン54では、まずステップ100で
車速センサ52で検出された車速v n を取り込み、次の
ステップ102で今回取り込んだ車速vn から前回取り
込んだ車速vn-1 減算して車速の変化率Δvを演算す
る。次のステップ104では、ステップ102で求めた
車速の変化率Δvが所定値α(<0)より小さいか否か
を判断する。この場合、車両は一定速度で走行している
のであるから、Δv=0となってステップ104におけ
る判断は否定的となり、ステップ100に戻る。
【0028】この状態において、運転者がアクセルペダ
ルの踏み込みを解除する(但しブレーキペダル32は踏
み込まれないものとする)と、エンジンブレーキ作動状
態となる。マイコン54では、上記ステップ100,1
02,104の処理・判断を繰り返すが、このエンジン
ブレーキ作動状態では、Δv<αとなって、ステップ1
04における判断が肯定される、次のステップ106に
進む。このステップ106で、ブレーキスイッチ22が
オンであるか否かを判断するが、前記の如くブレーキペ
ダル32は踏み込まれていないので、ブレーキスイッチ
22がオフである。このため、マイコン54では、エン
ジンブレーキによる緩減速状態と判断してステップ10
8に移行し、ハイマウント・ストップランプ40を構成
する黄色ランプ20を点灯後ステップ100に戻り、以
下上記ステップ100〜108の処理・判断を繰り返
す。
【0029】運転者がさらに減速するため、アクセルペ
ダルからブレーキペダル32に足を移してブレーキペダ
ル32を踏み込むと、第1実施例と同様にしてブレーキ
スイッチ22がオンとなり、左,右ブレーキランプ2
6,28が点灯する。このとき、ブレーキスイッチ22
のオン信号(Hi)がマイコン54に入力されるので、
ステップ106の判断が肯定的となり、マイコン54で
は、ブレーキペダル32の踏み込みによる急減速状態と
判断してステップ110に移行し、黄色ランプ20を消
灯すると同時に赤ランプ24を点灯後、ステップ100
に戻る。
【0030】以上説明したように、本第2実施例におい
ても、エンジンブレーキ状態では、後続車の運転者はハ
イマウント・ストップランプ40の黄色の点灯を見て先
行車(当該ハイマウント・ストップランプ40が設けら
れた車両)が減速中であることを認識することができ、
後続車の運転者が減速操作を行なうことにより、車間距
離を適切に維持することができ、これにより先行車への
急接近を有効に回避することができる。
【0031】また、ブレーキペダル32が踏み込まれて
さらに減速されると、後続車の運転者は左,右ブレーキ
ランプ24,26の点灯及びハイマウント・ストップラ
ンプ40が黄色の点灯から赤色の点灯に変化するのを見
て先行車(当該ハイマウント・ストップランプ40が設
けられた車両)がさらに減速中(制動中)であることを
認識することができ、後続車の運転者が減速操作を行な
うことにより、車間距離を適切に維持することができ、
あるいは先行車が停止した場合には適切な車間距離を隔
てて停止することができる。
【0032】上記第2実施例では、加速状態では、ステ
ップ104における判断が常に否定されるので、黄色ラ
ンプ20,赤ランプ24ともに消灯のままとなる。
【0033】また、上記第2実施例では、車速センサ5
2の出力に基づき車速の変化率ΔvがΔv<αの関係を
満足し且つブレーキスイッチ22がオフの場合に、マイ
コン54がエンジンブレーキ状態と推定してアクセルペ
ダルの踏み込み解除を検出するようになっていることか
ら、所定値αは、実際には、シフトギヤのポジション
(これによりエンジンブレーキの効き具合が変わる)等
を考慮して決定することが望ましい。
【0034】なお、上記第2実施例では、ハイマウント
・ストップランプ40を構成する赤ランプ24をマイコ
ン54が点灯制御し、左,右ブレーキランプ26,28
はブレーキスイッチ22のオンにより点灯される場合を
例示したが、左,右ブレーキランプ26,28も赤ラン
プ24と同時にマイコン54により点灯制御される構成
としてもよい。
【0035】また、マイコン54を使用する場合は、ブ
レーキスイッチ22も必ずしも設けなくてもよい。即
ち、上記ステップ106で「ブレーキスイッチはオン
か」を判断する代わりに、「Δv<β(<α)」を判断
するようにすれば、βの値を適当に設定することによ
り、Δv<βの場合にブレーキペダル32の踏み込みを
推定により検出することが可能となる。
【0036】次に、本発明の第3実施例を図6ないし図
9に基づいて説明する。ここで、前述した第1、第2実
施例と同一若しくは同等の構成部分については同一の符
号を用いると共にその説明を簡略若しくは省略するもの
とする。
【0037】図6には、第3実施例に係るアクセルペダ
ル60近傍が示されている。この図において、軸62を
中心として矢印B,C方向に起伏回動するリンク64の
一端には、アクセルペダル60の一端が固定されてい
