JPH06262727A - 合板代替パネル及びその製造方法 - Google Patents

合板代替パネル及びその製造方法

Info

Publication number
JPH06262727A
JPH06262727A JP7742393A JP7742393A JPH06262727A JP H06262727 A JPH06262727 A JP H06262727A JP 7742393 A JP7742393 A JP 7742393A JP 7742393 A JP7742393 A JP 7742393A JP H06262727 A JPH06262727 A JP H06262727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
long fiber
powder
plywood
fiber layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7742393A
Other languages
English (en)
Inventor
Keishi Hanamoto
恵嗣 花本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP7742393A priority Critical patent/JPH06262727A/ja
Publication of JPH06262727A publication Critical patent/JPH06262727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性、クギ打ち強度及び曲げ強度を増強す
る。 【構成】 木粉又は紙粉を主な増量材としてブレンドし
た樹脂をプレス成形又は押出し成形して複合ボード2を
形成し、この複合ボード2の間、又は両面、又は片面に
長繊維をセットした状態でプレス成形することにより、
複合ボード2の間、又は両面、又は片面に長繊維層3を
サンドイッチしてパネル1とする。長繊維層3があるこ
とで剛性が高くなり、クギ打ち強度及び曲げ強度が大き
い。パネル1は使用後に再び複合ボード2の材料として
リサイクルが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材、家具等に使用す
るのに好適な合板代替パネル及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、森林資源枯渇の問題から合板はそ
の材料が不足し、材質や色の安定したものを定常的に供
給するのが難しくなってきており、このため従来の合板
に替わるパネルの開発が強く望まれている。そして、現
在、このような代替パネルとしては、オレフィンやポリ
塩化ビニルなどの樹脂と木粉や紙粉をブレンドしたも
の、段ボールに樹脂を含浸させたもの等が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた代
替パネルは、上記した如く木粉、紙粉、段ボール紙等を
利用しており、樹脂と複合したりプレスすることにより
パネルを製造してはいるが、繊維長が短いために剛性に
劣り、曲げ強度やクギ打ち強度が不足するという欠点が
あることから量産するには至っていない。
【0004】本発明は、上記のような背景に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、剛性、クギ
打ち強度及び曲げ強度を増強した合板代替パネル及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の合板代替パネルは、木粉又は紙粉を主な増
量材とする樹脂で形成した複合ボードの間、又は両面、
又は片面に長繊維層を積層したことを特徴としている。
【0006】そして、本発明の合板代替パネルの製造方
法は、木粉又は紙粉を主な増量材としてブレンドした樹
脂をプレス成形又は押出し成形して複合ボードを形成
し、この複合ボードの間、又は両面、又は片面に長繊維
をセットした状態でプレス成形することにより、複合ボ
ードの間、又は両面、又は片面に長繊維層を積層するこ
とを特徴とする。
【0007】
【実施例】図1に示されるように、本実施例の合板代替
パネル1は、木粉又は紙粉を主な増量材とする樹脂で形
成した表裏2枚の複合ボード2の間に長繊維層3を積層
した構成になっている。ここで、複合ボード2を構成す
る樹脂としてはオレフィン、ポリ塩化ビニル等の樹脂が
使用されており、この樹脂にブレンドする木粉又は紙粉
としては木クズ又は紙クズなどを粉砕したものが使用さ
れる。一方、長繊維層3を構成する長繊維としてはナイ
ロン、レーヨン、ポリエステル等の樹脂系繊維から、ゴ
ム、デンプン等の天然系繊維(茎,竹管等)まで多くの
種類が使用できる。
【0008】上記のパネル1を製造するには、まず、木
クズや紙クズなどの廃材を10〜200μm程度に粉砕
して木粉や紙粉などとし、これをオレフィン、ポリ塩化
ビニル等の樹脂に増量材としてブレンドすることにより
原材料を作成する。そして、この原材料をプレス成形又
