JPH06262458A - 割出装置 - Google Patents

割出装置

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JPH06262458A
JPH06262458A JP4670093A JP4670093A JPH06262458A JP H06262458 A JPH06262458 A JP H06262458A JP 4670093 A JP4670093 A JP 4670093A JP 4670093 A JP4670093 A JP 4670093A JP H06262458 A JPH06262458 A JP H06262458A
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JP
Japan
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tooth member
base
oil mist
indexing table
indexing
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Application number
JP4670093A
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English (en)
Inventor
Masahiro Machida
昌弘 町田
Kenichi Fukushima
賢一 福嶋
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OOKUBO HAGURUMA KOGYO KK
Original Assignee
OOKUBO HAGURUMA KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、長期間に亙って、割出しテーブル
のガタ付きを抑えると共に、割出しテーブルの円滑な回
動を常に維持することを目的とする。 【構成】 本発明による割出装置は、ベースと、割出し
テーブル(1)と、ベース(2)に固設した内歯部材
(9)と、割出しテーブル(1)に固設した外歯部材
(8)と、内歯部材(9)及び外歯部材(8)に対して
噛合/離間自在な可動歯部材(10)とを備えた割出装
置において、割出しテーブル(1)の底面(8a)と対
峙するベース(2)の支持面(2a)に形成したオイル
ミスト供給口(60)と、このオイルミスト供給口(6
0)と連通し割出しテーブル(1)の底面(8a)とベ
ース(2)の支持面(2a)との間に所定圧のオイルミ
ストを供給するオイルミスト供給装置(62)とを備え
た構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、割出装置に関し、特
に、ベース上で割出しテーブルを円滑に回動させるため
の新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4,図5は特開昭64−78742号
公報に開示された従来の割出装置であり、符号1は回動
自在な割出しテーブル、符号2は割出しテーブルの下方
に配置されたベースである。
【0003】前記割出しテーブル1の裏面には、その中
央部からベース2内を貫通するように回動軸3が取付け
られ、この回動軸3の外周には、ストロークベアリング
4を介してスリーブ5が軸線方向に摺動自在に嵌装され
ている。このスリーブ5と割出しテーブル1とベース2
との間にはリングギヤ状の噛合継手(カービックカップ
リング)6が配設されている。この噛合継手6は、ギヤ
の噛合いにより割出しテーブル1の位置決め及びクラン
プを行うと共に、旋回リング7を介して割出しテーブル
1に固設した環状の外歯部材8と、ベース2に固設した
環状の内歯部材9と、内歯部材9及び外歯部材8に対峙
して配置され内歯部材9及び外歯部材8に対して噛合/
離間自在な可動歯部材10とからなっている。この可動
歯部材10はスリーブ5の上部フランジ5aに固定され
ているので、スリーブ5の上下動に追従させることがで
きる。
【0004】前記スリーブ5の下部外周に設けたシフト