る。このアクセルペダル60の他端は図示しない車室内
底部に当接しており、アクセルペダル60が図の矢印D
方向に踏み込まれると、リンク64が矢印B方向に軸6
2と共に回動する。
【0038】本実施例では、この軸62にポテンショメ
ータ66が取り付けられており、このポテンショメータ
によって軸62の回転角度が検出されるようになってい
る。
【0039】なお、アクセルペダル60は、図示しない
付勢手段により、常時矢印E方向に付勢され、アクセル
ペダル60から足を離すと、アクセルペダル60はこの
付勢手段の付勢力によって急激に原位置(実線位置)ま
で戻され、アクセルペダル60の踏み込みが徐々に解除
された場合には、それに応じて徐々に原位置方向に戻る
ようになっている。
【0040】また、図7には、第3実施例に係るブレー
キペダル32近傍が示されている。この図において、ブ
レーキペダル32の表面側のほぼ中央付近には、ブレー
キペダル踏み込み検出手段としてのタッチセンサ33が
設けられている。このタッチセンサ33は、例えば圧電
体等を用いて構成され、微弱な接触にも感応するセンサ
である。なお、アクセルペダル60は、図7における紙
面後方側にリンク64が回動アーム34とほぼ平行とな
る状態で設けられている。
【0041】ポテンショメータ66及びタッチセンサ3
3は、図8に示されるように、マイコン70に接続され
ている。このマイコン70には、駆動回路56を介して
ハイマウント・ストップランプ40が接続されている。
【0042】ここで、本実施例の全体的な作用等をマイ
コン70の制御アルゴリズムを示す図9のフローチャー
トを中心としつつ説明する。
【0043】前提として、アクセルペダル60が踏み込
まれ、車両が一定速度で走行しているものとする。
【0044】マイコン70では、ステップ200でアク
セルペダル60の踏み込みによる軸62の基準点からの
回転角θn を取り込む。即ち、マイコン70ではポテン
ショメータ66の出力電圧を図示しないA/Dコンバー
タを介して取り込む。
【0045】次のステップ202で今回取り込んだ角度
θn が零であるか否かを判定するが、上記の如くアクセ
ルペダル60が踏み込まれているからこの判定は否定さ
れ、次のステップ204に移行する。ステップ204で
は、ステップ200で取り込んだ角度θn と前回取り込
んだ角度θn-1 に基づき角度の変化率ωを演算する。次
のステップ206では、ステップ204で求めた変化率
ωが所定値γ(<0)より小さいか否かを判断する。こ
の場合、車両は一定速度で走行しているのであるから、
ω=0となってステップ206における判断は否定的と
なり、ステップ200に戻る。
【0046】この状態において、運転者がアクセルペダ
ル60から急に足を離して踏み込みを解除する(但しブ
レーキペダル32は踏まれないものとする)と、前述し
た如くアクセルペダル60が付勢手段の付勢力により急
激に戻るので、ステップ200,202,204の処理
・判断を繰り返した後のステップ206の判断が肯定的
(ω<γ)となって、次のステップ208に進む。この
ステップ208で、タッチセンサ33がオンであるか否
かを判断するが、前記の如くブレーキペダル32は踏ま
れていないので、タッチセンサ33はオフである。この
ため、マイコン70では、エンジンブレーキ状態に移行
中と判断してステップ210に移行し、ハイマウント・
ストップランプ40を構成する黄色ランプ20を点灯後
ステップ200に戻り、以後エンジンブレーキ状態であ
る間は上記ステップ200〜210の処理・判断を繰り
返す。
【0047】運転者がさらに減速するため、ブレーキペ
ダル32を踏み込むと、第1実施例と同様にしてブレー
キスイッチ22がオンとなり、左,右ブレーキランプ2
6,28が点灯する。この場合において、本第3実施例
では、ブレーキペダル32が踏み込まれて左,右ブレー
キランプ26,28が点灯する前に、ブレーキペダル3
2に足が触れられた瞬間にタッチセンサ33がオンとな
り、このオン信号がマイコン70に入力されるので、ス
テップ208の判断が肯定的となり、マイコン70で
は、ブレーキペダル32が踏み込まれると判断してステ
ップ212に移行し、黄色ランプ20を消灯すると同時
に赤ランプ24を点灯後、ステップ200に戻る。
【0048】一方、運転車がアクセルペダル60から足
を離さないで徐々にアクセルペダル60の踏み込みを解
除した場合には、アクセルペダル60が完全に戻った位
置で、ステップ202の判断が肯定され、ステップ20
8を経由してステップ210で黄色ランプ20が点灯さ
れる。
【0049】以上説明したように、本第3実施例による
と、運転者がアクセルペダル60から急に足を離した場
合には、エンジンブレーキが効きはじめる前に、後続車
の運転者はハイマウント・ストップランプ40の黄色の
点灯を見て先行車(当該ハイマウント・ストップランプ
40が設けられた車両)が減速されることを認識するこ