は押出し成形することにより、例えば2.5mmのパネ
ルを製造する場合には1mm前後の複合ボード2を形成
する。
【0009】プレス成形の場合は、樹脂との混ざりを良
くするために熱硬化タイプの樹脂(エポキシ、メラミ
ン、フェノール、ユリア等)により木粉や紙粉などの表
面処理を行ってから、所望の厚みにプレスをセットして
プレス成形を行う。したがって複合ボード2の密度は原
材料の量によって決まってくる。一方、押出し成形の場
合は、樹脂として熱可塑性樹脂を用い、これに木粉や紙
粉をブレンドして流動性を持たせ、ダイスの厚みにより
複合ボード2の厚さをコントロールする。
【0010】次に、所望の厚みに成形した複合ボード2
の間に長繊維層3をサンドイッチする。すなわち、前記
した如き長繊維(5〜100mm)を、複合ボード2の
間に同方向又はクロスするように或いはランダムに並
べ、又は重ね合わせた状態で複合ボード2の間にセット
し、プレス成形して所望の厚みのパネル1を形成する。
長繊維の長さはできるだけ長い方がよいが、2〜5mm
の短いものが混ざっていても差し支えない。多くの場
合、これらの長繊維はプレス成形時に接着するように接
着剤で処理することが好ましい。なお、プレス成形は枚
葉で行っても或いはエンドレスで行ってもよい。
【0011】作成したパネル1に化粧を施すには、化粧
シートを同時にプレスするか、或いは、パネル1を作成
した後で表面に化粧シートを貼り合わせる。従来、合板
に紙や塩ビの化粧シートを貼り合わせるには、酢酸ビニ
ル系樹脂、アクリル樹脂等の水溶性接着剤を用いること
が多いが、パネル1に同様の接着剤で化粧シートを貼り
合わせる場合には、複合ボード2を構成するオレフィン
等の樹脂にこの接着剤との接着性のよいものを混ぜてお
くことが好ましい。
【0012】図2に示す実施例のパネル1は、3枚の複
合ボード2を用い、それぞれの間に長繊維層3をサンド
イッチしたものである。また、複合ボードをこれ以上の
枚数とし、それそれの間に長繊維層をサンドイッチした
形態も可能である。
【0013】このようにして作成したパネル1は、複合
ボード2の中間層に長繊維層3をサンドイッチした状態
になっているので、複合ボード2単体のものに比べて剛
性があり、しかもクギ打ち強度、曲げ強度が大きい。ま
た、パネル1は使用後に再び複合ボード2の材料として
リサイクルが可能である。
【0014】なお、上記の実施例では、複合ボードの間
に長繊維層を積層したものを挙げて説明したが、複合ボ
ードの両面又は片面に長繊維層を積層した形態とするこ
とも可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明の合板代替パネルは上述のように
構成されているので、リサイクル可能であって、しかも
従来のものに比べて剛性、クギ打ち強度及び曲げ強度が
増強されたものになっていることから、材料不足からそ
の材質や色が不安定になっている合板に替えて、安定し
た性能を有したものを供給できるという点で資するとこ
ろが大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】合板代替用パネルの一例を示す断面図である。
【図2】合板代替用パネルの他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 合板代替用パネル 2 複合ボード 3 長繊維層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木粉又は紙粉を主な増量材とする樹脂で
    形成した複合ボードの間、又は両面、又は片面に長繊維
    層を積層したことを特徴とする合板代替パネル。
  2. 【請求項2】 木粉又は紙粉を主な増量材としてブレン
    ドした樹脂をプレス成形又は押出し成形して複合ボード
    を形成し、この複合ボードの間、又は両面、又は片面に
    長繊維をセットした状態でプレス成形することにより、
    複合ボードの間、又は両面、又は片面に長繊維層を積層
    することを特徴とする合板代替パネルの製造方法。
JP7742393A 1993-03-12 1993-03-12 合板代替パネル及びその製造方法 Pending JPH06262727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7742393A JPH06262727A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 合板代替パネル及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7742393A JPH06262727A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 合板代替パネル及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06262727A true JPH06262727A (ja) 1994-09-20