ブロック11は、スリーブ5の段部とプレート12との
間で摺動自在に嵌挿され、シフトブロック11の両側に
は、スリーブ5と直交する溝状の凹部13が形成されて
いる。そして、シフトブロック11を両側から挟むよう
に2本のアーム14が配設され、各アーム14は軸15
により回動自在に支持されている。また、アーム14の
内側にピン結合されたスライダープレート16は、シフ
トブロック11の凹部13に嵌挿及び係合されている。
【0005】前記各アーム14の先端にはそれぞれロー
ラ17が取付けられ、各ローラ17に係合し且つアーム
14を揺動させる板カム18は駆動軸19にキー結合さ
れている。従って、駆動軸19の回転に伴って板カム1
8がアーム14を下方に押動させると、スライダープレ
ート16及びシフトブロック11を介して、スリーブ5
をスプリング20に抗して引き下げ、可動歯部材10が
内歯部材9及び外歯部材8と噛合すると同時に、割出し
テーブル1の所定の割出し位置に固定することができ
る。なお、回動軸3に固設した従動歯車21と、後述す
るローラ軸23に固設した駆動歯車22との噛合によ
り、回動軸3とローラ軸23は連動するように構成され
ている。
【0006】前記ローラ軸23は、回動軸3に対して平
行に配置されていると共に、その周囲には、ローラ保持
体24を介して放射状に6個のローラ25が配設されて
いる。各ローラ25は、図5に示すように、駆動軸19
の周囲に形成したウォームカム26と摺動結合してい
る。前記ウォームカム26には、断面が山型に形成され
た螺旋状のリード部26aが形成されており、各リード
部26aには、3個のローラ25が当接摺動している。
すなわち、中央のローラ25は、リード部26a間に形
成した凹状の案内溝26bに沿って摺動すると共に、両
側の各ローラ25,25は、リード部26aに形成した
バックラッシ低減用の摺動面26c,26dと常に摺動
接触している。
【0007】従って、図示しないステップモータで駆動
軸19を回転させることによって、リード部26aの摺
動面26c,26dと両側の2個のローラ25,25と
の協働によりバックラッシを打ち消しながら、案内溝2
6bに沿って中央のローラ25を周方向に移動させると
同時にローラ保持体24も回転させ、ローラ保持体24
の回転方向と同じ方向にローラ軸23を高精度で割り出
し回転させることができる。なお、割出しテーブル1に
固設された旋回リング7と外歯部材8との間、並びにベ
ース2の上部外周と内歯部材9との間には、2分割され
た環状の軸受(クロスローララジアルスラスト軸受)2
7a,27bが介挿されている。そして、旋回リング7
と外歯部材8で挟持した外側の軸受27aを介して割出
しテーブル1は回動自在に支持されている。
【0008】次に、前述の割出装置の構成に基づいて、
その動作を説明する。図示しないステップモータで駆動
軸19を回転させることで、板カム18及びウォームカ
ム26は回転を開始する。そして、板カム18によりア
ーム14の押動が解かれ、アーム14に対して、シフト
ブロック11を介して係合するスリーブ5がスプリング
20の付勢力によって浮上し、その結果、可動歯部材1
0が、内歯部材9及び外歯部材8から離間する。この場
合、割出しテーブル1は浮上せず、しかも、割出しテー
ブル1とベース2との間の軸受27a,27bを介し
て、割出しテーブル1及び外歯部材8の回動を自由にす
ることができる。更に、ウォームカム26とローラ25
との協働によりローラ軸23が回転し、駆動歯車22と
従動歯車21との噛合により回動軸3及び割出しテーブ
ル1は回動する。
【0009】この回動にあたって、ローラ軸23は所定
の回動角度分(ローラ25の1ピッチ分)だけ回動し、
割出しテーブル1が、その回動角度と歯車21,22の
歯数比に応じた所定の割出し位置にくると、板カム18
によりアーム14が下方に押動され、これに伴いスリー
ブ5がスプリング20に抗して引き下げられ、可動歯部
材10が、内歯部材9及び外歯部材8と噛合し、割出し
テーブル1を所定の位置に停止させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の割出装置は、以
上のように構成されていたため、次のような課題が存在