とができ、後続車の運転者が早めに減速操作を行なうこ
とにより、先行車への急接近を一層有効に回避すること
ができる。
【0050】運転者がアクセルペダル60の踏み込みを
徐々に解除した場合にはエンジンブレーキが効き始める
直前に黄色ランプ20が点灯し、後続車の運転者はハイ
マウント・ストップランプ40の黄色の点灯を見て先行
車の減速を認識することができる。
【0051】また、ブレーキペダル32が踏み込まれる
前に、後続車の運転者はハイマウント・ストップランプ
40が黄色の点灯から赤色の点灯に変化するのを見て先
行車がさらに減速されることを認識することができ、後
続車の運転者が早めに減速操作を行なうことが可能とな
る。
【0052】なお、上記第3実施例では、アクセルペダ
ルが設けられたリンク64の軸62の回転角度の変化率
ωに基づきアクセルペダル60の踏み込み解除を検出す
る場合を例示したが、ポテンショメータ66の出力その
ものでアクセルペダル60の踏み込み解除を検出した
り、アクセルペダル60の上面(図6符号60A参照)
にタッチセンサを設けてアクセルペダル60から足が離
れた瞬間にこれを検出するようにしてもよい。
【0053】また、赤ランプ20と同時に左,右ブレー
キランプ26,28が点灯するようにしてもよい。
【0054】さらに、ポテンショメータ66に代えてロ
ータリエンコーダを使用することも可能である。
【0055】なお、上記第1ないし第3実施例において
は、減速表示部をハイマウント・ストップランプ40に
より構成する場合を例示したが、表示板等によりこれを
構成することも可能である。
【0056】また、ブレーキペダル踏み込み検出手段
は、例えば、ブースター36に連結されるマスタシリン
ダ内のブレーキ液圧があるレベル以下になった場合に
「オン」となる圧力スイッチのようなもので構成するこ
とも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンジンブレーキ状態では、第2の発光手段が通常のブ
レーキランプと異なる色で点灯され、また、運転者がブ
レーキペダルを踏み込むと第1の発光手段が通常のブレ
ーキランプと同一の色で点灯されることから、ブレーキ
ペダルの踏み込みによる制動時は勿論、エンジンブレー
キによる制動時にも先行車の減速を後続車の運転者が認
識することができ、これにより後続車の運転者が適切な
減速操作を行うことが可能となり、先行車に必要以上に
急接近するという事態が生ずるのを効果的に回避するこ
とができるという従来にない優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示す回路図である。
【図2】図1のハイマウント・ストップランプ及び左,
右ブレーキランプが取り付けられた車両の後部を示す概
略斜視図である。
【図3】ブレーキペダル及びブレーキスイッチ近傍を示
す左側面図である。
【図4】第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】図4のマイコンの制御アルゴリズムを示すフロ
ーチャートである。
【図6】第3実施例のアクセルペダル近傍を示す斜視図
である。
【図7】第3実施例のブレーキペダル近傍を示す左側面
図である。
【図8】第3実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図9】図8のマイコンの制御アルゴリズムを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 車両用減速表示装置 16 アイドルスイッチ(アクセルペダル踏み込み解除
検出手段) 20 黄色ランプ(第1の発光手段) 22 ブレーキスイッチ(ブレーキペダル踏み込み検出
手段) 24 赤ランプ(第2の発光手段) 32 ブレーキペダル 33 タッチセンサ(ブレーキペダル踏み込み検出手
段) 40 ハイマウント・ストップランプ(減速表示部) 50 車両用減速表示装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルの踏み込み解除を検出す
    るアクセルペダル踏み込み解除検出手段と、 ブレーキペダルの踏み込みを検出するブレーキペダル踏
    み込み検出手段と、 前記ブレーキペダル踏み込み検出手段がブレーキペダル
    の踏み込みを検出したときに通常のブレーキランプと同
    一の色で点灯される第1の発光手段と,前記アクセルペ
    ダル踏み込み解除検出手段がアクセルペダルの踏み込み
    解除を検出したときに第1の発光手段とは異なる色で点
    灯される第2の発光手段とを含んで構成され、車両後部
    に装備された減速表示部と、 を有することを特徴とする車両用減速表示装置。
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