Family

ID=13633567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7742393A Pending JPH06262727A (ja) 1993-03-12 1993-03-12 合板代替パネル及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06262727A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427497B1 (ko) * 2001-05-02 2004-04-27 김명열 폐지와 폐섬유를 이용한 천장판의 제조 방법
KR100454177B1 (ko) * 2001-05-26 2004-10-28 김일호 폐지·톱밥·섬유칩제 흡음 천정판의 제조방법
WO2014038880A1 (ko) * 2012-09-06 2014-03-13 주식회사 엘지하우시스 투명 표면층을 갖는 목재 플라스틱 복합재
WO2014038844A1 (ko) * 2012-09-06 2014-03-13 주식회사 엘지하우시스 직결시공이 가능한 목재 플라스틱 복합재 및 이의 제조방법
CN103737695A (zh) * 2013-12-11 2014-04-23 彭万喜 一种木纤维先进复合材制造方法
CN105082309A (zh) * 2015-07-15 2015-11-25 百仪家具有限公司 一种可以直接喷涂涂料的高性价比高密度纤维板及其制备方法
CN105128119A (zh) * 2015-07-15 2015-12-09 百仪家具有限公司 一种增白型复合高密度纤维板及其制备方法
CN105150346A (zh) * 2015-07-15 2015-12-16 百仪家具有限公司 一种可以室外使用的耐用型高密度纤维板及其制备方法
CN106272874A (zh) * 2016-08-10 2017-01-04 南宁市邦得力木业有限责任公司 一种环保型桉木地板基材
CN106272843A (zh) * 2016-08-10 2017-01-04 南宁市邦得力木业有限责任公司 一种桉木地板基材

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100427497B1 (ko) * 2001-05-02 2004-04-27 김명열 폐지와 폐섬유를 이용한 천장판의 제조 방법
KR100454177B1 (ko) * 2001-05-26 2004-10-28 김일호 폐지·톱밥·섬유칩제 흡음 천정판의 제조방법
CN104602877A (zh) * 2012-09-06 2015-05-06 乐金华奥斯株式会社 可直接钉合的木塑复合材料及其制造方法
WO2014038844A1 (ko) * 2012-09-06 2014-03-13 주식회사 엘지하우시스 직결시공이 가능한 목재 플라스틱 복합재 및 이의 제조방법
CN104520081A (zh) * 2012-09-06 2015-04-15 乐金华奥斯株式会社 具有透明表层的木质聚合物/塑料复合材料
WO2014038880A1 (ko) * 2012-09-06 2014-03-13 주식회사 엘지하우시스 투명 표면층을 갖는 목재 플라스틱 복합재
EP2865501A4 (en) * 2012-09-06 2016-03-02 Lg Hausys Ltd WOOD POLYMER / PLASTIC COMPOSITE WITH TRANSPARENT SURFACE LAYER
CN103737695A (zh) * 2013-12-11 2014-04-23 彭万喜 一种木纤维先进复合材制造方法
CN105082309A (zh) * 2015-07-15 2015-11-25 百仪家具有限公司 一种可以直接喷涂涂料的高性价比高密度纤维板及其制备方法
CN105128119A (zh) * 2015-07-15 2015-12-09 百仪家具有限公司 一种增白型复合高密度纤维板及其制备方法
CN105150346A (zh) * 2015-07-15 2015-12-16 百仪家具有限公司 一种可以室外使用的耐用型高密度纤维板及其制备方法
CN106272874A (zh) * 2016-08-10 2017-01-04 南宁市邦得力木业有限责任公司 一种环保型桉木地板基材
CN106272843A (zh) * 2016-08-10 2017-01-04 南宁市邦得力木业有限责任公司 一种桉木地板基材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6852386B2 (en) Composite board with OSB faces
JPH08197507A (ja) 強力竹合板及びその製造方法
JPH1058411A (ja) 複合積層材とその製造方法
JPH06262727A (ja) 合板代替パネル及びその製造方法
US5919575A (en) Plastic laminated structural board and method for making same
US3441959A (en) Textured panel and process of producing same
EP0462586B1 (en) Woody board
CN109025166A (zh) 一种三聚氰胺浸渍纸层状地板及其生产工艺
JPH10113914A (ja) 竹製ボード
CN2445879Y (zh) 一种竹胶合板
JPS6130902B2 (ja)
CN2568755Y (zh) 一种复合水泥模板
KR20200049441A (ko) 마루용 복합보드
JP2003094412A (ja) 木質板および木質板の製造方法
US20040032054A1 (en) Compression molded panels
KR101949847B1 (ko) 복합보드
CN116249621B (zh) 用于装饰面板的耐磨膜
JP2002086617A (ja) 板材及びその製造方法
JPH0742718Y2 (ja) 積層板
JPH0747509A (ja) 積層合板およびその製造方法
JP2544234B2 (ja) 複合板およびその製造方法
JP2513708Y2 (ja) 積層板
JP2521408Y2 (ja) 積層板
JPH08332610A (ja) 複合板
JP2003138736A (ja) コルク床材