していた。すなわち、割出しテーブル1に固設された旋
回リング7と外歯部材8との間、並びにベース2の上部
外周と内歯部材9との間には、2分割された環状の軸受
(クロスローララジアルスラスト軸受)27a,27b
が介挿されている。そして、旋回リング7と外歯部材8
で挟持した軸受27aを介して割出しテーブル1は回動
自在に支持されているので、割出しテーブル1をスムー
ズに回転させるためには、軸受27a,27bと当接す
る旋回リング7、外歯部材8、ベース2の上部外周及び
内歯部材9の各当接面を精度良く仕上げなければなら
ず、しかも軸受27a,27bも高精度を要求され、軸
受27a,27bやこれと摺動接触する摩耗部分の材質
や大きさの選定が難しい。しかも、軸受27a,27b
の摩耗によって割出しテーブル1にガタ付きが生じた
り、各部材の加工精度を上げることにより製造コストが
高くなるといった問題点があった。
【0011】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、長期間に亙って、割出しテ
ーブルのガタ付きを抑えると共に、割出しテーブルの円
滑な回動を常に維持することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による割出装置
は、ベース上に回動自在に設けられた割出しテーブル
と、前記ベースに固設した内歯部材と、前記割出しテー
ブルに固設した外歯部材と、前記内歯部材及び外歯部材
に対峙して配置され前記内歯部材及び前記外歯部材に対
して噛合/離間自在な可動歯部材とを備えた割出装置に
おいて、前記割出しテーブルの底面と対峙する前記ベー
スの支持面に形成したオイルミスト供給口と、このオイ
ルミスト供給口と連通し前記割出しテーブルの底面と前
記ベースの支持面との間に所定圧のオイルミストを供給
するオイルミスト供給装置とを備えた構成である。
【0013】
【作用】本発明による割出装置においては、内歯部材及
び外歯部材に対して可動歯部材を離間させて、割出しテ
ーブルをフリーの状態にすると同時にオイルミスト供給
装置から所定圧のオイルミストを排出させ、オイルミス
ト供給口を介して、ベースの支持面と割出しテーブルの
底面との間にオイルミストを供給し続ける。また、割出
しテーブルが所定の位置に到達した時、オイルミスト供
給装置の作動を停止させ、オイルミストの圧力を無くす
ことで割出しテーブルはその自重で降下し、、割出しテ
ーブルの底面をベースの支持面に当接させ、ベース上で
割出しテーブルを常に一定した状態で支持すると共に、
可動歯部材を内歯部材及び外歯部材に噛合させて割出し
テーブルを所定位置に固定する。
【0014】
【実施例】以下、図面と共に本発明による割出装置の好
適な実施例について詳細に説明する。なお、従来例と同
一又は同等部分については、同一符号を用いて説明す
る。
【0015】図1,2において、符号1は割出しテーブ
ルであり、この割出しテーブル1の下方にはハウジング
をなすベース2が配置されている。前記割出しテーブル
1の中央には、ベース2内を貫通する中空の回動軸3が
固設され、この回動軸3の外周にはベース2にボルト等
で固定された円筒状の案内スリーブ30が配設されてい
る。また、割出しテーブル1とベース2との間にはリン
グギヤ状の噛合継手(カービックカップリング)6が配
設されている。
【0016】この噛合継手6は、ギヤの噛合いにより割
出しテーブル1の位置決め及びクランプを行うと共に、
リング体1aを介して割出しテーブル1に固設した環状
の外歯部材8と、ベース2の頂面2Aに形成した固定面
2bにボルト等で直接固設され且つ前記外歯部材8に対
して所定の間隔Lをもって配設したピース状の内歯部材
9と、内歯部材9及び外歯部材8に対峙して配置され内
歯部材9及び外歯部材8に対して噛合/離間自在なピー
ス状の可動歯部材10を備えている。この可動歯部材1
0は、後述する可動歯作動装置40(図3参照)によっ
て上下動し、内歯部材9及び外歯部材8に対して噛合/
離間が可能な構成をなしている。
【0017】ここで、ベース2に固設された前記内歯部
材9は、割出しテーブル1に対して90度の位相角をも
って4個(1個のみ図示)配設され、前記可動歯部材1
0も、内歯部材9に対峙するように4個(1個のみ図
示)位置決めされていると共に、周方向において内歯部
材9とほぼ同一の長さを有している。なお、前記内歯部
材9及び可動歯部材10は、本実施例においては90度
の位相角をもって4個配置させたが、その数及び場所は
任意であり、外歯部材8の形状と同じように環状にする
こともできる。
【0018】前記ベース2内には、回動軸3に対して平
行にローラ軸23が配設されている。このローラ軸23
の中央部分には円柱状のローラ保持体24が一体状又は
キー結合によって配設されており、このローラ保持体2
4の周囲には位相角90度で放射状に4個のローラ25
が等間隔に配設されている。また、前記ローラ25のう
ちの1個のみが、駆動軸19の周囲に別体で固設したウ
ォームカム26と摺動結合する。このウォームカム26
のリード部26aの内周面には、ローラ25の直径とほ
ぼ同一の幅をもった溝型のカムリード26eが螺旋状に
形成されており、このカムリード26eに1個のローラ
25を適切に摺動結合させている。なお、ローラ25が
カムリード26eから外れる瞬間にのみ、他のローラ2
5がカムリード26eに接触し、順次ローラ25はカム
リード26e内に送り込まれる。
【0019】また、図1に示すように、回動軸3とロー
ラ軸23は、回動軸3の端部に固設された従動歯車2
1、並びにローラ軸23に固設された駆動歯車22を介
して連結されている。更に、図2に示すように、駆動軸
19は、ベース2に固定されたステップモータ31のモ
ータ軸31aに固設された駆動歯車32、並びに駆動軸
19に固設された従動歯車33を介して連結されてい
る。従って、ステップモータ31で駆動軸19を回転さ
せることによって、カムリード26eに沿ってローラ2
5を周方向に移動させると同時にローラ保持体24の回
転方向と同一方向にローラ軸23を割り出し回転させる
ことができる。
【0020】前記回動軸3から離間した各側方位置に
は、前記可動歯部材10を駆動させるための可動歯作動
装置40が対をなすように配設されている。この可動歯
作動装置40は、図3に示すように、各可動歯部材10
の中央部から垂直方向に延在する摺動ロッド41を備え
ている。各摺動ロッド41は、可動歯部材10にボルト
等で固設されていると共に、外歯部材8と内歯部材9と
の間に形成した開口部42、並びにベース2に形成した
貫通孔43内に貫挿されている。また、前記摺動ロッド
41は駆動軸19の回転に連動するリンク機構44を介
して上下方向に駆動する。なお、前記リンク機構44
は、2本の摺動ロッド41を同時に駆動させる可動歯作
動装置40の一部を構成すると共に、ベース2内におい
て回動軸3から離間した側方位置に配設されている。
【0021】ここで、リンク機構44について説明する
と、各摺動ロッド41の下端には、第1及び第2の枢着
ピン45,46を介して、第1及び第2の従動杆47,
48が枢着されている。この第1及び第2の従動杆4
7,48は、略水平で略一直線状に配置され、ベース2
に固定された第1及び第2の支軸49,50を中心に揺
動自在すると共に、連結ピン51によって連結されてい
る(図2参照)。更に、第1及び第2の従動杆47,4
8の下方には、これら従動杆47,48に略平行な駆動
杆52が配設されている。この駆動杆52の一端には起
立片52aが形成され、起立片52aで従動杆47,4
8を挟むと共に、前記連結ピン51を起立片52aにも
挿入することで、駆動杆52の揺動に追従して第1及び
第2の従動杆47,48を揺動させることができる。
【0022】前記駆動杆52は、ベース2に固定された
第3の支軸53を中心に揺動し、前記駆動杆52の他端
は、駆動軸19に固設され駆動軸19を中心に回動する
板カム18のカム面18aに追従し、起立片52aを所
定の速度で上下動させることができる。従って、起立片
52aが上方に移動する場合、第1及び第2の支軸4
9,50を中心として、第1及び第2の従動杆47,4
8の第1及び第2の枢着ピン45,46は下方に移動す
る結果、摺動ロッド41を介して可動歯部材10を下方
に移動させて、内歯部材9及び外歯部材8と可動歯部材
10とを噛合させることができる。また、起立片52a
が下方に移動する場合、第1及び第2の支軸49,50
を中心として、第1及び第2の従動杆47,48の第1
及び第2の枢着ピン45,46は上方に移動する結果、
摺動ロッド41を介して可動歯部材10を上方に移動さ
せて、内歯部材9及び外歯部材8に対して可動歯部材1
0を離間させることができる。
【0023】ここで、図1に示すように、前記外歯部材
8の底面に形成した割出しテーブル1の底面をなす摺動
面8aと、ベース2の頂面2Aの外周に形成し前記摺動
面8aに対峙すると共に摺動面8aを直接支持する支持
面2aとの間にオイルミストの面を形成することで、支
持面2aに対する外歯部材8の回転を円滑に行うことが
できる。この場合、前記支持面2aに複数(例えば周方
向に等間隔で4個)のオイルミスト供給口60を形成
し、このオイルミスト供給口60を、支持面2aの任意
の箇所に配置させる(なお、環状に形成しても好適であ
る)。更に、オイルミスト供給口60は、導管61を介
して小型ポンプからなるオイルミスト供給装置62に連
通し、必要に応じて所定圧のオイルミストをオイルミス
ト供給口60から排出し、オイルミストを一定時間ごと
に間欠供給している。なお、ベース2の頂面2Aに形成
した前記固定面2b及び支持面2aを、同一平面上に形
成することで、内歯部材9と外歯部材8との各高さを同
じにすることができる。
【0024】従って、可動歯部材10を内歯部材9及び
外歯部材8に対して離間させ、ベース2に対して外歯部
材8を回動させる場合、オイルミスト供給装置62から
所定圧のオイルミストを供給し、導管61及びオイルミ
スト供給口60を介して、ベース2の支持面2aと外歯
部材8の摺動面8aとの間を極く僅か浮かせる。また、
可動歯部材10を内歯部材9及び外歯部材8に対して噛
合させる場合、オイルミスト供給装置62の作動を停止
させることで、所定圧のオイルミストの供給が中断さ
れ、割出しテーブル1の自重により外歯部材8の摺動面
8aをベース2の支持面2a上に当接させる。その結
果、剛性のあるベース2上において、外歯部材8を常に
一定した状態で支持することができ、可動歯部材10
を、内歯部材9及び外歯部材8に噛合させる場合、その
噛合力をベース2によって直接受けることができる。
【0025】ここで、前記駆動軸19には、所定の切欠
きを有するリングプレート64が取付けられ、このリン
グプレート64に対峙する位置に、駆動軸19の1回転
を検出するセンサ65が配設されている(図2参照)。
また、従動歯車21には、回動軸3を包囲する円筒体6
6が固設され、この円筒体66の周方向及び縦方向には
割出数に応じて所定の位置に貫通孔66aが形成されて
いる(図1参照)。そして、縦方向の各貫通孔66aと
対峙するように、複数のセンサ67が配設され、回動軸
3及び割出しテーブル1の割出位置が正確か否かを監視
している。
【0026】次に、前述した割出装置の構成に基づく動
作を説明する。割出しテーブル1を駆動させるにあたっ
て、ステップモータ31を駆動させ、歯車32,33を
介して駆動軸19を回転させることで、板カム18及び
ウォームカム26を回転させる。そして、板カム18に
より、第3の支軸53を回動支点として駆動杆52の起
立片52aを下方に移動させ、第1及び第2の支軸4
9,50を回動支点として、第1及び第2の従動杆4
7,48の第1及び第2の枢着ピン45,46を上方に
移動させる。その結果、摺動ロッド41を介して可動歯
部材10を上方に移動させて、可動歯部材10を内歯部
材9及び外歯部材8に対して離間させる。
【0027】この離間と同時に、導管61及びオイルミ
スト供給口60を介して、オイルミスト供給装置62か
ら所定圧のオイルミストを供給し、所定圧のオイルミス
トを、外歯部材8の摺動面8aとベース2の支持面2a
との間に供給し続ける。従って、割出しテーブル1はベ
ース2に対して極僅かに浮上し、更に、ウォームカム2
6とローラ25との協働によりローラ軸23が回動し、
駆動歯車22と従動歯車21との噛合により回動軸3及
び割出しテーブル1は回動する。
【0028】この回動にあたって、駆動軸19が一回転
するとローラ軸23が90度(ローラ25の1ピッチ
分)回動し、割出しテーブル1が歯車21,22の歯数
比に応じた所定の割出し位置にくると、オイルミスト供
給装置62の作動を停止させ、オイルミストのもつ圧力
を無くすことで、外歯部材8の摺動面8aをベース2の
支持面2a上に当接支持させる。そして、板カム18に
よって、第3の支軸53を回動支点として駆動杆52の
起立片52aを上方に移動させ、第1及び第2の支軸4
9,50を回動支点として、第1及び第2の従動杆4
7,48の第1及び第2の枢着ピン45,46を下方に
移動させる。その結果、摺動ロッド41を介して可動歯
部材10は下方に移動し、内歯部材9及び外歯部材8に
対して可動歯部材10を噛合させて、割出しテーブル1
を所定の位置に停止させることができる。
【0029】なお、割出しテーブル1の割出し角度は、
歯車21,22の歯数比を変えることによって、任意に
設定できることは言うまでもない。また、可動歯部材1
0は、前述した可動歯作動装置40の構成に限定される
ものではなく、例えば、周知のアクチュエータにより駆
動させることもできる。更に、外歯部材8の底面とリン
グ体1aの底面とにより、割出しテーブル1の底面(摺
動面)8aを形成することもできる。
【0030】
【発明の効果】本発明による割出装置は、以上のように
構成されているため、次のような効果を得ることができ
る。すなわち、割出しテーブルの底面と対峙するベース
の支持面に形成したオイルミスト供給口と、このオイル
ミスト供給口と連通し前記割出しテーブルの底面と前記
ベースの支持面との間に所定圧のオイルミストを供給す
るオイルミスト供給装置とを備えたことにより、従来の
ような軸受を必要とせず、しかも所定圧のオイルミスト
を介して、割出しテーブルの底面とベースの支持面とを
僅かに離間させることができるので、簡単な機能をもっ
て、長期間に亙る割出しテーブルのガタ付きを抑えるこ
とができると共に、割出しテーブルの円滑な回転を常に
維持することもできる。そして、所定圧のオイルミスト
によって割出しテーブルを僅かに浮上させるので、摺動
部分を形成する割出しテーブルの底面及びベースの支持
面の許容公差を大きく取ることができ、製造コストの低
減を図ることができるといった優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の割出装置を示す縦断面図である。
【図2】本発明の割出装置を示す横断面図である。
【図3】本発明に適用した可動歯作動装置を示す側面図
である。
【図4】従来の割出装置を示す縦断面図である。
【図5】従来の割出装置を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 割出しテーブル 2 ベース 2a 支持面 3 回動軸 8 外歯部材 8a 摺動面(底面) 9 内歯部材 10 可動歯部材 19 駆動軸 23 ローラ軸 24 ローラ保持体 25 ローラ 26 ウォームカム 26e カムリード 41 摺動ロッド 42 開口部 44 リンク機構 60 オイルミスト供給口 62 オイルミスト供給装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース(2)上に回動自在に設けられた
    割出しテーブル(1)と、前記ベース(2)に固設した
    内歯部材(9)と、前記割出しテーブル(1)に固設し
    た外歯部材(8)と、前記内歯部材(9)及び外歯部材
    (8)に対峙して配置され前記内歯部材(9)及び前記
    外歯部材(8)に対して噛合/離間自在な可動歯部材
    (10)とを備えた割出装置において、 前記割出しテーブル(1)の底面(8a)と対峙する前
    記ベース(2)の支持面(2a)に形成したオイルミス
    ト供給口(60)と、このオイルミスト供給口(60)
    と連通し前記割出しテーブル(1)の底面(8a)と前
    記ベース(2)の支持面(2a)との間に所定圧のオイ
    ルミストを供給するオイルミスト供給装置(62)とを
    備えたことを特徴とする割出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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